オリジナルブログ「マークン@フジワラのにんげん探訪」

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2018年03月11日

<3月10日 記念講演;水泳で学んだ事>

「厚木市スポーツ人のつどい」の講演会。「水泳が私に教えてくれたこと」がテーマで、ロンドン、リオ五輪で銅メダル(200mバタフライ)の星奈津美さん(ミズノスイムチーム コーチ)でした。
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 高校1,2年生でもインターハイで2連覇だったそうですが、お話を伺うと、
1.水が好き、逆境をばねに。
二つ上のお兄さんが水泳を始め、そのおともでプールを見学。ガラスにピタッと顔を付けるくらい関心があり、1.5歳からべビースイミングを始める。
高校、大学で大病をして練習を休むことがあったが、練習できない口惜しさ、また元気になって練習できる有難さをばねに練習に励んだそうです。

2.現実を見る
 世界大会では0.1秒差でメダルを逃し、北京五輪では準決勝敗退。そのたびにこの練習法では勝てないと思い工夫されたそうです。

3.環境を変える
  五輪で金二つ、2連覇の北島康介選手と一緒。そのご縁で有名な平井伯昌コーチのもとに練習環境を変え、それが良かった。病気で休んだなどの言い訳を言う選手は一人もいない。タイムが良くてもいい気にならない。少しでも自分を上げようと言う選手ばかりで、仲間に刺激され練習に励まれたそうです。

 手術あけ6か月で世界選手権で優勝。日本女子では史上初の金。
リオ五輪の映像も拝見しましたが、トップを争いあわや金かと思われた、銅でした。
感謝を忘れない。すごい方がいるものです。

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2018年02月20日

<2月19日 素直な人は成長する>

 久しぶりにゲシュタルト世田谷の自主トレーニングに出席。10人近くが集まりお互いに研鑽します。運よくファシリテーター役、クライアント役が出来ました。終わってから他メンバーから「良い点と私ならこうする」というフィードバックを伺い参考になります。

コツコツと良く出席している人は技量も自分見つめも力を上げているなあと実感しました。

夜は夜で久しぶりに思斉館滝澤道場の高段者稽古会に出席。滝澤館長の最初の講話は大変心に響きました。

「昨年、当道場出身の川村敏臣先生が難関の八段に合格された。彼は素直な性格だからいずれ合格されると思っていた。そして昨年合格された先生方の共通点は素直なことだと改めて思う。

 素直とは飾り気のないありのままのこと。曲がったり癖がない。
素直な人は人の良い所は取り入れる。周りの人たちに教えてもらえる。先生には優しく時には厳しく指導していただける。それを持続するから技量が上がる。手応えがあるから稽古が楽しくなるという好循環になる。

 素直でない人は自分勝手な考え方と態度。自分では頑張っていると思いながら技量は停滞し稽古も楽しいと思えない。心の中にねたみ、そねみが生じ、周りから避けられ相手にされない孤独な人になる」

自分も我が強いので、最後は耳が痛い。今は多少変わったが、20歳代は人の話を聞かなかったなあ。
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今年の思斉館滝澤道場の方針は「素直」。仕事も芸事、スポーツ全ての基本ですね。
初心に戻り素直な心がけで取り組もうと思いました。

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2017年05月26日

<5月24日 愛と励ましは不可能を可能にする>

ATD最終日を締めくくる基調講演はアイルランド出身のテノール歌手、パラリンピックチャンピオン、医学博士のロ―ナン・タイナン氏。
 ローナン氏は生まれながらに片足が不自由でしたが、体育専門学校に始めて入学しパラリンピックに挑戦、金メダルを計18個取られました。不幸にも20歳の時に交通事故に合い、両足切断。その後、猛勉強して医師になり、同時にコンクールで優勝しテノール歌手になられたすごい方です。

 講演は美しい歌声から始まります。講演を聞くまでは、禁欲的で克己心の強い方かと想像していましたが、実際は新しいことに楽しくチャレンジすることが大好きな方。
 その秘訣は、子供の時にいじめられていたそうですが、お父様がいつも「お前は大丈夫。お前は素晴らしい。きっとできると信じている」と言って励ましてくれたそうです。お母さまも同じようにローナン氏を愛し可愛がったそうです。

 ローナン氏も毎朝、鏡に向かって「お前は出来る。必ずできる」と言っていたそうです。その言葉通り、次々と高いハードルをクリアしていきました。
 お話も悲壮感はなく数々の失敗談をユーモアたっぷりにお話しくださいました。

 最後に10代の時に最初にコンクールに応募した大好きな曲「ハレルヤ」を情感たっぷりに歌ってくださいました。
感動が会場を包み込みます。愛は人を勇気づけ励ましは人をチャレンジに誘い、そして自らを勇気づける習慣を持っている方は不可能と思えるゴールもクリアしていくんですね。
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2017年05月24日

<5月23日 ストレスを味方にしよう>

ATD3日目、基調講演はハーヴァード大学の心理学者、ケリー・マクゴニガル博士。
日本でも多くの著書が出されている有名な方。テーマは「あなたのためにストレスを働かせる」良いお話でした。

