オリジナルブログ「マークン@フジワラのにんげん探訪」

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2018年05月01日

<4月30日 臍下丹田を剣先に込める>

神奈川県の剣道伝達講習会相模地区。280名参加。毎年3月末に中央研修会で八段の代表の先生が招集され、二日間、全日本剣道連盟から今年の方針が伝えらえる。そしてその結果を4月に神奈川では5回に分けて講習会が開かれる。毎年最新の剣道情報が得られるわけだ。
 今回の講師は松原先生と有馬先生。講義の後、剣道形・木刀による基本技の講習。
松原先生が、何故この技になるのか背景を教えてくださるので非常に分かり易い。新たな発見は6本目の小手すり上げ小手は振りが小さいので相手はまだ戦闘能力を有している。逃げようとするのを追いかけていく。
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午後は審判法。有馬先生にご指導いただく。有馬先生は高校で全国レベルの試合の審判の実績が豊かで解説がわかりやすい。実際の模擬試合を行い参加者で判定を行うが、どういう基準で打突を有効とするかの解説が学びになりました。
その後、地稽古。八段、七段が元に立つが、他の地域の剣士と稽古が出来良い汗をかきました

中身の濃い充実した一日でしたが、一番の成果は松原先生に質問出来た事。先生の面や小手は非常に伸びがあって冴えがある。
そのコツをお伺いした。
答えは「臍下丹田の力を竹刀の先に表わすようにする。打突もその力が相手に届くようにする。素振りも単に上下振りだけの準備運動ではなく一本一本気を入れ行く」とのこと。実際に素振りを拝見しましたが、迫力ありました。
この教えを大事にしていきたいと思います。

5月1日から京都で剣道三昧です。

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2018年03月27日

<3月26日 スザノ市 TV局の取材と剣友>

サンパウロから50km、電車バスで1時間半のスザノ市に移動。今回3日間ご一緒いただいている石橋先生の地元で稽古をさせていただく。
子供たちも多く、打ち方など気づいたことをフィードバックする。

地元のテレビ局の取材があった。こちらの面打ちの見本や子供たちの稽古に対してアドバイスしている風景を録っている。そのうち、面を取ってインタビューしたいとのご要望。美人のインタビュアーの質問の回答する。

「今日の子供たちの剣道の印象は?」
⇒真面目に稽古しているので素晴らしい。(中略)

「剣道とゲシュタルト療法の共通点は?」
(これにはびっくり。石橋先生が、私の事を剣道教士七段でゲシュタルト療法国際講師と紹介されていたらしい)
⇒「今ここに意識を集中することが共通点。剣道では対戦する前に、相手を怖がったり打たれたら嫌だなあと想像して身体が動かなくなる時がある。その時は平常心で今起きていることだけを見るように修行する。ゲシュタルトも妄想はしないで、今ここの現実を見ることに集中する。
(この回答でわかったかしら)

最後に4年前の厚木国際剣道祭に参加されたギオーモンさん(五段:名札(垂れマーク)には「義王門」と記入)と稽古できたのが嬉しい。ブラジルでの最後の稽古。
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稽古終了後、ギオーモン氏、石橋先生とイタリアレストランで会食。
ギオーモン氏はスザノ市衛生局長でご多忙の中来てくださいました。眼科医。美人の奥様はチリ人。リオデジャネイロの大学で知り合い、同じく医師。

ギオーモン氏は高校生の時に1年間日本に留学していて日本語は堪能。六段の昇段試験は日本で受けたい、日本に行きたいとおっしゃっていました。今回3人の男の子を連れてきて稽古をさせていました。
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2018年03月26日

<3月25日 ブラジルで剣道三昧>

今日は剣道のダブルヘッダー。朝8:00過ぎに地下鉄に乗って渡邊太先生の道場へ。渡邊先生は八段の一次審査に通られた先生で非常に基本を大切にされる。まずは素振りを数十回を何本か。その後切り返し。
面をつけて7人と稽古し最後は石橋先生(教士七段、元ブラジル代表)と渡邊先生にお願いしました。2時間みっちりの稽古に汗を一杯かきました。

夕方はブラジル剣道協会会長の蛯原先生の道場(文京)にお邪魔しました。今回は1時間みっちり稽古。蛯原先生にも掛かれたし、ブラジル代表の監督や若い選手数人と稽古が出来ました。
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これからのビールが楽しみです。

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2018年03月25日

<3月24日 ブラジルでの焼肉パーティ>

ブラジル剣道協会会長 蝦原先生(教士七段)の道場(文京)にお邪魔しました。ちょうど日本から元警視庁の伊藤八段がおいでになっており、居合の講習会があり、盛会でした。

その後、20分ほど剣道の稽古。ニューヨークから加藤八段がおいでになっていたので稽古をお願いしました。世界選手権の選手とも稽古ができました。

稽古終了後、焼肉料理店で食事会。ブラジルの焼肉はシュハスコと言って20種類以上の肉の塊をウェイターがテーブルに持ってきて、肉片を切ってくれてそれを食します。岩塩が効いていてとっても肉汁も非常にジューシーです。野菜も数十種のバイキングを楽しめます。
ヤシの木の芯、アンチチョークが美味でした。
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お酒はビール、ワインがありますが、サトウキビの蒸留酒ピンガのライム割のカクテル(カイピリーニャ)が美味でした。
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2018年03月19日

<3月18日 Chapel Hillの剣友たち>

UNC(North Carolina大学)での稽古会。
大学は春休みですが、3日連続でご一緒の方もいるし、金曜日にRaleighの道場に来られた方も特別参加。

日本剣道形は小太刀中心に講習。その後、昇段の模擬審査。私の審査のフィードバックは新鮮なようでに喜んでくださいました。
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稽古終了後は、寿司屋さんで懇親会。ワタリガニ(Soft shell crab)にフライが上手かったー。にごり酒が効きました。
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2018年03月18日

<3月17日 Charlotteの剣友たち>

Mike Watson氏、鶴身鉄平氏とChapel Hillから2時間ドライブ。North Carolina州の南端の都市Charlotteへ。今回で3回目の訪問です。元軍人で小学校の先生だったStrane先生が初心者に丁寧に教えておられます。

ここでも指導して欲しいとのご要望を受けて基本技、応用技。そして昇級・昇段審査があるとのとことで、模擬審査を実施。その後、地稽古。
皆さん熱心で一年ぶりにお会いしたが、レベルは上がっておられますね。Strane先生が熱心に練習方法・指導内容をメモされていたので、またレべルが上がると思います。

海外で教えるのは大変なんですね。英語で号令をかけたりポイントを説明するのもそうですが、意外な質問が来ます。

昨年は日本剣道形を教えました。滝澤先生にご指導いただいた通りの7本目の仕太刀の残心でしたが、「自分は日本にいた時に習ったことと違う」と日本語の達者な米国剣士に言われて上手く説明できず、宿題としました。帰国して指導要綱を読んだり、滝澤先生にお聞きしたりして自分は間違ったことは教えていないことはわかりましたが、おかげで理合いについて理解が深まりました。

教える事は一番学びになります。

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2018年03月17日

<3月16日 米国での初稽古>

 Mike Watson氏に連れられてRaleighの道場で一汗流しました。初心者が多く、「最初は藤原先生、指揮を執ってください」とのこと。思斉館滝澤道場で子供たちがやっている、構えから足さばき、素振り、面打ち、走っての面、連続面まで基本をやりました。「面白い」「役に立つ」と好評でした。

上級者の技はまっすぐで、昨年来た時より腕を上げていると思い、フィードバックいたしました。

稽古の後の有志での懇親会。ビール片手に今日の稽古、日本文化、共通の知人について話が咲きます。

 職業を聞いてインテリ集団と判明。確かにこの地区はITや医療、先端科学、金融の三角地帯として有名です。

 向かって左からITエンジニア(IBM)、大学教授(日本宗教史、彼女は空手3回/週、剣道2回/週)、大学の研究員(心臓外科)、ITエンジニア(シスコ)、銀行のアナリスト、証券トレーダー。

剣道も5年の間に体系的にマスターしているようです。

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2018年03月05日

<3月4日 神奈川県剣道祭の立ち合い>

第16回神奈川剣道祭の私個人の立ち合いは引き分け。課題を残しますね。
1週間前の八段受審者研修で指摘いただいた竹刀を動かす癖を直そうとすると他の問題が出ます。攻め崩しがうまく行かなくてぎこちない立ち合い。ある先生がおっしゃっていましたが「一つの癖を直すには一年かかる」。私の場合は数年ですね。
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 剣道祭の最後は八段戦。神奈川県には50名の八段の先生がいらっしゃるとのことですが、40名の先生方の立ち合いを拝見できました。恵まれていますね。
 
 間近で拝見しましたが、素振りからピタッピタッと氣が入り違います。

立ち合いが始まります。
自分の観察が今までと違うのは「先生方が蹲踞から立ち上ってどう触刃の間から交刃の間、一足一刀の間に入る中で攻め崩して打突するか」です。瞬きも忘れて拝見します。うまく表現できませんが、身体で感じるものがあります。
お互いに鉄の守りに見えますが、そこを破って身を捨て面を取るのは芸術的でした。思わず「おー」と小さい声が出てしまいます。

頭に描いて日々の稽古に活かしたいと思います。

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<3月4日 神奈川県剣道祭の立ち合い>

第16回神奈川剣道祭の私個人の立ち合いは引き分け。課題を残しますね。
1週間前の八段受審者研修で指摘いただいた竹刀を動かす癖を直そうとすると他の問題が出ます。攻め崩しがうまく行かなくてぎこちない立ち合い。ある先生がおっしゃっていましたが「一つの癖を直すには一年かかる」。私の場合は数年ですね。

 剣道祭の最後は八段戦。神奈川県には50名の八段の先生がいらっしゃるとのことですが、40名の先生方の立ち合いを拝見できました。恵まれていますね。
 
 間近で拝見しましたが、素振りからピタッピタッと氣が入り違います。

立ち合いが始まります。
自分の観察が今までと違うのは「先生方が蹲踞から立ち上ってどう触刃の間から交刃の間、一足一刀の間に入る中で攻め崩して打突するか」です。瞬きも忘れて拝見します。うまく表現できませんが、身体で感じるものがあります。
お互いに鉄の守りに見えますが、そこを破って身を捨て面を取るのは芸術的でした。思わず「おー」と小さい声が出てしまいます。

頭に描いて日々の稽古に活かしたいと思います。

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2018年03月04日

<3月4日 一刀流中西派五行(ごぎょう)の演武>

 第16回神奈川剣道祭、880人参加。

非常に珍しい一刀流中西派五行(ごぎょう)の演武は思斉館滝澤道場の滝澤建治先生(教士八段)と池永祐一郎先生(教士七段)による。会場の聴衆は初めて見る演武に息をつめます。

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2017年09月13日

<9月12日 湿度90%での剣道の稽古>

3ヵ月ぶりに神奈川県同連盟の合同稽古に参加。
蒸し暑く着替えただけでびしょびしょ。面をつける前に野見山先生(教士八段、医師)より「湿度90%を超えると汗が出ない。自己内体温調節ができないので、体調が悪い人はすぐ休むこと」とのご注意。

同じ段同士の回り稽古の合間に、先生方の講話。岡見先生からの講話は
「自分が八段になる前に意識したのは3つ。
一つは構えを変えた。もっと左手を下げるとのご指摘があった。
二つ目は攻め。これはいまだに意識している。三つめは得意技。」

小林会長(範士八段)からも補足説明。
「攻めは少しずつ前に出る事。そしてあまり器用に色々な技が無くて良い。身を捨て思い切り打っていく。面布団を打ってください。
終わってから相手にまたお願いしたいと思われる稽古をしてください。」

指導稽古では、この2年間に八段に通られた先生方にかかる。稽古をつけていただき実感したのは、先生方の真っすぐな構えから来るプレッシャーの強さ、そして面の打突が半端なく早く鋭いこと。打たれて学ばせていただきました。

外部は蒸し暑いですが、心は涼やかでした。
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2017年07月10日

<7月9日 教える人が一番学ぶ>

昨日は厚木の合同稽古。日本剣道形1時間、段別の地稽古1時間。
今回は日本剣道形の主任講師を仰せつかり諸先輩の前で無事講習を終えることができました。
2週間前の道場の形稽古では、館長・師範からそこは違うと小学生の前で20か所近く指摘を受けました。素直に聞きつつも内心「これで講師の資格がないな」と暗澹たる気持ちで受け止めていました。
今更、講師を替わるわけにはいかずこれも修行・試練と思い、講習会資料をもとに朝晩家の前で形稽古に励みました。拳や剣先の位置などずいぶん思い違いをしていたと発見した点がありました。

本番の講習会では大勢の前で無事説明や見本を見せることが出来ました。また前なら回答に困っただろう質問にも理合いから考えた回答もできました。

館長から「何度も冷や汗をかいて講師として腕を挙げるものだ」と言われましたが、まさしく人に教えることが一番学びになりますね。IMG_8800.JPG


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2017年05月27日

<5月26日 Los Angelsでの交剣知愛>

Los Angelsの懇親会。77歳の現役医師 入江健二先生に主催していただきました。前日稽古をともにした堀先生、牧野先生、大川先生などLong beech道場から12名も集まっていただき大感激です。
それぞれじっくりお話ができました。
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入江先生は東京都立病院にお勤めの後、癌研究で渡米、そのまま日系人の医療に携わりたいと永住されました。日本語で丁寧に診察いただく上に24時間対応可能なので広く日系人社会ではなくてはならない存在です。この日も急患があり途中で退席されました。剣道も週三回、2時間以上お続けになりすごいお元気です。

堀先生(前全米剣道連盟会長)は20代後半に渡米され、リカーショップを経営。公民館のコンクリートのスペースに板を敷き道場にされ40年以上続けておられます。早稲田の主将で学生時代は思斉館滝澤道場の滝澤建治先生と同期で試合をされたこともあるそうです(引き分け)。

牧野先生は旅行代理店経営。学生時代から有名な選手で、八段一次審査に8回合格。私も稽古させていただき風格、攻めなど一杯学ばせていただきました。

 大川速人先生には送迎から飲食と大変お世話になりました。20代後半から渡米され、職人としてスタート、今は飲食店3軒経営の他、事業立ち上げのコンサルもおやりになっているとのこと。

 他、多くの米国でご活躍されている日本人、日本と剣道が大好きな米国の方とお話しできました。
剣道をやっていて本当に良かったなあと思いました。

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<5月25日 Los Angelsでの剣道>

AtlantaからLos Angelsへ。4年ぶりに堀先生(前全米剣道連盟会長)の道場、Long Beechで稽古をさせていただきました。
 堀先生はじめ、牧野先生、岡庭先生、大川先生と七段がそろう米国では由緒ある道場です。
 Beginnerクラスの基本・応用技の指導をやらせていただき、若手ベテランの剣士と1時間半汗をかかせていただきました。ちなみに英語の指示がわかりやすいと後でお褒めをいただきました。

この道場には厚木でお世話になった76歳の現役医師 入江先生がいらっしゃいます。日系人社会では絶大な信用を持たれている有名な方ですが、小学生に交じり基本から参加される真摯なお姿には感銘を受けました。

 稽古終了後、1時過ぎまで懇親会。堀先生は早稲田出身ですが、「交剣知愛」という言葉は学生時代に教わったそうですが、稽古後の楽しい交流が続きました。
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2017年05月21日

<5月20日 Atlantaでの剣道>

I had a kendo keiko at GKA(Georgia Kendo Association, Arai sensei is owner).

ダウンタウンから約1時間、GKAの道場(新井先生主催)にお邪魔しました。4年ぶり4回目の訪問。

思えば初めてASTDに参加したのはAtlanta。富士フイルム後輩の田中智也君(当時アメリカ工場勤務)に「剣道やりませんか」というお誘いいただき始めて防具をもって出張に来たきっかけとなりました。
良いご縁です。
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この道場は皆さん熱心に稽古をされていますが、金さん、李さんとかアジア系の方が多いのが特徴です。
懇親会も台湾、韓国、香港出身の方が来てくださり英語、中国語を通じて 楽しくひと時を過ごしました。

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2017年05月10日

<5月9日 神奈川合同稽古 5月例会>

神奈川県剣道連盟の5月度の合同稽古。
小林会長(範士八段)より「京都の審査で範士1人、八段2人が誕生した」と紹介がありました。神奈川はこれでは八段が46人だそうです。

 同じ段の回り稽古の間に従来は八段の先生の講話がありますが、今回は小林会長の発案で佐藤先生、三崎先生の新八段同士の立ち合いになりました。
 みんな目を皿にして拝見。最初の数十秒は打たない。そして打突。気迫がこもり打ちが早くしっかりされ抜けも早い。流石です。
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 運よく後半の回り稽古で、三崎新八段と稽古する機会に恵まれ、強烈な小手を打たれました。これかあ、と身体で学ばせていただきました。

 八段の先生が元になる指導稽古の後は八段同士の稽古。新八段含め最近昇段された先生方が範士はじめベテランの先生方に行う攻めや打突は参考になりました。

◎小林会長の講話
   すり上げや返し技もいいですが、やはり攻めが大事。そしてバーンと爆発するような打ち。
  剣道は難しいが、間を覚えると簡単になる。
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2017年05月05日

<5月5日 京都大会 三日目>

京都大会三日目。朝稽古は参加者が激減し八段の先生に並ばずにすぐ稽古が出来、30分で5人にお願いできました。

今日の演武は八段の部。
稽古でかなわない雲の上の方々同士の立ち合いです。どのように攻防されるのか拝見するのが一番の楽しみです。朝一番から最後まで約270組の立ち合いを拝見できました。

前半の若手八段のスピード感あふれる立ち合いは迫力満点、二刀流、上段同士、なぎなたとの異種立ち合いも興味深く拝見。
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 教士八段の部は試合形式です。引き分けの多い中で、思斉館滝澤道場館長の滝澤建治先生は出鼻面、相手がいついたところをすかさず面の二本勝ちでお見事。田頭啓司先生も出鼻小手と出鼻面で2本勝ち。寺地種寿先生も上段に対して落ち着いて小手と返し面。動きに無駄がありません。

 範士の部に入ると勝敗がない拝見試合。
この日一番の歓声、拍手は島野大洋先生と太田忠徳先生。島野先生の鋭く迫力ある小手や面が炸裂します。太田先生も激しく面を打たれますが、島野先生の技の展開が早く感動的でした。
 それ以外に名立ち合いが続きます。藤原崇郎先生の気力・打突が素晴らしい。亀井徹先生の上段に対して落ち着いて小手や突、返し面がお見事。神奈川の小林英雄先生の十分攻めての面もさすがでした。
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剣道三昧のGWでしたが、最後に良い見取り稽古ができました。

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<5月4日 京都大会 二日目>

京都大会(第113回全日本剣道演武大会)
二日目は昨日と同様朝稽古から始まります。参加者や元に立たれる八段の先生の数が多くかなり狭い会場での稽古会になりましたが、5人の先生にお願いできました。四国の年配の先生には攻めからの面の打突、腰の入れ方について丁寧に教わりました。大変貴重な機会でありがたく思いました。
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立ち合いでは地元や大学の同僚、先輩の応援。色々な方の立ち合いを拝見して感じたのはなかなか有効打突がないということ。先生方から言われる「無駄打ちが多い」とはこのことかと思いました。

午後は体育館で各大学や学連など色々な団体が稽古会を行っているので参加。初めての方と稽古は刺激に満ちています。
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中には八段の方もいらっしゃいます。幸運にも世界選手権で活躍された栄花先生(北海道)にもお願いできました。力強い爆発するような面打ちに圧倒されました。
 香港の岸川ロベルト先生にもお願いでき、迫力ある攻めからの面をいただき勉強になりました。
 海外の剣士(ベルギ―、イタリア、台湾)や学生とも竹刀を交えることができ良い経験でした。
剣道三昧の幸福な一日でした。

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2017年05月04日

<5月3日 京都大会初日>

京都大会(第113回全日本剣道演武大会)が始まりました。IMG_7756.JPG

まずは朝稽古から始まります。元に立つのは八段の先生約100名。それを約700名の剣士がかかります。私も3人の先生にお願いしましたが、八段の強さ、鋭さ、巧みさを肌で感じる良い機会でした。
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9時半から立ち合いが始まります。地元や大学、出稽古で知り合った剣友の応援です。
 
私は教士七段の部で午後四時近くに出場。相手の方は大阪の先生でしたが、胴の一本勝ち。試合で返し胴をいただいたのは生まれて初めてでしたが、最近の稽古やご指導のおかげもあるかと思います。
一、二と二拍子にならないように、こちらから攻めて面に出てこられるところを迎えに行きながら一挙に/一拍子で打つ技です。木刀による稽古法八本目の応用です。
実り多い一日でした。
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2017年05月02日

<5月2日 剣道八段審査会>


京都での剣道八段審査に初受審。一次審査であえなく不合格。

最近稽古はよくしているので身体は良く動き面など何本かは当たりましたが、無駄打ちもありました。模擬審査会では先生方から初太刀を大事にして有効打を一本だけ打てと教わり最初はそのつもりでしたが、相手さんも打ってくるのでつい応酬し打ちすぎました。

無心で行う積りが夢中になってしまいました(笑)。打ち気にはやる心を抑えて確実に打つべき機会に打突する稽古を普段から行い、それが意識しなくて無心に出る修練が必要と実感しました。

貴重な学びでしたね。ビデオで振り返りましたが、悪くないものの良くはない。20人に1人に選ばれるには鮮やかさが足りません。今後の課題は

1.面打ちは強くしっかり120点の面を打って中途半端に終わらず抜けきらないと審査員の先生方の心に残りません。

2.返し胴や出鼻小手はさえある一本が必要ですが、その前に攻めと崩しが前提。

3.良く打って来られる相手の技を落ち着いて優雅にいなす稽古も必要ですね。

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2017年04月30日

<4月29日 剣道伝達講習会>

神奈川県伝達講習会(相模地区)は数年ぶりの参加でしたが、大変充実していました。

先日柔道をやっていた知人と話して実感しましたが、全日本剣道連盟は規律正しく高機能の組織と思います。学生、実業団、警察、道場などの諸団体が一本に統一されています。

毎年、4月の初めに全国の八段の先生方が集められて中央講習会が開かれます。そこで方針説明や実技講習があります。合格率0.5%の世界最難関に合格された先生方も講師の先生方に不足点を指摘されるそうです。それを元に受けて伝達講習会が開かれます(神奈川は四段以上6回に分けて)

今回の講師は石原八段、織口八段でしたが、審判法、日本剣道形、木刀による稽古法、面をつけての指導稽古は自ら見本を示してくださりよくわかりました。面とか小手とか基本の打ち込みそのものが迫力あります。質問にも丁寧に答えてくださいました。
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講話では「剣道は礼に始まり礼に終わる」の文章に「礼をもって行い」が入りました。稽古や試合の最中も相手を尊重し礼儀正しく行うという意味です。
滝澤神奈川剣連副会長が「皆さん、審判実習の時に腕組してご覧になった先生がいたが、あれは良くない。否定的なジェスチャーになる。子供や父兄も皆さんを見ているので礼の意味をよく考えるように」と捕捉されよく理解できました。日常の行動も礼が必要ですね。

技だけでなく心の持ちようまで教わった講習会でした。

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2017年04月18日

<4月17日 高段者研修会>

月例の思斉館滝澤道場 高段者研修会に久しぶりに出席。滝澤館長(教武士八段)より稽古前後に講話がある。

まずは日本剣道形につき先日の私の質問(米国で尋ねられた)に対して丁寧なご回答。

「7本目の仕太刀は胴を切った後は刀を返し脇に取る」「解説書には二通り書いてあって、“脇構えに取る”“脇に取る”とあるが、理合から言うと至近距離で脇構えでは相手の咄嗟の動きに対応できない。胴を切ってそのまま刀を返すと(=脇に取る)すぐ相手に対応できる。持田盛二(範士十段、いわゆる昭和の剣豪)先生もそうおっしゃっていた。ただあまり細かいことにはこだわらないこと」とのことだった。

講話2;先日の選抜八段戦で宮崎正裕先生が2連覇されたが、その感想。
「決勝戦では谷先生に延長の末、素晴らしい面を打たれた。一回戦から拝見して、攻めが卓越。相手の気、体、剣の三つを同時に殺し瞬時に有効打を取られるのが素晴らしい。
大事なのはそうそうたる八段の先生方の試合を拝見し自分には関係ないと思わないこと。素晴らしいなと思い一つでも自分に生かそうと学ぶこと。自分も素晴らしい先生方の姿を目に焼き付けとて京都大会の立会いに活かす」とのことでした。

稽古の後、着装について指摘と講話。
袴の位置だけでなく胴紐の長さ、竹刀のつるや中結の長さもあるべき姿を解説される。 見た目だけてなく安全上のこともあるし、何より細かい点に気配りする事で本来の足運びなどにも気が配れるとの事。

まさしく技だけでなく心構えまで学べる研修会でした。 
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2017年04月12日

<4月11日 神奈川県剣道合同稽古>

4月の例会。最初は七段同士の回り稽古。先般教えに従い一刀一刀を大切にしていく。

休憩時間に諸先生方の講話がある。
◎岩尾教士八段
70歳の時に八段に合格、20年間33回目の挑戦。諦めなかった。心がけたのは
1.蹲踞など姿勢・態度を正しくする
2.気の入った鋭い声を出す
3.1次審査は2人に2本、2次審査は2人2本、計4本 面は完璧な一本を取る。 

◎小林会長(範士八段)
1.手元を上げて守る人がいるが、良くない。左手はどっしり体の中心に置く
2.攻めが大事。氣を入れる。臍下丹田に力を入れるよう意識する。冴えのある一本。

小林範士に並んで指導稽古をお願いしたが、実際に構えると範士の剣先は中心と下に小さく振れながら前に来られる。たまに剣先が中心から外れるので機会と思って打つと胴に返される。おっしゃられることと実践されることが一致しておられる。
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稽古の最後にまた講話を聞かせていただく。
◎久保木範士八段
自分は仕事柄、月4?5回しか稽古ができなかった。審査を受けるには稽古不足。それを補足するために毎日1000本素振りをする。工夫としては無心になることを心がけた。
審査の時も無心になった。打ってやろうと欲を出すと当たらない。気がついたら有効打突を打っていたが良い。平常心が大事。

道は遠いが、灯台の灯火を見たような思いです。

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2017年03月26日

<3月25日 フロリダの剣道>

ノースカロライナ週から南へ飛行機で2時間弱、フロリダ州オーランドにやってきました。

ここには厚木の思斉館滝澤道場でご一緒した湯川御夫妻が住まわれてています、また偶然大学の後輩の前田忍くんがおられます。4年ぶりにオーランド剣道クラブで汗を流させていただきました。参加者から暖かく迎えてもらいました。
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後輩の前田くんは全米剣道連盟の副会長で審判委員長、今も土日は全米でご指導をされています。また八段も受験中でバリバリの現役です。
彼と今回は二回稽古をさせていただき貴重な経験でした。
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ビデオを撮って二次会のアメリカンレストランで視聴、自分のクセが分かり参考になりました。

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2017年03月20日

<3月19日 Chapel Hillの稽古>

米国3日目の稽古は、地元Chapel HillでNorth Carolaine 大学での稽古会に参加。
ちょうど春休みなので学生は3人と少なかったですが、近隣の剣道愛好者が集まってくれました。
稽古が終わってからビールによる「第2道場」、剣道の基本や応用が話題です。
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さらに夜はマイクワトソン氏御夫妻と会食。イタリアンをご馳走になりました。
5月にフランスにご旅行になるようでその話で盛り上がりました。
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2017年03月19日

<3月18日 米国Charlotteで稽古>

私が逗留するChapelhillから車で約3時間、Charlotteでの稽古会。3年ぶりの訪問で歓待いただきました。

セミナーをやって欲しいとのことで、日本剣道形、基本技・応用技、模擬審査、地稽古を行いました。
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剣道形は事前に予習して行ったので、「斜め下から」、「みぞおち」、「表しのぎ」、「刃筋正しく」という英語を使って説明しました。熱心な受講者がいて、「この構えの時は刃筋はどこを向いている?」というような質問が出てこちらの知識の復習になりました。
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稽古終了後は、日本料理屋で懇親会。九州・東京に10年以上いらっしゃった米国の方が「揚げ出し豆腐」を頼まれたのが驚きでした。

商社やメーカーのお勤めの日本人の方々もいて、米国生活の便利さ、楽しさ、快適さを伺いました。確かに教育費はタダだし物価は安いし、家は広いし、技術がある人にはいい国でしょうね。
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2017年03月18日

<3月17日 米国での初稽古>

米国での初稽古はRaleighのJames Kimさんの道場で。お邪魔し出してかれこれ6,7年になるでしょうか。皆さん歓迎してくれました。記念の手ぬぐいを頂きました。
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 稽古の指導をお願いされて「木刀による剣道基本技稽古法」を教えるが、皆さんかなり形はできている。そのあと基本打ちと地稽古。

 時差ボケと運動不足が解消され気持ちが良い。そのあと、「第2道場」でビールで乾杯。稽古をやってよかったという瞬間。
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Kimさんは米国各地で稽古をされているので共通の知人の話で盛り上がった。
昨年は世界選手権が東京であったので、思斉館滝澤道場にも来ていただき稽古と「第2道場」で盛り上がった。たまたま思斉館滝澤道場に来ていたスペインの剣士たちとも席が隣になりさらにラテンのノリで盛り上がった。あのあと、また飲みに行ったそうだ。

「交剣知愛」剣道を通じて輪が広がります。

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2017年03月12日

<3月12日 少年剣道演武大会>

第六回厚木小学生中学生剣道演武会、138人の選手が参加。気合の入った大きな声で日本剣道形、木刀による剣道基本技を披露します。
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私は中学生の部の審判として参加。この大会も6年目となると選手の技量レベルが向上し一回戦から好試合が続きます。
審判としても何を判定するのか観る目が鍛えられます。

 他の試合を見ていて、互角だなあ、あえて言うと私ならに赤だなあと思っていると白の判定。試合が終わってその審判の先生に判定の理由を伺うとなるほどと思いまた見る視点が増えていきます。こうやってお互いの視点を率直にシェアしあうのは審判技量向上に役立ちますね。
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ちなみに心理療法の再決断療法のスーパービジョンだとビデオを撮って終わった後、スーパーバイザーも交えてどこが診断、介入ポイントかコメントし合います。
剣道の演武大会もこういう方式があればさらに審判技量が高まるのにと思いました。IMG_6819.JPG

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2017年02月05日

<2月4日 出稽古>

 東京御茶の水の「百練館道場」へ出稽古させていただいた。三井住友グループの厚生施設で道場の床、更衣室が素晴らしい。稽古後にはお風呂にも入れる。
 
 30代から60代まで多くの剣士が集まって基本打ちから回り稽古、地稽古約2時間みっちり汗をかかせていただいた。
 
 終わってから近くの四川料理屋で焼酎を傾けながら稽古風景のビデオを見る。自分の癖がよくわかる。
 お仕事は住友商事、丸紅、三井住友海上など一流企業だが、卒業大学も早稲田、慶応、一橋、東大と高学歴。学生時代も活躍された方が多く、今は八段になられた有名な方と試合をしてこういう作戦で勝ったというエピソードも興味深い。中倉清先生や中村博堂先生のお名前もよく出る。私が所属している思斉館滝澤道場の先代館長の滝澤光三先生のお名前も出た。

 60歳代後半の方も多いが、稽古でなかなか打たせていただけなった。稽古量を伺うと今は週4、5回は稽古をされていると聞き納得。中には「1月の某大学の寒稽古に全出席した」「大学院のスポーツ学科に入った」という熱心でお元気な方々だとわかった。

 モデルになる素晴らしい先輩方とまさに交剣知愛ができた一日でした。
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2017年01月04日

<1月3日 思斉館滝澤道場 道場開き>

思斉館滝澤道場 道場開きは日本剣道形の披露から始まる。昨年、40代で昇段の渡部健太七段と各地で一番講習会等に参加された古賀晴樹六段。
続いて外来剣士も交えての地稽古。
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稽古後は新年会。恒例の滝沢建治館長先生(教士八段)よりご挨拶と道場の方針についてのご説明があった。
今年の方針は「ともに学(學)ぶ」意味は
「1.まねてする、習って行う。
 2.教えを受ける。業を受ける(技は手、業は体全体)
 3.学問をする。」
これは習い事、ビジネススキル全てに通じる。
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吉田兼好の徒然草の引用もされ
「驥を学ぶは 驥のたぐいなり(;驥;きとは一日千里を走る俊馬)
 舜を学ぶは 舜の徒なり(舜:しゅんとは伝説上の理想的名君)」
たとえ、不器用でもああいう人になりたいと憧れ(目標)を持って努力していればいつか近づくということ。

佐藤一斎の「言志四録」の引用もされ
「少にして学べば、即ち壮にして為す事あり
 壮にして学べば、即ち老いて衰えず
 老いて学べば、即ち死して朽ちず 」
 ビジネス上の恩師 乗井靖雄氏もよく語られていた言葉でなつかしい。

私も年齢的には「老」に近いが、身体、気持ちは「壮」である。
今年も仲間とともに学びを続けていきたい。
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▲滝澤館長御夫妻と

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2017年01月02日

<1月2日 静岡での恩師との稽古>

今日は里帰りの途中で静岡県富士宮市芝川町の初稽古に参加。
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 20代を過ごした富士フイルム富士宮工場時代にお世話になった井上眞三郎先生、佐野征宏先生に稽古を頂戴した。
 お二人は70歳前後だが、お若く強い。佐野先生は私の前にかかっていた若手剣士が打たれるだけでなく突かれたりひっくり返さりたりしていたのを見て緊張感が高まる。
 自分の番になり必死で掛かっていったが、充実した時間だった。技だけでなく腰を中心とした筋力、持久力を鍛えないといけないと危機感を持った。何歳になってもこういう壁となる目標の先生とお会いできるのは幸せだと実感。
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稽古が終わって最後に海野会長が子供たにご挨拶。「皆さん今年の目標は立てましたか?二つ立ててくださいね。
一つは勉強。算数でも国語でもよい。
もう一つは剣道。面でもコテでもひとつ上達するよう目標を立ててください。」」

聞きながらさて自分の目標も明確にしようと思いました。
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2017年01月01日

<12月31日 1月1日年越し稽古>

横浜市藤ヶ丘の祥泉院竹田道場で恒例の年越し稽古。
12時5分前に2016年最後の稽古が終わり、全員黙想。電気が消え静寂が訪れるが、ゴーンという鐘の音が染み渡る(お寺の境内の道場なので)。
 新年のご挨拶をしてまた40分ほど稽古。

気持ちの良い新年を迎えました。
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2016年12月18日

<12月18日 軍浦市剣道協会と交流>

 厚木市の友好都市 韓国軍浦市から27人の剣士が来訪。17日は5つの支部に分かれて稽古。思斉館滝澤道場でも5名のお客様がいらして汗を流し、その後居酒屋で刺身・天ぷら・ごま豆腐など和食を楽しみました。
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 18日は厚木剣道連盟の合同稽古会。韓国剣士27名も ともに汗を流して夜は忘年会。もう交流して7年がたつでしょうか。仲良く杯を交わしました。ましく交剣智愛を実践しました。

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2016年12月07日

<12月7日 神奈川県剣道合同稽古>

 今年最後の神奈川県剣道連盟の合同稽古。200人以上参加。

 同じ段同士の周り稽古の途中に講話がある。
5年前に昇段された若手八段 日高先生は「修行で心がけたのは構えと貯め。面打ち。自分は不得意だったが、面技がないと八段には通らないので先生の指導通り磨いた」
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小林会長(範士八段)の補足は「普通の面ではダメですよ。冴えのある技が必要。それと気迫。伊達も助けてくません、自分ややるぞという強い気迫が必要です」

 続いて指導稽古で八段の先生にかかる。今回は36名が元に立たれ3人の先生にお願いできた。50代の県警の先生は面もコテも真っ直ぐで早い。60代の昨年通られた先生は面が鋭い。打たれて学ぶ。

最後に網代範士(全日本剣道連盟常務理事)のお言葉。
「今年も多くの審査があった。審査員は何を見るか?風格です。構えの立ち姿が良いだけでなく、打った後が崩れない、残心があること。これは自分で鏡を見ているだけではだめで、上の先生にかかって先生の『雰囲気』から得ることが大事」

まさに雰囲気を体感した1時間半でした。


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2016年12月05日

<12月4日 学生剣道OB大会>

日曜日は東京武道館で第27回学連剣友剣道大会に参加。20代からの1部団体、55歳からの2部団体、女子の部団体の3部に分かれ約1100名参加。
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 私は2部で参加。我がチームは元主将など往年の名選手が揃うが、金融、メーカーなどの幹部になり稽古不足。例年1回戦負けだったが、今回は何と二つも勝って3回戦、ベスト16入り。兵庫大会でよく負けていた甲南大学にも勝てたし、学生剣道の強豪中央大学に善戦できたのもすごいこと。毎回ヒーローが出た。
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▲私は左。コテが入り審判の宣告があった場面。

私個人は2勝1分。中大との1戦はコテを選手しながら試合巧者の相手にコテを取られて引き分け。強いお相手だったが、もっと日常稽古をしようと強い動機づけになりました。

3回戦は16:30終了、その後先輩が営む居酒屋で食べれなかったお昼のお弁当を肴に「交剣(酒)知愛」を楽しみました。
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2016年10月25日

