オリジナルブログ「マークン@フジワラのにんげん探訪」

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2018年07月23日

【新キャリア理論 リ・パック】

第2回TA研究部会は小澤康司先生(立正大学教授、日本産業カウンセリング学会会長のキャリアカウンセリング。大学は電子工学専攻で自動車会社で電装関係の技術者をやっておられたが、自分の人生を考えるようになり心理学を学ぶようになったとのこと、親近感を感じます。臨床心理士。

午前中の講義はキャリアだけでなく世界、日本の事件、心理学、産業心理学の60年間を紐とかれる。ゲシュタルト療法、交流分析、来談者中心療法、ホーソン実験、社会構成主義、ピーターセンゲの学習する組織、オープンスペーステクノロジーまで登場する。人事教育の新規担当者に聞かせたい内容。
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不確実な社会を生き抜くためのキャリア設計は5年、10年先を見通してビジョン設定するのではなく、今を大切にしながら、偶然起きた出来事を前向きにチャンスとして捉えて成長して行くと言う考え方。

VUCAの用語が出て来たので驚いた。数年前に米国ASTDで初めて聞いた言葉でもともとは曖昧複雑で先が見えないという軍事用語。米軍がアルカイダと遭遇し国でもないリーダーもいないそんな従来の戦法が通用しないVUCA時代にどう対峙するかと使う。ビジネスでもIT.AIなどで先が見えないVUCAの時代と使う。

午後は実習三昧。エドガーシャインのキャリアアンカーの40問の質問で8つの自己概念を明確にする。私の場合は、専門性と奉仕。安全・安定は一番低い。引き続き、子供の時にあこがれた人を記述して自分の価値観を明確にする。私の場合はブラックジャックとラルフネーダー。それで人生ストーリーを作って行く。TAの人生脚本のセッションとよく似ている。
最後に面白かったのが「り・パック」のセッション。ヒマラヤなど高山登山の場合、荷物は多く持っていくが、頂上登頂の場合、必要最低限な荷物を小さなパックに入れていく。それをリ・パック(再荷造り)という。私の場合、家族・仲間と健康、それとやんちゃ心にした。
これはずいぶんスッキリした。
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受講する年令によってキャリアの捉え方は変わって来る。最新のラウフデザインの考え方は興味深いものでした。

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2018年06月17日

<6月16日 芸術は心の食べ物>

2018年度の第1回TA研究部会は「創造的に生きること 芸術と医療の接点」のテーマで、現役の医師(東大病院)で西洋医学、東洋医学にも詳しい稲葉俊郎先生による講座。
先生のおっしゃるには「自分には一歳の子供がいるが、元気でハツラツ。まさにTA研究部会の年間スローガンの輝いて生きている。問題は大人になってもいかにその心を持つかが課題」
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脳の構造や細胞などの生理学のお話を分かり易く説明いただきましたが、覚醒と睡眠があって人は健康を保っている。意識と無意識もその二つがあってバランスが取れている、とのこと。その中間にあるのが絵画や音楽、能などの芸術で、瞑想もそう。食事をとるのと同じように人は芸術をやることで心に栄養をあげる必要があるとのこと。
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最後の方で、自閉症でありながら素晴らしい感性で詩を創作される東田直樹さん、三重苦を克服されたヘレンケラーの動画を見せてくださって感動しました。闇の世界だったのが、言葉(記号)を知って周囲の人の意思疎通でき光が見えた幸せを表現されます。
また周囲の絆が重要と感じました。東田さんはお母さんのサポートがあっての意志疎通が生きていったのだし、ヘレンケラー女史もサリバン先生の献身的な指導があって言葉の概念を知ったのでしたね。

お互いの思いやり、絆があって闇と光はつながりますね。
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2018年04月26日

<4月25日 先生たちとの学び愛>


先生たちの勉強会“志師塾”2回目の講座。会計士、弁理士、社会保険士,整体師はじめコンサルタントなど「士」「師」業を対象とした塾(勉強会)です。

◎今日も自分の位置づけ、何をしたいか、誰に何を提供したいのかの講義と実習。

尖がりを出すのが大事なんですね。自分は何が出来るかを明確にするのですが、あれもこれもではボケてしまう。私の場合、企業にも個人にも研修コンサルティングをやっていますが、企業の場合は中期課題設定力強化、360度評価のリーダーシップ、合理的思考法、組織開発、お客様のご要望で幅広くやっている。TA/ゲシュタルトもありますね。

キャッチフレーズでは広すぎるんですね。

「500人組織の部課長さんの元気アップ。・実力アップの仕掛け人」にしました。

◎終了後は10名での懇親会。幹事のなおなおさんが素敵なエクササイズをご披露頂きました。相手の良い点をフィードバックする。ストローク交換です。まだ2回目の会合で話していない人もいますが、第一印象でフィードバック。

私は「パワフル」「説得力がある」「経験豊富で面白い」など嬉しいフィードバックをもらいました。
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2018年04月22日

<4月22日 先生たちの勉強会 “志師塾”>

先週から先生たちの勉強会“志師塾”に参加。会計士、弁理士、社会保険士はじめコンサルタント、医師など「士」業を対象とした塾です。資格はあり、「腕に覚えがある」が、集客が苦手な方々が集まる。事前説明会に参加し、営業やマーケティングの勉強になるので即決、参加。3か月間はWebによる集客方法を学びます。

講師の提供くださるノウハウも役に立つが、講座後の飲み会で他業種の「先生」の話がとても面白い。
例えば、プロ野球選手やサッカー、ラグビーなどの日本のトップクラスの選手の心身の治療やコーチを行うトレーナー。
「トップアスリートに必要なことは?」と伺うと「気持ちを出す事、身体全体で感じる事」とのこと。なんだか、ゲシュタルトだなあ。
また「ベストが出る環境にいる事」
これは先月講演をお聞きしたリオ、ロンドン五輪の水泳銅メダリストの星奈津美さんのお話と共通する。星さんは記録が伸び悩んでいる時に北島康介選手の属する平井伯昌コーチのもとに練習環境を変えた。言い訳を言う選手は一人もいないし、タイムが良くてもいい気にならない。少しでも自分を上げようと言う選手ばかりで、仲間に刺激され練習に励み世界選手権で優勝されました。この話をご紹介するとトレーナーはその通りとのこと。そうなんですね。

また違う業界の方と交流が増え、新たな世界が広まりそうです。
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2018年04月16日

<4月15日 解放! 1か月の重圧よサヨウナラ!>


ようやく投稿、ひとまず終わりました!
日本ゲシュタルト療法学会への投稿学術論文の修正版。

数十項目にわたる査読者様からご指摘をいただき1か月、長かったですね。アメリカでもブラジルでも毎朝1時間考えて修正していました。それでもこの一週間は追い込み、この土日は延べ15時間。楽しみにしていた剣道の特別稽古も休みました。

最初の原稿からほぼ書き直しです。
ご指摘いただいた文書との毎日会話を重ねました。土台がしっかりし、良い磨きになりました。やはり本を書くより数十倍頭とエネルギーを使います。講演では私の口頭での説明や文章は分かり易くて面白いと言われますが、論文は緻密さが違います。
ご指摘への答えを丁寧に致しました。

◎論文に根源的な問いがない、それに対しての仮説回答がない。
⇒「ゲシュタルト療法は組織に応用できるか」が問いであり、仮説回答は「応用できる、何故ならば・・・」

◎考察の比較対象がない。
⇒従来の組織開発アプローチ(単独の)を比較。確かにゲシュタルトを取り入れるとパンチがあり、実践効果が大きい。

◎主張の根拠は?
⇒小石を積むように、事実、論拠、主張を重ねました。

◎筆者の主張と現代のゲシュタルトの理論、
現象学、実存主義、我?汝、変容の逆説などとの関係は?
⇒再度勉強して丁寧に説明しました。

はあ、開放感!

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2018年02月16日

<2月15日 夢のワーク 田房永子さんとともに>

TV放映でますます有名になった岡田法悦さんのゲシュタルト夢のワークショップ。人気漫画作家、田房永子さんも来られると思い参加しました。

参加者は知らない方ばかり。男は私一人であとは若い女性(ママさん)。自己紹介で田房さんの漫画(キレる私をやめたいー夫をグーで殴る妻をやめるまで:写真2枚目)を読み、先日のTV放映でゲシュタルトを知った人が大半でした。キレやすいのは自分だけと思って人知れず悩んでおられたそうです。今の日本では多いのでしょうね。

生で拝見した田房さんは自分の想像と違い「若くておきれい」でナイーブ。おねだりして可愛いイラストつきサインをいただきました(写真1枚目)。
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さて岡田さんのワーク。やってもらうのは初めてで、一番に手をあげてクライアント役をやらせていただきました。
ゲシュタルト療法の夢のワークでは夢の登場人物は全て自分という考え方。岡田さんのガイドで最近見た夢の登場人物・動物になりますが、それらが本人とじっくり会話するのが特徴でした。私の感情の起伏、微細な身体の動きもキャッチして質問されるので気づきが深まります。
 動物など怖いもの見たさにちょっかいをかける、私の普段の性格が出ます。
 また13年前に亡くなった父親が出て来ましたが、会話のやり取り中にうずくような悲しみが出てきて新たな気づきがありました。

フィードバックでは「私も泣きそうになった」「共感した」などと若い女性たちに言われ何かほっとして仲間意識が上がった瞬間でした。
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2018年01月09日

<1月8日 ゲシュタルト トレーナー審査会>

昨日7:50に帰国し、成田空港から代々木オリンピックセンターに直行。日本ゲシュタルト療法学会のトレーナー審査会に出席です。

全国から集まったオブザーバー30名が二グループに分かれ、審査受審者6名のゲシュタルトのファシリテーションを見学します。スーパーバイザー6名のファシリテータ(Fa)へのコメントが非常に学びになります。

今回の学びは
◎クライアント(Cl)の気になっている事(図)を具体的にする。
人だったらどんな人か、どういう風に気になるのかなど。
◎Clについて行きながら自己主張する
 相手の話を傾聴しながらも疑問に思ったり矛盾を感じたりしたことを質問する。

私も手を挙げてCl役をやらせていただき気づくことがありました。失敗や恥を恐れずに気軽に挑戦、体験することが学びに繋がりますね。「こういう時にこういう質問や提案をすると気づきが深まるなあ」とFaになった時にこうする、という学びになります。

写真は審査会後の自主懇親会。北は北海道から南は九州までの仲間たちと遅くまで時を過ごしました。
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2017年12月25日

<12月23日 今年最後のスーパーバイズ>

江夏亮先生のゲシュタルトセラピー スーパービジョン(クリエイチィブスペース主催)。絶えずスキルは磨く必要があるので機会があれば出席するようにしている。
初日は3人のファシリテーター(以下Fa)がワークを実施。ワークの途中や終了後に非常に細かく丁寧にご指導いただけるので勉強になった。

1.非言語のメッセージを掴む
言葉にとらわれずクライアント(以下Cl)の非言語メッセージに全身で感じること。感性を上げるためにFaは頭で考えない、適度にリラックスすること。

2.Clが言っている意味を記録し意味を考える
ピースを組み合わせると意味が出て来る。白板にFaがClの言ったキーワードを書いていくとそれを見ているだけでClは気づきが出て来る。江夏先生は実際のカウンセリングの時はそのメモを見ながら「こことここは繋がるように思いますが、どうでしょうか」と質問するそうだ。するとその質問でClが気づいていく。
まさに一断片(ピース)が繋がってゲシュタルト(全体として意味のあるもの)が出来ていく過程そのものだ。

3.直観、違和感を率直に伝える
二人目は私がFaをやらせていただいた。40分で終了。Clの方も気づきがあったようだが、江夏先生から「もっと突っ込んで良い」と言われた。
言われてみると途中「あれ」と思う事はあったが、初めてワークさせていただくClだったので少し遠慮した。直観を信じ「こんな感じするけど」と率直にフィードバックすることを学んだ。

4.今、起きている事とともにいる
最後はCl役をやらせてもらった。何故遠慮するのかがテーマ。これは警戒心から来ることがわかった。
突き詰めると父親との関係が出てきた。愛憎こもごもの親だが、最後は8割くらいゆるす(赦す)ことにした。今起きている事とともにいる、率直に交流することを受容したのが実感。

贅沢な充実した時間でした。
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2017年10月23日

<10月23日 新たな誕生!>

昨日は皆様から暖かい数多くの誕生お祝いのメッセージをいただきありがとうございました。変わらず皆様とともに楽しい日々を過ごしていきたいと思います。
今回の誕生日は再決断療法研究会の合宿、湯河原で迎えました。濃い二日間でした。

繁田千恵先生のセラピーを実際に見せていただき深さに感動しました。再決断療法はゲシュタルトに比べると理性的で感情にあまり触れないと言う方がいますが、違いますね。
クライアントの感情にも触れまさに生き方(TA理論の人生脚本、禁止令)の書き換えを暖かく支援するものです。TAは深いですね。恩師岡野先生のワークを拝見し感動してこの道に入ろうと思ったことを思い出しました。

研究会は実際に個人ワークをセラピスト役が行いますが、時間は20分目途。その後ビデオで約一時間振り返ります。4人の方がセラピスト役をやり私もその一人に入れてもらいました。

私の場合、20分と言う時間制限に四苦八苦。そしてビデオを見ながら周りの参加者や繁田先生から質問や「私ならこうする」というフィードバックをもらいます。皆さん臨床心理士の方で観察が鋭い上に、一年の訓練を受け目が鋭い。色々な聞き逃し、見落としや考え違いが明確になっていきます。また実際にクライアント役の方が率直にあのときこんな感じだと言ってくださるのが本当に役に立ちます。

精神的には結構きついものがありますが、今までの自分の殻を取り去る痛みのようなものです。言っていただくのが何よりの貴重なプレゼント。
殻を脱ぎ、新たな一年に向けて誕生したと言う気分でした。
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2017年10月15日

<10月14日 杉田峰康先生の人生脚本の講座>

10月のTA研究部会は「ミスターTA」杉田峰康先生(前交流分析学会理事長、福岡県立大学名誉教授)による「交流分析の最終ゴールとしての脚本治癒」でした。
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「あなたは何歳まで生きますか」の質問で会場全体の参加者に考えさせます。何人かに何歳まで生きる理由を聴いて「それはあなたの脚本ではないでしょうか」とドキッとする事を言われます。

TAの創始者エリックバーン博士の人生に触れ「3回も離婚して60歳で亡くなられた人をどうして皆さん尊敬するのでしょうか」(実際は鋭い洞察に富んだ人生や対人関係の集大成理論を構築された)と鋭いジョークも交えて濱され、数分に一度は会場も爆笑。

「TAの目的は脚本を学んで自分が生きたい人生を送るんですよと」とわかりすく脚本のできるまで、禁止令、プロセス脚本を解説されます。
英国のダイアナ元皇太子妃の一生を事例にあげるので余計理解が進みます。子供時代大変だったんですね、合掌。
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最後は再決断療法の個人ワーク。
「ゴキブリが怖い」「人に言いたいことが言えない」「頼まれると嫌と言えない」など共感させられるテーマをエンプテイチェアを使って進めていく。個人ワークをされた方がすっきりしていく姿に会場も感動し拍手、拍手。

自分の脚本がさらに明るくなった気のする充実した一日でした。
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2017年10月09日

<10月8日 交流分析を学ぶ方々との出会い・再会>

日本交流分析協会さんの年次大会(静岡)二日目はジョン、デュセイ博士の基調講演?。

横柄で気難しいクライアントが奥さんに言われてしぶしぶ面談に来た時のデュセイ博士の対応が流石。
「無理やり来させれられたあなたの気持ちはわかりますよ」とNP(優しい親の自我状態)でクラアントのC(子供自我状態)に働きかける。「観察力にすぐれたあなたはも私の欠点を一つ見つけたでしょう」とユーモア(FC)に働きかける。そして「あなたに起きている事は」とA(成人の自我状態)に働きかける。クライアントのエゴグラムを診断して自分の自我状態も刻々と変えて対応する。

カップルカウンセリングのデモンストトレーションも興味深いものでした。詳細は協会さんでDVDを発売されるのでそれをお楽しみください。

大会は終わりましたが、全国で交流分析を真摯に学ばれ実践されている色々な人との出会いがあった楽しい二日間でした。
また今までお会いした方々との再会もうれしいもの。
駅から会場に行く際に「3年前に名古屋の大会でTAエクササイズ(マジックショップなど)をやられた方ですね。面白かったです」とお声をかけていただきました。

7月に静岡でゲシュタルト療法のワークショップをやらせていただいた時にお会いした方々にも「個人ワークをやってもらってその後気持ちが楽になりました」「ゲシュタルトの身体と心にアプローチする方法が新鮮でした」とお声をかけていただき懐かしく嬉しいひと時でした。
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2017年07月17日

<7月16日 ゲシュタルトと再決断療法とTA>

日本ゲシュタルト療法学会の第8回学術ワークショップ大会二日目はシンポジウム。

TAの代表は門元泉さん(国際交流分析学会副会長)。TAの特徴をわかりやすく解説してくれました。再決断療法は繁田千恵さん。上品で力強く存在感を感じます。ゲシュタルトは百武正嗣さん。ワイルドで自由な存在感を感じます。
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 それぞれの違いを会場とともに語り合う場でしたが、私も発言。
「再決断療法とゲシュタルトは両方やっているが、個人的には大きな違いは感じない。主催のワークショップでは、人前で話せないなどの具体的な主訴があれば再決断療法の方が短い時間で済む。主訴がはっきりせず何となくモヤモヤと言う場合はゲシュタルで気持ちや体に焦点をあてる方が向いていると体験的に感じる。

 療法の違いよりむしろ同じ療法でも誰がやるかで変わって来る。そして優秀なセラピストは似て来る。百武さんのワークを拝見するとクライアントの幼児時代の未完了を扱いまるで再決断療法だなと感じる時がある。またヴァンジョインズ博士も時には契約を明示しない、幼児にもどらないケースがあり、あれゲシュタルトだと思うことがある。」
とお伝えしたら懇親会で数人から「納得、同感」というコメントをいただきました。感じている事は同じなんですね。

 要は自分や関わる人が元気になればいい。個人の状況は違うので一つの両方に固執せず、引き出しを多く持ち、適した療法(アプローチ)をしていけば良いのではと思います。

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2017年07月16日

<7月15日 ゲシュタルトの学術ワークショップ大会>

日本ゲシュタルト療法学会の第8回学術ワークショップ大会(室城大会長、江戸川大学)
。テーマは「ゲシュタルト療法と交流分析(TA)」。どちらも私が大好きなテーマです。

初日は米国からヴァンジョインズ博士をお呼びしての基調講演と再決断療法のワークショップ。
 ワークショップ形式なので会場前方に10人の小グループのサークルを作ってそこに座った方々が相互サポートします。
「安心・安全な場をまず作ってその後各人がストレッチなことをする。」我慢するのをやめる、人前で言いたいことを言うなど人によっては普段やらないことをやるので居心地が悪いこともありますが、周りの仲間の存在がサポートしてくれます。

 4人の方の個人ワークを拝見しましたが、
心の深いところにコンタクトして再決断。
ヴァン博士、流石です。
特に今回はクライアント役がワークに対して抵抗するのをユーモアをもってフィードバックし、クライアント自らが徐々に姿勢を変えていくのが参考になりました。

 人を受け入れるOK感、相手にどうしたいか自ら生き方を選択していくするように質問していくのが素晴らしかったですね。

(写真はTA研究部会の仲間たちとヴIMG_8831.JPG
ァン博士と記念撮影)

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2017年06月16日

<6月15日 統合的な心身療法>

イタリア心理療法家で哲学者モーリッツィオ・スチュピージア氏のワークショップ3日目。新潟バックアップ3L主催、日本ゲシュタルト療法学会後援。

◎物事への防衛は肩に来るので、二人ペアを組んでの肩へマッサージから始まる。右肩や肩甲骨も揉む。肩を掴まれ、自分で肩を回し腕を回す。足を軽く曲げ地面を支える安定したリラックスした姿勢が大事。
5分経つと右肩が軽くなる、数ミリ腕が伸びる。両肩が終了すると視力まで良化。

 感情や身体のエネルギーを止めるのは肩や首、喉。ここを開放すると血流が良くなり、急に気持ちが悪くなったり恐怖感が出る人も出てくる。

◎3日を通じてエクササイズは5つ実施。印象的なのは
1.目をつむって会場を歩く、他者と関わる。
2.現在や過去の辛い体験を思い出しそれを体で表現する。パートナーがゆっくりと時間をかけ手を握ったりタッチしいたりして楽にしてあげる。これは癒される。

3.二人組みになってパートナーと背中合わせになって力を出し合い、その後背中合わせになって休息する。交感神経と副交感神経のサイクルを感じる実習。ちょっと荒っぽい人と組むと大変。

◎午後は質疑応答。
PTSD(重度のトラウマ)の対応は安心安全な場で援助を受ける。手や足に力が入っているのを感じてもらいさらに強化する。気持ちではなく行動に焦点を合わせる。
 
 神経科学で言うと脳内の視床や辺縁系、大脳皮質、海馬などの神経ネットワークは極度の恐怖で分断されるから、まずは身体の感覚を取り戻すところから始めるのだろうと推測。

◎モーリッツィオ氏の経歴が興味深い。
精神分析を10年やっていて病気になった。ゲシュタルト療法家に出会って良くなった。今でも挨拶程度だが月に一回会っている。その後、ユングも学び、身体に関心が広がった。マッサージも学んだ。

 「なぜゲシュタルト療法に特化しなかったのですか」と尋ねると言葉だけでなく身体はメッセージが多く深く広い。自分のセラピーはバイオ-ゲシュタルトであり、統合心理療法だとのこと。
 通訳(実質、共同講師)の国永史子さんも「欧州は各セラピーを超えて融合した統合心理療法が主流」とおっしゃっていた。

 私も同意見、クラインアントが快方に向かい元気になれば良いので各流派の良い点を統合して行けば良いと思います。
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2017年06月15日

<6月14日 自律神経のバランス>

モーリッツィオ・スチュピージア氏のワークショップ2日目。充実、学び・気づきの多い一日でした。

◎モーリッツィオ氏は母子関係の専門家。赤ちゃんの呼吸器の病気は母親との関係起因が大きく、赤ちゃんと接する様子をビデオに撮ってもらいそれを治療に使う。

 ビデオを見て、まずは母親が赤ちゃんとのやり取りで上手くいっている点を褒める。
次に改善必要点を探す。お母さんの姿勢、エネルギー、アイコンタクト、表情、声、距離、関わりの早さ・数・質など。変えようとする点を挙げて2週間後に再度ビデオを見て面談する。
これは企業の上司・部下や夫婦関係にも応用できると思いました。

◎参加者の感想を聴き気持ちが滞るところあがれば丁寧に会話するところはゲシュタルトと同じ。身体と会話してもらう。親との関係が出てくれば親と会話してもらう。途中でモーリッツィオ氏が親と会話をするが、これは再決断療法「親へのインタビュー」。

驚いたのは「親の問題は私(モーリッツィオ氏)が引き受けるからあなた(参加者)は安心しなさい」という言葉。まさに名医で言われた方は安心する。東豊先生の家族療法に似てますねえ。

◎悩み、不眠など人の心身が滞るのは自律神経のバランスが崩れるから。交感神経と副交感神経が上下のサイクルを起こす健全なエネルギー曲線を説明された(下記写真;SはSympathetic 交感神経、PSはParasympathetic)
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準備運動をして徐々にエネルギーは上がる、呼吸は早くなり、血流は増える。スポーツの競技会やビジネスでのプレゼンなど同じ。そしてエネルギーを出し切って満足する(交感神経のピーク)。徐々にエネルギーは沈静化する。家に帰って家族と語らい楽しい時間を過ごす(副交感神経)。

 緊張過多だと力が十分出ない。エネルギー曲線もピークまで行かない。対応策は
1.ブロックを突破する体験を持つ。

2.信頼できる他者(ファシリテーター)との関わりが有効。ファシリテーターは交感神経が活発になるよう徐々にお互いに力を出すよう加圧する。相手の「耐用の窓(耐用限界)」を意識すること。エネルギーがピークに達したら(満足)、徐々に減速し力を緩める。相手と調律(Attunment)が大事。

これは実習をやって実感しました。
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2017年06月14日

<6月13日 身体心理療法>

イタリア ジェノバ大学医学部客員教授のモーリッツィオ・スチュピージア氏のワークショップ初日。
 事前アナウンスで「寝っころんでもいいようにヨガマットを持参してください」とのことで、終日体を動かすボディワークかと思ったら、初日は7割が講義・質疑。脳と身体、感情との関係をわかりやすく教えていただき期待以上の面白さでした。

いくつかご紹介すると
◎身体心理療法の最初はフロイド。彼はまず身体から入って後に精神分析に入った。

◎外部から刺激は脳の中では視床部に行くがその次は思考を司る大脳皮質に伝わる6倍のスピードで辺縁系に伝わる。ここは感覚とか身体の動きを司る部分。部屋の中にいてドカーンという大きな音がすると何だろうと考える前にまず身体を小さくして危険を避ける。

◎感覚や身体を司る辺縁系に影響を与えるのが激しい活動を行う時に活性化する交感神経とそれを鎮める副交感神経の相反する機能を持つ自律神経。怒りは交感神経、悲しみ副交感神経。欲求に従ってやりたいことをやり(交感神経)、喜び・満足を感じるとスーとエネルギーは落ち副交感神経が機能する。これは健全な働き。

◎信頼関係があると副交感神経が機能しやすくなる。実際にデモンストレーションとエクササイズをやったが、納得。詳細は明日以降にレポートします。
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2017年05月25日

<5月24日 AIとロボットが変える未来>

ATD最終日、朝一番に中原孝子さんコーディネートのセッション「機械学習とAI(人工知能)」に参加。
 現状では45%の仕事がAIに変わる。新聞製作はなくてはならない。事例が面白い。

事例1;日本の学習塾「Prep school」。児童がコンピューターの質問に答え、コンピューターが答えを教える。先生は児童の学習進度を見たり躊躇している生徒に声をかける。学習スピードが7倍になった。

事例2 ソフトバンクのロボット「ペッパー君」は工場の見守り役をする。働く従業員に「ご機嫌いかが?」「冷や汗を出しているが体調大丈夫?」と声をかける。従業員はやりやすいと好評。

事例3 老人ケアホームで高齢者の相手をする。「おなかすいていますか」と声をかける。体操の指導をする。人間の介護者と違って怒りを表さず黙々と行うので好評。

事例4 HENNA HOTEL(舞浜、佐世保)。http://www.h-n-h.jp/maihama/
フロント、掃除係などから全ての従業員はロボット。生産性が上がる。お客様もスタッフが愛想悪くても気にしなくて済む。遠慮せず同じことを何回でも聞けると評判。

参加者同士今後どういう分野に広がるかを話し合う。単純な会話や情報提供、ゴルフのレッスンなど個人の技量に応じて教えていく分野は広がるだろう。

一緒に学び成長する分野は残ると思う。次の話を思い出した。引きこもりの少年のカウンセリング。なかなか心を開かない。ある日、1時間の面談中にどうしてもトイレに行きたくなり苦しい顔でそれを訴えたら少年はニタっと笑いそれ以降心を開いた。 人は相手が未完成な部分があると安心したり、未完成ながら努力したり姿を見ると刺激になって影響される面は残るのではないか。
また偶発的な刺激を得られる先輩・同僚、先生など経験や感情をともにする機会を持つような場面の提供(ワークショップなど)は残るのではないだろうか。

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2017年05月23日

<5月22日 ATD二日目>

今日は面白かった。
基調講演は高い勲位を受けたNASA宇宙飛行士・米国退役海軍大尉のマーク&スコット・ケリー兄弟(双子)。マーク氏は宇宙ステーションを4度訪れ、スコット氏は宇宙ステーションで丸1年住まわれた。
 「一番美しいのは地球の夜明け。地球は青く国境は見えない。世界は一つだ。空気は薄くフィルム   のようだ。地球はみんなで大事に使用」
「目標をもって努力する事。母は体が小さかった。ウェイトレスをやっていたが、警察官になりたくて 
  家に2mの壁を作り毎日上れるよう努力した。その結果、男性よりもいいタイムで試験に合格した」
 「宇宙では破片にぶつかるとおしまい。ただスピードが速くてよけることができない。そういう時は自
  分のコントロール可能なことに集中する」の言葉が印象的。

 セッションは3つ出たが、いずれも神経科学と組織変革やリーダーシップ開発がテーマ。
 組織変革は80%前後はうまく行かないが、職場の人と安心安全な場及び信頼を作る。目的を明確にするのがコツ。
 
人間の脳は焦点を合わせたことを実現しようとする。病気で両腕をなくした方が脳に端末を入れ人工のロボットアームにつなげると意志の力でアームは動き食べ物を口に持っていける映像(下記写真)は感動的。
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 脳は怠け物で新しいことをやりたがらない。慣れないことをやることが大事。コーヒカップを右で持つ人なら左で持つよう意識するなど大事。

否定的なことを考えると脳内で化学物質が出てウツウツとした気分になる。肯定的に考えること。エジソンは実験がうまく行かない時一つのやり方がうまく行かないことがわかったので次のステップを考えた。こういう発想が大事。

 非常に前向きな気分になれました。

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2017年05月22日

<5月21日 ATD 初日>

 3年ぶりにATDに参加。4つのセッションに参加。
<持続可能な行動変化をデザインする> 「習慣をデザイン」するコンサルタントの講義。普段当たり前の行動を細かく整理。
(1) 意志の力が大事。「何度も何度も何度もやるしかない」とのこと。
(2)タスクをシンプルにする。具体的に小さく。ドミノ倒しのようにシンクロ(共振)が起きるように。5つ以内の単語で目標を書く。
(3)行動のトリガーを明らかにする。
(4)成功体験を味わう
(5)仲間の承認を受ける。
(6)自発が大事。人に強制されるとやらない。

<屈辱の体験からリーダー得るもの>
リーダーが360度評価で自分の弱みを見つめていく内容を紹介。リーダーが心の痛みをどう受け入れて行くかだが表面的。非常に楽しみにしていた講座だが、がっかり。
 ゲシュタルトセラピーの5層1核の方が深いと思う。

<労働力分析を用い組織変革を先導する>
非常に緻密な分析を用いて、期待する変革文化と現状の文化のギャップを埋めていく。ただ組織のダイナミクスってそんなに予想できるかなあ?という疑問を持った。

<感情インテリジェントで葛藤処理>
200人以上の会場は8割以上埋まり、講師は感情たっぷりに演じる。感情インテリジェントとは自分がどう感じているか、問題解決のためにどう考えたらよいかがわかっている部分。葛藤解決にはアサーションをやりましょうと言う内容。北朝鮮みたいな相手にはどう対応するのかなと思った。

 講座を聞きながら当方の考えが刺激されるのが良かった。

18時から21時半までヒューマンバリューさん主催の情報交換会。4日間で350以上のセッションがあるので一人では15くらいしか見れないが、他者の情報で全体像が見えてくる。

<アジャイル/アジリティ>
特に今年はこの言葉が多い。元々はIT用語だが、細かく刻んでやっていくの意味。先が予想できないVUCAの時代と言われるようになり、早く、柔軟なという意味で使う。

<そう遠くない未来のラーニング> 
 テクニカルベースでの未来予想図で、4つの予測。VR(ヴーチャルリアルティ),神経回路、Bigデータと早い計算、トライ&エラーの前にエラーがわかる。
脳波で物を動かせる。手に外側から刺激を与えるとピアノを動かせるようになり。学習効果が倍。VRは360度見れる。
実現するかどうかは投資対効果、人のニーズに本当に合うか心理的な問題、実現性が問題。

<ヴァーチャル教室>
ネット上で教育をする。日本でも3年前から導入が始まったが、WEBでのプレゼンが難しい。1時間半が限界。参加者同士のやり取りがファシリをうまくやらないと難しい。各企業の取組結果をシェア。
  IBMはセールス教育をeラーニングでやる。セールスマネジャーに必要なのはコーチング。シーンに応じた設問がある。
 
<学習を定着させる>
  定着の動機は好奇心。他者からのフィードバックが重要。適宜振り返りをさせる。5秒で良い。2,2,2の法則が言われている。2日、2週間、2か月後に振り替えるをさせると学習が定着する。
                   

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2017年05月18日

<5月17日 最新の世界のTAのトレンド紹介>

来月から2017年度のTA研究部会が始まります。今年のテーマは人生脚本を取り上げ、「自分らしく生きる ー 気づく、育む、はばたく」です。

 第一回は若手TA(交流分析)研究の第一人者 小川邦治先生(日本TA協会会長、西南学院大学准教授)です。タイトルはズバリ、「人生脚本 その変遷と現在」

 先月、事前打合せしましたが、初めて聞くことばかりでうれしいショックでした。
 創始者のエリックバーンがどうしてTAを始めたかに始まり、初期のTA理論、停滞期を経て再度隆盛した現代のTAの3大潮流を語っていただきます。TAを学ぶ方は見逃せない講座ではと思います。
一つは「関係性のTA」ヘレナハーガデン&シルズ博士のいわゆる青本。精神分析の考えを入れたTAです。

二つ目は「組織のTA」。これは組織文化、戦略、仕組みなどにも踏み込んだTAで、かなり企業の方に関心が高いと思います。

三つ目は「WeTA」。臨床など実務的で「相手と私=私たち」という日本文化に近いものです。
ITAA(国際TA協会)の最新情報を持っておられる小川先生ならではの、新しくわくわくする一日になるかと思います。
(6月17日(土)全国町村会館にて)

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2017年04月10日

<4月10日 2017年TA研究部会>

先週2017年度のTA研究部会のパンフレットが配られました。受け取った知人から「今年も充実だね。楽しみ」との声が寄せられました(下記HPをご覧下さい)。

今年度は人生脚本を取り上げます。
TAの講師をご紹介すると、6月は小川邦治先生。日本では知られていない最新のTAのトレンドがわかります。
10月は「ミスター交流分析」杉田峰康先生(全交流分析学会理事長)。TAの創始者エリックバーン自身の脚本を取り上げます。
1月が下平久美子先生。演劇メソッドを使って再決断に繋げるのは見逃せません。
締めの3月は日本交流分析学会理事長の江花昭一先生の「自分らしく生きる、共創のTA」。新たな見方が発見できます。

TAの隣接領域も充実。フォーカシングの第一人者 池見陽先生が創造的な世界を語ります(7月)。
日本初の数少ない心理療法の「森田療法」の岩田真理先生(9月)。治そうとしない、変えようとしないことで変わる不思議な世界を学びます。
 ビジネスマンにファンが多い「ソリューションフォーカス」の青木安輝先生は最短の問題解決を提供します(11月)。
「ユング心理学」の福島哲夫先生は「本当の自分に出会うには」をともに学びます(12月)。

毎月日本のトップクラスの講師が登壇しともに学ぶTA研究部会の各講座、どうそお見逃しなく。
http://ta-kenkyubukai.jp/1224/1353.html

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2017年03月25日

<3月24日 再決断で新たな出発>

Vann Joines先生のワークショップ5日目。最終日ということで7名の方が個人ワークを受けられました。

Vann Joines先生のセラピーは早くて深い。一人、30分前後で進みます。
ワークを受ける方は「自分に自信がない」という方が多いのですが、ワークをしているうちに幼児期の親が子供っぽく心無い言葉や態度をしたり、自分のことで精一杯で子供の世話を十分できなかったことがわかります。子供としては懸命にその当時にベストを尽くしていますが、未熟な親の影響を今設けているわけです。
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▲左から白井先生、Vann先生、私、繁田先生

再決断療法では、成人になった今、当時の親が未熟だったことを知り、新たな生き方を決断します。
「親が認めてくれても認めなくても関係ない、私は私。私はやりたいことをする」
「親が幼児期に十分自分の世話をしてくれなかったが、今は私は力がついた。私は自分自信で自分を大切にする」
「私は自分を肯定する」などと前向きな宣言をして明るくなっていくのが感動的です。

人っていいなあと感じた一日でした。
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▲シーフードレストランでVann先生のご家族と打ち上げの食事会です。

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2017年03月24日

<3月23日 寄り添い、あるがままのセラピスト>

Vann Joines先生のワークショップ4日目。今日は午前からスーパービジョンと個人ワーク4件。

ようやく私も再決断療法のセラピスト役としてVann Joines先生のスーパービジョンを受けることができました。この10年間スーパービジョンを受けるのは3回目。上手くいくかと心配がありましたが、昨日「思い切ってやってうまくいかない方が学びがある」と割り切ったら気が楽になりました。

持ち時間は25分、日本でやっていたのと普通どおりやっていたらあっという間に終わりました。クライアントさん役もいくつか気づきがあったようで良かったです。

終わってからまずは参加者からのストロークのフィードバック。
「いつもの会話と同じようにフランクに話していたし、クライアントの寄り添っていた」
「クライアントの味方だった」
「どうなりたいかの契約がじっくり丁寧で、契約でクライアントの気づきが進んだので参考になった」
皆さんのフィードバックでそうなのかという発見があります。

Vann先生からは丁寧なフィードバックのシートをいただきました。これは宝物(写真)です。
やはり契約の取り方やトラウマになった原因になった相手との会話をする機会を作ったが良かったとのこと。
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 自分のために1時間半近く時間を取っていただき幸福な時間でした。来た甲斐がありました。

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2017年03月23日

<3月22日 「値引き」を見つける>

Vann Joines先生のワークショップ3日目。

今日も午前は理論。午後は再決断療法の実習。
昨日同様、TA理論のドライバーやラケット感情、最初の引っかけ(抵抗)、適応タイプなどの視点でクライアント観察するのが面白い。

 私は適応タイプと最初の引かけを担当しましたが、視点が鋭くなりますね。
 引かけとはクライアントが自分のことを値引きして発言することで
「人の前で話せるようになるといいんですけどね」
「眠れるようになるといいですが」
「よくわからないんですが」など。

人は自分で自分を変えて行ける能力があるというのがTA(交流分析)の基本哲学ですが、自分はできない、助けてくださいという考えを値引きといいます。
この引かけ(値引き)を見過ごすと心理ゲームになりワーク(治療)が長引いたり、セラピストが「救援者」の役割を演じざるを得なくなり健全なワークが行われなくなる、そういうことを実感で学びました。
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2017年03月22日

<3月21日 Vann Joines先生 再決断療法>

 Vann Joines先生のワークショップ二日目。「治療室にクライアントが入ってきた時にセラピストとして何に注意するか」、に始まり、再決断療法の基本ステップ(何を変えるかの契約、幼児決断の明確化、再決断、当初の契約が他性されたかの確認)の丁寧な講義。
 
 Vann先生がすごいと思う理由の一つにクライアントが抵抗や防衛するときにやわらかに釘をさしてその防衛を解いて行くのがお上手だなあと思います。

午後からは実際に参加者同士でワークをしてVann先生のフィードバックをいただきます。言葉を明確化していくのが印象的でした。

 再決断療法はTA(交流分析)とゲシュタルト療法をミックスさせたものですが、オブザーバーが分担して、TA理論のドライバーやラケット感情、最初の引っかけ(抵抗)、適応タイプなどの視点でクライアント観察するのですが、これがなかなか見る目が鍛えられます。

あっという間に一日が終わりました。

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2017年03月21日

<3月20日 Vann Joines先生ワークショップ>

 交流分析、再決断療法、人格適応論の世界的な権威 Vann Joines先生のワークショップが始まりました。日本人の参加者は白井幸子先生を団長に、繁田千恵先生など18名。ほとんどが臨床心理士など専門性の高い方々と刺激に満ちた5日間です。

 今回は再決断療法の基本講義から始まりました。「人は基本的にOKな存在」というTAの哲学がベースですが、「クライアントが病的な行動をしてもそれは理由がある。過去の家族の中でそうしないと生きていけなかったことを相互に理解し、今ここで現実適応するために成人の自我状態が機能するようにする」、というのがエッセンス。

 また病的な方が診療室に入ってきた時の診断、対応も非常に実践的で興味深くお聞きしました。
ポイントはセラピストは成人の自我状態を保ちつつ、クライアントへの好奇心、明確な規律を持つことが大事だということ。

午後は再決断療法のスーパーバイス2名。昨年夏日本でトレーニングがあったせいか、セラピスト役もお上手だし、オブザーバーのフィードバックも非常にレベルが高くて驚きました。共通の理論があるのでどこがよくてどこに新たな介入の選択肢があるかわかりやすいですね。

 2年前に参加した時はVann先生のワークを受けたい人がほとんどだったのに今回は私も含めて自分のワークの進め方を見て欲しい人が4名。私は明日以降やらせていただきますが、初日だけで十分刺激になった一日でした。
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2017年02月25日

<2月25日 ゲシュタルトと組織開発>

今日から6日間、三重県伊勢志摩で南山大学主催の第8回組織開発ラボラトリー。米国クリーブランドから4人の講師が来て、ゲシュタルトと組織開発についての体験学習です。日本の初めての開催でワクワクドキドキです。

 講師のジョンさんはスキャナーという言葉をよく使うのが印象的です。自分や環境に細かく注意を向けるという意味で日本のゲシュタルトの「気づきのエクササイズ」でやる実習もやりました。

心に響いた言葉;
「優れた組織は、内的・外的な環境を精査(スキャン)し、集めたデータに意味付けをし、望ましい成果を得られるように適切な方法で対処する能力がある」

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2017年02月19日

<2月18日 競争と協力>

2月のTA研究部会は金子隆太先生(茨城大学准教授)の「効果的なターゲットストロークのやりとりで健康を手に入れる」。生物学的心理学アプローチは新鮮でした。

先生によると、人は種保存・配偶者獲得のために能力を上げて行った。鳥や動物は体の綺麗さや大きさ、強さで異性に魅力をアピールするが、一点さけ。人間は絶えずいろんな魅力・能力を身につけて競争するから発展してきた。
一方で170万年前の類人猿の骨やミイラから、歩行不能、右半身不随などの障碍があっても平均寿命40歳まで生きながらえたことがわかり、周りのサポートがあったことが推定される。この競争と協力のバランスが人類発展のもと。

 我々の祖先は300万年前に直立二足歩行を獲得したが、進化の過程で骨盤が小さくなり産道が狭くなった。また文化の発達で脳が大きくなった。その結果、胎児は「頭が大きくて足は小さく」生物として未熟な状態で産まれた。子供は無力だからこそ親を使うことで生きのびてきた。
 
一方、親には授乳することで安心ホルモンのオキシントンが分泌され安心感が出る。これは様々な身体の接触行動(スキンシップ)によって分泌される。人は接することで安心する。これがストロークだという説明で「なるほど」でした。

 印象的だったのは、先生に質問するとネットをその場で調べて回答されます。我々が驚くと「今の大学では知識を教えません。学生にパソコンでグーグルなど検索の仕方を教え考えることを促進させます」とおっしゃられもっともだと思いました。

 先生曰く「今の学生も彼らなりのコミュニケーション・ストローク交換をしていますから上の世代は安心していいですよ」とのことでした。

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2017年01月15日

<1月14日 岡田法悦さんのゲシュタルトセミナー>

 今年最初のTA研究部会は岡田法悦さん(日本ゲシュタルト療法学会スーパーバイザー、ご本人の希望で先生ではなくさんづけで表示))のゲシュタルトセミナー。
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 午前中は理論。
・ゲシュタルトセラピーとは「今ここで起きていることを体験すること」
・ファシリテーターはクライアントが「今ここに」いるよう援助する。

・クライアントは自分を変えようと思わなくて良い。「今ここで」感情とともにいると変わっていく、違う感情がわき起こって来る(変容の逆説理論)。
参加者はうなづきならメモを取ります。

午後は個人ワーク。
まずはテーマを決めずに体の中に「今ここで」起きていることを岡田さんがファシリテートします。
3人の方がワークをされましたが、「不思議な体験、体の中の感覚が出せてよかった」との感想でした。