「ストレスがあると健康に悪影響があるというのが一般的な見方だが、ストレスが体に悪いという思いが実は心身に悪影響がある。統計ではストレスは良い面があると思った人はむしろ好影響があるとわかった。楽天家で、齢を取ることは良いと思う人は長生きすることがわかった。

ストレスは取り除くのは無理。ストレスの存在を認めて使うと生産性が上がる。スポーツ選手でうまくコントロールする人は良い結果を出す。心臓がどきどきするのは酸素を取り入れグルコースを出すため。自分の身体がチャレンジに応えると肯定的に考える人は良い成績を残す。

アメリカ海軍特殊部隊では両手両足を縛ってマスクをしてプールに掘り込む究極の訓練がある。パニックになるが、慣れてくると静かになる。回復力が出てきて逆境をどう乗り越えるか冷静な思考力が出て来る。大きなストレスがあると回復力が出来て来るということ。

自分の経験で嵐の前に飛行機に乗った時に年配の女性が心配そうに「私は嵐が苦手」と言う。
私は「自分はもっと苦手」と言ったら、彼女は手を握ってきた。20分で落ち着いた。愛情ホルモンのオキシトシンが出た事例。これが出ると他の人を世話したくなる。台風や津波などストレスがあると、他人と一緒にいたくなる。自分も心配だが、より弱い人を助けたくなる。助けてあげることでストレスが減る。恐れがなくなる。皆で何とかしようとチャレンジする気になる。 

 幼少時いじめられた人がいる。そういう人は同じ体験をした人を助けたくなる。ある意味で大変な経験(ストレス)は自分の人格を高める機会があると考えた方が良い」

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2017年04月21日

<4月21日 世界一に勝つ ラグビーW杯>

 2015年ワールドカップで日本(勝率4.8%)が優勝候補の南アフリカ(勝率86%)に奇跡的な勝利を収めたのは記憶に新しい。エディ・ジョンソン監督と選手たちに注目が集まるが、選手は前主将の広瀬俊朗氏の貢献が大きいと言う。直接広瀬氏よりその秘密を伺った。
ビジネスブレークスルー(大前研一氏代表)主宰の講演会。
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<キャプテンとしてやったこと>
〇皆がチームを好きになるようにする。
ニックネームを呼れひと声をかける。居場所がある。自分は今回試合は出れなかったが、やる仕事があった。レギュラーもお前らがいるから助かると声をかける。

〇大義を感じる
  25年間勝利がないのでプライドがない。ラグビーをやってよかったと思いたい。自分たちが新しい歴史を作り、日本の応援団を喜ばせたい。

〇準備が大切
  毎回ミーティング終了後に全員でスパイクを磨く。試合の前に相手と顔を合わせると大きい。でもスパイクは汚い。俺たちは奇麗、と思うとひるまない。

〇皆で歌を歌う
  サモアやフィリピンの選手もいるが、孤独。君が代を教え一緒に歌う。

〇負癖からマインドセットし強みを探す
  自分たちは規律正しい、動きが早い、連携プレーは良い。どこからでも攻守できる。持久力がある。

〇相手に勝つには、を考える。
南ア戦では先制攻撃。タックルで身長差20cm以上の選手を倒す、スクラムで優位に立つ。相手が動じた時に点を取る。
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<エディ・ジョンソン監督がやったこと>
〇今までにない限界までの練習
  168日/年の合宿。朝5時半から3部錬。試合以上に練習でプレッシャーを感じ限界を超える。ドローンで練習場を見る。五郎丸選手がさぼって怒られていた。心理テストもする。唾液を出して疲労度を調べる。確かにやり切った感はある。

〇観察力があり、嫌われることを恐れない
練習場にバスが来るのが遅れ、2分遅刻。滅茶苦茶怒る。妥協しない。練習前日に酒を飲んで良い選手とダメな選手(翌朝酒が残る)を決める。

〇合宿に南ア戦で笛を吹くフランス人審判を呼ぶ。本番でも公平にやってくれた。

<監督から離れる>
 監督からは今までと同じでは勝てないと言われ、猛練習に素直について行った。監督がいたから今がある。
 ただ南ア戦で29-32になった時、監督はペナルテキックで引き分けを狙えとの指示。我々は勝つためにここまで来たんだと思い従わなかった。トライを選んだ。監督は怒った。だが、従っていたら負けたかもしれない。従順なチームが、自立した瞬間。武道で言うと守破離の離。

弱小のチームも世界一になれるんだと勇気をいただいた講演会。監督が戦略・戦術を主将がチーム力メンテナンスを行ったんですね。
広瀬氏(北野高校⇒慶応大⇒東芝)は懇親会も参加され各テーブルを回られ率直に質問に答えていただいたのも印象的でした。
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<4月20日心と体 稲葉俊郎先生講演>