<10月23日 香港剣道協会との交流>

日曜日は厚木市剣道選手権大会、小学生から一般まで熱戦が繰り広げられました。
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今年の特徴は香港から13名の剣士が試合に参加されました。私は第3試合会場での主任審判でしたが、中学生の岸川アラン選手の活躍を間近で拝見しました。2回戦で渡部倫太郎君と熱戦を繰り広げました。50cmもあろうかと思われる身長差でしたが、惜敗。会場の大きな拍手がありました。
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試合後は懇親会。香港剣士と楽しく交流ができました。皆さん口を揃えて厚木の試合に出られて得るものが大きかった、来年また来たいと真摯におっしゃいます。
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私は個人的にロベルト岸川先生と再会できお話しできたのが良かったです。岸川先生は海外の剣士で初めて八段を取られ方。京都大会の際の合同稽古で稽古をお願いしましたが、その強さには圧倒されました。

強さの秘密をお聞きしようとして、「まず週何回稽古されていますか」の質問に「週5,6回」とのお答え。今回も神奈川県警にお邪魔して稽古されたそうです。
まず稽古ありき、ですね。
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2016年09月25日

<9月24日 軍浦館道場との交流>

韓国 軍浦館道場の訪問。
午前中は子供達と稽古。みんな素直で元気です。

午後は大人たちと。体格が良いし、若いし(厚木訪問団より平均30歳若い)スピード・パワーがある。こちらも気力を振り絞って稽古。最後の地稽古ではフラフラになりましたが、充実した稽古に満足。
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稽古終了後は懇親会。焼酎を酌み交わしながら交流。全日本選手権の試合風景を見て剣道を始めた方もいて、剣道に関しての好奇心は満々。攻めや技、心構えを聞かれました。

 熱心な学ぶ姿勢にはこちらが刺激を受けました。

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2016年09月24日

<9月23日 ソウルでの稽古会>

ソウルの強豪館道場での合同稽古会。数年来の剣友も含めて、良い汗を流しました。
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▲ 倉持六段の居合は大好評でした。
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▲剣道には「交剣知愛」という言葉があり、稽古会の懇親会は楽しいものです。女性剣士がキビキビとしていてカッコ良かったです。


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2016年09月15日

<9月14日 限界を設けない>

久しぶりに思斉館滝澤道場の稽古。

滝澤館長(教士八段)から「今日は気温が低いので足を使った稽古をしよう」と面をつけて、切り返し、面打ちを足を使って早く打つ基本練習。最後は5人ひと組で、面体当たり引き面、面体当たり引き胴、面を4回連続で行う。50歳代以上の剣士は息が上がる。そして小一時間、地稽古。

 面を取って館長の講話が続く。
「今日の最初の基本稽古は年配の人はきつかったでしょう。
ただ審査や試合できつい、休ませてくれとは言えない。八段審査の2分×2回も最後の10秒が大事。どんなにいい技が出ても最後の数秒で息が上がってはいい立会はできない。

そのためには今日のような稽古をすること。衰えは足からくるので足を鍛える必要がある。
自分で限界を設けてはいけないですよ。私も後2ヶ月で75歳ですが、年寄りとは思わず足を使って稽古をしたいと思います。

体力だけでなく声が大事。『お面、お小手』ではなく短かく『面』、『小手』と鋭く氣を入れて瞬間を打つ。」

気持ちまで鍛えられた稽古会でした。
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2016年05月07日

<5月5日 八段の先生の立ち会い>

3年ぶりの京都大会は本当に充実していました。

最終日の朝稽古は30分並んで有名な若手範士の先生にお願いしました。昨年の八段戦で優勝されただけあって速さ、力強さ、巧さがずば抜けておられ一杯打たれましたが、貴重な稽古を頂戴しました。

9時から3時半まで昼食も取らず八段の先生の立ち会いを拝見。素晴らしい立ち会いが続くので席を立てません。
勉強になったのはやはり自ら攻め抜いて面を打ちぬく。出鼻技もありますが、まずは出て行き捨てて打つ。朝稽古で鉄壁に見えた防御の強い先生相手に打ち抜くのですから驚きです。

最後の40人ほどは範士の先生の立ち会い。70歳代と思しき先生も気合が入って鋭い技を出されていました。地元神奈川の小林範士、大阪の島野(洋)範士の攻めと鋭い技は非常に印象的でした。

剣道の殿堂での選ばれた方々が鍛え抜いた技を繰り広げられ良いイメージが脳裏に残りました。

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2016年05月05日

<5月4日 京都大会二日目>

京都大会二日目は剣道三昧。
朝稽古でまた四人の先生にお願いした。昨日同期会があってすこし二日酔いぎみでしたが、すっかり汗で抜けました。

8;50から自分の立ち会い。相手を崩して反応を見ているうちに一分半は終了。
そのまま他の先生方の立ち合いを見学。皆さん本当によく稽古されているなと思われる鋭い打突。

午後は各団体の稽古会に参加。7人の先生にかかることができました。外人剣士も多いですね。久しぶりに米国の加藤先生、香港の岸川先生にお願いできました。

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2016年05月03日

<5月3日 朝稽古>

京都大会初日は6時半からの朝稽古に参加。実はこれが一番の楽しみです。

中央に約100名の八段の先生方が立たれて大会参加の七段以下がかかります。総勢700名でしょうか、大規模の合同稽古です。
 雑誌やTVに登場される有名な先生には大勢が並びます。私は初めての先生に並び4名お願いできました。

 良い氣で立ち会うのでこちらも上手くなった気になります。たまに面があたるのでもっと磨けばよいと自信がつく一方で、全然打てなくてこちらが気力喪失したところを打ち込まれることもあります。70代と思しき先生のお強いこと。

 朝風呂浴びてこれから道場仲間や大学同期、後輩の立ち会いを拝見です。
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▲写真はホテルのそばの山)

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<5月2日 八段審査会>

昨日から京都で剣道三昧の4日が始まりました。

初日は八段審査会見学。参加者は500人くらいでしょうか、その中の10%の方、約50名が2次審査に移ります。

50歳前後の若手の先生方の立ち会いは早く出鼻技が鋭く息を呑みます。60代以降の先生方も足が出てしっかり面を打って抜ける立ち会いは参考になりました。、
磨き上げた技、ピンと緊張感のある攻めあいを拝見するとこちらの背筋も伸びます。

来年からこの会場に受審者で来ますが、氣をいただきました。

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2016年03月28日

<3月27日 選手権者の基本打ち>

思斉館滝澤道場の春の強化練習の中日は外部講師による指導稽古。全日本選手権、世界選手権を制覇された高鍋教士七段と神奈川県警チーム副将の大坪錬士六段が外部講師。

 お二人に小学生が中心に、中学・高校・一般の剣士がかかります。
高鍋教士の地稽古の時の面は非常に迫力があります。当道場の20代、30代のスピードある剣士が高鍋教士にかかっていきますが、ちょっとした隙を捉えて鮮やかな面を数本取られます。
 
 私も稽古をお願いする機会がありましたが、面を打たれて分かりました。スッと入って弾丸のような早さと強さ・重さでまっすぐ面に竹刀が届くのです。小手も早く強い。今年の2月の全国選抜七段戦で昨年に続き二連覇した面と小手です。

 最後にお二人で基本技の稽古を披露していただきましたが、圧巻。迫力に鳥肌がたちます。
最初の面打ちから始まり、小手打ち、突き、小手面、応じ技、最後は打ち込み・切り返しでした。早くて力強いです。

 稽古が終わった後、道場の中でご挨拶されました。
 「今日の皆さんの稽古を拝見していて一言アドバイスすりるとすれば、みなさん小学校の上級生になると元に立って受けることが多くなるけど、気を抜かない事。

 左足のかかとは床に付けない、いつもしっかり構える。先ほどの基本技稽古をお見せしたが、どちらが打つか分からないくらい元も気を入れて打たせる。すると60分の稽古も半分の30分ではなく60分フルに稽古ができる。
 頑張ってください。私も皆さんに負けないように頑張ります」

 汗に輝くお顔を見ながら、技だけでなく姿勢態度も立派だと思いました。日本の誇りですね。

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2016年01月20日

<1月16日 瞬間と冴え>

今年度初めての神奈川県剣道連盟の合同稽古。来賓は松永全県連副会長、福本副会長・専門理事、網代常任理事。「神奈川は質の高い稽古を続け人材を輩出している」とのお褒めの言葉。

 同じ段位同士10人の周り稽古の途中に先生方の講話がある。
滝澤先生(教士八段)の「審査を意識した稽古は打たれないという意識ではダメ。基本に正しいか、姿勢、そして技を審査員は見ている」
小林神奈川剣道連盟会長(範士八段)「打ち抜く技、冴え、一瞬が大事」

それらを聞いてさらに稽古。その後八段の先生にかかる。早く面を付ける。30数人の内3人の先生に掛かれた。思いっきりぶつかっていくが、ぼっとしたりフェイントをすると突かれるし打たれる。打っても「もっとばっと撃ち抜け」と檄を飛ばされる。

最後は八段の先生方同士の稽古を拝見。福本先生(範士八段)、小林先生に若手からベテランの八段の先生方が並びかかるが、すべて胴を返されたり出鼻の小手を打たれたり。虚を突いて面も打たれる。攻めが強くて先生方も出されてしまい隙を打たれるようだ。
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緊張した上質の時間だった。冴えとか瞬間の世界。確かに警察を除くと一般剣士では世界最高質の稽古会の一つかもしれない。怪我もせず、そういう場に出れた幸せを感謝して帰路に着いた。

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2015年12月09日

<12月8日 神々との稽古会>

久しぶりに神奈川県の合同稽古に参加させていただいた。

七段の回り稽古の後に宮崎正裕先生(教士八段)に運よく並べた。
間近で稽古を拝見。どっしりした構えで地を這うように攻めて相手の竹刀を抑えて瞬時に面。相手が動いた瞬間に出小手のように素早く小手を打ちすかさず面を打つ。返し小手など応用技も多彩。

ついに自分の番が来た。全日本選手権6回制覇(世界選手権も)「平成の剣聖」と呼ばれる神様のような人と稽古できるなんて夢のようだ。
 しばらく間を取って攻めあう。30秒くらい経って小手を打ち揉み合っているうちに小手面を打たれた。早い。
 懸命に掛かってくが、面は数度よけられる。「そんな甘い面ではダメだ」と言われているようだ。最後の一本は手元が上がったところを引き小手を打たれた。学ばしていただくものが大。

二人目は若手で憧れの山崎先生(教士八段)にお願いする。
攻めが鋭く、面、小手面が迫力あり、早い。竹刀の振りが比較にならない。何本か面を打たれた。返し胴と出小手を打ったが「だめだ」と叱られる。打つものがなくなり最後の一本で出鼻面を打つと当たった。
 「先生、これは今日一番。あなたの得意技だ」と言われた。こちらは「引き出していただきありがとうございます。先生のおかげです」と感謝しかない。

稽古の合間に八段の先生の講話が続く。
「攻めが大事」、「出鼻を抑える」、「構えと冴えが大事」、「呼吸が大事。横隔膜を下げて臍下丹田に息を入れて、打突で一気に出す」

 心身とも興奮し研ぎ澄まされていく1時間半。剣の聖地に来たようなありがたい時間でした。   
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2015年12月03日

<12月3日 基本、意欲、技、そして考える>

昨日は大きな仕事が一段落つき道場に通います。何と25日ぶり。
 元へ立って数人稽古して、今度は先輩七段に掛かります。先週の八段審査の一次に通られた池永先生、技の重さ、キレが違い稽古をするこちらも磨かれます。

稽古終了後、滝澤先生(教士八段、思斉館滝澤道場館長)のお言葉。
 「ちょうど昇段審査が終わったので審査員は何を見るか?をお伝えします。

1.基本に忠実か。着装、礼法から所作、基本技。
2.意欲
3.技
 あえて加えるなら考えているか?
先般の神奈川県剣道研究会で宮崎正裕先生(教師八段、世界大会日本女子監督)もおっしゃっていた。最後は考えている人が勝つ。
世界選手権個人で優勝された松本選手も同様でした」

ビジネスから離れた違う世界にまた戻れたことを嬉しく思います。
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2015年11月22日

<11月21日 氣を出す>

剣道研究会(神奈川剣道連盟主催)に出席。

午前中は宮崎正裕先生(教士八段)の「第16回世界選手権を終えて」でした。
 宮崎先生は全日本選手権6回制覇の「平成の剣聖」。3年前のイタリア大会、今年の日本大会で女子チームの監督を務められ、両大会とも団体、個人の優勝に導いておられます。

 選手に指導されたのは
1.ミスをしない
 技術的には選手は完成しているのでいかにその力を試合で出すか。世界大会では何が起きるかわからないので最後まで気を抜かない。相手に触れさせない。

2.考えさせる
  技の一本一本の効果を考えさせる。

3.チームワーク
  試合は毎回ポジションを変えるがどこのポジションでも「仕事」ができるようにチームに徹する。

4.試合に勝つだけでなく態度も世界一にふさわしいように 、 だそうです。

会場からのいろいろな質問にも謙虚に丁寧に答えられる宮崎先生に、剣道人のあるべき姿を学ばせていただきました。
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午後は中里誠正裕先生(範士八段)の「真剣に潜(ひそ)める『氣の威力(ちから)』」でした。

1.人間は未完成な状態で生まれてくる。漫然と時間を過ごすのではなく課題を起こし自分を追い込み確実に行う人が名人。

2.成功するには何事もハラが大事。覚悟でもある。形を整え思い上がりを浄化する。

3.氣は技でなく相手を押し込むエネルギー。前に出る勢い。緊張を持って小康を保つ。

4.応用技が重要
 (1)対人技能の原点、 (2)攻め勝つ
 (3)鎬(しのぎ)の活用

5.氣は合気道と同じ
(1)臍下丹田に心を集中 (2)肩の力を抜く (3)全ての部分の重みを最下に置く (4)氣を出す
*目の間くらいから臍下丹田を意識してエネルギーを集中すると身体は安定する実験が興味深かった。

6.剣先に氣を入れて攻める実演
  剣先を中心につける。左手は臍の位置に固定し剣先で押していく。
   攻めは左手をハラで安定させて右手を使って1,2,3と攻めていく。
  (実はこの実習は先生の全体の強いエネルギーを感じました)
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2015年11月16日

<11月15日 第52回厚木市実業団剣道大会>

第52回厚木市実業団剣道大会。写真は中西派一刀流の古流の形。現代剣道にない打ち方があって非常に興味深く拝見しました。
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私は終日審判として参加。熱戦が繰り広げられる中、個人戦(20代)・団体戦とも主審をやらせていただきました。無心で試合に臨みますが、やはり団体戦決勝は緊張します。
両チームともいい試合を展開し譲らず大将戦。審判として見極め取るべきものを取ったと思います。

 一日を振り返って、当たっていないものに審判旗を上げる「誤審」はしていませんが、微妙な技は取るべきかどうか迷います。良い先生の審判を見て更に学びたいと思います。

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2015年11月08日

<11月8日 思斉館滝澤道場45周年記念演武会>

昨日は思斉館滝澤道場45周年記念演武会でした。
前半は子供たちの木刀による剣道基本技、居合、小野派一刀流の古流、滝澤健治館長(教士八段)による日本剣道形などが披露されました。
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▲毎週稽古をしているので小学性による大変見事な「木刀による剣道形稽古法」の演武
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▲居合部による居合の披露。
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▲冨樫師範による古流の形披露。
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▲滝澤館長と吉野七段の日本剣道形、やはり迫力があります。

記念演武会の後半は小学生から大人(六段まで)の勝ち抜き高点試合。約40人参加。
 優勝は大学生の佐々木隼人くん。攻めてからの引き技が冴えていました。

 続いて七段22名のトーナメント。私も出場しましたが、一本取ったかなと審判を見た隙を突かれて引き面を取られて一本負け。気を抜いたらいけません。
優勝は瀧七段。気を抜かない攻めからの小手面や突きが参考になりました。

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2015年11月07日

<11月7日 剣道の称号審査>

今日は東京で全日本剣道連盟の称号審査でした。
 実はこれを受審すると公にするのは少し恥ずかしい。剣友からは「ええ、今ごろ受けられるのですか」「とっくに取られたと思っていました」と言われる。
 事情は県の規定では審査法・日本剣道形・指導法の講習を2年間に3回ずつ受講が必要。仕事柄、海外含め土日は出張が多くなかなか受講できなかった。今回も資格取得が危うかったが、なんとか特別に受審できました。

 この審査のプロセスではとても鍛えられます。県の予備審査の審判実習では全国制覇を複数したことのあるT選手の試合の審判ができました。早い小手を打たれたが、審判旗を挙げなかった。
審査員に詰問される。
「なぜ取らないのか?」「軽いと思いましたので」「どこが軽い、十分ではないか」
 なるほどあれは有効なのかと痛みを伴い学ぶ。あれからあの小手は見逃さないようになりました。

 今日の本審査は筆記試験ですが、学びものが多い。審判規則と運用、日本剣道形は大丈夫だが、審査委員の心得や熱射病対策は新鮮で参考になります。

小論文は「指導者の在り方」。
「生涯剣道で何歳になっても学び、技量だけでなく心を伸ばす。指導者として人格、言動、立ち振る舞いが模範となるよう修養する。」これは回答を書きながら、背筋が伸びます。

「竹刀は相手に向かうだけでなく自分に向かうものなので相手を尊重し、自己の人格の完成を目指す。」
この通りです。これを機にさらに修行しようという気になり襟を正した次第です。
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2015年08月21日

<8月20日 剣道デモンストレーション>

ウズベキスタンジャパンセンター主催で「剣道と日本文化」のセミナーを行いました。
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 特に今回はJICAの浅見六段にご協力いただき、日本剣道形、面をつけての技の披露、地稽古とかなり迫力あるデモンストレーションができました。
「声がすごい」「技がすごく早い」「怖かった」「打たれて痛くないのか」と参加されたウズベキスタンの方も驚きの声。
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 最後は剣道以外に茶道、華道,茶道、柔道などを紹介し、無駄を省き技術を磨くことによって自己の人格を磨き他者尊重の精神を涵養するのが日本文化の「道」だと締めくくると大きな拍手をいただきました。

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2015年08月09日

<8月9日 タシケント 青志館道場>

タシケントでの最初のお仕事はタシケント剣道クラブ改め青志館道場での稽古会。

青志館道場とはリーダーの現役警察官Shukratさんが、青少年の健全育成に剣道活用したいという想いにちなみ、「青少年が志を持って集まり、心身を鍛える」という意味で昨年命名させていただきました。

今回はその命名記念に道場名入りの手ぬぐいと旗を作らせていただきました。毛筆での揮毫は思斉館滝澤道場の滝澤建治先生(剣道八段)にお願いしたものです。
ひとりひとりに手渡すと皆さん、嬉しそうでした。
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2015年08月02日

<8月1日 剣道納会試合>

思斉館滝澤道場の前期納会。
写真は少年部の3人制試合。一人を打っていたら横から打たれる。機敏さが要求され、なかなかエキサイティング。(These photo are games for three Kenshi join at onece.
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ne kenshi attcck one oponent and sometimes is attacked from the side by the third kenshi.Very exciting)
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青年の部では私は久しぶりに試合に出て元気な若者や高校生相手に1勝1分。課題はありますが、まずまずです。

滝澤建治館長(剣道八段)の少年部でのお話。
「1.小学生はこの炎天下2時間近く頑張った。3人制の試合は特に盛り上がった。
いつもは途中で面をとったり気持ちが悪いと言う子がいるが今回はゼロ。なぜか?
楽しいからですよ。楽しいと疲れない、苦しくても前向き。これは剣道だけではないよ。楽しいと思うと苦しいことも頑張れる。

2.これから夏休みに入るが、休みの使い方で君たちは変わる。今日1週間ぶりに○○くんを見てびっくりした。すごい上達した。お母さんに「自主練習をしているでしょう」と聞いたら「はい毎日やっています」とのこと。
彼はまだ剣道初めて数ヶ月でなかなか慣れない。ある日お母さんに「家で数分でいいから片手素振り、両手素振りをやらせたら」と言ったらそれを忠実にやったらしい。
毎日数分で良いから基本をやる、それで気づかない内に変わっていくよ。
では楽しい夏休みを」

大人にも通じることですね。

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2015年07月27日

<7月26日 神戸大学東西対抗戦>

7月25日は還暦記念同窓会。40年近く前にともに竹刀を握った仲間です。
まだ皆さん医者や大学教授、会社役員、公務員など現役。髪の毛の色と量は昔と違うが目の輝きは変わっていません。ずっとこのまま皆元気で行きたいもの。
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翌日は、神戸大学体育会剣道部の第5回OB東西対抗戦。東西の10人ずつが出席。結果は5対5の引き分けで代表決定戦は父子対決で、父親剣士に軍配。

私の戦績は1勝1分け。もう一本取っておけばと悔やまれますが、相手の先輩が強くて一本先取したものの後半は攻めっれ劣勢にまわり、今後の稽古の課題が明確になりました。
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▲東西20名のOB剣士
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▲同期の野村7段との対戦

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2015年07月13日

<7月12日 石田利也監督特別講演会>

神奈川剣道連盟主催「第16回世界剣道選手権大会を終えて」日本男子監督の石田利也教士八段による特別講演会に参加しました。細心の注意を持って個人・団体戦優勝につながるプロセスを作られた石田先生のお話に感動。ビジネスにも通じる非常に興味深い内容でした。
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「まず自己紹介。小学校二年から剣道を始めたが最初は肥満で先生が心配して竹刀を握らせてくれない。六年の時に153cmで体重100kg。
中高一貫のPL学園に入り基本を学ぶ。高校3年の大阪大会の大将戦で自分が破れ20数年続いたインタハイ出場ができないという屈辱を体験。それが原点。

その後、大阪府警に奉職し各種大会で多くの優勝。

2年前に全日本の監督になり、候補者37人と強化合宿。掛かり稽古や追い込みなど厳しい稽古を積んだ。各県の代表選手は有名選手。もう県内では誰も注意すべき点を言ってくれない状態だったが、基本的なことができない選手には細かく注意し指導した。

<最終的な選手選考の基準>
1.どんな場面でも自分の得意技に持込み勝てる。負けなくても勝てない選手は起用しない。
2.自分で考えて結果を出せる。教えたことが試合で実践できる。
3.調子が落ちても修復が効く。
4.合宿にあわせてベスト体調を整えられる選手。
5.外人剣士は独特のタイミング、腕力・体力がある。それらに負けない選手。隙があればすぐに打てる。

 緻密なデータをもとに強豪チームを研究し対策を打ったお話も感銘深かったです。

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2015年06月01日

<5月31日 剣道世界選手権 男子団体>

剣道世界選手権 男子団体決勝は韓国相手に2?1で優勝。ほっとしたが途中は非常にハラハラ、エクサイティングだった。

 決勝まで日本は品位、風格のある試合運びで2本勝ちの圧勝が続く。チームワークも良い。一方で毎回決勝で顔を合わす韓国は勝負には勝つものの、いつもの早さやキレがない。準決勝の米国戦も引き分けが続き大将戦でようやく勝負が決まった。

今回の決勝戦はかなり安心して見られるなと思っていたらフタがあくと勝手が違った。
 試合時間の9割くらいがつば競り合いに持ち込まれ、日本選手はそれまでの得意技が出せない。それだけでなく次鋒戦では見事な面を二本決められた。つば競りから韓国選手は何本か引き技を出す。途中何本か取られたかなと思う技もあったが、幸い審判旗は上がらず。

副将戦では反対に日本選手がつば競り合いの構成を害する反則を取られてしまった。日本チームはあまりこういうしつこいつば競り合いには慣れていないのだ。ハラハラしながらも引き分け。

 大将戦もつば競り合いからの勝負強い韓国選手の猛攻をなんとかしのぎ時間切れ。トータルで2対1。ため息が会場全体から出る。

 日本選手団お疲れさまでした。ご健闘を感謝します。
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2015年05月31日

<5月30日 フランス剣士との会食会>

剣道世界選手権に来られたフランス人剣士・応援団50人との会食会です。角範士の乾杯の後、過去3回のパリ大会でお会いした懐かしい方々と歓談しました。ラテンの楽しいノリですね。
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 欧州チャンピオンのFranceですが、女子団体戦は南米チリに負けたとあって残念がっておられました。
日本は初日の男子個人(網代選手)に続き、女子個人(松本選手)、団体とも優勝できて嬉しく思いました。昨日までは研修で出れませんでしたが、今日の男子団体戦はこれから見に行きます。
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2015年05月05日

<5月5日 ボストン剣道協会>

昨日はクリ?ブランドからボストンへ。
ボストン剣道協会の方々との合同稽古です。

ハリソン先生のご指導のもと約30名の剣士が熱心に稽古をします。同地区の秀風会の方々もきていただき川上6段、吉田6段とも稽古をさせていただきました。

ちょうど一年前にお邪魔したのですが、この雰囲気が忘れられず一晩だけですが、寄らせていただきました。まさに交剣知愛です。
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そして稽古終了後の夕食。スペアリブやソーセージを肴に地元のビールを楽しみます。
 ハーバード大学で免疫の研究をされてる方や日本の大企業の駐在の方、色々な職業の方がいらっしゃって楽しいです。
話題は時節柄、世界選手権の話になりました。
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2015年04月29日

<4月28日 クリーブランド>

シカゴ空港経由クリーブランドへ。
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前回2月に来た時は雪に閉ざされていたのが今回は花が咲き青空が澄み気持ち良い。

クリーブランドゲシュタルト研究所のトレーニング10回目。今回が最後と思うと感慨深いです。
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最初のお仕事は20:30から剣道クラブでの稽古。少人数でしたが、ご要望に応じてじっくり基本の練習ができました。
ある時間ほぼマンツーマンの指導でしたが、こちらの病院で研究職をやられている日本人女性は「長年の自分の癖が治った!」と喜ばれました。来てよかったなあと思います。
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▲宿泊先のグリデンハウス。クラッシックな外装、内装。手前はロックンロール発祥の地らしくエレキギターのオブジェがあった。

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2015年04月15日

<4月14日 4月度神奈川県合同稽古>

昨日は雨の中、4月度神奈川県合同稽古に参加しました。まずは七段同士の回り稽古。八段の先生も参加され日高、有馬両先生に稽古をつけていただき幸運でした。
不思議なもので八段の先生方と稽古の後は同じ七段の方々と稽古すると世界が違います。緊張感、スピード感、打突回数など全て違います。やはりハイレベルの方々と接するのが大事ですね。

休憩の後、指導稽古。八段の先生方30人に並びお願いいたします。今回は運良く宮崎史裕先生(1997年兄弟対決を制し全日本選手権覇者)にお願いできました。いきなり出鼻小手を取られその後も見事な応じ技を頂戴しました。打たれて学ぶを現場で感じた貴重な機会でした。

最後は八段の先生方同士の稽古。攻め、気迫、打突の機会の教科書を拝見するようなものです。若手八段が上の先生にかかるのも勉強になりますが、圧巻は小林英雄先生(県連会長、範士)。若手八段を攻めて追い詰め、鋭い見事な面を打たれます。
「打って勝つな、勝って打て」のお言葉通りでした。
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2015年03月31日

<3月30日 剣禅道場と志道学院>

日曜日は2箇所の道場で稽古させていただきました。

 最初は片岡先生のガイドで創立30年を超える剣禅道場へ。
不動産業を経営される海老原先生が創立された立派な道場(更衣室もシャワーも立派)で汗を流させていただきました。あいにく海老原先生は南米コロンビアに出張中でしたが、大石先生のもとで米国の方々がしっかり基本をやられています。強い方もいらっしゃって良い稽古になりました。


 夕方は大学後輩の吉田さん(住友商事)のガイドで志道学院マンハッタンの道場へ。
運良く道場主の加藤先生(教士八段)が顔を見せられたのでご挨拶し、稽古もつけていただきました。合格率1%未満の超難関の八段を海外在住で取得されるのは至難の技ですが、日本出張の際、20数年警視庁に通われて修行されたそうです。
最初は相手にされなかったそうですが、通ううちにだんだんサポーターが増えて行ったそうです。熱意は大事ですね。

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2015年03月21日

<3月20日 Raleigh剣道クラブ>

米国North Carolina(ノースカロライナ州)の最初の活動はRaleigh剣道クラブでの稽古。もう8年くらいのお付き合いになりますかね。
昨年はスペインの講習会参加で来れなくて、今回は2年ぶりですが、「ようこそ」「お帰りなさい」と言ってくれて嬉しい再会でした。
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稽古後はRaleigh剣道クラブの有志でビールを飲みます。10数人の参加。

米国剣士に「どうして剣道始めた?」と尋ねると「空手を20年やっていて剣道も共通の点があるから」と礼儀正しく答えてくれます。

この地に20年以上住まれる日本人「こちらの方が家が広いし、教育費も安い、過ごしやすい。ただ交通の便が悪いから車で家族を送り迎えしないといけない」とのこと。確かに技術、能力のある方にとってはこの国は過ごしやすい。

米国で有数の名門校Duke大学ビジネススクールに通われる若手日本人ビジネスマンも過ごしやすいとのこと。学ばれている戦略マーケティングも面白いようです。
ただ少子高齢化の進む日本でどうビジネスを伸ばすか、一緒に考えました。

 確かに米国はチャンスの国で魅力的ですが、この12日間、働くビジネスマンが日本で暮らす良さを見つけて帰りたいと思いますね。
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2015年03月11日

<3月11日 初心、熟練、自然の理>

 昨日の昼間は世田谷グループのゲシュタルト自主勉強会プラス。従来の1期、2期だけでなく3期の方も新たに顔出しされて10人以上の出席。3人ずつに分かれてのCFOなので全員ファシリ、クライアント、オブザーバーが体験でき満足感大。

 特に私は初めての方のファシリをさせていただきました。どういう性向の方かわからず質問により手探りでワークをやっていく貴重な体験。クライアント役も同様で、新鮮な体験でした。

 夜は神奈川県の月例合同稽古。七段同士10名,八段の先生3人に稽古をお願いし充実した1時間半。
 小林県連会長(範士八段)より、「今回も他県から大勢きていただいた。初めての方に稽古をお願いする時は真剣勝負のつもりで」とのお話。

 椎名先生(教士八段)からの講話も通じるものがあります。
「自分は建設関係の仕事をしている。今日施主から新しい工法の依頼があり熟練の職人さんに打診したら、それは無理とのこと。まあ、やってみようということで工夫してやってみたら出来た。これが熟練の問題点。皆さんも長く剣道をやっている方がいるが、稽古でも考えずに惰性でやっていないか。
 ただ、熟練の職人の良さは、トンカチにせよのこぎりにせよ、道具と身体が一体となっている。そして無駄なく正確。我々も竹刀と身体が一致するまで熟練しているか。また竹刀の重さを使って自然に無理なく動けているか。これを留意して稽古して欲しい」

「初心、熟練、自然の理」はビジネス、心理療法に通じるものだなと思いました。
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2015年02月26日

<2月25日 クリーブランドに着いて>

 米国クリーブランド(Cleaveland)に着いて最初の活動はCWRU(CaseWesternReserve大学)での剣道。今回は指導者の松山御夫妻が不在なので直接指導させていただく。

 面をつけないでの素振り(左手だけ、腕を伸ばす、脚を使う)を教え、面をつけては試合が近いというので引き技、すり上げ技を教える、みなさん満足度が高い。

近隣からビーティ先生はじめ一般の方も参加してくださった。地稽古は時間が短かったが、三ヶ月ぶりの再会ができてよかった。
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稽古後は学生たちとスポーツバーで食事。
先週金曜日はマイナス25℃で街中が凍りつき、学校が休みだったそうだ。シベリアより寒いそう。
今日もマイナス18℃だったそう。道理で昼間買い物で外出したが、手袋・帽子がないとつらかったわけだ。

CWRU(CaseWesternReserve大学)は日本にいるときは知らなかったが、ノーベル賞を16個受賞している大学。彼・彼女らの日々は大学、寮で勉強。たまの気分転換に剣道だそうで真面目。

学生たちの専攻は生物医学、歯学、経済、マーケッテイング、心理など。私もこの地で心理療法を勉強していると言ったら仲間感が生まれた。
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2015年01月21日

<1月20日 神奈川県合同稽古>

久しぶりに神奈川県合同稽古に参加。約200人の出席。新年なので小林神奈川剣連会長(範士八段)の後、福本全剣連副会長(範士八段)がご挨拶。
最初は七段同士で3分間の回り稽古。色んな剣風の方がいらっしゃり刺激になります。

途中の休憩で先生方の講話があるが、私が通う思斉館滝澤道場の滝澤八段がお話されました。
「古来から一観、二脚、三胆、四力と言われるが、相手をよく見て、足を使いしっかり腹を練って気持ちが動かないようにする。力や技はその後。特に観、相手の意図まで全て見通すくらいまでの眼を養うことが大切」と心に沁みるお話。
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最後の40分は30人いらっしゃる八段の先生にかかる。運が良く3人の先生にお願いできましたが、格の違いを痛感します。攻防に加え、打突の瞬間の冴え、一本取るまで氣を抜かないなど打たれながら学びます。

こういう思いっきり自分をぶつける場があるのを幸せに感じます。
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2014年12月26日

<12月25日 剣道デモンストレーション>

 ウズベキスタンジャパンセンター主催の「剣道デモンストレーション」。日本語を学ぶ学生、日本文化に関心の高い一般の方約80名が来てくれました。

 最初は剣道の理念、「剣の理法を通じての人格形成」を伝えました。特に厳しい剣の修行を通じて本質を掴むことの事例で、神奈川県警の稽古風景をお見せしたら聴衆は息を飲んで見ておりました。
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高段者になると竹刀は真剣と同じように扱う、無駄打ちはしない「一期一会に繋がる」。相手は自分の師匠、敬愛する気持ちを伝えました。

後半では日本剣道形をタシケント剣道クラブ改め、青志館道場館長のShuhkrat氏と、木刀による剣道基本技稽古法をSergy氏と披露できました。
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 日本文化との関係では「道」を例に出しました。
剣道以外に茶道、華道、柔道などあるが、これらは無駄を省き本質をつかむ。「柔よく剛を制す」という言葉があるが、力のないものでも強いものに勝てるという本質を見出すところが共通。相手と争わず敬して和していくのが特徴とお伝えしたらわかって頂いたようです。

質問が集中しました。
一番興味深かったのは、ビジネス・マーケティングとの関係。すこし考えて
「まず不動心。とらわれが少なくなるので物事がよく見える。この商品を出したら絶対売れると思い込むのではなく、売れない兆候を見逃さない。現実をよく見て必要なことをする。
 あれもこれもではなく必要な事に集中。そして誠心誠意相手に関わる」と答えました。 

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2014年12月21日

<12月20日 タシケントの剣道>

 昨夜は剣道の稽古会。初心者も新たに増えて25人。見学者も10人くらいで今後更に増えるでしょう。
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先週教えた木刀による剣道形基本前半のおさらいをします。ありがたいことに厚木剣道連盟有志からいただいた袴・剣道着や木刀の数多くあるので参加者が増えても対応できます。
また「初心者と中級者が組んでください」というとこの3年間教えてきた10数人が指導者になってくれます。私が見本の形を示しますが、相方をSergey Kim君がやってくれるので良い見本が見せられます。
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今回はゲストとしてJICAの浅見六段や他の道場主のコンスタンチンさんも初めて参加。真面目な稽古ぶりが見せられて道場主のShuhratさんも嬉しそうでした。

現役警察官のShuhratさんは「剣道を通じて青少年の健全育成をしたい」という夢は実現しつつあります。

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2014年12月15日

<12月14日 タシケント剣道クラブ>

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4ヶ月ぶりのタシケント剣道クラブでの稽古会。新メンバーが4人でした。
 彼らにとっての新メニュー「木刀による剣道形練習法」(前半)を熱心に練習してもらいました。

 稽古終了後は、タシケント剣道クラブのリーダーShuhratさんのご自宅によばれます。奥様の手料理、すごいご馳走でした。IMG_5410.JPG

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 話題はもっぱら先月の「あつぎ国際剣道祭」に参加したこと。

「・初めて訪れた日本は素晴らしかった。
・なぎなたで小さい可愛い中学生と試合したのは楽しかった。

・毎晩アルゼンチン、イタリアなどの選手が部屋に来てくれてと酒を飲んだ。国のゼッケンを交換した。米国剣士MikeWatson氏と仲良くなった。

・剣道八段の先生方と多くの写真を撮った。

・同行したSergey,Baxtiyorが毎朝起きずに集合時間ギリギリだった。
・富士山、箱根は楽しかった。写真を一杯撮った。」

ウオッカを片手に楽しいひとときでした。
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▲お祝いごとのあるときに食べるプロフ(牛肉入りチャーハン)。美味しい!