次に実際に今困っていること、悩んでいることをテーマにワークをします。
ワークをされた方は最初は暗い表情だったのが空の椅子にすわって自分の中の対立する気持ちを言っているうちに最後はすっきり。明るい行動をしようと宣言されて周囲の参加者もびっくりしながら拍手。
午前中に言われていた、「非言語の声を聴くのが究極の傾聴。」ファシリテーターがクライアントの言葉にならないもの(感情や感覚)を声、表情、ジェスチャーと関わっていくことで明らかにしていくことによって新たな気づきがうまれるんだなあと実感しました。

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2017年01月08日

<1月7日 ゲシュタルト三昧>

ゲシュタルト三昧の一日でした。

 昼間は日本ゲシュタルト療法学会のトレーナー審査会にオブザーブ参加。ファシリテーター役がクライアント役に約40分間ゲシュタルト手法を用いた面談を行い、参加者やスーパーバイザーから表あkを受ける厳しい審査です。

 受審者の方はよく訓練され相手のよく聞いて質問したり提案したりで所定時間修了。うまいなあ、でもちょっと物足りないと思って「自分ならこうする」とフィードバックしました。

スーパーバイザーのコメントが学びになります。
「クライアントの言葉だけに関わっている。体の動き、呼吸、表情にもっと焦点を当てる」

「クライアントの言葉を理解して頭だけで関わるのではなく、ファシリテーターの自分に何が起きているのか瞬時に気づきながら距離を詰めていく」

「クライアントの好きな方向に持っていくのではなく、気づいていない核心を感じて焦点を当てること」
参考になりました。奥が深い。

終了後は、全国の登録団体の代表の方を交えて第1回研修委員会。学会も設立8年目に入りずいぶん進展してきました。私は担当理事なので今後のレベルアップのためにどういう方向に行くかを話し合いました。
 今年もいろいろ新しいことにチャレンジする年になりそうです。

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2016年12月11日

<12月11日 繁田千恵先生の講座>

TA研究部会12月の講座は繁田千恵先生(TA心理研究所所長、国際TA協会教授会員)による「ストローク!ストローク!ストローク!」。50名参加。
ストロークとは自他の存在を認める一種の刺激で活力の源。

 クロードスタイナー博士の「ストローク経済の法則」の原典をご紹介や「ストロークフィルター」「ポジティブとネガティブの比率」などあまり知られていない理論も紹介され興味深かった。
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午後のDVD、2014年2月5日放映のNHK番組「クローズアップ現代」の「新たな認知症ケア」は驚きと感動でした。
 80歳以上の認知症患者3名が紹介される。意思の疎通ができない、塞ぎ込む、暴れるなど治療ができなくて家族や医療スタッフが困っている状態だったが、フランス人治療家イヴ・ジネスト氏のマニチュードという治療法によって劇的に良くなる。

治療はシンプル。
まずは「見方を変える」見下ろされると患者は支配を受けている感じになるので、正面から近づき見つめる。
 「話す」最初にひと声かけて黙々とケアをするのではなく、穏やかな声で「これから背中を拭きますよ。汗かいていますからね」と実況中継のように話し続けると患者は安心する。

「触れる」体を起こす時につい手首を掴んでしまうが、患者は恐怖心や自分で動く気力をなくす。本人の動く意思を活かして下から支えること。この後、「立つ」が続く。寝たきりの患者が立つシーンは感動的。
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感じたことは本当のストロークとは相手の存在感、尊厳、生命力を認めること。相手の自由意思や成長能力・回復力、生命力を信じて関わることが重要と思いました。
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2016年11月14日

<11月12日 幸福のメカニズム>

11月のTA研究部会は前野隆司先生(慶應義塾大学大学院教授)による「幸福のメカニズム」。
 元々はカメラのレンズの制御技術者がロボット工学に関心を持ちさらに人間の脳の研究を始めただけあって、データやメカニズムで説明されるので大変わかりやすい。
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午前中は講義。幸福研究は15年前は殆どなかったが、今は毎年250件以上の論文が発表される急成長分野。
実証的研究は幸福学の父と言われるディーナー氏とノーベル賞受賞のカーネマン氏。応用心理学からはポジティブ心理学創始者のセリグマン氏、フロー・ゾーンで著名なチクセントミハイ氏。
印象に残った実証研究は、利他的な人は幸福感を感じやすいということ。20$上げて自分のために使ったグループと他人のために使ったグループでは、他人のために使った方が幸福感が高い、とのこと。

国別の調査も興味深い。
「あなたは幸福ですか」という10点満点の質問に欧米人は8点が一番多い。アジア人は5点が一番多い。中庸という文化からか。日本人は5と8の二つに分かれるとのこと。
ちなみに不安を感じる要素は日本人が一番多いそうだ。
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前野先生の研究は1500人の日本人の幸福感の要素を4つの因子に分けられた。

ひとつ目は「自己実現と成長」(やってみよう因子)目的達成とか自分を高める価値観。

2つ目は「つながりと感謝」(ありがとう因子)。親になると他人への関心が大きくなる。

3つ目は「前向きと楽観」(なんとかなる因子)

4つ目は「独立と自分らしさ」(ありのまま因子)

午後はこれらの4因子を実際に味わう実習。最後はスキット(寸劇)をやって大いに盛り上がりました。
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2016年11月03日

<11月2日 来週は幸福学セミナー>

来週の土曜日11月12日はTA研究部会で慶應大学大学院教授の前野隆司先生の講座「幸福のメカニズム」です。
 
前野先生は元々ロボット工学から人間の心を研究していくうちに「幸福感」の研究まで広め深められました。現在も色々な場所で幸福学ワークショップを開かれておられます。
最近は「組織の従業員の幸福度と業績発展は相関がある」と提唱されておられます。

昨日は事前の打合せに行って来ました。
11月12日午前中は「人はどういう時に幸福を感じるのか」の研究データなどの理論編。午後はワークショップ(実習)と非常に充実した内容になりそうです。
まだ若干席に余裕があるので希望者はお早めにお申し込みくださいませ。
http://ta-kenkyubukai.jp/news/1385.html

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2016年10月23日

<10月22日 杉田先生のストローク講座>

 昨日のTA研究部会は杉田峰康先生(日本交流分析学会名誉理事長)の講座。テーマは「ストローク(自他の存在に対しての承認。元気の素)」でした。

色々な事例で分かりやすく説明いただくのでTA初心者も中上級者も好評でした。

「TAの目的は人生脚本を変えること」とはっきり言ってくださるので実用的で納得感が高く感じます。

人生脚本とストロークの関係をフロイトの発達理論(口愛期、肛門期など)育てられ方との関係で説明いただける。例えば、こだわりが強い人は、生後8ヶ月から3歳くらいの躾に起因する。それまで乳児の排泄は自由に出していたのが、トイレに行くよう躾けられるがあまりに厳しいとそれが強迫的になる。いつもきちんとしないと不安になったり罪悪感になったりするようになる。

途中、「罪悪感が強い」という悩みがある人に対してエンプティチェアのワーク。
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い時の出来事が大きく今の考え方に影響していることがわかる興味深いワークでした。

最後に情動調律の講義。親のペースで育てるのではなく、乳児の欲求にそって乳児と無言の対話、協働的に育児をしていくと心が安定する子供になるというお話もさすが「ミスターTA」参考になりました。

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2016年09月01日

<8月31日 イノベーション講演>

 熱海「せかいえ」でのエグゼクティブセミナーの中で大前研一氏と違う意味でインパクトを受けた講演は、濱口秀司氏。現在は米国ポートランド在住で、世界中でイノベーションコンサルティングや教育をされている。
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松下電産時代はM&A含む投資案件を役員に説明するお仕事のあと、開発エンジニアになりUSBフラッシュメモリーや社内イントラ、マイナスイオンドライバーなど世界で初めての商品やシステムを開発された。

濱口氏がおっしゃるにはイノベーションは「一定の作法」があれば実現できる。それには
1.「人のバイアス(偏見)を見つけ、構造化して壊す。

2.壊すにはビジネスデザイン、テクノロジー、ユーザー目線の三つの切り口・コンビネーションでアプ
ローし解決する。

3.イノベーション組織を作るには、直感と論理のバランスが大事。研究者やデザイナーは直感で今までないアイデアを出しても経営者に訴える論理がないと社内で合意が得られないし、経営者は研究者やデザイナーの画期的なアイデアに対して論理だけで判断すると芽を摘み取ってしまう。感性を磨く必要。

 脳が刺激で電気が飛びまくった3時間でした。

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2016年08月28日

<8月27日 大前研一氏セミナー>

熱海「せかいえ」でのエグゼクティブセミナー(ビジネスブレークスルー社とプレジデント社主催)は12人の経営者が受講者で超一流の講師により講義や討論がある。

 初日は大前研一氏。題は「無から有を生み出すゼロ,イチ発想術」。4月に発行された書籍(小学館)通りだが、余談が面白い。
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「これからの組織では管理者がいらなくなる。最近の象徴的な事例の一つは,先週のシャープの新社長(台湾人)のスピーチ。シャープを作り直そう、そのために働いて欲しい、信賞必罰だとわかりやすく伝えた。従来なら幹部を通じて伝えるが、直接全従業員に伝えた。中抜きで管理者を通さない。

二つ目は、トルコのエルドアン大統領。クーデターが起きた。軍部はTV局を乗っ取って国民に「外出するな」と伝えた。エルドアン氏はバケーション先だったが、TV局員に「俺を映せ」と言って携帯からスカイプで送った自分のスピーチを国民に流させた。国民に「家の外に出よ、問題はない」と伝え、一時間後に国民は外へ出た。一個の携帯で国民に語りかけクーデターを阻止した。そういう時代になっている」
我々の知らない事実を鋭い視点で解説してくださるのは刺激になった。

質疑の時間で私が「これからの日本の製造業の将来は?」と尋ねた。
「細かいコスト競争では中国に負ける。新素材の開発やドイツの製造4.0を参考に。またエストニア、ベラルーシなど小国でも世界では成功している事例がいっぱいある。そういう国へ経営者を連れて行くこと」と10分くらいご説明いただけた。

充実した時間でした。
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2016年03月11日

<3月11日 江夏先生のスーパビジョン>

木金と世田谷ゲシュタルトグループの江夏亮先生のスーパービジョン。昨年初めて参加したが、終了後の仲間のゲシュタルトファシリの腕が上がり「江夏効果」と言われたので、今年も参加。

1.「どういう時にファシリテーターはクライアントの気になることに焦点を当てワークを深めますか」の質問から始まる。答えは2日のワークの中で知ることになる。

2.ワークを始める際も「あなたはファシリテーターとしてワークを進める際、自分の改善課題はなんですか?」の質問がある。確かに、クライアントの話に疑問があってもそのまま我慢してスルーする人や、クライアントの悩みをなんとかしなければと頑張ってどこかへ連れて行こうとする人、それぞれの癖が出る。それを気づき変えていく体験がそれぞれできた二日間だった。

3.江夏さんの言われていることで自分の心に残ったこと
「クライアントに無条件の愛、無条件の受容で接する」
「クライアントの話についていき、その中で自分に起きる気持ち、体の反応に敏感になる」
「あれ変だな、違和感があるなと感じた時、質問する。それがクライアント独自の見方とか心のクセの場合が多い」

「リヴァインの提唱する凍りつきがある場合、それを蓋を開けて良いかを判断する。想定できるリスク対応も考える」
「残りの時間で何をしたらよいか、クラインアントとともに探索する(時には提案)」

4.今回は私はクライアント役体験でしたが、自分のあり方について触れることができ実り多い二日間でした。
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2016年03月06日

<3月4日 脳科学とモチベーション>

先週金曜日は、超大手企業の研究者対象のヴィジョンクエスト研修(ウェルビーイング・ジャパン主催)。私もこの4ヶ月、コーチングスタッフとしてお手伝いしました。

金曜日の目玉企画は早稲田大学ビジネススクール枝川教授による「脳科学とモチベーション」。著書も出ていますが、非常に興味深い内容でした。
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概要は
「モチベーションの阻害要因のひとつはストレス。これがあると心拍数、呼吸、血圧があがり発刊する。不安な状態。血管を調べると内径が細くなっている。ところが中にはストレスがあると良いプレッシャーとして受け止め、活力になる人がいる。血管径は変化がない。

その差はセルフ・エフィカシー(自己効用感)があるかないか。将来ハードルがあっても乗り越えられるという自信みたいなものだ。そのセルフ・エフィカシーの元は制御体験、代理体験、社会的説得、生理的・感情的体験。

制御体験とはいわゆる成功体験のこと。スポーツや芸術で成功すると、仕事の面でも成功できるかもという気になる。小さなことからコツコツと成功体験を積むことが重要。

代理体験とはモデルとなる他者の観察から得るもの。忍耐強く努力して成功する他者を見ることで自分も同様のことを成功できるとの信念を獲得する。(スポーツ選手の活躍を見て勇気をもらったという感想はこれ)逆に努力しても報われないケースを見るとセルフ・エフィカシーは下がる。」

面白いですね。

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2016年02月29日

<2月28日 ゲシュタルト組織開発>

南山大学(名古屋)での公開講演会「組織におけるゲシュタルトの実践;原理、実践、実際」に行って来ました。講師はメアリー・アン・レイニー(Mary Ann Rainey)さん。組織行動学博士で米国NTL応用行動科学インステテチュートで教えておられインド、シンガポールでも実績があります。

彼女が言うには
「18世紀にベルリン学派で生まれたゲシュタルト心理学は20世紀に入って、フリッツパールズが主催する個人・カップル・家族を対象とするゲシュタルト療法とクルトレヴィンが主催するグループ、組織、社会を対象とする社会心理学に分かれた。そして今ゲシュタルトと組織開発(OD)を統合したOSDやIGOLD(国際ゲシュタルトODリーダーシップが生まれた。ゲシュタルトODでは経験のサイクル理論を使い、組織の未完のことを扱う」のことでした。

興味深い内容でしたが、2時間の市民向きの講座では概要だけでした。彼女に質問すると全容を知るには1週間必要とのこと。

印象に残ったのは
1.リーダーやOD実践者は周りから選ばれる力、パーソナルプレゼンスが必要。それには適度な奇異さが必要で、少ないと溶け込み場への影響が少なく、高いと拒絶される。
2.組織に気づきが高まるだけで変化は生じる。
3.解釈よりも今ここで起きている現象的データの方が効果的。
4.抵抗は健全。反対勢力を大切に。

学ぶことは多いですね。

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2016年02月01日

<1月31日 TA活用事例発表会>

TA研究部会のTA活用事例発表会。4名の発表は素晴らしくTAっていいなあと実感したまさに「交流分析の祭典」でした。

【安藤英千代氏 繊細で孤独な若者たちへのTA活用】
50代社員にTAを教えていた元人事課長が、大学の教壇に。講義の傍ら、エゴグラムを学生に書かせる。
各クラス数十人に激励のコメントを書き、傷つきやすい学生たちが半年の間に元気になっていく。熱血教師に感謝!
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【和泉エイ子氏 子育てに活かす交流分析】
元助産師が赤ちゃんを持ったお母さんにベビーマッサージを教える傍らTAを教える。
「今のお母さんは孤独でひとりで赤ちゃんを育てる。量より質、赤ちゃんの甘えたい気持ちを満たして上げる」情報のない若い父母に写真入の「赤ちゃんとの遊び方マニュアル」を教える姿は尊い。
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【中島由子氏 TA活用のDV加害者プログラムの紹介】
「赤ちゃんを持った母親はいつもイライラしている。私だって遊びたいと思う母親に父親は息抜きができる時間を作ってあげる。健全な夫婦の共生関係が必要。こういう時、夫が自分構われたい気持ちを出すとうまくいかない」私も含め、会場の60前後の男性は「自分は良き夫だったろうか」と反省。
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【藤原勝(私)職場のチーム作りへの活用】
存続の危機にある組織のチームビルでTAを題材に一致団結し組織の生き延びる道を探り脱出した事例。自分たちの脚本を変えることで組織の脚本を変えていく。
 体を使った気持ちの開放と活力アップエクササイズは好評でした。
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▲腹の底から声を出すエクササイズ

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2016年01月31日

<1月30日 人格適応論セミナー>

公開コースの「対人関係をスムーズにする人格適応論セミナー」好評でした。

 カウンセラー、精神科看護師、トレーナー、僧侶などの心理系の参加者に加え、会社経営者、大企業の管理職、新聞編集者などビジネス系の方々が熱く質問、意見を相互に交わしました。
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 このセミナーは私が9年間ヴァンジョインズ先生のワークショップで学んだことをベースに自分の失敗成功事例を散りばめてご紹介した後、参加者が自分に当てはめて事例を出すので非常にライブ感、意外感があって講師としても知的刺激をいただきます。
 
いただいた感想は
「色々な身近な事例を紹介してくれて面白かった。」
「各タイプのジェスチャー、モノマネを講師が演技するのが笑えた。」
「TAで学んだことの補足理解になった」「イラストで各タイプがイメージしやすい。難しいと思った理論がよくわかった」
「苦手な人ともうまくやれそう」
「今まで相手の感情を聞けばいいのかと思っていたがそうではないタイプもいて驚いた」
「部下育成や他部署との折衝に役立つ」
「なぜあの人にカリカリするする自分がいたのがわかった」など。
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4月にこの人格適応論をテーマに部下育成関係の本を出版する予定ですが、多くの考えるヒントをいただきました。

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2016年01月22日

<1月21日 夢のゲシュタルトワーク>

 世田谷のゲシュタルト自主勉強会グループでは月一回実践理論研究会を行っています。ゲシュタルトセラピーの各理論を実例をもとに掘り下げ10ヶ月たったら本にしようという企画。

今月は私の執筆担当でテーマは「夢のワーク」。古来夢は占いなどに使われてきたが、フロイト、ユングで精神分析、心理学の光が当たり、ゲシュタルトセラピーの創始者Fパールズによって新たな見方が生まれました。

Fパールズは夢に登場する人物、動物、植物、もの、風景は全て夢を見る人の一部分が投影されたものとしてみます。例えば優秀な同僚に批判された夢を見た場合、目覚めた時は気分が悪い。ところがゲシュタルトのワークのあとは優秀な同僚は自分の分身とわかると満更でもない気分になり夢の跡味は良くなります。もっとも人を批判するのは自分だなあと気づくこともあります。

今回勉強してわかったのは「なぜゲシュタルトでは夢に登場する人物やものになってみるのか」。実際に夢の中の登場人物(例;同僚)になりきると見えなかったもの、自分の潜在意識が見えてきます。エンプティチェアの手法と同じだと発見しました。
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10冊近い本を読み文書にするのは大変でしたが、良い勉強になりました。特にフロイト、ユングの夢分析、夢カウンセラーの手法、サイコドラマを使った手法をコラムとして紹介したが、勉強仲間から面白いと好評でした。いずれブログ上でもご紹介しますね。

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2016年01月17日

<1月16日 関係性TA(交流分析)>

1月のTA研究部会講座は島田凉子先生による「関係性の視点」。難解と言われる「ブルーの本(「交流分析」ヘレナ・ハーガデン他)を優しく説明いただいた。要旨は下記。
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「子供は親を通じて感情を知る。転んで泣くと親が『痛かったねえ、大丈夫だよ』と言われると『これが痛い、泣きたいという感情か』と知る(情動調律)。ところが感情が起きる場面に親が何も言わない、または『泣くな』と言われると感情が出なくなる(誤御調律)。乳児の時に泣いても親がかまってくれないと感情が未発達になる。こういう人たちが心の悩みを持った時に関係性TAが役立つ。

師匠の深澤道子先生についてグールディング夫妻の再決断ワークショップに出た。個人ワークをお願いすると『20分で何を変えたい?』と聞かれモヤモヤしていると『ハイ終わり』。次の日も頑張って手を挙げてまた個人ワーク。何を変えたいかがはっきりした時にはほとんどすっきりしたが、これは健常者で気持ちが強くないと出来ない。気持ちが表現出来ない人はどうするのか?この時、関係性TAの必要性を実感。

「ブルーの本」のエッセンスは転移と逆転移を活用すること。実習では
1.不条理なことでてモヤモヤしている人がセラピスト役に気持ちを話す。
2.話す人が自分の親に感じていた気持ちをセラピストに感じる(転移)
3.セラピストが話を聴いて起きる自分の気持ち・感情や身体感覚に集中する(逆転移)それを伝える。
セラピストがクライアント(患者)の辛い気持ちを体で感じシェアすることで深い信頼関係ができる。」

昨年、ゲシュタルト学会学術大会に来られたリン・ジェイコブス博士のお話と共通性を感じた。
繋がっていますね。

講座の終了後は島田凉子先生を囲んでの懇親会。どなたに対しても笑顔で親しみ深く会話されます。お人柄が素晴らしい。
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昼間の講義で印象に残った言葉をシェアします。
「3次構造分析はだいたい分かればいいのよ。脳を解剖してもああはなっていない、こう考えると人の行動は理解しやすいというモデル(つくりごと)。」
「ボーダーの方って興味深いですよ」

「孫が可愛いというと患者さんから、『先生は幸せですね。私のようなものの気持ちはわかるはずないです!』って言われると治療者の気持ちも傷つく。
 多くの治療者は傷ついた経験を持っているが、経験を積むとこの患者さんはそういうことを言わざるを得ないほど傷ついている、孤独なんだと理解するようになる。
 例えで言うと患者さんが刃物を振りかざして暴れる場合、止めないと自他を傷つけるので治療者は怪我を覚悟して抱きついて止めざるをえない場合がある。治療者が傷ついたりボロボロになるのを必ずしも勧める訳ではないが、そういう痛みを経験していることが患者とともにいることにつながると感じることがある」
深く心に響いたお話でした。
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2016年01月11日

<1月10日 体の使い方を変えて楽になる>

大阪での日本ゲシュタルト療法学会ワークショップ大会二日目。
午前中は現象学の山口一郎先生。ゲシュタルト療法の哲学のうちの一つで興味深々で参加しました。
 現実の現象と実態のズレを探求する学問で、脳科学をはじめとする自然科学を包含するものとのことですが、若干消化不良でした。本を読んで継続研究したいと思います。
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午後はバジル・クリッツアー氏のアレクサンダーテクニック。始めての受講ながら目からウロコでした。
創設者のF.M。アレクサンダーは声が出なくなる症状に悩まされ、自ら声の出し方、体全体の使い方を研究し解決したそうです。
ワークショップは参加者の体の悩みから始めバジル氏が体の使い方を示唆します。

1.事例1 
講義で声が通りにくい大学講師。声を出す胸郭を骨盤の上に乗せ、つま先に体重をかえるようになると不思議、会場の奥まで声を届くようになり参加者のオオという声。

2.事例2と3
 首を痛めている参加者、パソコンを使うことが多く疲れやすい参加者。背骨の曲がりに沿った下半身の使い方、肋骨の緊張弛緩などで体が楽になったようです。
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二日間があっという間に過ぎ去りました。大会長の平松みどりさん、事務局長の田中千恵子さんはじめスタッフNo皆さんに感謝です

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2016年01月10日

<1月9日 ゲシュタルト・ワークショップ大会>

プロバイダーのシステムトラブルで1ヶ月ほどHPが見れない状態が続いていましたが、ようやく復帰しました。

先週金曜から大阪です。9日は日本ゲシュタルト療法学会ワークショップ大会初日。
午前中の基調講演はジュデイス・ウィーバーさんのセンサリーアウェアネス。体からアプローチした気づきはゲシュタルトと似ていると思いました。
「山に登って心臓病になる人もいるが、山に登って心臓病が治る人もいる。どうとらえるかだ」という言葉が印象的。
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午後は会員も含めた8つのワークショップ。他の有名ファシリテーターもいるので私の会場(エサレン、フィンドホーン、クリーブランドで学んだエクササイズ)に来られる方がいるかなと不安があったが、ありがたいことに満員御礼。
シンプルなエクササイズからスタート。最後のエクササイズは乳児に戻って親との関係(視線、会話、あやしてもらう、一時的に離れる、再会)でご自分の感じ方の特徴がわかったようで「このワークショップに来てよかった」と感想をいただきました。

大会の懇親会では今年7月の学術大会(テーマ「組織・グループへのゲシュタルトの応用」の大会長としてご挨拶させていただきました。

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2015年12月05日

<12月4日 心身一如>

 杉田塾のクリスマスパーティ。杉田峰康先生(前日本交流分析学会理事長)、奥様自らが七面鳥のお肉を切って分けてくださるという有り難さ。心理を話題に楽しいひと時でした。
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パーティ前の小講義は日本交流分析学会での講演「交流分析法と自律訓練法―心身一如の視点から」の抜粋。

 日本の心身医学は1961年の九州大学医学部の池見酉次郎先生の「精神医学研究施設」に始まり、交流分析法、自律訓練法、行動療法の3本柱とした。
 
自律訓練法は1932年にドイツの精神精神科医シュルツ教授が始めた自己催眠法で副交換神経を活性化させリラックスさせるもの。両手両足が重くなる、呼吸をゆっくり、頭がクールになる、肚が落ち着く、というプロセス。池見先生はカナダのw.ルーテ氏を招聘し患者にその技法を行い結果を確認。「東洋の行法の科学を進める参考になる」としその後も自己正常化への体の智恵(自己内の気(いのち)を活かすことを治療の中核に置く。

小講義が終わった後、杉田先生に「池見先生が心身医学に関心を持たれた背景」を質問。
「池見先生は元々お体が弱く胃腸など過敏であられた。当時は心身の医学的知見がなく、米国の結核療養が参考になると学習。
 その後は自らの体も含めて心身のメカニズムを探求。レントゲン写真を撮り、怒りがあると胃の形状が断裂したようになり正に断腸、はらわたが煮えくり返る物理現象があることを発見」

「その後、米国と共同でガンが治癒する研究を推進。人知を乗り越え自然に任せる、自他への無条件の愛情などが自然治癒を高めると発見された」(後略) 

心と体は不思議です。さらに探索を深めたいと思いました。

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2015年11月15日

<11月14日 システムズアプローチ>

待ちに待った11月のTA研究部会は東豊先生(龍谷大学教授)の家族療法。「問題や人間関係の捉え方と変え方 ―システムズアプローチの視点から」がテーマ。
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1.症状・問題が原因に帰属するという考え方に対して、システムズアプローチは相互作用として現象を理解し結果・原因は全て繋がっていると考え特定の原因にこだわらない。 学習する組織(ピーターセンゲ)のシステムシンキングと同じですね。

2.セラピストの心構えは患者・家族を肯定的に見ていくこと。「セラピストは自分を治す」必要がある。(心に響きます)

3.6つの症例を説明いただいた後、DVDで両親、登校拒否のお兄ちゃん、妹の家族面談の事例を拝見。
治療の本質は家族の硬直したコミュニケーションなどのパターンを変えていくこと。セラピストと一人りひとりの関わりで関係が変わっていくのがよくわかりました。

4.技法としてはジョイニング。一種のラポールのようなもの。家族の無言のルール(例:お母さんが仕切る)を尊重する。DVDでよくわかりました。

5家族療法は家族も個人も変わるメリットの反面、セラピストが巻き込まれる(公平でなくなる)リスクが高くなる。DVDでは東先生が家族全員と丁寧に会話を積み重ね関係を作っておられるのがよくわかりました。
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全般的に職場のチームビルやマネジャーが部下と関係を作るのと非常に類似性があると感じました。

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2015年11月06日

<11月6日 さんまさんの心理学>

来週11/14(土)のTA研究部会は関西から東豊先生(龍谷大学教授)をお呼びしての家族療法。テーマは「問題や人間関係の捉え方と変え方 ―システムズアプローチの視点から」
 今回は私が幹事役。事前に100頁にわたる配布資料をいただきましたが、非常に面白い。10年ぶりのご登壇ですが、お変わりなく深い洞察とユーモア、暖かいまなざしに満ちています。不登校とか摂食障害などの思春期の子供たちの問題は家族関係の問題が根付いている、という考え方が生々しい事例でわかりやすく解説されています。

そういえば10年前は娘がまだ心理の学生でしたが、東先生の講座を受講。関西弁で数分に一回の爆笑という楽しい講座に「明石家さんまさんが心理学を話しているみたい。めちゃめちゃ面白かった」と上機嫌で帰って来たのが思い出されます。

 来週土曜日が楽しみです。
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2015年10月26日

<10月25日 転移の体験>

 江夏亮氏ゲシュタルト療法スーパービジョン(クリエィティブスペース主催)に出席。

午前中は転移、逆転意、投影同一化につき、ゲシュタルトワークで起こりがちな事例の説明。ファシリは自分の感情についてよく知っておくことが大事。杉田塾で学んだ、精神分析の考えを応用した「関係性のTA」と同じで良い復習になりました。

 午後は江夏先生オリジナルの「投影物語療法」の説明と実習。
クライアント役をやらせていただいたが、ファシリから自分の気持ちを尋ねられると苦しいが、座布団をおいてそこに自分を投影したほうが気楽に自分の気持ちを多面的に語れることを実感。これは使えます。

最後の一時間は江夏先生のスーパーバイズ。運良くファシリ役ができた。クライアント役は初めての方。20分くらいで行き詰まり、他のオブザーバーからワークの進行についての意見を聞くリフレクションミーティング。視点が広がり参考になった。

 江夏先生から「軽い転移が起きていませんか?」と質問があり、クライアント役から「そういえばあの時のファシリの発言は父を思い出しワークに対する集中力が落ちた」とのこと。

愕然。 自分は強い父親に見られることが多いので「ざっくばらんで親しみやすい強くない父親」で接しようとしたが、それが反対に「しっかりした父を求める」クライアント役の不信につながったとは。

最後5分間は「しっかりした父親」で接しご満足いただける結果になったが、今思えば午前中に習った「転移」「逆転意」の実演版。学びの多い体験でした。
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2015年10月18日

<10月17日 杉田先生の講座>

今月のTA研究部会は杉田峰康先生(日本交流分析学会名誉理事長)の講座。テーマは「統合的心理療法を目指す一歩としてーフロイト、アドラー、ユングから見た交流分析」で一挙に歴史的な3人の心理療法専門家ノ概要が学べました。

 質疑などで出てきた資料にないことが印象に残りました。
 九大 池見酉次郎先生が数百の事例からまとめた「ガンが治る人の3つの特徴」
一つは余命いくらと宣告されて「ああ自分は死ぬんだ」とはっきり認識すること。そして残りの人生、本当の自己の人生を生きようとする。自己中心でなくなる。
 第2は他にそういう人もいると認識すること。

第3は自分は小さい。宇宙の中の一部であり、自分の中にも宇宙がある。宇宙にすべてを任す(全託)。無の心境。超個心理学にも通じるそうです。
3年前の杉田先生の講座で「どうしても相手を許せない時」、「偉大なるなにか」からエネルギーをもらう方法を体験しましたが、同じベースと思いました。

 最後の再決断療法の個人ワークのデモを拝見しましたが、怒りや不満、「全ての感情をキャンセルする」とクライアント役が言って、すべてを水に流すという言葉のやりとりもこの哲学に基づくのかと思いました。
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2015年09月19日

<9月19日 ストレスチェック制度>

連休初日はセミナー受講。チーム医療主催の「ストレスチェック制度とその対応」。精神科産業医の吉野聡先生と産業カウンセラーの新井典生先生が講師。

 今年12月1日から50人以上の事業場は従業員が57項目の質問(ストレスチェック)を受け、結果に基づき産業医の面接指導を受けるころが義務付けられ、集団ごとの集計分析が努力義務。
あらましはわかった。
負荷が大変と言うことで産業医学会の反対を受け法律は「中途半端な」内容になったようだが、必要なことと思う。

 講師によると「顧客企業の7割は義務感、最低限やるレベル。3割は趣旨を理解してかなり前向きに取り組む」のが実態とのこと。
 従業員のメンタルヘルスに真面目に取り組む企業は業績が良い(H26年6月13日日経新聞)とのデータもあり、社員を大事にする会社は伸びていくということだろう。教育はコストでなく投資だと
考えている会社が伸びるということだ。

仕事によるストレスは何か?
仕事量が多い、従業員の裁量権・自由度が少ない、上司・同僚の支援が少ないことの3つが要因とのこと。
 私の知っている事例は上司が強くてそれがストレスの元に待っているケースが多い。講師に聞いたらそのとおりで上司部下の関係によるストレスが圧倒的に多いとのことで納得。

 上司層が部下を大事にすること、傾聴して働きやすい環境作り(安全配慮義務)の大事さを教育することが必要と思った。
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2015年08月01日

<7月30日 ゲシュタルト自主勉強会>

世田谷ゲシュタルトグループの自主勉強会。
最初のチェックインは先日の学術大会の感想から。実り多かったのが伺える。

3組のゲシュタルトワークがあった。
1組目はワーク後の振り返りが参考になった。クライアント役が「ここを突っ込んで聞いて欲しかった」と感想を伝えられ驚いた。理路整然と状況を話されたのでわからなかった。表情や声のトーンに気をつけていたが、内容もよく聴かないといけない。一通りお話を伺った後、「どこを今日は扱いたいですか?」と聞いても良かったかなと勉強になった。

2組目はソフトなファシリテーターの声が心地よくて殆ど寝入ってしまった。こんなことは初めてだが、心境の変化あり。
 Doing(実績に焦点、ファシリのレベルを上げなければという強迫観念)からBeing(ありたいこと、やりたいことに焦点、勉強仲間と共にこの場におられて幸せというリラックスした気分)に気持ちが移っている。

3組目は私がファシリテーター役をやらせていただいた。「昼寝」が効いたのか、うまくいったと思う。クライント役にも喜んでもらえた。
周囲のフィードバックも好評。
Clevelandはじめこの10ヶ月の集中勉強も効いているし、Lynne Jacobs博士効果(クライアントの感情・立場に敏感。同時に自分の身体の声にも敏感。この両者をきめ細かく伝えていく)もあるかと思う。
「継続は力なり」で皆で少しずつ前進している実感があった一日でした。
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2015年07月06日

<7月5日 ニューライフアドべンチャーセミナー>

海のそばのニューライフアドべンチャーセミナーが終わりました。IMG_8715.JPG

通常は2泊3日ですが、今回は1泊2日。参加人数が少ないのでアットホームな雰囲気で深く丁寧におIMG_8727.JPG
互い関わることができました。

涙と笑いの人生ドラマの数々。今後の人生設計がメインテーマですが、親子、恋愛結婚、仕事、健康などの悩みが挙げられお互いに親身に解決策を考えます。「初めて会ったのに20年来の親友みたい」との声も。思考だけでなくゲシュタルトワーク、体を使ったエクササイズも自分のテーマにあった内容を何回もトライでき皆さんすっきり。
人間って暖かくすばらしいと実感した二日間でした。
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2015年06月13日

<6月13日 生涯発達心理学セミナー>

2015年度のTA研究部会第一回は田島信元先生の「生涯発達心理学」。お変わりなく具体事例をもとに情熱的な講義でした。

午前中のポイントは
1.多重人格の実際(NHKのビデオ)、発生のメカニズム。対応は患者が発生の原因を認知し、新たに違うストーリーを描くことで治癒する。信頼できるセラピストが寄り添い、対話することが大事。人間の発達は対話がベース。

2.人間の起源は「分かち合うサル」。チンパンジーやオランウータンは餌を与えても親が食べて子供には与えない。太古の氷河期、食べ物がなくて辛い時期だったが、人間の祖先のサルは食べ物を保存した。そして仲間に分け与えた。仲間がいた方が食糧を確保しやすいという知恵があった。

3.人が無力感を感じる鴇(アブラムソン)
 苦境の原因を 「内的(自分だけダメ)」、「安定的(いつもダメ)」、「一般的(何もかもダメ)」と考えると無力感が固定化する。
 無力感の克服には「外的(自分だけではない)」、「不安定(うまくいくこともある)」、「個別的(このことだけ)」と捉え直す。

田島信元先生の午後の講座はグループでの話し合い。企業の中で、部下や上司とうまくいかない管理職のケーススタディをTA的に言うとどう分析しどう対処するか、発達心理学的に言うとどう分析し対処するかの応用問題。かなり頭を使って楽しく意見交換しました。

 グループ討議の後は会場全体での発表、意見交換。診たてや対処が素晴らしく高度です。
TA的な対処には知的にA,FC、NP強化させて次はゲシュタルト的なアプローチ、発達心理学的にはナラティブ再話というのが印象的でした。
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2015年05月08日

<5月7日 GICの歴史インタビュー>

先週のクリ?ブランドゲシュタルト研究所(GIC)での色々な方へのインタビューをさせていただいた。特に長年executive director を勤められたLinne M.Kweder氏のお話は衝撃的だった。
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1.WikipediaにはGICはFredric Perlsが設立したとあるが、それは正確ではない。
  1952年にMarjorie Creelman氏という精神心理学者がPerls夫妻らを招聘し、その2年後にwillam   Warner ,Edwin Nevis, Erving Polster, Joseph Zinker, Sona Nevis, Rainette Fawtzなどが研究所  を設立した。皆さん論文・書籍を出されている有名な方々。当時の熱気が伝わります。

2.GICの特徴
 (1)他人の領域を尊重することを好んだ。F. PerlsはConflict(対立)的なので敬して遠ざけられた模様。

 (2)System Theory
  組織行動学専攻の二人のPhdがGICで理論を完成。それが発展し、個人から夫婦や家族、グ 
  ループ、組織に応用できるようになったとのこと。

   MITのピータ・センゲ教授の「学習する組織」の中のシステムシンキングはこの流れをくむとい   う。これは驚いた。ただEdwin NevisはMITで教えているからありうるかもしれないが、もう少し検  証したい。
 

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2015年05月03日

<5月3日 GICの18ヶ月を振り返る>

クリーブランドのゲシュタルトトレーニングプログラム10回目の3日目。この18ヶ月を振り返ります。一人ひとりが絵・文字や歌、踊りなどで思いを語ります。私は紙芝居風にストーリーを語りました。

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「Ladies and Gentlemen, this is the story of long long ago・・・・昔、東の国に一人の男がいました。彼の国は心の病気になる人が多く、男はなんとかしたいと思っていました。ある時、西の国に病気を治す良い方法があると聞き、男は海を渡ろうと決意しました。

 国の名前はクリ?ブランド、小さいゲシュタルト村に到着しました。男は言葉が通じないのに驚きました。彼は西の国の本は読めたのですが,口頭の発音はあまりにも本と違いました。文化的なギャップや時差もあり彼は戸惑いました。
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 会話ができない彼に対して村長は「帰れ」と怒りました。彼は何とかいさせて欲しいと懇願しました。西の国の発音にも慣れるようにしました
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そんなある日、村長の家に呼ばれました。彼はクビを覚悟しました。ところが「今後、いても良い」と宣告されました。彼は大喜び。仲間と離れたくなかったからです。
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それから彼は熱心に仲間と勉強しました。信頼関係があると心の病気が治ると学びました。病人がひどい言葉で怒っても一貫した態度で聴いていると病人が治って行くことを知りました。
病人の心の旅をともに歩むことで病気が治ることも学びました。

彼はようやくこの村を卒業しました。この後、東の国に戻って多くの人人々幸せにしましたとさ。おしまい」

鐘や太鼓などの鳴り物が一斉に鳴りました。かなり受けました。

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2015年05月02日

<5月1日 終わりをはっきりさせる>

クリーブランド研究所のゲシュタルトトレーニングプログラム10回目の二日目。

 朝のチェックインで心境を語る。
「昨夜は自分が立派になりたいという原動力が未完であるということに気づきショックだったが、その後 違う気づきがあった。米国に学びに来ているのは新しい心理療法を学び多くの人に役立てたい思いが第一。それとゲシュタルトの神秘を発見する面白さそのものが原動力」といったらFacutyがおおと言ってうなづいてくれた。スッキリ。

 今日のテーマは「Closure(閉め、締め)」。ゲシュタルトワーク(面談)の終わりだけでなく、イベントや人との出会い、そして人生の終わりをどう迎えるかという深いもの。それぞれのできごとに対してGood byをどういうかで色々なその人の生き方のパターンがあり面白い。

 そして大半が「Closure」をテーマにしたCFO(クライアント、ファシリテータ、オブザーバー)。自分がクライアント役の時、相手の方が2年間の自分との関係をモーレツに自己開示する。こちらも真摯に腹のそこから開示する。信頼感に満ちた彼女の人間存在に刺激された深いワークだった。

 こちらがファシリ役の時は初めて組むお相手。普段の会話も少ない。ふたりの関係性だけでなく今回の最終回をどう迎えるかを聞いた。「セレモニーと別れ」と答えられたが、「それをどう体験するか」と聞き体と対話してもらう。これもその方の生き様が出て深いワークになった。

 優秀なプロのカウンセラー相手に英語で40分間やりとりするのは正直タフなことだが、「今ここで」を中心に心身に起きていることをともに探索していくと何とかなるものだ。

「異国だろうが、落ち着いて現実と向かい合えば自分は何とかなる」という自信らしきものが湧いてきたのが大きな収穫だった。
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2015年05月01日

<4月30日 未完の仕事>

 午後はクリーブランドゲシュタルト研究所のトレーニングプログラム10回目。今回が最終回とあってテーマもクロージング。ゲシュタルトの経験サイクル(知覚→気づき→アクション→コンタクト→満足→引きこもり→クロージング)の最後だ。

あわせて「未完の仕事(Unfinish Business)」にも取り組む。
まずは4人グループで「このトレーニングで未完の仕事は何か」を話し合う。結論はまだまだ未完のスキルがあり継続して学ぼうということ。

次に個人課題。「今までの人生で未完のことは何か」を考える。あまりないなあ、というのが実感。結構やりたいことをやらせていただいている。敢えて言うと今まで中国、台湾、ウズベキスタンのお仕事はやらせていただいているが、さらに広げたいかな?