 稲葉俊郎先生の講演「ユング心理学から学んだ体と心」を拝聴した。

先月のNHK番組にも登場された有名な方。東大病院で心臓病に関わる治療(循環内科)以外に在宅医療、山岳医療、未来医療も手掛け、趣味も能などの古典芸能、絵画、音楽、建築、ファッションなど幅広く、レオナルド・ダビンチのような多才な方だ。

 今回の講演は心理学分野。
90歳の患者さんでも怒り、恨みがありそれと接することで身体は治っていく経験から、心の重要性に気づかれた。フロイド、ユング、コフートから交流分析、ゲシュタルト療法まで幅広く学ばれる中、特に河合隼雄先生に惹かれユング心理学を多く学ばれたそうだ。

講義は幅広い。なぜ身体は出来たか、なぜ神経・脳は出来たかなど発生学から始まる。人間の体に睡眠・覚醒、意識・無意識があるようにサイクル=リズムがありこれがあるから健全なエネルギーが生まれる。
 ちなみにこの両極性は発達における多面性(植物・動物、海から陸へ)があった方が対応しやすいし、リズムは宇宙のリズム(太陽の公転・地球の自転、月の満ち欠け、日々の太陽の光)と連動する、とのこと。

覚醒(外界)と睡眠(内界)をつなぐ領域が夢、瞑想とか絵画など芸術、能など古典芸能など創造的な活動で心身の健康に非常に重要。武道、華道、茶道も入るとのこと。

最後に先生の在り方が感動的。

「90歳のクレームの多い患者さんとの経験。悪口をよく言い主治医をよく変え自分で6人目。よく話を聴いて5年目。ある時、自分は3歳の時に川に捨てられた、そんな人生だと言われた。咄嗟に”違う”と言った。今のあなたがいるのは親や周りの人があなたを育てたから。あなたは捨てられた人ではないと人生の大先輩に言ってしまった。その時から患者さんは変わった。にこにこ笑うようになった。

何が良かったはわからないが、人の尊厳を大事にして素で接するのが自分のやり方。これがないと人間の器を見られてしまうと思って生きている」
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2017年04月01日

<3月31日 暖かく優しい人々>

次男の結婚式の前夜祭です。
お嫁さんがヴェトナムの方なので、お母様、お姉様、叔父様と会食しました。

昨年の12月以来なのでお会いするなりハグ。非常に親密です。
3日前から来日され、次男夫婦がスカイツリー、浅草、明治神宮、水族館に連れて行ったそうです。日本の感想を伺うと目を輝かせて「きれい、便利、快適」とのこと。  
 
ヴェトナムでは日本は観光地として人気が高いそうです。お嫁さんはぜひ日本のサクラを見せたいとのこと、若干開花が遅れて心配しましたが間に合いました。

会食は小料理屋で。天ぷら、野菜がお好きということで注文しましたが、ご自分たちでは食べずに私たちの皿に取って配られます。ほっけの開きも同様で、スプーン、フォークで上手にカットして取り分けられます。
もてなし側として慌てましたが、お国柄があらわれますね。本当に暖かくて優しい方々です。
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2017年03月30日

<3月29日 親切な航空会社>

帰国しました。

成田に着いたら機内放送で私の名前を呼ぶアナウンス。何だろうと思って地上係員の人に聞いたら「落し物が届いている」とのこと。

3月16日、成田出発時にラウンジか登場口に落とした手帳が届いていました。すごい!
帰国したら問い合わせしようと思っていましたが、拾った係りの人が手帳の名前を見て飛行機搭乗リストを調べ、帰りの便に連絡してくれたとのこと。

 やはり日本はすごい国ですね。またANAに乗らせていただきますからね。
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2016年06月19日

<6月19日 父の日プレゼント>

父の日なんですね。
昨日は新潟に嫁いだ娘から宅配便が届きました。ワインかなと思ったら日本酒の地酒ヒット。サプライズでヒットです、。持つべきものは娘!
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次男が大きな荷物を持って現れました。下の写真にあるようスマイルの風船。「そんなに自分は笑っていないか」と尋ねると「テレビを見て怒ってばかりいるから」とのこと。確かにテレビに映る政治家を見て「そんな政策では日本はよくならないだろうが」と言って悪態をついています。
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 また次男に「これは3歳の孫にあげたほうがいいな。選択を間違えていないか」と言いそうになりましたが、スマイル・スマイル。

そして次男の婚約者からはお菓子をいただきました。
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 子供たちが小さい時は母の日ばかりが注目されていたような気がしますが、子供たちが30歳前後になるとなかなか味わい深いプレゼントをいただきます。気持ちをありがたくいただき味わいました。