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2014年11月30日

<11月30日 ブラジルの剣道の先生>

昨日はブラジルの石橋弘善先生(教士七段)との最後の稽古でした。

石橋先生は11月初めのあつぎ国際剣道祭に参加されるために来日、そして金曜日の八段審査(合格率0.6%!)受審のため約1ヶ月滞在されました。

私はブラジルに二回訪問したことがあり親しみがあることと石橋先生(日系二世)のお人柄に惹かれよくお話させていただきました。丁寧なきれいな日本語をお話になられ、戦前日本人の美しい日本語を推測できます(30年前ブラジル訪問の際も感じたことです)

稽古の後、道場で全員の前でスピーチされました。
「12時間の時差がある所からお邪魔し、1ヶ月間毎日のように稽古ができて幸せでした。今も身体から湯気が出ていますが、ブラジルでは自分が子供達を指導することが多くこれだけの先生方とは充実した稽古ができません。
圧巻は11日の神奈川県の合同稽古。36人もの八段の先生がたが元に立たれる。70人もの七段と回り稽古ができる、こんな恵まれた環境はございません。ありがとうございました」

ちなみに石橋先生は来年の5月、八段審査と月末の世界選手権(日本で開催)の監督として来日されます。
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2014年11月29日

<11月29日 剣道日本に掲載される>

11月はじめの「あつぎ国際剣道祭」が剣道の専門雑誌「剣道日本」に掲載されました。今回は全日本選手権という最大のイベントがあったのに関わらず4ページにわたっての紹介は一地方の大会にしては異例のこと。
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写真を23枚使って3日間の様子が取材されています。滝澤厚木剣道連盟会長はじめ外人剣士の感想をきめ細かく載せてくれてあります。
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各国の剣道事情紹介は、私が担当した厚木剣道連盟のホームページから引用されていました。特にウズベキスタンは半頁630字も引用、第2次大戦後ソ連に強制収容された日本兵が虜囚の身に関わらず質の高い仕事をされた事を紹介した文章を掲載いただきました。これは厚木の同僚剣士からも共感頂いたので嬉しいことです。

驚いたのは最後の段落で私が載っています。

「海外剣道指導の経験の多い藤原渉外部長の感想です。
『世界中の笑顔がいっぱいです。この4日間、剣道の素晴らしさをお互い確認した他、世界14カ国の仲間が出来たこと、厚木剣道連盟メンバーも結束・信頼が高まったことなど良いことがいっぱいありました』と運営委員の締めの言葉に使っていただき若干照れくさい思いです。
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「勝ち負けではない剣道大会、それが本当の交剣知愛につながることをあつぎ国際剣道祭は証明してくれた」とその後に締めがありますが、雑誌にまとめられると海外剣士含め全ての参加者の思い出がパッケージになった感じです。
厚木では子供も含め300冊が配られました。

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2014年11月28日

<11月27日 癖を直し、無心になる>

二日連続の思斉館滝澤道場。
昨日は日本剣道形の稽古でした、前半は子供や六段の方を教えますが、最後はお互い自由に稽古。そこで滝澤館長(教士八段)から数点直接ご指摘を受けました。

頭ではわかっているけど実際は変な癖がついて剣先の位置、突く角度が違っていました。
思い違いもありました。三本目の仕太刀の残心は相手の顔の中心に付けますが、実は剣先の延長が目の間で高さは目の高さではなく鼻の位置でした。

七段になって子供はじめ皆の見ている前での多くの間違いを指摘されるのは恥ずかしいのですが、一方的に教えられる講習会ではありえないので大変貴重です。直さないと後進に間違った教えをします。ありがたい親心と思い、まさに肝に命じて直そうと思いました。

今週は六段から八段審査が東京であり多くの方が稽古されています。水曜日の滝澤先生のお言葉。

「頑張ろうと思ってはいけない。力が入りスムーズな技が出ない。力を抜いて何時も通り立ち会おう、油断はしない、という心構えが良い。無心になっていると知らぬ間に不思議な技が出る。

とは言っても審査会場で多くの知人に会い『頑張れよ』と言われると自然に力が入る。そのために逃げるわけではないが、人に会わず一人で精神集中すると良い。気が溜まり無心の立ち会いができる」
オリンピックで金メダルを取られた方々の心境にも似ていますね。無心は心がけ、訓練で作られる!
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▲10月31日の国際剣道祭前日の思斉館滝澤道場での稽古会

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2014年11月06日

<11月5日 Clevelandの剣道>

Clevelandの初仕事はCase Western Reserve大学での剣道の稽古。9月から2ヶ月ぶりです
学生以外に近隣の大人の剣士が来てくれます。NeilにBeater先生、わずか2分間/一人しかできない稽古ですが、数時間かけて来てくださり気持ちが嬉しいです。
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23時以降の遅い夕食を学生たちと撮りました。分厚いハンバーガーをかぶりつきながらお話を聞きます。
インターンの時期で学生は企業で労働体験をします。働きが良いといい推薦状を書いてもらいそれが就職とか大学院に進学にも良い材料になるそうです。

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2014年11月02日

<11月1日 あつぎ国際剣道祭初日>

あつぎ国際剣道祭初日は弓道の巻藁射礼と真剣試し切りから始めます。その後、居合、杖道、薙刀、古流の形が続きます。

交流試合は中学生と外人剣士。米国のGolaさんは奮戦しましたが、試合巧者の小林君に二本負け。
薙刀対剣道の異種交流試合も会場が湧きました。体の小さな中学生女子とウズベキスタンの身体の大きなShkuratさんのユーモラスなやりとりに会場は笑いが出ていました。

八段の先生(高野先生・岸川先生・陳先生・有馬先生)に二人ずつの国内外の元気な剣士がかかる模範稽古も見ごたえがありました。特に有馬八段の上段とフランス グロン四段の二刀流は息を呑みました。

最後は合同稽古。最初は二段以上の外人剣士に子供たちがかかります。面をつけたばかりの小さい子供たちが大きな体の外人剣士にかかっていくのは微笑ましく、あとで外人剣士も楽しい経験だったと言っています。
私も岸川八段にお願いし、攻防の高度な技を目の当たりに体験でき有意義でした。その後、英国・スペインの7段と稽古ができました。

演武会が終了して、ホテル近くの洋食レストランで夕食会。各国語が飛び交い楽しいひと時です。
私も米国、スペインや英国、オーストラリア、中国の方々と話ができたのは楽しかったし、最後に小林英雄神奈川剣道連盟会長と香港の岸川ロベルト先生とお話しし後記念撮影でき嬉しく思いました。
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2014年10月31日

<10月31日 厚木国際剣道祭の前夜祭>

昨日午後から、厚木剣道祭に参加する剣士が集まりだしました。受付会場のロビーは各国の剣士同士再会を喜び賑やかです。
4時半から厚木市長訪問、6時から思斉館滝澤道場での合同稽古。裏方としてはホテルから道場まで、全員がボランテイアの数台の車に乗っていけるか気を配りましたが、無事完送。私も最後の車に乗って道場へ。

体の大きな約40人の剣士で道場は一杯。
滝澤館長(厚木剣道連盟会長、剣道八段)のご挨拶をスペイン語、英語、韓国語に順次通訳するのも国際的。40分くらいの稽古でしたが、米国、ウズベキスタン、スペイン、韓国、イタリアの剣士と気
持ちよく汗を流せました。

ホテルまで無事送り届けて、米国Mike Watson氏とフランスのJulien Goullon氏とアマダの松田氏で食事。Goullon氏は二刀流で日本には修行で複数回来られてカタコト日本語も話せますし、非常に剣道の稽古熱心。
私もパリ大会は三回参加し、共通の知人もいるので楽しく会話が弾みました。

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2014年10月16日

<10月16日 滝澤光三先生>

11月1日からの「2014年あつぎ国際剣道祭」の準備のために実行委員は毎日メールでやりとりしています。

私は日本に来られる13か国数地域の69名の方とコンタクトする渉外部会長を仰せつかっています。ひとつの仕事が、来日者の国の紹介。厚木剣道連盟のホームページで各国の剣道事情、厚木とのご縁を紹介しています。
http://atsugi-kenren.net/Festival_2014/index.html#Introduction

最初は英国のご紹介。60年前に剣道連盟が出来ましたが、初代会長の滝澤光三先生(範士九段;現在の滝澤建治会長の御尊父)がオリンピックのピストル競技のコーチをやっておられ欧州各国に行かれました。もちろん剣道も教えられました。
最初に教えたのが英国で、日本人に関わらず初代の英国剣道連盟会長になられました。%E3%80%8C%E6%BB%9D%E6%BE%A4%E5%85%89%E4%B8%89%E6%95%99%E5%A3%AB%E4%B8%83%E6%AE%B5%E8%8B%B1%E5%9B%BD%E5%89%A3%E9%81%93%E9%80%A3%E7%9B%9F%E3%80%8D%E3%81%A8%E6%9B%B8%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%8A%E5%86%99%E7%9C%9F.JPG


写真は英国から贈られたものです。その後、欧州各国でご指導をされ今日の欧州剣道の隆盛の礎を築かれました。

今回、欧州からも英国、スペイン、イタリア、フランスから16名の剣士が来られますが、ご縁ですね。

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2014年08月03日

<8月2日 タシケント剣道クラブ>

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中央アジアのウズベキスタンでの最初のお仕事はタシケント剣道クラブでの指導稽古。新しいメンバーも加えて基本的な構えの確認から入り、足技、連続技を磨いていただきました。皆さん若いのでハードな稽古も満足度は高いようでした。
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ちょうどタイミングよく2日前に日本から段ボール9箱が届きました。
 思斉館滝澤道場の皆様に「不要な剣道具、剣道着をいただけませんか」と呼びかけたところ、多くの善意が届き、5月に船便でタシケントに送ったものです。
小学生の剣士も増えてきたので各種サイズがあって良かったと思います。
元々は警察官であるリーダーのShuhratさんが剣道を通じて青少年健全育成につなげたいと言う思いに協力させていただいたもの。彼の夢が国境を越えて実現できそうで嬉しく思います。

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2014年06月23日

<6月22日 審判講習会>

厚木剣道連盟の審判講習会と合同稽古。来週の市民大会に備えて審判講習会は熱が入りました。
最初に審判の入場の仕方、持ち場への移動、審判旗の扱いなど基本所作をおさらいし、子供たちが基本試合、一本勝負を行います。四段以上の参加者全員が審判旗を持って実際に手を上げて判定します。

判定の赤白が分かれた場合、どういう根拠で上げたのか、反対に何故上げなかったのか個々に意見を聞きます。審判基準の内、何を適用したのか言語化するので非常に勉強になります。他者の意見を聞く事で、自分の視点とか自分の大事にする基準と違う場合がわかってきます。この辺はダイアローグと似ています。

最後に八段の先生から「自分はこの点を評価した(着衣、構え、打突、間など)」というコメントをいただき、更に視点が広がります。

印象的だったのは、ある参加者が「迷ったんですけど,取りませんでした」と言う意見に対して「昔、ある先生から言われた事だが、審査でも迷ったら〇にする。審判でも迷ったら旗を上げる。否定して却下するのは簡単だが、良い技を有効打突にした方が修行の奨励になる」というご指導は心に残りました。
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2014年05月03日

<5月2日 North Carolinaの剣友たち>

Mike Watson氏に連れられて、Raleighの道場へ。6年来の付き合いで懐かしい。昨年はSouthEastの大会がこの地で開かれ私もゲスト審判で招かれた。その時、母ともどもお世話になった鶴身さんとも会え嬉しい。
Parker六段も一昨日に続き来てくれた。彼とは日本以来のお付き合い。二年前まで彼は座間キャンプで歯科医として勤務。その際、厚木や町田の道場に来ていて懇意になった。世の中狭いものでNorth Carolina出身で、Mike Watson氏に剣道の手ほどきをしたのは自分だと聞いて驚いた。今はこちらの大学で教えておられる。
 初心者が多い中で、彼とは緊迫したけいこができるので嬉しい。

稽古後、皆で食事。Mike Watson氏が忠臣蔵(四七士)の魅力を語る。色々な見方はあるがと断りながらも、主君の仇を果たすためにリーダー(大石内蔵助)が家族と別れ任務を遂行したのは武士のモデルと熱く語る。

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<5月2日 剣道と人間の発達と>

この3日間はNorth Carolina州のChapelHillのホテルに閉じこもって調べものをしたり本を書いたり。夜は剣道と食事となかなか充実した日々です。
 Sheratonの一番安いの部屋にいますが、緑が多く天気も良くリゾート感覚でゆったりできます。

 先日の剣道場では初心者が多く、面を打たせる事が多かったのですが、今ゲシュタルトの発達の資料を読んでいて共通点に気づきました。

 ある道場の剣道初心者たちはスキを見せても警戒してなかなか打って来ません。大きくスキを見せて「Please」と優しく言ってようやく打って来ます。それでも小手や胴を打たれるのではないかとびくびくして打つので真っ直ぐ打てません。5分くらい基本を教えているとようやく伸び伸び打つようになりました。

 人間の発達と同じです。最初は安心できる場で養育します。基本的な事を教えます。出来ない事を叱るのではなくでたことを認めて自信をつけさせます。
 少し力がついて来たら工夫をさせます。すると面白さが分かってきて自ら稽古するようになります。
更に力がついて来たら、少し手ごわい相手と稽古をしてチャレンジします。

これらは人間が乳児、子供、青年期にかけての親や先生の関わりと同じだと思いました。最初は非言語で肯定して養育して、だんだん成長に合わせて指導して励ましながらチャレンジさせる。
色々な学び経験が結びついてきます。

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2014年04月29日

<4月28日 ボストン剣道協会>

ボストン剣道協会の稽古に参加しました。
Haris五段、Cruz四段が熱心にご指導され、緊張感ある中で二時間、気持ちよく汗を流しました。日本人の吉田六段も地稽古はできませんでしたが、基本打ちで組んだ際、小手打ちは見事でした。

 終了後、有志が夕食にお付き合いいただきました。稽古後のビールやスペアリブの味は格別でしたが、それ以上にネットで知り合い、初めての顔合わせで予約もしていないのに食事ができお話しできるとは人の気持ちの味わいは特別です。
出会い、ご縁に感謝するとともに、こうして剣を通じて友人が出来る幸せを感じます。

▲右側がスペイン出身のアンドレスさん。滝澤先生を知っておられた。7月から旧ソ連領のグルジアに往かれる。左の女性が吉田さん。東大剣道部出身。こちらで免疫の研究をされている。

▲分厚いスペアリブ。

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2014年04月24日

<4月23日 クリーブランドの剣道>

 米国での最初のイベントはCase Western Reserve University(CWRU)体育館でのCleveland剣道クラブでの稽古会。あいにく学生は試験中なのでいつもの3分の1とのことだが社会人中心に10数人集まっていただき気持ち良い汗を流しました。数か月ぶり拝見しましたが、皆さん腕が上がっておられました。

稽古終了後、ビールとバファローウィング(手羽先)で軽く食事。CWRU教授の方にお話を伺う。
 大学の学費は350万円/年間くらい。寮に入っても500万位かかる。成績が良いと奨学金が出て学費がまかなえるので学生は必死に勉強する。日本の学生はバイトするが、ここでは勉強が何よりも割の良いバイトになると聞き、なるほど。

東大博士課程を出たこの教授、どうして米国で働くのかと聞くと、研究のレベルは世界トップ、自由、平等で資金がある。その分実力主義で鍛えられるので面白い。日本ではいくら優秀で実績あっても教授になるには諸要素が必要でしょう(特に外国人には)、と聞き、うーん。

 日本から後輩の東大始め優秀な学生が交換留学で来るが、言われた事しかやらない、受け身ですねと言われて、うーん。言い返せない。

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2014年04月20日

<4月20日 あつぎ国際剣道祭>

今日は厚木剣道連盟の月例稽古会の後、26年度の総会です。
今年は大きなイベントがあります。剣道連盟の創立が60周年を迎えるのを機に、11月から3日間、諸外国の剣士を招聘して国際剣道祭を開催、日本の伝統文化である剣道の楽しさ、素晴らしさを厚木市から発信します。
 
昨年末に案内を出したところ、13か国70数名が参加表明されました(韓国、中国、台湾、香港、オーストラリア、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ウズベキスタン、ブラジル、アルゼンチン、アメリカ、友好都市の横手市)。

 初日内容は居合,杖道、弓道、なぎなたなどの武道演技、2日目は厚木市剣道選手権への参加、3日目は日本武道館での全日本選手権大会見学など、日本剣道を深く知ってもらう企画を考えています。
 多くの出会い、感動があるように今後実行委員会で詰めて行きます。

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2014年04月13日

<4月13日 剣道伝達講習会>

今日は小田原にて平成26年度の神奈川剣道連盟主催の剣道伝達講習会。
先週、全日本剣道連盟で八段対象に講習した内容を八段の先生が地元に帰り教えるもの。神奈川では三回、場所対象を変えて行いますが、最新の剣道のエッセンスが日本中の剣道高段者に伝えられるのは伝統を守り向上するには素晴らしいと思います。

 講師は松原八段、岡見八段のお二人で、日本剣道形、審判法、指導稽古が行われます。我々六,七段のグループは松原先生でしたが、剣道形は心構え(自分がどう生きるかが現れる。最後まで気を抜かない。相手と息を合わせる、錬度によって速度が変わるなど)のお話しが心に残りました。

実習は座り方・立ち方の礼法から始まり、一本一本、何故こういう所作をする必要があるか、どういう応用が出来るのかの理合いを丁寧に教えていただいたので、気づくことが多くありました。

これから国内外で色々な方々に伝えていきたいと思います。

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2014年03月30日

<3月29日 ベルギーその2>

昨日は黒木七段の道場「若駒剣志会」で稽古。
宮崎出身の黒木先生が情熱持って教えられます。当初は子供中心だったそうですが、
今は大人もずいぶん増えたそうです。六段、五段の方々と稽古でき面白かったです。

稽古終了後、Sergeo Boffa, 濱田直子さんご夫妻も交えて食事。
ベルギー生活のあれこれも面白かったが、ご主人のBoffaさんが歴史の先生(教授;戦争論も専門)なので質問。

Q 欧州で強い国はどこか?
A;ロシアと英国。ドイツは別格。

Q;スペイン、ポルトガル、オランダが一度は世界を制覇するが、英国がそれに替わった。何故か?
A;
1.植民地からの利益による経済の向上。英国は後での支配だからノウハウを貯めた。
2.産業革命があり生産力が上がった。
3.内部抗争により戦闘力、政治力が高まった。

▲黒木先生とSergeo Boffa, 濱田直子さんご夫妻

▲ベルギー人の好きなホワイトアスパラ。4月からが旬だが早めのものをいただいた。

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2014年03月29日

<3月28日 ベルギーの剣道>

昨日はライデン経由でベルギーに移動。マドリッドのAsunさんのご紹介でEmilio Gomez七段の道場BUTOKUKANで稽古をしました。

 最初に剣道形と打ち込みを行いますが、Emilio先生の見本が素晴らしい。気合は充実、腕は伸びて打突後の身体の抜けも素晴らしい。先生はフランスのピーター先生との事だが、外国人でこれだけしっかりした指導ができる方がいるとは、と感心していました。 Emilio先生の地稽古は非常にエキサイティングでした。

 稽古終了後、ビアレストランで、ベルギー名物のビールをご馳走になりましや。全部で2000種類くらいあるそうですが、最初は軽いものから次はアルコール度の10数%にお替り。ビールにワインなど入れたような芳醇な味わいで気持ち良く酔えました。

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2014年03月24日

<3月23日  マドリッドの昇段審査>

指導者講習会の後は、三段までの昇段審査。アントニオ七段始め,アスン五段、ゴンザレス六段などスペイン人五名が審査員を行い、滝澤先生と私はオブザーブ。

 立ち合いは素直に面、小手を打ち合う。変な防御をしないから有効打突が入る。基本に正しい剣道だ。

 驚いたのは日本剣道形。三段受験者は素晴らしく出来が良い。「日本の三段でこれだけの方が出来る人はいない」と日本での審査会で委員長を務める滝澤館長。同感。

 更に感心したのは、審査会が終わって防具をしまう姿。全員が座って礼儀正しくしまう。竹刀や木刀の扱いも丁寧。

 日本剣士平均はもう少し粗雑だ。
フランスのパリ大会でも感じた事だが、自分を律したり、他者尊重するなど武道の本質は欧米に行っているのではないか?欧米の剣士の方が真摯に武道の基本を守ろうとしているし、本質把握に真剣だ。

日本人の私も真摯に基本に戻ろう、武道の本質を求道しよう、それを周囲に伝えていこうという気持ちになりました。今回のも目的は指導でしたが、こちらが多くの刺激をもらいました。

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<3月23日 氣と剣と体を一致させる>

 

マドリッドでの講習会二日目。今回のテーマは「一致」。スペイン語では3通りの意味があるそうだが、気持ちと身体を一致させる、身体も手や足や身体を一致させると冴える技が出てくると言う意味。

 滝澤館長は左手だけを伸ばす素振りから始め、手足を早く動かすなど基本を教えつつ、6人組になって連続的に面の打突を指導。面をつけて6人組で、一人が連続して打ってくる5人を対象に、すりあげたり、返したり、出鼻を打つ稽古。圧巻は、前、後ろから打ってくる5人に対して毎回方向を180度変えて打つ稽古。思斉館滝澤道場では小学生にこれを教えるが大変な反射神経は必要。

 最後の30分は地稽古。昨年七段に昇段されたアントニオ七段と稽古出来たのも良い体験。
 終了の礼では、150人近い参加者を前に「一緒に稽古が出来て楽しかった」とスペイン語で話すと大きな拍手。後は日本語で「皆さんの剣道は基本に忠実。スピード感ある技を習得されて感心した、またお会いしましょう」と締めた。
皆さんの真摯な姿勢にこちらが刺激になりました。

▲地方で指導されているアントニオ七段。
慈愛に満ちた表情で人を惹きつけます。

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2014年03月23日

<3月22日 マドリッドの剣道講習会>

午前3時間、午後3時間の剣道指導者講習会。全スペイン(島々含む)や北アフリカ、アルゼンチンなどから約140名集まった参加者は熱心でした。

 講師の滝澤先生は丁寧に基本から教えて行きます。構え、足さばき、素振りから始まって、基本打ち、応用技まで良い見本、悪い見本まで示範するので非常にわかりやすいです。また140人の参加者が2グループに分かれて、かなり色々短く多く実習をするので満足感は高いと思います。
 私は基本技・応用技の相手役やら日本剣道形では見本を演じました。参考になったと言われてほっとしました。

 驚いたのは、参加者が熱心なだけでなく基本打ちがかなりしっかりしていてスピードがある事。日常それぞれの道場で熱心に稽古されているのが伺えます。
 時間を守ったり、教えられたことを素直に聞くのも驚きますね。滝澤先生のおっしゃるには30年前はこうじゃ無かったけど少しずつ教えていかれたそうです。

 午前午後の最後の40分間は地稽古。面をかぶって毎回20数人のお相手をさせていただきます。中にはナショナルチームのメンバーもいて、私も大きな声をだし非常に気持ちよく汗を流しました。スペインに来てから、ワイン、美食で栄養補給した分をかなり発散できてスッキリしました。

 夜はまた参加者数十人とのディナー。心地よい酔いが回りました。

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2014年01月11日

<1月10日 クリーブランドの稽古会>

Cleaveland Kendo Club の稽古会に参加しました。本来は水曜日が数十人来られるのですが、飛行機遅れで私が不参加。代表の松山四段が特別にダンス会場を借りて有志で稽古会。技の稽古から地稽古と汗をなしました。

 皆さん、礼儀正しく、きびきび動かれます。私のアドバイスに対して「ハイ」と直立不動で聞かれます。私の右側の年配の方がビーティ先生。元アメリカ海軍勤務で日本にもいらしたそうで、古武士の風格があります。

稽古後全員で人気あるレストランに行き、地元ビール、分厚い肉入りサンドイッチをいただきました。

ボリュームたっぷりのこの品、一切れでお腹いっぱいになります。パンを両手で端から抱えるように持ち上からつぶしながら、はみ出たお肉を落とさないように食べるのがこちらの食べ方だそうです。

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2014年01月05日

<1月5日 厚木剣道連盟初稽古>

 厚木剣道連盟の初稽古。子供、大人約100名参加。
前半は日本剣道形。私は高校生を指導。技を教えながら自分の知識の曖昧な点に気づく。後でこっそり先輩の先生に訊き、確認。教える事は学ぶ事だと実感します。

その後、小一時間、面をつけての稽古。元に立って指導稽古。
最後に八段の先生にかかる。こちらが打って休んだ後に面を何回か打たれる。剣道には「打って反省、打たれて感謝」と言う言葉があるが、まさに上手の先生に打たれて極意がわかる。
学びになった良い一日。今年は剣道も頑張ろうと思いました。

ちなみに今年は厚木市市制60年。10月には10数か国から剣士を招いて厚木国際剣道フェステイバルを行います。今年も充実した年になりそうです。

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2014年01月03日

<1月3日 初稽古>

 思斉館滝澤道場の初稽古。日本剣道形は昨年昇段された小河六段と大久保五段。気合の入った形でした。

その後、小一時間、面をつけての初稽古。年末に足を捻挫して心配だったが、すぐ慣れて、気持ちの良い汗を流しました。外部から来られた方々との初めての稽古は緊張感があって楽しいものです。
今年も鍛錬していきたいと思います。

新年稽古後は新年会。滝澤建治館長先生(剣道八段)からのご挨拶から始まります。


「今年のテーマは一致。手と足、氣剣体、攻めと打突、すべてが合わす事。
すると素晴らしい技が出てくる。体力が衰えても稽古不足でも、この一致があえばいい技が出る。皆さんと同じく気持ちを一致すればさらに良い稽古が出来る」
 その後、乾杯があり、楽しく懇親。
▲懇親会の締めをやらせていただきました。思斉館滝澤道場の皆様からいただいた竹刀25本、剣道具9体をウズベキスタンにお届けし、ずいぶん喜ばれた話をしました。

最後に滝澤先生と記念写真。今年3月のスペインの講習会では私もアシスタント講師として参加いたします。

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2013年12月22日

<12月21日 タシケントの剣道ファン>

タシケント剣道クラブは思斉館滝澤道場有志のおかげで全員が防具をつけて稽古が出来るようになりました。

また日本人が剣道を教えていると言うので、ビジネススクールの生徒も含め10人以上の見学者が来られ、2時間の稽古を熱心に見学されました。
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 写真は見学者と一緒に記念撮影。ちなみに右端の女性が抱く赤ちゃんは剣道クラブメンバーのお子さんで名前を「ケンドー」と言うそうです。

この後、私も次々とツーショット、スリーショット(記念写真)を求められました。一瞬のモテ期ですね。

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2013年12月16日

<12月15日 タシケント剣道クラブ>

日曜日はタシケント剣道クラブの稽古指導二日目。

日本剣道形の講習の後、いただいた防具や竹刀を使って基本の稽古。
 切り返し、面打ち、小手面打ちを練習しますが、8月に来た時より確実に技が練れていました。
普段の稽古がわかります。

▲どなたかの撮影。どーんと見守っている自分がいます。

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2013年12月02日

<12月2日 氣と機を合わす>

 思斉館滝澤道場の高段者稽古会。滝澤建治館長(剣道八段)の講話から始まる。

「先日の昇段審査では当道場では六段が二人誕生した。八段では一次合格が二人。神奈川県全体では八段が二人、七段が二〇数人、六段が50人誕生。

 この人は通るな、というのは顔を見てわかる。準備している。打ちを我慢して我慢して、打つときは身を捨てて打てる、そういう稽古が身についていた時。

 審査は『氣と機を合わす事』。氣を練って充実させ相手を攻めて崩す、そして必要な機会に打つ。

 反対に横へ出て打つなど、やってはいけない事をしてはいけない。私はこの方は昇段が近いなと言う人には繰り返して注意させていただく。

審査員は潜在能力含め受験者のいいところを見ようとしている。当たらなくてもいいとこ打ったな、と思うと合格させようとしているのだからやってはいけない癖は直さないといけない」

 
ちょうど家に帰ったら、NHK番組のプロフェッショナルをやっていて、将棋の羽生さんや高度な技術を持つ心臓外科医の話が紹介されていたが、重なる事があり、感銘深かった。

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2013年11月02日

<11月2日 スペイン剣士来る>

 今日の思斉館滝澤道場の稽古にスペイン・バルセロナから5名の剣士が参加。

地稽古が始まり、私が元に立つと次々にかかってきてくれます。遠間から元気で迷う事なくまっすぐに打突されてきます。こちらも全力でお相手し、ともに気持ちの良い汗を流しました。

 シルビアさんはじめ今年の1月にバルセロナでお会いした懐かしい方々です。向こうも覚えてくれていました。明日の全日本選手権を見た後観光したり剣道をしたり、1週間いるそうです。

こういう交流が続くのは嬉しいものです。またスペインに行きたくなりました。


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2013年10月27日

<10月26日 ケント大学での稽古>

クリーブランド3日目の夜はゲシュタルトのトレーニング終了後、1時間少しのドライブで、オハイオ州の隣のケント州立大学にお邪魔して稽古。学生には基本を指導の後、ビーティ4段始め社会人剣士と稽古。みっちり汗をかきました。

終了後の食事会もセットいただき楽しい時間でした。レストランは古き良きアメリカをイメージするデザイン。日本人の方もいて現地情報をお聞きしました。

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2013年10月24日

<10月23日 クリーブランドの剣道>

 クリーブランドの最初のお仕事は剣道の稽古。松山4段(ケースウェスターン大学教授)がセットしていただき、大学生の他、近隣の社会人剣士も含め約20数人が集まり、22時半まで2時間みっちり汗を流しました。
 3月以来7か月ぶりですが、大学生は基本が上達していました。ほぼ全員と稽古が出来、良い時間でした。明日も別の大学に誘われましたが、流石にゲシュタルトセミナーの予習復習に使おうとお断りしました。(だけど金土は稽古予定です)


ちなみに昨日昼のクリーブランドの天気は曇り。ポツポツと振りだして良く見たら小粒のヒョウ。夜、23時近くに剣道の稽古後は雨と思ったらみぞれ。運転しにくいなと思ったら雪に変わって行き、積もって行きました。

下の写真は24日朝の6時ころ。車の積もった雪を掃除している男性が左に見えます。
除雪車が通るので主要道路は安心ですが安全運転で参ります。

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2013年10月14日

<10月13日 軍浦・厚木の剣道交流会>

 軍浦市、厚木市の剣道交流会。

 午前中は日本剣道形の講習会。滝澤団長がご指導。私も形のデモをやらせていただく数人のうちの一人でやらせていただいた。


▲滝澤先生(八段)と池永七段の日本剣道形の模範演技。

そのあとは小中学生の交流試合。午後は大人の試合。
試合はお互いがいい技を出すと相手のチームでも拍手が出る友好的な良い雰囲気で進められる。
滝澤団長が、「勝つことにこだわらずベストを尽くす。友好が目的だから、お互いの良い技も拍手しよう」と事前に指導されたことも良い方に影響している。本来の試合も」こうありたい。

試合結果は子供は厚木が二勝、大人は一勝一敗。

閉会式では滝沢団長が『3年前は厚木が上だったが、逆転した。韓国の方、頑張ってますね。厚木の選手は日本にかえってこれを反省し稽古するだろう』とコメントされた。
まさにその通り、私は副将で出させていただいたが、第一戦は動きの速い相手に小手を取られ、胴は返したものの引き分け。第二戦も決め手がなく引き分け。面技を磨くのが課題と肝に銘じた。


その後の40分の合同稽古は充実で汗をいっぱいかいた。この二日、まっこりや焼肉をいっぱいいただいたが、それらが完全消化されたような激しく爽やかな稽古でした

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2013年09月22日

<9月22日 米国剣士との交流>

日曜日は米国南東部の昇級、昇段審査。


前後に稽古会があり、有賀、前田七段始め、多くのアメリカ人、日本人剣士と気持ち良い汗を流しました。

特にここ数年、お付き合いのあるアトランタ、チャペルヒルの剣士からは稽古後のアドバイスを求められ、気づいた点を丁寧に伝えました。

私の面打ちが参考になる、といってくださる方もいて、海外でお役に立てて嬉しく思いました。

夜は、マイクワトソン一家と食事会。マイクさんは剣道三段、チャペルヒル剣道クラブの役員。今回 南東部の大会に審判としてお招きいただいた。


マイクさんは大の日本好き。ご自宅には日本グッヅがいっぱい。
お嬢さんのゾウイ(ギリシア語で命の意味)さんは3年前、名古屋の南山大に短期留学。
日本の印象はと聞くと、地下鉄などの交通機関が発達、新幹線もすごい。日本に興味を持ったのは、子供時代に見たアニメ セーラームーン、ナウシカ、トトロだそうです。

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2013年08月05日

<8月4日 手作りの木刀、剣道具>

土日はタシケント剣道クラブでの稽古会。日本剣道形の小太刀を教え始めました。

日本からは太刀に加え、小太刀も持参しましたが、数が足りません。先週その話をすると、早速手製で10本仕上がりました(写真の男性が作者)

 また女性の着用している胴は見慣れないと思ったら、これもウ国の工場で作ったもの。さすがに面は難しくて作れないとの事でした。
 必要は発明の母ですね。



稽古の終了後は、懇親会。私の希望で、韓国料理屋に行きました。やっぱりキムチはたまりません。夕方だけど日差しは強くビールが美味です。

 ちなみにウズベキスタンにはkoreaの方が40から50万人おられます。元々は第二次大戦後にソ連に労働力として強制移住された悲しい歴史がありますが、今は現地に定着されています。私の受講者にも多いのですが、皆勤勉で優秀、ナイスガイです。


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2013年07月27日

<7月27日 タシケント剣道クラブ>

Usbekistanでの初仕事はTashkent Kendo Clubの稽古会。

 日本から木刀を持参しプレゼントしました。

彼らは手作りの木刀を使っていますが、ツバがないので危険です(下記写真参照)。


早速、新品の木刀で日本剣道形の稽古を始めました。

昨年、冬に日本剣道形は7本目まで教えたのですが、その間7か月間自習をされていたようで順番や形は覚えてくれていました。
 軽い感動を覚えました。

良く拝見すると、距離の取り方や細かい所作が違うので丁寧に教えたら4本目までで
1時間半。
 40度以上の高温なので今日は面をつけずに、木刀での切り返し。木刀による剣道形基本技の一本目を教えた後なので非常に上手にやれるようになりました。

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2013年07月07日

<7月7日 思斉館滝澤道場の講演会>

 本日は思斉館滝澤道場の後援会の総会。
一通りの議事が終了し、滝澤館長先生の講話『当道場の方針』があった。

「剣道には不合理なことが多い。

 紐を結ぶのはその代表例。胴着、袴から始まって、垂れ、胴、面と8か所ある。見えない個所もあるし、後に手を回さないといけない所もある。
 それを小学校の低学年から親の手を借りずに一人でやる。おまけに早くキチンとやらせる。

 剣道の足の動きもそう。通常の歩行と違う動きを何回も基礎練習を行い身に着ける。

 防具の紐についてはボタンやマジックテープにすると簡単だ。お隣の国はそれをやっている。
 だけどあえて簡単にはしない。何故か。
 得るものがあるからだ。

 おかげで当道場の昇段審査の合格率は高い。試合も優勝、入賞が多い。
 ただし、試合で勝つ事を目的にした稽古はしていない。

昨年もそうだが、今年の市内の大会では強い子ばかりを選んでいない。

今年は違う大会があったので、6年ではなく4年主体の子を出した。
一回戦で負けるかもしれないが、頑張れと言って送り出した。すると普段勝てない子も奮起して、結局優勝した。

あえて不合理な事をすることで、日常得られない何かを学べる。」

 心に芯が出来ていく感じでした。


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2013年06月15日

<6月15日 全日本剣道連盟講師の剣道講習会>

今日は神奈川剣道連盟の講習会。全日本剣道連盟から二人の講師が来られました。

午前中は忍足功 範士八段による審判講習。実習をやりながら、キビキビと見やすい位置に動く事を具体的に教わりました。

午後は岩立三郎 範士八段による指導法。構え、足さばき、素振り、面打ちなど初心者に教えるべき細かい点を学びます。

・左足を右足に重ねた後、20cm横にしてかかとを上げると良い位置。
・肩を使ってお尻まで振りかぶる素振り。
・打突後、竹刀の先を見て抜けると剣先が上がらない など初心者にもわかりやすい説明です。


ベテラン剣士にとっても自分のクセの矯正になり非常に有益な講習会でした。

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2013年05月27日

<5月26日 アトランタ剣道大会 2日日>

アトランタでの第3回ジョージア剣道大会が終了。私は決勝戦の審判。

閉会式でスピーチを求められました。
「皆さん、良くやられました。入賞者も入賞されなかった方もベストをつくされたし良い学びになりました。また普段の稽古で精進しましょう」

 式後の合同稽古。一番に個人戦優勝の田村五段が来てくれて、あとは10数人と汗を流しました。
 稽古終了後、一人ひとりと礼。良い点と
今後の改善ポイントをお伝えしましたが、目を輝かせて聞いていただきました。

 ダラス、ニューオーリンズ、そしてアトランタと剣道交流の機会が持てましたが、本当に現地の方に喜んでいただき嬉しく思います。

 世界を歩き、剣道を通じて日本文化を伝え、海外との交流を深める、というのが私の新しい使命かなと感じる1週間でした。

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2013年05月26日

<5月25日 アトランタ剣道大会 初日>

アトランタに移動。空港で大学の後輩の前田忍7段に迎えに来てもらい、ジョージア剣道協会のイベント会場に向かう。

今日は南東地区での合同試合や昇段審査。半日、審判、審査委員をボランテイア。
参加者の皆さんは熱心だ。
終了後、懇親会。ビールがのどにしみる。


懇親会で現地事情を色々聞く。学校の教員がいらっしゃったので質問。

Q.先生による体罰ってあるの?
「ありえない。先生が手を上げたら即警察が来て逮捕。ちなみに親が暴力振るって見つかったら逮捕。
 また先生が生徒からハグされて、それを不愉快に思った生徒が通報したら、セクハラで逮捕」

Q.モンスターペアレントっているの?
「理不尽な事を言う親はいる。ただ親自身が教育を受けていなかったり、親が3人いたりの複雑なケースもある。」
日本のモンスターペアレントは経済的に恵まれている人が多く、幼児期に適切な社会教育(しつけ)を受けなかった「甘え」だね、という事になりました。

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2013年05月24日

<5月23日 ニューオーリンズ剣道クラブ>

ご縁があってNew Orleans Kendo Club にお邪魔しました。人数は少ないですが、非常に熱心です。

リーダーは州立大学でフランス文学を教える教授Frank A. Anselmo。凄いなと思うのは、20年前に3年間、日本人の先生(小山シゲル先生、九州出身)に教えられた後、先生は移転。
その後17年間師匠なしで頑張って来て4段まで取られました。

稽古前のストレッチ「いち、にい、さんし」から始まり、「静座、黙想、やめ、神前に礼、先生に礼、お互いに礼」も全て日本語です。
彼の17年間の気持ちを思うと胸が熱くなります。

「今日は先生が来られた」と喜んでいただき、日本剣道形、基本の面打ち、地稽古と短い時間で丁寧に教えさせていただきました。

 I visited New Orleans Kendo Club. Members are not many, but they had good practice.
I had respect feeling to the leader Mr. Frank A. Anselmo who is the French lliterature professor of State University learned Kendo by Japanese sensei 20years ago 3years. Afeter Koyama Sensei came back to Japan, he continue to have practice without Sensei and he get 4dan.
I moved to listen he said “Ichi nii sannshi” ”Mokusou”in japamese.

