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<10月13日 学級崩壊とインディアンと命の木>

10月のTA研究部会は久しぶりに松木正先生。心が震えます。先生はマザーアース・エデュケーション主催で、自然の中のコミュニケケーション教育を行っているが、大人対象の教育以外には多い時には50から60の学校の学級崩壊したクラスのワークショップを行う。

TA研究部会の講義の中心は「命の木」。我々人間は一本の木のような存在で、根、幹、枝葉からなる。大事なのは根っ子で地上に出ている幹以上の体積が必要。人間で言うと自己肯定感、「私はあるがままに存在して良い」という感覚。これは乳児、幼少時に無条件に自分を受容してくれる、一緒にいてくれたり、共感される存在が必要。

これがあると地上の幹で言う「自信」になる。いわゆる大丈夫という感覚で「根拠のない自信」「有能感」につながる。そしてそれがあるから肯定的なビリーフ(信念)、行動=枝葉につながる。
根っ子がしっかり張っていないと大人になっていい実績をしても有能感につながらない。芯がなく空っぽな感じ。何かトラブルがあると心が折れてしまい鬱になったりする。
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松木先生がこのことを実感したのが米国のインディアン(先住民族)居留地の中のYMCAで働いていた時。当時の先住民族の暮らしは荒れ果てていて昼間からアル中の人がが街にあふれてていた。家では親に相手にされない子供がYMCAに遊びに来ていたずらをする。
そこで松木先生は「追いかけっこ」をするのだが、子供たちは相手にされて面白がり喜び、徐々に信頼関係ができていくという原体験だ。

現在の学級崩壊の対策を聞いてみた。つまり「こんな授業つまらないから家に帰ろう」という児童ばかりの学級崩壊したクラスとどうかかわるのかと質問をした。年配の先生も若い先生も疲れ果てどう児童に対応していけばよいか途方に暮れている学級である。

「そうは言わず、まずはやってみようや」と声をかけてまずは体を動かす活動をやってもらう。中にはずっと反抗する子がいるので「君はそう思うんや」と言って真っすぐ顔を見てひとり一人と関わる、影響力ある一人が変わると全体が変わって行くそうだ。根本は相手にされずに寂しいというのがあるので真剣に関わると変わって行くそうだ。

 人が変わるには新しい体験をすることが大事。新しい体験も素通りすると元の感覚に戻ってしまうので、自分の体に起きる微細な感覚をじっくり味わうこと。すると火が熾(お)きるように少しずつ燃えだしていく。この感覚の連続が起きると面白さ、主体性ができてくる。
この辺はゲシュタルト療法と一緒の原理だなあと思った。
 実習のセンサリーアウェアネスや夢のワークも面白かったが、また次の機会に。

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2018年10月14日 19:21に投稿されたエントリーのページです。

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