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2016年03月18日

<3月17日 横浜サンタプロジェクト>

昨日は組織開発の実務者ミーティング。2ヶ月に一回、各企業で組織活性化の第一線で活躍する人たちが集まる。

今回のテーマは横浜サンタプロジェクトの発表。同じ神奈川にいながら知らなかった、素晴らしい活動だ。

 元々は恵まれない子供たちがいる施設にプレゼントを届けるボランティア活動(サンタさん)。それが昨年は6年目になり、ボランテイア700人を超える大イベントになった。

大きく4つの柱で、施設訪問以外に、子供たちを自動車に乗せるドライブ、横浜の街を掃除する、広場で踊りをするイベントなど。

 コンセプトは「横浜を笑顔でいっぱいに」、プレゼントを貰った方も、上げた方も笑顔になる。30以上の企業が協賛しており、協賛金も出すし、社員を実行委員会に出す。企業の社会貢献の一環として位置づけている。学生も多数参加。

今年も12月に行われるとのこと。素晴らしいことが世の中にありますね。

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2015年11月27日

<11月26日 沖縄の方々の暖かさ>

昨日はセミナー会場の下見を兼ねて知人を数人訪ねます。
一人は10年前にライフアドべンチャーセミナーで知り合い意気投合した会社の役員さん。8年前に亡くなってしまった。お線香上げに行きました。ご家族との会話で亡き人をしのびます。
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沖縄の方と話すと癒されますね。優しく暖かく純粋。ゆったりしていて他者への思いやりや敬意に満ちています。他人とのことを悪く言わない。

今、自分は汚れているというのではわけではないですが、沖縄の海と暖かで純な人の心に自分が浄化されて行くのを感じます。

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2015年09月26日

<9月25日 ひと月早い還暦祝い>

娘一家が旦那さんの故郷に引越しします。今日はその歓送会。
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同時に1ヶ月早い私の還暦お祝いになりました。「赤いちゃんちゃんこ」ならぬポロシャツ、赤い下着、洒落たカサの家族からプレゼント。

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プライズは子供達三人からは感謝状。

「貴殿は一家の大黒柱としてよく働き一家を幸せにしました。これからも若々しく・・・」
うーん、そういえばそうかなあ、それにしてもこういうものを子供達からもらうのも歴史を感じるなあ。営業や人事の時代は出張が多く家にいる時間がすくなかったけれどこういう感じで見てくれていたんだね。

これからも頑張りましょう。
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2015年07月02日

<7月2日 ひび割れた壺>

知人から素敵な絵本をいただきました。朝からウルウルです。
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「インドの田舎に一人の少年が住んでいました。少年は小川に行って水を汲み、お屋敷に運ぶのが仕事です。IMG_8703.JPG


少年はヒビの入った壺とヒビのない壷を持っていました。毎日二つの壺に水を入れてお屋敷に運びますが、ヒビの入った壺はお屋敷に行くまでに水が漏れて半分くらいになってしまいます。

ヒビのない壺は水を漏らさないので誇らしそうでした。ヒビのある壺は悲しそうでした。

ある日ヒビの入った壺は少年に謝りました。『ごめんなさいね。私は欠点だらけの役立たない存在です。私は自分が恥ずかしい』

少年は笑っていいました。
『君が通った後に花が咲いているのを知っているかい?』
ヒビ割れた壺はびっくりしました。
『知りません』

そして次の日にお屋敷に行くまでの道をよく見るとヒビ割れた壺が通った後に見事なお花が咲いていました。
少年は『君が通った後に花の種を植えたんだよ。君はお屋敷に行くまでに花に水をやっていたんだ。気づかずに役に立っていたんだよ』
ひび割れた壺は笑顔になりました。
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2015年02月24日

<2月24日 感情を出しきり、あるがまま>

仕事のピークで怒涛のような2週間を終え明日から米国へ。

 この2週間で印象的なことは2月14日のTA研究部会 松木正先生の講座。「アメリカ インディアンから学ぶ命の木」がテーマ。心を揺さぶられました。

 松木先生はアメリカのインディアン居留地のYMCAで荒れた子供たちの気持ちを癒していく仕事をされていました。石を投げる子供たちの面倒を見ることから始めて、次に空手を教えたそうです。段々、子供たちになつかれるようになりました。

 そこで仲良くなった方に連れていかれた伝統的なインディアンの行事、スウェットロッジ。サウナのような高温の室に入り、円になって参加者が感情を出していく。松木先生も米国での溜まっていたストレス・気持ちを思い切り出すと、ホウホウと共感の声。
 ぐったりして室から出ると満天の星空。長老から「信頼」という言葉。伝統的インディアンが誇り高いのは感情を出し切って「あるがまま」でいれるから。

 日本での松木先生は荒れた学校の再生に取り組む。その数80を超えるとのこと。やり方はまず集まった生徒たちと心を結ぶ。本来生徒たちは荒れているけれど寂しくてかまってほしい。そこをやり取りしながら結ぶ。最後は先生と生徒たちの心を結ぶ。

 激しい感情を出してやるべきことをやった「あるがまま」だから出来るんだなあと思いました。
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2014年10月23日

<10月23日 心の花を咲かす>

テレビを点けたら、『徹子の部屋』で演出家の宮本亜門さんが語っていました。

高校時代、不登校で引きこもり。好きなレコードを聴きながら自分はダメだ、ダメだと思っていたそうです。父親は自分の母校、慶応義塾大学に行けと言うが、行けない。やっぱり自分はダメだ。