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2013年05月23日

<5月22日 ダラス剣道クラブ>

昨夜は大事なASTD情報交換会をパスしてダラス剣道クラブで稽古。少し悩んだけれど熱心なお誘いにお応えする事にしました。

 普段より少ないと言うけれど16人ほど参加(日本人は3人)。2時間ほどご一緒に汗をかきました。
 普段は日系3世の市村先生(6段)、クーパー先生がご指導。居合も含め3回/週の稽古なので基本はしっかりされていたので応用技のポイントを少し実習。喜んでいただきました。

 稽古終了後、竹刀をビールジョッキに替えて第2道場(ビアレストラン)へ。「ミーティングに出ずに皆さんと会えてよかった」と話すと「一期一会ですね」と日本語で言われてにっこり。

 クーパーさんは「剣道の心を大事にするところに惹かれて22年前に始めた」との事。

 ハワイ大学に通われるさんは日本語専攻。大学卒業後、京都大学に行きたいと夢を語られます。京都大会、ぜひ見てくださいとPRしました。

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2013年05月05日

<5月5日 京都大会 八段の立会い>

京都大会三日目。八段の先生の立ち会いが続く。

朝稽古では全然かなわない先生方同士が立会されるのが興味深い。
鉄壁に見えた先生の防御を違う先生が突破して、面を取ったり、小手を取ったり。技を出すまでの攻めと崩し、打突の鋭さが卓越。二分の時間があっという間に過ぎる。

我が道場の滝澤先生は惜しくも引き分け。

範士戦の中でも、大阪の島野東洋先生と東京の太田忠徳先生の立ち会いは鋭い技の応酬で息をのんだ。終了すると会場から拍手。他の方も感動されたようだ。

剣道の黄金週間はこれで終了。得たものを日々の稽古に生かしたい。

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<5月5日 最後の朝稽古>

京都大会最終日。
6:30からの朝稽古は参加者数は昨日の半分くらい(皆さん、帰られたのだろう)。おかげで、並ばずに八段の先生と七人前後稽古できた。

剣道の神々の間で揉まれ、打たれるのは一緒だが、ただこちらも叩かれ慣れしてきた。

昨日昼間の七段以下の方との稽古では気づきがあった。力を抜いて自然体にできた。ところが、八段の先生だとこちらが硬くなって力が入り、右手で打つなど悪い癖が出る。
だったら気合入れるが、身体は力を抜いて自然体で行こう、と思いかかっていった。

叩かれる中でこちらの技が磨かれるのが実感。これからの一年の修行の糧にしたい。

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2013年05月03日

<5月3日 京都大会初日>

今日から3日間、京都大会。正式には第109回全日本剣道演武大会。

朝稽古から始まる。6:30―7:30.八段の先生が約100人中央に立って、そこに6人から8人が並ぶ。全部で700人以上が参加。

私も数人、お願いしたが、本当に強くてかなわない。叩かれて、こう攻めてこう、打つのかと参考になる。

昼間は自分の立ち会い。大阪の先生と対戦。攻めて攻めて先手を取ったが、面は2本決まらず。最後の方で出小手が決まった、一本勝ち。相手の先生は今まで負けなしと言うからまあ、ほっとした。

後でビデオを見るが、攻めは良いが、打突時に身体が浮く。だから面が届かない事を発見。
打って反省、打たれて感謝。次の稽古に生かそう。

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2013年05月02日

<5月2日 剣道の黄金週間>

今日から4日連続、剣道の黄金週間。

今日は八段審査を見学。
今日は1100人受講で、100人一次突破、二次審査は7人合格。合格率は0.6%。昨日は10人合格。60歳台3人、70歳台1人合格というのはシニア剣士にとっては朗報だが、それにしても合格率1%は厳しい。

通った方々の剣道を見ていると完璧+神業。
(1)見た目の構えは美しい (2)攻めで相手を崩す (3)完璧一本の打突 (4)打突の後の抜けた足、姿勢はスムーズ、止まらない (5)残心がしっかり。

一番参考になったのが攻めと打突の確実さ。
八段の先生は素振りからしてオーラが出ているが、一本一本確実に決めていく、そこが他の人と違う。

良いイメージを焼き付けて稽古に生かしたい。

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2013年04月20日

<4月20日 全剣連社会体育指導員養成講習会2日目>

全剣連社会体育指導員養成講習会(初級)、受講中。 
昨日午後は日本剣道形。7段同志、フィードバックしあう。自分の見えない点が分かり役立つ。
講師の先生が「基本(規律)を守り、その後自由に動ける」と言われたのが印象的。
その後は、木刀による基本形。それを防具をつけて練習する。ゆっくり丁寧に腰を使って行うのがミソ。

本日、2日目は審判指導法の練習とテスト。講習会と言いつつ7科目のテスト(筆記と実技)があり、合格点を取らないと卒業できない厳しさ。緊張が漂う。
 
 審判の練習では終了後、座り方及び「立っている時は小刻みに微調整しない。初動を早くする。目付は安定させる」などと講師からフィードバックもらう。ありがたい。
審判のテストも緊張してやったが無事終了。多分合格。

 最後は合同稽古。有名な八段の先生数人にかかるが、圧倒的に強い。攻めとか間合いの取り方が勉強になる。打たれながら苦い思いをしながら学ぶ。

これから懇親会、楽しもう。

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<4月19日 剣道セミナー>

今日から3日間、全剣連社会体育指導員養成講習会(初級)。三重県鈴鹿スポーツセンターに全国の指導者約60名が集まる。講習、実技など充実した内容が盛りだくさん。

事前レポートは「剣道における攻めと打突の機会の関連性」「剣道指導計画における留意点」800字から1200字以内の論文。勉強になった。

開講式の後、いきなり筆記テスト。事前に配られたテキストから出題されるが、剣道形や審判は問題なかったが、剣道の歴史は細かい年号、流派を問うものが出題され散々。

「指導者の心得」の講義は感銘深かった。講師は目黒大作先生(全日本剣道連盟常任理事・社会体育委員長)。要旨をご紹介。

昨今、体罰が問題になっているが、指導の目標は「学ぶ者、自らが自らを律する」が原則、それを忘れるとああいう問題が出てくる。生徒への深い愛情と信頼関係がベース。

心理学者ソーンダイクの理論を使って説明。

対象をよく知る事。教える子供の事、親の気持ち・願いをどれだけ掴んでいるか。こういう生徒に対して適切な指導を行う義務が生じる。これがいわば生徒と指導者の契約。

 竹刀の持ち方以前に理念や心を教える。剣道を通して人の生き方、あり方を教える。
 
技術習得は反復練習が基本だが、単調にならないように。すり足を教えるにしても、目標は同じでも習う手段を変える。そのために指導者は引き出しを多く持つ事。

技術習得の成長曲線は急に伸びる所と伸びない所がある。伸びないのは一種のスランプだが、なぜ伸びないのかと強い要求しても無駄。挫折経験がしない指導者は要注意。指導者は慌てず一緒にじっくり考える。ともにあれこれ試してみるとスランプから抜け出す。

結果の評価が大事。まず指導者から。生徒が伸びないのは指導のどこが不足か考える。
生徒に対しては昔は欠点指摘。今は長所を認めて、ほめる。

指導者に大事なのは正しい基本をやってみせる「示範」ができる事。生徒の良い技は皆の前でやらせてもいいが、悪い例はやらせない。委縮するからでそれは「死範」悪い例は指導者がやってみせる。


こんなことを剣道の指導者、学校の先生が実践すれば本当に世の中は良くなるなと思いました。

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2013年03月31日

<3月30日 剣道 in ノースカロライナ大学>

マイクワトソンさん主催の合同稽古会。ノースカロライナ大学に二つの大学約20人が集まりました。

来週の昇給審査に備え、日本剣道形、基本技の他、模擬審査を行いました。本番と同じ時間で立ち合いをしてもらい、終了後一人ひとりにコメントします。今日もパーカーさんが来てくれてともにコメントします。目の付け所が鋭く流石に六段。気合を入れる事、まっすぐ正しく打つこと、残心する事が基本。

終了後は寿司レストランで楽しく懇親しました。

Mr.Mike Watson held Godo Keiko at North Carolaina University. 2 Universities,About 20 perticpants came together.
To prepare the promotion test of” Kyu” next week,I did Kendo Kata and Kihon and the Simulation of match in the promotion test. Mr.Parker joined this Simyulation as a adviser and fed back some sharp coments.
After Kendo practice we enjoyed chatting and drinking at Sushi restaurant.

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<3月29日 剣道 in ラリー大学>

マイクワトソンさんに迎えに来てもらいラリー大学での稽古会。
20人弱が集まり、昨年もお会いした懐かしい笑顔と会えました。

今回、2月まで神奈川県にお住いのパーカーさん(写真中央)とも再会。
彼は座間キャンプの歯科医をリタイヤして、2月からノースカロライナ大学歯学校の教授として赴任。日本で6段を取られ,金田や町田で良く稽古をさせていただきました。

今回、最後の10分はパーカーさんと徳永さん(若手の四段、この地区の指導者。写真の左から二番目)と連続して立ち合い。私も緊張した良い稽古になったと思うし、見学者からは攻防や打突が参考になったとの声をいただきました。
 終了して近くのバーでビールで乾杯。


Mr.Mike Watson picked up me and took to the Kendo practice at Raleigh University in USA. I could see the smiles of many Kendo persons which I saw last year.
Especially I was glad to see again Mr.Parker who worked at Zama camp as a dentist until this February and now work
at UNC as a professor of detist school.
After Kendo practice we enjoyed chatting and beer at near bar.

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2013年03月21日

<3月20日 大学の剣道部との稽古会>

 二日連続で大学の剣道部で招かれ稽古。

初日はクリーブランド州立大学、二日目はケース・ウェスタンリザーブ大学。
皆さん、初心者から二段まで。ここも松山四段が指導される。

気づいたのは皆さん、礼儀正しい。顔を合わせるときちんと動作を止めてしかkりとお辞儀をする。指導が行き届いている。

また施設が立派だ。州立大学は高級フィットネスクラブみたいに内装が豪華で、エクササイズの器具がそろっている。松山氏は「公立ですから税金ですよ」と言われるが、ここに税金を使うとは良い投資。

▲内装、施設が立派な州立大学の体育館。外部の人の出入りは厳しい。
ちなみにケース・ウェスタンリザーブ大学は1810年創立、ノーベル賞の授賞者15名を誇る名門大学。早稲田と姉妹提携。200年経っている記念の体育館で稽古が出来た。
ウェスタン・リザーブはどういう意味かと尋ねると、開学当時西部(ウェスターン)の端はクリーブランドで、保留地(リザーブ)だったとの事。そういえば勇猛なインディアン・モヒカン族もこの地だ。歴史を感じる。

▲ケース・ウェスタンリザーブ大学の剣道部の方々と

▲200年前に設立された由緒ある体育館。床も柔らかくて足が楽。

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2013年03月18日

<3月17日 Gestalt Institute of Cleveland 3日目>

ゲシュタルト体験ワークショップの三日目は各人の心境のシェアから始まる。
 私はいい機会なので、ワークを希望した。

書類やメールを完成させよう、何かを探そうなど集中している時など、時間が切羽詰った中で何かをする時に周りの人から話しかけられると邪険に扱ってしまうという状況をまずシェア。周りの参加者から質問やシェア。

自分でも補足で「まるで、腹ぺこ犬が一心不乱にえさを食べている時に、人から触れられるとウウウっと言う、あれと同じ」みんな笑う。
 
ファシリが実験を提案。「その犬をやってみないか」と。喜んで中央の椅子に座って犬になる。
 えさに向かうと、視野狭窄、脈拍上昇、依頼のあった他者からの早く期待に応えて書類を作ったりメールを返さなければと言う強迫的な心境が再現される。わざと大げさにやるので周りが笑う。
 
ファシリの指示で、周りの参加者が「Masaru」と言ってタッチしてくる。腹ペコ犬は「ウウウ、ガウガウ」と言って威嚇する。

 そして次に自分で違う対応を考える。「えさは今食べなくても死なない(メールは後で返したらよい)」と認知を変える。

そしてまた「Masaru」と周りのタッチ。今度は穏やかな声で「どうしました?」とスマイル。周りが笑う。

 さらにファシリの提案。周りの人に「Masaru,Masaru」と言ってもらう。声援みたいで、気分がいい。次に英訳の「Win,Win,Win」を言ってもらう。これも気分が良い。
 そして今度は、私が周りを見渡しながらゆっくり回る時に「WinWinWin」を言ってもらう。さらにこれをゆっくりやる。アイコンタクトをする。

 気づきがあった。メールを送る人を大拙にしていたが、今ここで関わる人を大切にしていないかった。今ここで一人一人ト大切に関わる、それが大事だ。

 ワークが終わって周りからシェア。
「おめでとう」「私も同じ」
「アングリードッグ(怒った犬)には近づきたくないが、スマイリードッグには近づきたい」
「言葉の壁を越えて、仲間だよ」

 ワークをして自分をさらけ出すと急速に周りと親しくなる。やっぱり経験をすると気づきが数十倍になる。貴重な経験でした。

▲皆で記念撮影。右の大きな男性がファシリのフィリ。彼が「バフバフ(ワンワン)」というので皆が笑う。

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<3月17日 クリーブランド剣道クラブ>

昨夜はクリーブランド剣道クラブにお邪魔した。約20名弱が熱心に稽古をされていて私も一緒に汗を流させていただいた。

ご指導は松山四段。基本の面打ちを丁寧に説明し自ら模範を示しておられた。その後基本打ちが五本×五人。これだけやるところは珍しくていいなと思った。

稽古終了後に食事に招かれ、ご苦労話を聞いた。松山氏は大学に勤められる化学者だが、数年前にこの地にやって来られた時、前任の代表が引っ越して行かれ、いきなり代表(世話役)を引き受けられた。練習場所の確保・継続手続き、クラブ員とのコミュニケーションが大変で、剣道の時間より長いという。

 稽古の前に「外人相手に下がらないでください」「一方的に痛めつけるような事はしないでください」と言われ「変だな」と思った。

海外で稽古をする時は日本以上に気を遣う。一挙手一動が見られていて模範とされるからだ。面をつけても最初の一分は何本か打たせていただくが、後は打たせて癖を直す。
こちらはそういう気持ちでやっているので言われた事は論外だが、中には変な日本剣士が来られて場を乱して帰っていくそうだ。

海外で剣道を普及されるその姿に頭が下がりました。

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2013年03月10日

<3月10日 少年の剣道演武大会>

 今日は第2回厚木市小学生・中学生剣道演武大会(公益財団法人厚木市体育協会主催)。
小学生138人、中学生50人が日ごろ鍛えた基本形を競います。

防具をつけて竹刀の競技ではなく、「木刀による基本形」「日本剣道形」の正しさを競うので、スピードや勝負強さが決め手になる普段の試合とは違うヒーロー、ヒロインが登場します。つまりじっくり基本を学んだ子供たちが活躍する場です。

決勝は大人顔負けの立派な演武が披露されました (写真は小学生1、2年生の決勝)。日々の子どもたちの鍛練及び指導者の姿が如実に表れます。
 
私は審判として参加しましたが、竹刀の試合とは違う判定の難しさがありあます。どちらの試合者も基本から大きくかけ離れている場合も判定が難しいし、反対にどちらも見事に熟練している場合も判定が難しい。
 大人たちも審判技術をもっと上げようと課題が明確になりました。

Today we have the Kendo much of Kendo Kata for boys and girls of elementary school and middle high school in AtsugiCity.Their Kata is very beautiful. I guess their everyday training and their teacher’s influence.
I joined as a referee and I felt the difficulty of judgement of Kata game.
I think we have to brush up our referee skill.


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2013年03月04日

<3月3日 神奈川剣道祭>

昨日は第11回神奈川剣道祭。神奈川県剣道連盟が設立60周年を迎える事もあり盛大に開かれた。

 最初に小林会長がご挨拶。剣道連盟が出来た60年前(昭和27年)の出来事を披露。昭和20年戦争で日本は負けて、剣道具、竹刀はすべて焼き払われた。進駐軍の目が光り稽古ができない。竹刀を家に持っているだけでも捕まる。講話条約が締結され、ようやく独立国として認められ、少しずつ剣道ができるようになったが、その立ち上げの苦労は並大抵でない。道を作っていただいた諸先輩に感謝、という内容でした。

 午後から七段の部。強豪の選手が居並ぶ中、私も試合。3分間があっという間に終わったが、引き分け。
 反省が多い。小手の一本は手ごたえあったが,審判は旗を上げず。また間を割って、面を真っ二つと思ったが、右にずれて相手の肩を打つ。これが最大の反省。左手の管制が甘く右に流れた。稽古不足だ。足腰とハラを使った日々の鍛錬が不足と反省。

 最後は八段の先生方の立ち会い。今年八段に合格された方の攻め、打突は鋭くて素晴らしい。無駄がなく、美しい。イメージに残る。
 また地道に稽古しよう、しんどさから逃げてはいけないと思い帰路に着いた。


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2013年02月03日

<2月3日 剣道の基本稽古>

 この二日間は久しぶりに何も行事のない土日。土曜日は朝の婦人部、夜は青年部の稽古に行く。
午前中は、ご婦人たちと少年たちに交じって基本の稽古。

気づくことが多い。
・準備運動の一つは後方に向かって走る。
 前方ばかりの筋肉を使うとケガしやすいので裏の筋肉を鍛えてバランスを取る。

・間合いの近くから、素早く面・小手を打つ練習。手首や腕肩を使う。さらに左足の引きを早くするとより鋭い打突ができる。

・次は遠間から。ゆっくり間を詰めて、一瞬で打突する。

八段の先生(思斉館滝澤道場の滝澤館長)から基本のエッセンスを学ぶ。高段者の特徴は一瞬の技と聞くが、この基本技の稽古に本質がある。

夕方の青年部で午前中に習った事を使う。確かに我ながら動作に無駄がなくなり、鋭い技が決まるようになる。

今朝は筋肉痛であちこち痛いがこれから日曜稽古に出かけます。

▲思斉館滝澤道場の正面。

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2013年01月27日

<1月27日 剣道形 審判講習会>

厚木剣道連盟の剣道形講習会は有益でした。
3月10日に小中学生対象に第2回「剣道形の演武大会」がありますが、その審判員六段以上約20名が集まりました。
 12月にも試合形式で審判実技の講習会をやったそうですが、その際は審判の技量差が大きかったので、今回はあるべき模範的な形の姿を学ぼうという趣旨。

 木刀による基本形と日本剣道形をベテランの七段の先生が模範演技としてご披露いただけます。
 こちらも日本剣道連盟のDVDを事前にみているので「あれ」と思っていると滝澤会長(剣道八段)からの指摘が色々ありました。

 座礼から始まり、構え、機会など詳細に修正が入ります。
特に日本剣道形については、木刀を日本刀と扱う考えは参考になりました。5本目、6本目は返し技ではなく、鎬を使う「すりあげ」と見本を見せていただくと木刀の音が違います。
七本目の胴を打った後の残心の足の位置も実戦になるとここが使える、使えないのお話は大変わかりやすく理解できました。
 
見本をして下さった先生方には申し訳なかったと存じますが、教科書をそのまま学ぶのではなく、教科書を校正・修正したり、作成したりすることが一番学びになると実感しました。


▲日本剣道形7本目。打突した後、残心の右足を修正しない方が打ち太刀の攻撃に即対応できる、と教えていただきなるほど、と思った。

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2013年01月10日

<1月9日 マドリッドの剣道>

 思斉館滝澤道場によく来られるアスンさんを訪ねて剣道の稽古会。「日本から七段の先生が来られる」とのことで4道場約40人が来てくれた。夜21:30からだが、学ぶ姿勢が素晴らしい。

 講習会をやってほしいとの要望で、短時間だが、間の取り方、構え、切り返し、面打ちなどを指導させていただいた。日本語で技のコツを説明してアスンさんが訳す。説明するたびに「ハイ」と大きな声で返事がして気持ちが良い。これも滝澤先生はじめ日本人の先生方が熱心な指導を行い信頼の蓄積があるからだと思った。

 地稽古に移り、10数人と稽古。うまい人もいるが、基本を直す必要のある人もいたのでここでもまた指導。

 稽古終了後、アスンさんに食事に招かれた。ゴンザレスさんも一緒。こちらの要望で、きのこ、海鮮を出してくれた。ビールもワインもうまい。

 アスンさんの経歴が興味深い。日本に二年ばかり住んでいてそこで剣道を覚える。そこで虜になった。剣道が楽しくてしょうがない。日本に来て京都大会で滝澤先生と会ってスペインに来てもらうよう依頼し今に至るとのこと。なんでも楽しもうという生き方が素晴らしい。現在五段。

ゴンザレスさんは六段。剣道を始めたきっかけはテレビを見ていて日本文化の紹介があった。その中で剣道があり、踊りのようだと思い、関心を持ち始めたとのこと。

 これはなるほどと納得。昨夜、マドリッドでもフラメンコを見たが、動きが激しかった。体の切れが良い。表情も豊かで、どちらかというと苦しみ、怒り、悲しみなどネガテイブな感情を全面にだす。

 アスンさんもゴンザレスさんも何回も日本へ来られている日本びいき。

▲4道場約40人が集まっていただいた。

▲左がアスンさん。京都大会で滝澤先生の歩き姿を見て「これはすごい」と思い、スペインでの指導をお願いしたという。右がゴンザレス六段。

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2013年01月05日

<1月4日 バルセロナの剣道>

 成田発、フランクフルト経由でスペイン・バルセロナへ。着いたら21℃、温かい。

 空港に思斉館滝澤道場でお会いした本間さん親子が迎えにきてくれて、そのまま大学にある剣道場へ。バルセロナには道場が3つあるらしいが、私の来訪を聞いて20数人が集まってくれた。

最初の準備運動で声が大きく、気合が鋭い。
素振りも一本一本ピタッと止める。左右胴打ちに続いて、返し胴の練習。かなり高度な技。滝澤先生が講習会に来られた時に教えられたのだろうか。

指導が欲しいというので、打突時の正しい手の位置、一本一本有効打突になるよう伝えた。
 
面をつける。切り返しや面打ちはしっかりしている。回り稽古になり、全員と稽古をさせていただく。素直な剣道が多い。三段から五段の実力。
 
「終了まで15分ある」というので、最後に面打ちをおさらい。そして二人一組になり、一人ひとり、面打ちを見せていただき、コメントした。

終了後、道場そばのビアレストランでソーセージや大きなハンバーガーをつまみに軽く食事。地元のビールがうまい。
 皆さん、剣道が好きで滝澤道場にも数人来られている。またお金を貯めて、日本に来たいとのこと。
 
テーブル前に座ったシルビアさん(ITコンサルタント)に剣道を始めたきっかけを聞くと「友達がやっていたから。見学すると動と静のメリハリが面白い」とのこと。
 体内時計は朝7:00。徹夜明けだ。そろそろ眠くなって、本間さんにホテルに送ってもらい、長い一日は終了。

▲3つの道場がスペイン剣士が集まっていただいた。

▲左が本間さん母子。右側が日本に来られた事のあるシルビアさん。

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2013年01月03日

<1月3日 思斉館滝澤道場 初稽古>

今日は思斉館滝澤道場の初稽古。子供たち40名含む約80名が参加。スペイン、オーストラリアからも三人の参加があった。
 日本剣道形の披露の後、5段以下で稽古。もと道場の少年部にいた人が大学生になって数人稽古。スピード感ある。

 その後、六段以上が元に立つ。外国人の方とも三人稽古できた。
最後は六段以上の稽古。 滝澤八段含め、梅田先生、池永先生(ともに七段)など稽古をお願いし、気持ち良い汗をかいた。スペインから来られたレイさんとは来週マドリッドでお会いしようと約束した。

 稽古終了後は新年会。最初に滝澤館長のご挨拶。
「昨年までの道場方針は『本物を磨く』。皆さん、審査や試合で良い実績を出された。特に子供たちは試合で良い結果を出した。当道場では試合向けの稽古はしていないが、基本を厳しくやる。中にはかかり稽古、合いかかり、など激しい稽古もある。それで鍛えられたのだろう。
 今年の道場方針は『基本を磨く』。基本ができている方はさらに技や心身を磨いて欲しい」
とのご挨拶になるほどと勇気づけられた思い。

 ご挨拶の後、日本酒を片手にともに剣道をやられる方々と剣道談義。楽しいひととき。
今年も精進して良い汗を流そうと思う。

▲新年の日本剣道形披露は昨年昇段された仲亀七段と渡部七段による。お互い40歳代で勢いがある。

▲五段以下の稽古風景。

▲滝澤館長先生のご挨拶。今年の道場方針は「基本を磨く」。

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2013年01月02日

<1月2日 初稽古>

 剣道の初稽古は静岡県富士宮市芝川町剣道スポーツ少年団にて。富士山が美しい裾野である。霜がおりていてかなり冷え込む。ただこの寒さの中で稽古する事に意味がある。

 柚野中学の体育館に少年少女40名含む70名が参加。
最初に副団長のお話し、以下役員さんのご挨拶が続く。父兄ともども子供たちを育てようという気持ちが通じる。
 
 稽古は井上先生、海野先生はじめ、30数年前にお世話になった方々と稽古。昔の仲間、後輩とも剣を交える。会話は少なくても剣を交える事で旧交が温まるので、やはり剣道はいい。
 
 その後、女房の実家で新年会。日本酒を楽しんだ後、近くに温泉に入り日本を楽しむ。

▲芝川町の子供たちの初稽古。

▲富士山バックに記念撮影。ちなみに正月3が日はここ30年来、着物を着て日本文化の継承につとめている。

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2012年12月31日

<12月31日 今年を振り返る(剣道)>

剣道
 (1)3月のパリ大会;
   フランス剣士の立ち会いは我ながら今一。しっかり攻め崩さないと良い一本にならないことを痛
   感。真面目に修行しようと思った。
 
 (2)5月の京都大会;
   ◎立ち合いは刷り上げ面一本。勝たせていただきほっとした。
   ◎朝稽古の素晴らしさ。8段の先生が従来は雲の上の存在に感じていたが、30人近く稽古させ    ていただいて身近になった。やっぱりみなさん、強いが具体的に何が優れているのか幾つか     学ばせていただいた。目標ができたし、そのため年中、稽古する覚悟ができた。

 (3)5月、メキシコ・プエブラ市;
    国際的なゲシュタルトセラピー・カンファレンスで発表しました。テーマは「日本文化、剣道と心
    と身体の統合」。剣道の神髄は何かを考え語る良い機会となりました。

 (4)8月、12月のウ国剣道;
    彼らは防具や竹刀から不十分。まず寄付から。
    指導者もいないので基本からやり直していただいた。構え、素振りなどひとつずつ教えた。
    述べ9回。最終的には日本剣道形7本目までできるようになったのは喜ばしい。
     彼らの真剣さにこちらが学ばせていただいた。

▲メキシコのゲシュタルト学会での発表。「剣道は竹刀を真剣と考える。そして稽古をするので心が錬磨される」と伝え、外国のセラピストに関心を持ってもらえた。

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2012年12月15日

<12月14日 HRM上級コース 3日目>

 今日は人事評価。参加者の企業で採用しているのは2割程度。

 竹刀を持って来たので剣道を紹介。自分は6年前に7段をいただいたが、審査は難しかった。自分たちの会場では合格率5%くらいだったと思う。
 審査基準があり、それで評価される。その基準をクリアするために技や心を磨いていく。
着衣、基本、攻め、打突の機会、技の冴え、応用、残心や気品。一つずつ磨いていく。
 この評価があるから、修行の励みになり、審査される先生方の高いレベルの剣道像が理解され身についていく。

 人事評価もそれと同様。評価の目的は従業員の日常の努力の基準になるものあり、経営の従業員に求めている行動、考え方が反映される。期末の評価面談で、次の期の課題が明確になり、教育の場にも使える。

 理論の後はケーススタディで3人のセールスマンを評価する。そして4人ですり合せ。厳しかったり、甘かったり、自分の評価の癖がわかる。

皆さん満足して、講座は終了。事務局に聞いたら、アンケートで全員5点(満点)だそうだ。

 このコースは昨年から始めたが、問題意識は数年前に遡る。
PMPの参加者の一人、HRマネジャーの悩みから。「私はなかなか会社のTOPに会えない、どうしたら良いか」
 私のアドバイスは次の通り。
「採用とか賃金、人事制度改定などルーチンに埋没すると経営者から重用されなくなる。経営者の関心事は何か、今の経営の重要課題遂行のために人事として何をするべきかを考える事が必要」

 実はこの考え方は10年くらい前に出席した「人事ミドル戦略セミナー」で一橋大学の守島先生や神戸大学の金井先生から教わった事で肝に銘じている。
 教わったことを海外で生かせて喜ばしい。

優秀な参加者とともに。経営者が数人、あとはHR(人事)マネジャーなので質問や意見が的を外さない。」

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2012年12月09日

<12月9日 タシケントの日本剣道形>

 今日もタシケント剣道クラブの剣道指南。

まずは昨日の復習で構えの確認から。左足が大きく外向きになっているのを直す。
 次に面打ちの素振り。手の伸び、打突位置の修正を行う。

 その次に面抜き面。この辺でかなり動きが不安定になるので、何回も何回も練習。後ろに下がるのと前に行く距離とを合わす。
 そして小手打ち。これは割と良いが、力が入りすぎ。リラックスしてもらう。普通に上げて普通に下ろすというのが意外と難しい。
通しで形の一本目、2本目をやってもらう。昨日よりずいぶんスムーズにいくようになった。後は機会の習得。

 教え方の基本で、最初は全体を教える、その次はパーツを教える。実際にやってもらう。個人別にわからない点を丁寧に教えやらせる。というのがあるが、その通りと思った。

そして3本目。最初は誰もできないので見本を何回も見せる。パーツを教える。あとはやってもらう。30分くらいの時間で形はだんだん様になってきた。二人で組み合わせるとまだまだだが、時間切れ。

 最後の20分面をつけての稽古。面打ち、抜き面の練習、そして切り返し。飛び込み面や左右面が上手くできない人が半分くらいいるのがわかった。この辺も基本から習わせたい。
 来週、木刀を使いながら、正しい素振り、左右面、飛び込み面を習得してもらおう。

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<12月8日 タシケントの剣道>

ウズベキスタンの首都タシケントでの最初のお仕事は剣道指南。

 Shuhratさん率いるウズベキスタン剣道クラブの方々10数名に剣道の基本を教えました。
 会場に入ると全員が正座で迎えてくれて「タシケントにようこそ」と白板に丁寧に書いてあります。皆さん、8月以来です。

 日本剣道形の一本目だけを1時間、二本目を30分みっちりやりました。
皆さん我流でやられているので、間合い、振りかぶり、打突%


▲このクラブの竹刀、木刀。右の白いプラスチックの棒で普段は打ち込み稽古。中央の木刀は手作り。

▲日本から竹刀を10本ほど持参したら、大変喜ばれた。

▲日本から寄贈した防具及び今回の竹刀を持って記念撮影。皆さん、本当に剣道が好きで日本文化にあこがれを持たれている。

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2012年10月21日

<10月21日 厚木剣連合同稽古>

今日は清川村の緑小学校にて10月の厚木の合同稽古。約80名が参加。
周りの緑が美しい。韓国の方が日本の緑をほめていたが、改めて実感。

合同稽古は前半は剣道形、後半は地稽古。

私は中学生の形稽古の面倒を見る。
 形稽古の最後に滝澤厚木剣道連盟会長(教士八段)の講話。
「皆さん、日本剣道形に中段の構えは何回出てくると思いますか?
答えは約50回。
これを知ると小学生も形稽古に身が入る。中段を身に着けると小学生でも背筋を伸ばし、しっかりした構えになる」
「左上段の正しい構えは?
そう、剣筋はまっすぐでなく右に角度が着く。理由は?
そう、右手・右足が前に出て、左半身になるので自然と角度が着く。こういう風に背景から教えると日本剣道形も大変奥深いでしょう。」

まったくおっしゃる通り。ちなみに10数年ほど前、6段合格前に滝澤先生に構えを直してもらった。まっすぐな構えをやや左半身に構えると、稽古後の腰痛が無くなった。自然の理というのを実感したのを思い出した。

 地稽古は最後に五段以上の互角稽古。
有馬八段にお願いした。五月に合格された四〇代の長身の八段の先生は攻めが厳しく打突が早い上に、技の途切れがなく連続技が続く。
 受け身にならず返されてもいいから思い切って仕掛けていこうと頑張った。最後は出鼻の綺麗な小手を決められて終了。
 数分だが、気力集中し、息が上がった。たいへん良い稽古をいただいた。

その後の方との稽古も自分でも質が違うようになったと思った。
また稽古を続けようと意欲が上がった稽古会だった。

▲小学生にもわかるように、わかりやすく説明してくださる滝澤会長。


▲試合の選手選考も兼ねる強化稽古風景。

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2012年10月14日

<10月14日 韓国の軍浦市剣道協会>

 韓国の軍浦(クンポ)市の一行37人をお迎えしての厚木市剣道選手権大会。厚木市の姉妹都市として数年前から剣道交流を続けている。2年前は厚木から韓国に訪問し、剣道交流を行った。

 今回、小学生から大人まで24名の韓国人剣士が参加。
特に4段以上の試合に14名参加。30歳前後の若い剣士が多く、スピードがあり腕力も強い。連続技も早い、防御もうまい。
 韓国剣道に対抗するには、切れの良い応じ技と堅い防御を突破する逆胴が有効だとわかった。

日本人剣士が何人か負けていく。白熱した試合が続く。
 審判をやりながらかなり緊張。応援もすごい。国際試合のプレッシャーだ。

あいにく、韓国の強豪選手は途中で敗退し、入賞者は日本人だったが、紙一重の差。
記念写真を撮ったが、さわやかな笑顔。良い剣道交流になった。
 

▲韓国ご一行の記念写真。左側には滝澤会長も。

▲3段以下の部で3位入賞の金選手(左)。

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2012年10月06日

<10月5日 スウェーデンの剣道(2)>

 ニルスさんの紹介で、スウェーデン剣士にホテルに迎えに来てもらった。地下鉄に乗って、稽古場所へ。残念ながら今日は参加者ゼロ。いつも参加者は2,3人らしいが今、日は皆さん用事があるらしい。

 その分、案内してくれたユサさんとじっくり話ができた。
ユサさん23歳。がっちりしているが、物腰は柔らかいナイスガイ。スウェーデンの北の街で生まれ育ったそうで、オーロラはしょっちゅう見られたそうだ。
 今回は足のけがで稽古はできなかったが、ナショナルチームの先鋒で四段。剣道歴は11年、日本には剣道で2回訪問。5月のイタリアでの世界選手権に出場、予選リーグでオーストラリアに負けたことを残念がって話されていた。

 食事に彼が働くレストランに行った。リーダーシップ開発のコンサルタント会社に勤める彼女も来ていて話が弾む。彼女もナショナルチーム(女性)の大将で、世界選手権で日本チームと当たった。YouTubeで試合状況を見せてくれた。
 そしてこのレストランのオーナーはナショナルチームの大将。なんとこの2日でナショナルチーム5人と会ってしまった。
 
 「先週からホームページ経由で連絡取ったが、レスポンスがなかった。今回会えてうれしい」と伝えた。
 だんだん事情がわかってきたが、数年前まで剣道は盛んだったが、今は剣道人口が減ってきているらしい。諸活動や連絡事項も滞っているようだ。
 国の規模から言うとスウェーデンの方が大国だが、今はフィンランドの方が剣道が盛んになっているようだ。7段の数も違うし、日本からの講師招聘の数も全然違う。
 ただ、昨日のニルスさんと言い、今回の5人と言い、地道に稽古を続けていればまた盛んになる日も来るだろう。
頑張れ、スウェーデン剣道!

