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<12月13日ファシリが抜けた方がクライアントは気づく?>

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先日のゲシュタルト療法ワークショップで自分が体験して学んだこと、です。
自分が個人ワークのファシリテーターをやっていて、クライアントがインパス(AにしようかBにしようか、にっちもさっちも行かなくなる状態)に入ってしばらくして、私は我慢できずにトイレに行った。

トイレで罪悪感を感じながらも今後どう声掛けしようかと考えて、クラインアントの前に戻ったら、クラインアントの表情が変わっている。笑顔になり、「こう気づいた、こうしたい」とおっしゃる。「ああ、それはいいですね」と言いながら、どんどんワークは進みクライアントはすっきりしてワークは終わった。
クライアントへのフィードバック、感想(気づきがありすっきりされたとのこと)そしてファシリテーターの振り返り(理論説明含む)も行った。
そこへ参加者の参加者の質問。「途中でトイレに立ったのはわざとですか?一番大事な場面に思えたのですが」
「もちろんわざとではないです。席を外すのはマナー上良くないし、クライアントに申し訳ないと思いました。ただ私も人間だししょうがないと思っています」と回答。
ただクライアントはファシリテータ―の席外しをきっかけに考えた。
「ゲシュタルトは起きることが起きますね」と皆さんの感想。何か大人の雰囲気だった。
実はワーク中にファシリテータがトイレに行くのは国内外で2回見たことがある。自分はそれまで行くべきではないと思っていたのでそういうこともありかと思った。
ある真面目なカウンセラーのエッセーで
引きこもりの少年のカウンセリングのお話を思い出した。その少年はほとんど話さない。じっと聞いていたらカウンセラーはトイレに行きたくなった。もう我慢できなくなって「ごめん、トイレ行かせて」と苦しそうに言ったら少年が初めてにっと笑った。
そしてトイレから戻ると少年がぽつぽつ語りだした、とのこと。

ファシリテーター、カウンセラーとクライアント、人間と人間、こういうことも一つのきっかけになるんだと思いました。

【理論説明付きゲシュタルトワークショップ】
この土日は大阪のアウェアネスみどり会でゲシュタルト療法のトレーニングコースの講師をやらせていただきました。
個人ワーク4人、スーパーバイズ(CFO)2人、皆さん真剣に学ばれ充実した二日間でした。
今回は個人ワーク終了後、ファシリテーターの振り返りをしました。クライアントの何を見て聴いて質問、介入を行ったか、どういうオプションがあったか。その背景の理論を伝えます。
実際のワークの中の事例を使い、図と地、未完了、トップドッグ/アンダードッグ、最近の関係性のゲシュタルトのインクルージョンなど。
5層一核を知らないという参加者がいたので事例で説明。学会の新版テキストを皆さんお持ちなので○○ページをご覧くださいといえるので非常に効果的。研修委員会で作った甲斐がありました。
そのあと、参加者から「どうしてこういう介入をしのか」の質問があります。
特にクライアントがインパスになった時の打開方法はTAの理論説明がわかりやすい。
平松みどり先生がTAの大家で実際にみどり会でゲシュタルト療法以外にTAを教えていらっしゃり基礎知識が皆さんお持ちなのでワーク事例での説明が楽です。
「クライアントが心理ゲームをしそうになるのであえてこういう言い方をした」「クラインアントの脚本/ドライーバーはこうだからこういう介入した」と説明すると納得。特にヴァンジョインズ博士から習った「クラインアントのドライバーを誘発する(言ってはいけない)ファシリテーターの言葉」は新鮮だったようです。

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2018年12月13日 01:49に投稿されたエントリーのページです。

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