大好きだった母親から頼むから病院に言ってくれと懇願された。結局、同じ慶応でも慶応大学でなく慶応病院に行くことになった。

面談してくれた先生が個性的で、こっちの話を否定しないで「へえ、なるほど」とか「うん、そういう考え方もあるよね」と言ってくれて、最後に「君の話、面白いねえ、明日も聞かせてよ」と言われ、毎日通うことになった。1週間通ったら「君、元気だね。学校に行けるんじゃない」と言われた。

 ダメと思っていた自分もまんざらそうでもないかな、と少し自信が出てきた。そして学校に行ったら行けた。これが復活のきっかけ。
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人は皆、心の中に花の種を持っています。一人で咲かす人もいるし、他者に見てもらって咲かす人もいる。反対にしぼませる人もいるんですね。

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2014年05月21日

<5月19日 新任管理職研修>

 昨日は某大手電機メーカー研究所の新任管理職研修。一般に研究所のマネジャーはこういうヒューマンスキルの研修には懐疑的案な方が多いのですが、皆さん、素直で優秀、気持ちよく研修が出来ました。

実はこの研修、昨年亡くなられた友人の遺作です。最初、事務局の方に彼の作成した資料、実施したタイムテーブルを見て緻密な内容に驚きました。
 マネジャーの仕事は部下に権限委譲して自発的に働いてもらい成果を出す事ですが、実際は任せる事(権限移譲)が苦手な方が多いようです。亡き友人はその原因を、「部下への不信」「自分がやったほうが早い」「自ら実務をやりたい」などの7項目に分けています。自己診断でそれが浮き彫りになります。

 どう任せるかは「部下の力量を診断してフォロー計画を言立てる」「自分が仕事をする際の暗黙知のノウハウを形式知化する」、「リスク対策をする」など私のオリジナルを加えました。

研修終了後、大きな拍手を参加者の方々からいただきました。私も笑顔で頭を下げ御礼をしましたが、私の後ろに友人も笑顔で一緒にいるような気がしました。

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2014年05月02日

<5月1日 親友Mike Watson氏>

昨日からNorth Carokina州のChapelHilに来ています。親友Mike Watson氏(剣道三段)に会うためです。
ChapelHilはTransactional Analyisis(交流分析)とRedecision(再決断)の世界的権威のVanJoinse先生の日本人向けのWokshopが毎年3月に開かれ7年前から参加しています。剣道をやりたいと思い厚木でネットでこの地区の稽古場所を調べたら反応があり、成田で当方の予定を伝えたら、ChapelHilに着くとMike Watson氏が「明日の稽古に迎えに行く」との提案をいただき今日にいたる訳です。
 
 彼は日本びいきです。彼のメールアドレスはkenshi(剣士)だし、お嬢さんはかつて名古屋の南山大学に短期留学し、ちょうど今日本を旅行中です。彼の家は日本グッヅだらけです。 どうして日本に興味があるのかと尋ねるとお父さんが軍人で日本に駐在、幼少の頃から日本の写真を見て日本にあこがれたそうです。

 この10月厚木国際剣道祭があり、初の日本訪問を楽しみにしています。どこに行きたいかと聞くと京都以外に泉岳寺だそうです。忠臣蔵が大好きでそのゆかりの地を訪ねたいそうです。
日本人以上に日本が好きな彼とシーフード、を肴に白ワインのグラスが進みました。



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2014年03月16日

<3月16日 当たり前の事を倍以上やる>

 久しぶりに何も予定の無い3連休でした。剣道は木曜日から続けて4回出来ました。

身体が動くようになると、打突のモーションが大きい、最短でなく泳いで打っている、右手が強く真っ直ぐ打てないなど問題が見えてきます。問題を一つ一つ潰していくのが稽古かなと思います。

 昨日の滝澤建治館長(剣道八段)のお話しは感銘受けました。
「明治大学後輩の内村選手が全日本で優勝(三回目)したのでお祝い会が大学であった。お祝いのスピーチで、彼をたたえて、彼の強さは当たり前の事を倍以上やる事だという紹介があった。
確かに彼は選手権を取った翌日も講談社の朝稽古に行き、大学に行きそして警視庁で稽古している。当たり前のことを四倍くらいやっているかもしれない」

当たり前のことを倍以上やって質を上げていく、剣道も仕事も人間関係も同じですね。


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2013年12月30日

<12月30日 タシケントからの贈り物>

日本に帰って2日目。年賀状書き、大掃除の合間に、タシケント剣道クラブの方からいただいたお土産を関係者に配ります。
竹刀や防具を日本から持参した御礼です。
 
伝統的な木製の本立て、名所を焼いた絵皿など。
国境を渡って善意が往復します。

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2013年12月14日

<12月14日 剣道具が渡されました>

 タシケント剣道クラブの方の笑顔をようやく見ることができました。

日本から持参した剣道具、竹刀、剣道着、袴など段ボール5箱分、ここへ持ってくるまで苦労しましたが、ようやく渡せました。
夏にはクラブ員は16名だったのが、今は約倍の30名。早速、全員が垂れをつけて日本剣道形の稽古が出来ました。
思斉館滝澤道場の先生方、皆様、ありがとうございました。