 二人で話し合う。私の相棒は幼児時期から肉親に次々と亡くなられサヨナラが言えなかったという深いお話。聞きながら、私の未完は平和だなあと思った。同時に自分の幼児時代から未完は何かと考えたら、親から「立派であれ」というメッセージをもらっていて未だにそれを実現していないと感じていること。

結構ショック!確かに仕事は成功していると周囲から思われているし、お客様から感謝されている。でも内心では「こんなものじゃない、まだ自分はなりたい自分になっていない」とう不全感がある。
 この気持ちの正体はこれかと思い呆然。これをなくすと自分ではなくなるしどうしたものか。
Faultyから「飲み込みに気づいているね」と言われた。そのとおり。

しばらくこの気持ちと一緒にいたいと思います。
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2015年03月27日

<3月27日 ヴァン先生ワークショップ四日目>

昨日の完全主義に対しての処方箋に「あえて意図的に致命的でないミスをする」は実践すると面白い。ゴミをゴミ箱に入れずにあえて周りに投げる。開放感があっていいですよ。
私は整理整頓が苦手なのですが、散らかしたあとの片付けは苦もなくささっと出来ます。

さてVann Joines先生のワークショップ四日目。講義、質問と個人ワーク3件。

「別れを言うワーク」は涙を誘いました。ステップは
?怒りを十分に出す
?残念に思うこと
?感謝していること をエンプティチェアに伝えます。

ずっと一緒に居続けられればいいですが、現実はそうはいかないことがあります。このステップだと自分の気持ちに区切りが付くのがわかりました。

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2015年03月26日

<3月26日 ヴァン先生ワークショップ三日目>

Vann Joines先生のワークショップ三日目。講義、質問と個人ワーク4件、スーパービジョン一件。

最初に「あなたはゲシュタルトと再決断療法に関心あったね」と言われ、1時間半の講義。まさにこれが聞きたかった内容でした。 

概要;ゲシュタルトの創始者、Fパールズは神経症など現代病のもとは首から上だけに注意を向け、首から下(感覚・感情や身体)は忘れていると看破。感覚が鈍麻されるには刺激が歪曲される5つ要素があり、治療も5つのステップで進む(後略)

境界例、自己愛、恐怖症などの対応も質問して、答えていただいた。

私の感想はクライアント、患者の主訴・症状に応じて思考や感情に焦点を当てるので応用範囲が広いなということ。Vann先生も元々はゲシュタルトをやられていたが、応用の広さを感じ再決断療法に移行されたとのこと。そし幼児決断から来ている原因を見つけた方が早いという結論に至ったとのことでした。

講義のあとは個人ワークが続きますが、他者のワークを見ていたら自分もやりたくなり手を挙げて10分間の個人ワークをやってもらいました。

主訴は 「中途半端感(仕事、スキル、剣道など努力研鑽はしているが)」。
Vann先生の診たては完全主義。「あえて毎日意図的に致命的でないミスをしなさい」と言う処方箋をいただき、さっそく絨毯の上で転んで見せました。
すっきり、です。
「かっこつけていたなあ。Let it goで行こう(エルサ女王のように)」転んだ時に受身はしたものの腕はヒりヒリ、それが充実感のもとに感じたひと時でした。
 日本で言うと「おばかになる」って感じですね。その後仲間との雑談も軽い気分でできました。

写真は夜のVann御夫妻との夕食会です。
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2015年03月24日

<3月24日 ヴァンジョインズ先生ワークショップ>

今日から5日間、TA及び再決断療法(TA/ゲシュタルト)の世界的な大家Vann Joines先生のワークショップです。白井幸子先生はじめ日本人16名が参加。

 初日は終日講義。「協同の契約」から始まり「スーパービジョンを受ける上での注意事項」「人の発達と親の関わり方」で充実した1日でした。

先生にスーパービジョン(指導)を受ける場合、面談記録を取ったテープを送る際、3回聞くようにという内容は参考になりました。1回目はクライアントの言動、2回目は自分、3回目はお互いの関係性に注目します。
 特にクライアントの感情で本人が気づいていない些細な挙動、声の調子に注意をはらい、そこに焦点を当てることでクライアントの人生脚本がわかる。すると長くかかる面談が一回で終わるということを臨床例で教えていただいたのは今の自分の強化課題であり参考になりました。


胎児から12歳になるまでの「心の発達」も何回聞いても学びになります。
特に誕生して6から18ヶ月は「世界を探検する」時期で神経ネットワークが一番発達する時期で、親は「安全確保しながら探検を許す」ことが重要。職場の上司部下に通じるものがある思いました。

次に18ヶ月から3歳。この時は親から離れて自分のしたいことをしたい、一方で親元に戻りたいという葛藤の時期。また親のコントロールを受けやすくなり欲求不満も大きくなります。健全に発達すると葛藤を感じながらも、自分の自律性を発揮しつつ、親の要求も満足すことを学んで行くそうです。適切な欲求不満があった方がA(成人)の自我状態が発達するというのにはなるほどと思いました。

皆、悩んで大きくなるんですね。
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▲vann先生の研究所兼ご自宅

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2015年02月28日

<2月27日 怒りとの冷静な対話>

クリーブランドゲシュタルト研究所のトレーニング2日目。
午前中は理論で、ボーダーライン、恐怖症、演技性、PTSDなどのDSM(人格障害)のクライアントのアセスメント(判断)とゲシュタルトの経験のサイクルを使ってどうお役にたてるかの講義。奥が深い。

午後はその理論を活かして4人組でファシリートの実習。相手にJoinして息を合わせながら経験のサイクルの中のエネルギーレベルを変えていく。
 
私はクライアント役の時、怒りをぶつける相手との会話を実施。
「1.ああ、そういうところがご不満だったんですね(自分の非がある部分は謝る)
2.でもいきなり大きな声をだされたのでびっくりしました。信頼して相談したのに急に怒られるなんて何があったのが混乱しましたよ。普段温和なあなたがこう言われるなんて何かあったんですか?(自己の感情・疑問を伝える)」

冷静に言えてすっきり。昨日、恐怖や悲しみ、怒りで固まっていた小さな自分を癒してあげた効果が出ていると思いました。

セミナー終了後は有志とタイ料理屋へ。トムヤンクンとココナッツカレーが美味でした。
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2015年02月22日

<2月22日 肯定的な体験をしてもらう>

江夏亮先生のゲシュタルトスーパービジョンに参加(2回目)、お得感満載でした。

午前中は講義。他の心理療法の良さを入れるとさらにクライアントのお役に立てるという統合的ゲシュタルトアプローチの考え方には共感・納得。認知行動療法に身体感覚を取り入れたフロー(過去の出来事→信条→今の出来事→直近の出来事→感情→身体感覚→行動)は自分の最近の出来事も含め新たな発見がありました。

 午後はワーク。
あまり面識のないクラアイント役のファシリテーターをやらせていただきましたが、心の奥底の深さ、非常に繊細な世界に触れさせていただきました。

「クライアントとともに心の旅をする」江夏先生のサポートに学ぶところ大でした。

 深い心の痛みを持つクラインアントには過去の出来事の対面はさらっとして、むしろ新しい人生や人間関係に肯定的な体験をしてもらうのは大切、という教えは参考になりました。
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2015年01月28日

<1月27日繁田先生のスーパーバイズ>

繁田千恵先生(TA心理研究所所長)のスーパーバイズを受けました。場所は青山から神保町に移転したNPOセスク・東京カウンセリングスクールの新オフィスで。

 最近行ったカウンセリングで詰まったところを中心にTA/ゲシュタルト(再決断療法)、人格適応論の理論で言うとどういう現象でどう対応したらよかったかを話合います。「そうだったのか」というAHA体験も幾つかあり、おかげですっきり。
 
励ましもいただきます。自分の例で「最近怒りっぽくなった。テレビでつまらないCMを見ると怒ってしまう」と自己開示すると「それは健全。私だってテレビで『それでも男か』と悪態つくわよ。一生懸命やっていればエネルギーも上がるし、人に迷惑かけなければ義憤も大事よ」と言われ安心。
 
終了後、近くの素敵なイタリアレストランにエスコート。楽しい時間を過ごしました。

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2015年01月18日

<1月17日 下平久美子先生の講座>

1月のTA研究部会は下平久美子先生(交流分析協会教授)の「芝居のシナリオと人生脚本」。100人を超す申し込みがありましたが、参加者は大満足でした。
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1.演劇の体験とTA理論を話されますが、元話し方教室の先生だけあって描写が具体的でユーモラス。女優なので表情・ジェスチャーが豊かで引き込まれます。数分に一回の会場の爆笑は河合隼雄さんの講演を思い出しました。

2.20人ずつのグループになり、10以上の実習。普段出さない感情や行動をお互い披露します、人生脚本とは新たな行動で変わっていくことを体験しました。

3.一番心に残ったのが、JAL国際線の客室乗務員時代の経験談。ミスをして上司に励まされた話、ヒヤヒヤしながらも笑顔を忘れなかった爆弾懸念飛行、お客様に殴られて顔を腫らしながらも職務で機内を歩いたお話などは聞きながらすごい方だと感銘しました。どんな辛いことがあってもお客様の前では笑顔と言うプロ精神、身体を張って自分の舞台を生きてこられた姿に感動です。

恩師岡野宏先生を思い出しました。私の中の何かが変わった一日でした。
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2015年01月10日

<1月10日 芸術的なワーク>

Japan Gestalt学会の創立5周年記念のワークショップ大会初日。
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開会式のあと、サンフランシスコから来られたMorgan Goodlander氏のセッションに出ました。
最後の1時間のショートワークは圧巻でした。
一人目はまずは感情を出す伝統的なワーク。「経験のサイクル」通り、力を貯めている状態からジャンプしているうちにクライアントにエネルギーが湧きます。そして関係性のワーク。親身にアイコンタクトして気持ちを聞いていき、クライアントの気づきが深まるのがよくわかりました。

私手を挙げ10分くらいの怒りの処理のワーク。
声を出したり、深呼吸をしていくうちに落ち着いていきますが、Morgan氏が「剣を使え」と言ったので、気合を入れて剣道の面打ちをしたら怒りが消えました。
「怒りを抑えていい人ぶるな、怒りなど色んなことがあって当然だ」という言葉も心に残りました。

合宿の良いところは食事や廊下や露店風呂で講師と会うことです。Morgan氏は私の質問に気さくに答えてくれます。

なぜ私のワークの時に「剣を持てと言ったのか?」と尋ねると、Facebookに剣道の写真をよく載せているじゃなかいかという答え。タネがわかるとなあんだという感じになりますが、関心持ってくれて嬉しいです。
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もう一つは右手が上がらないというクライアントの背中を触っているだけで、クライアントは両方が動くようになった、という魔法のようなワーク。「何があったんですか」、と尋ねると「左右をタッピングすることにより全身にエネルギが行くようにした」とのこと。
なるほど鍼灸と同じですね。ヴァンジョインズ先生もやられるエネルギーサイコロジーです。
また深い心と体の世界を知りました。

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2014年11月25日

<11月25日 ゲシュタルト自主勉強会>

世田谷ゲシュタルトグループの自主勉強会。

少人数だったのでチェックインもたっぷり。サイコドラマやファミリーコンストレーションを勉強し始めたカウンセラーの話は刺激になりました。私もCleveland体験や交流分析協会の年次大会でのマジックショップ発表、厚木国際剣道祭など盛り沢山の内容をシェアしました。

CFOも今回はクライアントもファシリテーターもできました。
特にファシリは今までワークが行き詰まり苦手意識のあった方にクライアントをお願いしました。結果はスムーズに終了。

フィードバックではClevelandで学んだ関係対話的なアプローチが良かったとのこと。
すなわち、相手を気遣いし共感傾聴し対話して信頼関係を作るのでクライアントは安心して自己開示できる。ファシリの体に起きた事も短くフィードバックするのも安心感だったそうです。
自分では身体と感情の気づきを結びつける、少しずつ感じてもらうことに努めました。

クライアント体験も収穫です。「夢で見たこと」を扱ってでしたが、大事なものを探しているが見つまらないというテーマでした。江夏先生の講座の後だったので、日常の出来事と対比しました。
 現在、本の執筆をしているのですが、日常の雑事に時間を取られ納期がずるずる遅れていることが深層にあるようです。考えて足が止まりそれを責めるという自分の癖も気づきました。
収穫ある1日でした。
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<11月23日 夢のワーク>

TA研究部会11月の月例会は、江夏亮先生の「ゲシュタルト療法″夢を活かすワーク“」でした。わかりやすく深い話に感銘受けました。

午前中の理論はフロイト、ユング、ゲシュタルト、ボスなどの古典理論から最新の理論の説明。かつては分析家が解釈するのが主流だったが、今は解釈しない。あくまで夢見手が主役。セラピストはコメントするとしても「もし私の夢だったら・・・」と感じた事を参考までに述べる程度。
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午後は実際に希望者ふたりの夢のワーク。
江夏先生の特徴はまず夢見手のお話を白板に書く。次に印象深いことを自由連想で上げてもらう。そして「今の日常の自分」との対比質問を行う。

一見、ビジネス対話のようだが、共感したり自分の感想を言うので夢見手はリラックスして自分を開き気持ちを伝えていく。
夢の中に出てきた自分の願望を知り「新しい自分の可能性」に気づき笑顔で終わる。

中には「自分の心の痛み」が現れてくる人もいるが、あまりその感情に触れず第3者の自分として「肯定的なストーリー」を自由に描いてもらう。
これは古典的なゲシュタルトの手法とは違うが、経験的に夢見手に良い影響が多いそうだ。確か位に心の痛みを感じているのに更にワークで感じさせtることはない。これはトラウマ研究から来ている。ヴァンジョインズ先生の再決断療法やTAの再養育に似ていると思った。

「自分は理論研究家でなく実践家、クライアントに役立てれば理論にこだわらない」とおっしゃる江夏先生は笑顔・言葉が優しく、本当にクライントの心に寄り添うヒューマンな先生。
そばにいるだけで癒されました。
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▲終了後の江夏先生を囲んでの懇親会。昼間の講義やワークについて自由に意見交換できる楽しい場です。

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2014年11月14日

<11月14日 エリックバーン博士>

一昨日の杉田塾はもう一度「交流分析の基礎理論」の勉強。
TA/交流分析の創始者エリックバーン博士のバックボーンを学びます。
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1.自我心理学;フロイトの精神分析から、超自我(良心)、エス(本能・欲動)をコントロールする自我の中身をPACとする考え方。

2.行動の変容を行動科学として捉えた

3.システム論;個人の思考・感情・行動をシステムとして相互関係の中で調和を図る。家族療法、組織学にも発展、生身の人間が有機的に結びあった「人間的システム」

4.実存主義;人生の意味を追求。人間はその都度決断し、自己実現を目指す存在。
「今、ここで」もこれからくる。

講義のあとで、「エリックバーン博士の人生は幸せだったのか」という仲間から質問。
確かにやや複雑な家庭、3回の離婚。フロイド、エリクソン、フリッツパールズらと同様、ユダヤ人で迫害を受けている。精神分析の論文が何回も承認されないという経験。
苦難の人生だから人間心理を深く考えたんでしょうね。

帰りの焼き鳥屋での2次会、「やっぱり明るく楽しい人生だと心理学は深まらないなあ」と言いながら楽しく杯を重ねました。

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2014年11月09日

<11月8日 Bodyを共に楽しむ>

Cleveland Gestalt研究所のトレーニングプログラムの3日目。「Embody」を深めファシリとしてどう扱うかを学びます。

「ノンバーバル・コーポレーション(非言語の協力)」というワザを習いました。講義やFacultyのデモではピンと来なかったのですが、午後のゲシュタルト面談実習で仲間たちが実演するのでわかって来ました。
そして自分がファシリ役として意識せずにやっていたら、「ノンバーバル・コーポレーション」が上手いと言われました。ニューライフアドべンチャーセミナーでやっていることなので無意識に出るのでしょう。

相手をミラーリング(モデリングと言っています)していると相手も乗ってきて二人で共同作業のように新しいことをやることをいいます。関係性のゲシュタルトを突き詰めるとこなるのかと納得です。特に「人に近づきたいけど近づけない」というクライアントにはワークそのものでその内容を実現するので有効です。

夕方のパーソナルグループはドラマがありました。私は「昨日のグループの話は今ここで、の話でなくわかりづらかった」という率直な話をすると、そこから本音が飛び交います。昨日侮辱されて悲しかったという方が、気持ちを率直に語ります。気持ちが落ち着いたところで、その相手になにか言おうということで「ファッ○ ユー」とバレーの先生で普段上品な方から信じられない言葉が出ました。

皆で唱和します。最後は自分をキズ付けた相手のいる方向に向かって全員で「ファッ○ユー!!!」。
皆、元気にエネルギーがわきました。

日本のゲシュタルトの偉い先生は「はしたないことをやるのがゲシュタルトだ」と言いますが、既存の価値観で縛られて窮屈になっている人がその縛りを破って解放されるのは感動的ですね。
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▲有志と夕食を共にする。だいぶ慣れてきました。

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2014年11月08日

<11月7日 Bodyを味わう>

Cleveland Gestalt研究所のトレーニングプログラムの2日目。「Embody」を味います。

午前中は、4人グループでロールプレー.親役、いたずら盛りの幼児役、反抗期のハイティーン役に分かれてそれぞれの役を味わいます。親役をやると、いうことを聞かない子供に対してて怒りがあったりダメな親の自分を感じて焦りや混乱があり、その時の色々な体の声を聞きます。
子供役はストレスがないですね。エネルギーが体に溢れるのを感じます。

午後は体の声を聞くCFO(クライント、ファシリ、オブザーブの3役体験)。私がファシリ時のお相手は英国の方でした。概ねうまくいきましたが、「もっとファシリの身体で起きていることや自分の体験をシェアするように」とFacutyからフィードバックを受けました。

クライアント役は気づきが大きかったです。自分の体の中で緊張とリラックスの両方あるのが実感できました。緊張すると顔が強張り、体に防御の鎧ができていくのがわかります。仕事で苦手な場面や苦手の人と会う時の感じです。その時に相手の気持ちに鈍感になるのがわかります。ソツはないけど心を許さない、とっつきにくいってこんな感じかとわかります。

体を揺すってリラックスの状態に戻ると、相手の気持ちに共感しやすくなったり自分の気持ちや周囲の出来事に気づきやすくなるのがわかりました。
体って不思議ですね。

終了後、仲間と食事に行きましたが、月が綺麗でした。
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2014年11月07日

<11月6日 Bodyに迫る>

第7回のCleveland Gestalt研究所のトレーニングプログラムの初日。今回4日間のテーマは「Embody」。辞書では具体化・肉付けと書いてあるが、ここでは「身体に深く入って行く」という意味らしい。

まずはBodyは社会の文化と関係が深いということでエクササイズ。全員が立って、Facultyが男、お母さん、娘とか呼ぶとそこに所属する人は前に出る。ラテン、アジア、北欧と言うと出身がわかり興味深い。ただユダヤ、ネイティブアメリカン(いわゆる先住民族のインディアン)、アフリカなどというとヒンヤリしたものを感じる。 最後の方にゲイ、バイセクシャルと言われるとこれは日本では難しいと思った。

休憩時間に親しい人に「抵抗はないのか?」と聞いたら「ここはゲシュタルトだからオープン。一般の学校や企業ではやらない。ただ米国社会は変化しており、40%の人がゲイの存在を認め、10くらいの州が同性結婚を認める」とのこと。

 続いて、部屋の中を歩いて自分の体の中を探索。In/out、up/down、tight/looseとか対極を探す。そして二人組で人間彫刻。そして全体でシェア。
 
 私の相棒は硬さと不安、不愉快さを味わったとシェア。自分は肩や背中の硬さはあるが中身は自由・開放を感じた。それでOKという自己受容感を感じると言ったら、何人かから「羨ましい」と言われた。これは午前中のMaryAnnワーク効果が続いている。

いつもおとなしく引きこもり気味の人が大きな声で自分の率直に内面を伝えた。あっ変わったと思った。前回の凄腕のファシリのワーク効果が続いているようだ。
終わって周囲から大きな拍手。こうして一人ずつが成長感を味わっていく。こういう場にいれて嬉しい。
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2014年10月19日

<10月19日 頭、ハート、ハラ>

世田谷のゲシュタルトとTAの自主勉強会、リバースの会。今回は私が午前の講義担当で、9月のClevelandゲシュタルト研究所のトレーニングプログラムのうち、興味深かった実習をやってもらいました。

「ジョハリの窓」のゲシュタルトへの応用だが、まず参加者に「自分の人生で3つの出来事」を書いてもらいます。次にそのストーリーを10分(今回は6分)で語る。他の人は聴いていて、それぞれ頭、ハート、ガッツ(ハラ、腸)で受け止める。コメントはしません。

感想を聞いてみて、自分の生き方や体感覚など自己への気づきが増すのがわかりました。
「自分ってずいぶん頑張ってきたなあ」
「まだ未完の問題があるのがわかった」
「感情は苦手、思考が好きってわかった」
「思考は苦手、感情は得意と思った」
「ガッツは自分の深い感情(怒り、悲しみ)に気づく」

今回は紹介だけでしたが、シルビア・クロッカーさんの本では「ゲシュタルトとスピリチュアル」に関する領域にもう一歩突っ込む内容が載っています。

通常のジョハリの窓にGod軸を加えます。自分も他人も知らないが神のみぞ知る領域を探索します。そして自分の果たすべきミッションなどを明確にしていくとありますが、奥深い実習ですね。

午後の話し合いを終えて帰るとき夕焼けが綺麗でした。
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2014年09月24日

<9月23日 プロ講師同士が切磋琢磨>

一昨日、昨日とTA研究部会の合宿。
日本交流分析協会さんの年次総会(名古屋)に招聘され、10/25(日)9:00~12:30にTAエクササイズをご披露します。これはTAの理論を楽しく体験し、身体や感情で気づくもの。合宿ではその内容の詰めとリハーサルを行いました。

運営委員のメンバーはこの道、20年30年のプロ講師だから企画も独創的で凝っています。その高度な企画をリハーサルをする中で、他のプロ講師からの意見で更に磨いていきます。
「初めて参加する方にはテンポが速い」
「ここはもう少し味わいたい」
「その説明ではわかりにくい。こういう見本を示したをした方がいいのでは?」と
実際の参加者を想定しての質問や意見が熱く交換されました。

内容は参加され方が企業や地域ですぐ使えるようマニュアル付き。3部構成で
1.お互いに知り会い、緊張を解き,感情を自由に出したり、リラックスするセッション1

2.身体を動かし、楽しくエネルギッシュになるセッション2。知らなかった自分のクセにも気づきます。

3.自分の夢を具体化し、弱みを強みに変え、更に障害を突破するセッション3。
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私はセッション3を担当し、お題は「マジックショップ2014」。実際にグループで自分の夢や強みを披露したり、心の壁を突破するエクササイズを他のメンバーに体験してもらいました(写真)。IMG_3832.JPG
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体験した方々から色々意見をいただいたので更に内容を練り上げて行きます。

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2014年09月13日

<9月12日 夢のワーク>

Gestalt Institute of Cleveland(クリーブランドゲシュタルト研究所)のトレーニングプログラムの第6回2日目。午前中は自分の「未完の仕事」を次元別に分けて掘下げるエクササイズ。

午後からは男女ベテランFacuty(講師)による8人での自己成長グループ。JayとAnnは精力的でスピーディでシャープ。参加者の内面の披露から始め、次々と深く掘り下げていく。

1人目は他者からのフィードバックをもらい自分に気づき、2人目はゲシュタルトラウンドで他者と近づきにくい自分を解放していく。3人目は母親との葛藤をサイコドラマで明らかにする。

私は時差ボケと戦いながらも終了まであと1時間と言う時に「Masaruは不全感があると言っていたが今はどうか」とJayから指名。せっかくだから数年来良く見る夢のワークをやってもらった。

Jayの進め方はシャープ。長く語った夢の中から、質問で一番印象的な部分を取り出しそこの登場人物になる。自分か相手になるかの選択で今回は相手3人組になった。自分役を参加者から選び、やり取りする。その内容をAnnが模造紙に書く。

夢のワークでは登場するものがすべて自分だと言うが、紙に書かれると良くわかる。
「真面目で勤勉、余裕がなく冷たい、不安、寂しさ」など全て自分の一部だ。この間、約20分。

鮮やかな質問・介入に驚く。明日の1日中ワークショップなので楽しみだ。

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2014年09月08日

<9月7日 繁田千恵先生の人格適応論>

10月のTA研究部会は繁田千恵先生の人格適応論。満員御礼の約100名参加。
初めて聴く方もわかるように理論を丁寧に説明していただいた後、最後は6つの適応タイプに分かれた寸劇のような事例紹介。
「急に自宅に上司が来るようになった夫婦の例」「渋谷で外人と会って困った人」「結婚式場を探すカップルと付添いの両親、叔母」などありそうな事例を会場の参加者が芝居っけたっぷりに披露。笑いながら6つの適応タイプが学べました。
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2014年08月30日

<8月29日 関係性が重要>

木金は箱根の温泉で世田谷リバースの会合宿。TA/ゲシュタルトの自主勉強会。
テーマは
1.ヴァンジョインズ先生ワークショップ報告(自己愛性と境界性人格障害)
2.国際TAサンフランシスコ大会報告
 ?以上 岡野亜希子さん(写真はTAの創始者エリックバーンのマーブルチョコレート)?
3.Cleveland Gestalt研究所報告
4.赤ちゃんと母親の愛着実習
  ?以上、私が担当?
5.マジックショップ(田中千恵子さん)

時間がたっぷりあったので質問・意見交換しながらそれぞれの意味をはっきりさせました。
私の個人的感想は、企業研修に来られる方は自己愛が多いと言うより、自己愛が少なくて「自信がない、活力が出ない」と言う方が多いので、信頼できる人との関わりの中で自分を見つめ、実践で自信を持ち自分を好きになれるプロセスが必要と思いました。

夜は各種アルコール、珍味を元に交流を深めました。珠玉の二日間でした。

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2014年08月18日

<8月17日 ゲシュタルト療法学会ファシリ集会>

この土日は大阪でゲシュタルト療法学会ファシリ集会に出席。約40名参加。百武理事長がおっしゃるには「皆うまくなった」。

今年中に2回目の審査(ファシリ役をやって評価される)を終わらなければならず世田谷、大阪、鹿児島仲間たちがファシリ役実施、皆さん落ち着いてお上手でした。
関西の方も初めての方も多かったですが、お上手でした。
私も今回、ファシリ役とクライアント役を体験でき充実した1.2日。

自分なりにファシリ役の出来はまずまずでしたが、クライアント役の方に喜んでもらえました。百武さんからも「前回(仙酔島)より良くなった。数をやって自分のスタイルが出来ている」と評価されましたが、「繊細な部分を見落としている」など厳しいコメントもいただき、「まだ修行途中だな」という思いでした。

休憩時間にクライアント役だった方に私の質問や介入でどのような気づきがあったか、事細かにフィードバックもらい、安心しかなり癒されました。これは良い時間と思い、私がクライアント役をやったファシリ役の方にも「役立った点」をお伝えし喜んでいただけました。

ファシリ集会は審査も兼ねた厳しい修練の場でもありますが、こういう時間をかけ率直で具体的なフィードバックは非常に有効と思いました。
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▲百武理事長とともに。
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▲初日終了後の懇親会。皆さんのエネルギーがすごい!

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2014年07月21日

<7月21日 全国ファシリテーター集会>

 日本ゲシュタルト療法学会全国ファシリテーター集会。
全国ファシリが一堂に会して、クライアント役にゲシュタルト面談を行い研鑚しあいます。

 終了してからのスーパーバイザーや勉強仲間のフィードバックが厳しいですが、大変勉強になります。幸か不幸か私もファシリ役に手を上げたのですが、私の前で時間切れ。

「一段とハードルが上がったな」、というのが率直な感想。ファシリの方々のワーク進行を拝見するとクライアント役の話を聴いて身体の感覚を聞いたりエンプティチェアの手法で自分の内面と対話する技術は上がりましたが、それ以上を求められています。

すなわち
1.よりクライアント役が「今ここ」の気持ちをじっくり味わっていただく事。クライアントのお話を十分聞かないでエンプテイチェアなどの技法に走ると周囲の同僚ファシリテーターの目が厳しくなります。

2.ファシリがクライアント役の気持ち(怖さや不安など)をともに味わう、ともにいる事。
 技法展開に気を取られて、共感が薄くなると「観察している」というフィードバックを受けます。

3.そしてクライアント役とともに探索していく事、だなあと思いました。

これはマルコム・パレットさんが自ら示していただいた内容でもあります。クリーブランドで学んでいることでもあります。
今後の自分の研鑚の指針にしたいと思います。
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2014年07月19日

<7月19日 ゲシュタルト学術大会in Kyoto>

日本ゲシュタルト療法学会第5回学術大会inKyotoの初日。

午前は楽しみにしていたマルコム・パレット氏の講演。クリブ―ランドで初めて読んだ英文論文がマルコムさんの「場の理論」、いわばあこがれの方です。
 関係性のゲシュタルトの3主流、フリッツ・パールズ、ローラ・パールズ、クリーブランド派の考えの違いがわかりました。またワークの実演も拝見、マルコムさんの笑顔がいいですね。エンプティチェアを使わない愛にあふれたワークも感銘を受けました。
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午後は「罪を犯した人たちへのゲシュタルトの応用」。3人の方が発表されましたが、受刑者の就職支援に力を注ぐ発表者の熱意に心が動きました。

3件の研究発表も参考になりました。ゲシュタルトの効果測定をどうするかの発表にこういう研究がさらに進むと世の中のゲシュタルトへの認知も進むと思いました。

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夜は大懇親会。やっぱりゲシュタルトは本音、感情を出す裸の付き合いなのですぐ仲良くなります。
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2014年07月12日

<7月12日 勇気づけの心理学>

7月のTA研究部会月例会。「嫌われる勇気」がベストセラーになっていますが、アドラー心理学の岩井俊憲先生(ヒューマンギルド代表取締役)。会場は満員。「勇気づけの心理学」と言われるだけあって、実習をやっていくうちに元気がみなぎっていき、100人以上の参加者も大満足でした。
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人が動機づけられるには外的要因(ほめられる、罰、競争)と内的要因(好きな事をし集中する、良い人間関係、有能さを感じるなど)があり、特に自分で自分を勇気づける事が大事です。

悪魔の呪いの言葉と天使の祝福の言葉の実習は印象的でした。まずは自分を責める呪いの言葉(だめだね。また失敗したねなど)を書きだし隣の人に耳元でささやいてもらいます。当然気分が重くなります。
 次に自分に勇気づけする祝福の言葉(よくやっている、頑張って来たねなど)を書き出しまた隣の人にまたささやいてもらいます。元気が湧いてきます。
 3人グループで実習しましたが、他の方の言葉、「人生上出来」「自分で惚れ惚れ」は気に入りました。IMG_2320.JPG


 最後に0.5秒で元気になる「大丈夫」の掛け声。脚を踏ん張り利き手をL字型にして力強く「大丈夫」と言うだけで勇気が湧いてきました。
ある小学校では校長先生が卒業式の祝辞でこれを披露し、生徒先生だけでなく、保護者も満足だそうです。
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2014年06月14日

<6月14日 認知行動療法スキルアップ講座>

 2014年最初のTA研究部会は堀越勝先生(国立精神神経医療研究センター認知行動療法センター研修指導部長)による「認知行動療法のスキルアップ」。
 具体例、身近な事例で迫力あるご説明、数多くの実習で私も含め参加者の満足度大でした。
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 興味深かったのは、天災などショックな出来事で20%の方はトラウマになるが、20%の方はそれを試練として成長する。
成長するかどうかの差は、逃避するか、悲しみとして喪に服する(寄り添ってもらう)/自分事として捉えるかの違いだそうです。
色々な人生の苦労もその人の人柄の厚みを増すという事はこういう事かと納得。

意外だったのは、最近の認知行動療法は感情に焦点を当てている事。出来事に対しての自分の自動思考などの認知をハッキリさせ、感情行動パターンを紙に書いて患者自らが気づいていく方法論は良く知られているが、医療現場の実際ではそれだけではうまく行かないと断言される。

対話での共感・質問が治療の成否を分けるとの事で、患者さんの言葉の裏にある感情(悲しみ、怒り、寂しさ、空しさ、喜び、不安、恥、がっかり)を掴み伝える事は人間関係をOnにする効果的なアプローチ。具体的な方法教わりいくつかの実習をしました。なるほど「こうやったら」押し付けられると「でも、しかし」と言って心をOffにするけれど、支持してくれると「そうなんです」とOnにしたくなるなあと実感。
これはコーチングやカウンセリング(ゲシュタルト含む)日常のマネジメントに使える身近な対話技術と思いました。
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▲新年度なのでTA研究部会運営委員全員でごあいさつします。
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▲堀越先生を交えて懇親会。昼間の参加者が70人以上の満員御礼ですが、夜は少し寂しい。でも深い情報交換ができてお得です。

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2014年05月15日

<5月14日 ゲシュタルト合宿>

久しぶりにゲシュタルト世田谷グループの合宿に参加。
ゲシュタルトワークを3人一組になって実施後に百武さん(日本ゲシュタルト療法学会理事長)がスーパーバイズ、あいかわらずシャープです。
ファシリをやってやりにくかった点(クライントに近づきにくかった、気持ちをともにできなかった等)など再現しますが、ファシリ役が自分の気持ちの抵抗に直面しながら体で感じながら抵抗を減らすやり方はとても参考になります。

 質問にも的確に答えていただます。「何故エンプテイチェアを使うのか?」の質問に
1.クライアントの投影がはっきりする
2.対人関係の癖が外在化する。特に今の性格を形成している家族関係の構造がわかる。

3.空の椅子を身体が行ったり来たりする事で思考だけでは得られない気づきがある、とのご回答。これは神経・脳科学でも言われている事なので納得感大でした。

▲終了後の懇親会にて。一番右側が百武正嗣さん(日本ゲシュタルト療法学会理事長)

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2014年05月10日

<5月8日 ASTDからATDへ;最終日>

昨日、緊急発表があり今日からASTD(American Society for training & Development)の名称が、ATD(Association forTalent DEvelopment)と言う名に変わりました。午前中は下記に出ました。

<ベストセラーになるビジネス書の書き方>
発表者はテレビは講演に良く出る方で、エネルギッシュで親しみやすく語ります。
まず情熱をかけるものを歌うように書く、事実より感情。懐疑的な人や優秀な編集者と組む。時間を取る。Eメールは15%減らせるなど。あっちこっちで語れ。面白さと役立ち感がポイント。

<デザインシンキングで学習を再考する>
昨日紹介された概念です。概要を聞くと、考え方のリフレーミングと具体的に発想を広げること。1時間実際にグループで体験しました。問題を上げ、なぜ重要かと数回掘り下げます。最後は改善策のプロットタイプを絵で書きます。プロットタイプを具体的にイメージ化して何度も実験していくことが重要のようです。


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2014年05月09日

<5月8日 学習のプロセスを自らデザインする>

ASTD最終日のヒューマンバリュー情報交換会。高間社長始めヒューマンバリューの皆さんにはお世話になり快適に学べました。参加者全員の感想を聞いていると全体像が見えて来ます。

1.会長のトニービンガム氏が最初に言われたChangeと言う言葉。変化が激しいから柔軟に迅速に対応して行く。日々変えていく。小さいChallenge.

2.先の見えない時代は曖昧性対応のリーダーシップでOrganic Adaptation,チームが鳥の集団のようにリーダーの指示なしに共通の意思を持っているように変化に迅速に対応する。

3.Trainerと言う言葉はなくなった。情報を教えるのではなく、学習者が学びたい事を自ら設計。それをサポートするFacilitaterに。

4.Neuro Sienceのテーマは更に増えた。医療機器の発達で脳の働きが解明され、少しずつ心理学の仮説が証明されてきた。例えば、恐れがあると前頭葉が機能しなくなるので、恐怖によるマネジメントは効果的ではない。これから更に発展が期待される分野。

▲打ち上げパーティでご挨拶されるヒューマンバリュー高間社長。

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2014年05月08日

<5月6日 ASTD3日目>

昨日のASTD3日目、午後は3つのセッションに出席しました。

<行動の変革パワーに火をつける小さい変化>
組織の中の小さいポジティブな変化を見つけて行くと大きな変革につながると言うお話し。色々な興味深い実習があり、思い込みなどの思考パターンに気づいていきます。

<イノベーションの未来;誰もが革新する>
一部の人だけでなく社員全員が参加しイノベーションしていく事を体系だったツールを元に体験して行きます。何となく工場の小集団活動みたいだな、と思いましたが、デザイン思考の概念だそうです。少し研究します。

<神経科学と武道>
これは驚きです。武道(Martial Arts)7段と言う方が実演しない。武道家なのに腹式でなく肩で息をしているし、緊張でそわそわしている。映像で空手のシーンを見せるが、写真では空手着を来た人が竹刀を持って正拳突きをしている。これはありえない。
 神経科学も具体的な話は出ませんでした。

これなら2年前にメキシコのゲシュタルト国際カンファレンスで発表した「日本文化と心理療法―剣道が与える人間形成(心の平安含む)への影響」の発表しましたが、我ながらずっと論旨一貫していた、と思いました。そろそろ発表ですかね。

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2014年05月07日

<5月6日 マクリスタル将軍>

 ASTD3日目の基調講演はスタン・マクリスタル氏。元米軍のGeneral(将軍)で、アフガニスタンの反政府活動に対しての戦略を立案実践され、今は大学で教えたり講演をしておられます。今も現役と思われる精悍な顔、身体。ハドソン川の航空機不時着事件、砂の嵐救出作戦、ビンラディン捕捉計画など実際の事例は生々しく論理的、非常に面白く拝聴。

 氏が強調したのはOrganic Adaptation(有機的な組織の適応)。 戦争では予測できない事が起きる。アルカイダなどテロ組織に対応するには自己組織化させる。権限移譲をし、小チームで考え、今ここで起きる事に対して何が必要かを考える。そのために、信頼関係(Trsut)作り、コミュニケーションを良くする。軍隊でAIやOSTなどのホールシステムアプローチを取り入れている理由がわかりました。

 5年くらい前サンデイエゴだと思いますが、米軍特殊部隊の心理学応用の発表がASTDでありました。その時は数ヶ月訓練で前半は心身を鍛え、後半はチームワークを鍛える。己をむなしくし、チームに貢献するような精神にするのが戦闘時では最大の生存率が上がるという話と今回のTrustの意味がつながりました。

▲特殊部隊の訓練風景。


実は私は軍隊ものに関心があり昨日は海軍博物館、開閉博物館に行こうとしてました。タクシーの運転手が間違えて海軍の建物の入り口に入りました。受つけ「の兵士が「ここは入れない。政府関係者か?パスポートは?」と言われ諦めました。残念だから写真だけ撮りました(下)。
だからこそ関心が高かったのです。

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2014年05月05日

<5月4日 ASTD初日>


今日から4日間、ASTD。3つのセッションに参加。
<ポジティブリーダーシップ>
 ポジティブ・ネガティブな比率は3:1が良い。結婚になると5:1が良い。そのために感謝しなさい、親切にしなさい、良い事を数えなさい、良く寝なさい、カロリーを減らしなさい、運動しなさいなど「耳に痛いが後で効く親父の小言」を聴いているようでした。

<フラット組織でイノベーションを推し進める>今回一番楽しみなセッション。「経営の未来」に紹介された50年以上マネジャーを置かないゴア社の取組を紹介。コミュニケーション、小チームを作る、リーダーシップ開発、一体化などでイノベーションを創造してきたとの事。
 こういうヒューマンなアプローチで本当にイノベーションが続けれられるか疑問があり、個別に質問。すると「自由と鍛錬、それが必要。当社での鍛錬はプロジェクトマネジメント。その中で培われる。」2年前のASTDでジョンカオ氏が言われた事と同じ。小チームの中で顧客や当社の強みなど議論する事でイノベーションは出来ていくと理解しました。

<組織開発の成功を測定する>
組織開発で製品のミスが減り、退職率が下がり投資以上に利益が出た体験談を細かい指標を使って説明。効果的だったのは一体化をガイドする、マネジャーが部下との関係を360度評価で知り改善策を職場で実践し続ける事。
日本も米国も同じだと実感しました。

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2014年04月29日

<4月27日 ゲシュタルトトレーニング最終日>

クリーブランド・ゲシュタルト研究所トレーニングプログラム第4回の最終日が終わりました。

朝は瞑想と二人背中合わせ、全体で手をつないで気持ちを合わせます。その後、小グループでこの3日間をふりかえります。満足感高いです。自分について気づけました。 
進め方がシステマチックで、午前理論と気づきのエクササイズ、午後は4人グループでゲシュタルト面談。CFOの視点が明確だし、ファシリを行き詰ったら一回はアドバイスをもらうやり方も効果的だと思います。

 ひとつ疑問が出ました。ワークでは気づきについては焦点を当てるけれど個人の悩みの問題解決にはあまり踏み込まないのではと思いました。
土曜日の個人成長グループでは1人の参加者が自分を出せないという悩みを出していましたが、1時間くらい他のメンバーとのYesbutのやり取りが続きあまり進展が見えませんでした。Fucultyも共感、意味の明確化はしますがそれだけです。先月の男性のFucultyは若干強引でしたが、問題解決の提案を行いました。人によって違うのかもしれません。

 この参加者を見ているとTAで言うラケッティアリングや心理ゲームの概念を説明し、、少女時代のパターンを聞いていけば脚本が明確になるのになあと思いました。TAとゲシュタルトが結びつくとバランスが取れるのかもしれません(ヴァンジョインズ先生などの再決断療法)。
引き続き探索して行きます。

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2014年04月27日

<4月26日 ゲシュタルトトレーニング3日目>

クリーブランド・ゲシュタルト研究所トレーニングプログラム第4回の3日目。今日は終了後に有志で食事に行き、より打ち解けました。

朝は音楽とダンス。ロックンロールはこの地クリーブランドが発祥の地なので皆さんノリがいいです。

今日のテーマは「発達」の後半、青年期と成人。最初に青年期と聞いてどんなイメージを持つかを聞かれますが、狂気、エネルギ、愛、葛藤、破壊など70以上出ました。実習では青年期の思い出を身体で感じます。その後シェアを行いますが食事をしなかった、お腹を壊したなど痛みを伴う体験だったようで少しモヤモヤ。

 成人期の実習は「今の未解決の問題を模造紙に書く」事でした。私は事業拡大をどうするかを上げましが、未解決の課題なのでモヤモヤが残ります。
 午後はそれを題材にゲシュタルト面談。皆さん、段々上手くなります。成人期の問題は自分の人生テーマと結びつけて創造的に解決するという事ですが、なかなか奥行きが深いです。

 17時から2時間は9人のメンバーにFucultyが3人入ってのパーソナルグロース(個人成長)グループ。これで8回目。
ゲシュタルトのワークショップみたいですが、問題解決と言うよりは個人の心境をシェアすることで内面の探索が進みお互いの絆が強まります。私も率直に話し、受け入れてもらいずいぶん楽になり、気づきが増しました。

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2014年04月26日

<4月25日 ゲシュタルトトレーニング2日目>

クリーブランド・ゲシュタルト研究所でのトレーニングプログラム第4回目の2日目。
今回のテーマは「発達」。ゲシュタルトはフロイトやピアジェ、エリクソンなどの発達論との比較で、親の関わりに焦点がある点が特徴です。

 乳児、幼児、思春期、青年に分け理論と実習。午前の乳児の実習は面白かったです。3か月?6ヶ月の赤ちゃんの心身の発達を床に腹ばいになって実演します。そこに母親役がいて可愛がったり、無視したりする実習です。無視されると「もう親に頼らず1人で生きて行こう」と思います。そしてまた愛情豊かに接せられると手足のバタバタや表情感情豊かになるのが分かります。

 幼児期の親の影響の思い出を語る実習は時間が足りません。午後はその題材を元にゲシュタルトの面談の実習。私は英語での会話にハンディがあるのでFacultyが組んでくれました。クライアント役のFaucultyが幼児期のOKでない記憶を怒り、悲しみなどリアルに出すのでビビりながらも受け止め、身体で感じている事を表現してもらいました。冷や汗ものですが、最後は好評でした。

更に感情を受け止める事、行き詰った時は自分の体験を短くシェアするなど有益なフィードバックをFacultyからいただき学びの多い一日が終了しました。

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2014年03月13日

<3月13日 組織開発フォーラム>

組織開発フォーラム2014(日本能率協会主催)に出席しました。
 お目当ては八木陽一郎さん(香川大学客員教授、ユニティガードシステム社長)の講演「強みをベースとした組織開発」。
 成果を出している職場は、強身と機会に焦点を合わせた会話と欠陥に関する会話の比率は6:1。成果の出ない職場は1:3.やっぱり強みに焦点宛てた方が活力が上がるというもの。

 AI((個人や組織の強みに注目する事から始める活性化手法)のアメリカ海軍の導入事例はじめ詳しい説明は参考になりました。

 お互いの関係性の質を向上するには効果的に自己管理できること。そしてそのためにマインドフルネス(今ここの気づき)が有効な方法として近年注目浴びているそうです。
 Googleの社員研修で、ティナーブートハンという禅僧が数十人の社員に瞑想を指導している映像が印象的でした。瞑想によって心に空間を作る事で自由や愛、幸福感が出てくるそうです。歩いたり、食事をする事そのものを100%意識を向ける、それにより多くの気づきがあるそうです。

そういえば昨年アメリカに行った時にハーバードやスタンフォードのビジネスクールで一番人気のある授業は瞑想だと聞いたことがあります。

 社会や組織が大きく変わる時代にいるようです。

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2014年03月03日

<3月2日 人のつながりに感謝 >

クリーブランド、ゲシュタルトトレーニングコース3回目の最終日が終わりました。
 新しい概念(ShameとRegeistance)を学んだ事、関係性のゲシュタルトを体感した事、語学にこだわらず外国の仲間たちの輪に裸で飛び込む事が出来た事、など収穫が大きかったです。

 11:15に事務所に呼ばれました。二人のFacultyと面談。実は今回、英語力が低いと分かれば首を宣告される厳しい状況でした。自分の採点は55点。落第です。
 首を覚悟していたら、Facultyの質問は「私たちに何かお手伝いする事はないか?基本的にはあなたにはいて欲しい。今朝のあなたの発表には心を打たれた」という優しいお言葉。涙が出そうでした。
 ああ。これで来月も来れる、皆とまた一緒に会える。より一層英語を勉強しようと思いました。
  