▲右側がジュンさん、ナショナルチーム大将、五段。右から二番目が女性チーム大将。左が先鋒の
ユサさん。そうそうたるメンバー。

▲ジュンさん経営のレストランはアジア料理。スシを注文、船盛でやってきた。味はなかなか。中央左はローストビーフかと思ったらマグロのあぶり焼きだった。美味。

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2012年10月05日

<10月4日スウェーデンの剣道(1)>

 フィンランドのヘイニさんのご紹介でストックホルムの「希望道場」を訪問。
実は先週から、スウェーデン剣道連盟に何回かメールしていたのだが、全然レスポンスがなくどうしたものかと困っていた矢先のこと。

 代表のニルスさんにホテルに迎えに来てもらい高校の体育館のクラブ道場へ。
 大きな道場から独立、2年前にできたばかりのクラブで、初心者5名を含め約16人が参加。
ウォーミングアップは腕立て、ダッシュを各人が数回行う。かなり瞬発力のある足腰を鍛える。その後、体育館の端から端まで素振りを数回。かなりハード。
 元スウェーデンナショナルチーム選手のニルスさん(国内でも3回、個人優勝の実力者)が見本を見せて熱心にご指導。
 何回も基本打ちを続けた後、地稽古。ストックホルム郊外から、現役のナショナルチーム選手2名が来てくれて、1時間みっちり稽古ができた。お二人とはかなり緊迫した稽古ができた。

 面白いのは回り稽古ながら、「先生とまだ稽古していないのは誰だ?」と聞き、やっていない人と稽古する。フィンランドは時間が来たらそれでおしまいだったのと比べると対照的。
 ちなみにニルスさんに社会の特色をお聞きしたら「フィンランドはリーダーが強い、トップダウン式。スウェーデンはフラット組織。個人は平等、機会も平等」とのこと。
剣道にもお国柄が現れていて興味深かった。

 稽古後に、ニルスさんと会話。6段挑戦中のニルスさんは日本に8回来ておられる。東京や四国で稽古をされた様子を話してくれた。1回くると1か月くらいはおられるそうで、基本動作がきっちりしているも良い先生方のご指導のおかげと思った。

 小さい時からアジアに関心があったニルスさん、前の道場とは剣道観が違うと思い独立し、自分の剣道を続けるニルスさん。「求道者」の風貌をそこに見る事が出来た。

▲体育館の端から端まで素振りを続ける。ダッシュの後なので、もう汗がいっぱい。

▲稽古後の記念写真。私の右側の方がニルス(現地ではニッセと発音)さん。後ろの二人が現役のナショナルチーム選手。

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2012年10月03日

<10月2日 フィンランドの剣道>

 朝8:15からヘルシンキ大学の朝稽古に参加。ホテルに迎えに来てもらい路面電車で移動(料金はただ)。ヘルシンキ初体験。
 大学生中心に16人が参加。大学で数学を教える上段のトマスさんが指導する。学生の皆さんは級レベルというが、素振りや基本打ちがしっかりしている。
切り返し、基本打ちの後、地稽古。10人ほどお相手する。

 夜は車でホテルから30分からの剣道クラブに参加。指導者はカリ先生(6段)。こちらの剣士も素振りから基本技がしっかりしている。
 後でお聞きすると、3か月交代で日本剣道連盟派遣の警察や大学の先生が来られて指導されているとのこと。また8段の有名な先生が2週間くらい来られるとも聞いた。
更に驚くのはカリ先生は毎年5月京都大会に出られている。その前後1か月くらい大阪、四国で稽古をされているとのこと。
普通の日本人剣士以上に立派な先生に教えていただいているわけだ。

地稽古が始まり10数人のお相手をさせていただく。

 ご縁は先週日本でネットで探していたら「気剣体一致クラブ」という団体があり電話したら、日本語の上手な方(ヘイニさん、日本に2年間おられた。外務省勤務)が出てとんとん拍子に話が進んだ。
 今後またお邪魔したい国が増えた。

▲ヘルシンキ大学の朝稽古会の後で。
大学生に交じって社会人剣士も参加。

▲夜の稽古会で。私の右側がカリ先生。大の日本びいき。教え方が丁寧でお上手。


▲「大変充実していた稽古会だった」とご挨拶。

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2012年08月18日

<8月18日 タシケント剣道教室>

今日も昼からこちらの剣道クラブで稽古をする。といっても基本技の指導がほとんど。

 素振りから開始。みんな左手の使い方がうまくなった。面の打突部の高さもあうようになった。
 新しい技として小手面や面々の連続技を教える。リズムと手足のタイミングが大事。
だいぶうまくなった。
 最後に面をつけて、打ちこみ。一人ずつ癖を直してあげる。だいぶいい技になってきた。最後にこのクラブの代表のショコラさんと打ち込みの見本を見せる。こちらも息が上がるくらい懸命に打ち込んだ。多分いいイメージとして脳裏に残るだろう。

 夜は会食。剣道は初心者だが、極真空手の芦原会館のウズベキスタンの代表の方々と食事。日本に行って剣道をした思い出話を写真を元に楽しそうにしていた。

 ウズベキスタンで剣道を広げるための問題は二つ。一つは指導者がいない。3年ほど前まではJICAにおられた浅見六段がおられたらしいが、日本に帰ってしまった。それ以来、指導者はいない。
 二つ目、防具がない。現在もらったものもあわせて7対の防具を交代で使っている。
 私が使っていない防具や竹刀の提供など、できる限りの援助をしようと思う。

▲技の指導をする。英語からロシア語に訳してもらう。

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2012年08月12日

<8月12日 タシケントの剣道>

 金曜日から中央アジアのウズベキスタンに来ている。砂漠の国だが、首都タシケントはオアシス都市で緑にあふれる。それでも昼間は40℃を越える。湿気が少ないので日陰や朝と夜は比較的しのげる。

 今回、ご縁があってホテル近くの剣道クラブにお邪魔する。
防具を持参したが、行ってみると10数人の練習生はほとんど初心者。大人は4人くらいであとは小中学生。防具も7対しかなくて全員が面をつけての稽古も十分できない。

 最初はレベルを確認。素振りを見るとその時点で癖があるので土曜日の後半、そして日曜日は最初から基本から教えた。竹刀の握り方、素振りから始める。左手を身体の中心にする、打突は自分の頭の高さに、左手を伸ばす。日本では小学性レベルの事を根気よく教える。

 出来て3年のこの剣道クラブ、ロシア人剣士にかつて習ったらしいが、リーダー自身が満足な基本が身についていない。そこから直す。飛び込み面、小手、胴。
最後は打ち込みをするところまで来た。地稽古ができるのはまだだいぶ先だ。こちらは着替えたものの暑い国なのに汗もかかない。

 だけど皆さん素直で1日半で、ずいぶんよくなった。このクラブのリーダー、ショコラさんからずいぶん感謝された。「こういう基本を教えてくれる人がいなくて困っていた。非常にシステマチックでよかった。教えられることすべてが新鮮」

 草の根の国際協力、親善だが地道にやっていきたい。


▲集合写真。防具が7対しかないが「7人の侍」と彼らはよんで、明るく稽古をしている。

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2012年06月24日

<6月24日 県央厚木剣道大会>

 今日は恒例の第28回県央厚木剣道大会。10数年前までは選手で出たが、今は審判で参加。

 開会前に驚くことが二つ。
 9時過ぎから会場の体育館で子供たちは準備運動の後、面をつけて基本稽古をする。そこへ業務連絡のアナウンスが入るが、稽古をやめて蹲踞して聴く。礼儀正しい、すごい。
 ふたつめ。当初、9:30スタートだったが、準備が早く5分前にスタートした。

 大会会長の滝澤建治先生からのご挨拶。
「困っている人を助けよう。厚木剣道連盟では東日本大震災の救援募金を続けている。継続と反復は稽古だけでなく困っている人の救援でも同じ。
 先月のイタリアでの世界選手権で日本は男女、団体・個人とも優勝した。個人優勝は高鍋選手で神奈川。団体チームにも5人中神奈川の人が3人が選手に入っている。皆さんはこういう強い県で稽古をしている。
 厚木東高校の有馬先生は4月の審査で八段に通られた。1%以下の難しい審査。
この他、今日はスペインから3人女性が見学に来ている。国際化の表れ。
 恵まれた環境の中で稽古できる厚木の少年選手からいずれは世界大会で活躍する選手が出るのではないかと期待している。」
 
 試合が始まった。いずれも熱戦。審判の方は先週の講習会効果があり、位置取り、有効打突の見極めに神経を集中した。大きな問題はなかったと思う。

 1日が終わった。我が道場思斉館は小学生から成人まで優勝をほぼ独占。
特に成人(一般)の部は14年ぶりの優勝。私が選手以来ではないかと感無量。20歳代の若い選手が活躍したのが大きい。
家庭婦人の部でも優勝したが、この数年始めたママさん剣士の活躍が目を引いた。基本に忠実にのびやかにたくましく面を打ってベテラン剣士を連破したのが印象的。
基本を忠実に、そして思いって技を出す、いい刺激をいただいた。

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2012年06月16日

<6月16日 全剣連の審判講習会>

本日は神奈川県立武道館にて。全日本剣道連盟主催の審判講習会。
 講師は田口榮治範士八段。剣道世界選手権の前の審判講習を行ったり、各種講習会で講師を務められる有名な先生。

 最初の50分は講話。最初は5月下旬のイタリアでの世界選手権の概要から。
「大会では日本は男女とも個人、団体優勝という素晴らしい結果に終わったが、各国とも力が均衡してきている。韓国を筆頭に欧米各国が力をつけている。
 選手に比べ、審判の力は劣る。もっと技量をあげなければならない。監督も同様」
本論の審判の在り方については、有効打突を見極める、禁止行為を迅速に判断するなど詳細にご説明いただいた。

 続いて、神奈川県警の特錬選手8名に試合をしていただく。神奈川の八段の先生の見本審判の後、参加者の選抜の審判。早くて動きのある選手の判定に苦労していた。
 田口先生のコメントで「打突部位を正確に打つだけでなく、刃筋が通っているか、冴えがあるか」の視点が新鮮だった。
 
午後は4会場に分かれて審判実技。私も3回実習したが、私たちの会場の講師 笠村先生から審判の位置取り、有効打突の見極めについて注意を受けた。頭では分かっているが、実際にやってみて気づくことがある。
 審判のための試合も実施。自分は1勝1分。出鼻小手とすり上げ面が決まったのはよかったが、仕掛けての面が決まらなかったのは残念。今後の課題。

 笠村先生の実体験のお話が印象的。警察大会で東京・大阪の決勝戦。異様な雰囲気の中、合い面。副審の旗が分かれた。主審として瞬時に判断して旗を揚げた。試合は逆転、会場は大歓声。公正が重要だが、プレッシャーがかかる場面では難しい。

 そのあと合同稽古。田口範士にお願いした。元警視庁の先生だけあって掛手の面の対応はお上手。私も全部返され良い体験になった。

 閉講式では田口範士から「皆さん、よく練習されている」とお褒めの言葉。
続いて小林会長。「身内だから厳しく言うが、まだまだ。旗は自信持ってさっと揚げないと信頼がない。
 また“はじめ”の宣言の声が小さく、気迫が足りない。先般、高齢者大会を拝見したが、80歳の方の選手宣誓が大変気合のこもったもので感動した。それを見習ってほしい。
 面をつけての稽古も雑ですよ。しっかり修行してください。」

 我が身を振り返って反省。小林会長には県の合同稽古の他、各種行事でご挨拶を伺うが、神奈川のレベルを上げたいという思いが伝わってくる。
こういう自分を叱咤していただき磨く場があるというのはありがたいことだ思った。

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2012年05月18日

<5月17日 メキシコでの剣道披露>

いよいよ今日からゲシュタルトセラピー協会の世界大会。プエブラ市のコンベンションセンターに集合、会長や役員の挨拶があったが、ゲシュタルトらしく実習(世界を旅する)があったり隣の人やグループの人と分かち合いがある。私のグループが私以外の6人はメキシコのセラピスト。全員スペイン語で話し隣の人に英語に通訳してもらった。
 17:45からいよいよ私たちの担当のワークショップ。題名は「日本文化と心と身体の統合―剣道とゲシュタルトセラピー」
 最初の1時間は私の担当。日本文化の一つの剣道を紹介。
「剣道は剣の理法による人間形成が目的。竹刀は竹ではなく、真剣とみなす。真剣なら相手と対峙すると心に4つの問題(驚懼疑惑)が起きるが、それを稽古によって克服していく。」
 池永さんから頂いた神奈川県警の稽古風景をビデオで上映。2年連続日本チャンピオンの高鍋選手の3人連続突きの練習や、小手面胴面々の連続技に「おお」という声が聴衆から上がっていた。

 次に黙想、座礼から剣道形の3本を白坂和美さんと実演。聴衆は真剣に見ていてくれた。その後一本ずつ意味を解説し、館に木刀で参加者に1本目だけ実演してもらった。特に礼をした後、3歩の前進を一本目は自他に意識をあわせ、2本目で覚悟を決め、3本目で身を捨てると詳しく説明。
 大きな拍手をいただき私のセッションは終了。

 後半の一時間は百武正嗣さん(日本ゲシュタルト学会理事長)のセッション。日本の道(茶道、華道、柔道)を紹介しながら、心と身体の深い関係を説明。実際に希望者を募って身体の症状(痛みなど)の意味を扱う実習を行った。
質問で「剣道と身体感覚の実習のつながりの意味は?」と聞かれ「剣道は考えを捨て近くに敏感になり今ここに集中する。ゲシュタルトも外界や思考ではなく内面の出来事に焦点を合わせる。そこに共通点がある」と百武さんが回答、納得してもらった。

 すべてのセッションが無事終了。日本文化がわかった」「剣道を始めて見た」とかなり好評だった。
そして全体のパーテイ。開会は民族舞踊で搭乗。私も白坂さんもパレードに参加するよう求められた。そして拍手喝さい。
 
 パーティが始まって、次々と参加者から記念写真を求められる。20分くらい続いただろうか。笑顔も途中から疲れてくる。早く飲みたいのに。アイドルの気持ちがすこし分かる
長い一日が終わりようやく深夜ホテルに着いた。
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▲剣道は竹刀を本当の剣と考え修行する。だから恐れや不安も出てくるしそれを克服するよう心を鍛えると説明。
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▲白坂和美さん相手に日本剣道形を披露。
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▲約30人の参加者にも日本から持参した棒で剣道形のさわりを実演してもらう。


▲ワークショップが終わり、意気上がる日本人チーム。木刀でポーズをとるのは百武理事長。彼の身体症状を扱ったワークはメキシコでも好評だった。

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2012年05月11日

<5月10日 ロサンジェルスの剣道>

 デンバーからロサンジェルスへ移動。
ロングビーチの堀先生の道場で稽古をさせていただく。フロリダの前田忍七段(大学の後輩)のご紹介。堀先生は前全米剣道連盟の会長で、前全米ナショナルチームの監督、滝澤先生とは大学は違うが同期とのこと(フロリダ湯川さん情報)。楽しみにしてお邪魔する。
 道場は公民館にあった。19:30から21:00まで子供の稽古。21:30から大人の稽古。日本人の年配の方中心に10数人が参加。
 元に立たしていただく。切り返しの後、すぐ地稽古。緊張の瞬間。堀先生から最初「神奈川から来られた藤原七段だ。良い稽古をするらしいので皆かかるように」との紹介があったせいか、皆さん次々とかかってきてくださる。全般に打突がしっかりされている。
 厚木の思斉館に時たま通われた入江ドクターとも稽古できた。年齢は70歳前後だろうか、熱心に稽古をされていた。

堀先生にもお願い出来た。打突の機会が非常にお上手。その出鼻を打てればいいのだが、そこまでいかない。自分の課題が明確になった。
 
その後何人かお願いする中で、、非常に強い先生と稽古ができた。抜き面、出小手、返し胴など早くて上手い。
 稽古後の懇親会で有名な牧野先生という事だとわかった。N/Yの吉田君から西海岸に行ったら稽古をお願いしたらと助言を受けていたその人だ。八段審査に挑戦中の亜細亜大学のOBで内田先生の二年先輩。神奈川にも良く来られるとの事。
世の中、つながっていると思いながら、懇親会を1時過ぎまで楽しんだ。

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2012年05月05日

<5月5日 京都大会からデンバーへ>

京都大会3日目。疲れた体を引きずり朝稽古。今日は元にかかっていく人が少なく並ぶことなくすぐ稽古が出来た。1時間で9人。かなり、ふらふら。

 京都大会、最終日は八段の先生の立会い。午前中は教士の若手八段。ほぼ毎試合存じ上げている有名な先生で息がつげない。休憩もせずに三時間半ぶっ通しで拝見。
 攻め、打突が磨かれて素晴らしい。昨日の七段の先生と違う点は、仕掛けての面や小手面が鋭くて速くて有効打突になっていることだ。朝稽古でかなわなかった先生方同士が対戦し、一本を決めるのだから恐れ入る。
 中でも大阪の船津先生の立会が印象的。船津先生は全国八段戦でもここ数年優勝、入賞の有名な先生だが、攻め、速さ、伸びのある小手面が目を見張った。

 残念ながら関西空港行きのバスがあるので思斉館滝澤道場の滝澤先生の立会いを拝見する前に武徳殿を後にする。
 17:10、関空経由でサンフランシスコ経由デンバーへ。毎年参加しているASTD(American Society for Training and Development)へ参加する。
今回はメキシコでの世界ゲシュタルトセラピー学会にも参加するので18日間の出張になる。機内で十分休養を取って時差ボケに対応する。

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2012年05月04日

<5月4日 京都大会 2日目>

朝稽古は六人お願いできた。
さて今日の演武大会は終日、教士七段の部。池永さん、福岡さんなど知人が立会いをする。お二人とも果敢に攻め,技を出されるが相手も強く、崩れない。残念ながら、一本負けに終わった。
この日は、全般に攻めての面技より、返し胴や出ばな小手などの応用技が良く来まった。若干これでいいのかな、と思う。

午後は早く立会いが終り、別会場では各大学や団体の合同稽古会が開かれた。私も学連関係、道場連盟の稽古会に参加。3時間以上稽古すると流石につかれる。
 大阪から白坂和美さんが来てくれて、メキシコのゲシュタルト大会向けの日本剣道形の稽古をする。
 満足感、疲労感を持って本日は終了。

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2012年05月03日

<5月3日 京都大会>

今日から京都大会。正式には第108回全日本剣道演武大会。全国・全世界から腕の覚えがある剣士が集まる。

朝稽古から始まる。6:30に京都武道センターに集合。約100人の八段の先生が元に立つ。私も素早く面をつけて一番でお願いする。最初は静岡の安永先生。静岡で有名な先生で国体の代表など常連の選手だった。剣先が強いし、面も力強い。
次にカナダの鎌田先生。面が大きく早い。面返し面もお上手で大変参考になる。
次に新潟の佐藤先生。面打ちの際の腰を入れる事を教わる。
最後はUSAの加藤先生。全米代表選手団の監督。N/Yの吉田君の通う道場の先生。三月にお邪魔した際は急きょ所用が出来たそうでお会いできなかった。五人並んで稽古をお願いする。先生は構えが正しく攻めがしっかり。面がまっすぐで早い素晴らしい剣道。良い氣をいただいた。

9:00から京都大会がはじまる。最初は錬士六段から。厚木の知り合いの方が次々出られる。
自分は錬士七段の部に出る。
相手は大阪の先生。構えてすぐ打ってこられたので返し胴に応じるが、よけられる。
次にまた打って来られたので。面をすりあげて面を打つ。手ごたえあった。審判の3人の手が上がる。次に出鼻小手が当たったが、相手ののどにひっかかって決まらず。あっという間に1分20秒の立合いが終了。

厚木の剣道仲間から祝辞をいただいた。 思うに良く体が動き相手もよく見えた。
今年に入って例年以上に稽古をしている。
普段の稽古の積み重ねが効いているのと、朝稽古で八段の先生方の氣をいただいたのが大きい。
これを励みにまた稽古を続けたい。

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2012年04月29日

<4月29日 伝達講習会>

今日は神奈川県相模原地区の剣道伝達講習会。毎年行われる。3月30日と4月1日に行われた全日本剣道連盟の講習会に参加された神奈川の八段の先生方が伝達してくださる。
 今回の講師は吉野先生、岡見先生、網代先生。吉野先生は高校の先生らしく非常に説明がお上手質問に対しても的確に答えていただける。
 
内容は二日間にわたる内容を6時間少しで伝えるのだから 分刻みだは内容は豊か。
まずは日本剣道形。新たに解釈された内容が伝れる。今回は1本目の面を打った後の刀の位置は「ほぼ下段の高さ」ということの他、細かい内容が数点。
 その次が木刀による剣道基本練習。素振りの後、あらたな動きとして、竹刀を持って、攻めを入れた打突を初心者向き、初級者・中級者・上級者向けに面打ちを行った。攻めの訓練としては効果的と思った。
 
その次が審判講習会。これが一番面白かった。参加者の審判レベルはおおむね高いが、試合者が反則を犯した時、どうするかなど応用が参考になった。
 最後に面を使って基本、打ち込み、かかり稽古。そして2分間のまわり稽古(地稽古)。 
剣道に特化した良い一日が終わった。

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2012年04月01日

<3月31日 チャペルヒルでの剣道>

 ヴァンジョインズ先生のワークショップが終わり勉強仲間はほとんど帰国。私は剣道仲間のマイクワトソンさんに迎えてもらいチャペルヒルのノースカロライナ大学の稽古に向かう。

 ちょうど今日はメリー州で試合があり、中級者以上はいない。ワトソンさんとともに初級者の指導をすることになった。全員がノースカロライナ大学の学生。
 最初の1時間は日本剣道形。週2回稽古をしているだけにうまい。若くて女性が多いので素直に学んでいるのだろう。3本目まで細かく指導し何回も練習してもらう。
 
 そして基本稽古。切り返しと面打ちを行う。まだ防具をつけていない人も数名だが、ワトソンさんと元に立ち、どんどん打たせた。地稽古は初心者なので打ち込みに近くなる。最後にワトソンさんと軽く稽古をして終了。

 終わってからの食事会が面白かった。
3人は今年の6月から2カ月日本に勉強に来るので好奇心旺盛。日本人と話せるのがうれしいようだ。一人が沖縄の姉のところに来るらしいので「なんくるないさ」を教えた。Let it be(なんとかなるさ)の意味だと言ったら何回も繰り返していた。
 なぜ剣道を始めたのかと聞くと日本文化に関心があるとのこと。日本文学に興味があるというのでどんな本が良いかというと吉本ばななの名前が挙がると同時に雨月物語が挙がる。
 他に雑誌でノンノが興味深いという。アメリカに同じような雑誌はないのかというとYesとは言わない。
 「日本の若い女性は他者からどう見られるか、どう可愛いと称賛されるかにエネルギーを注ぐ。アメリカの女性は自立しているので他者からどうみられるかは気にしないので、ノンノみたいな雑誌はないのではないか」と言ったらうなずく。
 日系2世の若い男性が「自分もそう思う。昨年、日本に行ったら周囲はジーパンをはけという。夏だから短パンで十分。周りを気にして服なんか着ないよ」とのこと。

 帰りの車の中でワトソンさんが語る。「自分の父は海軍で日本に駐在していた。帰るたびに写真を見せられ日本に興味を持った。娘はその影響を受け、名古屋(南山大学)に留学。自分もいつか行きたい」
 ちなみにワトソンさんのeメールアドレスはkenshi(剣士)。防具袋には「武道」と書いてあった。日曜日にご夫婦で夕食に招待したら大変喜ばれた。こういう日本びいきの方を大切にしたい。

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2012年03月31日

<3月30日 Raleighでの剣道>

 車で30分のRaleighでの剣道の稽古に向かう。

 明日がメリー州で試合なのでいつもの半分くらいの10人ちょっとが集まる。
最初は剣道形。和ちゃん(白坂和美氏、研修講師)と形稽古をする。5月にメキシコでゲシュタルトセラピーの世界大会があるが、そこでGNJ理事長の百武正嗣さんとともにワークショップを行う。題名は「日本文化とゲシュタルト」最初に剣道を紹介。形の3本目まで披露する。そのために中学校で剣道をやっていた和ちゃんに今週は毎日形の稽古。その総復習になった。

 基本稽古では音頭を取ってくれというリクストがあり、切り返し、基本技、応用技を行う。返し胴、出小手など応用技はまだ早かったようだ。
地稽古が始まり、日本人3人が来てくれた。
近藤さんは今回ホテルに迎えに来てくれた明るく親切な青年。京大卒の四段。スピードあるいい面をもっている。
 徳永さんも一年ぶりに稽古をした。最後は面の先取りの練習。
お二人とも上の人にかかる機会が少ないので良い稽古になったようだ。
 
 稽古が終ってから食事に誘われる。日系の三人がお相手してくれた。
 山口さんはブラジル生まれの日系3世。三重県人会に入っているので三重のゼッケン。デユーク大学のMBAに通う。剣道はブラジルで木村先生に習ったそうだ。
 近藤さんは厚生省の若き官僚で、現在、デユーク大学のMBAに通う。医療行政、ビジネスを学ぶ。こういう話を聞くとうれしくなる。日本の指導者になる人だから海外の最先端の知識を学んでほしいものだ。ただこの数年、デユーク大学のMBAに来る日本人は減っているそうだ。

 徳永さんとは今回でお会いするのが4回目。UNCクラブでは指導者。小手面が得意だが、次に課題として面の打ち方を研究されている。静岡出身でUNCではドクター過程にいる。井上義彦範士に子供時代から教わっているので、私が井上範士の講演をお聞きしたと話したらずいぶん懐かしがられた。
 12時近くまでは楽しい会話が続き気持ちく地ビールに酔ったひと夜だった。
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▲Raleighでの剣道の稽古の後で。皆さん、礼儀正しく稽古熱心。

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2012年03月25日

<3月24日 Greenwichでの剣道>

 Greenwichに剣道八段の加藤先生の主宰される道場の一つがある。あいにく加藤先生は急な出張が入り、お目にかかれなかった。アメリカでは八段は2人いらっしゃるが、加藤先生は現在アメリカ代表チームの監督をしている他、本業のカメラマンのお仕事がお忙しいとのこと。

 剣道場は大きな公民館の一角にあるバレエの練習場。着いたら初心者の練習だった。
マイニンさんの指導はしっかりしていてなかなかハードだ。一時間後に中級者以上が面をつけて基本技を始める。吉田君が音頭を取る。切り返しを5回、面打ち、小手打ち、二段技、打ち込み。なまった身体にはちょうど良い運動量。

 そして地稽古。20名弱の全員と稽古が出来た。マイニンさん始めまっすぐ面を打ってくる人が数人。加藤先生のお嬢さんとも稽古が出来た。ちょうど近くで医学を学ぶ大学の後輩の根来君もかかってきてくれた。スピードがある。最後に吉田君と稽古。基本練習が効いていていい面を打つ。約1時間40分、いい汗をかいた。

終了後、公民館前のピザ屋でビールを飲む。剣道やお互いの身の回りの情報交換。
 マイニンさんはフロリダに前田七段(大学後輩)に教えてもらったとのこと。お仕事は絵描きだそうだが、奥さんの仕事の関係でシカゴに行くとのこと。
 日本語の上手なショートさんは昔 神戸・高知に住んでいて、奥さんは三井化学に勤務される人事マネジャーだそうだ。
 こうしてお話をするとどこかでつながっており、ご縁を感じる。
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▲大学の後輩たちと。左の根来君は神戸大学医学部卒業後、京大経由でアメリカの研究所へ。わざわざ駆けつけてくれた。右が吉田君。熊本出身で剣道の基本がしっかりしている。
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▲Greenwichでの剣道の稽古後に撮影。ピンボケ・枠切りが残念。

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2012年03月18日

<3月17日 神戸大学OBの東西対抗戦>

今日は神戸大学剣道部OBの東西対抗戦。今回で3回目。私は初参加。名古屋以東から13人が参加した。

試合の前に現役学生と切り返しや基本打ちを行ったが、刃筋正しく打突もしっかりしている。わが母校は他大学との試合は最近必ずしも成績は芳しくないが、この基本に正しい稽古方法は将来につながるものだと思った。

 さて東西試合が始まり、白熱した。先鋒は卒業したばかりのOBと社会人3年生の若い組み合わせ。両者譲らず引き分け。その後、東軍が少しずつ勝っていく。新幹線代払って来ている分、思いは強いのか。年末の大学OB戦も刺激材料。予想以上に東軍は強かった。
 中盤以降で西軍が踏ん張る。私の前まで東軍は2連敗。

 私は副将。相手は島根のW氏。学年も一緒で納会試合でよくあたった相手。京都大会予備のつもりで気を入れて攻めた。結局、面2本いただいたが、初めの一本は胴を抜かれたと思った。2本目は小手を返した面、無意識で動いていた。「いい試合だった」と同輩先輩からおほめをいただいた。
 全試合が終わって、8?4で東軍の勝利。商社、銀行など忙しい人が多い中、東西で30人近くが集まったのが素晴らしい。
 
 試合後は懇親会。竹刀をワイングラスに持ち替え交流する。出席者は歴代の主将やレギュラーが多いが会話をすることでようやく名前と顔が一致する。主力は30歳代と40歳代、今とこれからの日本を背負う世代だ。彼らが元気で喜ばしい。
 70歳近い先輩から「あなたが現役で頑張っているから後輩がついて行くんですよ」と言われ、気が引き締まった。DSCF2416.JPG
▲副将で出場。お互い学生時代と違ってじっくり攻め合う。
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▲試合が終わっての記念撮影。東西で約30名が集まった。
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▲懇親会で同期4人で。左から野村氏(現在、監督。医師)、藤田氏(神戸大学経済学部長)、和田守氏(村田機械マネージャー)、そして私。

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2012年03月16日

<3月16日 島野範士との稽古>

大阪城敷地にある修道館に行く。高校以来38年ぶりだ。ここはオープンで、はじめての参加者でも気軽に稽古をさせてくれる。
 
全体での礼の後は、基本稽古。切り返しを5回、面打ち、小手打ち、小手面を2人ずつ。最初の4本打って、その後指導の先生から注意事項があって、また4本打つ。効果的な指導だと思った。次に、3人ずつ地稽古。3人目の方はマナーが悪く、自分でさっさと蹲踞して礼をして上座に走って行った。
 
これから7段以上が元に立って指導稽古が始まるようだ。それを察して私も走る。一番上座は島野大洋範士八段。兄弟の泰山範士八段とともに各種大会でご活躍する有名な先生だ。
 並んでいる列の9番目になったが、隣の列の人が入ってきて結局、18番目になった。
 島野範士の稽古を拝見する。力強い構えで絶えず相手を攻める。相手が打ってくるところを確実に小手を切ったり、胴を返したり、面に刷り上げ当たり。早い。ひき技も確実に一本になる手の内が効いた技。鍛え抜かれた剣風。気を抜かない。また相手の力量に合わせて短く的確にアドバイスして打たせる。

 何人か並んでいる人が外れていき、稽古時間終了間際(最後の一人)にお願いできた。構えは鉄壁。打ちこむ隙は見えないが、身を捨てて何本か打ちこんでいく。最後は面を3本打たせていただいた。
 稽古後に島野範士に御礼をする。「神奈川からよく来られた。また稽古しよう」と大きな声。良い“氣”をいただいた。

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2012年03月12日

<3月12日 高段者稽古会>

 月1回の思斉館滝澤道場の高段者稽古会に久しぶりに出席。仕事先から帰り、19:25のスタートに間に合う。
 最初は3月4日の神奈川県剣道祭の振り返り。本稽古会は5段以上の参加だが、ほぼ全員が参加(私はパリ大会に)し、試合の反省をする。最後に館長も振り返りをする。

 続いて神奈川高段者稽古会の中の範士の先生方の好評を紹介された。
伊藤範士「相手の竹刀を受け止めて終わっているが、受けるだけの技は剣道にはない。必ず返すように。」
小林範士「残心が不足。形ではない。身を捨てて面を打って打ち抜いたその手や姿勢が残心。左手が浮いていれば残心ができない。左手が中心から離れないように。
 無心は大事だが、そう簡単になれない。一度でも味わった事がないとなれない。一番無心になるのは審査と試合。」
滝澤館長先生もご自分の実体験「相手が何をしてきても気にならず相手に対峙した(無心の境地)」をご披露された。

 身も心も研ぎ澄まされたようになり面をかぶる。最初に滝澤館長先生にお願いする。
徐々に攻められて自分の身体が浮いてくる。面を打っても足や手が固いのがわかる。受けっ放しになるし、竹刀さばきも位が不足。最近、稽古して体は動くはずなのにと思いつつ、軽く打たせていただいて稽古は終了。
 その後、元に立ち六段、七段の先生六人と稽古。 これはさすがにプレッシャーが少なく先手を取れるので徐々に癖を自分で直していく。すがすがしい気分で終了。

 思うに、八段の先生にお願いすると鏡を見ているように自分の不足点が見えてくる。身や心に力が入るとぎくしゃくする。不足を洗って磨いていくのが稽古だなあと実感する。
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▲滝澤館長先生と吉野六段の稽古風景(撮影日時は別)

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2012年03月11日

<3月11日 小中学生剣道形演武会>

 早いもので、3.11から1年たった。
多くの人が亡くなり、今も行方がわからない方が数千人。今も家族がなく、家がなく仕事がない方が多数おられる。我々は何ができるのだろうか。
 祈り、援助など、できることはやり、自分たちの生活をしっかり生きて、亡くなった分の命まで生きる、ということではないだろうか。

 そんな中で、今日は厚木市の初めての小中学生剣道形演武会が南毛利スポーツセンターにて開催。
開会式の中で平井体育協会会長のご挨拶が印象的だった。
 「剣道をやって正しいことを正しくやれるように。つらいことを頑張ってやれるように。他者に対して思いやりのこころで」剣道の理念をよくわかっていらっしゃるなと思った。
 小林市長のお話で厚木で二億五千万円義捐金を出したとのこと。
続いて滝澤先生から厚木剣道連盟から4回目の義捐金を集めたとご披露。一時的に終わらず今後もずっと継続していくとの考えもご紹介。

 試合が始まる。200人の参加者が見事に「木刀による基本打ち」「日本剣道形」を演じた。審判として参加したが、かなり練習されて試合の後半は判定に困るくらい見事な仕上がりレベル。 
 子どもたちが鉢巻をして大きな元気なこえで正しい技を披露しあう、これはまさしく震災の復興にふさわしいことだ。つらいことがあっても乗り越えていかなければならない。
 
 ちなみに知人からいただいたYouTube画像(東北関東大震災 宝地図ムービー あなたたちは一人じゃない)を紹介します。小学校の先生がつくり、91万人が涙した動画だそうです。私もジーンときました。
オバマ大統領の顔写真の下のアドレスをクリックしてください。
http://www.youtube.com/watch?v=IxUsgXCaVtc

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▲日本剣道形決勝戦。両チームとも大人顔負けの堂々とした立派な形を打つ。

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2012年03月10日

<3月10日 静坐の意味>

思斉館での稽古会。
最初に全員が並んで「静坐」の掛け声で黙想をする。今回は静坐している時間が短かった。滝澤館長が「ちょっと今の静坐は短かすぎる。なぜ静坐をやるのか、それは気持ちの切り替えを行うため。脳心理学でいうと雑事から離れ物事に集中できる状態になるには8秒以上いるそうだ」というご説明があった。集中という事が大事だと思った。

 昼間読んだ本を思い出す。井上義彦範士の「剣道清話 第3巻」。
「剣道の目的は「剣の修錬による人間形成だ。そのために稽古をする。稽古をすると自分の問題点、欠点(技だけでなく心の)が見えてくる。それを稽古で磨き少なくしていく。結果として人間が磨かれていく」

これを読んで感じる事が多い。稽古が終るといつも更衣室では「奥が深い」「うまくいかないものだ」と笑って嘆く事が多い。己の欠点が見えるとは人間形成の修行のプロセスだと思うと気が楽になる。

 そして自分を磨くために、他者尊重の精神を修錬するために稽古をする。そのために稽古を集中する。そのための入口が、静坐(さらに言うと道場に入る前の気持ちの切り替え)であることを今日は学んだ。

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▲パンフレット。見事な鎧兜。生死をかけて戦うが機能の美しさもある。フランス人の日本武道のイメージはこういうものなんだろう。稽古の最後に全員の前でパリ大会のご披露をした。

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2012年03月07日

<3月6日 ワインと剣道と会社経営>

 午前中はボルドーのメドック地域の中で、シャトー、ローザン・セグラを見学。ブドウ畑の中で古色豊かな建物の中の新しい設備のワイナリーを見せてもらった。
 このワイナリーは赤ワイン2種を醸造。ぶどうの種類は豪華な味のカルベネ・ソービニオンとまろやかなメルローがメイン。隠し味として2種のぶどう。それぞれ畑の土壌が違う。幹や実はかなり剪定するとのこと。