タシケント剣道クラブに、日本から持参した剣道具、竹刀、剣道着、袴など段ボール5箱分を渡して、開梱して、分配して、
そして使うまでの流れの写真です。





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2013年12月05日

<12月5日 善意の剣道具>

 思斉館滝澤道場で2週間前、貼り紙をしました。

「年2回出張で行っている中央アジアのウズベキスタン(Uzbekistan)という国で休日に剣道を教えています。まだ社会主義から資本主義になって20年余りの国、豊かではありません。剣道クラブの方は剣道は好きでも、防具が買えなくて、数が不足しています。不要になった剣道具をいただけませんか」

そして、沢山の防具が集まりました。

<いただいた剣道具>
胴6体、面5体、小手7組、垂れ7体、竹刀25本、剣道着4着、袴5着、他防具袋3など
(範士九段、先代の館長先生もあり、剣道博物館域に値するお宝もありびっくりです)

*滝澤館長先生、塩口先生、池永先生、瀧先生、有馬様、大久保様、渡部赫子様、細田様 ご協力ありがとうございました。

皆様の善意は12月13日に海を渡ります。

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2013年10月08日

<10月8日 ポジティブアプローチの実践>

 千ちゃんの紹介で知り合った八木陽一郎さんと面会、会食。もともとは3月にクリーブランドでお会いするはずだったが、八木さんが急遽、家業(700人の会社)を継ぐことになり帰国、7か月ぶりに東京でお会いする事になった。

元々は香川大学の教授で、組織変革などが専門領域。クリーブランドはケースウェスタンの大学院に留学。学問の世界と実業の世界でどう違うのかがお聞きしたかったことだが、その実践のお話を聴き驚いた。

・私がやっているのは「皆(社員や元幹部)、大好き」と宣言・徹底している事。

・会社の問題は全て私の問題と宣言。クレームがあると真っ先に顧客に陳謝に行く。
「クレームや問題は成長のチャンス。宝の山」と言って実践すると、問題解決会議ではどんどん「宝」が出てきて、コストダウンにつながってきた。

・感動企業めぐりでネッツトヨタ南国、城南信用金庫、てっぺんなど全国の「良い会社」を社員と回り啓発する。
 各社に共通しているのは、「会社の使命はお客様や社員を幸せにする事」、挨拶をする、掃除をする、お客様の名前を呼ぶ、クレームにすぐ対応するなど基本を徹底して、社員がはつらつと自発的に働いている事。
まさしく、ポジティブアプローチを実践されている。

お酒が入って更に話が進む。
ピータセンゲの「学習する組織」のセルフマスタリーの方法論は何が良いか。私はゲシュタルトだと思うが、八木さんはマインドフルネスという瞑想の一種を探索中。
楽しい一夜でした。

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2013年09月25日

<9月25日 母との北米ツアー>

昨夜、帰宅、一週間の母(84歳)との北米ツアーでは良い事が一杯。

1.添乗員、運転手、通訳の息子に、「至れり、つくせり、やわ」の高評価でした。ほっ。

2.同居しているが、私は出張が多いのでほとんど普段は会話がない。亡き父や親戚の話、身の回りのあれこれ。母はやりたい事をやっているので愚痴は言わないが、「言いたい事が言えてすっきり」。
最後に質問「お前は今後どんな人生を送るのか?」にドキッ。

3.良く食べ、良く眠り、何でも好奇心持つ。元気の秘訣を知った。

4.母と一緒だと周りの人の眼差しが柔らかい。ホテルでもレストランでも親切にされた。
 チャペルヒルでも私が剣道の審判中、剣道仲間のマイクワトソン氏のお嬢さんや鶴見氏の奥様が市内を案内してくれた。
 夜の剣道大会懇親会でも、「お母さん、お母さん」と他の剣士が大事にしてくれた。
「自分の母は70歳代で亡くなったので」と親身に世話をして下さった方もいらっしゃった。
 
すべての方々に感謝です。

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2013年06月23日

<6月23日 命の言葉>

ASTDやヒューマンバリューさんの講演でよくご一緒になる「せんちゃん(千田利幸さん)」の講演、『一流を生きる』に出席しました。
全国100回行脚の15回目。

せんちゃんは師匠(お坊さん)の同じ講話を5年間毎回通って300回以上聞いたそうで気づくことがあったことの紹介から、億単位の借金を背負ったけど心境が変わり完済したエピソードなど興味深いお話が続きます。

前評判通り、特に最後は迫力ありました。普段の温厚なせんちゃんとは打って代わって、魂の叫び。

「生きるとは、今。息を吸う、その一瞬。

生きるとは、死と向かい会う事。

津波で流されたご夫婦の例。ご主人は流される中、家の中で見守っている奥様にガッツポーズを出された。苦しかっただろうに、安心しろと言うように。
日常にお互い心のつながりを感じられるので瀕死の場でも安心して いられる。