 空港まで行く車の中で仲間から「言葉が分からなくて欲求不満が高いだろうに、頑張って自分の成長に繋げ、オープンに自分を出しているMasaruを見て刺激を受けている」と言われそう映っている自分を確認出来ました。

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2014年02月28日

<2月27日 疎外感を味わう時>

ゲシュタルト・トレーニングコース3回目の初日の続きです。終了までの1時間は自分のShame(自分は間違っている、この場にそぐわないと思う感情)について振り返り、全体でシェアします。
幼時に関わる疎外感を感じた時の体験なので涙ながらに語る人が続きます。

 自分の場合は保育園の時、同級生二人と遊んでいたらガキ大将が来ていじめられました。それまで一緒に遊んでいた友人までがともにいじめ側に回られショックでした。強い後ろ盾が欲しいと思いました。
 それから孤独になり力をつけようと思いました。たまに目をかけてくれる実力者の年上の男性、女性に会うと嬉しくなりました。

 そうして数十年経ちました。この10年、悲しい事に父は亡くなり、恩師も亡くなり、尊敬していた元上司など後ろ盾になる方々が亡くなりました。
 一方で、プチ自慢になりますが、ゲシュタルトのファシリをやると「落ち着いていて頼りになる」とフィードバックされ、海外のビジネスクールでは「あなたの生徒で居続けたい」と言われ、国内外で弟子志願者が出てきました。

 うーん、これはどういう事でしょうか?
「こういう人がいるといいな」と思いながらその像をいつの間にか自分に取り込んでしまい、そう映るのでしょうか。
 後ろ盾が欲しいと悔し涙を流していた幼いまーくんに「大丈夫だよ」、と優しく言うおじさんのまーくんのイメージが浮かび、私もチェックアウトでは涙声になっていました。

▲ホテル前の道路にいたリス君。

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<2月27日 頼りになる終生の同志>

クリーブランドゲシュタルト研究所(GIC)のトレーニングコースの3回目。初日は感動しました。
 
今日のテーマはShame。ゲシュタルトはこれを調整すると習います。日本語では「恥」と覚えていたので、「エサレン研究所ではお風呂が男女混浴なのは恥を取る狙いがあるのですか?」とバカな質問をしてしまいました。

 Shameは揺れる感情で、「自分はダメだ、ここでは受け入れられない」と言う気持ちで、幼児期の体験に基づき神経的に身体的に残っているそうです。

 DVDで「英国王のスピーチ」を見ました。第2次大戦前のジョージ6世の姿を描いた実話です。国王就任演説で吃音(悲惨な生い立ちが原因)のため信用を失い、その後凄腕の言語療法士と出会い克服。最後はナチス抵抗のため全英国民を奮起させる素晴らしいスピーチをします。

 言語療法士が放送室に入り応援します。「さあ、私に友達に話すようにスピーチしよう」と話しかけ、順調に滑り出すと頷き、詰まると「ファッ○」と下品な言葉で鼓舞します。吃音の国王も罵り言葉はスムーズに出る事を思い出しました。
 順調に話しだすと指揮者のように手を揺らしてリズムに乗せます。 

 他の参加者と感想をシェアしました。国王を支えたい気持ちは美人の奥様も同じ。では言語療法士とどこが違うのか?奥様は心配し、失敗すると泣いてしまします。
 言語療法士は国王が失敗しても落ち着いています。自信・ユーモアがあり挽回の方法を知っています。精神だけでなく、舌を使った発音練習、筋トレ、でんぐり返しなど身体の強化も行っていました。
そして終生、ともにいて友人・同志として寄り添ったそうです。

ファシリテーターとはこういうものかと感動しました。

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2014年02月24日

<2月23日 日計足らずとも歳計余りあり>

神奈川道場連盟の新年合同稽古会。例年よりやや少ない約100名が参加。

最初は副会長の滝澤先生(八段、思斉館滝澤道場館長)より基本技のご指導。手足、氣剣体の一致などについて解説され見本を見せていただき、そして実習、短い時間でしたが、充実していました。

そして指導稽古。気持ちの良い汗を流しました。

最後の道場連盟会長の伊藤先生(範士八段、神奈川県警名誉師範)よりのお言葉が印象的でした。
「皆さん、目標を持って稽古してください。毎日の目標、一週間、そして1か月、1年。 『日計足らずとも歳計余りあり』と言う言葉があります。毎日の目標は達成できなかったけど、目標を立てて努力していると一年(歳)経つと大きな成果が出ているという意味です。どうぞこの一年も目標立てて精進して下さい」

日計足らずとも歳計余りあり、辞書で引くと荘子の言葉です。良い事を教わりました。

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2014年01月26日

<1月26日 榎本英剛氏のワークショップ>

 CTIジャパンの創設者 榎本英剛氏に一度はお会いしたいと思い、昨日は名古屋開催のワークショップ「真実とともに生きる」に出席して来ました。

 榎本氏の穏やかで静かな語り口はじっくり本質、大事なものを探って行こうと言う気になるファシリテーションでした。師匠のジョアンナメーシーさん(仏教哲学が専門だが、反原発、環境保護に目覚める)から影響を受けた「つながりを取り戻すワーク」の4ステップを体験しました。

1.まず感謝から始める
2.世界に対して痛みを大事にする
3.新しい目で見る
4.前に向かって進む

  ステップ2つ目の痛みを大事にするは深く心に入ります。2世代、3世代以降の子供たちに地球を残すために環境保護の大切にする意識が強くなりました。

最後の「産業成長社会から生命維持社会へ移行する」は若干違和感があったので、チェックアウトで意見を伝えました。
「成長社会も必要。企業が成長しないと正社員は採用されないし、業績悪化で企業はリストラをするので人は不幸になる。企業の成長がないと税金が入らないので、道の修理や医療などにも支障がある。
 成長と生命維持両方を目指せないか?残業しない、年間2か月の休暇があり生活を楽しみながらイノベーションによる成長を続ける北欧にモデルがある」と言ったら、懇親会では賛意をいただきました。


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2014年01月20日

<1月20日 ヴァンジョインズ先生のビデオ>

 昨日は世田谷リバースの会に久しぶりに出席。TA、人格適応論、ゲシュタルトの勉強会です。

私からはクリーブランド出張報告をしましたが、メインは昨年11月リバースの会主催のヴァンジョインズ先生講演会のビデオを見ながら意見交換会。

 3タイプあるインパス(行きづまり)、自分はどれかを語り合うのが面白い。理論はわかるが自分はこんなところで葛藤するが、インパスの重度レベルの何番にあたるのかとう質問は頭を悩ませました。理論を実例に当てはめるのは良い学びになります。

 ビデオでわかったのは、ヴァンジョインズ先生も元々はゲシュタルトを学んでいて途中TAに移行、そして再決断療法にうつられたとの事。ヴァン先生のワークは平均20分くらいで短くて深いのですが、その意味がわかって来ました。(長いとラケットフィーリングが出てくる)。
 昨年、ワークを受けた方の感想をお聞きすると「質問されているうちに自律的になっていった」そうです。
ビデオも素晴らしいが、出席されている方々のご意見を聴くことでより深い学びになりました。


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2014年01月10日

<1月9日 多国間及び年代観の見方の差>

 場の理論について講師が概要説明と参加者と意見交換。場(Field)はGroundとは違う、Groundは単層なのにFieldは多層の積み重ねでトラウマなど過去の記憶もここに入ると言うのは興味深い。

 自分の「場(Field)」について個人ワーク。家族や諸活動、社会などの出来事と自分の信念、価値観の関係を洗い出す。親の影響は多くて、社会の影響は少ないなと思っていたが、この後 認識が変わる。

 年代別8人グループになって、それぞれの場の共有。社会の出来事の共有は国が違っていて面白い。 私は50歳代のグループに入る。
米国人の一番大きい出来事はケネディ大統領暗殺(母が泣いていたのが印象的という意見)、続いて公民権運動(キング牧師)、冷戦下の核の恐怖(小学校での避難訓練)、ベトナム戦争、ロックンロール(Clevelandは発祥の地)、月面着陸など。
 豊かで世界の警察官アメリカが傷ついていく過程に育ち皆さん複雑。

 それに比べると日本人の私は楽天的。30年近い高度成長持代を経験。子供時代は皆貧しくて、卵、海苔さえ貴重品で毎日の食卓には上らないが希望があった。TVで豊かなアメリカを見て別世界に思う。スーパーマン、パパは何でも知っているは憧れで、米国はヒーローだった。坂の上の雲が見れた時代で、毎年のように電気がま、洗濯機、冷蔵庫が家庭に入り進化を実感。努力すれば報われると単純に信じていた幸福な時代を経験。

病院の事務長をやっている米国人がしつこく質問。「米国がヒーローでなくなったきっかけは何か?1980年のJapan as No1を知っているだろう」
タッチ―な質問なので慎重に回答「ベトナム戦争、ウオータゲートあたりで米国もおかしなことをすると思いだした。1980年代は自信不足の日本人が戸惑いながらも自分たちの力を認識した時期。ただ私も含め今も今も多くの日本人がアメリカが好きで信頼している。」

30歳代のグループは更に複雑。「大人は言う事とやる事が違う。O.Sシンプトン、湾岸戦争などで大人に懐疑的な目を持つ」と英国人が発表。

魚に水は見えないと言うが、他国及び多世代の目を通して自分たちの価値観がわかりエキサイティングだった。

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<1月9日 ゲシュタルトトレーニング第2回 初日>

 今日からクリーブランド研究所のゲシュタルトトレーニング・プログラム第2回(全10回)。
 
今回の目標の一つが英語でのコミュニケーション向上。
最初のチェックインで
「昨日はシカゴに13時間滞在したけど、空港で良く寝て時差ボケ解消に役だった。また事前課題の場の理論の文献が読めて良かった」と伝えると笑いが。

 「先月はウズベキスタンで3週間弱いて英語で会話。ただアジア英語と米国英語は発音が違うので切り替えが必要。アジアで珈琲をカフェと言うとコーヒーですねと言い替えられるが、米国ではコーヒーと言うとコカコーラが出てくる」とコーヒーの実物を用いて話すと受けました。

その後、4人の小グループに分かれこの週末何を得たいかの話合い。家族での悩みをシェア。私は日本のゲシュタルトの違いを学びたいと伝えた。
 会話・質問がスムーズに行き、3人から「前回はMasaruと話すとフラストレーションがたまったが、今日はそんなことがない、英語のレベルが上がった」と嬉しいフィードバック。

 私は「確かに聴き取り力を上げる訓練はして来たが、今回は質問したり確認したり相手と会話しようと積極的になっている。前回はそれは無理と思い努力しなかった、悪かった」と言ったらまた共感。

「元々はあなたと話すと怒りがたまると前回言っていただいたのが効いている。場の理論の個人ではなく相互影響で全体が出来ていると言うが、今まさに率直なやり取りで信頼の場が出来ている」と言ったらお互いに深く共感。

 まさにゲシュタルト、充実した時間だった。

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2013年11月09日

<11月9日 宮城まり子先生のキャリアの講座>

11月のTA研究部会は法政大学キャリアデザイン学部教授の宮城まり子先生の「生涯発達とキャリア―これからのキャリアデザインを考える」
5年ぶりの御登壇ですが、相変わらずお綺麗でお話も切れが良く引き付けられました。

 最新のキャリア理論と実例の紹介と実習で非常に贅沢な一日。 結局、どんな一生を送りたいのか、何が好きで何がやりがい、生きがいなのかを問われ心が揺さぶられた一日でした。

 印象に残った言葉は
○現在、将来の自分の役割、責任、使命をハッキリする事。周囲の期待に応えていかないと信頼はないし、キャリアはない(かなりきっぱりおっしゃっていた)

○肯定的な自己概念を持つ事。人は安定と不安定を繰り返して発達する。不安定な時期は自己内省、自己再生の機会。不安定な時期を経ると次の安定は質的向上。危機こそ機会。

○小さい成功体験の積み重ねで自信がつく。
引きこもりはダメ、人との交流で成長する。

○カウンセラーは聴くだけではだめ。スケールで現状・目標を明確化する。

○偶然の機会を意味あるものへ転換する事が大事。機会は準備した人にやって来る。

○変化する環境に対応するには継続的な学習、自律、関係が重要。

最後に70歳代の参加者が「キャリアとは自分にとって終わった話題と考えていたが、人生90年時代にはこれからまだまだ成長する機会があると思うと希望が湧いて来た」との感想談が印象的でした。

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2013年10月27日

<10月26日 関係性のゲシュタルト>

ゲシュタルトトレーニング3日目の今日は充実。最初は大地、空気からエネルギーを入れ身体で感じるエクササイズだったが、段々動きが激しくなる。音楽もカノンの静かな曲から最後は何故かアバのダンシングクィーンになって踊る(踊らない人もいる)。クリスマスパーティかと思う。

長いチェックインの後は、クライアントの言葉、声、息遣い、表情、ジェスチャーからその人の感情を見る講義と実習。これは日本でも基本は同じ。何回かやっているエクササイズなので得意。

圧巻は10人グループでの個人ワーク。こちらのグループはRickとCaleenがファシリ。
エンプティチェアを使わないで対人恐怖症のクライアントが元気になっていくいわゆる関係性のゲシュタルトの進め方を見ていると本当に来て良かったと思う。

特徴は
1.参加者もともにクライアントに質問する。他にも参加者のワークへの参画(対人恐怖症の相手など)が多い。

2.佳境に入ってくるとファシリが交互に深い質問をし、クライアントの気づきが増す。図に焦点があたるように迫るので、ファシリの身を削っての真剣勝負のよう。

3.クラアイントはじっくり身体の気づきに入る(胸が熱くなったなど)。感情は大きく表出しない。低温有酸素で完全燃焼しているよう。

 見ている自分も自分の生き方にコミットしようと言う気になってくる。これから関係性のゲシュタルトを学べるのが楽しみです。

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2013年10月26日

<10月25日 ゲシュタルトトレーニング2日目>

GTP二日目の瞑想の後は、図と地の理論。写真の女性の絵を使ってどっちが若く見えるか尋ねる古典的な理論ですが、何人か知らない人がいました。

次に雑誌の切り抜きで、内面外面、今、将来の自己紹を模造紙に1時間位かかりましたが、未来のありたいイメージ(高い専門性によるクライアントの発展、世界平和、貧しい人へJ貢献)が明確になりました。特に上方の白髪のダンディで精悍なおじさんのイメージが焼きつきました。よし10年後も原器で活躍するぞでとファイトがが湧きました。

他の方の発表を聞きましたが、さすがアメリカ人、個性的カラフルでエネルギッシュでした。相手を知るには良いですね。

このコラージュがどうゲシュタルトと関係するのか疑問でしたが、仲間と話して気付いたのは、切り絵が図で、我々の心が地なんですね。切り絵をする事で今の自分の思いを明確にする作業をした訳でした。

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2013年10月25日

<10月24日 ゲシュタルト・トレーニング・プグラム>

クリーブランド・ゲシュタルト研究所でのGTP(ゲシュタルト・トレーニング・プグラム)16期が始まりました。19人の参加者に対して6人のFaculty(講師・ファシリテータ)が代わる代わる説明やエクササイズを担当。

◎花を使って自分は組織の中でどうありたいかのロマンチックな自己紹介。私はつぼみが一杯の小さいドリームを紹介。

◎今回のグループでの楽しみと恐れの両方を小さい紙に書くエクササイズ。それを講師が模造紙に書く。他人の恐れ(話しすぎないか、学びは得られるかなど)を見ていると同じ人間だと分かり安心。

◎参加者各人が恐れをどうやって解決するかを4人くらいでデザインし実施。これはトレーニングプログラムらしくそれぞれの独創性が出ました。

◎説明を聞きイメージを膨らませるエクササイズは、私は時差が出て熟睡。

英語は6割はわからないものの2人や4人だと聞き直しが出来るので安心。あるパートナーからは「私の話がどれだけ理解できたか」と聞かれ、「8割位」と言ったら「理解した内容を言ってみて」と厳しく追及されましたが、理解は深まりました。
 全体的にゆったり時間が流れました。

ちなみに日本のゲシュタルトは「理論より実践中心。手法はホットシート(エンプティチェア)が中心」と言ったら皆声を出して驚いていました。
 主任講師のRickは創始者のフリッルパールズの時はそうだった、と解説。いろいろこれから発見がありそうです。


▲分厚いテキスト。今は中は薄いですが、10回が終わるころには10cm以上の厚さになるんでしょうね。

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2013年10月20日

<10月19日 アンガーマネジメント>

「10月のTA研究部会月例会は、日本アンガ―マネジメント協会の代表理事 安藤俊介先生による
『アンガーマネジメント(怒りと上手につき合う)』。理論や実例が豊富で体系だっており、70名の参加者からも好評でした。

個人的には成人での自我状態での怒りの気づき・処理とマイナスストローク管理などTAと共通項が多いと思いました。

要旨をご紹介すると
『アンガーマネジメントはアメリカで開発され、認知行動療法・ソリューションフォーカスに近い。

 怒りそのものはダメではない。元々は危険が迫った時にわが身を守るための感情。スポーツ、勉強仕事などで、悔しさが発奮努力につながるなどものもある。ただ、反射的な怒りは対人関係始め、
仕事・お金・健康など人生で築きあげたものを一瞬で壊す。まずは深呼吸などで気持ちを落ち着かせること。

自分の怒りに気づきやすくするために怒りを感じた時にさっと記録(点数付)するのが役立つ。
(これは一日やってみたが役立つ。意外と細かいことで小さい怒りがあったのを発見)

 怒る基準を自分で決めて、周囲に明言する事が大事。怒る必要のない事は怒らない。怒ってもどうしようもない事には怒らない。その範囲を増やす。
 
看護職、介護職など怒りを第3者から受けやすい職業があるが、対応策は怒りを受ける器を大きくする。
自分の価値観を見直し、周囲の人の価値観(べき)を受け入れるなどすると器は大きくなる。
 また怒りの発散法を数多く持つ事。一つしかない人は行き詰りやすい。飲食や買い物はダメ。有酸素運動が良い。」

最後の「怒りは連鎖を呼ぶ。一人が怒ると家族や友人、職場に怒りが連鎖して不幸な社会になる。アンガーマネジメントを広め世界中で少しでも怒りの連鎖を減らしたい」という安藤先生のお言葉には共感しました。

安藤先生は懇親会も最初、お付き合いいただき、色々な質問に丁寧に答えていただきました。

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2013年09月08日

<9月8日 矢野裕一先生のセミナー>

昨日は9月のTA研究部会。現役カウンセラーの矢野裕一先生が講師、宮崎、京都など全国から約60名参加。テーマは「TAとカウンセリング?禁止令を乗り越えて」

 午前中は脚本のできるまでをエリックバーン以前のアドラー、O.ランクの理論を紹介。
ボールビーのアタッチメント理論は色々な実験結果があり面白い。
赤ちゃんは生き抜くために周囲の人に笑いかける、柔らかいものに触られて生きていく。安全が確保されると安心して好奇心が芽生えていくなど。アタッチメントは大人になっても取り戻しができる。

午後はカウンセリングの事例紹介。
「お前であるな」「感じるな」など複数の禁止令を持ったクライアントが3回の面談で劇的に変化して行く事例を実際の音声で紹介。弱弱しかったクライアントの声が最後は力強くなる。最後のセッションはエンプティチェアを使わない再決断療法。

「最初からこれをやればいいじゃない」、と思ったが、これだけ罪悪感が強くて感情を感じにくい方には矢野さんのように丁寧に気持ちを聴き、時には少しのチャレンジをしてもらうプロセスが必要なんだなあと納得。

3回にわたってエゴグラムを取られたが、最後は劇的にACが減って、他の自我状態が伸びた。これも気づきになりますね。

 「私は手法にこだわりません。私は臆病なのでクライアントさんをじっくり拝見し、その時に一番必要なものを手の平に載せてお渡ししています」のお言葉が印象的でした。

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2013年08月25日

<8月25日 デュセイ氏の講座振り返り>

 ITAA国際大会が先週日曜日に終わって一週間経ちました。月曜日にはもう仕事、合宿研修を2本やっているとあっという間に日常に戻ります。

 先週末のエゴグラムの創始者ジョン・デュセイ氏の講座(「自我状態のエネルギー変化を用いた理論、実践、技法―エゴグラムによる表現」)は面白かったのでご紹介します。

◎前日のガラパーティでも写真撮影に応じてくださったり日本語の名刺を配られたりでとても気さくなお人柄。

◎午前中はエンプティチェアのデモ。精神分析医なので奥が広い。

◎「ストレスをためないためには?」という質問に「あまり人の話を聞かない。」とおっしゃったのには笑ってしまった。
「自分の問題は時間に遅れる事。直そうと思ったが、あきらめた。過ちは謝るが言い訳しない」あるがままの自分を大事にされていると思いました。

◎「なぜRC(反抗のチャイルド)を入れずに5本のエゴグラムにしたのか?」との質問。色々説明されましたが、最後に「人の手の指は5本でしょう?」で会場は大爆笑。

◎理論はシンプル化が大事と言うのも印象的。
若い時に米国の田舎からニューヨークに学んだ時、周りはハーバード大卒など優秀な人ばかりで劣等感を持った事例を紹介。
本を何度も読んだが、そのうちに3回読んでもわからないのは作者の理論が練れていないと思うようになった。
治療者も難しい理論を患者に伝えるのは、患者との間に距離を置くだけだ、患者に分かりやすい理論にするのが大事と強調されたのは納得でした。

◎80歳を過ぎていらっしゃるのに、若くてエネルギッシュでお人柄が良く本当に素晴らしいなと思いました。

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2013年07月15日

<7月14日ゲシュタルト学術大会二日目>

日本ゲシュタルト療法学会、学術大会二日目。午前中は研究発表。

山本誠司さんは職場内のチームビル、個人の成長の体験談を発表。一人が個人として活き活きすれば職場でも生産性が上がるし、他の人にも良い刺激を与える、は共感。

那須広基さんの「カード式ゲシュタルトワーク」は新鮮。洒脱な語り口にも惹かれたが、ワークに使う言葉134個をその本質まで深め解説した所には感動。

有村靖子さんのカウンセリング実例「我と汝」はまさしく学術大会にふさわしい行動な発表。
ゲシュタルト各種心理療法手法を使って関わっても変化を見せないクライアントがカウンセラーの深い共感と献身に心を開いていく様子は、ヘレナハーガデン博士「交流分析(いわゆるブルーの本)」を思わせる。関係性のゲシュタルトの時代の到来でしょうか。

特別報告の「東日本大震災被災地からの報告」には会場中が涙、涙。
今も身体をはって活躍される石巻市健康推進課の保健師 高橋さん。復興はまだ途中だが、復興疲れ、特にケアする側が疲労蓄積しているお話には会場側からこれから支援を続けるとの声。

午後は4人のプロファシリテーターのシンポジウム。岡田法悦さん、田中幸治さん、守谷京子さん、定行俊彰さんが登場。
 師匠やスタイルは異なるとの前振りでしたが、エッセンスは共通していると思いました。

1.クライアントの言葉、行動に5感を研ぎ澄ます。
2.無理をしてある方向にもっていかない。
3.ファシリテーターとして自分の中に起きているもの(感情など)に気づいている。
そのためにはワークを数多く受け、自分の中の問題解決をしておくこと。

ゲシュタルトの方々が魅力的なのも、こういう自分を磨いているので、相手を傷つけることなく本音が出て開放的、親和的だからでしょうね。

▲終了後の懇親会。乾杯の前から非常に盛り上がる。

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2013年06月09日

<6月9日 繁田先生の講座>

昨日は、2013年度の第1回TA研究部会。繁田千恵先生をお迎えして、「TA事始めーTAの起源から現在まで」のテーマでお話しいただき、50人近い参加者は大満足でした。

 内容もさることながらお人柄が素晴らしい。
TAの哲学「I am OK and You are OK」を話されますが,「実際は人を恨んだり、自己嫌悪に陥る時がありますよ。そういう時、シャワーを浴びて、繁田のバカバカと言ってお湯に流す。するとさっぱりし、またやって行こうという気になる。どこへ復元するか、方向性を示す意味でも大事な哲学」

 リアルで非常に共感します。

パワポの操作を間違えられるが、飾らずユーモアでくるんで話すので会場中が暖かい雰囲気になっていきます。

 午後はTAエクササイズ。じゃんけん、私の自慢話、マジックショップ(再決断療法)。
ジャンケンゲームは単純だが、盛り上がります。

終了後「今日は気分が乗らなかったが、コインを握ってじゃんけんしていくうちに明るい気分になった」と言う複数の参加者の声。

 理屈じゃないですね。肯定的な雰囲気で、簡単なゲームでも体を動かしていくと気分が前向きになっていくという事を体験した一日でした。

▲参加者アンケートで人気のあったエクササイズ「マジックショップ」。欲しいものを手に入れるために、今まで大事だったけど今は不要なものを捨てる決断をしてもらいます。

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2013年06月01日

<5月31日 来週は繁田千恵先生のセミナー>

 来週、6月8日(土)はTA研究部会。講師は繁田千恵先生( ITAA国際大会 in OSAKA主催者委員長、TA心理研究所所長)。

 テーマは「TA事始め」。TAの創始者エリックバーン博士はどういう経緯・背景でTA/交流分析を始めたか、その後どういう発展を遂げたか、日本にはどういう形で導入されたか、事例を元に楽しくご紹介いただきます。

 日本の産業界は、TA研究部会の創始者岡野嘉宏先生が大きく貢献されていますが、その時の状況も紹介。

私は幹事なので事前にいただいた資料を拝見すると、その時の写真が一杯。20歳代の「紅顔の美少年」(今は厚顔?)若い私も載っていて、笑ってしまいます。

詳細は

http://ta-kenkyubukai.jp/seminar2013/

▲ヴァンジョインズセミナー後の東京での振り返り会。中央が繁田先生。

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2013年05月25日

<5月24日 自己に気づく>

4日間のASTDが終わると、ヒューマンバリューさんから即、レポートが出ます。

大会の背景や各基調講演、セッション及び毎晩18時からの約4時間の情報交換会の記録です。専門知識と英語力、素晴らしい頭脳とハートを持ったスタッフの方が睡眠時間を削って作成いただいた500頁近い大変貴重なレポートです。

3日目はDallas Kendo Clubに行って情報交換会をパスしたので、その部分を何回も読みました。

目に留まった文章は
「Self Awarenessって何か?マインドフルになって、自分と自分の環境に気づく事。リーダーシップ開発のスタートでセルフアウェアネスとか内省が必ず入ってくる。」

「Stanfordの人気の授業が瞑想の授業。GoogleがSearch Inside Yourselfという研修を社内でやっている。これをやるとCreativityが上がったりとか、自分は何者かがを見つめられる。」

「瞑想の目的は自分を捨てること。自分の性格はこうだとか、自分が抱えている、表層的な自己の定義をはがす。瞑想をきわめて、成果を出す人は自分が誰か関係ない、それがやりたいからやってい、やっているだけですと言う」

深いダイアローグで共感します。「幸福になるには、個人の幸福の追求を辞める事。他者の幸福を考えた時、気づいたら幸福になっていた」という逆説に通じるものがあります。

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<5月24日 自己に気づく>

4日間のASTDが終わると、ヒューマンバリューさんから即、レポートが出ます。

大会の背景や各基調講演、セッション及び毎晩18時からの約4時間の情報交換会の記録です。専門知識と英語力、素晴らしい頭脳とハートを持ったスタッフの方が睡眠時間を削って作成いただいた500頁近い大変貴重なレポートです。

3日目はDallas Kendo Clubに行って情報交換会をパスしたので、その部分を何回も読みました。

目に留まった文章は
「Self Awarenessって何か?マインドフルになって、自分と自分の環境に気づく事。リーダーシップ開発のスタートでセルフアウェアネスとか内省が必ず入ってくる。」

「Stanfordの人気の授業が瞑想の授業。GoogleがSearch Inside Yourselfという研修を社内でやっている。これをやるとCreativityが上がったりとか、自分は何者かがを見つめられる。」

「瞑想の目的は自分を捨てること。自分の性格はこうだとか、自分が抱えている、表層的な自己の定義をはがす。瞑想をきわめて、成果を出す人は自分が誰か関係ない、それがやりたいからやってい、やっているだけですと言う」

深いダイアローグで共感します。「幸福になるには、個人の幸福の追求を辞める事。他者の幸福を考えた時、気づいたら幸福になっていた」という逆説に通じるものがあります。

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2013年05月22日

<5月21日 ASTD3日目>

基調講演は予想以上に面白かった。南カリフォリニア大学客員教授ジョン・シーリー・ブラック氏。元ゼロックスのパロアルト研究所所長で組織学習、ナレッジマネジメント、複雑適応系などの研究テーマを広げた方。


[マウイ島の少年が6年間のプロジェクトでサーファーで世界チャンピオンになる事例。
今まで世界チャンピオンはいない。ではどうやって力をつけるか。

プロのビデオを見て要素を分けて学ぶ。お互いをビデオ撮って学ぶ。世界中を回って優秀な人と会い、創造的な技を開発。グループで研究して、個人に戻って考える。教えられるものではなく、自分たちで考えるピアメンタ―シップ。

ソーシャルで学ぶのは大事。ゼロックス時代、ペアグループで学ぶ。新しい考えを同僚が検証する。継続して練り上げていく
一人で本を10万冊読めないが、他の人に読んでもらう事で素早く結論を知る事が出来る。

ウィキペデア、アマゾン、グーグルの創業者の共通点。皆モンテッソーリ教育を受けている(子供の5感を大事にする教育)。
 手を使って概念を学ぶ。そしてリフレームする。ビジョンを考えて行動してわかる

プレーの中で変えていく。イマジネーションなど試行錯誤。クレージーな事をするたびに境界は広がる。

そういう力を持った若い優秀な人を組織は受け入れる準備はできているか。」

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2013年04月29日

<4月28日 クリーブランド体験記>

今日は世田谷のゲシュタルトや心理療法の勉強会「リバースの会」
 
 私は3月のクリーブランドのゲシュタルト研究所の訪問体験記を発表しました。
日本のゲシュタルトセラピーに比べるとメンバーが自立し、相互関係が深く、話し合いも自然。エンプテイチェアを使わないなどの特徴をお話しし、好評でした。

 続いて矢野裕一さんの「アタッチメント(愛着)」の講義。ヘミングウェイなど有名な作家の生い立ちからアタッチメントのできる構造が理解できました。このアタッチメントがないと心の病気になるという話を興味深くお聞きしました。

 午後は個人ワークの時間ですが、クリーブランド方式で自由に個人の気になっている事(職場同僚や家族、お客様との人間関係)を話し、お互いに質問で深めていく方式をやってみました。
 意外と構えずに深く自己探索できる事がわかり、皆さん満足でした。


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2013年03月31日

<3月29日 ヴァンジョインズ先生5日目>

ヴァンジョインズ先生のワークショップ最終日。
多くのカウンセラーを悩ます自己愛と境界例など人格障害対応の紹介。私は元々門外漢だが、5年も続けて拝聴すると多少わかるようになった。

あとは再決断療法の個人ワーク6件。最終日なので今まで発言がない方が体験し、感動的。

特に終了10分前の方のワークは圧巻。苦手な人になってみるというエンプティチェアで「攻撃的になったり、神経質になっている相手は怖いんだということがわかり、被害者意識から余裕が持てた」との感想。これは共感。また、自分が被害者なのに、迫害側に立って言葉を再現すると、大人しい人がパワフルになるのは面白い。悪役は強し、だ。そういうパワーを潜在的に持っているという事。

また今回20回ほど再決断療法の個人ワークを拝見したが、「行儀よくしなさい」という実の親のメッセージは、実は親自身の恐怖・おびえる気持ちから子供へ発信していたということがわかる。

クライアントは「実はお父さん、あなたはご自分がこわかったんですね。私はもう大人ですから、あなたの気持ちをケアしません。私は必要な時に必要なこと、やりたい事をやります」と再決断するのが非常に納得できた。

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2013年03月26日

<3月26日 ヴァンジョインズ先生のワークショップ>

 今日から「TA Today」や「人格適応論」で有名なヴァンジョインズ先生のワークショップ。先生はTAや再決断療法の世界的な権威だが、非常に優しく丁寧に教えていただける。今回参加者は日本人18名。カウンセラーなど心理職が多い。白井幸子先生が通訳と言う贅沢な一週間。

 午前中は自我状態の2次構造分析講義。
禁止令や幼児決断がどのように行われるか、自分でハッピーになるための自己養育をどうするかが改めてよくわかった。

 個人的には、禁止令がグールディングの説く代表的なものの12個以外にもあること、怒りはタッチし、場に合うようコントロールする事が大事などが面白かった。
また人の変化には感情、直観が必要で、思考が中心の認知行動慮法に疑問を持たれていたのが興味深かった。
 
午後は個人ワーク3人。希望者が複数でじゃんけんで決定、皆さん熱心。
 ヴァンジョインズ先生のワークは短く20分以内で終わる。クライアントの抵抗への対応は相変わらずお見事。
16時にはワークショップ終了、ホテルに戻り世田谷グループ4人で今日の復習。ここでまた理解が深まる。

明日からの発見がまた楽しみだ。

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2013年03月21日

<3月21日 組織開発とゲシュタルト>

Gestalt Institute of Cleveland (GIC)では個人、クリニック、組織、コーチングに分かれているが、組織トレーニングの責任者のLynne Kweder(リネ・クウィダー:写真)さんの時間が取れたのでインタビューさせていただいた。

1.何故、ゲシュタルトの創始者フリッツパールズはニューヨークからクリーブランドに来たのか?
2.何故、GICはビジネスや組織開発(OD)に強いのか?その始まりは?
3.組織へのゲシュタルトの応用のエッセンス、具体事例は何か?
4.最近のゲシュタルトのトレンドは?関係性のゲシュタルトか?

 この道、20年のリネさんは私にわかるよう表現を変えて丁寧に説明してくれました。とっても充実したインタビューでした。リネさんもあなたの話は新鮮で感動した、よく来てくれた、と歓迎してくれました。

 意外な情報です。
「ゲシュタルトの開発と日本は関係が深い。1800年代前半にある日本人(山神?)がセンサリアウェアネスを持ち込んだ。彼はソマチック医学(心と身体の統合)の専門家だ」

こんな話、ご存知の方いれば教えて下さい。

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2013年03月20日

<3月19日 日本のゲシュタルトとの違い>

クリーブランドのゲシュタルトワークショップに参加して日本との違いを考える。

 こちらの方式はまさしく集団学習。ファシリも含めた参加者同士の率直な関係性を元に個人及び集団が気づき学習成し成長して行く。
 南山大学のTグループに似ていると思うし、「学習する組織」のダイアログにも似ている。

違いはファシリがいる事で、参加者の安全性や気づきの効率性や効果性が抜群に高くなる。
 ユーモアがあり、泣いたりわめいたりする感情表出が少ないので、普通の企業のチームビルや地域コミュニテイへの応用は高い。

 日本の場合は個人対ファシリの問題解決的な個人セラピー的な要素が高い。
技術的にはどちらが高いかは言えない、むしろクライアントの表情やしぐさなどの変化はこちらでは扱わないので日本の方が進化しているとも思える。

  ただしこの10年くらい言われる「ガラパゴス」と言う言葉を想起する。携帯電話など高度な技術を使った諸機能は世界一だが、高価格で操作が複雑、世界には普及しなかった。

日本のゲシュタルトもそうで、一人のファシリが育つには数年かかる。日本人気質にあったセラピストとしてはいいが、広く企業や世界の心の成長を求める人々には制約が多いのかもしれない。

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2013年03月17日

<3月16日 Gestalt Institute of Cleveland 2日目>

今朝は雪、Gestalt Institute of Clevelandのゲシュタルト体験ワークショップの二日目。


ほとんど参加者のフリートークの中から個人ワークもどきが始まる。もどきというのは日本のスタイルと違う。
「怒りがある」「人の目が怖い」という日本人とよく似た悩みを持った複数の人の話題が併行する。参加者同士が話し合う中にファシリが切り込む。
 エンプテイアチェアはなしに参加者の悩みが解決していく。

< 日本のゲシュタルトと違う点>
◎ファシリは集団全体の話し合いの進行も行う。「見る事は見られること。聞くことは聞かれること、理解する事は理解されること。それが愛(かな?)」という言葉でお互いが理解し合う事が基本価値として位置づける。だから普通の職場のミーティングのように参加者が自由に発言する。その中で気づきがある。
自分を値引きする参加者がいればすぐフォローする。この辺の感性は鋭い。

◎日本のゲシュタルトの方が個人の問題解決にテクニカルな要素が求められるが、この方式ではファシリテーターは「人間的な総合力、厚み」が要求される。
 自分をオープンにするのをためらう参加者に「私を見てください」と言ってしばらく見つめて、その人は心を開く。すごい。
 かといって偉そぶらないで自分の内面をオープンにする。普通の人だな、と思い安心する。

◎エンプテイらしいのは一つ。「母に愛されなかった」参加者に寄り添って立って、空の椅子に向かって言ってもらう。3人くらいも参加者も立って寄り添う。
「お母さん、私は価値があると思っていいの?」⇒ファシリの音頭で他の参加者が一斉に「YES」と言う。
「お母さん、私ってOKなの?」⇒皆が一斉に「Yes」。
感動的でした。
 

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2013年03月16日

<3月15日 Gestalt Institute of Cleveland>

ついにGestalt Institute of Clevelandに来ました。
外見は予想ほどそんなに大きくはない2階建て。1階に3室、2階に4室。1階の大きな部屋は名前が創始者のローラ&フリッツ・パールズ!ゲシュタルファンはしびれます。コーチングのクラスが使っていました。
2階にはポルスターの名前の部屋がありました。パールズの写真や肖像画があちらこちらに飾ってあって、写真を撮るだけでも満足します。

1953年にパールズによってこの研究所は創立され、1970年にパールズが死去。その後1977年に今の地に移転し、ローラは1995年に亡くなったそうです。

 この3日はゲシュタルト・イクスペリエンス(経験)・ワークショップ。12名参加。ファシリは男女2名。女性のファシリの英語がゆっくりでわかりやすい発音で助かります。

 自己紹介の後は、静かな場所を心に作りエネルギーを湧かせ心と身体をつなげるエクササイズ(チベットの瞑想らしい)。
 セラピーと言う言葉は使いません。自己の気づきに徹しているようです。

 次に「このグループで何が起きてほしくないか」をペアで、全体で話します。孤独を上げた人が数人いました。私は英語がわからなくて置いていかれる不安を話しました。二人のファシリが「そうはしない」と力強く言ってくれます。

次に「何が起きて欲しいか」を話し合います。

 興味深かったのはそれからです。参加者の一人が自分の問題(感情を出せないなど)を話し他の人が共感したり、意見を言ったり。次々にリンクして深まっていきます。
 Tグループやエンカウンターにも似ていますが、非常に効率が高い。お互いどんどん感情の深い所へ入っていく。ファシリの言葉が手短ながら鋭いし、決して参加者を値引きさせないという強い使命感・存在感を感じます。

 あっという間に終了の19時になってしまいました。

▲ポールグッドマンというまた有名なゲシュタルトの人の名前をつけた部屋。

▲「グループの中でなりたくない」、「なりたい」ということを一人の参加者がフリップチャートに描く。企業研修の様だが、英語が聞き取りにくい自分には役立つ。

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2013年03月15日

<3月15日 クリーブランドへ来た理由>

 クリーブランド来訪の目的はGestalt Institute of Clevelan(GIC)訪問。昨年5月メキシコ・プエブラ市のゲシュタルト国際大会の一種のリベンジです。
 
 メキシコでは人々は暖かくフレンドリーで世界中のゲシュタルトセラピストと仲良くなりました(写真はあるワークショップ)。毎晩開かれるパーティも楽しかったです。
 

 ただ一点の未完了がありました。学会のある人に言わせると「日本のゲシュタルトは世界から2世代遅れている」そうです。その進んでいる技を見たかったのですが、いくつかのワークショップは参加したものの「これぞ」と言うものには出会えませんでした。
 
 百武さんワークショップは盛大でした。実際にワークを受けた人に聞いたら「効果あった」との事でした。もしかしたら日本のレベルンも上がったのかも思いつつ、短期間の大会ではわかららない、もっと探索しようと昨年は思いました。

 メキシコの会場で色々な人に「どこのゲシュタルトがいい?」と尋ねたら盛んなのは「クリーブランド、ニューヨーク、カリフォルニア」という順序でした。
 そういえばゲシュタルトセラピーの創始者フリッツ・パールズもここにおられました。

私の英語力おぼつきませんが、今日から普通の人向けの3日間のワークショップと組織変革の2日間の講義に参加しようと思います。

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2013年03月13日

<3月13日 個人と集団療法>

 2月のサイコドラマの 高良聖(たから きよし;明治大学教授)先生のお話の概要をご紹介します。
 
写真は個人療法と集団療法、言語系と非言語(アクション)系に4領域に分かれてご説明。先生は右下の集団療法の専門家だが、1日のほとんどは個人療法(カウンセリング)に費やされるそうだ。それが基本で、クライアントにとって安全だからそうだ。

面白いのは「言葉は嘘がつける、だから安心・安全」というご説明。優しい。
ゲシュタルトでは「言葉ではなく表情、身体をよく見る。何故なら言葉はうそをつく」。本質だが、容赦がない。

 集団療法の良い点は、お互いに学べる・支え合う、他の参加者の知見・ケインが生きる、疑似家族ができるなど10近くのメリットを上げられた。

 デメリットは、セラピストの負担が大きい事。個人療法は密室なので他者にはわからないが、集団療法はセラピストの実力が白昼の下でわかる。名セラピストも時には「○○先生も最近は丸くなったなあ(鋭さがなくなり、衰えた)」と言われるそうだ。

 ゲシュタルトも似ている。年2回の学会主催のファシリテータ集会も20人の前でワークをやるので、実力が一発でわかる。ある意味では非常に恐ろしい。恐ろしいからセラピストが日々力を磨くのだから、クライアントにとってはいいのかもしれない。

 もう一つのアクション系のデメリットは体験だけで終わってしまう懸念。ワークが終わった後、何が良かったのか言語化して整理する事が必要。

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2013年03月07日

<3月6日 杉田塾>

昨日は杉田峰康先生(日本交流分析学会)のご自宅で勉強会(杉田塾)。

 難解だというヘレナハーガデン博士の「交流分析(いわゆるブルーの本)」一章。色々な心理療法を受けても治りにくいクライアントにセラピストが悩みながらも信頼関係を深めながら治療するケース。

 特徴は二つ。クライアントの気持ちに沿いながら、非言語で無意識な自我状態も扱う。イメージや神話を語ってもらう。クライアントの心象風景が、独房⇒人形の家⇒屋根裏部屋⇒象牙の塔⇒大聖堂。昔読んだ河合隼雄さんのカウンセリングに似ていると思った。

 あと一つは、セラピストが自分に起きる感情を分析しながら進める。カウンセリング中にセラピストが怒りを感じたり、空虚さを感じる。これは何かを分析する。自分の問題だったり、クライアントの感情が鏡のように映しだされたり。

 信頼関係が出来てくると、クライアントがセラピストを責めたり怒ったりする。それは信頼のできてきた証拠。幼少時に親にできなかった事を再現する。それを包み込むように受け止める。
 勉強になるが難しい。

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2013年02月16日

<2月16日 高良聖先生のサイコドラマ>

 今日は2月度のTA研究部会。明治大学教授の高良聖(たからきよし)先生をお招きしてのサイコドラマ。

 午前中は講義だが、始まって数分、切れの良い言葉に魅了される。
「色々な心理療法の流派があるが、私はクライントが良くなれば何を使っても良い、こだわらない。」

「受容・共感(カールロジャースの来談者中心療法)、過去に戻る(精神分析)、今後を考える(認知行動療法)が治療者の最強の三位一体」

「クライアントが認知行動療法でやって欲しい、と言う場合があるが治療者から見ると、違う方法の方が良い場合が多い。本人はわからない」
「治療者のタイプによってクライアントは変わる。治療者の見た目が悪いとクライアントはこの人には頼れないと思って自分で考え自立する事もある」
 理論と実践から来るリアルな話にあっという間に午前中は終了。

