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<11/16サルをヒトにしたのはストローク!?金丸隆太先生の講座>

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11月のTA研究部会は金丸隆太先生(茨城大学人文社会科学部准教授)の「サルをヒトにしたのはストロークか?」のテーマでストローク(自他の存在承認、意欲や元気の素)理論の講座でした。
金丸先生は生物に関心が高く、心理学の学会で訪れた米国ワシントンDCのスミソニアン博物館での人類の進化を見て特に人の進化に興味を持たれたそうです。午前中はサルの進化についてNHKの動画を元に興味深い講義。
「数千年前に大きな隕石が地球にぶつかり恐竜はじめ猫の大きさ以上の動物は絶滅しました。そこからは天敵がいなくなり、哺乳類はじめ爬虫類が進化しました。ヒトの祖先であるサルも木から降りて陸上で生活を始めます。それが700万年前。その間に亀とかワニとかはあまり進化しなかったのですが、ヒトの祖先は大いなる進化をしました。アフリカ中央の草原で二歩足方向をするようになり、道具を使うようになりました。大脳が発達し考えるようになりました。ただ筋肉は強くない「弱いサル」でした。弱かったので仲間と組んでハイエナを追い払って死んだ大型動物の肉や骨を食べるようになりました。大型動物の骨の髄液を食べることで赤ちゃんに食べさせることになりそれが離乳食になり赤ちゃんの生存率を高めました。
ヒトが生き延びられたのは子供や仲間を大事にしたことです。サルはじめ多くの動物は生まれてからしばらくは面倒を見ますが自立すると助けません。
数万年前の人骨の中には歯がない人がいましたが、平均寿命まで生きていました。これは柔らかい食べ物を周りの人が上げた証拠でしょう。
またある人は片足や片目がない状態でしたが、推定生存年齢は当時の平均年齢と同じ。体にハンディキャップがあっても周りの仲間のサポートがあって無事平均年齢まで生きたということです。数万年前から人類は仲間どうし助け合って生きて来たということでしょう。利己ではなく他利的になって人類は生きて来たと言えるでしょう。
700万年の間、氷河期も何回かあって時には数百人レベルまで生存が減ったこともありました。助け合って生き延びてきたそうです。やはりストロークは人類発展のベースだったのでしょう。
午後は、身近なストロークの講義。
例えば月に初めて人類が足を踏みしめたアポロ13号。宇宙飛行士の母体であるNASAの訓練の一つに「年下の人からそれは違うと言われても感謝の言葉で返す、人間関係を作る」というのがありました。そうした関係にならないと宇宙空間では生き延びられないからです。
印象深いのが「息子からのオレオレ詐欺はあるけど、娘からの“私、私詐欺”はないのはなぜ」
詐欺にあうのは60歳以上の女性が多いそうですが、犯人は男性。なぜかというと「娘とはしょっちゅううやり取りしているので娘の声はわかる」その反対に成人した息子はあまり親とコミュニケーションをとらない。だから久しぶりにかかってきた電話が「急にお金が要る。ないと会社に迷惑がかかる」と言われると「あいつはやりかねない。なんとかしないとまずい」と思うそうです。
これは息子の力の値引き(ディスカウント)だと金丸先生はおっしゃっていました。
身近なストロークについていろいろ考えた一日でした。

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2021年11月16日 16:33に投稿されたエントリーのページです。

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