他とつながりを感じられるので、笑って大往生できる。
つながり、それが生きることだ」

前に座っていた人、ずっと泣いておられました。胸にぐっと来ます。

講演を終えたせんちゃんの笑顔にはより大きく見えました。


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2013年05月24日

<5月23日 第2道場はJazzを聞く>

New Orleans Kendo Clubの稽古の後の第2道場はピザとベールかな予想していたら何とジャズレストラン。

元のおいしい料理とビールを食して、楽しい会話の後、本場のジャズを聴きました。オールドジャズなので私も知っている「聖者の行進(When the Saints go marching in)」などもありうっとり。至福の時を過ごしました。

The 2nd Dojo of New Orleans Kendo Club was done in Jazz restaurant. I was surprised because I expected maybe pizza and beer. Palm Court Jazz Club is the popular  restaurant.
We enjoyed the real Jazz after delicious local food and joyful chatting.
They played Old Jazz so I know some music and I felt extreme happiness.

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2013年01月11日

<1月10日 スペイン良いところ>

1.観光するところが多い。世界遺産が44でイタリアの次に多い。 歴史的な建物も多く、地中海に近いところは太陽がまぶしく風光明媚。

2.食事が良い。野菜、肉、海鮮、果物など食材が揃っているし、味付けも日本に近い。健康ブームで食塩を減らす傾向なのも良い。

3.物価も安い。

4.人が親切で陽気。パワフルでもある。親日的。
 スペインに住んで30年というガイドさんに言わせると「陽気、楽天的、嘘をつかない。盗まない。行動的。ただしあまり深く物事を考えない。」誰かみたいだ。
 
5.歴史を勉強できる。
イベリア半島は民族の十字路、坩堝と言うのにふさわしい歴史を持つ。紀元前からフェニキア人、ギリシア人、ローマ人、ゲルマン人、アラビア人、北アフリカ人、フランス人などの侵攻を受ける。特にイスラム教徒には780年統治された歴史があり、文化の融合が遺伝子のように入っている。

6.歴史で関心あったのが16、17世紀で世界最強で植民地も20以上あったのにどうして衰退したのか?戦争では良く負けている。
 仮説としては効率やマネジメントが苦手。英仏独に比べると、したたかさがないので負けるからではないか。

 ガイドさんに聞くと、「歴史の必然」だという。スペイン、ポルトガルから英国、ドイツ、フランスの時代に移り、そして米国、日本の時代に。そして今からはアジア、ロシアの時代。栄え続ける国はないのだという。
 日本も衰退からもう再び日の目を見る事はないのだろうか?

ここはスペインの方に習って考えよう。「今は良くない。だけど明日は良くなる」

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2012年11月11日

<11月10日 親が元気で 子供も元気>

11月のTA研究部会は大阪からTA教育研究所理事長、国際TA協会准教授の安部朋子先生をお迎えしての「あなたと大切な人の幸せを育てるために-発達のサイクル理論とハッピーメッセージ」」の講座。

 歯切れのいい大阪弁でハッピーカードの背景となるパムレビン氏の理論を紹介。自我状態の形成を人間の発達過程と結びつけたところが特徴。だれでも発達時に、「穴ぼこ」(自分がダメだと思う時)があり、その対策についてハッピーカードは勇気を与えてくれる言葉が書いてある。

 午後はハッピーカードを使った実習。
0歳から人生の最終段階まで9ステップに63枚にカードをトランプを並べる。ざっと見渡すと自分の気に入ったカードが出てくる。私は「ずっと生涯、成長できる」を選んだ。
 裏には「老い」とあったが、「まあ、年を気にしなさんな」そういう意味だと思う。
 
 安部先生の講義は例えが多くて情感たっぷりにお話しいただけるので、わかりやすく印象深い。一番心に響いたのは「親が元気でないと子供が元気にならない」ということ。
 
 母親対象にTAを教える時にする質問。「飛行機に乗って、安全の説明を聞く時に、酸素マスクの説明がありますね。誰からつけますか?そうです、大人からですね。大人が元気に動きまわる力を確保してこそ、子供や介護する必要がある人の面倒を見る事ができるんです」
 
 なるほど、と思った。TA研究部会に来られる方は他の方々の面倒を見る役割の方が多いが、今日一日「自分が元気に、ハッピーになる方法」を楽しく学ばれた。


▲歯切れのいいナニワ言葉で、身近な事例でTA理論を語ってくださる安部朋子先生。

▲ハッピーカードを並べてみる。気に入った2枚のうちの1枚は「創造性や能力を発揮し、プロセスや結果を楽しむことができます」というカード。裏には「毎日、同じ事の繰り返しで疲れる」とあった。そんなに疲れていませんけど・・・