 醸造工程は大きく2工程。ステンレスの大きな釜の中でアルコール発酵と乳酸発酵をさせる。二つとも菌を入れない自然発酵だそうだ。これは意外。日本酒とはちがう。
その後、木の樽に入れておりを取る。6種類の樽を使っており、このミックス加減も味の違いらしい。
 見学の後、いよいよ試飲。ワインの魅力は香りと色、味(酸味・渋み)だそうだが、すべて満足。

 このワイナリーは1661年に創始。1855年の公式格付けで5000のワイン蔵の中で1級8社に次ぐ、2級を獲得。その後、畑が荒れた時代があったそうだが、1994年にシャネルがオーナーになって畑や建物に投資。あらゆる手段を尽くして栄光を取り戻したとのこと。
 
 ワインはぶどうという原材料で決まるが、それを培う数千年前に堆積した細かい砂礫から成る畑の整備が大きく味を分ける。品質管理など人知は尽くすが、日照や発酵は天任せというところは東洋的。
剣道や会社経営にも通じることがある。ぶどう(武道)の基本が大事。丁寧にいいものを残し無駄を捨てていく。投資も必要だし、熟成(時が必要)も必要。組合せの妙もある。人事も尽くしながら運も大切にするところは良く似ている。
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▲素敵なシャトーの前でワイナリーの説明を聴く。左はガイド兼通訳の井原さん。剣道は四段の腕前。審査を受けられるそうだが栄冠は近そう。
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▲ブドウの品種、ブドウができるまでの苦労を聞く。日照りが不足するときは葉っぱを減らして地上の反射を利用する荘。ただし夏は何もできないので思い切ってバカンスに行くそうです。
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▲ボルドー遠征の仲間(先生方)と。香り?りワインの試飲の後で頬がやや紅い。

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2012年03月06日

<3月5日 ボルドーでの稽古会>

パリからTGV(新幹線)乗って約600km、3時間10分。ワインで有名なボルドーへ移動。途中は牧草地や森林が続き、のどかな風景。
 ボルドー駅に着くとこちらの剣道連盟の井原聡子さん(剣道四段)とフランソワさんらが迎えてくれた。ホテルチェックインの後、ランチ。ボルドー産のステーキが柔らかくて美味。

 井原さんに世界遺産の街を案内してもらった。有名なワインはイタリアから苗木をもらってスタート。大西洋に繋がるガロンヌ川を利用して、16世紀頃にはワインとスズ出荷の町として繁栄。そこで蓄積した富で現在残る壮大な建物を建築したとのこと。 
 アフリカのセネガルとも交易、奴隷売買の拠点として栄えたが、解放されそのモニュメントとして「自由の女神像」が市の中心部に残っている。

 夜になって、剣道の稽古。5道場が合同、約30名が集まった。経済的な問題でパリ大会に行けない、指導者が少ない中、日本人剣士の訪問を歓迎してくれた。
最初の基本稽古はフロンソワさんが音頭を取る。しっかりしている。戸賀崎先生(今回ツアーの代表)が10年以上前からナショナルチームや指導者合宿で教えたお弟子さんの一人だ。
 地稽古が始まる。日本から来た4人の七段が元に立つ。約10人と稽古。こちらの剣士も振りがしっかりしている。
 最後は池永先生と私とで3人の昇段試験受講者と模範稽古。池永先生の見事な面技が決まり、会場の参加者が息をのむ。私も何本か小手や面をいただいたが、剣先を上げ過ぎたり、居着いたりしたりしたのが反省点。攻めて打ち抜く稽古が必要と勉強になった。
 
稽古後は道場で立食パーティ。各人が家庭から料理やお酒を一品持ち寄る。手作りのキッシュやフォアグラがおいしかったし、リンゴ酒が稽古後の喉に心地よかった。
 会話も弾む。稽古は充実していたと好評。ただ時間が短かったとの意見もあった。
 雑談の中、ギリシアを発端とする欧州危機について質問したが、「他の国はフランスがギリシアなどを救済しないと悪口を言うが、我々も景気が悪くて大変なんだ。他の国を助けると我々が危なくなる」とのこと。20歳代の人の3人くらいがリーマンショックを知らなかったでこれもびっくり。これも一つの実態か。
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▲瀬戸物づくりの工房の屋根越しに見るボルドーの空。パリが薄曇りか小雨だったのでこの青さが印象に残る。DSCF2308.JPG
▲ボルドー発展の元になるガロンヌ川。その上に渡された「石の橋」。川の流れが急で橋の建設が難しかしかったが、ナポレオンの指示で建てられた。
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▲ボルドーのトラム(路面電車)内で。
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▲合同稽古のあとでボルドーの剣士たちと。通常、月曜日は稽古がないそうだが、日本の剣道の先生方が来られるとのことで集まっていただいた。真摯な姿勢、皆様の熱心さには頭が下がります。

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2012年03月05日

<3月4日 パリ大会2日目>

今日は終日団体戦。35歳以下と36歳以上の部に分かれ3人戦だ。日本からの遠征組としてはそれぞれ1チーム参加し、35歳以下はフランスチームに惜敗し準優勝という見事な成績。

 私は36歳以上の部で最年少という事で先鋒で参加、1回戦は面2本で勝たせていただいた。2回戦は痛み負け。私個人は大使館に勤めるスピード感ある若手の六段と対戦し、引き分け。面をどう攻めていくかが課題と思った。最終的にはこの対戦相手武道クラブが優勝した。

 試合全般を拝見して思うのはフランス剣道全体のレベルが上がったこと。打突はしっかりしているし、スピードが出てきた。攻めにも工夫がみられる。次回が楽しみだ。

 試合終了後、合同稽古。最初は濱口先生はじめ日本の先生にお願いした。先生は万全の構えで前に出られる。微妙な一歩だが、こちらの気持ちが揺れる。言葉ではなく、稽古の中で攻めを教わった。
 残りは元に立って稽古。日本人の方々も来られる。こちらも気合を入れて稽古させていただいた。
 終了後。身も心もくたくたになった。

閉会式で角範士八段の好評。「レベルが上がっている。さらに無駄打ちが少なくすること。そのために攻め。そのために平常心が大切。稽古の時は試合のつもりで氣を入れて一本一本を大切に。試合の時は稽古のつもりで。平常心は道である」

 大会終了後、別会場でフランス剣道連盟主催のパーティ。色々な先生方やフランス剣士と会話でき楽しいひと時。
 次回の大会の課題も話題になった。観客が少ない。一時期は3千人いたのが今回はその数分の一だろうか。欧州金融危機の影響もあるし、広報にさらに力を入れる必要がある。企画もかつて八段の先生方が10人ちかくいらっしゃったし、長弓や異種格闘(2刀流と鎖鎌、古流の槍術と剣道など)日本にいてもお目にかかれない素晴らしい技にお目見えできた。そのあたりも課題だろう。
 とはいえ、剣道を通じた交流=素直でたくましく温かい心の持ち主の方々との交流ははかりしれない素晴らしい体験をさせていただいたと思う。
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▲合同稽古終了後に元に立った先生方と掛かり手、お互いが並ぶ。

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▲閉会式の後の集合写真。良い仲間たち。

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2012年03月04日

<3月3日 パリ大会>

今日は第5回パリ大会の初日。パリ大会は日本の京都大会を模した武道のお祭り。剣道以外に薙刀の参加もあるし、演武(居合や杖道、剣道古流の形など)もある。
 午前中は日本剣道形の講習、午後は基本稽古と地稽古。昨日稽古をさせてもらった道場の方も並んでくれる。

そしていよいよ七段の部の立会い。広い体育館の会場の中で、1試合会場だけで行われる。会場全員の視線が集まるプレッシャーの中、今回のツアーでご一緒している先生方6人が次々と見事な立会いを続ける。
そして私の番。お相手はミレルさん。新進気鋭の七段だそうだ。気合いを入れて先手を取ったが、不満足な結果。小手は入ったと思ったが、その後,面をすり上げられた。だんだんムキになって面を取ろうと思って打っているうちに2分が経ってしまった。こういう変化技に強い人をいかに攻め、崩し、機会をつかむかが自分の課題。

 その後、日本代表、フランス代表学生の試合、演武が続く。
 この日の最後は3組の立会い。会場の参加者全員が息をのんで見守る中、池永先生(教士七段)が気を入れて相手を攻め、開始早々20秒位で見事な面を決められた。隣の人と思わず「八段合格だ」と顔を見合わせるくらい鮮やかな面だった。
 ツアーでご一緒の金子八段も濱口八段相手に見事な立会をされた。ほとんど動かない。しっかり気をためて攻め、打つ時は身を捨てて打っておられた。
 
 お二人の立会を拝見し自分の不足点に深く気づく。終日の剣道三昧。疲れたが、日々、精進しようと思った。DSCF2251.JPG
▲出番を待つ日本からの参加者。私は一番右。
            
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▲私の立会い(池永先生撮影)。こうしてみると相手の方が背が高いし、構えがシャープ。ちなみに池永先生はこのミュレー七段と過去2回対戦。非常に動きが早かったそうだ。
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▲堂々たる構えの池永先生。お相手はフランスのラバエ教士七段。面も早かったし、胴の返し技も切れ味があり、会場を魅了された。

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2012年03月03日

<3月2日 パリ2日目>

 パリ市内を池永先生と歩く。サン・シュルピス教会、メダルの奇跡の教会、ルーブル博物館。
 パリの街は面白い。道がまっすぐでなく適度に曲がっている。道もレンガ造りだったり不規則なタイル張り。色々なデザインの古い建物の中におしゃれなブティックや小物屋さん、宝石店、レストラン、カフェがある。歩いている人は黒っぽい服が多くそんなにオシャレな感じではないが表情は明るい。毎日瞬間瞬間を楽しんでいるように見える。

 夜は好村先生にご紹介いただいた剣道の道場へ。井上先生(七段)が教えておられる剣友。30人くらいのフランス人が熱心に稽古をされている。
 まずは日本剣道形。その後は面打ち、切り返しなど基本稽古。
 そして21時から1時間20分ほど地稽古。20人ほどお相手させていただいた。皆さん、振りかぶりがしっかりしている。またフランス人の特徴の足腰がしっかりされていて打突後の抜けが良い。
 最後にベルギーから来られたダリ六段(ベルギーの剣道連盟会長)。自ら打ってはこないが、面を打つと胴に返してくる。

 稽古の後は、1階のバーで懇親会。井上先生はお仕事が調理師さんだそうで、カウンターの中でてきぱき食べ物や飲み物を手配して下さる。
 本日の稽古相手とパリの街、生活、趣味、剣道、政治の話(5月の大統領選)など楽しくおしゃべりする。
 面白かった話。パリ市内には無料の自転車置き場があり、自由に市民が借りて違う場所に置けるそうだ。そういえばホテルのそばに電気自動車の充電装置が複数あって小型電気自動車が止まっていた。原子力発電が7割の国なのにエコの町だ。
 12時過ぎにはおいとましたが、1時過ぎまで懇親は続くそうだ。パリの町と人を堪能した1日だった。
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▲メダルの奇跡の教会。非常にこぎれいで日本人女性観光客に人気がある。
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▲剣友の方々と。福岡県警の本田ご夫婦とも一緒。1カ月かけて欧州を回っておられるとのこと。

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2012年03月02日

<3月1日 パリ初日>

今日から1週間のパリ行き。第5回パリ大会使節団ツアーでの参加だ。今回20名が参加。毎回参加される方もいて剣道が本当に好きな方が参加される。

空路12時間で16:20パリに着く。気温14度久しぶりに厳冬になった日本よりかなり暖かい。空港外の空気が肌にここち良い。
空港からバスで市内へ。空が青く、芝生の緑がきれい。車が多いが流れが良いので印象としては洗練された大都市。さすがパリ!

早速、相部屋の池永先生と街歩き。ブラッスリーに入り、生ビールを注文。店のマスターがいい人でカウンターに入ってビールを入れる振りをして写真を撮ろうと勧めてくれる。それに従うと今度はカフェも入れたらと提案。他のお客様もこちらを見る。楽しいひと時が過ぎた。

夜は世話役の内田先生のガイドで地下鉄に乗って、バスチーユの繁華街にあるムール貝のレストランへ。4種類の味を楽しむ。シャンパンやワインを楽しむ。
会話も楽しい。49歳から剣道を始め70過ぎて七段に通られた方。1年間基本のみの稽古で6回目に八段に通られた方。学会で何回もフランスにこられた方。
楽しい1週間になりそうだ。
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▲パリの街並み(シャトレ;中心街で)
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▲ホテルへお迎えに来ていただいた好村先生と写す。好村先生はパリ剣道連盟顧問でパリ大会創業の立役者。学生時代(東大)に思斉館滝澤道場の先代館長の光三先生にご指導いただいたご縁もあってご厚誼をいただいる。
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▲同室の池永先生と早速 街を散策。ブラッスリーで親切なマスターに会う。生ビールを注ぐ真似をしろと言われてワンショット。

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2012年02月26日

<2月26日 道場連盟の初稽古>

今日は午後から海老名高校で、神奈川剣道道場連盟の初稽古会。100名近くが集まっただろうか。
 
最初に基本打ち。滝澤先生が指揮を取られる。切り返し、面打ちと基本技の稽古が続く。途中でご注意をいただく。
「昨年の稽古会で伊藤先生(範士八段)から“不離五向”と言う言葉で正しい打突を紹介されていた。。
 足は相手に向いているか。
 臍は相手に向いているか。
 目は相手に向いているか。
 剣先は相手に向いているか。

 そして最後に
 気持ちは相手に向いているか。

この教えを思い出してしっかり打突しよう。」とのお話だった、。
確かにちょっと意識するだけで身体の軸がしっかりし打突が変わってくる。

 気合の入った基本打ちが終わった。地稽古に入る。 6人ほどの先生にお願いする。初めての先生にお願いする事が多く、構えの崩し、攻めが勉強になる。慎重に攻め、返されてもいいから思い切り打って、打ち抜く稽古を心がけた。

 最後に道場連盟会長の伊藤先生のご挨拶。「昨日、八段審査を受講する方を対象にした講習会があった。兵庫、岡山から範士八段の先生が来ていただき、ご指導いただいた。
 そこで言われたのは、「気合、そして間合い、そして打突の機会。これがあれば有効打突になる。無駄打ちをしない、3本打つところを氣をためて一本にする。
 相手の竹刀を受けっぱなしにしない。受けたら必ず返す。最初は難しいがこれを練習していれば風格のある剣道になっていく」
 
 他の先生にもよく言われた言葉である。全くその通り。初心忘れず、基本の一本一本を大切にして稽古を続けていきたい。

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2012年02月25日

<2月25日 “氣”の入った稽古>

 今日は1週間ぶりに思斉館滝澤道場での稽古。稽古の最初に滝澤館長先生(剣道八段)から昇段者のお披露目と証書の紹介があった。
 綾部明一氏。私と同年代。社会人になって剣道を始められたが、地道に稽古を続けられ、昨年六段の難関を突破された。神奈川の合同稽古でも毎月参加されている。

 滝澤先生から「2週間前に知人から聞いた話だが、昇段審査会場の日本武道館の外側で熱心に素振りをしている人がいたそうだ。非常に“氣”が入った素振りで、ああこの人は通るな、と思ったそうだ。その人が綾部さんだ」
「会場でも福島の竹村先生が綾部さんの審査を見ていた。この人は七段でも通るのではと思うほどよい立ち合いだったそうだ」
「氣が勝負。技の充実もそうだが、氣が充実すると通る人は通るというよい事例だ」

私も綾部氏と稽古させていただいた。
構えがまっすぐだ。技もまっすぐで迷いがない。私も先週の井上範士の講演のよい影響が残っていて気合が入っている。お互いよい稽古をさせていただいた。
 今週末から8年ぶりにパリ大会に参加するが、良い“氣”に当たる事が出来た。

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2012年02月18日

<2月18日 井上範士の剣道形講習会>

 今日は井上義彦範士(剣道八段)による日本剣道形講習会。講演内容、実技指導・お弟子さんによる実演ともすべて素晴らしかった。

井上範士は剣道形の研究家で著名であり、昨年5月不祥事に悩む日本相撲協会で1000人の力士対象に「勝ち負けだけでなく心を大切に」と講演された有名な先生だ。静岡在住の先生だが、神奈川剣道連盟でも昨年講演にお呼びし大好評だったので、今回実技でご指導いただくようになった。

まず最初、剣道形の狙い。「剣道は人格形成の練磨が目的で、正しい事を正しいと言えるようになる事が重要。正しい事が正しいと言えるためには強さが必要で、その修練をするのが目的の一つ。第2に相手を尊重する事。第3に相手を殺さない、また自分を殺ささない、そのために刀を抜かない、抜かさないで相手を制する、これが第3の目的。剣道形にはこの目的を体得するためのエッセンスが入っている。」非常に明快でうなづく事大。

次にお弟子さんによる剣道形実技。河野さんと椎葉さん。ともに女性で錬士六段。まず入場の歩く姿が重々しく荘厳。一本目、非常に鋭い大きな声で空気を切り裂く打突。木刀の振りが双方鋭く早く力強い。今まで感じたこともない緊迫感。2本目以降も同様。観衆は息を止めて見守る。
 手順は我我の知っている剣道形であって、鋭さ、動きの緩急、緊迫感はまるで違う動きを見ていた。「彼女らは普通の人だけど、ここまでできるようになった。皆さんもできる。やらないだけだ」
 
 刺激を受けた上で、我々も2人ひと組で実技をする。何故こういう所作をするのかという理合のご説明も学ぶところ大。
 「木刀は真剣。お互いの3歩の前進もただ歩むではなく、攻め込む。最初の一歩は相手や会場を視野に入れゆっくり、2本目は命のやりとりをする覚悟でやや早く、最後の3歩目はもう戦いに入っており素早く」と井上範士。
 
 「命の限り、修行してください。皆さんの与えられた命を完全燃焼して、他の人々、この地球上の生きるものへの思いやりが生まれる」とのお話で1日の講習は終わった。
 自分の中で何かがつながり、生まれる予感がした。

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2012年01月07日

<1月7日 国際的なきずな>

 今日は思斉館滝澤道場の通常稽古。今週3回目。まだ、間合いの取り方に課題はあるが、かなり体が動くようになった。元に立って10数人御相手させていただいた。

 その中にスペイン・バルセロナから来られた本間親子がいらっしゃった。2週間の帰郷で、3日の初稽古でも来られていた。非常に熱心だった。滝澤館長先生(厚木剣道連盟会長、剣道八段)が来週からスペインで講習会をされるのでまたお会いするのを楽しみにしているとのこと。

 稽古の最後に滝澤先生からのお言葉。
「今回も厚木剣道連盟で東日本大震災の募金を実施する。4回目になる。もう間もなく3.11から1年になろうとするが、日本人は熱しやすく冷めやすい。復興で大事なのはこれから。厚木は一時的ではなく、ずっと復興の援助をしていく。 

台湾にいる東倉氏より便りがあった。彼の指導している子供たちが全台湾で優勝したとのこと、非常にうれしそうな様子だった。その中で、台湾の人々は日本の事を心配してくれています、とあった。ご存じだと思うが、震災の時に真っ先に援助してくれたのが台湾。支援金も世界で一番多い。
 
また厚木市の友好都市、韓国の軍甫(クンポ)市も10万円を寄付してくれた。これは日本の五倍以上の価値がある。
 
今、日本人こそ頑張る必要がある。幸い、子供の稽古の部で募金を披露したら、子供たちが親御さんにねだって千円札も何枚か入ってきた。皆さんもぜひご協力をお願いしたい。金額の多寡ではないかもしれないが、少し、多いなというくらいの方がいいかもしれない。
昔のサムライは「やせ我慢」という言葉を使った。東北の復興のためにぜひ「やせ我慢」も大事にしよう。」 
分かち合いを継続していきたい。

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2012年01月03日

<1月3日 初稽古>

 今日は思斉館滝澤道場の初稽古。初めに昨年昇段された清水七段と綾部六段による気合の入った日本剣道形が披露された。

 その後、六段以下の稽古。20分たって七段が元に立つ。最初に池永七段にお願いした。ソニー勤務のビジネスマンでパリ大会、京都大会、韓国遠征でもご一緒の方で、素晴らしい技の持ち主。新年早々気持のよい稽古をさせていただく。その後、目黒から来られた先生に掛かる。気合が入る。そして元に立って10数人稽古する。汗びしょびしょになり気持ちよい。

 稽古の後は新年会。最初に滝澤館長(剣道八段)よりご挨拶あった。
「昨年の3.11の大震災は大変だった。その時に五つの事を守ろうと決意した。
一つ目は明るく優しく。下ばかり見ても日本は良くならない。気持ちは前向きにそして他者に思いやりを持ちたい。
二つ目は買占めはしない。ガソリンや日常品は必要な分だけ買う。
三つ目はなるべく車を使わない。厚木駅の往復はよく歩いた。自転車にも乗った。
四つ目はいろいろな情報を多角的に取る。
五つ目はできることをやる。自発的な節電などはこれに入る。
 今年も以上の四つ目、5つ目は使えると思う。特に5つ目は正しいことに真正面から取り組む事につながる。剣道の稽古もそう、日常生活もそう。斜めにならない。つらくても真正面から取り組む。一人一人と接するときに相手と正対する。
皆さんもぜひ稽古や日常生活にこの心構えを持ってほしい。」
 
その後、乾杯に入ったが、福島から来られた竹村先生が「六段」、「七段」銘のお酒を持って来てくださって、昨年の合格者に日本酒をふるまわれた。八海山ならぬ「八段山」を広岡さんが持参され、ふるまわれた。味は格別、今年も精進しようと気持ちよい酔いを味わった。DSCF1783.JPG
▲ご挨拶される滝澤館長先生。指さす先にはこの数年スペインでご指導された証書が(道場棚に展示)。今月もスペインでご指導される予定。

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▲昨年の昇段(六段、七段)された方々が笑顔で乾杯する。左から竹村先生、広岡七段、綾部六段、滝澤先生、邨松六段、清水七段。

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2011年10月16日

<10月16日 反復力、継続力>

今日は厚木市剣道選手権大会。30代、40代は選手として参加し何回か優勝したが、最近はもっぱら準備と審判で参加。

少年も含め多くの選手が活躍。10部門のうち7部門で思斉館選手が優勝。この前まで竹刀もろくに振れなかった子供が見違えるような素晴らしい技を披露するまでになり、目を見はることがしばしば。
確かに多い子は週に5回稽古をしている。あまり器用でない子供でも、質の高い稽古を継続して反復いると強くなる。そこが道たるゆえんだと思った。

最初の開会式が印象的だった。滝澤連盟会長のご挨拶が
『今回、3回目の復興支援の募金を行う。皆さん、ご協力をお願いしたい。。来年も行うつもりだ。1回だけでなく反復、継続が大事だと思う。
剣道も同じ。基本を反復・継続してこそ力がつく。地道に稽古する、それが反復力、継続力。
東日本の復興も長くかかるだろう。復興支援も反復、継続して行う。』

何事も反復・継続、それが基本中の基本。


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2011年06月04日

<6月4日 一本に賭ける>

 アメリカから帰って6日目。今週は合宿がないので、剣道の稽古は3回目。少しずつ身体が動くようになったが、「氣」がついていかない。アメリカで後輩に教えてもらったYouTubeで八段の先生の立会いを参考にするが、なかなかああいう風に鋭い立ち合いが出来ない。

 今日の稽古の後、滝沢健治思斉館館長(教士八段)から講話があった。

「皆さんの中に自分の得意技を入れてやろうと当たっても『まだまだ』とこだわる人がいる。また得意な人とばかりやって苦手な人とはやらない人がいる。

 大事なことは一本を大事にする事。たとえ、幼稚園児や小学生とやっても、しっかり一本を取ってそれで稽古を終えること。するとお互いに一本に対して必死になる。  稽古には素振りや基本技、応用技があるが、地稽古でこのしっかりした一本を取る稽古をする事。そのために火を噴くような激しい攻防、間と機会、竹刀操作を行う。すると「玄妙な一本」がとれるようになる。子供の言葉で言うと「自分でもハッとするような素晴らしい一本」が取れる。

 この心がけがないと50年稽古をしても玄妙な一本が取れない。反対に小学生でもこの心構えがあると、思わず信じられない一本が出るようになる」

 耳が痛いお話であった。自分は一本勝負で下の段の人に一本取っても結構だらだら続けている。そのため、攻めや機会が甘くなっているし、いいところを打ってもが流れてしまう。
一本に賭ける厳しさが必要だという事を気付かされた。

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2011年05月30日

<5月30日 剣道を通じて、人のご縁>

色々な方々にお世話になった。また人とのご縁を感じる。
そもそもアメリカで剣道を始める事になったのは4年前、ASTDがアトランタで開かれ、その時に富士フイルム米国工場を訪問。富士宮工場でお会世話になった関口社長(当時)を訪ねて行った。田中君に連絡をいただき、田中君からジョージア剣道クラブにお誘いいただいた。
 このクラブの新井先生のお嬢さん恵美子さんは私が横浜で借りていた家の家主さんの娘さんとお友達。
 
ニューヨークの片岡道場は、TA研究部会の橘高氏の後輩、鈴木氏(IBM勤務)のご紹介。2回お邪魔して稽古の後も深夜まで剣道談義が進み仲良くなる。
 
ノースカロライナの剣道クラブはネットで検索。成田空港で「稽古にお邪魔したい」とメールして現地のホテルに着いたら、世話役、マイクワトソン氏から「明日お迎えに上がります」とのお返事。大変親切だった。お話しの中で、厚木や町田でお会いするパーカー氏(米軍座間キャンプの歯科医、六段)が先生だとの事。ここで知り合った徳永さんやキムさんもアトランタの合同稽古会に参加。2か月ぶりの再会だが、「何故ここにいるんですか」とびっくり顔。

 オーランドの湯川氏は思斉館滝澤道場の稽古仲間。今回の訪問を喜んでいただけた。ニューヨーク片岡先生の奥様が2月にこちらへ来られた時、私の事を知っていて世の中の狭さを実感されたとの事。
 前田七段は大学の4年後輩。先輩の訪問を随分喜んでくれ、大変お世話になった。剣道も研究熱心な上、強いし、謙虚で親切、チャーミングなお人柄。
 
 今回、アトランタでも新たに人の輪が広がった。部下育成に関心の高いカナダ系銀行の支店長、アメリカ国内・メキシコを飛び回る日系の特殊ゴム製造会社の社長、シスコやAT&Tなどの大手企業のシステムエンジニアなど専門性を持ってバリバリビジネスに打ち込む方がたと知り合いになれた。
 剣道を通じて、多くの方々と知り合いになれるのは大変嬉しい事だ。
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▲車窓から、オーランド郊外の風景。人工物はなく、ひたすら木々と湿地帯が続く。湯川さんはこの道を1時間または2時間かけて稽古に通う。前田さんは通常アトランタまで5時間かけて車で通う。アトランタに来ていた方でやはり5時間かけてくる人がいた。
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▲アトランタの昇段審査の前。地区ごとに準備運動。真剣なまなざしで真摯に剣道に向かい合う。

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<5月29日 アトランタでの剣道>

 今回のアメリカツアーの締めくくりはアトランタ。ジョージア剣道クラブに3年ぶり3回目のお邪魔する。
オーランドから前田七段と飛行機で移動。
 
 空港に降りると空気が違う。湿度が少なくさわやかだ。
この日は午後から南西部の選抜選手対象に全米選手権に向けた強化練習を行っていた。基本技を拝見したが、切れとスピードがある。その次は試合練習。4試合やったが、富士フイルムアメリカ工場の田中君(米国の数々の大会で優勝)は機会をとらえたスピードある打突で別格の強さだった。
 
 2分単位で地稽古。2m近く身長がある選手ともお相手。攻めて攻めて出頭を狙う。

 強化練習終了後、昇段審査。小学生から大人まで皆さん、一生懸命。
実技終了後、日本剣道形を行う。これは修正点が多い。3本目は下段のまま突いたり、小太刀2本目の入り身の攻めがない。後で指導者にコメントさせていただいた。
 
 審査の後は、再び地稽古。今度はじっくりできた。再度、前田七段と稽古。
前日彼の家に泊めていただき、剣道談義をしたが大変熱心。色々アドバイスさせていただいたが、早速取り入れられて随分攻められた。
その後、田中君はじめ強豪選手と稽古。いい汗をかかせていただいた。

 稽古の後に皆さんに英語でコメントした。攻めとツバぜり合い、左足の引きつけなどが課題。皆さん、うなづいて聞いてくれたし最後には拍手をいただいた。
 後で15年こちらにいらっしゃる日本人から米国駐在経験を尋ねられた。満更でもない気分。よどみなく話したのが良かったそうだ。「度胸の賜物ですよ」と言うと納得いただいた。まだまだ英語力強化の必要性を今回のツアーで実感したが、褒められると励みになる。

 1日が終了しての懇親会。この剣道クラブ主催の新井先生にお話(七段、慶大卒、学校経営)を伺った。「初心者を育ててきて20年、ようやく4段・5段が出てくるようになった」としみじみおっしゃる。
 更にすごいなと思われるのは日本から八段のそうそうたる先生方を年に数回お招きして稽古会を設定されている事。アメリカ剣士の目が肥え、技が伸びるはずだ。
 明日から第1回ジョージア剣道大会。ご盛会を祈ります。
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▲米国南西部地区の強化練習。韓国系米国人の先生の音頭で応用技の練習。すりあげや返し技の模範技を田中・田村両選手が行うが、スピードと切れがあり、見事。
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▲稽古終了後の記念写真。何分の一かは帰られたが、実際はこの3割増しくらいの方が参加。写真右後段の子供を抱いているのが田中夫妻。私の右が前田七段。私の左が新井先生のお嬢さん恵美子さん。

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2011年05月22日

<5月21日 オーランド剣道クラブ>

湯川さんご一家の運転で約1時間かけてオーランド市内のオーランド剣道クラブへ。倉庫を活用した合気道道場で稽古をされている。参加者は15人程。足さばきや素振りはアメリカ人の方が教えていた。
 大学の4年後輩の前田さんが挨拶に来てくれた。彼はこちらのミリタリースクールで剣道や保健体育を教えておられる。

 稽古が始まる。湯川さんの音頭で基本技を行う。切り返し、面打ち、小手打ち、胴打ち、突き、払い面、抜き胴、小手すり上げ面、胴打ち落とし面など。少しマイナーな技を教えるんだなと思ったら、木刀による基本技を教えているとのこと。
 各技を未消化の剣士も多いので、2本ではなく3から4本くらいにしたらどうか、面技をもう少し多くしたらと感想を伝えた。

地稽古に入る。皆さん素直。3人ほどしっかりした稽古をしている人がいた。アトランタから車で7時間ほどかけて来る選手もいた。
 5分ほど休憩。その合間に前田七段と稽古。構えや打突がしっかりしている。攻めもいいし守りが堅い。上の人にかかる機会が少ない中、よくこれだけのレベルを維持されていると関心。
 更に5分休憩。倉庫で屋根は鉄板なので熱い。扇風機も回っているが、いつもより、息が上がるのが早い。礼の後再度稽古。
 湯川さんにもお願いした。川の上の板張り「道場」で毎日素振りをされているだけに、打ちがしっかりされている。六段昇段も近いのでは。
 前田さんとも再度稽古。他にやっていない人とも稽古し満足して終了。

 稽古後、メキシコレストランでビール片手に剣道談義を楽しんだ。お仕事は弁護士、会計士、エンジニアと知的職業が多い。皆剣道に燃えている。
 日本人では関学出身の中野さん(フロリダ大学の図書館司書)がお子さんを連れて来て会話に参加された。神戸の懐かしいお話しをして時が30数年前にさかのぼった。
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▲準備運動皆さん、気合いが入っていた。
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▲オーランド剣道クラブの方々と。私の右側が湯川さん。左側が前田さん。DSCF0530.JPG
▲稽古の後はメキシコレストランでビール片手に剣道談義。真ん中の着物の似合う女性は湯川夫人。
アメリカが大好きだそうだ。

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2011年04月09日

<4月9日 一拍子、腰で打つ>

今日は神奈川県剣道伝達講習会。23日の予定だったが、震災の影響で会場等が確保できず警察・教員の方と一緒に受講する事になった。
講師は網代先生はじめ、田島先生、小山先生、佐藤先生の八段の先生方。小林神奈川剣道連盟の会長も来られた。今年の全日本剣道連盟の講習会で先生方がならったこと伝播する場だ。
木刀による形、日本剣道形、審判講習、面をつけての基本技、地稽古と盛り沢山だが、学ぶものが多い。

今回は小山先生の素振りを見て気付きがあった。打突直前で腕が伸びスピードが増しピタっと止まる。メリハリ、切れがある。
面をつけての基本技も良かった。今年の全剣連の方針「一拍子で腰を入れる」稽古。「臍下丹田を平行に移動するのが良い面なのだがそのためのコツ」だそうだ。の近い間合いで、一拍子で打つ。まずは打って抜けないでその場でピタッと止める。左足をしっかり引きつけるのがコツ。
何回かやっているうちにコツがわかってきた。確かに風格のある先生方の面はこのように手足が一致し、腰が床と平行にしっかり動いておられ非常に力強い、と思いだした。
上半身で打つのではなく、腰中心だと早く動いても、非常に安定した面が打てる。仕事にも言える。じっくり本質を見てじっくり必要な事にどんと取り組む。

これから反復し稽古でも使い日常の動きに織り込むようにしたい。

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2011年03月28日

<3月27日ニューヨークの剣道(2)>

昨夜の疲れが残っていて終日、ホテルの部屋で休む。

夕方5時から大学の後輩Y君と待ち合せ。Y君は大手商事会社に勤務で昨年ニューヨークに赴任。「ぜひ稽古しましょう」と言う事になり今回訪問。
マンハッタンのビル街の中にある道場は、極真空手の道場と兼ねる。道場主の加藤先生(昨年八段のご昇段)はクリ―ブランドの行事があってご不在。昇段審査もあるらしくいつもの三分の一程度の人数だが、精鋭の剣士が揃っていた。

最初の一時間は基本打ち。切り返しを防御なしで行う。皆さん若いけれど打突がしっかりしている。手の返しや打突後の抜けが早い。飛び込み面もスピードがある。三段前後、国立大学の剣道部のレベルか。海外で一番高いレベルと思った。
Y君が音頭を取る。ポイントを指導しながら、応用技や打ち込みをしっかり行う。

地稽古に入る。Y君(五段)ともじっくり稽古が出来たし、来週帰国すると言うY君の同級生の六段の方とも間合いの詰めた立会い。約一時間、気持ちよく汗が流せた。

終了後は老舗のステーキレストランで食事。Y君はイスタンブール、ジャカルタの赴任の後、ニューヨーク駐在と言う経歴の持ち主。それぞれの赴任地のトピックスを聞く。商社は若いうちから海外で事業を任せ時には支店の資金繰りまで任せられるので鍛えられると思った。

現在の生活は、ご家族もご一緒だそうで、むしろ今はそれが安心と伝えた。震災後の東北の方々の悲惨な生活はもとより、東京の不便な生活についても話をした。一刻も早く平常の生活に戻るよう異国の地で共に祈った。
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▲非常に基本に忠実で礼儀正しい剣道をする志道学院の剣士たち。
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▲普段は商社や金融・メーカーで働くエリートサラリーマンたち。大学院で安全保障を学ぶ若き官僚もいた。

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2011年03月27日

<3月26日ニューヨークの剣道(1)>

 ノースカロライナのチャペルヒルからニューヨークに飛んだ。相変わらず大きくて古い建物や新しいデザインの建物が林立する。

勉強仲間のA氏のお伴でグランドゼロに来る。2001年9月11日ワールドトレードセンターがテロに標的にされた惨事の場所だ。当時の痛々しい写真が残っている。3000名の罪のない方がたが惨禍にあったとある。壊れたビルの写真。
日本を思った。この10倍以上の惨禍が3月11日にあり、まだ大変多くの人が不安と不便さに震えている事だろう。ニューヨークで被災された方々の一日も早い復興を祈った。

 ニューヨーク剣道クラブにお邪魔する。昨年もお邪魔したアメリカ人が9割くらいの道場。1年ぶりに懐かしい方がたと挨拶する。今回は道場主の片岡先生とお会いできた。気さくで面倒見の良い先生だった。先生の人格をしたって多くの剣士が集まるのだろう。

 基本打ちから参加する。4人一組になって、面打ち、小手打ち、小手面等の基本技を行う。結構汗ばんだ。地稽古に入る。30人弱位お相手して終了。昨年より皆さん腕を上げていた。

 終了後、近くのスコッチパブにて、ビール片手で会話。四川料理店に移動。この道場の剣士もインテリ富裕層が多い。隣に座った人は弁護士、会計士、エンジニア、金融系会社勤務。詩人や会社経営で奥さんが日本人と言う方もいた。皆さん、日本好きでに何回か日本に剣道の稽古や審査で来ている。
 
 震災の話になる。日本全体が津波の被害に合っているように誤解しているので正確に伝える。真摯に日本の事を心配してくれてありがたいと思う。
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▲グランドゼロの前の教会にある祈りの鐘。毎年9月11日に鳴らされる。墓地の向こうは新たなワールドトレードセンターのビル群の建設が進む。
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▲グランドゼロ・メモリアル館にある「悲しみの自由の女神」。自由の女神にメッセージが貼られてある。

