今日は午前中はフリーでタクシーをチャーターし見どころを回る。

▲緑の中に高層ビルが立つ。

▲おなじみのジプニー。
(1)国立博物館
入場料200円。いきなりサンチャゴ沖で回収された昔の土器やスペインの大砲が現れる。修復再現せずに引き上げた状態そのものにしてある。各地方の昔の楽器や農機、祭りの木製器具が面白かったが、全体に文字での解説がなく外国人にはわかりにくい。この点を改善しないと観光客は呼びにくいと
思った。
(2)ナヨン、ピリピノ(フィリピン村)
比国各地の名所や民家のミニチュアがあるとのことで訪問。入場料は無料。入場者は私以外になし。ほとんどさびれていて家もメンテしないでそのまま。当て外れ。

▲ルソン島南部にあるマヨン火山のミニチュア。美しく整った円錐形でフィリピンの富士山と言われているらしい。

▲石でできた建物。チャーターしたタクシーの運転手さんに聞くと「古い教会だ」とのこと。
(3)午後から同期の野村先生(外科医)、きく様(某団体の役員、同期のアイドル)を迎える。
(4)関氏の事務所でダム建設プロジェクトのプレゼンを聞く。今回のハイライト。女性スタッフが主に説明して関氏が補足。
ほとんど日本からの援助か円借款での工事。川の氾濫で人々の生活が困ったりしないように、護岸工事や大雨でも氾濫しないように貯水ダムや新河川の構築を行う。インドネシアで関氏が完成させたプロジェクトの写真を見て感心する。

▲関氏のオフィスで。同期4人(左から野村先生、キクさん、関技師長)とスタッフの女性たちと。同期のキクさんは女性スタッフから「28歳に見える」と言われ喜んでいた。
(4)マニラ観光。スペイン統治統治時代の城塞が残るイントラムロス地区のサンチャゴ要塞、古い教会(マニラ大聖堂、サン・オウガスチン教会)を見る。
▲マニラ中心のリサール公園の入り口、国民的英雄ホセ・リサールの記念像の前で。
スペインからの独立を平和的手段で国民に指導されたとのこと。

▲サンチャゴ要塞にて。城壁都市の中でも重要な位置にある。日本軍が占領中、多くの比国人を犠牲にした場所。

▲サンチャゴ要塞の悪名高い水面下の地下牢。満潮時には水が立ち込める。野村先生いわく「医療実験でおりの中のネズミに水に浸すとすぐ潰瘍ができる。敏感な人間はもっとストレスだったろう」。ともに合掌。

▲厳かな雰囲気のマニラ大聖堂。ミサをやっていた。ロマネスク風の建物でヨーロッパの聖堂と比べて遜色ない装飾。前方のパイプオルガンはアジアで最大の一つらしい。

▲世界遺産のサン・オウガスチン教会。1806年に設立、比国石造建築では最古のひとつ。バロック風の教会内では結婚式をやっていた。(キクさん撮影)

▲サン・オウガスチン教会の入口で。西洋の聖人の前に狛犬が座っている東洋・西洋ミックスの不思議な装飾。
(5)夕食は同期4人の再会を喜ぶ。ロマンチストの関氏はマニラ湾に沈む夕日を見ようと埠頭のレストランを予約したが、あいにくの雨。まったく気にせず、食事と会話に集中。前菜から始まって全品大変美味、地元ビールのサンミゲルがうまかった。
▲地元の魚ラプラプ、地元の味付けの前菜タニゲはうまい。ビールがすぐなくなった。