 午後はサイコドラマの実習。
まずはウォーミングアップ。お互いにペアで立ち上がっての名前紹介、握手。3段階目は相手の鼻を触る実習。緊張と笑い。
「緊張をほぐしながら、相手との距離を縮める、時にはチャレンジしてもらう。ファシリテーターはその時の参加者の様子を見る。TA研究部会の方は健康ですごいモチベーションが高いですね」なるほど。

そしてサイコドラマの実演。今回は家族がテーマなので、会場から家族に対して緊急に問題解決したい人が手を上げて、今の問題を再現、そして理像像を作る。高良先生のクライアントを絶対に傷つけないという細かい配慮、時にはユーモアの一言が印象的。
親に対して10人くらいの参加者有志が声をそろえて「バカヤロー」と言ったのは場が明るくなるし、また声をそろえて「ありがとう」というのもじんと来る。

懇親会でも質問が途切れませんでした。


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2013年01月19日

<1月19日 百武さんのTA研究部会講座>

今日は1月度のTA研究部会。日本ゲシュタルト療法学会理事長の百武正嗣さんが講師。

午前中は、ゲシュタルトとは何かの明明。
会場からの質問で「亡くなった方にどうしてエンプティチェアで語る事が出来るのか」があり、実例で紹介、納得。そして気づきのエクササイズ。

 午後は3人の方のワーク。深くて感動的でした。
「百ちゃん(失礼ながら、ワークショップではあえて百武先生からそう呼ぶよう言われている)世界に誇れるレベル」「拝見するためにレベルが上がっている」とお呼びした主催者側として誇らしい思いでした。

 個人的には、
ゲシュタルトは思考領域より体(感情含む)に目を向けるが改めて理解できた事。
技術的には、避けているものをより明確にする事、例えば、あるクライアントが横を向く時に「何を避けているの?」の質問をして未意識に避けている対人関係を明確にする事が参考になりました。

結果として「ゲシュタルトとは、はしたない事を行う事。つまり文化やしつけからやってはいけない事に過剰適応しない事。そのためにあえてやらない事もやってみる」も笑いながら納得しました。
 

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2013年01月12日

<1月12日 ゲシュタルトファシリテーター集会>

 今日から3日間、ゲシュタルト三昧。初日の今日は全国ファシリテータ―集会。約40名出席。
 これは約400時間のトレーニング経験があり、2年以上ファシリテータ―実践の経験がある人が参加。

 約20人の前で「公認」トレーナー希望者が、一人のクライントにゲシュタルトワークを行う。終了後に見ていた約20人からファシリテーターとしての技量・あり方についてフィードバックもされるし5点満点で評価を受ける。

 今回は6人がトライ。このシステムになって、3年目だが希望者のレベルは上がっているし、フィードバックのレベルも上がってきたというの参加者の感想。

 ある意味では非常にシビアなシステム。
何千時間、勉強していても、カウンセリングルームを開業しています、と言っても公開の場で実力がわかってしまう。もちろん、クライアントとの相性や当日の体調などもあろうが、それでもおおよその実力がお互いにわかってしまう。

 終了直後の参加者の感想は生々しい。自分の強化すべき課題が洗い出されるからだ。
 私も2年前、仙水島の合宿で「審査」を受けた。難しいクライアントだったが、何とか終えた。評価はまずまず。でも気持ちはさわやか。自分の不足点がわかり、具体的な強化目標ができるからだ。

悔しさは成長へのバネである。

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2012年12月02日

<12月2日 英語発音セミナー>

 ニューヨークの剣道家の片岡昇先生の英語発音セミナーに出席した。
片岡先生は剣道教士七段で居合は免許皆伝。本業は俳優。歌もモノマネもやり、CMのコンテストでも優勝したことがある才人。アメリカに来て現地人に通用しかつ集中させ注目を浴びる英語にするため数十年ご苦労されたが、そのエッセンスを教えていただいた。

 まずは母音の練習。日本語ではア一つで終わっているが、英語では似たものがいくつかある。それを声を出して発音。間違っていると舌や唇の使いまで一人ひとり丁寧に教えていただける。中学校でもやったような気がしたが、知識レベルでここまで実践的ではなかった。
 Boatとboughtの違いがわかっただけでも収穫。

そして日本人が共通して苦手なLとRの発音の実習。なるほどと納得。MとNも難しかった。
 
文章になるとリズミカルにそしてソフトに話す事。
私の話し方は力強いが、硬い。日本人は共通だが、ある意味ではひかせてしまうと気づく。これは日本語でも一緒だなあと思う。
今回の参加者の半分は高校の英語の先生などプロだが、共通の癖は話のトーンが沈んでしまいがち。相手に関心を持たせるには、文章の区切りの最後を上げる事、これだと聞き手はまだ続くと思い耳を傾ける。
 
最後の一時間は、白雪姫のストーリーを読む。どこで息継ぎをするかが問題。Once upon a timeを一塊として読んで、間を置く。リズミカルに読もうと思って、タァイムとやると「勝手な癖だ、アメリカ人には通じない」とフィードバックされる。なるほどずいぶん勝手な癖がついていたとまた気づく。
 
「剣道の稽古と同じ。毎日続ける事、私も数年から十年かかった」と先生。
 私も地道に練習していきたい。

▲身振り手振りで熱心に教えてくださる片岡先生。俳優なので感情表現も豊か。

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2012年10月14日

<10月13日 杉田峰康先生の家族システムの講演会>

 10月度のTA研究部会。日本交流分析学会理事長の杉田峰康先生なので、出席者も多い。
テーマは「家族の中の見えない力?家庭内の行動をTAから見る?」

家族をシステムで考えることが体系的に理解できた。システムとは「相互に作用しあう要素の複合体」。組織や家族や身体もシステムとして考える。心身症は肉体、社会、精神的、文化・経済、さらに生活環境が影響する。例えば子供が学校に行かない問題は父母(夫婦)が仲良くなると治って行く 

<印象に残った言葉>
「家族のシステムはそれぞれが原因で結果、ぐるぐる回っている。」

「いい子すぎると誰にも言えずに自殺する。  家族に心配させたくないから言わない。 そしていじめられた事を遺書に書く。だれがやったかも書く。
 困った時は家庭が乱れるかもしれないが言うような関係を作った方が良い。困った時に助けを求められる方が健全

「子供時代、充分に甘えさせられた子供の方が自立する」

「家族を集めて平等に会話してもらう。それをビデオを撮って後で見る。お母さんがしゃべりすぎるなあ、などの構造がわかる。 一回やると家族が変わる」

「逆説的な目標を行動的に立てる。思いっきり夫婦喧嘩してください。子供をたたくのは15回を10回にしてください。実際はやらなくなる」

「なぜ良くなったかは考えない。結果が良ければいい」

「拒食症のケース。昔は体重を増やすために栄養を与えていた。すると嫌がって退院してしまうとか、手首を切る。最近は日記を書かせて自己を見つめる。 親のペースで育てられたなあ、今まで自分の意見がなかったことに気づき悔しくなる。すると治っていく」

「カウンセラーとしては患者を包むこむようにして信頼関係を作る。患者は今までになく自分をわかってもらうと治っていく。」 

「どんな年齢でも遅くない。50歳過ぎてからでも変えられる 」

「カウンセリングの一番の定義;人間関係を通じて自己理解、それができると変わっていく」

▲毎年TA研究部会では杉田先生をお招きして講演。毎回多くの参加者が来ていただき好評。

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2012年10月11日

<10月11日 守谷京子さんゲシュタルトABCセミナー>

 この2日間、人間力道場でいつもメイン講師をやっていただいている守谷京子(IPG所長)さんの「ゲシュタルトABCセミナー」。

 初日、2日目ともいきなりチェックインなしで一人ひとりが会場に入る時に覚悟を聞かれる「エントランス」という実習。
 「あなたは準備ができていますか?」という問いに対して「私は準備ができています」という言葉をドア越しに行う。
 その次に「ドアの向こうに未来あのあなたが見えます。魂の底から呼びかけてください」と言われる。自分は笑顔で仲間たちと対話している姿が見えたのでうれしくなった。「肌の色や髪の毛が違う人と平等に話しています」と答える。気持ちが落ち着いていくのを感じた。

 初日午後は3人一組で「自分の言葉」を身体活動や声にあらわす。約1時間の実習、声をだし、踊り、手脚をバタバタさせ、気持ちを開放した。気持ちもよかったし、他の人の気持ちもわかった。両手を胸に当てる動作なんてやったことがないが、結構事自分がいとおしくなる。

 2日目もエントランスから始める。さみしい人や気合を入れたい人、仲間が欲しい人、それぞれが短時間のワークをする。本質の深い点にすっとはいるのが守谷さんの特徴。
 2日目終了時、参加者は開放され一つの塊になった(写真参照)
 

▲実習の最後も身体活動。みんなこんな解放された顔をしている。

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2012年10月07日

<10月6日 スウェーデンのイノベーション>

 今日の午前中はJETRO(日本貿易振興会)ストックホルムの三瓶恵子さんをお招きしての講演。

 「イノベーション(変革)は欧州の中でもスウェーデンが1位か2位。企業でもイノベーションを声高に言っている。実際に医療、パルプ、食品、日用品など地道な分野で変革している。

背景としては
?労働時間が少なく生産性を上げなくてはならない。
?国内市場が小さい(950万人)ので、最初からグローバルな視点を考える。そのために付加価値製品をつくらないといけない。
? 労働者の質(学歴)が高い。

 国の仕組みとしては、産業省&教育省に加え、革新庁、成長庁など変革を支える官庁があるし、大学や半官半民研究所がある。
 サイエンスパークを作り企業・大学の連携がある。」

 スウェーデン人のメンタリティは関係あるかと聞いたら、「ある」との答。
「エンジニア=職人気質。自分のオリジナリティ・思想にこだわる。理論で整然と分かり合おうとする。実利主義。一方で人を大事にする。」
 「官と民が気軽にやり取りする。庶民が電話で大臣とやり取りできる」
「我慢強い」
「ライバル同士でも協力できる」

問題は何か?
「商品化が弱い。大学で基礎研究、  応用は企業だが、以前は3年かけて研究 したが最近は予算の関係で8か月で刈り取りをしろと言われる。だから良いネタを資本力あるアメリカに買われてしまうケースもある」

国家を上げてイノベーションのべクトルを合わせているのをうらやましく思った。
 

▲三瓶さんの話に聞き入る18名の参加者。みんな半分以上海外生活を経験。

▲イノベーションを促進するサイエンスパーク(シティ)

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2012年10月06日

<10月5日「女たちのスウェーデン」>

 今日は終日、ホテル会議室で講演を聞く。
最初はレグラント塚口淑子さん、2番目がジャ-ナリストのジェニージェンセンさん、3番目がコンサルタント会社デロイトの人事について。

 レグラント塚口淑子さんのお話は日本語だし、写真入りでパッションたっぷりで面白かった。
 「私は日本人が頑張っているに国から大事にされていないのが残念でしょうがない」という切り出しから始まる。なるほど「そうだ」と思い身を乗り出して聞く。

 彼女は、1966年に単身スウェーデンに来られた。本来はフランス語を学びに来たのだが、スウェーデンの豊かさ、寛大さに惹かれ住むことになった。言葉も覚え、大学に行き、ストックホルム大学のシニアリサーチャー、文学博士。2005年に出版会社を興し「女たちのスウェーデン」でデビュー。

 彼女の説明でスウェーデンの輪郭がはっきりしてくる。経済、財政で欧州の中でも優等生。働きやすさ、女性の活躍なども世界でトップ。
 背景は貧しくて厳しい自然。個人がしっかりしないと生きていけない社会だった。

 政治の世界を詳しく話していただく。多様性を大事にするので政党が左から右まで10以上ある。国民の関心が高く投票率は90%近い。選挙前になると選挙小屋ができて市民が政策を聞きにいく、納得いくまでやり取りするそうだ。小学校から、生徒会なども「政権奪取」と選挙演説をする。選挙のやり方、集団の意思決定を学ぶ。
フリーのジャーナリストがいて様々な情報を公開する。そういえば私物のチョコレートを公費で買ったのがオープンになって辞職した党首がいたのはこの国だった。意思決定に時間はかかるが、決まるとまずやってみるという「実験の国」でもあるらしい。
 民主主義の未来の形の一つだと思った。

▲スウェーデンに来た時の持ち金は100$。語学教室も大学も無料で本当に助かったとレグラントさん。現在のご家族はスウェーデン人のご主人と二人のお子様。

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2012年10月05日

<10月4日 ストックホルム商科大学>

 昨夜からスウェーデンの首都、ストックホルムへ。
 午前中はストックホルム商科大学を訪問。
1909年に設立、業務分析、企業変革に科学的な手法を用いて産業界に貢献。15000人の学生 欧州TOP20に入るレベルの高さ。 日本では東大、一橋、慶大(微視ネススクール)と提携。 
予算は21%しか政府から来ない、後は寄付と学費。26の博士課程、組織理論 HRM リーダーシップがある。トヨタと提携関係にある。

印象的なのは
「スウェーデンは“合意”の文化(労使関係や従業員と使用者側と)」
「お互い高い信頼性に基づいている。」
「対話を大事にする。何か問題があれば対話し、科学的に考えれば解決するはずだという強い信念がある」
「良い人間関係(人的ネットワーク)があると目標指向性が高まる」という研究もあり、スウェーデンは欧州でも高い実績を出していた。


午後はスウェド銀行を訪問。変革事例を聞く。

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2012年10月02日

<10月2日 オムニア職業専門学校>

 昨夜からフィンランドのヘルシンキに移動。コペンハーゲンより少し肌寒い。
 今日から二日間、「世界で一番学力高い」国の秘密を探る。

 午前中はオムニア(OMNIA)職業専門学校。行って驚いたのは大学のように広くて大きい。4000人が通う。
 フィンランドは基礎教育(日本の小学校と中学校のようなもの)が9年間。その後は大学に行くのを前提とした高等学校と職業訓練校がある。最近は50%以上が職業訓練校に来るようになったとのこと。
 コースは医療・健康系、クッキング系、美容師系、ホテル・観光業系、建築・造園、自動車、IT、デザイン・工芸、手芸、マネジメント系、国際プロジェクトなど134件で実に多彩。

 実際に訓練風景を見学したが、生徒さんは楽しそうにやっている。実践が中心。
例えば建築の場合、理論を少し教え、先生がお手本を見せ、実際にやらせてみる。生徒が悩んだ時だけにヒントを与える。実習も最初はグループでやり次は個人で取り組む。実に体系的。

この学校で大事にするのは成果。どれだけの事が出来るようになるかを大事にする。
企業から火を招き講師になったりカリキュラムを共に考える。
そのために前向き、新しい事が好きなどの態度が重要でスキル・知識がその次だそうだ。そのために、個人面談をきめ細かくやって自分が何をやりたいのかわかるよう支援するし、各種質問用紙があって自分が本当にやりたいことだけをやる。
 
講師も生徒も自発的に実力を上げる仕組みが良くできていると思った。


▲オムニア職業専門学校。4,000人の生徒と700人のスタッフがいる。スタッフはほとんど教育に携わる。

▲自動車整備コースの生徒の手作りのインフォーメーションオフィイス。ちなみに外部のお客様から料金をいただいて自動車の整備も行っている。

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2012年09月26日

<9月26日 杉田塾>

 今日は久しぶりの杉田塾。TA研究部会の委員が杉田峰康先生(日本交流分析学会理事長、福岡県立大学名誉教授)のお宅にお邪魔してお話を伺う勉強会だ。

 ここ数回はいわゆる「ブルーの本」、ヘレナハーガデン先生の「交流分析」の深読みを行っている。
 ブルーの本はいわゆる自己心理学について書かれたもの。従来のTAは自我心理学と言って、冷静な判断力のアダルトの自我状態がある人を前提に考えているが、近年自己愛や境界性人格障害の方々が増え、従来の考えかたでは対応できなくなった。そこで、0歳から3歳くらいの自我ができる
前の心理を考える自己心理学が中臆されるようになった。

 今回学んだことで興味深かったのは
クアイアントはカウンセラーに対して転移の感情を持ち始める。転移とは幼少時、親について持った感情をカウンセラーにも持つこと。
 種類は理想化(カウンセラーをひたすら素晴らしいとあがめる事)から始まり、嫌悪・憎しみの感情に変わっていく。こういう愛憎両方持つ感情をクライアントが持つのは信頼感が出てきた証拠なので、カウンセラーは何を言われても怒らず、冷静に受け止める事。

 カウンセラーも逆転移という感情があり、クライアントに愛憎を持つ。これはクライアント自身の過去の肉親に対する感情が反映される。
 カウンセラーがクライアントと上手くいかなくなった時、「自分に何があったのだろう」と自省するケースは関心した。

▲ヘレナハーガデン博士他著の「交流分析」。いわゆるブルーの本。精神分析がベースなので基礎知識がないと難解。杉田先生の解説でわかりやく良むことができる。

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2012年09月25日

<9月25日 ゲシュタルト勉強会>

 この二日間は世田谷グループのゲシュタルトセラピー・アドアド(アドバンスド・アドバンス)コースの勉強会。実際にファシリテーター(カウンセラー)役とクライアント役に分かれて、ゲシュタルトワークを行う。そのワークのあとで、他の参加者や先生からフィードバックをもらう。今回は最終回で、先生は百武正嗣さん(日本ゲシュタルト療法学会理事長、GNJ理事長)。 もう3年以上、続けている勉強会なので参加者のレベルは高い。

 私は初日に2回ファシリテーターをやらせてもらった。
ワーク終了後、百武さんからフィードバック、アドバイスをもらう。
クライアントの「最初の言葉を聴きおとさないこと」を学んだ。「自他の怒りを避けているのはないか」の指摘にギくっとした。
 また実習指導でクライアントの心の奥底にあるもの(怒りなどのエネルギー)を腹の底で感じ、胸、のどに集中させ、声に出す体験は衝撃的だった。怒りだけでなく恨み、悲しみなどの感情が長く続いていく。先祖代々の怨念のような声が出て、知らない人が見ると、悪霊払いに見えるだろう。
クライント役は至ってすっきり。この劇的変化がゲシュタルトの醍醐味。

 2日目はワーク3つをオブザーブ。
面白かったのは、周りに気を使い調子を合わすぶりっ子の自分と「てやんでい」といういたずらっ子の自分が明らかになるワーク。周りを気にせず「ばかやろう、ざけんじゃねえ」と悪態をつきながらも元気になっていく普段上品なカウンセラーを見て「悪役は人を元気にさせる」と実感した。

 このグループは今後も自主勉強化を続け、来年からアドアドの卒業生2人一組で「ファシリ養成コース」の講師を行うことになっている。新たなる出会いが楽しみだ。


▲アアドアドコースの参加者の皆さんと。今はそれぞれ各地で講師を務める。中央が百武さん。

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2012年09月15日

<9月14日 北欧研究会 第6回>

<9月17日 北欧研究会第6回>
 北海道から羽田経由へ、東京半蔵門の
ヒューマンバリューオフィスに。今日は北欧研究会のパート1の最終回(第6回)。
今まで学んだ事を分かち合うダイアローグ。まず自分が口火を切った。

○一言で言うと「厳しい環境が育んだ家族主義」。国家が家。国民が暮らしや教育をどうするかを考える。政治は情報公開。暮らしなど国民の意思が直接反映される。
 一番参考になったのは学校教育。大人が子供の将来を真剣に考え投資(お金も人財も)をする。
グルンドビンの国民学校(社会人が学ぶ場)も参考になった。
税金が高い、ムラ社会、楽しみが少ないのはマイナス点。

他の出席者の意見は
○愛国心が強い、最先端を行く(軍事、福祉、社会保障の制度。企業経営、結婚をやめるという考え方も)。休暇を6週間取らないと上司に怒られる。
○未来を考える。;英国、ドイツ、北欧、将来を語ろうという流れ(ヒューチャーセンター)
○人に優しい反面。厳しい。市場競争原理。自立しないと生きていけない。
○幸福感が高い(日本が低い)日本は自虐意識が強い。日本はいいところ、一杯ある。日本に来たロシア人100人が「日本は清潔で親切」と口々に言っていた。
○Principal&Practice:  どこそこがやっているかでなく、自分たちはどうあるべきか?を考える。
○北欧はストーリーの原型を置いてから作る。欧州で「日本人はなぜそうか」と聞かれ答えられなかった。日本も原型となるストーリーが必要。
○GHQが真っ先にやったのが古事記の焚書。日本のストーリーとなる精神的背骨を焼かれた。

後半は日本はこれでいいのか、これでいいという意見が交わされた。自分も含め熱くなり、ダイアローグというよりも議論。
刺激になり、今後考える課題ができた。

▲参加者の出た意見を記述したファシリテーショングラフィック。この勉強会の主催の高間社長が
初挑戦とのことだったが、わかりやすかった。

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2012年09月08日

<9月8日 鈴木佳子先生のセミナー>

今日は9月のTA研究部会。東京経済大学の学生相談室の鈴木佳子先生が講師だ。鈴木佳子先生は日本交流分析学会でも若手のホープとしてご活躍で、2年前のTA研究部会でも講演いただき好評だったチャーミングでわかりやすい先生だ。

 今日のテーマは人生脚本。わかりやすい「自分の生き方のクセ」だ。
講義の合間に、楽しいエクササイズを5個実施。
 例えばセミナー会場の中のもので気になるものを上げる、そしてなぜかを考える。
 私は前方のライトを上げた。「私は小さなライト(電灯)です。します。常に注目を浴びるわけではありませんが、皆さんに役だっています。部屋の片隅を明るくします。他の仲間と協働して部屋を明るくします。」
 自分の生き方に気づき、ありたい方向に乗り換えようというのが先生の講演の趣旨。

 最後に「現代の若者の危機」について先生から簡単に導入があった。学生相談のお仕事柄1日中20歳前後の人と会っている。
「自分を責める人が多い。新聞を見ても20歳代の自殺者が増えている。就職率が下がり、うつが増加。バブル崩壊以降に生まれ、右肩上がりの経済を知らない世代。」

4人一組で話し合い、全体でシェア。
 私たちのグループでは「確かに新人研修では小粒でまとまった感じの人が多い。でも彼らのせいより親世代の問題。チャレンジしないと言うが、親世代もしない。若者の悪口を言うのをやめよう。
 若者も偉い点がある。阪神大震災や東日本大震災でボランティアをしたのはこの層。ただ就職とか機会に恵まれない。親世代はできることから若者の援助をしよう」という事になった。

▲鈴木先生はヴァンジョインズ先生の所でもTAを学ばれた。今回のセミナーでも会場の質問に対して理論と自分の経験から丁寧に回答をしていただいた。

▲最後の「若者の危機」に対しての参加者の意見のシェア。ちょうど大学院の方が出席、「私の世代について心配してくれて感謝しています」のご意見に会場から拍手。

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2012年07月16日

<7月16日 ファシリテーター大会>

日本ゲシュタルト療法学会学術大会が終了し、今日は続いて全国ファシリテーター大会。全国から集まった40人のゲシュタルトファシリテーターが腕を振るう。学会に認定されたい人がファシリテーターとなってクライアント(悩みを出す人)を募集し、約一時間で面談(ワーク)、終了後 周囲の参加者からフィードバックをもらう。

2つのグループに分かれ、計6人がファシリを体験。私が所属する世田谷グループも二人が手を挙げた。1月から半年ぶりだが、皆さんレベルを上げたと思う。
特に鹿児島から来られた二人はより鋭くなった。ファシリとしても、オブザーバーとしても観察が鋭くなりフィードバックも躊躇せず言動がタイムリー。刺激になった。元々10年の歴史を持つ老舗。毎月自主勉強会を持つ熱心な集団だが、この3か月 ボディーワークをやって体の芯の気づきが早くなったという。また出張してともに学びたいと思った。

 また各ワークの後に、プロのスーパーバイザーからコメントが出されるが、非常に参考になった。
まずは守谷さん。「ファシリテーターの姿勢・クライアントの距離はニュートラル(中立)であること」。
 
 次に百武さんの「クライアントの話す繊細なものに目を向ける。劇的なストーリーがなくても良い。居続けると生まれてくる。
 いつ頃からか、何が自分を止めているか、微妙なことにをはっきりさせていくことで深い気づきが出てくる」は大変参考になった。
 昨日までの二日間も充実していたが、今日はより深くファシリテーターとしての腕を磨き目を肥やす良い体験となった。

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2012年06月12日

<6月12日 ゲシュタルトセラピー合宿>

 今日から3日間、世田谷グループのゲシュタルトセラピー・トレーニング合宿。
 参加者がお互いにクライアントとファシリテータ役に分かれて、気になることについてゲシュタルトセラピーの気づきのワークを行う。ワーク終了後にお互いにフィードバックしあい、ファシリテーション力を磨き合う。最後に百武正嗣氏(日本ゲシュタルト療法学会理事長)がコメントを行う非常に濃い3日間。

 最初に自分がクライアント。最近見た後味の悪い夢の意味を問う内容。ファシリテーター役は現役カウンセラーで丁寧に聞いてくれた。最後はこれでいいんだという納得感があった。
 百武氏のコメント「夢のワークの進め方には3つある。第一は夢で出てきた気になる事を扱う。例えば“消え入りたい”と言っている時、エネルギーがない。ここは突っ込むところ。
 第2は夢の中に出てきた人すべてになってもらう。例えば若い人になってもらう。私は若い力がある。上司になると、私は熟練した上司です。
 第3は150人の新人が来るという機会を逃した。この象徴的な意味は何か。何か新しい胎動が起きているのに気付かない自分ということが考えられる。」
 これを聞いていた私(クライアント役)は創造的なエネルギーが湧くのを感じた。何か始めようとしている元気な自分を感じたからだ。
 夢というのは無意識体の集合なので25通り以上のセラピーがあるようだが、第2のやり方は元気が出た。

夕方、私がファシリ役をやらせてもらった。クライアント役の主訴は「最近、仕事で無感覚」というもの。無感覚を味わってもらうというのは難しかったが、最終的には「いつも元気でなくてよい。休養(=無感覚)の時期があって活動期が来る」という気づきがあって終了。
 
 百武氏からのコメントは
「ファシリとしては慣れていて、クライアントの話の流れに沿っていてワークの進め方として良い。
 問題はややクライアントにポジティブに誘導する傾向がある。クライアントが気づくまでもう少し待つことが必要。またクライントのかすかな恐怖感など微細な心の動きをスルーした。ここを捉えるのが次の課題」
まさしく昨年の鹿児島合宿でも指摘された内容であり、今回の指摘でよくわかった。
貴重な学びの場面であり初日だけでも十分満足した。

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2012年06月11日

<6月11日 北欧の人づくり研究会>

 今日はヒューマンバリュー主催の北欧研究会。月に1回北欧事情を学ぶ第一部と実際にデンマーク、スウェーデン、フィンランドを訪問する第二部(10月)からなる。
今回の出席者は約30名。教育や社会に関心ある人たちが集まる。

 高間社長から「毎年、ASTDに参加しているが、近年新しいものがなくなってきたという声が聞かれる。そこで教育などで注目をあびる北欧に目を付けた。閉塞感ある日本から脱出するための参考にしたい」ご挨拶があった。

続いて北欧3か国の概要説明。
◆高い世界ランキング(イノべーション指数、2位スウェ、5位フィン、6位デン。一人当たりGDP、ノルウェー2位、デン6位、スウェ8位。科学技術意識スウェ1位、フィン3位、4位デン)など。

◆授業料は大学までタダ。生活費も支給される。
◆医療費も無料。ただし医者不足で他の国に受診に行く事が多い。英国に診察に行く場合、飛行機代や家族の見舞い代も無料。

◆有名企業;エリクソン、イケア、H&M、(以上スウェ)ノキア、LINUX(フィン)、レゴ、ロイヤルコペンハーゲン(デン)
◆共同体意識と共感が家の基盤。国家もこの意識を持とうという「国民の家」政策(スウェ)

このように素晴らしい教育、福祉、産業。 この秘密のカギは小人口(20人/kmスウェ。同じ人口の神奈川県は3727人)、厳しい環境が生んだ協働と自立精神、競争意欲などがベースとなっているのではと思う。これから具体的にこれから探っていくのが楽しみ。

▲北欧に関する50冊ほどの本。今回これらのエッセンスが学べた。

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2012年06月10日

<6月9日 アサーション講演会>

 昨日は2012年度の第一回TA研究部会。平木典子先生と八巻甲一先生をお招きして「職場、家庭、地域で役立つアサーション?自分も相手も大切にする自己表現の勧め」のテーマの講演会。約70名出席。
 
 運営委員長として新年度のご挨拶。「私もあなたも笑顔で活き活き! 職場、家庭、地域」の年度スローガンを紹介した。

 午前中は八巻先生から3つのタイプコミュニケーションの取り方の説明から。
言いたいことを我慢するノンアサーティブ(自分を大切にしない)。次が言いたいことは言うが相手を配慮しないアグレッシブ(攻撃;相手を大切にしない)。3つめが正直であり、相手への共感もあるアサーティブ。
 職場の例で実習を実施。

 午後からは平木典子先生。1982年に日本へアサーションを導入した第一人者だ。
まずは基本的な考え・哲学を説明いただいた。
(1)自己表現の権利。感じていることを表現してよい、人権の基礎。
(2)人は神ではない、失敗の権利。厳罰の禁止。起こしたミスは心の底から謝まればよい。
(3)人はそれぞれ違う。「違い」は「間違い」でないという考え方。

次にDESC法という具体的方法を学ぶ。
(1)Describe;客観的事実を描写する。
(2)Express、Empathize;自他の気持ちを表現する。共感する。
(3)Specify;特定の提案をする。
(4)Choose;結果を選択する。相手がYes、Noの場合を想定してトークを考える。
グループ双方で利害関係を話し合う実習したが、相手の世界がわかり、当方の世界を共感してもらうと受け入れやすくなるという実感をした。近年言われるストーリーで語る、に通じると思った。
 
 名古屋から来られた看護師さんが、「相手から攻撃されたら、こちらが黙ってしまう。どうしたらよいか」との質問。
 平木先生は「こわあい」と実感をいえばよい。相手の攻撃は一瞬やむはず。それを「そういう言い方をしないでください」と言うと相手はさらに怒る、と回答。それには素直になって自分の心がわかっていることが大切。わからない、迷っているなら、それなりにその状況を言えばよい。
 懇親会ではご自分の例も紹介し、なるほどと納得。

 大きな収穫のあった1日。2012年のTA研究部会も順調なスタートを切った。
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▲平木典子先生。お話に無駄がなく鋭い。わかりやすい表現だが、ズシリと腹に響く内容。


▲アサーションとはをわかりやすくご説明された八巻先生。

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2012年05月28日

<5月27日 セルフ マスタリー>

昨日はHRT社主催、U理論(オットーシャーマー氏著)の訳者の由佐美加子氏による「セルフマスタリーを探求するワークショップ」。
 セルフマスタリーとは「学習する組織」を提唱したピーターセンゲ氏の述べる5つのDescipline(共有ビジョン、メンタルモデル、システム思考、チーム学習、セルフマスタリー)の中の一つ。マスタリーとは高い意味での習熟を意味し、セルフマスタリーとは個人の視野を常に明瞭にし、深めていくこと。
 
 由佐氏のガイドによって実習をしていく。
(1)自分の過去のイベント(インパクトあるもの)を8年ごとに記述。TAのライフラインに似ている。
(2)人間関係の起点の記述(家族、職場、コミュニティ、社会)。
(3)ビジョン明確化のためのインタビュー。
(4)写真集を見てヒントを得ながら、個人ビジョンの宣言文の作成
 1日(本来、数日かけてやる)なので掘り下げ不足があったが、一通りの体験ができた。私のビジョンは「人々、組織が元気で個性を伸ばすことのできる社会を目指す」である。
 
 レクチャーの中で参考になったのは
(1)組織の問題については「自分がこういう行動をしていた、していなかったからこうなった」と「自分事」としてて捉えないと変革は進まない。
(2)今までの行動・思考パターンを一度手放す。そのためには臨死体験をすること。
(3)ある出来事があり(トリガー),反応(攻撃か逃避)がある。反応に行く前に自分の中で保留していると反応が変わってくる。
(4)主語を明確に、具体的に。
 
 今回の参加者は全国(東京以外に大阪、四国、岐阜)から集まった。これだけの方が関心を持っているのは興味深いし、様々な職種(会社経営、旅館の再建、保険会社、生協など)の方々との情報交換は刺激になった。

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2012年05月07日

<5月7日 ASTD 2日目>

 今日は8:00から基調講演。ジム・コリンズ氏の講演。コロラド・コンベンションセンターの数千人入る会場は満杯。
 氏はトライアスロン、岩登りで鍛えた長身の引き締まった体。エネルギッシュで迫力ある話だった。元スタンフォード大学教授で、「ビジョナリーカンパニー」の他、6冊の出版で世界中の読者を魅了した知の巨人とは思えない。Creativity(創造性)とDicsipline(規律・鍛錬)をどう組み合わせるかで事例を紹介。

 午後はケン・ブランチャード氏の講演。テーマはリーダとしてのGROW(成長)。
80歳をこえていらっしゃるが、「毎日が楽しい。学びが楽しくエキサイト」と笑顔で言われるとこちらまで元気になって来る。存在だけで人に良い影響を与える人だ。

 午後の2つめは「韓国ヒュンダイ自動車のAIを使ったコアバリューのグローバルの浸透」。米国ジョージア州とインドの事例を紹介。AIは本来自発性向上の手法だが、会社の価値観浸透のために活用。

 3つ目は「中近東クェート石油会社のOJT強化」。イリノイ大学の人材開発の教授とタイアップして新卒の技術者の早期戦力化(技術とモチベーション)の事例を紹介。オーソドックスなやり方で確実に成果を出していた。

 途中で違うセッション「洞察力の強化」。ここ数年注目を浴びる神経心理学は今回のASTDでも5セッションあるが、その一つ。脳の構造を使いながら、洞察力を妨げる要因(睡眠不足・不安)、促進要因(肯定感、共通因子を早く把握)をデータで説明。
 
18時からは情報交換会。
Googleのリーダー教育が印象的。教える知識はネットにすべてあるので、トレーニングは外の情報をつかんでだ上で自分はリーダとしてどう生きるかを話し合う。
今伸び盛りのFacebookの講演を聞いた人が「Facebookでの情報交換は今ここがすべて。数日前の情報ではGoogleと同じレベルだ」と紹介してくれたのがインパクトあった。

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<5月6日 ASTD 2日目>

 今日は8:00から基調講演。ジム・コリンズ氏の講演。コロラド・コンベンションセンターの数千人入る会場は満杯。
 氏はトライアスロン、岩登りで鍛えた長身の引き締まった体。エネルギッシュで迫力ある話だった。元スタンフォード大学教授で、「ビジョナリーカンパニー」の他、6冊の出版で世界中の読者を魅了した知の巨人とは思えない。Creativity(創造性)とDicsipline(規律・鍛錬)をどう組み合わせるかで事例を紹介。
 
午後はケン・ブランチャード氏の講演。テーマはリーダーとしてのGROW(成長)。80歳をこえていらっしゃるが、「毎日が楽しい。学びが楽しくエキサイト」と笑顔で言われるとこちらまで元気になって来る。
存在だけで人に良い影響を与える人だ。

 午後の2つめは「韓国ヒュンダイ自動車のAIを使ったコアバリューのグローバルの浸透」。米国ジョージア州とインドの事例を紹介。

 3つ目は「中近東クェート石油会社のOJT強化」。イリノイ大学の人材開発の教授とタイアップして新卒の技術者の早期戦力化(技術とモチベーション)の事例を紹介。オーソドックスなやり方で確実に成果を出していた。
 途中で違うセッション「洞察力の強化」。ここ数年注目を浴びる神経心理学は今回のASTDでも5セッションあるが、その一つ。脳の構造を使いながら、洞察力を妨げる要因(睡眠不足・不安)、促進要因(肯定感、共通因子を早く把握)をデータで説明。

 18時からは情報交換会。
Googleのリーダー教育が印象的。教える知識はネットにすべてあるので、トレーニングは外の情報をつかんでだ上で自分はリーダとしてどう生きるかを話し合う。
 今伸び盛りのFacebookの講演を聞いた人が「Facebookでの情報交換は今ここがすべて。数日前の情報ではGoogleと同じレベルだ」と紹介してくれたのがインパクトあった。

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<5月6日 ASTD初日>

今日からASTD。ASTDとは1943年に設立された団体で、世界中の企業や政府などの組織における職場学習と経営者の機能性向上を支援する団体。世界中からトレーナーやコンサルタント、企業の教育担当者が集まる。
 4日間で230ものセッション、ワークショップがあるので絞るのが大変。
 
まずは「デイズニーランドのリーダーシップ教育」を拝聴。リーダーとしてビジョンを作る、日々の実践のために組織を作る、従業員をエンゲージ(やる気に)させるなどが必要と説く。やや教科書的な感じがしたが、創始者のウォルトデイズニーが生前にEPCOTセンターの構想を具体的に語るフィルム。
何がすごいかと言うとこのプレゼンした時はフロリダのオーランドはワニしか住まない湿地帯だったのにゼロから今とほぼ同じディズニワールドの姿を構想したのがすごい。
その伝説のフィルムを見れたのが良かった。

 次の「学習のアジリティ(敏捷性)」将来のリーダー開発の未知の要素。興味深かったが、まだ探索中でつながりが悪く「そうかな」と感じることが多くやや納得感低い。

 グローバルリーダーシップに必要なトレーニングの開発(メタ認知的アプローチ)。筑波大学の6人の先生による発表。面白かったが、膨大な内容にやや消化不良。多様な文化を受け入れれながら問題解決をしていくというのが共通項か。

 18時からヒューマンバリューさんのツアーに参加したメンバー約30人で情報交換会。これが面白い。他の人の参加したセッションの概要を聞き、全体のイメージがわいてくる。
 Facebookやミクシーなどのソーシャルラーニングをどう使うかなどに加えて、リーダーとして人間力を強化することが必要など多彩なテーマがならぶ。
フィリップの組織変革事例は考え、実践、丁寧な振り返りが特徴。組織の問題の原因究明をしないというアプローチは心理療法の原因分析をしない認知行動療法が主体となる流れと一致するのでは、という高間社長のコメントが興味深かった。

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2012年03月31日

<3月30日 ヴァンジョインズ先生ワークショップ最終日>

今日の内容は個人ワーク4件、質問7件。

 私も手を挙げて個人ワークをしてもらった。
「仕事がうまくいかない時、落ち込む」と話したら「それは当然。自己評価、自己尊厳の裏返し。それがあるから高い意欲・自発性が発揮される」とヴァン先生に言われて納得。   

 具体事例を出した。3週間ほど前に、ある外国の経営者が集まった会で講演をしたが、私語が多くてやりづらかった。ひどい人は席を立って他の人と話をしていた。2回注意をしたが、直らなかった。次の日に発表があって参加者はそちらに気を取られていて講義に集中しづらいという背景もあったが,不愉快だった。
まずヴァン先生が「それは失礼な話だ。人間として怒ってよい。」と言ってくれてほっとした。
 次にヴァン先生の指示でその時の参加者の代表格(官庁の役員)を空の椅子に持ってきて話した。話しているうちに「私の話を聞きたい人はこの部屋に残ってください。違う事をやりたい人は違う部屋でやりたい事をやってください」というオプションを提案され,
それを話した。話していて気持ちがすっとしていて頭の中で何者かが溶けていくのを感じた。
AかBかの2者択一でなく、両方いい点を取り入れた第3の選択肢があるのだ。非常に柔軟だと思った。
 個人ワーク終了後、他の参加者からストロークをもらった。「(外国の役人に話したのが)堂々としてかっこよかった」「自分も同じ経験をしていたので参考になった」
短い時間だったが、心と頭の整理になった。

ワークショップ終了直前の質問タイムに自分の適応タイプについて聞いた。私の適応は「責任感ある仕事中毒(RW)」と「魅力的な操作者(CM)」だが、バランスがいいそうだ。まじめにやりすぎるのをCMは「やめて人生を楽しめ」と言い、RWはCMの暴走を止める。仕事もプレゼンもうまくいきますよ、ストロークをもらった。
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▲サイコエネルギー法で50肩を治すワーク。物珍しさに何人かがビデオを撮る。
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▲最後に世田谷グループでワンショット。ワークショップの後も振り返り会を実施。良く学び、よく飲んだよき仲間たち。
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▲ヴァン先生と。繁田先生から「雰囲気が似ている」と言われ少しうれしい。

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2012年03月30日

<3月29日 ヴァンジョインズ先生ワークショップ4日目>

ワークショップ4日目は、個人ワーク4件、質問3件。

 エネルギー統合法というのが不思議だった。左手を伸ばして、右手を頭の上にかざす。その左手をセラピストが軽く押す。クライアントが本当の事を言っていると手を支える力は強いが、本心ではない事を言っていると支える力が弱くなって手が下がってしまう。またその右手の手の甲を逆にすると身体のエネルギーが変わる。これを使っていくつの時にトラウマがあり、誰とどんな事件があったかを聞いていく個人ワークはマジックを見ているようだった。

 他の個人ワークで心に残ったことを紹介すると
◎何かを決める際の選択肢は2つではジレンマが起きる。常に選択肢は3つ以上にする。2つしかない場合、2つの良い点を入れた選択肢を新たに加える。

◎個人ワークが終わった後は他の参加者からの質問は受け付けない。ワークをやった人に感情の統合させる時間が必要だから。

◎両親が離婚した場合の子供の養育や片方の親の面会はどうするか。アメリカでは裁判所がたいていの場合、ファミリーセラピーを指示する。たとえ子供が4歳くらいでもセラピーに参加させ、自分の意見を言わせる。考える力がある。

◎ワークでクライアントにショックとなった出来事があった幼児の時に戻して、言いたかった感情を言ってもらう。その後、成人した今の自分(Grow up Part)からその子に対して言いたい事(保護や励まし)を言ってもらう。自分の中に勇気と元気が湧いてくる。

4日目で参加者どうし仲良くなるし、ワークで悩みが解決しスッキリしていくのがよくわかる。
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▲エネルギー統合法(サイコエネルギー)の実習。6人が手をつないだ中にエネルギーが流れる。不思議、不思議。我々もやってみたが、手の甲の返すだけで反対の手のエネルギー量が変わる。
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▲剣道仲間のマイクワトソンさん。NC大学の生物学研究者。3年前にネットで「チャペルヒルで剣道場はないですか」と聞いたらすぐ対応してくれた。送迎もしていただき面倒見がよく助かっている。「もう和美さんに会えない」と思ってプレゼント(チョコレート)を持ってきてくれた。私はバーボンをいただいた。

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2012年03月29日

<3月28日 ヴァンジョインズ先生ワークショップ3日目>

ワークショップ3日目は講義から始まり、個人ワーク2件、質問4件。
最初の講義は人格適応論を使っての夫婦の組み合わせ事例の紹介。クリントンとヒラリー、キッシンジャー夫婦など有名な方々の事例を使うのでわかりやすい。最初はお互いに自分にない性格に惹かれて結婚するが、そのうち相手の欠点が見えてきてうまくいかなくなる。それをどうやって解決するかの説明に納得。 

その後、質問させていただき、また納得いく回答をいただいた。
Q1;再決断療法とゲシュタルトセラピーの違いは?
A1;ゲシュタルトは個人の気づきを得るのが目的。身体の中に何が起きているのかに気づく。再決断療法は個人の変化する可能性を見て、変化を達成する。
 再決断療法は最初に「契約(ゴール)」を決めるが、はっきりしないならまず会話してみる。そのうち何を達成するかはっきりしてくる。