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2011年03月20日

<3月19日 UNCでの剣道>

 朝にMike Watson氏がホテルに迎えに来てくれて、UNC(ノースカロライナ大学)の体育館へ行く。

1年ぶりの再会。昨年は成田空港で出発前にホテル近くの剣道場を調べていて、Mike Watson氏とコンタクトが出来た。氏のご自宅にもお邪魔したが、日本びいき。リビングには日本人形や小物、絵が飾ってあった。お嬢様は名古屋の南山大学に留学。
 車の中で「昨日は仕事(研究)が忙しくて、稽古をご一緒できずに申し訳ない」とのこと。「何時までやったの」と聞いたら「8時まで」とのこと。日本と時間感覚が違う。

 さてUNCでの稽古会。20人くらいが参加。アメリカ人が多い。昨日参加された方も数人。Mike Watson氏が準備運動の音頭を取る。号令は「1,2,3・・・」と日本語。
 基本技の練習の後、昨日お手合わせできなかった方とも稽古が出来た。皆さん、昨年と比べて打突がしっかりしてきた事を感想で述べる。

 昼食を皆さんとご一緒する。日本人剣士のテーブルに案内された。
 Tuさん:元IBM、数年前に起業してこちらで永住。息子さんもUNCに合格して喜んでおられた。
 
 Yさん;UNCを卒業し、永住を決意、こちらで就職。証券会社のプロセスコンサルティングを実施。「18 時には仕事は終わるし、教育は充実しているし、すごしやすいですよ」とのこと。
 
 T0さん;慶応大学を出て,UNCの大学院で物理(原子力?)を学ぶ。きれいな剣道をしておられ、静岡出身と聞き共通の先生の話題になり意気投合した。
 
皆さん、仕事も私生活(ご家族や剣道)も充実されている。
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▲稽古場所はフェンシング場。剣道好きの知的職業にかかわる人々が集まる。

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2011年03月19日

<3月18日ノースカロライナでの剣道>

 数時間ホテルで仮眠して18:00に昨年ご一緒した鶴見氏のお迎えで道場へ。車で約20分、Rauley(ラリー)の体育館へ。参加者は約30人、米国人もいるが、日本人が多い。

 最初の礼。師範役のキムさんから「藤原先生は昨年も来てくれた七段の先生。今日は色々教えていただこう」とのご紹介があり臨時講習会の形になった。この地では四段の日本人が3人いて、指導役として活躍されているが、日本からの指導者は歓迎される。

 最初は日本剣道形から。来週初段の審査があるので3本目までを30分くらいで行う。「お手本がないので、DVDで自学自習しています」と言うだけに結構バラバラ。形で落とされる人がいるのはよくわかる。途中で見本を見せて、ポイント(間合い、打突部位、理合など)を英語説明する。
3本目の「鎬(しのぎ)を使う」は英語がわからず。

 基本技を指導さえていただく。防御なしの切り返し、遠間と近間からの面、応じ技(出小手、出鼻面)を見本を見せて、英語で説明。手が伸びない人、手足が一致しない人がいるので、詳しく説明した。
 
 40分ほどで地稽古。一人2分に区切ったが、全員回らず。

 終わってからの食事会に誘われた。約半分が参加。地ビールを飲みながら剣道談義。剣道形も基本技も大変良かったとのこと。「目からウロコ」と言う方もいて一安心。他に高段者の先生もいらっしゃるが、直接英語で説明するから緊迫感があってよい、とのご評価も。
 アルコールが回ると質問が続く。「いつ打てばよいか」「防御はどうする」「出鼻技で相手が先に出た時、どのくらい後の時間だと間にあうか」「攻めを分解すると?」など多彩。こちらもブロークンな英語で説明するが一応通じているらしい。他のテーブルからも身を乗り出して聞きに来る。
 楽しい時間もあっという間に過ぎ、ホテルに帰った時は0:40だった。長い一日が終わった。
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3地区が合同で稽古をしている。みんな剣道大好き。

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2011年03月14日

<3月14日 関東で出来る事>

 地震発生4日後。時間がたち、ますます被害の大きさがわかってくる。

 関西や海外からのお見舞いメールが来る。米国、台湾、中国、ウズベキスタン・・・、
「大丈夫ですか?」と。海外のマスコミには日本全体が壊滅したように報道されているのだろう。
 「神奈川はかなり揺れたが、家屋、家族は大丈夫。それより東北の知人が大きく被害を受け心配」と返事する。また返事が来て、またメールする。

 お客様との本日の仕事の打合せは延期になった。今週も勉強会やミーティング・コーチングが入っていたが皆延期になった。東北の安否も心配だし、余震も気持ちが悪い、電車が動かない、停電するなどでやむを得ないと思う。
 
 思いがけず体が空いたので、思斉館へ行く。高段者稽古会だったが、参加者は3人。
滝澤館長先生(剣道八段)から
「東北の方々には本当に大変で心が痛む。当道場にゆかりのある2人の先生も無事でよかった。一人の先生は東京に出げいこに来る途中で震災にあった。家は流されたようだ。防具が4つあったのに残念とおっしゃっていたが、命があっただけでも良かった。関東にいる我々はこういう時こそ心身を鍛えていざという時に備えていざという時に備えよう」とのお話しがあった。
 全くその通り。

 あるビジネススクールの代表から「震災の翌日も講義を行った。東京までも活動を止めると世界に対して発信できないから」とメールが来た。
 その通り、こういう時だからこそ、被災が少ない地域が、人が頑張らないといけない。

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2011年01月03日

<1月3日 思斉館 初稽古>

 今日は思斉館の初稽古。
子供たちの稽古の後、日本剣道形。昨年に昇段された篠崎7段と広岡7段の立会い。見事な形だった。

 その後、面をつけて、稽古。東海大学の学生や20歳代の元気な剣士がかかってくる。スピードやばねではかなわないが、じっくり中心を攻めて崩れたところを打たせていただく。
 最後の20分ほどは6段以上の稽古。ずっと元に立たせていただき強豪の剣士と竹刀を交わし汗びっしょり。だいぶばてたが、年の初めにこういう充実した稽古が出来ることに感謝(自分の健康と周囲の存在に)

新年会に入る。滝澤館長の「正しく」が感銘を受ける。正しく構える、正しく攻める、正しく打つ、正しく稽古する(堂々と、休まず)。
 昨年は各種大会で思斉館は優秀な成績を収めた。特別な試合練習をしないでいつも通りの稽古の積み重ねで勝ってきた。正しく構え、正しく腕を伸ばして打って、正しく抜けて、正しく構え直す。そして正しい姿勢でスピードをあげる。
 基本に忠実にやってきた蓄積が成果として現れて来ている。その実感をもって館長はおっしゃっているのが良く分かる。

 基本に忠実に正しいことを愚直にやりつづける、今年のテーマになりそうだ。
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▲初稽古での日本剣道形。気合いが入り、立ち振る舞いが美しい。

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2010年11月21日

<11月21日韓国軍浦市との剣道交流>

 今日はメインの剣道交流。軍浦市からは大人・子供も含め約50名が参加。私たちが体育館に入場すると拍手をしてもらった。友好を感じる。

 開会式は約10分、日本の子供はフラフラ体が揺れる。韓国の子供たちは揺れなくてピシッとしている。
 準備運動。韓国人の31歳の剣士(道場を経営)が号令をかける。素振りが力強く気合いが入る。
稽古開始。7段は指導と称して面をつけずに見て回る。子供たちが韓国の大人にかかる様子を見た。韓国剣士は強い。先入観と違って、攻めるし、まっすぐでスピードがあって力強い。
 特に一人の剣士は構えが堂々としており、気合いも大きい。打突に切れがあり竹刀さばきと技が多彩。すり上げ技も見事。後でこの地区の代表選手だと聞き納得。
 
 残り30分で私も面をつけて稽古。韓国人剣士は確かにスピードとばねがあるが、中心の攻めと崩しがないので剣先をしっかりつけていればそんなにやられないのでちょっと安心。剣先をあげると小手を取られるのでじっくり攻めて打つ。一本取ればこちらのペースがつかめる。ただ、今は30歳前後で4段、5段だが、これで攻めと機会、捨てた技を覚えれば将来脅威的だ。こちらも精進しようと思う。

 午後は剣道講習会。滝澤先生が指揮を執られる。日本から来た腕白坊主たちも人が変わったように一生懸命に取りくむ。思斉館の小学5年生が2人、基本技や打ち込み・掛かり稽古の見本を見せる。身体は小さいが、まっすぐで早い。腕が伸びて足も出ている。打ちが強いししっかりしている。韓国人の大人から「ほうっ」「きれいな技だなあ」と言う声と拍手が起きた。

 午前と午後は交流試合。どちらも日本が勝ったが、特に小学生と婦人剣士が活躍した。
正しい剣道をやる大事さを強く感じた。

試合終了後、韓国の子供たちがプレゼントを日本人の子供に渡すセレモニー。素晴らしい交流が始まった。

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2010年06月27日

<6月27日 師弟同行>

今日は思斉館滝澤道場の道場後援会。この道場には多くの少年剣士がいるが、親御さんたちや大人の剣士たちがその支援を行う組織だ。会計決算報告、新年度計画が承認された後は滝澤健治館長(教士八段)による講和。以下その要旨。
「今、当道場は乗っている。
第一に春の昇段審査会で20数名の合格者が出たこと。
第二に試合でも好成績を納めている。少年の部で先の神奈川県大会では強豪を連破して優勝を飾った。先週の厚木の大会では少年、高校、婦人部が優勝し、一般、少年が準優勝。
 勝つことが一番うれしいのではない。当道場は他道場と練習試合はしない。稽古のみだ。稽古のみで試合に勝つということが周囲から驚かれ、「まっすぐなきれいな剣道をしている」と言われるのが嬉しい。 これは子供たち含め、皆さんの精進の結果だ。私はじめ指導者たちが基本的なことを教え、子供たちが感じ頑張る。弟子も師匠もともに頑張って修行をすることを『師弟同行』というが、その実践をしただけだ。

 今の日本全体を見ると歪(ゆがみ、ひずみ)が気になる。そうならないように3つのことを大事にしたい。
1.理想や夢、目標を持たせたい。幼児でも目標を持たせるとピシッと動く。
2.心の損得に価値を置く。自分の心のあり方を正しくして修業することが自信を生む。
3.日本国の歴史を大事にする。私が海外で剣道指導に招かれるのは八段だからではない。武道に関して質問されても答えられるからだ。それは私が日本古来の伝統を学んでいるので、その伝統の持つ普遍性に海外の志ある方々が感銘されるのだ」

 普遍的な価値を大切にしたい。

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2010年05月30日

<5月30日 一流選手の条件>

 久しぶりに思斉館の稽古会。1時間汗をかかせていただく。 稽古の前後に滝澤建治館長(剣道教士八段)からのお話があった。

『今日は神奈川県の国体チームの強化練習。今回も責任者として試合に臨むが、千葉県と合同練習した。千葉県は今年が国体の開催県。今まで開催県がずっと優勝していることもあり、すごい気合いでやってきた。練習試合をやったが、充実していた。両県あわせて全日本選手権覇者が4人、世界選手権覇者が3人というハイレベルの選手たち。彼・彼女らは勝つ方もいたし引き分けもいた。

他の選手との違いは気を抜かないこと。選手権覇者たちに共通するのは最初から最後の一秒まで気を抜かないこと。覇者ではないが他の選手も技が切れ、スピードがあるのだが、どこかで気を抜き一本取られている。覇者たちは普段の稽古から気を抜かない稽古をしていると思う。
 
もう一つの特徴は合同稽古をしていて潔いこと。一本取られたら「参りました」と言って構え直す。そしてまた気を入れて稽古をする。他の稽古会では、一本取られても参ったと言わない、中には打たれたのを知らないふりをする人に会うこともあるが、ここにはそういう人はいない。
強い人と言うのは自分の不足点を素直に認めてまた克服しようと新たに取り組む。そこにまだまだ伸びしろ(成長する余地、可能性)があるということだ』
 
気を抜かず集中する、謙虚に不足点を認めまた精進する、これは武道でもビジネスでも共通することと思った。

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2010年05月23日

<5月23日 台北の剣道 2>

 16:30から剣道に行く。ここもソニー東倉氏からご紹介いただいた場所。営総病院という非常に大きな病院の敷地の中にある体育館。

 ここは小学生から一般まで20名くらいが稽古している同好会的なクラブ。幹事の壮先生は泌尿器科のお医者さん。他に歯医者さんもいた。最初に一人ひとりの剣士に紹介いただいた。皆さん笑顔でご挨拶。全員台湾人。先生はいない。緊張感はなく非常にアットホーム。

 稽古をする。初段から4段くらい。あまり基本はしっかりしておられないが、一生懸命掛かってこられる。一方で逃げまくる人もいる。蒸し暑いので疲れはだんだん増していく。
 一人強い人がいた。楊さんと言ってアメリカ留学中の大学生。面がまっすぐでスピードがある。無駄な動きも少ない。最初の一本は取られた。異国の地でみんなみている中で若い人に打たれっぱなしというわけにはいかない。攻めて浮かせて取るようにしてようやく形勢逆転。面目を保った。
稽古後、お話した。今回は休暇で帰っているが、ニューヨークでは先般八段に通られた加藤先生のところで稽古をしているとのこと。さすが、いいご指導を受けていられると思った。

 稽古終了後に記念品をいただき、記念撮影。「また来てください」と言われた。
体育館はもう次の団体、バスケット愛好者になっていた。 
 非常にほのぼのした感じで稽古を終えた。
これからタクシーで新竹に向かう。
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▲大きな総合病院の敷地にある体育館での稽古。大人も子供も和気あいあいと稽古をしている。
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▲稽古終了後、幹事長の荘さんから記念品をいただき、他の方々から拍手。大変な友好・歓迎を感じる。
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▲いただいた記念品の旗。医療関係者が多いだけに「剣心 仁術」と書いてある。古武道のイラストも味わい深い。
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▲全員での記念撮影。病院の職員・医者が多い。海外での剣道愛好者は裕福で知的で良い方々が多いが、この会も同じ。非常に親日的。

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2010年05月22日

<5月22日 台北の剣道 1>

 思斉館でご一緒したソニー東倉氏のご紹介で中正記念館(蒋介石総統の大きなお墓)そばの修道館にお邪魔した。
 
 ビルの屋上にある立派な道場。東倉氏は上海出張だったので日本人は私一人。19時半から基本が始まる。指導される范先生の基本が立派。見本の面打ちを披露されるが、腕が伸び手の内がしっかりされるのでバシといい音がする。左足の引きつけも早いので腰が崩れない。打ち抜けも早い。6段に通られたばかりの30歳代の先生。
 皆さん、打突はしっかり真っ二つに打つ。惜しむらくは腰が残る人が何人か。
 20時半から地稽古で私も面を着ける。10数人お相手した。初段から4段くらい。攻め・残心は課題だが、スピードがある。
 最後に范先生と皆見守る中で模範稽古。最初に胴を返された。お若いのでスピードがある。出鼻小手を返し、軽い面を取ってそれまで。できはまずまず。攻めたけど有効打突があと2本欲しかった。こういう場面で無駄打ち少なく、切れの良い技をご披露したいものだ。
 
 面を取って礼をした後、代表の呉先生にお話しを聞く。先生は範士八段。1970年の世界大会団体に出場。この時は準優勝で、先生は千葉先生(全日本選手権制覇数回、我われが中学の時のあこがれの上段の名手)と対戦されたとのこと。
 この道場は創立55年。八段が6人いて、範士は3人。とんでもないすごいところへお邪魔したと思う。同じく八段の林先生が記念試合のパンフを見せてくださった。神奈川から岩尾先生率いる6人が参加し優勝とあった。最後に師範室でビールをごちそうになったが、良い体験。またお邪魔しますと言って失礼した。
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▲「左手を使って手の内をしっかり、攻めて、打った後は左足の引付を早く」楊先生の教えはわかりやすく的確。呉先生(範士八段)の教え子だそうだ。
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▲基本打ちの8割は面打ち。攻めた後、相手が手元を上げ崩れたところを打つ、などかなり高度な技もあった。
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▲初心者への指導風景。足さばき、かまえなどをきっちり教えておられる。

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2010年04月03日

<4月3日 北京の中国剣道大会>

 北京に来た。
土曜日は北京日本人小学校で定例稽古があるが、「この日は錬津館のオープン試合があるので皆さんそちらへ審判にいっている。合同稽古もあるのでどうぞ」と言うご連絡をいただいた。
場所は天壇公園の隣にある体育館。入って見て驚いた。約200人くらいだろうか、剣道の試合に出ている人も審判も応援もほとんどがほとんど中国人。日本人は数人。試合の進行も中国語で行われる。

プログラムを見ると今日は個人戦。明日は団体戦。個人の準決勝から見ることができた。試合のレベルは高校生くらい。一生懸命やっておられる。垂マークを見ると北京だけでなく、香港、河北、西安と中国いたるところから来ている。北京大学の人もいた。中国の全国大会らしい。
後に日本人会の森田会長にお伺いすると「最初は所作もできなかった彼らが今は自分たちでこういう催しができる。どんどん発展。将来楽しみだし恐るべし」とのこと。
 
試合の後は合同稽古。進行が遅れ稽古は20分ほど。面をつけると並んでくれる。中国の剣士、6人くらいと稽古した。皆さん、礼儀正しく有効打突が入ると頭を下げる。

稽古が終わって帰ろうとすると偶然、近所の毛利台剣道クラブのNさんと会う。ソニーにいらっしゃって共同開発を北京でやっておられるとのこと。おかげでこの大会の歓迎会に出られた。100人近い。
ちょうど中国剣道連盟会長と香港のライ先生、WON先生と同じテーブル。ビールだけでなく紹興酒、白酒などついでくれるのでうれしい悲鳴。

合同稽古でお二人の素晴らしい稽古を拝見したのでその感想を伝えた(たぶん、6、7段の腕前と思われる)。謙虚に「まだまだですよ」とおっしゃる。先生はだれかとお聞きすると「角先生、千葉先生」とそうそうたる八段の先生のお名前をあげられる。強い先生は人柄も謙虚だと思い感心した。

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2010年03月31日

<3月31日 最高のモデルに学ぶ>

 久しぶりに思斉館滝澤道場に行く。
 青年部の前に小学校の子供たちが稽古をしているが、滝澤先生(剣道教士八段)のご指導の声が響く。「先週の北条、高鍋選手の基本打ちを思い出せ。中学生が見本を見せよ。そう、それでいい。では小学生も両選手になったつもりでもう一度最高の面を打て」元気な小学生剣士の「メーン」という声がこだまする。
 
 先週末は思斉館の春季特別強化稽古。最終日には日本選手権を取られたような名剣士が毎回稽古に来られる。今回は神奈川県警の北条、高鍋選手が来られた。両選手も昨年のブラジルの世界選手権で活躍された。北条選手はその前の台北での世界選手権でも個人優勝の実力者。お二人とも稽古会では少年剣士の前で素晴らしい基本打ちを披露されたらしい。
 ちなみに滝澤館長先生は昨年全日本選手権覇者の内村選手両選手も誘われたらしいが、ちょうどアメリカに出張中。たまたま私が土曜日にはニューヨークの剣士たちに内村氏の稽古模様を聞いたので館長先生にご報告した。「“スピーディで、すごい切れのいい技は脳裏に残ってます”とアメリカ剣士たちは言っていましたよ」

 水曜日の定例稽古が終わった。

 滝澤館長先生が「先日の強化稽古では、世界最高の選手が見本を見せたの、で少年剣士には両選手になったつもりで基本打ちをやるように、と言ったら素直に見事な打ちを行った」
「大人たちは頭で考えがちだ。自分とは年齢も稽古数も違う、と思わないで良いところは吸収すること」とお話しされた。

 最高のモデルから学ぶ。いいところをまねして自分との違いを工夫して埋めていく、これはビジネスにも通じることだ。

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2010年03月28日

<3月27日 ニューヨークの剣士たち>

 稽古が終ってからは近くのアイリッシュ・パブで懇親会。20人位が来られた。そこの会話が面白い。
中米出身のAさん「自分は毎年、日本へ行って東京・京都・高知で稽古している。6段審査も一発で受かった」と人懐っこく語る。年齢も55歳で近いので一挙に仲良くさせていただいた。
 イタリア系のBさん「先生の英語はわかりやすい。先生の剣道は強くてまっすぐ。攻めを学びたい」とずいぶん褒めてくれた。
 日本人数名とも会話。20歳代の人はここで剣道を始めた人が何人かいる。ニューヨークで生まれて育ったCさん「アメリカにいて自分が日本人だということを確認したくて始めた」

 コンピュータメーカーの営業Dさんにアメリカ経済を聞く。「景気はいいですよ。リーマンショックはもう忘れたように積極的に新しいことを企業はやろうとしています。国民も1年間は消費を我慢していましたが、もう我慢しきれないで昨年のクリスマスから一気に使い出しました。後は何とかなるさって感じでね」

 館長夫人のお誘いで近くの四川料理の店で10数人と食事。ポルトガル出身のEさんにかつてブラジルで覚えたポルトガル語でしゃべると驚いた顔をして一気に話してきた。ちなみに館長夫人も中国語、韓国語など話される。お店のスタッフと気軽に話しておられた。

 さらに日系3世のFさんのお誘いでまたもとのアイリッシュ・パブで3次会。Fさんは物流関係の仕事をされていて日米のメーカーの動向に詳しい。
 1時近くまでグラスを傾けた。昼も夜もエネルギーの必要な街である。

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<3月27日 ニューヨークの剣道>

ニューヨーク剣道で稽古させていただいた。日本から出る直前にTA研究部会のKさんからの紹介。
 ホテルから10分くらいの場所で教会の上の5階の道場。ついたら50名くらいの剣士が熱心に竹刀を振っておられた。ちょうど初心者向けの基本稽古で、日本人に交じって何人かのアメリカ人が指導をされているのが印象的。

 道場主の片岡先生(7段)はバンクーバーに審判講習会に出られていて残念ながらご不在。高知ご出身で故川添先生(全日本選手権数回優勝)とは国体などでご一緒に活躍されたそうで、30年前にこの道場(ニューヨークシティ剣道クラブ)を創立されたとのこと。

 黙想の後、すぐ基本稽古。切り返し4人分、面打ち5本×3人分と基本をかなりみっちりやる。

 掛かり稽古の元立ちをやった後、地稽古。 いきなり数人が列を作って並んでいただいた。一人2分で太鼓がなって終了。時間が短いので、癖を直して差し上げるなどの指導稽古は十分できず。もっぱら打ち込むだけの稽古となったが、待っている方は熱心に見取り稽古をされている。時々面を打っ時に「おお」と言う声が聞こえるので、こちらもますます気を入れて稽古する。

 ところがやってもやっても終わらない、いつも数人並んでおられる。40人近くと稽古させていただいたろうか。かなり疲れたところへ、館長夫人が水を持ってきてくれて2分だけ休憩できた。何でも他の道場で、有名な日本の先生が来られたが、休まずに100人近くと稽古されていて倒れたとのこと。「日本の先生は律義で休まず一人ひとりと一生懸命やられるので・・・。」と館長夫人。確かにかなりしんどかった。でも異国の地で恥をかくわけにはいかないので頑張る。
 
 稽古の前後で英語でスピーチ。「皆さんと稽古できて幸せ。皆さんの剣道に対しての熱意には尊敬の念を感じる」と話し、大きな拍手をいただいた。

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2010年03月21日

<3月20日剣道inアメリカ(チャペルヒル)>

 午前中は剣道の稽古。
日本を出る時にグーグルで「チャペルヒル 剣道道場」で引っ張ったら「トライアングル剣道連盟」が出てきて、メールすると、その中のUNC(ノースカロライナ大学支部)から「来てください」という返事をいただき即決。当日朝にマイクさんという男性に迎えに来てもらった。 
 
 稽古場所はノースカロライナ大学の体育館。かなり広くてバスケやチアリーダーの練習をしている人とすれ違う。一番下の階のフェンシング場で行う。この地区は3か所稽古場所があり他の地区と持ち回りで場所を変えてやっているそうだ。 
 
 稽古が始まった。日本人は2人。他はアメリカ人、オーストラリア人。10人ちょっと。最初はマイクさんが音頭。英語で説明しながら号令は「黙想、礼」とか「いちにいさんしい(準備運動の掛け声)」と日本語になるのが興味深かった。
 基本打ちは30歳代前半の徳永さんが音頭を取る。皆さん打ちは概ねしっかりしていた。早い面打ちは少し軽いので、?突きの要領でしっかり間合いを割って入る、?打突の際、スナップを利かす、?腕を伸ばす、をアドバイス。
 
 基本打ちの後は、お互いの地稽古。4分ずつで全員と行う。徳永さんとキムさんが4段。上の段の方にかかることが少ないそうで真っ先に私のところへ来られた。早くて伸びのある打ち。攻め崩して打つところが課題。
 他の剣士もお相手した。最初の2分で何本か有効打突をいただく。後半は面や小手を打たせて技の指導。英語でアドバイス。皆さん、20代から30代で非常に素直に聞く。
 口々に「大変良かった。またぜひ来てください」と礼儀正しくおっしゃり、笑顔で帰って行かれた。
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▲「黙想(もくそう)」と日本語で号令がかかる。場所はフェンシング会場。同行の和ちゃんが撮影。
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▲基本技の練習。アメリカ人にありがちな上半身で力任せに打つという癖は少なく腰が入っている。
学校の校長をされていた安井先生と現在のコーチの徳永氏のご指導の賜物とのこと。
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▲ノースカロライナ州の旗の元、UNCの剣士たちと。左が徳永氏。右の女性がバンジョインズセミナーで一緒の和ちゃん。

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2010年02月28日

<2月28日 力を抜く>

今日は神奈川県の剣道道場連盟の合同稽古。海老名高校で実施。
今回のご指導は伊藤博文先生範士8段。神奈川県警の師範でもあり、平成の剣豪と言われた宮崎選手(全日本選手権6回優勝)など優秀な先生を育てた先生だ。
最初の1時間20分ほどは伊藤先生が指揮を取られて基本稽古。
非常に分かりやすい説明でステップを踏んでレベルを上げていく。素振りには3段階あり、肩、腕、手首の関節をすべて使うものから、手首だけで打突する実戦的なものまであり、一つひとつ練習した。1回終わると気づいたことを指摘され、もう1回同じことをやり、良くなった点は「良くなった」とお褒めになる。参考になる点多い。
この稽古は段ごとに分かれて実施された。私は7段同士のグループ。技の切れが皆さんよいのでそれだけで勉強になる。
最後の30分は各道場主が元に立っての稽古。伊藤先生に若手の7段がかかるが、うまくいなす。私もかかっていたが、最後は胴を抜かれた。

稽古終了後は近くの居酒屋で懇親会。伊藤先生の前の席が開いたのを見はらかってお酌に行った。色いろ質問させていただき丁寧にこたえていただいた。

「技で心がけておられることは?」
⇒緩急。面を打つ時に力を入れるのは打突の瞬間のみ。その前後は力を抜く。先般,TVでボクシングの世界チャンピオン(長谷川選手と思う)がいかに早く打つか(1秒間に数回)は手を握らないことと言うのを聞いてわが意を得たりと思った。
あとは相手の気持ちになること。相手が打たれたら困るなと思うことを感じてそこを打つ。」とのこと。

充実した半日であった。

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2010年02月20日

<2月20日 氣と理>

今日は久しぶりに思斉館滝澤道場の稽古に行く。福島から富樫先生も来て下さった。
最初は滝澤先生(教士八段)の指導で全員が基本稽古。
「今日は神奈川県の形の稽古。120人予定が170人集まって盛大な稽古会になった。そこのエッセンスをお話しする」
「両腕を伸ばす。だらだらと打つのではなく気合いを入れ、一本一本大事にする」
前回の稽古会での「氣の大事さ」を思い出した。正しく構えるだけでは魂が入っていない。いつでも打突できるというエネルギーの塊「氣」が入ってこそ威風堂々とした構えになるというお話だった。
「剣道の攻めは両者の間にある僅か一点の取り合いにある。それは相手の中心を剣先が押さえる位置(竹刀の狭い幅のみ)を取ることにある。最初から外れていては全く意味がない」
「ずずっと入って打つ面は意味がない。本番では相手が逃げてしまう。入ったかどうかわからないくらいの静かに距離を詰めることで相手が動揺して打てる。」
これも前回の「理で打つ」という教えを思い出した。これは打突の機会は出鼻、受けた時、躊躇した時など限られている。そこを打つのが理、というお話。
15分くらいの基本稽古だったが、その後の地稽古に役立った。厳しく中心を攻め合って相手が崩れたところをまっすぐ打つようにした。いつもより気合いの入った稽古が出来た。
十分な氣を持って、打つべき理で打つ.これは日常生活、ビジネス、すべてに通じることである。

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2010年01月16日

<1月16日 素振りが大事>

今日は久しぶりに思斉館滝澤道場に稽古に行く。元に立って10数人稽古させていただいたろうか。
稽古の最後に、福島からおいでになった竹村先生(7段、現在8段挑戦中。国士舘大学でレギュラーを務められたという強い先生)が全員にご挨拶をされた。先生が稽古でこころがけられているのは「毎日、素振りをすること」だそうだ。これは警視庁に稽古に通っている時に偉い先生に言われたこと。偉い先生も「基本中の基本である竹刀の素振りをしていると気づくことが多かった」と聞き竹村先生も続けておられるとのこと。
更衣室で着替えながら、竹村先生とお話ししたが、「正面の素振りだけだと飽きるから自分は途中で左右面を入れたり、左右胴を入れる、時には小手も入れる。これをやりだして稽古の時に技のバリエーションが増えた」とのこと。基本を地道にやりながら自分なりの変化も入れていくというのはビジネスにもつながると感じた。
ちょうど昨日で平成21年度の決算が終了し、会計士さんに提出した。ほっと一息したが、決算をまとめながら色々な気づきがあった。独立して4年がたち慣れてきた一方で、地道に計画を立て、こまめに振り返り、微修正をしていくものごとの基本がおろそかになっていると感じた。
 昨日は気を引き締めて基本に帰ろうと思った。今日の剣道での「毎日の素振りを大切に」という言葉はまさしく今年大事にしていきたいビジネスのキーワードと重なると実感した。

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2010年01月03日

<1月3日 初稽古>

新年明けの初稽古が思斉館滝澤道場であった。当道場の誇る女性剣士の日本剣道形で始まる。鋭い気合いで身が引きしまる。
最初は六段以下の稽古。こちらはウォーミングアップ。次は七段が元に立つ。広岡六段がかかってきてくれた。ご夫婦で七段挑戦中。相次いで七人くらいでお相手させていただいた。最後の30分は六段以上の高段者同士の稽古。普段、稽古できない先生にお願いした。福島の竹村先生。八段挑戦中で強い。海老名の伊藤先生。面・銅の技の切れが素晴らしい。数人の先生とお願いでき、気持ちの良い汗をかいた。
 稽古終了後、道場が宴会場に変わり新年会。最初に滝澤健治館長(教士八段)がご挨拶があった。「基本を大事にするのは当然だが、今年は“良い構え、良い基本、良い稽古”を進めたい。そのために“良い”とは何かを自分は稽古の前後に説明するようにする。考えを整理して話すので自分にも役立つし皆さんにも役立つと思う“という趣旨であった。
 その後、懇親会に入る。違う道場で稽古されている方々とも話し、今年も頑張ろうという話になる。フランス大会に出ておられる先生やこれからアメリカに住まわれる先生とも話した。海外では剣道をやると、理論(理合)を勉強しておかないと外人から質問攻めにあって困るということを同感しあった。まさしく館長先生がおっしゃる「稽古の内容をわかりやすく説明する」ことと通じることになる。
 今年は竹刀と防具を使った稽古とあわせて、理合いの勉強もしていきたいと思った。DSCF2356.JPG
▲吉野六段と坂本六段の気合いの入った日本剣道形。お二人は昨年昇段された。各種大会で優勝されるなど勢いがあり新年の形披露にふさわしい。

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2009年08月02日

8月2日<怖い先輩>

昨日は高校剣道部の創立50周年記念会合。30数年ぶりに母校の大阪府立大手前高校を訪問。木造の校舎はビルに建て替えられていた。
現役の高校生の対抗戦(伝統の北野高校戦)の後、OBを交えての合同稽古。その後、パーティ会場に移る。
昭和34年卒から平成21年卒まで総勢166名のOBが集まった。私の席は数年上の先輩方と一緒の丸テーブル。
興味深いことが起きた。1年下や2年下の後輩が別テーブルからビールを持って注ぎに来てくれる。「藤原先輩と会いたかったです」と嬉しいことを言ってくれる。
今度はこちらから後輩たちの丸テーブルに注ぎに行ったら歓声が起きた。チヤホヤしてくれるのと思ったら反応が違う。
「隣に座ると緊張します」「高校のテニスコート横でずっと素振りさせられたのを思い出します」「左手だけで我々と同じ回数腕立てをやっていた」「怒鳴られて本当に怖かった。今でも怖いです」[あれほどしんどい練習はなかった」「オニでした」と言う声。今では大企業の部長になったり、有名病院の医者になったりした後輩たちが口々に言う。
今の仕事を尋ねられたので「企業の教育研修をやっている」と言うと「戸塚ヨットスクールのようなスパルタ教育ですか」と真顔で言う。「違う、コーチングやカウンセリングを学んでいるので人を大切にする教育だ。先日も20歳代の人間関係の苦手な若い学生から“優しい先生”と言われたんだよ」と言うと「嘘だ、信じられない」と言われた。
まあ確かに高校時代はムキになって猛練習して後輩を鍛えた。中学校では団体で近畿大会優勝の実績があるほど強かったので成功体験があった。そのやり方を教えた。おかげで後輩たちは激戦区大阪の大会で3位に入る実力へ。半分くらいが高校から剣道を始めたレベルだからすごいと言えば、すごい。猛練習の成果だと思う。
では「怖い思いをさせて悪かったな」と言うと「とんでもない、それは違います」と言う。「今思えば貴重な体験です」「先輩には何回やっても勝てなかった。大きな壁、強烈な存在があるというのは良い経験でした」とのこと。
苦笑いしながら2次会のスナックでバーボンを飲みつつ後輩たちの話に耳を傾けた。
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▲恩師 巽先生(マークンの前方右側)とともに。貫禄のついた1年下の後輩たちとともに記念撮影。
かつて「オニ」と呼ばれた私だが、今写真で見る限りでは一番やさしそうに見える(自画自賛)。
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▲マークンの後方右が同期で副主将の中野雅司君。出ばな小手の名手だった。現在 会社経営。

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2009年06月06日

6月6日<マニラ剣道クラブ>

 今回のメインイベントであるマニラ剣道クラブを訪問。我々のホテルから車で30分くらいの体育館(バスケットコートが2面取れる)で週2回稽古をされている。
 代表の行田会長と山西師範(7段)にご挨拶し、概要を伺った。会員は約100名、今日は50人弱くらいの出席。ほとんどが比国の方々。年に1回、香港の大会に出て昇段審査を受ける、とのこと。稽古の始まる前に全員で床の雑巾がけ。遅れてきた方は稽古終了後に雑巾がけ。「自らを磨く」と言う意味と足腰の鍛錬を兼ねるそうだ。

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▲稽古前にマニラ剣道クラブの旗の前で記念撮影。会のルールで稽古中は写真撮影禁止。
 関氏、キクさんは我々に刺激されて素振りを開始。次回はともに防具をつけて稽古したい。


17:00ぴったりから準備運動が始まった。比国の30歳くらいの剣士が大きな声で号令をかける。全員が大きな声で反復する。すごい気合いだ。
 竹刀の素振りが始まる。前に立った比国剣士が素振りの種類をまず口頭で説明し、次に見本を見せて最後に全員で実施。面が一本一本決まりなかなか見事。5種類ほどの素振りをやると汗びっしょり。
そのあと、実力別に3グループに分けて実技に入る。私と野村先生も面をつけて基本技稽古に参加。切り返し、面・小手・胴・小手面の基本を2回ずつ。続いて、小手、面への応じ技。感心させられたのは面をつけられた山西師範が自ら口頭で技を説明し必ず2本ずつ模範技をお見せになる。
また行田会長が稽古を見回って「声が小さい」と比国剣士にメリハリある声で指導される。行田会長は竹刀を持たれないが、のりの利いた白いドレスシャツ姿で背筋をぴんと伸ばしてきびきび歩く姿はそれだけで場が引き締まる。
比国の剣士たちも素直に基本打ちの稽古。まっすぐで力が抜けていて変な癖がない。
 15分の休憩後、地稽古に入る。2分ずつの回り稽古。山西師範に稽古をつけていただいたが、なかなか攻めきれない。中途半端に小手を打つと力強い面に返される。あっという間に2分終了。その後かれこれ10数人お願いしただろうか。技のアドバイスをすると「ハイ」と素直に受け止める。18:40ころお互いに打ち込みをして終了。
面を取って、全員で礼をした後、稽古をした剣士が一人ずつ礼に来られる。「GoodJob!WellDone!(よくやられましたね)」と言ったら嬉しそうに笑う。
さわやかに稽古終了。

印象として残ったのは比国剣士の素直さ。南国の空気とは違う純粋で清浄な気合、規律。滝のそばで自ら修行する若者たちを連想する。悲壮感はなく日本の武道を学ぶのが喜びのようだ。
 ここまで育てられた山西師範と行田会長のご指導の蓄積とご努力に敬服。特に山西師範には地稽古の時、師範自ら先に下手に回られたり、終了時の礼も先にご挨拶に来られるなど当方が「申し訳なくて」慌ててしまうことがたびたび。謙虚な姿勢に加えて、自ら厳しく率先垂範されながらご指導されるお姿に大いに学ばさせていただいた。
 中国やアメリカでご指導される先生方に共通して持っておられる使命感、背筋の通った姿勢を感じた
数時間だった。
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▲稽古後にマニラ剣道クラブの方々と。日本人は10人ほど、他は比国の方々。

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2009年05月12日

5月12日<高段者稽古会>

昨日は思済館滝澤道場の高段者稽古会。厚木近隣の剣道五段以上が集まります。
最初に滝澤建治館長先生(教士八段)の講話。まずは今回、京都で八段合格された後輩の警察官の話。月に一回、東京の某先生に稽古をお願いする仲間だが、転勤で遠方になっても防具を担ぎ通ってこらえるその熱心さが合格の理由の一つとのこと。
次に京都大会立会いの館長先生ご自身の体験。結果は引き分けだったが、お相手が当初の予想と違い意外だったこと、大学の三年後輩で剣風を知っていること、背丈が大きいことなどで事前にあれこれ考えいわゆる驚懼疑惑(きょうくぎわく;意味は相手の大きさ、情報のなさに驚き、何かされるのではと懼れ、こうしかけるとこう返されるのではと疑い、どう攻めるべきか惑うこと)の状態にあったこと。事前の精神集中や稽古会などで取り払ったつもりだったが、立合いでは影響が出て最初は十分ではなかった旨、率直にご披露されました。
これに後日談があり、秋以降ご指導になる予定のスペイン剣道団体の世話役の女性にメールでこの話をしたら「おめでとう」との返事。八段の先生に日本ではありえない反応ですが、彼女の言うには「私たち学ぶ者は、偉い先生がそういう苦労をされ乗り越える経験をするところを聞きたい。その意味では先生としてとても良い体験をされた、おめでとうございます」とのこと。
なるほどとひざを打ちました。昼間、コーチングのクライアントとメールでやり取りし「人を感動させるってどういうこと?」という話になりました。
思うに感動とは
(1)世の中にない高い技術を見せること
(2)絶えず精進。その道は尋常ではないが、途中の苦労している道筋(プロセス)や学ぶ謙虚な姿勢を率直に伝える
こういう姿を間近で拝見すると感動が起きるなあと感じ入りました。

本来は昨日から台湾出張でしたが、新型インフルエンザの影響(先方の社内体制強化)があって延期になったのでこちらに出席できたのですが充実した勉強ができました。

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2009年05月05日

5月5日<京都大会最終日>

今日は京都大会最終日。八段の先生方のの立合いの日で、とても楽しみでした。
 40歳代の若手八段の立合いから始まりました。気合が入り、じっくり攻め合う中激しい技の応酬があり鋭い技が決まります。
徐々に50歳・60歳代に移り、かつて全日本選手権で入賞された有名な先生方の立合いが間近で見られ夢のようです。奈良の松田八段はじっくり攻めて鮮やかな真っすぐな面を決められました。大阪の石田八段は遠間からの鋭い面。千葉範士も上段から鋭い技を出されます。神奈川剣道連盟会長の小林範士も鋭い面、小手を出されていました。   
 気づいたのは皆さん攻め抜いたうえで、仕掛け技の面で一本取ろうとされるところです。返し技や応じ技は昨日までに比べると減ったようです。昨日の「真っ直ぐ最短に打つ」というご指導の言葉と重なります。
 朝8:30から座り16:30まで昼食も取らずずっと見続けました。多少疲れましたが、充実感があります。先生方から気迫を頂きました。滝澤先生(思済館滝澤道場館長;教士八段)の試合も目が離せませんでした。お相手は強豪の埼玉の八段、一本小手を先取されてからすぐさま見事な小手を取りかえされました。その後も激しい気迫で攻め続け、あっという間の2分弱、その中の込められた渾身の気魄と技を学ばせていただきました。
 帰りの新幹線でこの4日間を振り返りました。成果の一つは目標がはっきりしたことです。今まで八段は雲の上で神の住む別世界の認識でした。今回はエベレストの頂上をヘリコプターで見たようで実態(高さ、厳しさ、美しさ)を認識できました。非常に高い目標には違いありませんが、雲の上とは異なり地続きなので努力・工夫次第でいつかは到達する可能性があります。
 ふたつ目は稽古の方針を得たこと。スローガンは「真摯に質の高い稽古を数多く」でしょうか?
厚木の小さな世界で満足し後進の指導にかけようと言ってる場合ではありません。自らも鍛え精進し続けることが重要です。地道な基本稽古を続けながら、出稽古に多く出かけ高い目標に挑戦しようと思います。

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2009年05月04日

5月4日<京都大会の稽古会>

3日間の京都大会中に朝6:30からの1時間の朝稽古が開催されます。全国から集まった100人以上の八段の先生方が元に立ち七段、六段がかかっていきます。人数が多いので45分間では3人前後しかかかれませんが、それでも八段の先生方との稽古は全然違います。まずは攻めのプレッシャーが強く思わず打たされてしまい、そこを打たれます。技も豊富で、小手や面の仕掛け技も早いし、返しや応じ技も変幻自在。打ちっぱなしにしないで次から次へと技が出てきます。打たれながらもなるほどと思います。
 朝稽古の最後の15分間は同じ段同士の稽古。ここでは八段の先生方がいかに強かったか実感します。同時に自信を失っていたのが、同じ段なら結構優位に立てるので自信回復します。

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▲大学同期の藤田誠一氏(神戸大学経済学部長)よりいただく

 2日目の夕方には全国道場連盟の合同稽古会が行われ、ここでも50人以上の八段の先生方が参加されました。こちらはかかる側が朝稽古に比べると数分の一なので多くの先生方に稽古をお願いできました。千葉先生、亀井先生、松田先生など有名な先生にお願いしました。
指導もいただきます。ある先生にお願いしました。大学時代から活躍された方で構えと打突が美しいのでぜひお願いしたかった先生です。どんどん打突してもかわされます。最後に「打ちが曲線的で相手をひっかけようとしている。一拍子で直線で打つように」と厳しく指導いただきました。こちらも中学生に戻ったように神妙に聞き入りました。結構痛いのですが心に残ります。
稽古会の終りに佐藤博信範師が「剣道は難しく、60年以上やっていてもわからない。当たっては喜び、たたかれると落ち込む。一つ言えることは先を取ること。上の人に対してまっすぐ技を仕掛けていく。身を捨てて返されたらそれはそれ、潔くかかること」とご挨拶されました。
 「まっすぐ打つように」とご指導いただいたので心にしみいりました。帰り道、稽古後の爽やかな気分とともに同時に京都に来て良かったと思いました。

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2009年05月03日

5月3日<京都大会初日>

今日から3日間、京都大会です。正式には第105回全日本剣道演武大会。全国から集まった剣道錬士六段以上が参加する大会です。場所は平安神宮隣の武徳殿。学生時代、近畿国立大学の大会で毎夏使わせていただきましたが、改装されて、重厚な建物になっていました。
参加者は約500名。約1分半とかなり短い時間に3本勝負を行います。
 最初は錬士六段の部。厚木の倉持六段が登場。開始早々、相手の面を胴に切り落とし審判の手が3人上がりました。2本目も攻め合う内に面を決め見事な2本勝ち。
2時間くらいしてから大学後輩の安田六段が登場。彼女はこれまた見事な返し銅と出小手で男性相手に2本勝ち。攻めも気力が充実されており、私も刺激になりました。
2時過ぎにようやく 私の番。相手は埼玉の女性錬士七段。かつて七段審査で女性と当たり不覚にも小手を取られたことがあるので慎重に攻める。
 何本か打ち合っている間に面が入りました。自然に身体が動き、手応えある一本でした。一本取ると次は返し銅を取るか小手すりあげ面を取るか、欲が出てきて少し集中力がゆるんだかもしれません。一本惜しい面がありましたが、不十分でそのまま時間切れ。 
 見学していた仲間から「良い面だった」とお褒め頂く。あとでビデオをご覧いただいた滝澤先生(教士八段)からは「面は良かったが、小手に力が入りすぎている。腰で打つように」とのご指導を頂きました。
私の試合の後は若手教士七段の気合の入った立合いが続きます。来年はさらに精進して立派な立合いをしたいと思いました。

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▲京都大会デビュー戦は面で一本勝

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2009年05月02日

5月2日<剣道八段審査会>

明日から京都大会で前日から京都に入る。剣道八段審査会(2日目)を見学する。場所は京都市立体育館。2年前に七段を合格させていただいた会場で思いが深い。
剣道八段審査は日本の中でも難関中の難関として有名だ。合格率は1%前後。1次審査で1割以下に絞られ、2次審査でさらに1割前後に絞られる。同じ年齢で同じ様に稽古されている方々の中から選ばれるので並大抵のことではない。
 1次審査は一人が2人ずつ1分半の立会い。多種多様の剣士が出場。中には緊張のせいか、手足がバラバラの方や攻めがなくいきなり打突する方もいらっしゃる。相手の方に同情したくなるが、こういう色々な剣風をさばいてこそ八段候補なのだろう。
 ある先生が「立ち礼から歩いて3歩進み、蹲踞(そんきょ)して立ち上がるまでで半分が決まる」とおっしゃっていたが、まさしくその通り。立ち姿、蹲踞姿が美しい方は期待が持てる。両方悪い方は緊張感もなく立会いの中身も良くない。自分も気をつけよう。
 さて2次審査。約60人の方々はとても素晴らしい立ち合いをされた。
(1)攻めから打突へのつなぎが研ぎ澄まされており無駄がない。落着きと緊張が適度に同居。
(2)技が早い。面も小手もよく伸びるし力強い。
(3)応用技がさえる。返し銅が素早く打突時にパチンという音が響く。面すりあげ面や面返し面もよく出
  る。小手返し面も直線的で早い。
(4)一本打って入らなければすぐ次の打突に入る。
珠玉の立合いが終わり合格発表。5月2日は10人合格。昨日と合わせて20名の新八段が誕生された。おめでとうございます。

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2009年03月28日

<3月28日 アトランタで剣道をする>

ノースカロライナから飛行機で1時間少し。アトランタのジョージア剣道連盟で稽古をさせていただいた。2年前に富士フイルムアメリカ工場勤務の田中君の紹介で訪れたところ。今回彼は奥さんの出産準備で自宅待機。元気な赤ちゃんの出産を祈る。
17:00から初心者向け稽古。日本人の新井先生(慶応大S46年卒)が熱心にご指導されていた。先生が「面っ」と大きな声で気合を入れて飛び込み面の模範技を示す。アメリカ人初心者10数人が「面っ」と一斉に打っていく。
18:10から一般向の稽古が始まる。約40名のアメリカ人、韓国人及び日本人が参加。事前の準備運動では素振りがしっかりして、一本一本、ぴたっぴたっと止まる。
面をつけての稽古が始まる。10人近くが並ぶ。「海外では日本人から一本取ったと自慢する剣士が多いから油断するな(実際はこのクラブの方は素直な方ばかりだが)」という先輩の教えを守り、前回と同様に最初の3分程度は互角稽古をして何本か有効打突を取らせていただく。その後、相手の技のアドバイス・癖の修正に入る。皆さん、上半身はしっかりしておりバネがある反面、腰が崩れたり、打突の前にモーションを起こして技の起こりが分かる癖を直す。良くなったら「Good Job」と言って終わる。20人強、お相手しただろうか。皆さん熱心だし、2年前より腕を上げられた。
 稽古後に食事会を企画していただいた。幹事役の除さんや新井先生からのお話で著名な範士八段の先生方(神奈川県同連盟会長の小林先生、熊本の亀井先生、慶応大学師範の福本先生など)からこの2年ほどでご指導を受けたことを知る。道理で剣道を始めて数年の方が腕を上られたわけだ。
新井先生のお嬢さんの恵美子さんも来て下さったが、私が厚木に来る前にお借りしていた家の家主のの娘さんと同級生で、よく横浜の家に遊びに行っておられた事を知った。
アメリカにも色々なご縁があり、嬉しく思った1日だった。

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2009年03月01日

<3月1日 性格がよいと強くなる>

先週に続き、仕事や勉強会のない日曜日なので思斉館の日曜稽古に参加。今回も
明治大学のOBの先生方が来られている。60歳代から70歳代の後半だが、皆さんお元気でいらっしゃる。気力も強く、冴えがある剣さばきでずいぶん学ばせいただいた。
稽古終了後に滝澤館長先生を交えてお茶になるが、大学の剣道の後輩の話になる。皆さん現役学生を中心に後輩の試合や稽古をよくご覧になっていて、「あいつは伸びた」「あいつは伸びが止まった」と言う話が出る。全日本選手権を取った名選手の話も出てくる。剣道が伸びている選手に共通しているのは「性格が良いから」という結論になった。諸先生方のお話から自分なりに「性格が良いと強くなる」理由を考えた。
1.先生や先輩の教えを素直に聞き実行する。
2.真面目に実直に稽古をする。特に単調でつらい基本稽古の反復練習を怠らない。
3.勝ち負けにこだわらないで基本に忠実な構えで思い切った技を出す。反対に勝ち負けにこだわると構えが崩れる。短期的には相手から打たれることは減るが自分から打てなくなる。腕に力が入るから遅くなるし技の伸びや冴えがなくなる。とっさの技が出ない。
4.基本に忠実とは下半身に力がある。足腰から技が出る。安定して崩れない。剣の理合い(原理原則)に沿っているので強い。
5.コツコツやっているのでいつか成果が出る。その時もおごらず周りに感
謝するのでまたアドバイスがもらえる。

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2009年02月22日

<2月22日 日曜稽古>

今日は久しぶりに研修や勉強会のない日曜日なので思斉館の日曜稽古に行く。
昨日から福島から富樫先生(元思斉館師範)と竹村先生が来られているのでぜひ稽古をお願いしようと勇んで行った。嬉しいことに滝澤建治館長先生の大学のOB(明剣会)の先生が4人、出稽古に来られていた。
 早速、富樫先生に稽古をお願いする。なかなか当たらない。最後の一本勝負で面を割られて終わった。途中、小手を打たれてかわすだけだったが、あれから同時に攻めに転じ応じ技を出すことが課題と感じた。
 次に木戸部先生。70歳以上のご年齢であるが、さすが明治大学の総監督を勤められただけあって、堂々とした構えの中に変化が早くていらっしゃる。間合いを詰めて面を打ったら、返し面、出小手をいただく。すごい切れ、冴え。最後、たまたま小手が当たり、稽古終了となったが、このあたりの潔さも学生にとって良い学びとなるのだろうと思った。
 最後に福島の竹村先生。時間がなく、2分程度しかお願いできなかったが、番を待っている間、良い見取り稽古をさせていただいた。前日、滝澤館長が稽古終了時に「竹村先生は真っ直ぐ割って入る素晴らしい稽古」とお褒めになっていたが、まさしくその通り。堂々たる構えで相手が打って来ても手元が上らない。剣先が強く,いつものど元につけている。攻めながら、中心を割って真っ直ぐな見事な面を打たれる。近間になっても相手の崩れたところを小手を打ったり、横面を打ったり、間合いにいつも緊張感がある。相手を攻めて機会を作って、振り上げて切り落とす。その時に足腰をしっかり移動させる。それを徹底させるとこれだけシンプルに美しくなるのかと思った。
心身ともにすがすがしい日曜日の午前だった。

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2009年01月03日

<1月3日 剣道の初稽古>

昨日のひどい頭痛から一晩経った。恐る恐る身体を動かす。大丈夫のようだ。
静岡県富士宮市剣道連盟の初稽古に参加する。諸先生方とは5年ぶりの再会だ。七段合格のご報告もする。昨日の芝川町での体育館から途中で帰ったので心配してくださった先生もおられお心配りと暖かさを感じた。
思えば10年間大変お世話になった。その時は20代で生意気盛り。試合では強いので慢心し、諸先生方から構えや打突姿勢の悪さを指摘されても言うことを聞かなかった。その結果、四段がなかなか通らない。ようやく30歳近くになり心を入れ替えて先生方の教えを守った。でもなかなか合格しない。15回目にしてようやく合格したが、諸先生方は我が事のように喜んでくださった。
今日、その先生方にかかっていく。相変わらず強い先生方だが、こちらも神奈川の先生方にご指導いただいた甲斐もあり何本か打たせていただいた。
 最後に面を取ってご挨拶に行く。多くを語らず「また来いよ」のお言葉。暖かさを感じる。
体育館を出て、気持ちの良い年の初めを味わう。体が動くありがたさも味わった。


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2008年12月20日

<12月20日 ウズベクで剣道をする>

 海外出張した際は剣道をして現地の方々と交流したいと思う。先週、通訳のバティル氏に剣道場を探してもらったが、「3年前まではあったが今は閉鎖。それよりも自分の合気道仲間が剣道の技を見たがっている。竹刀と胴着・袴を持って来て説明して欲しい」という依頼になり、快諾。
 ということで、今日は合気道の道場で剣道を披露することになった。まずは剣道の歴史を教えて欲しいとのこと。戦国時代から江戸・明治と時代の変遷と剣道の目的の変化について簡単に説明。「元々は戦いの技術で相手を攻撃したり身を守るものだったが、世の中が平和になり武士の心身を鍛える“道”として剣道は生まれ変わった。今は相手を尊重することが重視される」と伝えた。
話しているうちに剣道具をつけた方が3人登場。代表はコンスタンチンさんという学校の先生で剣道と合気道を教えているという。「日本人にかつて教えてもらった、段はない」とのことだが基本技は立派。2段くらいの実力か?3人相手に基本、応用、指導稽古を実施。観客は増え、50人以上に。
「どういうときに一本になるのか」という質問に対して、試合稽古の際「今のが一本」というとすぐ理解した。3本目くらいになると、会場を見ると手を上げてわかったと言う。合気道をやっているので呼吸は同じなんだろう。
面を取ると質問が集中する。所定時間になって着替えていても質問が来る。武道マニアらしき人がいて「先生の稽古を拝見していると右小手しか打たない。左小手は打たないのか」「小野派一刀流は裏小手があるが剣道はないのか?(幸い私がお世話になっている思斉館滝澤道場は小野派一刀流の流れを組むので答えられた)
「合気道では3人相手に木刀の形をやるが、剣道ではどうか?」「相手が木刀を持ちこちらが無刀と言う練習はするか?(小太刀の技を披露した)」
 週3回2時間の稽古をするらしいが、うち2時間は木刀と杖の稽古をするとのこと。熱心なのは良くわかった。ちなみに合気道の終わった後は道場は柔術の練習にかわり、子供たちが若い先生のご指導で寝技の関節技を練習していた。武の心を持つ国だと思った。
別れ間際に「今日は迫力ある技を見られて感動した」と代表から言われ、日ウの友好と日本文化のPRの役割は果たせたと安心した。

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2008年07月24日

<7月24日うぬぼれたら成長は止まる>

昨日は思斉館で青年部の稽古会。真夏日に頭の先まで防具をつけて動き回るのは苦行である。「かえって健康にはよくないかもしれない」と思いつつ、声を出し大汗かいて1時間 稽古に励んだ。
 稽古終了後、滝澤館長からお話があった。「当道場の中学生が地区の大会で見事優勝、準優勝し県大会へ。個人でも団体でも素晴らしい成績。まことに喜ばしい。ただ大事なのは今だ。うぬぼれてはいけない。
先生も昔の苦い思いがある。全日本で良い成績を上げたが、“俺は強いだろう”と言うようなことを言って周囲から顰蹙(ひんしゅく)を買った。失敗したと思った。
 ある県の九段の先生がおっしゃった。“私は80歳だけどまだまだ向上するところがあると思い、修行する。加齢による体力の低下があるので、その位の気持ちで修行してちょうど実力は横ばい”
 中学生諸君も今が大事な時。好成績に満足せず、更に上を目指して課題を見つけ稽古をして欲しい」
 このお話は自分の心境にぴったりだと思った。研修で参加者の方が喜んでくださってもそれはそれで嬉しいが、十分満足できない。まだまだ足りない点をリストアップして次に望む。
親しい友人は「勉強しすぎだ」と言うが、今でも月数日は外部のセミナーに通う。すると分からない点が出てくるのでまた次のセミナーを予約することになる。
 “満足し、うぬぼれた時に人の成長は止まる”、これは実感だ。

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2008年06月29日

<6月29日 2つに絞るのが親の役割>

<6月29日 2つに絞るのが親の役割>
今日は思斉館滝澤道場後援会の年次総会。通常の報告・提案の後、滝澤建治館長(教士八段)の特別講話がありました。テーマは“子供の成長と親の役割”。骨子は下記の通りです。
「秋葉原の悲惨な事件は日本の最近の若い人の特徴の一つが出たと思う。海外出張(昨年はスペイン、フランス、イギリス)から帰るたびに感じるのは若い人の目が無機質なこと。血の通った動物の目ではなく,石や鉄。表情がなく奥には怒りがある。先日も成田から横浜に着き、駅構内のエスカレータに乗った。荷物をいっぱい持っていたのでエスカレータの2列をふさぐことになった。そこへある若い女性が何としても通りたいとばかりに私の荷物を蹴り上げた。目には怒りがあった。わずか10秒くらいの間、待てないのかと思った。これは電車の優先席でも同様。年配の方が立っているのに優先席に足を投げ出し携帯に興じる若者を見かける。アジアの国々でこういう風景は見ない。
 親として子供を立派な大人にするのに必要なことは何か。少年剣道の指導をして38年。明らかなことがある。子供に3つ以上のことをさせてはいけない、2つに絞らせるということ。一つは学校や塾も含めた勉強。後一つは剣道や他のスポーツ・音楽。3つ以上やると中途半端になる。レッドソックスの松阪選手は小学校まで剣道をやっていた。中学校から野球をやりたいので剣道はやめた。野球に集中しあれだけ成功した。どうしてもやりたいならそれに絞り、他は止めさすのが親の役割。そして徹底してやる。巨人軍の原監督は緑ヶ丘小学校の卒業生。野球をやっていたが、もっとうまい子供がいたらしい。でもその後も努力してあのレベルまでになった。どうか親御さんとして子供のやりたいことを2つまで絞り、とことんやらせてください。」

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2008年06月25日

<6月25日 北京の朝稽古>

思斉館の元同士の東倉氏の紹介で剣道の朝稽古に参加。約10名で6:30から1時間みっちり汗を流した。切り返しから基本稽古、あとは周り稽古の地稽古。終了後は爽や。風邪気味だった体調が良くなった。
稽古の音頭はスコットランド人のミュー氏が取る。エジンバラ出身の新聞記者で北京駐在。年末には日本に来られるという。自分が4年前にエジンバラはじめスコットランドを旅行したこと、フィンドホーンと言うスピルチュアルセンターを訪れて大変好印象を持っていると伝えたら喜んでいた。
日本人は自分を入れて3人。東倉氏は日本の大手エレクトロニクスメーカーの北京駐在の営業マン。今日も11:00の便で内蒙古に出張とのこと。氏は今年の5月の名古屋の審査会で見事七段に合格。40歳前の難関を上手の先生にかかる機会の少ない海外にいて通られるとは敬服するのみだ。
北京の日本人剣道の会の会長も勤められる。NHK中国語会話にも紹介されていた。これで益々活躍の場が広がるだろう。
日本人のもう一人は森田先生。大学で日本語を教えておられる。かつては海外関係の出版社に勤めておられたが、北京に来られてもう6年。「気楽にやってますよ」仕事も剣道もお好きなことをやられて楽しく人生を過ごされているように伺えた。
中国湖南省から3人の学生剣士。週末の昇段審査に向けて18時間汽車を乗り継いで北京へやってこられた。この情熱は凄い。
ちなみに土曜日は八段の佐藤成明先生が講習を開かれるとのこと。
国境を越えて同行の士と稽古ができてすがすがしい朝だった。 

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2008年03月15日

3月15日<基本を地道に実行する>

今日は久しぶりにフリーな土曜日で剣道三昧。朝は思斉館の婦人部の稽古に行く。滝澤建治館長のご指導の元で基本技をしっかり練習。遠い間合いからの技、近い間合いからの早い技。面をつける前に20本近く、面をつけてからまた10数本。春の陽気に汗だくになる。最後が打ち込み稽古。七段になっても最後はかからせていただく。終了後、整理体操をするが、館長から「全日本を6回制覇した宮崎選手(神奈川県警)も準備体操、整理体操はしっかりしている。皆さんもしっかりやって疲れを残さないように体をメンテするように」ちなみに全日本選手権クラスの方は3回/日以上稽古する。稽古は激しいが、怪我をしない人が更に強くなると聞いた。怪我をしない心がけがプロ。
 夕方は青年部の稽古。元に立って10数人とやらせていただいた。館長にも一本稽古をつけていただいた。稽古が終わりさわやかな気分で汗をぬぐっているところへ館長の講話。「正しい基本動作が大事、そしてもっと大事なのがそれを実際にやること。他人の剣道の形演舞を見て批判できることはいっぱいあるが、いざ自分が正しいことを出来るかどうかは別物。皆さん、批評家でなく、実行者になって欲しい。そのためにはしんどい稽古をする。自分を楽に甘やかさない。これは日常生活でも同じ。挨拶をする、時間を守る、当たり前のことだが、人に言うだけでなく自分が実行し続けることが重要。」
 これは心に響く。ちょうど今日は法人化して丸一年。お客様のおかげで結構忙しくさせていただいているが、初心、基本を忘れず今後も精進しようと思う。

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2008年03月08日

3月8日<神奈川剣道祭>

今日は神奈川県の剣道祭。以前高段者大会と言われていた大会だった。
 開会式。最初、国旗に注目、礼。そして国歌を歌う。観客席にいる人も半分くらいは立って歌う。自分は右翼ではないが、こういう国の象徴を重視する行動をセレモニーで扱うのは大変重要なことと思う。
 大会会長から「普段皆さん指導者は教えるばかりで試合はしないでしょう。年に一回くらいはみんなの前で必死になって汗をかいて、時には恥をかいて次への鍛錬の課題を見つける。そういうことが狙いで始めました」と趣旨をご紹介。
試合が始まった。厚木からは37人参加で四段、五段、六段と進む。皆さん健闘された。六段挑戦中のONさんは風格堂々の試合をされ優秀選手に選ばれた。
 自分は横浜の七段の先生と試合。出ばなの小手をいただいて一本勝ちだったが、内容は良くない。気合は入れたものの、面は十分打ち切れなかったし、相手の打ってくる面のさばきもうまくなかった。「稽古不足、鍛錬不足。」の2フレーズが頭をよぎる。多忙な仕事の中で稽古を組み込むのが課題。
 大会の最後は八段の先生の模範立会い。
8組の先生方の素晴らしい立会いを拝見できた。思斉館の館長、滝澤建治先生の立会いは落ち着いた中で間合いを図り無駄のない電光石火の面を決められた。つい拍手。
 閉会式で神奈川県同連盟会長の小林先生から「この大会で勝った人は力がある、負けた人は夢がある。それぞれ今後も精進してください」でしめくくられた。試合はエネルーがいるが、何歳になっても自分の力を試すために試合参加は必要と実感した。

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2008年02月24日

2月24日<気持ちの良い稽古>

昨日は久しぶりに思斉館での剣道。10人ほど稽古させていただきました。稽古の最後に滝澤館長から「明日、試合の人もいるから最後に気持ちのいい面を3本打たせてもらいなさい」とご指示。自分もN5段相手に3本打たせてもらいました。ゆっくり攻めて打ったので終わるのは皆より遅くなりましたが、気合を入れてかつ力を抜いて最後の一本を打たせていただきました。身体も伸び気持ちよく打てました。
全員そろって面を取って、黙想・礼の後、館長から全員にお言葉をいただきました。「最後に何故“気持ちよい面を打つように”と言ったのがわかりますか?気持ちがいいとは充実した気勢で、基本に正しく、力を抜き、気剣体を一致させ、出し切る、そう言うことを言います。試合には相手があるのでどっちも勝つということはないでしょう。緊張もするでしょう。でも普段の稽古で練っている正しい技を思い切って出しきる。気持ちの良い技を出す、すると負けても次につながる。むしろ勝てるよう様になります」という趣旨のお話でした。
これは普段の仕事にも通じます。知人のコンサルタントと組んで大企業に提案する機会が増えました。成約いただく場合もあるし、他社に注文がいく場合もあります。大事なのは目先のことではなく、お客様の本当のご要望を深くとらえて、自分たちだけしかできないことを分かりやすくしっかり伝えること。競合会社も優秀なので力及ばないことがありますが、それはそれでお客様に好印象を残し次につながります。基本に忠実に、準備はしっかり、やる時はやり切る、全く同じだと爽やかな気分で道場を後にしました。

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2007年12月01日

12月1日<秋の審査会>

11月は剣道の審査の月である。今週は六段、七段、八段の審査で、朝道場にいったら黒板に合格者の名前が書いてあった。
Oさんが六段合格。大変、良かった。Oさんは60歳台の後半だが、よく稽古をされていた。このところ「稽古前の素振りが鋭くなってきた」と思っていたところだ。ちなみに春に合格されたHさんも60歳台の後半だが、同じく「稽古前の素振りや面打ちが真っ直ぐで勢いが出ているなあ」と思っていたら合格された。基本の質が上がりどっしりして来ると剣道が変わる。
午前中の婦人部の稽古で滝澤館長から審査所感を聞かせていただいた。「今週の六段、七段の審査委員をやって感じたことは
(1)落ちる方は気剣体(気合と竹刀と足等の体)が一致していない。普段は良い稽古をされているのだろうが、審査のため気が動転し、遠い間合いで無理やり打突するので足と手が合わない。
(2)打突部をベタッと押しているような技の人も多い。押すのではなく竹刀が鋭くはじける感じが良いのだがそれがない。これにはスピードが必要で足腰をしっかり使う事が重要。
(3)打突が浅いと一本にならない。相手の面や小手の打突部の10cm下を打つつもりで打突することが重要。すると刀なら真っ二つになる感じになる。」
これを聞いて基本打ちをやったので稽古に参加した人は一段と切れのある技になった。
 夜の青年部稽古になった。稽古の前に合格されたOさんが感想を披露。
「館長から気を高めよ、と教えをいただいた。幸せか不幸か東京体育館には人が大勢いたので事前練習は控えめにし気を溜める事に集中した。すると相手が良く見えた。一人目は面が入り、2人目も信じられない良い小手が入った。皆さんのご指導のお陰です」
その後、早速お祝い稽古をさせていただいた。落ち着いておられるし、技が鋭い。普段の稽古の質が変わったのだと実感。
何歳になっても人は磨かれ成長するのだという良い実例を見せていただいた。

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2007年10月21日

亀井一雄先生を偲ぶ

10月7日に亀井一雄先生(剣道八段範士)が亡くなられました。亀井先生は全国的に有名な方で、各種大会・昇段審査の役員を歴任、神奈川でも剣道連盟副会長をされていました。通夜・告別式には出張でいけなかったので、本日ご自宅にお邪魔し線香をあげさせていただきました。
私の剣道のホームタウンは思斉館滝澤道場(館長;教士八段滝澤建治先生)ですが、県や道場連盟の出稽古に行った際に大変お世話になりました。亀井先生は剣道の講話・指導をされるだけでなく誰でも気さくに声をかけられます。技術だけでなく剣道修行するものとして多くを教わりました。
技術的には「攻めつける、相手を動かして崩して打つこと」「打つ時は出し切る、捨てること」「打った後も背中を見せない、いつも正対して相手の反応に備える」「打たせない、相手が打つ前に押さえつけて位の違いを見せること」など。
心の面では、誰にでも関心を寄せ、率直にアドバイス。七段の高段者の先生にも率直に指導されていました。
「上の人こそ自分から下の人に挨拶しなさい。腕組みをしていては駄目だ」「面を打って、これ見よがしに何回も声を出すのは失礼だ。品位を大切に、爽やかな稽古を心がけるよう」
昇段審査の前に模擬審査の稽古をご指導されますが、ある立会いで一人が竹刀を落とされました。その後のコメントです。「相手が竹刀を落としたら拾ってあげなさい。それが剣道人の心。その際に作法にのっとり片ひざをついて竹刀を拾う。刃の部分は触ってはいけない。竹刀の柄の部分を持って、うやうやしく相手に差し出だせば、心の段はもう上っている」
 告別式の挨拶状には「みんな来てくれてありがとう。全国から寄せられた期待に応えられなくてすまない。お世話になりました」と書いてあり、先生のお人柄に触れることができました。ご冥福をお祈りします。

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2007年10月17日

理のある自然体

今週はようやく剣道の稽古が集中して出来(4回)爽快。そこそこ体が動くし体の疲れも少ない。これは昨年、滝澤建治先生(思斉館滝澤道場館長;教士八段)に丁寧に構えをご指導いただいたからと思います。
それまで自分は自然体は相手に定規で測ったように正対するのが正しい構えと思っていました。鏡を見て平行になるよう身体を設定、竹刀を持つ左手も右手も体の中心、足も平行においていました。ところが、「左手小指は体の中心からやや左、親指が中心。左足もやや外へ開く。」とのご指導。最初は曲がっているようで違和感がありましたが、やっているうちに体が楽だし、どっしり安定感が出てきました。スピードも上ることがわかってきました。道理は「何も持たない時は真っ直ぐ相手に対するのが自然体だが、竹刀を持つと柄の長さ分、右手と左手が中心から離れる。また足も左足の親指が相手に平行するので小指は多少外を向く。また重心も両足平均ではなく、竹刀を持つ分、後にややかける方が動きやすい」とのことでした。実に機能的で「理にかなった自然体」だと思います。
そう言えば昨年まで慢性の腰痛(特に稽古の後)があったのが今年はほとんどありません。それどころか、5月の審査前に集中稽古(4月は20回以上)をしても大きな筋肉痛がなかったのはこの新しい構えのお陰だと実感しています。
但し、今日は館長先生から準備運動時、「左手が中心に行き過ぎているよ」とご指導いただきました。1ヶ月ほど稽古から離れた報いですね。精進し続けないと「理のある自然体」も身につかないと実感しました。

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2007年08月29日

暑中稽古

皆さん、夏バテしていませんか?
今年は例年になく8月は暑い日が続いていますが、思斉館滝澤道場では例年通り夏季集中稽古が始まりました。一種の暑中稽古です。先週の土曜日から今週の木曜日まで連続6日間、暑い中の稽古は大変です。
何もしなくても剣道の防具をつけて床に座るだけで汗が吹き出ます。私は初心者を30分教えたあと、面をつけるので体力の消耗はそれほどではありませんが、通常はその30分間に基本のおさらい、切り替えし、打ち込み稽古とひたすら身体を使っての体力を使うから大変です。
皆さんかなりウォーミングアップした後、遅れて面をつけるこちらも十分体が動かず大変です。体が動かない分、気をはって相手の出頭、打ちつくしたところを無駄なく打つよう心がけています。
本来こういう暑い日には「身体を使わず静かにしているのが健康上いいんだよな」と内心思いますが、それはそれ、暑い中でもムキになってやり続ける自分たちに誇りがもてるから不思議なものです。
 滝澤館長が「暑中稽古は氣を練るためにある」とおっしゃっていました。館長は8月の始めに炎天下のスペインで毎日朝3時間半、午後3時間半、計7時間の稽古を10日間やり続けられました。技術は当然、その気力、体力は我々の想像を絶するものがあります。
館長先生に比べると氣の意味も数十分の一かもしれませんが、それでも我々は暑い中、「暑い、だるい、しんどい、あちこち痛い」など道場へ行くまでの道中 言いながらも、道場の玄関をくぐるとシャキっとします。身体は疲れても、稽古を続けたこの数日間、気力は充実したと思います。

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2007年04月30日

大願成就

皆さんは大きな目標が達成できた時はどんな時ですか?
 今日は京都での剣道の7段審査会。6回目の挑戦でようやく合格させていただきました。合格率8.4%(受審1016名中、85名合格)の難関突破に3年かかりましたが、大願成就できほっとしています。
審査では二人と剣道の実技を行います。一人目は小手を来るところをすり上げて面が取れ、更にもう一本、満足の行く真っ直ぐな面が取れました。二人目は打ってくる相手に出ばなの小手が決まりました。
要因のひとつはよく稽古したこと。この一か月は比較的合宿が少なく5回以上/週できました。また毎日の素振りで形が出来ました。ふたつ目は精神面の強化。対戦する相手の方も同じくらいの技量で一生懸命やっておられます。その相手に一歩上を行くには不動心(何事にも動じない心)が必要です。フットワークは良いもののじっくり構えるのが苦手な(性格的にもおっちょこちょいで、怖がりな)自分には課題でした。道場の館長先生(滝澤建治八段)に審査の2日前「基本に忠実に。腰から真っ直ぐ打つ、腕を伸ばせ、気合を出せ、その3つだ」と言われ、それのみに集中しました。結果として悪いところは出ず、ポイントを稼ぐことができました。
 「もう一生通らないのでは」、と弱気な時期もありましたが、諸先生方、剣道の同僚・後輩、家族、研修・コーチング仲間の励ましも精神的な支えになりました。
 さて合格したこれからが重要です。道場でも上に立たせていただく機会が増えますが、「あれで7段か」と言われないように精進していきます。後輩に対して厳しくも親切な指導をしていきます。

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