Q2;個人ワークをする際にセラピストとして留意している点は?
A2;クライアントが自律に向けて動くかどうかを見る。その妨げとなる幼児の決断は何か?そのための再決断は?に重きを置く。
 20分から30分に時間制限をする。それ以上かかる場合は用意が出来ていないので、少し考えてもらう。それ以上かけると個人のラケットフィーリング(本来のものではない感情)が出てきて心理ゲームになり生産的ではない。子供の様な自然とした伸び伸びした表情が出てきたら終了。少しずつで良い。
大事な事を教わった。

この後、サイコエネルギー法を習うが省略。来年、再度集中して学ぶことにした。

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▲夕食会でヴァン先生ご夫妻、白井先生(左)、繁田先生(左から4番目)とともに写す。

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2012年03月26日

<3月26日 ヴァンジョインズ先生ワークショップ初日>

 2012年のヴァンジョインズ先生のワークショップが始まった。ヴァン先生は臨床心理士、TAの指導者でありグループ心理療法家である。TAの教科書的存在「TA Today」の共著者であり、「人格適応論」など世界的なベストセラーを出されている。
 今回の参加者は20名。有名な心理学の教授や現役の医師やカウンセラーが参加している。企業の講師も増えてきた。

 さて初日、「何をこの一週間で得たいか」の自己紹介の後、早速、個人ワークが始まった。相変わらず、ヴァン先生は受容的かつ質問の切れが良くて、最初の人は8分、次の人も25分で終了。
16時終了の段階では6人の方が個人ワークを体験。一人の方がTAや人格適応論に関する質疑応答をされた。

 個人ワークの方法は
1.「自分の何を変えたい?」から始まり
2.「どうなるとよいのか?」
3.「最近の具体的な出来事は?」
4.「その感情は幼少時から馴染みの感情?」など丁寧に質問し、参加者に考えさせ、感情をよみがえらせる。参加者はその感情や生き方は過去のもので、今とはふさわしくない事に気づいていく。
5.「今後、どうしたい?」と聞き、参加者が「今後、(自分を大切にして」こう生きる」と再決断して明るい表情になる。

 今日特に学んだのは質問でうまく答えられない方へは再度質問するが、長くなりそうだと全く違う質問に切り替え糸口を見出すこと。
 また悩める参加者が解決の糸口を見つけ出しポジティブな感情に切り替わると「良かった」と言って拍手で終わる。その瞬間をとらえる目がお見事、と思った。
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▲ヴァン先生の研究所の入り口。小高い丘のうっそうとした林の中にある。
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▲「サウスイースト研究所 家族療法」と書いてある看板。ヴァン先生は今も現役の心理療法を行っておられる。我々のワークショップの後も治療を受けられる方々が並んでおられた。

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▲ヴァンジョインズ先生のサウスイースト研究所。例年より2週間ほど春が早い。桜の木はすでに葉桜だが、他の木々は花が咲く。

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2012年03月09日

<3月9日 組織開発委員会>

 日本に帰っての初日は勉強会。4年前に出来たASTDジャパンの分科会の一つ、組織開発委員会の活動報告。毎年、アメリカのASTD(教育訓練学会)ツアーでお世話になっているヒューマンバリューの高間社長が座長。70人申し込みがあったが、会場の都合で40人に絞ったとの事。

内容は
1.「OD(組織開発)の歴史的変遷」
2.「現在のODアプローチの概観」
3.企業事例「グローバルに向けた組織イノベーション IBMの変化マネジメント」
4.企業事例「住友スリーエムの組織の化学変化」
5.「委員会が話してきた事と.全体ダイアログ」
盛り沢山だが、考えの整理になり面白かった。元上司の故乗井さんが出席されたらもっと喜ばれただろうと思いながら聴講。

 ODは従来はギャップアプローチ(あるベき姿を描き、現状のギャップを埋めていく)が主流だったが、最近はポジティブアプローチ的なホールシステム・アプローチが広がってきている。この方が参加者自身が元気になっていき主体性も開放され効果が続くので、最近私も良く使わせていただいている手法だ。

 企業事例は住友スリーエムがインパクトあった。スリーエムは優良企業で、15%カルチャーが有名。研究員が就業時間中に15%の時間は自分の好きなテーマを研究してよいと会社が認めている。こうして7から8年かけて新製品を育てていくというもの。
 ただこの数年は株主や米国本社から成果を急げという要望が強く、「売上を5年で2倍にするにはどうするか」の話し合いをとことんやっているとのこと。
「かなり厳しい成果中心に舵を切っているようですが、元々の自由な風土や15%カルチャーはどうなりますか」と質問したが、人財開発部長も「私もわからない」と言われて納得。ODは実験しながらの真剣勝負でやってみなとわからない点はあると思った。ただ従業員が納得づくで主体的に厳しい目標に取り組むようになったのは率直な本音の話し合いの蓄積があったからと推察。

 IBMの企業事例は、新興国対応のため、上司は部下にコーチングし、同僚とのコミュニケーションに工夫している経営環境に合わせて組織形態を変え、社内コミュニケーションを活発にした事例も参考になった。

 この後、ワールドカフェ方式で「ODとは何か」についてダイアローグする。社員の幸福にウェイトを置くか、会社の発展に重きを置くかで意見が分かれる。
 私は「ODの目的は経営環境への適応、まず会社が生き伸びないと社員の幸福はない」と言う意見で、少数派。ダイアローグは結論は出ず、もやもやした感じで終わる。

「このモヤモヤ感がODですね」と高間社長のお言葉でお開きとなった。
 

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2012年03月08日

<3月7日 パリ・ゲシュタルト研究所>

今日はフランス滞在最終日。
出発までの間に有名なパリ・ゲシュタルト研究所(EPG(Ecole Parisienne De Gestalt;略称EPG)を訪問。

 ディレクターのイサベルさんがお相手してくれた。英語を話してくれたので一安心。
 EPGは昨年末亡くなられたジンジャー氏(日本でも講演)が創業。毎年5000人が卒業しているゲシュタルトセラピーの専門学校だ。講師は20人。今は世界でも一番規模が大きいのではないだろうか。
企業でも講師を派遣し、成果を上げている。組織風土が荒れていたパリメトロを再生させた話は面白い。組織を人間の5体にたとえて、今の問題(たとえば、社内のコミュニケーションが悪い)を明らかにする。
 今回は日本ゲシュタルト療法学会の百武正嗣理事長に依頼し、米国研究所のモーガン先生を介して訪問した。

 4つあるワークショップ会場も見せていただいたが、カラフルなクッションが置いてありリラックスできそうな雰囲気。自然豊かな場所で合宿もした写真が飾ってあった。残念ながら、こちら主催のワークショップはすべてフランス語で行われ英語版はないとのこと。
 いずれ日本からも10人前後でチームを組みEPGのワークショップに参加したい旨のお願いをしたら快諾(時期の調整や通訳が必要)いただいた。

 いいお土産話を持って日本へ帰れると思い喜んで帰路に就いた。
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▲入り口からは普通のアパートと見分けがつかないEPG。
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▲色とりどりのクッションが柔らかさを演出するワークショップルーム。
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▲親切に対応していただいたイサベル所長(ディレクター)。

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2011年09月11日

<9月11日 島田凉子先生の講演>

ようやくここ数年来の念願がかなった。昨日の島田凉子先生の9月TA研究部会の講演会だ。島田先生は交流分析学会でもたびたび講演され、また近年話題の「交流分析(ヘレナハーガデン博士他著)」、いわゆる「ブルーの本」の訳者としても有名な先生。

 講演の最初は「大うつ病性障害とは」など難解な精神医学用語が並ぶ資料の解説。
「これがほんまもんの“うつ”です」「うつの特徴の部分的焦点づけというのは“巨人の星”の大リーグボールを打たれた星飛遊馬の心境です」と身近な話題に置き換えて説明してくださるので、すんなり理解できる。
 
午後にかけて人格適応論の説明。それもルパン3世やちびまる子ちゃんなどTVアニメを例にとってご説明いただくので初心者でも理解できやすい。参加者の実習はSMAPの一人ひとりの適応タイプをグループで考える。盛り上がった。先生は解説にあたって「○○さんはTVでのインタビューにあえて正面から答えず違う視点から答える。これは△の特徴」とずいぶん細かく観察された内容を基に話されるので、聞く方もなるほどと納得がいく。
 
圧巻は最後の全員との1時間以上の質疑応答。グループで事前に考えているので質問が深い。その質問をエゴグラムや汚染などTA理論との関係できっぱり答えていただくのですっきり。また豊富な臨床経験を基に丁寧にこたえてくださるので臨床現場の様子がわかり大満足。
中身の濃い1日だった。

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2011年07月08日

<7月8日 百武先生 in TA研究部会>

今日はTA研究部会7月例会。数年来の念願かなって日本ゲシュタルト療法学会理事長、ゲシュタルト・ネットワーク・ジャパン理事長の百武正継先生が講師。
少しの講義と実習、3人の方のゲシュタルトワーク実習。感動の涙、涙。さながら質の高い百武先生のワークショップになり、参加された約50人の方は大満足。初めてゲシュタルトに触れた方も『身体からのアプローチだと頭で考えるよりずっと気づきが深い』との感想。

ゲシュタルト療法でのワークとは、相談者(クライアント)の悩みなどを「今ここで」で再体験し、言えなかった気持ちなど未完了だった事を表出=完了する面談。たまっていたもやもやなど感情的に問題解決するのでスッキリする。今回3人とも深かったし感動的だった。

百武先生のワークはこの3年間、100回以上拝見しているが、改めて深さに感服した。
(1)クライアントの発言、表情、声のトーン、身体の動きなどから気持ちの未解決の事に鋭く気付く。
(2)この人にとっての人生の未解決の問題は何か、象徴になっているものは何かを診たてする。このへんはTAの人生脚本分析に似ている。
(3)時には人生の初期、幼児期に親に対して言いたくても言えなかった感情体験を今ここで話してもらう。未完了だった感情が表出され、クライアントはすっきりするが、これはTAゲシュタルト(再決断療法)と共通するものがある。
 30年近く継続しているTA研究部会と大きな動きを創りだしているゲシュタルトとの出会いがあった歴史的な日であった。

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2011年05月27日

<5月26日 2011年 ASTD総括>

(1)全体の潮流
 Learningを通じて仕事の成果やイノベーションを追求する流れが加速した一方で、人間的なもの(一瞬・人生を大切にする、感謝する、感情を出す、チームワークなど)を大切にする二つの流れがあった様に思う(情報交換会より)。
  スキルや考え方は従来の仲間で学び合うソーシャルラーニングやインフォーマルラーニング、エンゲージメント(従業員のやる気)、タレントマネジメントはより進化。コーチングやファシリテーションは定着。

(2)グローバル化(多国籍化)
  欧米企業の関心事は新興国の現地子会社にいかに共通のスキルを展開するか。その際、世界標準的な学習方法を整備し、現地で相互学習できるようにする。

(3)韓国・中東の躍進
 韓国企業はサムソン、ヒュンダイの事例発表が好評だった。良く勉強され、実践されている。立派な発表を聞き、家電・エレクトロニクスの産業では日本は韓国にキャッチアップされ追い抜かれたが、教育の世界でも起きつつあるなと実感。
 ちなみにASTD全体の参加者8500人、米国以外は2100人。韓国451人、カナダ1214人、中国128人、日本は119人と5位。内向きの日本と躍進する韓国の差がますます顕著になってきた。

  中東地区の発表も3件。他のセミナーでもサウジアラビアの参加者ともセミナーで隣り合う事が多く、彼らの熱心さ、優秀さには驚いた。国を上げて教育に力を上げていることが新たに分かった。

(4)情報機器の活用
 セミナーの配布資料はなく、ネットに載ってますという仕組みなので、ほとんどのの方がi-Pad、i-phoneを見ながらセミナーを聞いている。写真撮影もそれらを使う。日本人は紙を見ながらと言う人がチラホラ。

(5)オープンで積極的な参加者
 「この件について、ペアで、グループで話し合って下さい」と言われるとすぐに自己紹介、意見を言い合う。相手の話をよく聞くし笑ったり驚いたりすぐ打ち解ける。前向きでオープンだと思う。

 自分自身も3年ぶりでようやく流れをキャッチアップした実感。学んだことを生かし、クライアント(国・企業・個人)のイノベーションや相互学習の支援に尽力したい。DSCF0554.JPG
▲宿泊したローゼン・センター・ホテル。ASTD会場のコンベンションセンターと通路でつながっていて大変便利。

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▲i-Padを見ながらセミナーを聴くサウジアラビアの参加者。石油会社で企画を担当されていたが、勉強熱心だった。
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▲打ち上げパーティで他の参加者と。毎年参加されている有名な組織の専門家がいるし、本を出している方もいる。大手商社の人事マネジャーもいる。彼らと意見交換するのが楽しい。

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2011年05月26日

<5月25日 ASTD最終目>

3つのセミナーに出席。
(1)「感情レベルでの変革を促進する」
 3人の参加者が8人位の人を選び、立つ位置を指示。自分の組織をイメージして向きを変えるのだが、家族コンステレーションに似ている。その後、組織変革のステップの理論があり意外と面白かった。

(2)「サムソン電子のグローバルパフォマンス改善モデル」
 インドのソフトウェア会社のキーマンにリーダーシップ、IT専門知識、基礎知識を体系だてて教育していく事例。いかに成果を考えさえるか。発表者は30歳代の女性。博士号を持っている。社内弁護士ならぬ社内コンサルが専門性を生かし、グランドデザインを元にみっちり教育していくが驚き。

(3)「積極的になる、革新的になる」
 ジェスチャーたっぷりの講師による情熱あふれるワークショップ。ニューヨークから来たコンサルタントと組んで「目標の達成イメージは?」「何を支援して欲しい?」と質問して答える。ノリは良かったが、無理やりエネルギーを出して消耗した。

 最終の全体セッションはジュリー・ビル氏。元米軍のブルーエンジェルのパイロット。曲芸飛行の映像を元に裏話をご披露。数機の飛行機の間隔はわずか1m!機体は8mあるのに関わらずである。訓練と心から仲間を信頼する事を教わった。

 18時からはヒューマンバリュー主催の情報交換会。
お互いの感想とこの4日間のキーワードを伝え合う。初参加の方はもっと早く参加すればよかったと言う声が多い。皆さんのキーワードを聞いていると全体像が見えて来た。
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▲組織変革のワークショップから。自分の組織の人間関係を周囲の方の立つ位置によって再現する。それぞれの参加者の自由な意見が組織のメンバーの意識と似ているから不思議だ。
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▲基調講演(最終)のジュリービル氏。元米軍のブルーエンジェル(デモ飛行隊)のパイロットで現在コンサルタント。子供の憧れの的の黄色いヘルメットを元に「ここにいて良かった」という実感と、チームワークの元の信頼感を訴える。
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▲打上げパーティでご挨拶されるヒューマンバリュー高間邦男社長。ASTDには20年以上参加されトレンドに詳しい。日本では学習する組織の提唱者でいらっしゃるが、禅や内観療法などにも詳しく東洋的な雰囲気もあわせ持っておられる。

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2011年05月25日

<5月24日 ASTD3日目>

 オープンセッションはASTDチェアマンのサムべリング氏がスピーチ。イノベーションにおける人材開発の役割を説明。
 基調講演はキャンデルスープカンパニーのダグCEOとコンサルのソルガード氏。
業績の悪い会社の建て直しの実績発表。一瞬の出会いを大切にする、業績には厳しく、人には温かくという言葉が印象的。

 その後、3つのセミナーに出席。
(1)「コアバリューを従業員に浸透させる」
 韓国のコンサルの水産加工会社に適用した事例発表。会社として伝えたい「スピード」「市場を見て、意見を言う」などの価値観を従業員個人とチームに浸透させた。グランドデザインがしっかりしてし、4年間緻密にしっかり推進しており関心した。
 
(2)「会社と人生にビジョンのパワーを解き放つ」
1分間マネジャーはじめ多くの著書を持つ伝説的講師のケン・ブランチャード氏。
「ビジョンを持ちなさい」と言う当たり前の内容だが、温かさと厳しさが伝わってくる。理想的な親父に説教されている感じがしてしみじみした後味が残る。

(3)「チェンジエージェントとしてメンタルパフォーマンスのピークを維持する」
 昨日に続く神経科学者のお話しだが、実施することは悪い考えをプラスに替えるリフレ―ミングのやり方。前半の理論は緻密だが、後半は大雑把。多分ノウハウ提供は後ほど個別に、という意図だろう。
 
 夜は本部主催のパーテイがあったが、ヒューマンバリュー主催の情報交換会に出席。参加者は半分以下だったが、その分活発に意見交換出来て充実。同じセッションを聞いているはずなのに、全く違う意見や見解が出て来て気付き発見が大きかった。
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▲急激な業績回復を成し遂げたキャンデルスープカンパニーのダグCEO。管理職350人中300人を解雇した厳しさと従業員への気遣い・暖かさを両立。「学者ではない、本物の実務家」を感じさせられた。
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▲世界的に有名なコンサルタントで作家のケン・ブランチャード。威厳がありながらも親しみやすい笑顔だった。気さくに写真撮影にも応じてくれた。80歳くらいと思うがお顔にはしわが少なくびっくり。

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▲欧米の事例発表だけでなく、韓国・中国・中東・インドの発表も目立った。日本は富士通、日立、ビジネスコンサルタント社などが発表。

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2011年05月24日

<5月23日 ASTD2日目>

オープンセッションはASTDのCEOトミー・ビンガム氏から。スマートフォンなどの携帯電話を使った学習が増えて行くというM-Learningについてのプレゼン。
その後の基調講演はマーカス・マッキンガム氏。人は一番得意な事をやっている時が力が出る、強みに注目しようと言うお話。二人ともアクションが大きいアメリカ流プレゼン。
 
その後3つのセミナーを受講。
(1)「ポジティブチェンジの推進」
  何でも前向きに考えて一生懸命やろうと言うお話。ちょっと浅石、論理が飛び納得感低い。
(2)「ブランドが魅了し、エンゲージメントの維持」
 従業員満足がない会社の83%は顧客満足もないという事から組織内でコミュニケーションを十分取って行きましょうというお話し。職場風土について考える質問シートが良くできている。そのシートを使ってサウジアラビアから来た研修会社との人話し合いをした。

(3)「洞察力を上げる」
 脳神経科学を使い、洞察力を向上させ、新しいアイデアを出していこうと言うお話。会場は満員。アップルやマイクロソフト、HP等で採用されている。
 ステップはまず行き詰まり(葛藤)に気付く。その次は反芻する。その時、静かにして自己の内面に焦点を当てる事、すぐ問題に手をつけない事、ポジティブに考える事が重要。すると洞察になり、アドレナインはドーパミンが解放される。最後は素早く行動するようになる。

 夜は18時から22時までサンドイッチを食べながら情報交換会。基調講演について最近の流れと比べての変化を話し合う。色々な視点が聴ける、これが一番面白い。
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▲「脳神経科学を使い、洞察力を向上させる」テーマのセミナー会場。満員だった。講師の質問で、テーブルごとに考えを話し合う。英語力を強化させねばと思う瞬間。
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▲セミナー(カンファレンス)と並行して行われる。各セミナー会社が出展するEXPO。写真はひときわ目立つケン・ブランチャードのブース。

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2011年05月23日

<5月22日 ASTD初日>

 今日からASTDカンファレンス。
 ASTDとは1943年に設立された非営利団体で、世界中の企業や政府等の組織における職場学習と、従業員と経営者の機能性の向上を支援する事をミッションとした訓練や開発、パフォーマンスに関する、世界第一の会員組織。
 世界中のトレーナーやコンサルタント、人事教育の幹部が集まる。発表内容は世界最高水準と言われ、ここでのトレンドはいずれ日本にも来る物が多い。
 自分はヒューマンバリューさん主催の勉強会組織に入り今回は3年ぶり、3度目の参加になる。

 今日は3つのセミナーに参加。
ジャックウェルチのコーチングをしたと有名なマーシャルゴールドスミス博士のセッションをのぞいた後は、「アジアのやり方をリードする」。タイのコンサル会社が欧米企業がアジアに進出する際の注意点を発表。関係が出来るまでに率直にフィードバックしない事、非言語のメッセージを大切する事などなるほど思える事があった。ただ中国、インドは自己主張が強く一概にアジアは・・と言うのは無理があると思った。
 もう一つは「インフォーマルラーニング」。公式なトレーニングよりも仕事そのものを通じて学習する方が多い(98%)ので、その方法について論じたもの。
 最後は「コンサルティングセールス型セールス研修の実施と効果測定」。チリの固定電話や携帯電話のセールへのトレーニングの実績を発表。コンサルティングセールスの内容を聞きたかったが、市販のノウハウをそのまま使ったというもので少し期待外れ。
 
 夜は18時から22時まで情報交換会。これが毎回勉強になる。自分が行ったセッションについて概要と感想を話し合う。4日間で約300のセミナーが行われるが、個人で見られるのは12セミナー程度だから、他の専門家(仲間)の知見が視野を広げる参考になる。
 今日は概要と感想だけで、突っ込んだ質問やユニークな意見・知的な脱線が少なくやや物足りない。

初日はややモヤモヤで終わった。
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▲ASTD会場のオレンジ・カウンティ・コンベンションセンター。
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▲エグゼクティブ・コーチングで世界的に有名なマーシャルゴールドスミス博士。講演が始まる前に多くの人に名刺を配って会話する。人間関係の基本を実践しておられる姿に感心した。
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▲サンドイッチをほうばりながら18時から22時までのヒューマンバリュー主催の情報交換会。「若い人は何に関心あるか」という動画をネットから拾って視聴。

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2011年05月05日

<5月5日 ドロシーさんのワークショップ>

 今日はドロシーさんのゲシュタルトセラピーのワークショップ。
 ドロシーさんは米国エサレン研究所を拠点として世界中で活躍するセラピスト。ゲシュタルトセラピーを中心に絵画などの芸術療法を使われる。
5年前から年に一度、日本に来られる。地震、津波、原発で海外から恐れられる中で良く来て下さったと思う。

 このワークショップには約20人が参加。個人ワークは2人を拝見したが、参考になる点、大であった。
(1)個人ワークは非常に共感的でじっくり行う。外国講師は理論的な方が多いが、ドロシーさんは言外のニュアンスも的確につかみ、感覚は日本人みたいで安心。

(2)家族コンストラクションという手法を学んだ。複雑な家族の問題がある時、クライントの昔の家族を他の参加者を役者にして再現する。良く言っていたセリフを父役や母役に話してもらう。そしてクライアントが昔言えなかった事を言ってもらう。
 言っている中で色々なわだかまりが解けて行く。最後は理想の家族。クライアントの笑顔が大変印象的。

(3)災害の後のトラウマにどう接するかの講義は、時節柄大変参考になった。ドロシーさんが言うには、災害に遭った人にはまず安全・安心な場面を確保して上げる事。そして安全に思える人が接する事。無理をして災害の話を引き出さない。その人のペースで話してもらい、時には災害の場面から離れる事も必要。ワークショップで体験を話す事は危険な場合もあるので1対1にを勧めることもある。

 週末の落ちこぼれの会でPTSDについて話す事になっているが貴重なお話を伺った。

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▲ワークショップ後の居酒屋での懇親会で。とっても優しくて気さく。エサレンへは過去3回訪問したが、
すれ違いばかりで、一回も彼女のワークショップは出ていない。今回会えて良かったとお伝えした。

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2011年04月30日

<4月30日 鹿児島ゲシュタルトの志士たち>

鹿児島のゲシュタルトセラピー勉強会グループのスーパーバイズ研修2日目。

一人1?2時間の長時間ワークが多く、1日でのワークは3人!!。長くなったのは、ファシリが半年から1年ぶりと言う方がいて試行錯誤しながらワークをす進めた事もあるが、途中で絶対にギブアップしない事もある。クライアントも負けずに自分の心の中、身体の中で起きている事を長時間探索する。そして終わるころはかなり深い心の中にある出来事を掘り出していく。
 終わってからのファシリテーター役に対してのフィードバックも率直。温かさもあるが厳しい物もある。中には「褒めるコメントはいらない。厳しいフィードバック飲みが嬉しい」という「猛者(もさ)」もいる。
 
セミナーは18時過ぎに終わり、霧島の温泉を楽しんだ後、夕食。芋焼酎で乾杯。飲み会でもセミナーの話になる。
 鹿児島では、この7年間、ゲシュタルトセラピーの有名な先生を次々に招へいした他に、フォーカシングの池見陽(あきら)先生をお呼びして身体の中に起きる感覚をつかむ感覚を磨かれたとのこと。すごい学ぶエネルギーだ。

懇親会で訊いた私の一番の関心事は、なぜ鹿児島の方はこんなにエネルギッシュなのか、と言う事。
皆さんから「桜島のエネルギーだ」、「芋焼酎を飲んでいるから」という声もあったが、「薩摩時代には、一藩で日本全体を変えようとした志があったから」と言うご意見を伺い、妙に納得した。
 恐るべし鹿児島パワー!
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▲会場近くのお寺の藤。

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2011年04月29日

<4月29日 鹿児島ゲシュタルト・スーパーバイズ>

 今日からお互いがワーク(相手の問題解決)しあってそれを先生(百武正嗣先生)からコメントいただくと言うトレーニング合宿だ。今年1月の全国ファシリテーター集会で鹿児島のお二人のレベルの高いワークを見せていただき、ぜひ一緒に学ばせてもらおうと思った次第。

 今回の参加者は鹿児島から9人、東京から2人、大阪から1人、福岡から1人。まずはチェックインから始まるが、全般に緊張気味。

 その緊張の中で、最初に手を上げて、ファシリテーターをやらせていただく。クライアントはAさんが手を上げて下さった。Aさんはプロのカウンセラー、内容は難しいものだった。方向が分からず、色々な質問や提案を行い(若干迷走?)、35分後ようやく、クライント役が明るい顔になってワークは終了した。
 
 ここからフィードバックをいただく。他の参加者からは「概ね人の話は聴けている、落ち着いている、安心できる」との声。クライアント役から「大事にされた。色々なご馳走(提案)が出たが、最後に一番欲しい料理が出た」とのご意見をいただいた。
 百武先生からは「ワークの中で、クライントの持つ暗示的なテーマを捉える必要がある。」「微妙な思いを繊細にもっと捉える事」というコメントをいただいた。

 夜の宴会、懇親会の後もワークについて意見交換があり、豊かな時間を過ごすことができた。
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▲宿舎(霧島温泉)のロビーからはるか桜島を望む。この日は左方から噴煙が出ていた。

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2011年03月25日

<3月24日 再決断療法>

バン・ジョインズ先生のワークショップ4日目。人の心の成り立ちと再決断療法の理論、及び実習(個人の問題解決ワーク)を行う。初参加の方も慣れて来て、質問したりワークをやったりよい雰囲気のもとで学ぶ事が出来た。

 私も手を上げて、バン先生のスーパーバイズ(指導)を受けることにした。ゲシュタルト・セラピーのファシリテーターは世田谷の「落ちこぼれの会」や百武先生はじめベテラン講師による「ゲシュタルトトレーナーコース」で毎月やらせていただいている。今回、世界でトップクラスの先生に直接ご指導いただく貴重な機会なのでドキドキしながら手を上げた。

 ボランティアのクライント役が手を上げていただきワークは始まった。クライント役は初めての経験らしく、緊張した声で今の変えたいことをお話しいただいた。約25分後、「元気になった、日本でやっていけます」という明るい声でクライアント役から言っていただき、ワークは終了。
 フィードバックをいただく。まずは良かった点、その次にオプション。
クライアント役から感謝の言葉をいただいたのも嬉しかったし、バン先生、白井先生、繁田先生から良い点含め、自分ならこうやるという具体的なワークの進め方についてのオプションは大変役立った。

 今回、クライント役の緊張が激しいようなので、幼児期に戻って未処理の事を実施することは配慮してやらなかったが、バン先生の細かいアドバイス(オプション)を聞き、それならクライアント役に精神的な負荷をかけずにスムーズにやれるなと思った。貴重な機会だった。
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▲ワークショップ終了後、バンご夫妻を招いての夕食会。地元人気レストラン「SQUID」で。私が幹事。

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2011年03月24日

<3月23日 災害後の心のケア>

バン・ジョインズ先生のワークショップ3日目。午前中は講義と実習、午後が臨床の事例相談と個人の問題解決ワーク。
 
午前中は地震・津波等の災害や戦争でPTSD(トラウマ;心的外傷)になった人の対応方法(実習含む)は今回、一番お聞きしたことこといこと。新鮮で内容も大変満足いくものだった。
 バン先生がおっしゃるには「災害などで、自分が傷ついたことを語る事。その時に自分の内部にためたエネルギーを外へ開放すること。共感して聴いてくれる人がいると役立つ」とのこと。
 昔、トラウマの元になった出来事を思い出す事は傷を大きくするのであえて触れないと本で読んだ気がするが、バン先生はあえて触れた方が良い(3日間のトレ―ニング後)とおっしゃるので意外だった。
 
エネルギーサイコロジーという方法を教わった。トラウマが起きる理由は、災害時などの遭遇すると「はっとして」呼吸が止まる。それが内にこもり、身体の中に定着することで色々な問題が起こる。そのエネルギーを解放しようというものだ。
 中国伝統医学のツボとインド伝統医学のチャクラをタッピング(指でトントンたたく)する2種類ある。ツボやチャクラを刺激する時に「私は深く完全にどのような問題や限界を抱えていても私自身を受け入れます、愛します、尊敬します」と唱える。
やってみると気持ちは落ち着く。かなり深く自分を解放された方もいた。
 
バン先生は湾岸戦争の時に従軍した兵士の心的治療に使ったそうだ。この方法は他にも活用実例(パニック障害や注意欠陥多動性症候群)があるそうだ。 
 奥が深いが、習熟して、ますは日本の勉強仲間に伝えたい。結果として、被災された方々のお役にたてれば良いと思った。
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▲バン・ジョインズ先生と通訳をやってくださった白井幸子先生。

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2011年03月23日

<3月22日よい母親>

バン・ジョインズ先生のワークショップ2日目。今日は午前中が理論、午後が臨床の事例相談と個人の問題解決ワーク2件。

午前中に質問させていただいた。人格適応論は人間の生き方を6通りに分ける。
誕生して0から18カ月の間に、生き延びるために生き方を決意して3通りの生き方があり、18か月以降家族の中の自分への期待をどう実現するかで3通りあると言う理論だ。

基本的な質問をした。母親の対応が違うことで赤ちゃんの生き方が違ってくると言うのはどうやって調べたのか?例えば、あまり手をかけないで育てた場合、赤ちゃんが親に期待するのはやめようと言う決断をしたのはどうやってわかるのか、ということだ。

バン先生は1950年台に作成された映画(VTR化)を見せて下さった。赤ちゃんを育てる方法が違うといかにその後育ち方が変わってくるかという事をテーマにした学術的な記録映画だ。お母さんの育て方を7種類に分けていた。

一番よい育て方は、赤ちゃんをしっかり抱いてミルクを飲ませる。飲み方は赤ちゃんのペースに任せる。やさしくげっぷをさせる。目を合わせる、ほほ笑んだり、話しかける。コミュニケーションを親子で楽しんでいる。

他の事例、例えば赤ちゃんを床に置いて母親は目線もあわせずに適当にミルクを飲ませる。赤ちゃんは目線を宙に浮かせるようになる。人と接するより、空想の中で楽しい事を考えるようになる。

事例2;赤ちゃんが嫌がっているのに無理やり口に食べ物を詰め込む。赤ちゃんが手足をバタバタさせて抵抗する。この子は大きくなって、用心深い子になる。

事例3;過剰に先取りして育てる。おなかが空いていないのにミルクを飲ませたり、
げっぷを早く出せるためにトントントントンと数百回も背中をたたく。この子は人の言う事を聞かないマイペースの子になる。

性格の40%は生まれながらのものだそうだが、生まれてすぐの赤ちゃんも母親の対応でこんなに変わるのかがよくわかった。
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▲ビデオの視聴風景。親の養育方法の違いで、赤ちゃんの表情・手足の挙動、姿勢が違うのでびっくり。

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2011年03月22日

<3月21日 バンジョインズ先生のワークショップ>

 本日からバン・ジョインズ先生の5日間のワークショップが始まった。バン先生は世界で最も有名なTAと再決断療法の大家。今も毎日、心理的な治療を行う他、心理療法家の指導も行っていらっしゃる。著書・論文も多数。
 
 このワークショップは日本人心理療法家向けに、約20年前に始まった。今回も参加された繁田千恵先生、白井幸子先生が中心メンバー。
 私は今年で3回目だが、地震の影響もあり参加者はいつもより少ない12人。白井先生の大学の院生・OGが5人が初参加。みずみずしい半面、常連のちえさん、マスオさんがいなくさびしい限り。
 今日は参加者の自己紹介(この5日間の期待含む)から始まり、参加者からの質問により、バン先生が答えるという形で進行。あっと言う間に1日が終わった。

 否定的ストロークとディスカウント(値引き)の違いは基本的な事だが、発見が多かった。
 バン先生の世界的に有名な「人格適応論」への質問をし、説明いただく。よいおさらいになった。精神的に健康な人と病的な人との関連がわかりAha(アハ)体験。
 
 今回参加者が少ないので、心ゆくまで質問が出来るのでありがたい。他の方の質問も大変参考になる。贅沢な事に白井先生が通訳をして下さるが、今回自分は自己紹介、質問を英語で行った。よりバン先生と距離が近づいた気がした。
 
 夕方、ワークショップ終了後は、ホテルで振り返り。これが発想が広がって勉強になる。時差ボケで眠い目をこすり意見交換した。

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2011年01月23日

<1月23日 全国ファシリテーター・ミーティング>

昨日、今日と日本ゲシュタルト療法学会主催の全国ファシリテーター・ミーティング。全国から50人近くの人が集まった。
内容はベテラン・ファシリテータ―のデモのワークと認定ファシリテータ―候補の方のゲシュタルト・セラピーのワークデモ。非常に刺激になったし勉強になった。

◎2人のベテラン・ファシリテータ―のデモのワークは参考になった。落ち着いているし、相手(クライアント役)の話を傾聴するのは当然だが、自分の実感もうまく伝える。ゲシュタルの技も切れがある。周りの参加者の巻き込みもうまい。

◎認定ファシリテータ―候補の方のワークデモ。途中、2グループに分かれて延べ10人ほどがワークを行う。レベルは御上手な人、そうでない人、色々。
終了後にワークそのものの運営に対して周りの参加者のフィードバックをもらう。ベテラン・ファシリテータ―もコメントを行う。それが大変実践的で役に立つ。
 
特に参加者からのフィードバックをどう扱うかかが参考になった。例えば、他の参加者がワークが終わったばかりの人(クライアント役)に質問をする。通常は疲労感もあるし、感情的にも未整理な部分を残していて冷静に受け止めにくい場合がある。そういう場合、クライント役を保護するのは重要なファシリテーターの役割だ。改めて気づかされた。

今回私は認定ファシリテータ―候補としてワークデモの手を上げなかったが、次回はぜひ手を上げていいワークが出来るよう修錬していきたい。

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2010年06月06日

<6月6日ヘレナ・ハーガデン博士>

この2日、TA協会の年次大会に初めて参加。参加者は100人くらい。協会長は高橋典子先生、大会委員長の島田涼子先生。非常にアットホームな団体、という印象。
 今回のお目当てはイギリスから来られたヘレナ・ハーガデン博士。この3年ほど交流分析関係の勉強会で必ず話題になる「関係性のTA」を提唱されている先生だ。5年前の国際TA協会のエリック・バーン賞を受賞。
 初日のワークショップでは体の大事さ、およびエモーションとフィーリングについてお話しされた。言葉にならない感覚を大切にしようということで、ゲシュタルトセラピーと非常に似ており嬉しい思い。

 2日目はパネルディスカッション。ヘレナ・ハーガデン博士の基調講演に加えて、交流分析学会理事長、杉田先生のお話とTA協会事務局長の門本先生のお話。杉田先生の「日本及び東洋的なTA」で気付きとか悟りの大もとになるセルフの考え方は30数年前学生時代に読んだ池見酉次郎先生の著書を思い出し興味深かった。

 そして何と言ってもヘレナ・ハーガデン博士の関係性のお話。古典的なTAでは心理ゲームになるとお互い不愉快な思いをするので避けるという教えに対して「心理ゲームを逃げない」という内容は衝撃的。
 心理療法において自我が確立していないクライアントは心理ゲームをしかけてくるが、その意味合いをつかんで共感、包み込みなさい、ということ。クライアントは感情をありのままに出して、相手に受け入れられることで幼児期に親と味わえなかった感情を再体験する、そして信頼ができ治癒に向かう、という考え。面談するセラピスト側も愉快でない感情を持つが、自分にとってその意味を考えなさいということでもある。セラピスト側も修行して鍛えられる、ということだ。

 今回、世界の最先端の考えの一端に触れて嬉しい。TAはアメリカからヨーロッパに流れが移行しているようだ。さらに深めたいと思う。

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2010年03月26日

<3月25日 ワークショップ最終日>

 あっという間に最終日になった。

 お昼は参加者で分担してマーケットで食材を購入しそれを食べる。今日は当番だったので食材を持っていく。レンタカーを借りられている繁田先生とご一緒。助手席には白井先生。道を一本間違え、遠回りになったが、アメリカ郊外の素晴らしい景色を堪能できた。
ちょうどサクラやモクレンなどの白い花が咲いている。ジョーダン湖も道の両側にパノラマ状に広がり思わず「WAO」の声。
 
 10分遅れで入室。他の参加者は待つ間、バン先生と記念撮影できてよろこんでいた。
今日は理論やカウンセリングについての質問及び個人ワーク2名。ワークは愛犬を失った悲しみを乗り越える内容が感動的でまた参考になった。犬が相手でも対応できるのに驚き。
 
 私は一昨日やっていただいた夢のワークについて質問。バン先生がファシリテートする時の視点が聞きたかった。
「他の人に比べて40分と時間がかかったが、私をどう診断したのか?」「適応のタイプは?」「エンプティチェア技法を使わなかったが、その理由は?反対に使う場合はどういうケースか?」「夢のワークはクライアントとのどういう問題を解決するのか?」
丁寧に白板に自我状態の構造図を書いていただき説明いただいた。実際にワークのスーパーバイズ(指導)いただいたような満足感がった。
 
 最初に「ここでは100%求めれば100%返される(教えられる)」というルールを提示していただいたがその通りだった。あっという間の5日間だったが、学ぶものは大きかった。
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▲全員での記念撮影
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▲プールサイドでの昼食風景(ユッキー撮影)

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2010年03月25日

<3月24日 再決断療法>

 ワークショップ4日目。
 朝、バンジョインズ先生が来られたら一斉に数人の参加者の手が上った。他の人のワークを見ているうちにこみ上げるものがあったようだ。 この日は5人ワークをされ、皆さん、スッキリ。
 
 バンジョインズ先生のワークのやり方は再決断療法と言われる。アメリカのグールディングご夫妻が開発し世界に広まった。面談のやり方は下記順序。
(1)自分について変えたい点は?
 ⇒クライアントが「怒りの気持ちを変えたい」「人からガミガミ言われると委縮するので変えたい」などと解決したいことを言う。
(2)「最近のそれに関しての具体的なできごとは?その時の感情は?」
(3)「すると・・・ということですね。その感情をいちばん若い時に味わったのはいつ?誰と?その時に思ったことは?」⇒ここが一番特徴的。幼少時に親や友達と味わったストレスフルな体験、決断したことを思い出す。
(4)「幼少時につらい思いをしてそう決断したのは賢い選択でしたね。生き延びるためには必要なことですね。その時に戻って今どういうことを言いたいですか?」
⇒怒りとか悲しみ、恐れの感情をクライアントは伝える。
(5)「今後どうしたいですか?例えば親が怖い顔をしても私はNOと言う」⇒バン先生が示唆されたことを言っているうちにだんだん気持ちが前向きになってくる。この前向きな宣言が「再決断」で、大変感動的。
(6)「よくやられました」でワークは終了。
その後、他メンバーから暖かい言葉がかけられさらにクライアントは勇気づけられる。

 岡野嘉宏先生も同じやり方を使われていたので非常になつかしかった。同時に「こんな風に人が元気になれる」仕事がしたいと強く思った時、自分の原点を思い出した。
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▲バンジョインズ先生ご夫妻と食事会。奥様は弁護士。いかにもやり手そうにポンポンバン先生に話しかける。バン先生がやや困惑顔でにっこり包み込みように笑う、よきご主人の顔。写真前列左が繁田先生、前列右が白井先生。

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2010年03月24日

<3月23日 夢のワーク>

ワークショップ3日目。
午前中は「人格適応論」について理論的なQ&A。午後はワーク3人。

私もやらせていただいた。夢についてのワーク。たびたび見る夢で後味が悪味が悪い夢を上げた。この4年間に数回見る夢で、内容は前職の部下・後輩が登場し私のことを陰口を言っている。どうやら「あいつはだめだね仕事を頼むのをやめようか」という非難・否定の内容で終わる。目が覚めたら後味が悪い。
もうひとつは2週間前に見た夢で、大きな顔になった元上司が登場。私と目線を合わせない。目線は動くが方向は下で無視している。後輩と同様に否定的なことをおっしゃる。

 バン先生のワークが始まった。
「夢の登場人物はすべてあなた自身です。あなたの投影です。(これはその通りで実際は元上司・後輩との関係は悪くない)
私は今・・・です、と表現して下さい。例えば私は上司で・・・を無視しています」
そのとおり話した。
「そこで何を感じますか?一番感じるのはどういうことですか?」
「上司とあなたで会話をして下さい」
話をした。
あわせて40分、それまでのワークに比べ長いワークだった。

 気付きがあった。
(1)相手と正対して話すこと。否定的なことを言われると思って回避するのではなく向き合って話をすること。たとえ否定的なことを言われても具体的にどこが悪いか聞けば建設的になる。
(2)自分に否があれば素直に謝まること。
自分はかなり積極的な方だが、ものごとを推進する上で知らずに他人を傷つけることがあるかもしれない。それに気づけば率直に謝ること。配慮すること。

直後の感想は「やったあ、というよりはやや反省モードの静かな安定した感じ。」

ワークの後、8人位からストロークをいただいた。
「にこにこし人をまとめ、強そうに見える内面にはそんなことがあったのか」
「上司や後輩の言うことを素直に聞く謙虚さに感動した」
「静かな感じと聞き、感動した。縦糸と横糸を紡ぐ感じ」

それを聞きながら「何か、新しい自分に変わっていく」という実感をした。
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▲毎日好天に恵まれた。参加者もワークをするたび青空のように気持ちがスッキリ(撮影;ユッキー)
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▲桜の木の下でバンジョインズ先生と。

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2010年03月23日

<3月22日 バンジョインズ先生ワークショップ2日目>

ワークショップ2日目。
最初は昨日の講義についての質問から。補足説明でジェスチャーや体形でその人の人格適応の6つのタイプを診断する方法について先生が自ら実演しながら説明することが面白かった。

次がカウンセラーや診療内科医の先生が自分の抱えているクライアント(患者さん)との間で困っている内容へのアドバイス。クライアントがどうしたいかの目標を考えさせ、そのために共に考えるというのが一貫したスタイル。クライアントは元々治る力があるのだから、治療者はそれを明確にして引き出すという哲学がよくわかる。

午後は個人のワークを3人。個人が困っている問題を上げ、一人ずつ面談でゲシュタルトセラピーの手法を使いながら問題解決をしていく。バン先生は非常ににこやかで質問をしていくが、鋭いのでクライアントは自分で考え答えを出していく。感情的にスッキリしたり、新しい生き方について「こうしよう」と思ったりすると終了。
 
 興味深かったのが、アドバンスドインテグレートテッドセラピー。一種の気功。左手を胸に置いて言葉を発しながら右手を頭から首、胸、おなかと変えて身体の中のエネルギーの流れるのを実感し、増幅するもの。気分的に落ち込んだ人もこれで生気を回復する。
 「言葉はエネルギー、身体内のエネルギーを意識させる。嫌な感情は頭からスタートして体の下の方から外へ出す」中国医学の理論を使いながら説明が入る。
本当に幅広い知識をお持ちで感服した。
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▲昼食は持ち回りで買い出し。大きなマーケットでの買い物も楽しい。
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▲ついでに夜のミーティング用のワインも買う。毎日4本以上が空く。

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2010年03月22日

<3月21日 バンジョインズ先生のワークショップ>

今日からワークショップが始まった。バンジョインズ先生は「TA Today」「交流分析を活用した人格適応論」を書かれた方で、現在の世界のTA(交流分析)界ではもっとも人気ある理論家であり、セラピストであり先生でもある。

  今回のワークショップの参加者は17名。元々は17年前から私事されていた繁田千恵先生が7年前から日本人向けのワークショップを企画され、精神科医、カウンセラーが参加されるようになった。
 今回も繁田千恵先生はじめ、白井幸子先生、花岡啓子先生などそうそうたる先生方が同じメンバー。先生方の質問そのものが役立つし、食事の際におしゃべりする際も、日常 臨床の場で患者さんと生のやりとり・ご苦労が聞けるので大変面白い。
 初日は参加者の質問に答える形で講義になった。日常カウンセリングでクライアントとのやりとりで苦労している点が伺える。
 今日は「最近増えている自己愛性(ナルシスト)の事例」と「0歳から12歳までの心理発達と人格適応の事例」を丁寧に教わった。

 ワークショップは16時に終わるが、それからはホテルに帰って自主復習会。昨年も世田谷「落ちこぼれの会」4人で行ったことを今年も実施。今年は世田谷ゲシュタルトトレーニングのメンバー9人で行った。時差ボケで昼間かなりウトウトして聞きもらした点もこの復習会でおさらいが出来た。

 自主勉強会のあとはワインパーティ。お互いの人格適応のタイプを当て合いするのですぐ仲良くなる。
今晩はぐっすり眠って明日に備える。
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▲バン先生のサウスイースト研究所は小高い小山の上にある。
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▲先生の研究所の前の庭はちょうど山サクラが咲こうとしていた。


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2010年03月12日

<3月12日 リスクを恐れず挑戦>

 昨日は秋葉原で大前研一経営塾の特別セミナー。講師は元大蔵省主税局長、国税庁長官、ビジネス・ブレークスルー大学院大学の人気教授でもある大武健一郎氏。テーマは「日本全体の国家戦略の視点にたって、 今後の国家戦略及び税制のあり方」について熱く語っていただいた。税の専門家なので消費税や所得税の歴史も興味深かった。
(講演要旨)
日本はかつてない環境にある。
(1)超高齢化
 昭和30年代の平均寿命が65歳。今は80歳以上。人生が長くなったのでそれにあったライフスタイル、労働・消費スタイル、税制度の変更が必要。
(2)グローバル化
 格差は小泉時代に出来たのではない。国の境がなくなり、世界の労賃、土地の値段が日本にも適用されることになっただけのこと。特徴がなく競争力がない人は安い中国の賃金に近づく。反対に力がある人はアメリカの価格に近付く。
(3)資源制約
アジアの人口が増えた。都市人口が増え、無駄をするようになって資源の有限化が早く見えるようになった。石油・食糧・水など。

この中で日本は内需だけに頼っていては生き残っていけない。成長するアジアの国を巻き込んで共に大きくする。アジアで売れるような価格・品質のものをつくっていく。リスクを取って新しいことをする。日本人はいいものを作る力はある。捨てたもんじゃない。元気を出して頑張っていこう。

講演の後、大武氏を囲んで居酒屋で日本酒の会。大武氏は「酒サムライの称号」をもつ大の日本酒好きで「マイおちょこ」を4つ持ってきて各種お酒をうんちく傾けおいしそうに飲んでおられた。

 出席者の1分間スピーチがあったので、私も「日本以外で、中国、台湾、ウズベキスタンでも研修をしているが、一番優秀で一番自信がないのが日本人。元気を出そう!という大武先生のお話には全く同感」と話をしたら拍手がわいた。
 元気な日本人ビジネスマンが日本酒を飲んで盛り上がった夜だった。

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2009年09月12日

9月12日<ブリーフセラピー>

 皆さんブリーフセラピーはご存じですか?
今日はTA研究部会の9月定例会。5年前にお呼びしてたいへん好評だった東大大学院の助教の森俊夫先生をお招きし「解決志向ブリーフセラピー」をお話いただきました。
 前回はミラクルクエスチョン、タイムマシンなど楽しく実践的なお話でしたが今回はブリーフセラピーの
基本的なお話でたいへんわかりやすく感銘深いお話でした。
 ブリーフとは短いという意味で、クライアント(患者さん)が病院に面談に来られて通常だと数回?数十回かかるところを1回または数回でよくさせる治療を言すそうです。

 実践的なお話はいかに瞬間的にクライアント(患者さん)とラポール(信頼関係)を作るかということ。
ペース&シフトは中級テクニックですが日頃気づかずに使おうと思っていあたやり方がわかり知識が整理されました。 
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▲ユーモアたっぷりの森先生のお話は笑いがたっぷり。

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2009年09月06日

9月6日<組織変革の実践者たち>

 皆さん、組織はどういう条件で変わると思いますか?
今日はヒューマンバリュー社主催の「組織変革プラクチショナー(実践者)養成コースのフォロー会合。
7月初めに3日間学んだことの実践発表会。ほとんどがコンサルタントや教育担当者が出席。
 私は8月に実施した某社のポジテイブアプローチを活用した3日間の研修のプロセスを発表した。他の参加者から「実践者の組織変革の覚悟を感じた」「お客様との信頼関係を感じた」とうれしいフィードバックをもらった。
 他に生命保険会社で非常に業績が厳しく社内風土が悪かったのが、自分たちの強みに目を向けて業績がV字回復した事例の発表は参考になった。このコンサルタントは非常にきめ細かくお客様をフォローされておりまた彼の明るい性格が良い影響を与えたと思った。
 有名大手メーカーの役員対象に会社のビジョン設定を再構築するプロジェクトをリードしたコンサルタントの事例も参考になった。戦略変更を役員会で行うのだが、このコンサルタントの質問だけで変革を導くやり方は大変参考になった。
 最後にK講師によるアライン・ガウサー:『組織的成功とエグゼクティブリーダー 』の基本理論は目からウロコだった。イノベーション組織を作るには創造性とシステム思考が必要なことがよくわかった。これから探求していく。

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2009年06月14日

6月14日<稲垣先生のTAエキササイズ>

昨日は2009年度TA研究部会の第1回。
この分野で第一人者の名城大学人間学部の稲垣行一郎先生をおよびした。
 TAエキササイズとは体験学習。一人での実習や他の参加者と関わることで自分への気付きやTAで言うフリーチャイルド(伸び伸び生き生きした子供のような無邪気な心理状態)やNP(他人に対する優しさ、親密感)など人間らしい感覚・感情を味わうのが狙い。アメリカのベトナム戦争以降の人間解放運動が起源とのこと。
 まさしくエキササイズ三昧。様々な自己発見があった。項目を紹介すると
(1)6つのマスの中にある○×I・/―などの単純な記号にイラストを付け加える。次に形容詞を書く。あとでそれが人生や仕事、パートナーに対する態度だということがわかる。
(2)16人の方と相互インタビュー。聞く内容は氏名・仕事、参加動機、臨終の時になんて言ってもらいたいか。臨終の言葉は相手に価値観がわかって面白い。ベスト3は「楽しい人生だったね」「ありがとう」「よくやったね」。
(3)ペアでジャンケン。勝ったらしっぺ、負けたら秘密カードを見せるなど色々なバリエーション。DSCF0547.JPG
▲じゃんけんの後は目をつむって後ろへ倒れる信頼ゲーム。見本を示してくださる稲垣先生。


(4)5つのグループに分ける。最初の一人が「自分にないものを持っている人」を選び、次々メンバーをスカウトする。偉バラ得るのが遅いとプレッシャー。
(5)折り紙を使った一種の伝言ゲーム。別室にある折り紙の形を口頭でパートナーに紹介。パートナーは無言で指示通り折り紙を折る。これはコミュニケーションスキルのゲームで使えると思った。DSCF0542.JPG
▲折り紙ゲーム。ジェスチャーを使わずに言葉だけでイメージを伝えるのは本当に難しい。

(5)サイコロを使い、出た目で2分間スピーチ。1ならうれしかったこと、2ならびっくりしたこと、3なら困ったことなど・・を次々即興で言っていく。DSCF0550.JPG
▲サイコロ・スピーチ。6つの感情のうちのひとつを紹介、意外な内容に耳をそばだてる。

(6)DVD鑑賞。スピルバーグ監督の短編映画「無視刑」を見る。冷淡な男が裁判で1年間周囲の人から無視されるという刑を受ける・・相手から無視されるといかにつらいかよくわかる  など
 
色々な人とのかかわりの中、楽しく元気になれた1日だった。

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2009年05月10日

5月10日<5月の「落ちこぼれの会」>

 昨日の復習を生かし、午前中はバンジョインズ先生の講義内容のエッセンスを紹介。
ちえさんがパワーポイント上映の準備の間に自分にとってバンジョインズ先生のセミナーは何が良かったのか説明しました。
(1)生(なま)バンジョインズ先生と会えたこと。物腰が柔らかく、笑顔が安心できる方です。底知れぬ深い知識の引き出しをお持ちで、クライアント一人一人を大切にされている。
(2)一緒に行った仲間が良かった。日本の心理学、精神分析の世界の中でもそうそうたる方々。その方たちの質問、雑談まで興味深かった。
(3)バンジョインズ先生の前でワーク(心理療法)のセラピスト役をやれたこと。良いご評価もいただいた。これは岡野先生のもとで学び、また「落ちこぼれの会」で実践させていただいことが効いている。
スピーチの後はちえさん中心に準備した資料を説明。他の3人も自分にとって何が良かったのかを伝えたので実感レベルの報告会になり、参加者からも好評でした。

 午後は久しぶりにワーク(心理療法)のデモンストレーション。セラピスト役になり、ある女性の悩みを聞き解決するものです。2か月ぶりでしたが、落ち着いて対応、クライアント役も悩みが晴れたようでお役に立ちほっとしました。
 剣道と同じで「落ち着く(あせらない)」「相手をよく観察する」「最短の解決策を提供する」と言うところは意識してやっているところです。
 異なる体験や努力の意識は分野は違えど深いところでつながっていると思いました。

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▲3月のパンジョインズセミナーの思い出の写真。夜も昼間の復習を熱心に続ける(ちえさん撮影)

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▲3月のバンジョインズセミナー、屋外を散歩(ちえさん撮影)

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▲3月のバンジョインズセミナーの思い出の写真(ちえさん撮影)


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2009年05月09日

5月9日<プレ落ちこぼれの会>

 今日は思済館滝澤道場の婦人部の稽古会の後、「プレ落ちこぼれの会」。明日「落ちこぼれの会」の月例会合なで事前勉強会です。3月に米・ノースカロライナ州チャペルヒルのバンジョインズ先生のセミナーに参加した4名(ますおさん、ちえさん、かずちゃん、マークン)が集合。ちえさんがバンジョインズ先生の講義内容を60枚近くのパワーポイントにまとめてくださり、意味の確認、学んだことのシェア。個人的には下記が役立ちました。
(1)セミナー参加者は「平等で問題解決する力がある」という信念。
(2)自分からレスキュー(救済)しない。相手が困っているようだったら「助けが必要か」と聞いて、援助する。
(3)心理療法(セラピー)の面談トレーニングの後はまずは良い点のフィードバック。改善必要と思った時は、アドバイスと言わず「こういうオプション(選択肢)もあるね」と言う。
15:00過ぎから今回のコーディネィターの繁田智恵先生も参加下さり、2時間みっちり質問させていただいた。
 3月のセミナーではカウンセラーやお医者さんが質問する中での説明が多く臨床の基本知識のない我々はついていくのが大変だった。重田先生にお聞きすることで意味不明だった単語がずいぶんわかりお得な気分。特にTAの理論を使いながら臨床の諸症状(神経症、精神的未熟状態、精神病)と人間の発達段階の関係を表す理論は新鮮だったし「目からウロコ感」でした。
 勉強会の後は繁田先生を囲んでフランス料理。繁田先生は好奇心が旺盛で何でも楽しまれるのでご一緒して本当に楽しく充実したひと時でした。

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▲フランスレストランで繁田千恵子先生(中央)を囲んでのプレ落ちこぼれの会


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2009年03月26日

<3月26日 バン・ジョインズ先生のスーパーバイズ(4日目)>

繁田先生がバン・ジョインズ先生のスーパーバイズ(指導)を受けたいとおっしゃるのでTAゲシュタルト(再決断療法)のセラピスト役を募集されたので思い切って手を上げました。クライアント役の募集もされ。何と有名な先生が手を挙げられました。現役のお医者様で、お弟子さんも大勢持っておられあちらこちらで講演されている先生です。「どっちがクライアント役かわからない」と少し冷や汗をかきましたが、「落ちこぼれの会」勉強仲間の益夫さんから背中をタッチしてもらい落ち着きました。

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▲バン先生と白井先生と
  
 覚悟を決め、面談実習をやらせていただきました。「今日は何を変えたいですか」「最近の出来事で具体的にお話ください」と丁寧にお話を聞いていきました。ある人に対して怒りの感情を出したいと言うので、空の椅子(エンプテイチェア)を取り出し語っていただきました。かなり感情を出されるので、ある意味では成功ですが、収拾できるかと不安な気持ちを隠し、ゆったりとお話を聞いていきいきました。途中、質問に迷うところもありましたが、あまりリスクを犯さずかつて岡野先生に教わった基本通りに進めて20分ほどで無事問題解決しました。自律的で優秀なクライアント役に救われた思いでした。
終了後、セラピーの指導役の繁田先生、さらに指導役の指導をVANN JOINNES先生からコメントをいただきました。
  白井幸子先生と言う超豪華メンバー。
   どぎまぎしましたが、なんとか問題解決できました。暖かいフィードバック
  をいただき貴重な体験ができました。

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2009年03月25日

<3月25日 バン・ジョインズ先生セミナー3日目>

この1週間は次の3要素から構成されている。
◎理論の講義;
TAや人格適応論に始まりセラピー(心理療法)に必要なことの講義。日本では馴染みのない理論も紹介される。15年間通っておられる繁田先生も「同じものを聞いたことがない。凄い勉強されている」と驚かれていた。自分は鬱(うつ)や境界性人格障害、神経症など最近良く耳にする病理的な症状をTA理論で説明いただいたのが参考になった。
◎個人的なワーク(問題解決)。
空の椅子(エンプテイチェア)を使った個人の悩みの解決。職場や夫婦、親子の人間関係、自分の感情(恐れ、悲しみ、不安など)、後味の悪い夢など多岐に渡る悩みを一人ひとりが手を上げてバン・ジョインズ先生と面談する。
◎スーパーバイジング(指導)。
カウンセラーなどが自分の抱えているクライントに対しての接し方はこれでいいのかを事例を挙げて先生からコメントをいただく。
 興味深いのはライブ(生)での指導の指導。セラピスト(カウンセラー)役とクライアント役をその場で募り、カウンセリングをして問題解決することをまず実施。それが終了してカウンセラーがコメントを指導者役からもらう。そのコメントの与え方をバン・ジョインズ先生からコメントをもらう。日本で有名なそうそうたる先生方がお互いにカウンセリングし、コメントしあうので言わば心理学版“豪華ディナー”。凄い世界を堪能させていただいた。

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▲エリックバーン受賞記念

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2009年03月24日

<3月24日 バン・ジョインズ先生セミナー2日目>

 自分も問題解決のためのワークをした。テーマは先週新潟へ嫁いだ娘に対しての感情。別れの寂しさ、彼女の小さい時を思い出しての楽しいシーンが浮かぶ。そしてもう二度と戻らない大事な時を失ったそこはかとない悲しみ。更にはもっと時を共有できたのではないかという後悔。そういう感情をバン・ジョインズ先生の前で語った。

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▲白井先生が訳してバン先生が・・

 先生の指示で、空のいすに娘がいる前提で娘に話をした。今度は娘役になって私への回答をもらった。「お父さんはよくやってくれたよ。私は幸せだった」などの感謝の言葉が出てくる(これは実際に娘から聞いた内容)。娘役になった私の言葉を聞きながら「仕事に大半のエネルギーを注ぐ忙しい中でやることはやってきた」という確かな気持ちがよみがえってくる。これで良かったんだと。でも一抹の後悔や寂しさは残る。
 最後に娘に「これからの時間を家族や友人と大事に過ごす」と話した。気持ちはだいぶ良化した。でも寂寥感は残る。
 ワーク終了後、他の参加者から「その寂しさを大切に」と言われ、その通りと思った。普段は気づかないが、人生の底には寂しさがあるのだろう。ワークをしても解決しない本質的な寂しさ。いつかは訪れる人との別れや自分の若さとの別。だからこそ今ここで触れ合う人々とのご縁を大事にし、しっかり共に時を味わおおうということかもしれない。

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2009年03月23日

<3月23日 バン・ジョインズ先生セミナー初日>

 今日から、VANN JOINES先生のワークショップに参加しています。場所は森の中の一角に広大な敷地の中の素敵な一軒家が研修会場(グループ療法のためのサウスイースト研究所)。家の前に大きな桜が満開です。
 事務局が繁田千枝先生、通訳が白井幸子先生という豪華スタッフです。参加者も花岡啓子先生はじめ精神科医・内科医やカウンセラー(臨床心理士)、心理学の先生など専門家ばかり。今日はTAの基本的なことを勉強しましたが、参加者の色々な質問で理解が深まり刺激になります。

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▲バン先生の講義風景

バン・ジョインズ先生は笑顔が本当に優しくてほっとします。その笑顔で穏やかに語られた導入の講義(セラピーの協働契約)は当たり前のことですが、はっと気づくことがたびたびありました。
「セラピーをする人もされる人もお互いが平等の権利を持つ。お互いが十分な資源を持っている。お互いが競争ではなく協力すること。」
「セラピストは援助の押売りをしない。上の立場で命令したり、相手に罪悪感を起こさせる言動をしない。自分のことを伝えない秘密主義は取らない。」
「空想をしないで現実を率直に伝えること」

 午後の人生への基本スタイル、精神病理の講義も目からうろこでした。
本では得られない知識取得は当然のこと、この1週間なるべく多くのワークを体験し、セラピーのスーパービジョンもやっていただこうとわくわくしています。

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2009年01月18日

<1月18日 俵里英子さんのゲシュタルト・ワークショップ>

 この2日間、大阪のアウェアネスみどり会主催の俵里英子さんのワークショップに出席しました。俵さんは元々はお医者さんでしたが、50歳を境にゲシュタルトセラピー・ネットワーク・ジャパンの理事長に専念しておられます。最初の自己紹介ではじけるような笑顔が素敵だなあと思いました。他の参加者の自己紹介も一人ひとり丁寧に受け止めます。
 ワーク(ゲシュタルト技法を使った面談)が始まりました。参加者は圧倒的に50歳代以降の女性が多いのですが、内容はご主人、自分の親、姑、息子・娘などの家族に関する悩みの相談が多く見られました。
 俵先生は一人ひとり丁寧に話を聞かれます。ゲシュタルトセラピーですからエンプテイチェアーの技法でカラの座布団に向かって相手がいると想定して言いたいことを言うワークも行います。その前後が丁寧で全部で約1時間かけます。最近、拝見した杉田先生、百武(ももたけ〕先生、野間先生などは20分前後なので丁寧さは群を抜いています。その分、相談された方は深く内面を吐露し(おそらく誰にも言えなったこと)癒されスッキリして帰られます。
 技術的なこともかなり深く幅広くお持ちだけれどあえて短くやらずに相談相手の気持ちに沿って十分満足できる進め方をされるのはまさに俵先生の生き方なんだなあと感じました。
 自分もワークをしましたが、疲れに関するテーマだったので他の参加者から背中をマッサージしてもらう体験をしました。身も心もぽかぽかして帰りました。

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2009年01月10日

<1月10日 菅沼先生の論理療法講座>

今年初めてのTA研究部会。聖徳大学の菅沼憲治先生をお呼びしての論理療法。
午前中はほとんど「先生の自己紹介」と質疑応答(質問中心に講義を進められる)で終わるが興味深かった。先生は論理療法を始めたアルバート・エリス先生に師事するだけでなく、TAも六角浩三先生に師事されたり、再決断療法のメアリー・グールディングのトレーニングにも出られたりでかなり幅広く専門領域を深められておられる。
TAと再決断療法は私の関心領域でもあるので大変興味深くお聞きしたり質問をした。TAを学ぶことで自分がずいぶん楽になったり家族との関係がより親密になったとご自分の例でお話されるのでわかりやすく親しみも感じた。
「TAを学んで良かったのは師匠が人生を楽しむ人だったので良いロールモデルになった。論理療法やTAの目的の一つは中長期的に人生を楽しむこと」とのお話に少し業務に偏り気味な自分の生活を思った。今年は「もう少し人生を楽しもう」と思う。

 午後は先生のカウンセリングのデモ。クライアント役の方も聡明な方なので20分ほどの面接で大きな発見があったようだ。クライアントの強み(本人が気づいていない)にスポットを当てることと悩みの元になっている悪感情の源になっている信念(価値観)の違う見方をさせることがエッセンスかと思った。
 さらに3人で相互にカウンセリング実習。わずか15分だけど聞いてもらえると気づきがある。「今年はもう少し間を大事にしよう」「10分/日でも瞑想しよう」というのが私の面談での自発的な結論。

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2008年11月08日

<11月8日 亀口先生の家族療法>

今日は11月のTA研究部会。東大の亀口憲治先生をお迎えしての「家族療法」。
午前中は家族療法の理論と歴史。参考になる。特に午後の実習が面白かった。6人一組になって家族カウンセリングを行う。まずは参加者同士で問題を想定する。我々の設定は「2人兄弟の弟(小学校5年生)が喘息を持っている。教育熱心で口うるさい母親と仕事熱心であまり教育に関わらない父親」これでロールプレーを行う。第一幕は普通の茶の間の会話。第二幕はカウンセラーのところへやってくると言う設定。私はカウンセラー役をやったが、難しい。父親役がやたら話す。子供や奥さんがつまらなさそうにしているが、父親役のおしゃべりが止まらない。社会人同士なら「他の方はどうですか?」と一端流れを変えるが、子供役なら水を向けても「別に」でかわされる。あっという間に10分が終了。亀口先生は「それで結構です、介入は難しい」と言ってくれてほっとした。
 第三幕は軽量粘土を使った治療実習。
家族それぞれが粘土で好きなものを作る。
人を作ったり、動物を作ったり、楽器やおもちゃ、花を作ったりで楽しい。お互いにそれを各人が机の上に好きなように置く。少し距離がある。次のステップが家族全体でお互いの作ったものを動かす。例えば子供が作ったサックスホーンを母親が作ったふくろうが吹く。父親が作ったベンチの上に乗る。一体感が出来た。
実習をして感じたのは、作ることの楽しさ、作りながら他の家族役の作品に関心を持つので話題が弾む。そして最後の一体感。
「まずはきっかけ作りが大切。その後、家族で動きが出る。リスクを恐れずまずはやってみましょう」という亀口先生のお言葉が印象的だった。

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2008年09月15日

<9月15日エンプテイチェア実習>

昨日は9月の「落ちこぼれの会」。岡野先生に習ったゲシュタルトセラピーを復習する勉強会で、産業カウンセラー中心に毎月10人ほど集まる。ここ数回、講師をやらせていただいている。
今月はゲシュタルト療法の基本を体験していただく。百武正嗣(ももたけ・まさつぐ)先生の「エンプテイチェア・テクニック入門」を使い午前中は全員で実習を行った。ペアになって、ファシリテーター(カウンセラー)とクライアントに分かれ実習。
(1)クラインアントに「好きな人」を一人(ひとつ)選んでもらう。
(2)ファシリテーターがクライアントに指示し、「好きな人」を空の椅子に座らせる(イメージの世界)
(3)「好きな人」に感じていることを話してもらう(恩師をイメージし、感極まる人もいた)。
(4)今度はクライアントが「好きな人」の椅子にすわりなりきってもらう
(5)「好きな人」になって、クライアントに向かって感じていることを言ってもらう(実際は空の椅子)。
以上の内容だが、全員ファシリテーターとクライアント役をやっていただいた。
感想は「やってみて初めてこんな気持ちになるのがわかった。結構こみあげるものがある」「ファシリテーターをやって大変さがわかった。それでもクライアントの気づきがあったと言ってくれ嬉しい」
午後は実際の問題を扱う。私が2例(恐怖症対応と夢分析)をやり、もう一人のファシリテーターが対人関係良化の問題を扱った。全員の力がぐっと上るのを感じた1日だった。

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2008年09月14日

<9月14日 野間和子先生講演会>

 昨日は9月のTA研究部会。「TAと臨床」のテーマで野間和子先生(野間メンタルヘルスクリニック所長)をお呼びした。大変中身が濃く面白かった。
(1)TAの哲学;「人生は笹舟のようなもの。流されると思えば無力だが、実はエンジンはついている。急流を上る事ができるし、静かな海で昼寝も楽しめる。先が見えないのは不安だが、だからこそ何が起きるかわくわく先が楽しみ」非常に前向きな考え方でひきつけられた。
(2)治療例を4例紹介。人格適応論を勉強している自分には非常に興味深かった。
(3)面談実習;6人の人が輪になり模擬面談。2人が患者役(クライアント)と面談者、他の4人は観察者。手をあげ最初に面談者を体験。普段やらない面談方法に挑戦。アドバイスいただき参考になる。
(4)再決断のワーク;野間先生が実際に2人のクライントと面談し、悩みを解決。時間は15分ずつでワーク(面談)が終了。質問や指示が無駄なく切れが良い。
1日を通して感じたことは野間先生が健全なCP(交流分析で言う批判的な親の自我状態)をフル活用されていること。日常、虐待された子供の治療に携わっておられるので育児に対しては実践的な信念をお持ちだ。「子供が5歳くらいまでに健全な道徳観を持たせること。いいことはいい、駄目なものは駄目、と親ははっきりと教える。ぶれてはいけない。“やってくれる?”と言うような子供に許可を取るような言い方は子供を駄目にする」きっぱり言われるので気持ちが良い。今の世の中にはこういう知的な肝っ玉母さんが必要だ。

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2008年08月09日

<8月9日 平木典子先生のアサーション講演>

本日は2008年第3回TA研究部会。久しぶりに平木典子先生(東京福祉大学大学院教授、統合的心理療法研究所所長)をお呼びして、「自分らしく生きる アサーションとカウンセリング」についてお話いただいた。アサーションや家族療法・カウンセリングの第一人者の先生をTA研究部会でお呼びするのは6回目。毎回参加者が多いが、今回も企業の夏休み中にも関わらず多くの方が参加され好評だった。
講演骨子;
○現代の社会(特に企業)はギスギスしている。組織にはタスク機能とメンテナンス機能があるが、両者のバランスが崩れたのが原因(個人的に納得・共感)。
○コミュニケーションには3種類ある。第1が葛藤があっても非主張なタイプで、欲求不満がたまり最悪は「キレる」または「うつ」。第2は攻撃タイプで、後味の悪さ、孤立感につながる。第3がアサーションで自他尊重の自己表現。話すと聴くの統合。
○人は皆違う。自分を大事にしてよい。自尊感情をきずつけられたら怒ってよい。世界中の人と仲良くしなくても良い。
○実習;「自己概念の明確化の20の質問」「アサーション判定」シート作成。討議により違いを知る。最近注目のGreenberg「感情焦点化療法」紹介。最近のできごとで「腹が立った」事例を3人一組で聴き合う。聴いて貰うと感情変化することを体験。
 非主張タイプで、我慢し、他人をうらみ八つ当たりするケースは秋葉原の悲惨な例を思い浮かべる。やはり起きる感情は自然なもので溜めるのではなく自然に小出しにするのが良いと実感した。

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2008年08月02日

<8月2日 杉田先生セミナー>

 今日・明日と杉田峰康先生の「人生脚本・再決断療法」のセミナー(チーム医療主催)。
杉田先生は交流分析学会の理事長でもあり日本の学界のトップの学識・経験をお持ちの方だろう。内容も深く面白かった。
 人生脚本とは幼少時に起きた出来事で子供が人生に対しての基本的な生き方を決めてそれが一生続くと言う考え方。たとえば、
控えめに生きよう、相手に気に入られるように生きよう等。
 母親の関わり方の影響が大きいので、子供との接し方を教わったが興味深かった。
○ともに喜び、悲しみ、恐れる。
例;子供がきれいな花を見て、「わあ、きれい」と言った時、「百科事典で調べよう」ではだめ。一緒に「わあ、きれい」と言って子供の心は落ち着く。
○適度がいい
日本のお母さんは「あれしてはいけない、これしてはいけない」「早く、ちゃんとしなさい」と言いすぎ。愛があればもっとゆったり適度で良い。
事例で「作家の曽野綾子さんは食事前に手を洗わないそうだ。理由は海外にいって困らないため。日本人は雑菌への抵抗力がなくなっている。外国の観光地で同じ食事を食べてもおなかをこわすのは日本人だけという情けないことが起きる」
人生で適度な雑菌に会い、抵抗力をつけるのは大事だと思った。

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2008年07月13日

<7月13日 グロリアと3人のセラピスト>

 今日は7月の「落ちこぼれの会」。岡野先生に習ったゲシュタルトセラピーを復習する勉強会で、産業カウンセラーが中心に毎月10人ほど集まる。
今月は平成16年に産業カウンセラー養成講座を卒業された自主勉強会グループと合同で、有名な教材ビデオ「グロリアと3人のセラピスト(治療家)」を見る。グロリアというチャーミングな女性に有名な3人のセラピストが面談するという設定。それぞれのアプローチの違いがわかり面白い。
 一人目は来談者中心療法、カウンセリングの大家カール・ロジャース先生。単にクライアントの言ったことを繰り返すだけでなく受け止めた内容を深く言い換えて話す。最後はクライアントは涙ぐみ、暖かい共感があった。さすが。
 2人目はゲシュタルトセラピーの創始者フレデリック・パールズ先生。大柄で太っていて頭やひげボウボウ。かなり攻撃的に質問するし、「あなたは偽善者だ」と厳しいフィードバック。クライアントは挑発され怒り出すので見ていてハラハラするのだが、最後の方はクライアントは穏やかな顔になり本心を話し出すのが意外だった。ゲシュタルトセラピーを誤解されかねないが、心の深い部分はつかまれている。
 3人目は論理療法の創始者アルバート・エリス先生。分析力はシャープだが、一人で話しまくるのでクラインアントは置いてけぼり。信頼関係を築けなかった。
 最後にクラインアントのグロリアさんに感想を聞く。「初めてかかるなら、優しいカール・ロジャース先生。途中で終わってしまったが、今後面談したくなるのがフレデリック・パールズ先生!」と言うので驚き。心理学は奥が深いと思ったと同時に女性の心の2面性(優しいだけでは物足りない!)がわかり勉強になった。


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2008年06月07日

<6月4日(2)アメリカ;海兵隊>

 面白かった2つ目のセッションはアメリカ海軍 海兵隊の「“6ヶ月の地獄の訓練”に科学的マネジメントを取り入れる。」
 いきなり訓練風景の映像から始まる。ジャングルの中で機関銃を持った迷彩服の兵士。中腰で周囲を見渡し、機関銃を発射する。泥沼の中に入り、顔だけ出して、敵を待つ。場面が替わり、基礎訓練。30cmくらいの丸太を頭の上で持ち上げ左右に動かす。苦しさに髪を短く刈り上げた訓練生の顔がゆがむ。TV番組のサスケのように地上高く張られたロープを登ったり、ロッククライミング。プールでは手足を縛られて、プール底へ沈む訓練。数々のハリウッド映画に出てきたシーンだ。「地獄の訓練」の名にふさわしい。
 講師の将校らしい人が「質問は?」の声に300人くらいの満員の会場から手が上る。「質問より皆さんのご努力に敬意と感謝を表したい」と言う声に会場から割れるような大きな拍手。軍に対しての尊敬の念を持っていることが伺える。
 本論の“地獄の訓練”に科学的マネジメントを取り入れた点は下記の3点。
(1)モチベーションを上げる。
少しずつ自分はよくなっているという「自己効能感」を持たせる。そのために教官は「不断の努力が君を強くする、とあらかじめ伝える」「失敗した場合、これは大変難しいタスクだ。だからこそやりがいがある。簡単な訓練ならガールスカウトへ行け」「時間と共に少しずつ努力が実っていることを具体的に伝える」の3つの基本をやっている。
(2)チームでの活動
「生き残ったり、任務を遂行する上でチームワークこそが意味を持つ」「個人よりもチーム、チームでの成果があがっていることを具体的に個人に焦点をあてないようにする」「お互いに熟練した技術を持つ同僚同士に尊敬の念を持つよう」絶えず伝える。
(3)習った事の現場への適用
「ストレスに強くする。物理的なこと(音、暑さ、熱、風、寒さ)、精神的なこと(プレッシャー、板ばさみ、矛盾)に慣れさせる。」「今まで習ったことを一度壊す。状況に対して最適な行動を複数即座に出せるよう身体にたたきこむ」
  いやはや、すさまじい。アメリカ海軍の強さはここから来るのか良くわかった。日本の企業にも当てはめたい点がある。講演終了時、敬意を持って大きく拍手した。

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2008年06月04日

<6月4日アメリカ;中国の組織開発>

ASTD4日目で最終日。午前中の2つのセッションが面白かった。
◎「中国の組織開発の障害を乗り越える」
会場は30人くらいで欧米人がほとんど。
最初に「中国で組織開発を行う上で障害は何か?」のテーマで4?5人で話し合う。台湾人、ドイツ人、アメリカ人、日本人。皆さん、中国の企業で苦労しているらしく「人の話を聴かない」「お金が中心」「プライドが強い」「個人主義」との言葉が続く。自分も4年、中国で能力開発をやらせていただいたが、「まさしくその通り」と言いたい内容。
講師は中国に駐在するアメリカ人コンサルタント。実態を良くつかんでおられ話を進めるので納得性が高い。中国人ビジネスマンは意欲が高くスピード感のある反面、個性の強い彼らに対しては下記が要点とのこと。「初めに組織変革の定義、進め方をしっかり伝える」「個人主義を認める、そして小グループで話し合う」「他グループの動きも含め、全体の進度情報を絶えず流す」「うまく行っていることをほめる」「上級マネジャーをうまく巻き込む」「長期プラン作成に参画してもらう」
 実際に2003年深センの旅行代理店での研修事例を写真つきで説明していた。写真では30歳前後の若い研修参加者が「会社のビジョンを作る」「我々が大事にしたい価値」「そのために何をやるか」を模造紙に書いて発表していた。ステップを中国の風土にあわせて丁寧に進めればうまく行くと言う参考になる事例だった。

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2008年06月02日

<6月2日アメリカ;異質と同質性>

ヒューマンバリューさん主催このASTDツアーの良さは夜の情報交換会にある。昼間、展示会やワークショップを見た後、毎晩18:00から22:00ころまで今日あったことを総勢47人のメンバーで共有する。サンドイッチをほうばりコーヒーを飲みながら真面目に議論する。3分の一くらいが人事系コンサルタント、後は企業の人事系役員、研修マネジャー、ベンチャー企業の社長。そうそうたる方が集まって意見交換するので刺激になる。今回は東京大学総合教育センターの准教授 中原淳氏、リクルートの雑誌「ワークス」編集長の高津氏の両論客が参加されたので大変奥が深い議論になった。
 特に「タレントマネジメント」の話が印象的だった。かつてタレントはエリートだった時代があったが、今は従業員全般をさす。企業のイノベーション(変革)のためには、タレント(才能)を発掘する必要があるが、その一つとしてダイバーシティ(社員の多様性;人種や性別、年齢を区別しないで採用、配置、昇進させる考え方)がある。色々な考えの人がいる組織の方が変革が起きやすいということだ。
中原さんが「マサチューセッツ工科大学の創造性の研究で、砂場理論がある。幼稚園の子供が砂場で遊ぶ中で、創造性の秘密がある。何か山を作ろうという時にアイデアだけでなく実際に手を使って色々な大きさの山を作る。それは個人作業。それに飽きると、みんなで意見を出し合い、では砂場に水を入れようということになりまた遊びが発展する」
面白いので質問した。「創造性は個人では限界があり、異質の考えを持った複数の人が必要と言うことか?」中原さんいわく「異質の人ばかりだと生産性が落ちる。同質性がないとまとまらない。同質性と異質性を両方持ったキーマンがいると成果が出る」
 なるほどと思った。これでもう帰っていいと思うほど成果の多い一日だった。

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2008年05月26日

<5月26日アメリカ;個人の歴史のラベルをはがす>

 エサレン研究所は車でサンフランシスコから5時間、ロスアンジェルスから8時間の海岸沿いにある。50年ほど前に立てられ今もアメリカの人間解放のセンターである。
、心理学系、ボデイワーク系、芸術系(美術やダンス)のワークショップが絶えず行われる。 今回は「個人的な歴史のラベルをはがす」というワークショップに申し込んだ。今、勉強中の再決断療法に近い分野と思ったし、個人に過去を模造紙に欠かせ発表するだろうから、比較的ついていけるだろうと判断したから選んだ。実際は5日前に宿題でメールが来た。A4で6枚くらいになる英文のヘビーな宿題だった。
 昨日のオリエンテーションから参加。30歳代の若い女性の先生が早口の英語で話すのでついていけない。研修参加者同士の話も前回よりは聞き取れるようになったものの、キーワードを聞き落とすのか、文化が違うのか、全体として意味が捉えられない。参加者が先生に質問するが、なぜその答えになるかわからずに混乱する。オリエンテーション終了時に「全体のアウトラインを聞きたい。半分くらいしかわからないので」と言ったら驚かれ「ここにいるべきではない。一いち教えない。通訳を雇うべき」と言われた。その通りだが、アメリカ人にしてはズケズケ言う。
翌日はますますひどくなった。先生が一方的に身振り手振りで力強く話す。参加者が話すのは1割以下だ。ニューヨークでコーチをやっているらしいが、気負っているのか、人の話を引き出すよりは説得しようとする。参加者で納得できないのか同じ方が何回か話す。昨日いたメンバーも2人ほど今日は来ていない。反面教師ではあるが、良い体験をさせていただいた。
 同じ時間を使うならと、思い、違うセミナーに移る旨、先生に話し、チェンジした。

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2008年05月18日

<5月18日 交流分析学会・学術大会>

昨日今日と岩手県盛岡で開かれた交流分析学会・学術大会に参加した。交流分析(TA)を専門にするなら機会あるたびに深めなくてはと言う思いで参加。
(1)白井幸子先生(ルーテル大学教授)の「スピリチュアルと交流分析」。末期がんなどの人が終末をどう迎えるかについて看護する側の立場から思いを伝えたもの。スピリチュアルとは自己も含め生きとし生けるもの全てを大事にすること。感謝と喜びで日々を大事に過ごすこと(例;しっかり口で噛んで食べること、配偶者と散歩できること)と言う言葉が印象に残った。
(2)ポスターセッションでは学会の方が交流分析の職場での活用事例を数分で発表。全部で約20弱。
精神分野の治療が中心だったが、学校教育(生徒や先生の教育)や養護教育への応用もあり参考になった。
(3)2日目は学会理事長の杉田峰康先生(福岡県立大学名誉教授)の「治療者のためのTA」はさすがだった。病院の先生など治療に当たっている方対象に、心身症や人格障害の患者さんへの対応方法などの専門的内容に加え、「難しい患者さんを扱った後はしっかり休みなさい」が印象的だった。
 「ハワイに旅行に行く時に感じること」の例で会場で手を上げた人から、質問によりその人の持つ生き方の癖、悩みを引き出し、解決の糸口を見つけ出すまでわずか数分。優しい言葉の中の、鋭い切れ味(質問、受け止め、仮説設定)に感動した。

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2008年05月05日

<5月5日 NLP卒業試験>

いよいよ今日はNLP最終日、合格すればNLPプラクチショナルの認定をいただける大事な試験の日です。3人一組になり、それぞれがクライアントになりお互いが治療者になって問題解決するという内容です。テキストを見てよいし、オブザーバーやマイク先生に聞いても良いという設定です。
3人で私が一番年長なので最初に治療者役をやりました。クライアントは地方都市に住むチャーミングなカウンセラーの英子(仮名)さん。彼女の悩みは「引っ越して3年になるのでまだ片付けてないダンボールが数個。見るだけで自分を責めたくなる」というもの。私も同じような悩みを持っていますが、自分はさておき下記ステップで面談しました。
(1)悪い状態を思い出す(視覚、聴覚、触覚でイメージする)
(2)次に良いイメージを持ってもらう(視覚、聴覚、触覚でイメージする)。そのイメージを最大限化してもらう。
(3)そのイメージを持って、悪い状態にいき、良い状態を味わう。
(4)次の良い状態を予想し、良さを味わう。
こう説明すると簡単ですが、クライアントに安心感を持っていただくため、ゆったりと進め、視覚、聴覚、触覚それぞれに十分に良い状態を味わってもらうことがコツです。
英子さんは、ある日曜日の午前中、ご主人と一緒に冗談を言いながら楽しんでダンボールのいくつかを片付け、そして午後は二人で大好きな釣りに行く楽しいイメージが出来ました。「これならやれる」と喜んでいただいた上、私自身も「合格」を先生からいただきました。

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2008年05月01日

<5月1日 恐怖症を治す>

実は私は飛行機が怖い。ロープウェイなど高いところを移動する乗り物も足がすくむ。乗り物が揺れると大げさに「ひゃあ」と声を出す。
NLPでは「恐怖症の早い治療」という実習があったので、先生にデモンストレーションをやってもらった。あっという間に直ってしまった(様な気がした)。その後、メンバー同士で実習したが、効果は高い。
やり方の概要を以下にご紹介する。
(1)映画館に入り、席に着いたところを想像する。
(2)スクリーンでは白黒・無音で恐怖体験が一通り上映される。
(3)後方の映写室へ行く。そこは絶対危険のない安全な場所。
(4)映写室から映画を見ている自分とスクリーンの両方を見る。
(5)映写室にいながら、安全な感覚を持ちながら、白黒映画を見る。
(6)その体感覚を持ちながら、席に戻る。最後と最初の恐怖感のない状態をはっきり意識する。
(7)映画をカラー、音つきにし、最後から最初の間を一瞬で体感する。「ひゅううん」と音を入れる。
(8)恐怖の前の最初の瞬間を味わう。
以上だが、書きながらやはり実習をしないとわからないと思った。自分の体験では
◎安全な感覚で白黒の恐怖体験をスクリーンで見ると、身体で覚えている恐怖の記憶が塗り替えられていく体験をした。
◎恐怖前後の楽しい感覚は重要。例えば沖縄の青い海、白い砂浜、そこへ行く前の高揚した気持ちを思い出したのが、後味をよくする。
 来週から台湾に行くので効果が楽しみ。

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2008年04月28日

<4月28日 他人の靴をはく>

皆さん、他人になりきったことがありますか?
NLPセミナーの2日目、「他人の靴をはく」という実習を行いました。2人ペアになり、一人が屋外(代々木のオリンピック記念公園)の中を歩き回ります。その後を着いて行き、前を歩く人の真似をするという実習です。それぞれ20分ずつ歩きます。
私はコンサルタント会社で教育教材を作っている長身の素敵な女性と組みました。ちなみに今回のNLPセミナーでは参加者10人のうち男性は私だけです。
最初に私が着いて行く役割を演じました。彼女の3mくらい後をついて行きます。「まるでストーカーだなあ」と思いながら歩幅、足の運び方、頭の位置など真似をしていると色々な発見がありました。
彼女は実に颯爽と腕を振って歩きます。よく見ると左右の腕の振り方が違う。筋肉もそんなについていないので力が入らず軽やか。好奇心が強い方で興味を引くものがあるとよく方向転換します。真似をするうちに「女性って歩くだけでも楽しいんだ」と思いました。確かにファッションモデルのように着飾ってスキップを踏んで歩くだけで世の中楽しいだろうなと発見しました。
自分の番になり、自分のペースで歩き出して身体の中の変化に気づきました。私は腕や足に力を入れて早足で歩きます。歩くだけで気合が入り戦闘モードになっていきます。彼女は色々なものを見て歩くプロセスそのものを楽しんだのに対し、私は歩くことは目的地に着くまで一プロセスでありウォーミングアップを兼ねています。
人それぞれ感じ方が違うと実感。相手の立場に立てとよく言われますが、相手の感じ方を理解するにはとても役立つ実習でした。

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2008年04月27日

<4月27日 NLPセミナーに参加>

4月26日からNLPセミナー(チーム医療主催)に参加しています。NLPとは神経言語プログラム(Neuro-Linguistic Programming)の略で、一言で言うとその当時の色々な心理学の「いいとこ取り」です。研修講師仲間の間では好評で、この数年、受講がブームのようになっているので、ゴールデンウィークを利用し、10日間のコースを受講することにしました。
(NLPトレーナー協会のHPより引用)
 NLPは、1970年代のアメリカでジョン・グリンダー博士とリチャード・バンドラー博士が共同開発したコミュニケーション心理学。当時の天才的なセラピスト(心理治療家)であった3人をモデルにしました。その3人とは、
・精神科医で天才催眠療法家『ミルトン・H・エリクソン』、ゲシュタルト療法の創始者『フリッツ・パールズ』、家族療法の母『ヴァージニア・サティア』です。
その3人の天才が使う「言葉づかい」、「行動パターン」、「無意識の扱い方」を観察、研究し、さらに言語学・心理学などを取り込み、誰にでもすばやく、簡単に、しかも実践的に遣える心理学『NLP』を生み出しました。
アメリカではセラピスト、カウンセラー、経営者、ビジネスマン、教育者、政治家、弁護士、スポーツ選手など、多くの人たちが応用し、結果を出しています。例えば、アメリカのクリントン大統領は自身の演説に取り入れていたそうです。立ち振る舞いから、話す内容の組み立て、そして民衆の記憶に残る話し方など、多くのNLPスキルを自身の演説に活かしていました。

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2008年04月14日

<4月14日繁田先生のTA101>

土、日とアカデミアTA主催のTA101に出席しました。講師はTA心理研修所所長、国際TA協会教授会員の繁田千恵先生。3年ほど前にTA研究部会でもお呼びし大変好評だった先生です。
 101とはベーシックと言う意味。27年前に岡野嘉宏先生のTA基礎を受けて以来、数え切れないほど多くの講座を受講しています。知人から「まだ勉強するのか」と言われますが、最近、TAをご説明する機会が多く、基本確認のため参加しました。
 「参加して、良かった、皆さんもどうぞ」というのが率直な感想。
(1)TAの成り立ちから、理論構築までの流れが整理できた。
(2)繁田先生は年数回行かれているので、雑談でその情報が紹介される。本でしか存じ上げない有名な方のエピソードが興味深かったし、欧米のTAの最近の動向がわかった。
(3)先生は実際にセラピー(治療)もやっておられるので、人間の病理的な心の成り立ちとTAの関係をわかりやすく教えていただいた。
講義の内容だけでなく、お人柄が素晴らしい。70ん歳になられるそうだが、とってもエレガントでチャーミング。正直で謙虚、上品なユーモア。「質問は自分の勉強になるから」と歓迎し丁寧に答えてくださる。
 土曜日の晩は有志で懇親会を行ったが、「30分だけお付き合いするわ」と言ってくださり、合流。結局、2時間半ほどいてくださり、バンジョインズ先生の人格適応論から始まり、海外事情、有名人の性格分析など幅広く、おしゃべりに参加していただきました。ワインをおいしそうに召し上がるのが印象的でした。

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2008年04月08日

4月8日<内観療法体験(4)「脳」の不思議>

内観体験を何人かの知人に話すと、「内観中、雑念は起きないか?」と聞かれる。
実感では実際内観をしているのは7割くらい、あとは眠ってしまったり、雑念が入って違うことを考えたり。例えば家に帰ったらあの仕事をしないといかんなど。慣れてくると明らかに気分が違う。内観中は独特の起きているような眠っているようなトローンとした気分。脳の使う部分が違う。普段より脳の奥の深い原始的で動物的な部分に入り込む感じ。雑念の時の脳は表面上が使われるが、気分の変化は起こらない。感動もない。
 大きな変化が内観4日目に訪れた。母に対しての2回目の身調べを行っている時で、小学校に入る前。保育園に行く時は母に弁当箱を買ってもらったな、と知識レベルで思い出していると、突然、卵形で青い色のアルミの弁当箱が映像として出てきた。同時にそれにご飯を詰めている母の姿(着物を着ていた)も出てきた。台所の食器棚の上を見ると円柱状の缶があった。あそこからよくおやつをだしてもらった。台所の裏へ出てみると、日陰にドクダミの花、数メートル行くと竹やぶで、そこで銃や剣用の竹を切り出した。家を飛び出して、近所の田んぼ、小川、お店に行ってみた。お店ではおじさん、おばさんの表情や口からむき出した歯までくっきり見える。大変面白い。まるでTVゲームで隣の画面を見るようだ。グーグルアース体験にも似ている。
 記憶の本で、「人は生まれてからの見たもの、聞いたもの、体験したものについて全て記憶している。まるで細いテープに記録し脳に保存してあるようなもので、きっかけがあれば出てくる」とあったが、まさにそのとおり。脳って不思議だ。

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2008年04月07日

4月7日<内観療法体験(3)落ちこぼれの会>

昨日は東京世田谷でカウンセリングの勉強会がありカウンセラー、研修講師、看護師、医師など10人が集まった。元々は岡野嘉宏先生の「TAゲシュタルト勉強会」に参加されていた方が「自分たちはついていけないので、復習をしよう」ということで月に数回集まったのがきっかけ。今も月に数回実施され、内容は最近出版されたTAの本「人格適応論」の解説とカウンセリング実習(ゲシュタルト療法を使う)。看板に偽りありで、落ちこぼれどころかかなりレベルが高い。
 今回はいつものメイン講師「sao氏」が欠席なので「ちえさん」が午前中、「マー君(私)」が午後を受け待った。午前中は先週のバンジョインズ先生の2泊3日のワークショップの報告。私は内観療法の報告と人格適応論の復習をさせていただいた。
 内観療法については皆さん関心が高く質疑も入れて1時間強お話しした。
「TAとかゲシュタルト療法など欧米の心理療法は外科手術。心の痛みや苦しみが時には短時間で劇的に取れる。内観療法は時間がかかるが、他人や生きていることへの感謝、謙虚さなどが生まれ、心の病気になる体質の改善につながる。両方組み合わせるのが適切」と自分の感想をお話しした。
 参加者の感想は「実際に体験者の話を聞くと本や伝聞とは違う発見があった。興味を持ったので何時かは参加したい」「自分で参加する、自ら気づくということをものすごく重視している療法だ」
「“嘘と盗み”は人間の光と影。影に気づき、光と影の両方を認知してこそ人間の真実味・深みが出るのではないか」
体験・感想を共有できて、うれしい1日だった。また話し方、表情が変わったというフィードバックもいただいた。何らかの変化があったのかもしれない。

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2008年04月06日

4月6日<内観療法体験(2)「嘘と盗み」>

6泊7日の内観療法の最後の2日は自分の過去の「嘘と盗み」の身調べをしました。「嘘と盗み」って最初聞いた時は、江戸時代の罪人(縄で縛られて、竹で編んだかごに入っている)をイメージし、自分とは関係ないと思いました。
やってみて後悔。とんでもない身調べです。小学校の低学年から自分の行いを調べてみるとずいぶん見栄のために嘘をついています。親のお金を取って、ばれたら「取っていない」と嘘の上塗りをすることがありました。その後、小学校の高学年、中学、高校と続くと次々と恥ずかしいことが出てきます。内観の前の自己概念は「正直でいい奴」でした。TA(交流分析)を勉強したり色々な先生からの影響をいただき、自分の感情には率直なつもりでした。結構人が見ていないところでも良いこと(公共トイレの履物をそろえるなど)をしているし、ご老人には親切だし、寄付もしているし・・・「良い人」でした。ところが身調べで「薄汚くてみすぼらしい自分」が見えてきて気持ちは段々落ち込みます。真栄城先生への面談でも言うのをやめようかと思ったこともありましたが、勇気を振り絞って全部言いました。目をつぶって優しくうなずいてくださったのでほっとしました。でも悪感情は消化されたものの記憶は残ります。
 先生にこの身調べの意味を聞きました。
「ある方の例ですが、自分は今まで性悪説より性善説の方が進んでいると思っていた。でもこの「嘘と盗み」を体験し人間って、ほっておくととんでもない存在だということがわかった。だからこそ他者を責めずに優しい目を向けられる、と気づかれたそうです。
“嘘と盗み”を面談者に伝えてありのままに受け入れられると内面に変化が起きるようです。起きたことは起きたこと、それを背負って生きていくという覚悟ができるようです」
人間の奥深さの一端が分かった気がしました。

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2008年04月05日

4月5日<内観療法を体験しました>

6泊7日の内観療法が終わりました。聞くのと体験するのでは大違い、大変貴重な体験でした。3月30日(日)の14:10頃に大和内観研修所に着き、所長で臨床心理士の真栄城(まえしろ)輝明先生から簡単な入所案内を受け30分後にはもう「内観をする人」になりました。内観は日本間8畳の隅に高さ1m40cmほどの屏風を立て畳半畳のスペースを作った上で座布団の上に1日15時間座ります。食事もお膳が運ばれそこでします。電話、メール、外出は当然、隣の人とも会話は厳禁。障子は閉め切ることが多く電気を消し畳半畳にほのかな明りをさします。晴れの日でも薄暗い特別な空間ができ、母の胎内のようだという人もいるし、刑務所の独房に入った気もしました。
座りながら、母や父、配偶者、恩師などに(1)お世話になったこと、(2)して返したこと、(3)ご迷惑をかけたこと、を出会ってから現在まで3年または5年単位で思い出して行きます。約1時間半ごとに先生がいらしてこちらの言うことを聴いてくださいます。
自分が得たことは
(1)親への感謝と親愛の情。特に父には感謝の反面、長い間あった警戒心のような塊が雪のようにすっと溶けました。何十年後かにあの世で父と会っても楽しく酒が飲め、仲良く温泉に入れるという実感が湧き涙が止まりませんでした。
(2)52年間を振り返り、支えられていることを知らず、人の話を聴かない自分の「我の強さ」を思い知りました。7日間でまっさらな生まれ変わった人間になると期待して来ましたが、晴れがましい気持ちはなく、むしろ「これからが大事、これからご恩をお返ししていくんだ」というのが実感でした。
 研修所を一歩出たら、世の中は桜のシーズンでした。生かされている喜びを静かに味わい帰路につきました。

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2008年03月23日

3月23日<ヴァン・ジョインズ先生のセミナー・・・人格適応論>

昨日、今日とアメリカから人格適応論で有名な心理治療家のバン・ジョインズ先生の講演会に出席(交流分析協会主催)。
現在TA(交流分析)の世界で注目を浴びている人格適応論を事例をもとに丁寧に解説いただき、大変有益だった。
人格適応論は乳幼児の時の親の養育態度、期待によって性格や行動類型を6つに分ける。6つは?創造的夢想家?魅力的操作者?才気ある懐疑者?おどけた反抗者?責任感ある仕事中毒者?熱狂的過剰反応者。
いずれも長所・短所から始まり身振り手振りの癖、口癖、感情の持ち方、グループの中での行動の仕方、ストレスに対しての反応など実に具体的。それぞれ自分も含め、身の周りの関係する人が思い浮かぶ。あの時、あの方はこういう考えで反発したんだな、と思わずひざを打つ発見がたびたび。
 2日目の最後は心理治療面談の一部をライブでやっていただいた。会場から募ったクライアント役の「親とか上司に言いたいことがあったが言えなかった」などの葛藤を解決するという内容だが、わずか20分くらいの短い時間で解決された。ライブ面談の後、ビデオ撮りしたものを再現し、「このクライアントの言っていること、表情などからどの類型と診断するか」を会場の参加者に考えさせる学習があり、理論から実際の応用への理解が進んだ。先生の、治療家としての明晰な診断力、技術の高さに加え、優しく誠実なお人柄と柔軟性に深く感銘。
この理論は実践的であるが、大変奥が深いので今後も勉強していきたい。

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2008年01月13日

1月13日<ステキなおじさま>

昨日に続き、京都での「TAとコーチング」セミナー。特に印象的だったのが約15人の参加者同士、相手の長所を書きあうストローク交換実習。ストロークとはTA(交流分析)用語で、自他ともにその存在を認める投げかけであり、元気ややる気の源である。
 他の14人から色々なコメントをいただいた。この中から入った言葉を一つ選ぶ。少し恥ずかしいが、ご披露すると
・頼りになるオヤジ系;「心がたくましい」「男の中の男」「元気な頼れるリーダー」
・知的ビジネスマン系;「博識」「能ある鷹だが柔軟」「お茶目な理論家」「言霊が響く!」
・ヒューマン系;「優しく接してくれた」
 よく見てくださっていてありがたいが、今一歩、ぴたっと来ない。
「知性と好奇心あふれるイブシ銀」は前半OK。でも後半、「イブシ銀」といわれるほど地味なのか?
「チョイ悪、そして少年のようなオヤジ」はかなりビビッと来たが、「オヤジ」の語感に敬意がない。
そして最後、ピンクの女性の字で書いている「頼りになるステキなおじさま」に決定。「また、鼻の下を伸ばして」、と言い給うな。「リーダー、たくましさ、理論家」ではストレートに仕事師。仕事は重要だがそれだけでは艶や華がない。「お茶目、柔軟」は強さがない。ところが「ステキなおじさま」の語感にはワインのような香り・文化的なふくらみを感じる。「頼りになる」が前にあるので仕事も出来ないといけない。理屈はそうだが要は嬉しかった。
 他の参加者も少しひねったものがお気に入りのようだ。
 Aさん「元気、若いというフィードバックをもらったが、俺はいつもそれだけか!“宇宙人のように自由”これは面白い!」
Bさん「素直・純粋というコメントはよくもらうが、“5月の青空のように澄んでいる”これが気に入った」 
 皆さん、プロのコーチや講師が多いので感性・表現が豊かだ。ストレートな表現より本質+アルファ(詩心をくすぐる)が心にぐぐっと来るらしい。画家の観察眼に音楽家のリズム感、詩人の心が集まると創造的で豊かな味わいが広がるのだと思った。

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2008年01月12日

1月12日<京都のTAセミナー>

今日、明日は京都でコーチングラボウェスト社主催のファリテーション千一夜セミナーに参加。一昨年、こちらでプロコーチになるトレーニングを受講したが、会長の本山氏がファシリテーションも運営されるので、2ヶ月に一度の割で通っている。受講者の立場になると色々気づきが多く、毎回楽しみにして参加させていただいている。
 今月のテーマは「TAとファシリテーション」。本山会長とは共に社会産業教育研究所で学んだ仲だが、彼は岡野嘉宏先生の大ファンになり、半年くらい、いわゆる“かばん持ち”になり勉強された。「我が師匠の岡野嘉宏はこう講義された」で始まり、わかりやすく事例を出して説明してくれた。
 相手のエゴグラムのフィードバックが面白かった。お互いに5つの性格類型のうち、どれが一番高いかをメモして情報提供する。
自分はA(成人、人間コンピューター、事実・データで冷静に判断する)が1番、次点がCP(厳しい親、目標が高く自他共に厳しい)、3番目がFC(自由な子供;明るくて、元気。自由奔放)だった。NP(優しさや面倒見の良さ)は4番目。「なるほど、京都ではこう見られているのか」と納得。また自分がこうありたい姿、つまり「問題解決力の高くユーモアのある“すご腕のコンサルタント”」の姿とも一致しているのでちょっと嬉しい。
他の人のエゴグラムも拝見。NPやAC(従順;素直な反面、自分の意見を出せない)の高い人が見られた。自画像と他人からのフィードバックがあわず納得できない人もいた。これをきっかけに自己探求しようとなるのでそのモヤモヤ感も無駄ではない。

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2007年10月08日

CTIコーチング(フルフィルメント)の学び・気づき

この3日間での学びの成果は3つ。
(ファシリテーター)
基礎コースのファシリテータもそうだが、非常にスキル・人間性が高く、目標としたい。元々、センスが良い方が更に深く長い訓練・研鑽を積まれたようだ。
スキル的には1対1で椅子に座っての面談を越え、一種のロールプレーを多用。サイコドラマ、再決断療法、NLP等、世の中のスキル総動員。また人当たりがソフトで相手を評価したり傷つけたりしない。ユーモアがあり偉そぶらず、自分をダシにヒヤッとするような結構きわどいことを言われる。そこが講師然とせず親しみが持てた。
(個人)
自分は元々が元気だったが、自由に生命エネルギーが流れるようになった実感がある。「こうあるべき」「もっとやらねば」等の思いにとらわれていた自分がずいぶん自由になった3日間だった。
(スキル)
○相手のエネルギーレベルを意識する。高まりを感じ、共に味わう。
○そのためには「自己変革の邪魔をするもの=“サボタージュ”」を見つけること。
○わからないこともあるがまま。言葉で表しにくい・論理が繋がらなくてもそのまま受け入れてみる。波長をあわす。
 CTIのスキルは奥が深いが、あえて分析せず受け入れて更に探求したい。
「女性の心は十分わからない。だからこそ神秘的、だから永遠の課題として探求する」という天の声が聞こえてきた。CTIも同じ、人間の心も同じだと感じた。

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2007年10月07日

心のエネルギーの高まり

皆さん、周囲の方の心のエネルギーの高まりがわかりますか?
今日はCTIコーチングセミナー2日目。終日、「相手の人生の充実感を上げる」ようコーチング実習三昧。現在自分は10人以上クライアントを持つコーチではありますが、アプローチの細かい流儀が違うので新鮮でした。
○クライアントに目標を立ててもらい、達成のための道筋を考えてもらう。
○障害があれば明確にし突破してもらう。
○行動計画は具体的にする。
この基本フローは同じですが、クライアントの心のエネルギーの動きに注目するのが特色です。
心のエネルギーが高まる質問をクライアント役(女性ファシリテーター)にしていく演習をしました。参加者がリレー方式で質問をしていきますが、自分が質問すると彼女から「ぴんと来ない」と言われしまいます。他の女性メンバー(カウンセラーも多かった)の質問は彼女の心に通じたようです。自分はそのロジックがよくわからず「女性の発想や感性がわからない」と少しショック。岡野先生に師事し7年間勉強した再決断療法では女性をクライアントにする経験は数多くありました。但し、悲しみ、怒り、恐れなどのマイナス感情を持った方を対象にするのと、相手の気持ちを高揚させるというのは勝手が違うようです。
 休憩時間に同じ参加者の女性(カウンセラー)に聞いてみました。
「女性は出産・育児体験があるので、瞬間的に同性の感覚を理解しやすい。女性の方が右脳(直感)、左脳(論理)の繋りが大きいので、非連続的な複数の物事を同時に理解できる」とのこと。
といわれても今更、自分は出産も脳の構造も変更できません。後で考えると理屈で考えようとしすぎたようです。その時の相手の感覚(心の揺れ、体の感じ;いわゆるムードも入る)にこちらの心身の波長を瞬時にあわすことが大事だと分かってきました。

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2007年10月06日

CTIコーチング応用コース・フルフィルメント参加

皆さん、人生を生きているなって感じる時はどんな時ですか?
今日から3日間、大阪国際会議場でCTIジャパン社主催のコーチング応用コース・フルフィルメントに参加しています。フルフィルメントとは充実するという意味です。「人生で生きている実感を味わえる」ようコーチングするやり方を体験を通じて学ぶコースです。大阪開催を選んだのは日程的な事情ですが、参加者は定員の半分以下の11人、深く知り合うにはちょうど良い規模です。オープンで気さく、エネルギッシュな方が多くそれだけでも参加して大正解でした。
まず最初に導入で「人は間違ったことはしない」という考え方に同意しますか、と問う質問がありました。同意に挙手です。これだけでも目から薄皮が落ちる思いです。学びの場でどんどんトライして失敗して恥をかいて学びを多くしようと言う気になります。
色々な実習をやりました。「20年後の自分と出会う」「自分の価値観を考える」・・・
そこで気付いたのが「真面目に頑張り、120%でないといけない、外してはいけないと思っている自分」「疲れていて休みがほしい自分」「真面目さをほりだして冒険したい、遊びたい“やんちゃ坊主”でいたい自分」を発見しました。本来の自分の価値観は「高い専門性をいかして自由に行動して人に役立つ」でしたが、今日の気分は少しお疲れモードです。
今回のセミナーではのんびりし、伸びきった心身を休める。そして元気になったら「遊び心」を大事にしたいと思います。キーワードの一つに「バランス感」を加えました。

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2007年09月16日

サイコドラマ2007

昨日は9月のTA研究部会。明治大学教授の高良聖(たからきよし)先生を3年ぶりにお呼びしました。先生はサイコドラマでは若手(と言っても50歳代)NO1の実力者で、前から楽しみでした。
今回も実習中心のセッションでそれぞれの気づきが増したり悩みが解決されていく手順は芸術的でした。見事だと思う事の一つは参加者が傷つかないようにまた本音が言えるように細かい配慮をされています。例;1時間くらい講座に遅れてきた人の御紹介。「皆さん、遅れてきた“不届きモノ”がいます(顔は笑っている)。ハイ2人ご挨拶・・・」「“不届きモノ”の○○です。今日は早く来ようと思ったのですが、昨日飲みすぎて起きれませんでした、すみません。よろしくお願いいたします」先生「はい、拍手!」こんな調子である。
“不届きモノ”と茶化して遅れてきた罪悪感をオープンにして気楽にさせてしまう。
同時に「今日早く帰る人はいますか?」と聞き、1人が手を上げる。「こうやってオープンにすることが大事。集団心理療法では仲間が途中で帰ると残った人が自分の言った事がまずかったのかな、と後に引く事がある」と解説してくださる。
午前と午後に出席者50人くらいの前でサイコドラマの実演を二つ、午後は全員がデイレクター、主役、相手役、もう一人の自分、観察者に別れ小グループで実習。テーマは肉親の死という重いものから、やりづらい上司(または部下・後輩)との会話、娘と母親の葛藤などよくあるケースに取り組んだ。やってみてわかるのは、もう一人の自分と語ることで自分の気持ちがハッキリする事。また、もう一人の自分が相手役と語っているのを客観的に見ると冷静な気分になり新たな発見があるという事。
盛りだくさんの内容で3日分くらいのセミナーに出たくらいの満足感でした。

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2007年09月08日

気楽に真面目に話し合う

昨日,今日とスコラ・コンサルト社主催の「体験型オフサイトミーティング」に参加。スコラ社は10年くらい前のベストセラー「会社は何故変わらないか」「こうして会社を変えてやろう」の著者柴田昌治氏が代表を務める研修コンサルタント会社。3月の日本ファシリテーション協会の総会でプロセスデザイナーの永野氏と出会い、その素晴らしさに惚れ、「ぜひ出てみよう」と興味を持った次第。
 今回の「体験型オフサイトミーティング」に参加された方は10名。メーカー(金属、化学、ガス)、人材派遣、ファンド、広告会社のマネジャー、社会保険労務士など年齢・職種は色々。お互いを知ると自由に話せるようになるのでプログラムの大半は自己紹介。30分から1時間かける。これが面白い。守秘義務があるので詳しくは書けないが、皆さん、多忙な中で趣味は多彩だし、仕事の悩みは新人の育成から始まって無理解な中間管理職、ビジョンを示さないTOPをどうするか等悩みは同じと共感。
スコラ社で説かれる「企業の変革のためにまずは気楽に真面目に話し合える土壌をつくる」は私どもがやってきた組織開発のチームビルと通じるものがある。一方で私どもの組織開発は2回目から3回目に「組織の実態把握とありたい姿」を話し始めるのだが、オフサイトミーティングでは参加者の「内発的動機」に任せる。かなり気長な話であるが、主催者のコーディネィターは実績もあるのでその方法に自信を持っている。手法としては「気楽な雰囲気づくり」「事実を共有(聴く)」「その背景を考える」であるが、実際は更に開催前の準備と実施後のフォローがあり、この辺にかなり成功の秘密がありそう。引き続き研究したい。

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2007年08月16日

Tグループその5;バントをコツコツ

Tグループのトレーナーとしてもう一つ大事に思ったことは、「自分の感性を信じて勇気を出しメンバーと関わる。そして派手な介入を狙わず地道に質問や共感をし信用を作っていく」こと。
この5日間、2回トレーナー役をやらせていただきました。結果は散々、自分でも「切れが悪い、お役に立てないトレーナーだった」と反省。他メンバーからも「メンバーの時は率直で鋭いのにトレーナーになると切れは悪いし、混乱するしどうかしちゃったの?」とフィードバックされました。うーん、くやしい。
普段の企業さんの研修での講師の時のとは明らかに違う(もっとズバズバ関わっています)、この状態は何故か、自分で考えました。
結論は初体験のTグループ講師役を「失敗するまい、外すまい」と慎重になりすぎたことです。また前のセッションでメンバーへの配慮をもっとしようと思い考えすぎ不自由になっていました。
 その後の全体セッションでベテランのトレーナー(南山大学教授)からのお話がとても参考になりました。「自分も専任トレーナーになって3年くらいまでメンバーにうまく関われなかった。1週間のTグループ後にスタッフ室で一人悔し泣きをしたことがある。その時、先輩トレーナーから“お前は大きくメンバーに影響を与えるホームランを狙っていないか?バントをコツコツの精神が大事だぞ”、と言われて納得しました」このアドバイスは自分にも共通ですね。
Tグループセッション40分の録音テープを聴き直すとここで質問すればよかった、ここで言いたかったことはこういうことだという気づきが生まれました。他のメンバーに話すと「その方がよかった」と言われます。自分の感性は正しいと思いました。そこで「自分の感性は正しい、それを勇気を持って伝えること。また小さい関わりでもその積み重ねで周囲の信頼も生まれ自分への信頼も生まれる、そしてよいリズムが生まれる」そう実感しました。

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2007年08月15日

Tグループその4;まず人間として

「トレーナーとメンバーはどう違うのか」、という議論をTグループセッションの中でしました。「トレーナーもメンバーも同じ」という人もいましたが、私は「トレーナーは専門性・倫理観・責任感などが明らかにメンバーとは違う」という考えでした。5日間経って分かったことは「トレーナーである前にまず人間として他者と関わる」と言うことです。
Tグループではメンバー間で色々な葛藤が起こりますが、メンバー・トレーナー間でも起こります。そこではトレーナーの人間性が丸出しになります。
今回もメンバーが南山大学のトレーナーに不信感や怒りなどの感情をぶつける場面に遭遇しました。その対応が感動的でした。
1)まず、相手の感情を受け止める。例;「あなたがこういう場面でこういう感情(悔しく悲しい気持ち)になられたのは良くわかります」と気持ちを受け止める。傷ついたメンバーの気持ちに寄り添っているような感じもしました。
2)こちらの状況を正直に伝える。
この繰り返しです。この時に相手を気遣いつつ率直に正直に、真っ直ぐにメンバーと向き合っておられました。つき放す感じでもなく、また卑屈でも悪びれたり居直る感じでもなく、話し合いをすることで元のいい状態になるだろうというお互いに対しての信頼・愛情・尊敬心(人間そのものに対しての)も感じました。
今回、私が学んだのはトレーナーとして専門性・倫理観・責任感を磨くのは当然ですが、それ以前に人間としての謙虚さ、一人ひとりを大事にする気持ち、そして時には相手と向き合う勇気と率直さ、相手の気持ちに対しての感受性と優しさ、これらの人間としての基本的な資質が重要ということでした。
今の自分にとっては「道遠し」と言う感じですが、一生かけて磨いていこうと思います。

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2007年08月12日

Tグループその2;歴史

TグループのTはトレーニングのTです。アメリカでの人種差別の問題に取り組むリーダーのためのワークショップとしてスタート。最初はメンバーが昼間に討議している場面を題材に主催者側が夜に研究会を行っていました。その時にメンバーが聴講を希望しました。主催者代表のクルト・レビン教授が、「討議しているメンバーも入れよう」と提案し、オブザーブしてもらうようになりました。その時に「AさんとBさんが激しい討論した、その時の状況はこうだった」という主催者側スタッフの発言に、当事者だったAさんが「それは違う、実はこうだった」と発言しました。このことをきっかけに、主催者側の研究会を聴講するメンバーが段々増えていきました。このように自分たちが討議したことを題材に、その場でお互いに何が起きたかを振り返ると自己の感受性、対人関係の感性アップ、グループの成熟について考える良い学びの場となり、Tグループの原型が出来上がったそうです。日本にも1960年代から導入されるようになりました。
 日本の産業界には民間教育研修会社がST(センシティビティ・トレーニング)として導入する時期がありました。私が在籍した富士フイルムにも導入された時期がありますが、あまり評判はよくありませんでした。当時の研修ではトレーナーから無理やり言わされ傷ついたという声を聞きます。富士フイルム以外でも、トレーナーの非人間的な心理操作、心身ともの暴力的な介入により、深刻な問題が発生、1980年代までにはブームは去ったようです。
 現在、本来の「自分も他人も尊重しあえる関係作り」のトレーニングの場として真摯に活動されているのは南山大学人間関係研究センターと聖マーガレット生涯教育研究所(SMILE)、HIL研究会などだそうです。
私も南山大学とは昨年からお付き合いさせていただいております。かなり質の高い(偉そうですみません)人間関係のセミナーを提供していただいているので、これからも真摯に学ぼうと思っています。

*Tグループについて詳しく知りたい方は南山大学人間関係研究センターにお問合せください。参考資料を入手できるかと思います。

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2007年08月11日

Tグループその1;昨年の体験

皆さん、Tグループってご存知ですか?
今日から5泊6日で南山大学主催のTグループのトレーナーズ・トレーニングに参加します。今、会場の清里に向かう電車の中で書いています。昨年、2月にTグループに参加しました。車窓を見ながら去年のことが思い出されます。ちょっと御紹介。
メンバーは9人。学校の先生、社長、研修コンサルタント、OL、看護学校の先生、組織の教育担当・・・。トレーナー(ファシリテーター)は2人。「それでは始めましょう」のトレーナーの合図でセミナーはスタートします。何を言って良いか、どう進めて良いかわかりません(最後までそうでしたが)。最初は自己紹介から始まりましたが、その後シーン。会社社長が「ミーティングだから議題を決めよう、議長を決めよう」と提案しますが、あまり賛成者はいません。自分も議論の内容を整理しようとしたら、違う人が別のことを言ってますます混乱・・・こんな感じで1週間が過ぎました。
 最初はおっかなびっくりでお互いの探りあい、その内だんだん仲良くなりいい感じのチームになったと思ったら、次は「あの時のあなたのあの行動が気に食わない」と葛藤が表に出てくる。それも徐々に乗り越え、「チームの皆は大好きだけど、自分は自分」と主張できる。そういうチームと個人の成長がダイナミックに味わえる1週間でした。Tグループと言うと皆そうなるかと言うとそうではなく、千差万別。最後のパーテイでは我がチームはべたべたの体育会系仲良しチームでしたが、もう一つのチームはしっとり知的に落ち着いた大人のチームでした。
さて新しいメンバーとの出会いがあります、どんな1週間になりますやら、お楽しみ。

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2007年06月06日

ASTD報告6;総括

 ASTDも最終日になりました。夜の情報交換会は本当に充実しています。参加者総勢約40名の意見が出たところで、今年の特徴はこんなところではないかと13年以上出席されているヒューマンバリュー高間社長、兼清取締役がまとめてくださいました。
<総括>
「組織から個人へ焦点が変化した。個人が本当に変えたいと思わないと変革の旗を振っても動かないのが実感された。個人も本音を言う、弱みをさらけ出す、そしてポジティブへ、あるがままの自分を認めよう、やりたいことをやりましょうと言う基調。争いがなくなり、“死んだら裁かれる、欠点を無くそう”という価値観(宗教観)は弱くなったのではないか。
知的な面では、個人単位での学習では限界があるので、Webを利用し集団の叡智を集める非公式学習(Cop)が盛んになった。その背景には技術革新が早くなった、若い世代の意識変化、優秀な人材の会社離れの阻止、モバイル・ワーカー(ネットを活用し会社に来ないで働く人)の出現など急激な変化がある。今までは概念だけだったが、今年は現実のものとなり一斉に切り替わったようだ」
<個人的感想>
自分が現在、数社でやらせていただいている組織開発・能力開発がその路線上にあると実感でき、承認をいただいた思いです。
1)リーダーシップ強化のプログラムはセルフノウイング(自分は何者か、何をやりたいのかを知る)で始まり、いくつかのスキル研修をして、アクションラーニング(現場で必要なテーマに取り組み解決を提案する)へ。継続的なフォローとしてコーチングをする。
2)組織から個へ。組織開発の発表例で個人の最高体験(自分は何をしたいかを明らかにする)をし、それを組織に帰ってやるとどうするかを考え実践してもらう。風土調査を行い、あとはTOPがその気になる、手を変え品を変え継続してしつこくやる。
<海外の出席者>
ASTD全体の参加者は9300人、うち海外からが1900人。トップが韓国の432人、次がカナダで196人、日本はその次で178人。う?ん、韓国の勢いはここでも凄い。ナイーブな日本人同胞諸君、外へ出て知見を広めよう!

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2007年06月05日

ASTD報告4;講師のスキル

皆さんは話を聞いてもらう工夫をしていますか?ASTDは研修講師の講義技術についての研究・実践報告も多く参考になります。
<学習と記憶について>
・60:30:8の法則。大人で集中して講義に臨めるのは60分、覚えているのは30分、後まで残るのが8分。
・「説明の声とパワーポイントの絵、説明の文字」の3つを使うプレゼンは記憶に残るか?答えはノー。情報が多すぎて理解するのに時間がかかり覚えられない。
・学習する時は一度に覚えた方が良いか、分けたほうが良いか?答えは分ける。記憶は1日置くと定着するので、3日空けて再学習(復習)すると良い。例えば教室で基本を習い、職場で応用し、更に3日後に不明な点を補足学習するなどは効果的。
<プレゼンのスキル>
・15分あったら全部しゃべらない。4分くらいは聞き手が考え反芻する時間をとる。
・パワーポイントは印象が残らない。手書きで(上手ではない)人やパソコンの図を書いていた人の方が印象に残りました。字部の下手な字も印象に残るのかと安心。
・参加型。かならず参加者を小グループにして考えさせ、話させる。
・最初のつかみのジョークで場が和やかに。アメリカ人は本当にジョークが大好きです。結構きわどい下ネタも爆笑(特に年配のおば様の笑い声が響きました)を取っていました。
自分も「あきれて、薄ら笑い」されるおやじギャクのレベルを上げようと心に誓いました。

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2007年06月04日

ASTD報告2;ジムコリンズ氏の講演

皆さん、講演で感動したことがありますか?
今日のASTDのトピックスは基調講演のジム・コリンズ氏に尽きます。氏は10年前の世界的なベストセラー「ビジョナリー・カンパニー」の著者、元スタンフォード大学の教授です。有名なフレーズ「時を告げる人ではなく、時計を作る人が重要(ずば抜けたセンスを持つ経営者の会社は1代で終わる。長く優秀企業でいるには優秀な後継者を作る仕組みを作った経営者がいる)」を紹介した人です。
まず外観に驚きました。若い!50歳代半ばでしょうか。身体は長身痩躯、顔も筋肉が見えるほど引き締まっている。トライアスロンが趣味と聞き納得。演壇から離れステージの上を歩き、身振り手振りで話す姿は迫力があります。
話す内容も説得力があります。データを丹念に集め、グラフを元に「いつも初心者の目で真実を発見」。伸びる会社と急に凋落する会社の要件を話してくださいました。
「凋落の種は数年前から始まっている。兆候も時々見えるが、それを警告する上級マネジャーがいるかどうかだ。周りの抵抗があっても勇気を持って警告できる最高レベルのマネジャーを目指して欲しい」謙虚でありながらチャレンジを続けるコリンズ氏そのものの姿勢を現しているようでした。
最後に、無名の時に会ったピーター・ドラッカー博士(有名な経営学者)からもらった言葉で閉められました。それは「偉大なことを習ったら次の世代に伝えよ。世界中の人に役立つことをせよ」この言葉を今も大事にしているそうです。
会場には感動が広がり、席から立ち上っての拍手(スタンディング・オーベレーション)。私も大きく拍手。ジム・コリンズ氏は素晴らしい。あわせて大拍手する会場の皆さんもとっても素晴らしい、と皆にも拍手をしました。

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2007年06月03日

ASTD報告1;アメリカ・トレーニング開発協会

皆さんどんな学びをしていますか?
 今日からアトランタでのASTD(直訳するとアメリカ・トレーニング開発協会)のコンファレンスに参加します。世界のマネジメントや能力開発、組織開発の新しい動向について学べる場です。サラリーマン時代から「教育研修のプロになる」なら一度は参加したいと思っていたものです。
3つのセッションに参加。疲れも出たし通訳もあまり上手くなくついウトウト。
このツアーはヒューマンバリュー社(代表取締役 高間邦男氏)主催で参加しましたが、夜のセッションが魅力です。午後6時から9時半までミッチリ今日のセミナーの情報共有化を行います。1日に60近くあるセミナーは一人で見切れませんが、他の参加者の情報提供でうんと広がります。更に凄いのは組織開発、能力開発、人事制度、IT、通信、アメリカ文化などの専門家が出席、今までのトレンドを含め解説してくださるので知識がうんと広がります。
<自分なりにつかんだ初日の概要>
・ 職場に来ないで外で働く労働者が増え、
それに合わせ職場外でインターネットなどを使って学ぶ機会が増えていく(モバイル・ラーニング)。
・業務上の学びは実践での困難な仕事で身につく(OJT)が7割、コーチ・メンターによるものが2割、教室での集合教育が1割。定型化しにくい仕事上での学びを効果的にする仕組み作りがポイント。
・人事教育担当者の役割は従業員に「自ら学ぶ」習慣をつける仕掛けをすること。
・高度な専門職にとっても最先端の技術力を磨き、また課題解決のためのアイデアを募るためのNET上での協働が盛んになる。そのためのコツが自由さの確保と
 世話役の存在。
 若干消化不良気味ですが、新たな学ぶ分野を見つけ喜びに浸る夜でした。

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2007年04月24日

劇をやると性格が変わる

皆さん、劇を演じることは好きですか?
 前回 サイコドラマについてご紹介しましたが、今回はもう少し紹介します。もともとはルーマニア系米国人モレノ・J・Lという人が1931年に開発したものです。ちょうど時事問題(爆笑問題みたいなもの?)を扱う劇団である発見をしたそうです。看板女優と結婚したある俳優がこぼしていました。「彼女は劇ではしとやかだが家庭では口は悪いし怒ると物は投げる」と。しばらくして変化がありました、彼女が劇の中で社会の人を口汚くののしる性格の悪い女性を演じました。すると不思議なことに劇の中で発散したせいか、家庭ではしとやかにやさしくなったということです。
モレノはこの「劇効果」に着目をして色々な心理療法に応用しました。現在では心のイメージを即興的に演じることで、個人の自発性の向上、創造性の促進、抱えていた心理的葛藤の整理、盲点だった自他の関係性に気づくなどをねらいとした集団療法として確立されています。
日本でも色々な団体が実践されていますが、私の知っているのは、明治大学の教授 高良聖(たから きよし)先生。この方のセミナーは2度受けましたが、理論と実践事例がたいへん豊富な上に、説明はシャープでわかりやすく、弱者への配慮が行き届いておられます。私は大ファンです。
 私どもが運営委員をしているTA研究部会という勉強会がありますが、その中で2007年9月15日(土)にセミナーを開きますので関心ある方はぜひご参加ください。
http://www.ta-kenkyubukai.jp

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2007年04月03日

大前経営塾の卒塾式(後編)

 皆さん、日本の指導者をどう思いますか?
昨日に続き、4月1日の大前塾卒塾式につき御紹介します。100数十人の中から35名が参加。イギリスやアメリカからもいますし,大分、神戸からの参加者もいました。
大前塾長のお祝いスピーチ、大前塾長への自由質問であっという間の1時間半でした。
「皆さん、この1年これほど硬い本を読んで文章にする経験はなかったでしょう。世の中の事象についてフラフラになるまで考えることはなかったでしょう。レベルは上がったと思います。皆さんは幹部候補ですが、経営者になってからの勉強では遅いのです。」
「社長の最大の仕事の一つは後継者を見つけること。年齢がずっと下がってもOK。できる人はRedines(準備)ができている。まずは抜擢して一桁上の仕事をやらせてみる。できたら更に1桁上をやらせる。未経験の仕事でも2年でできるようになる。できる人は35歳までに頭角をあらわします」
 「中国は30歳代で数百人、40歳代で数十人、50歳代で5人、主席候補がいる。この候補が地方の市長勤務等で試されて選抜されていく(中国の市長は外国企業を誘致するなどで経済成長10%/年以上行かないと即クビ)。この国のようなプロの政治家を作る仕組みがないのが日本の問題」
 「GEのウェルチの偉大なのは人財を作ったこと。クロトンビル経営研修所で幹部候補を鍛え選抜しイメルト(GEの現CEO)を選んだこと。おかげでその後も増収増益(5年で60%増、利益は倍増)。他の企業に行った候補者も成功している。それをやった」
 日本の色々な企業名、社長名、政治家名を出してズバズバ切り倒すのでハラハラしつつも面白いのですが、編集方針上ここには書きません。ちなみに「安倍首相からコンサルティングを頼まれたら大前先生は何をアドバイスしますか」と聞きました。答えをご紹介すると自民党の支持率が落ちるから止めときます。

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2007年04月02日

大前経営塾の卒塾式(前編)

皆さん、現在 何を勉強していますか?
 昨日4月1日は大前経営塾(正式には「日本企業の経営戦略コース」;塾長は大前研一氏)の卒塾式でした。
 このコースは企業・官庁の上級マネジャー対象の遠隔経営スクールです。私はこのコースを2年連続で受講、世の経営幹部候補にはぜひ受講をお勧めしたいコースです。今日はこの経営塾についてご紹介します。
(1)1年間、毎月、ブロードバンドで大前塾長や特色あるリーダー(政治家・経営者)の講演を聞く。リーダーは台湾の李登輝氏、京セラの稲盛氏、ユニクロの小柳氏など、そうそうたる方。
(2)加えて、課題図書(大前塾長の著書「新経済原論」「考える技術」「質問する技術」や「ハイコンセプト」「インポッシブルシンキング」「ネクスト・マーケット」など新しい経済・経営・世界の潮流について書かれた本)を読む。
(2)上記について、「あなたの会社ならどうしますか」などの質問が出て、それに関しての小論文を書く。ネット上でその論文が載り、塾生同士で議論しあう。
 受講して本当に「目からウロコ」体験でした。現在の研修コンサル業務に生きています。
(1)世界観が変わった。中国・インド・北欧・中近東など世界の変化がどう起きており、その理由はなぜかと「それに対して日本は、自分は何をすべきか」を語れるようになりました。
(2)経済・経営の潮流を知り、深く考え、自分が「ここの社長ならどうするか」を考えるようになりました。
(3)語る際はデータを基に(Googleで調べる)簡潔に結論を書く、次に論拠を書く。このサイクルが早くなりました。
 2年間の塾が終了し、3月15日からは毎週レポートが必要な「イノベーション講座」に挑戦し始めました。しんどいことですが、半年後の変身する自分を楽しみに精進しています。

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