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2012年10月22日

<10月22日 サーバントリーダーシップ>

 今日の昼間は第2回サーバントリーダーシップ・フォーラムに出席。約120名出席で盛況。協会の真田理事長のご挨拶の後、3人の有名人の珠玉の講演が続く。

<ヤマトホールディングズの木川眞社長>
 東日本大震災の時に救援に大活躍したヤマト運輸。実は震災前から、岩手や鳥取、京都で地域一体型のサービスを志向したという背景を紹介。
 それにしても、震災時 トラック200台、授業員500名の自発的な意思で数か月のボランティアを認めたのがすごい。

 さらにすごいのが、宅急便1件につき10円の震災寄付キャンペーン。一年で142億円になり寄付した。これは利益の4割に当たる。「1円の使い道もはっきりさせました。株主代表訴訟も覚悟しましたよ」の言葉に凄みを感じた。
 現在の法制では寄付が税金で持っていかれるし、実施に数年かかる。「行政機関と粘り強く打合せしましたよ。ヤマトと言うと国と喧嘩ばかりしているとお思いでしょうが、協働もするのです」に苦笑い。
 無事、全額無税の寄付が認められ、岩手の魚市場の仮設施設や、海に流された保育園の高台での建設が実現した。
「国にできない事を我々企業がやる」と言う言葉にこれからの日本型社会活動のモデルを見た気がした。

<ネッツトヨタ南国の横田英毅元社長>
 日経ビジネスでも紹介されるトヨタディラーの中でも10年連続顧客満足TOPの会社。
リーマンショックや震災の年で他のディーラーが売上大幅ダウンの中、むしろ倍近く売り上げを伸ばした驚異的な会社。
 内側からのやる気アップにこだわり、ノルマ・褒賞・上位下達などの外部動機づけは行わないという。「顧客感動とは当たり前の事を当たり前以上の熱意で行う事。熱意はやらされでは出ません」と聞き、納得。

 社員のインタビューを聞いたが
「顧客の喜ぶ顔を見たい」
「後輩には参ったというまで教えない。考えないとやる気が出ない。」
「仕事が終わっても毎日振り返る。まだできることがないかを考える。これで良いとは思わない」
「任されると同僚に責任を持たざるをえない、自分にも厳しくなる。しんどいですよ。」

 フィンランドは内発を大事にし、幼稚園でもカリキュラムは自分で作る。北欧の教育・社会モデルに似たモデルをここに見た。

  横田氏のプレゼンはおだやか。ゆったりと丁寧に説明していただける。
20数年前の会社に来たときは「セールスは隣はライバル、顧客に熱心に通う普通の会社」だったそうだ。

「過去と他人は変えられない」とおっしゃるから「TAを勉強しましたか」と尋ねると、「昔からある考えで自分にぴたっとするものは取り入れる」とのこと。
子供の時から、他者が言っている事とやっている事の違いがある時納得いくまで考える、との言葉が印象的。

<ホッピービバレッジの石渡美奈社長とアンゼン・パックスの尾関社長>
 石渡氏は本を数冊出し、テレビに良く出る有名人だが、本で見るよりずっとチャーミング。名刺交換したが、笑顔が非常に素敵。講演の間中も身体を動かしエネルギッシュ、想いが体中からあふれ出る。
 新人はじめ社員教育に情熱を注ぎ、「3年かければ何でも一人前になる」(守破離の前のPre守が大事)という言葉が印象的だった。

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<10月22日 みんなの笑顔のために>

本日、誕生日を迎えました。
多くの方々からのお祝いのメッセージいただき、ありがとうございます。
50過ぎてもうれしいですね。

 写真の上は昨日娘にもらった美術品、2か月かかったという大作です。
「剣道着を着て、世界へ羽ばたく」
「旅行カバンから光が出て、Smile For Everyone(みんなの笑顔のために)」

出張が多くまあり家にはいませんが、こう見られているんですね。的確です。これからもこういう生き方をしたいと思います。

もう一つは中央アジアのウズベキスタンからの写真。
剣道の教え子たちが私のバースデーを祝ってくれてケーキを食べています。つけている防具は私が送った9体の内のいくつかです。
 8月に初めて彼らと会った時、非常に熱心でしたが、16人いるに関わらず防具は7体でした。途中で付け回していました。日本へ帰って思斉館滝澤道場に声をかけて古い不要な防具を集めて送ったものがようやく着いたものです。

色々な人の善意が世界で繋がっているのを見るのがうれしいです。


▲Facebookでも、「素敵な贈り物ですね」という感想をいただいた、娘からのプレゼント。


▲ウズベキスタンから届いた51枚の写真のうちの一枚。ケーキを持っているのが、この剣道クラブのリーダー ショクラさん。他にケーキを分けて防具をつけて食べている写真があって微笑ましい。

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2012年10月15日

<10月14日 韓国の人々との懇親会>

18:00から韓国の軍浦市剣道協会の方と懇親会。滝澤厚木剣道連盟会長、小林市長のご挨拶の後、自由に懇親。プレゼント交換や手品・踊りなどの余興もあって和やかに会は進んだ。

何人かの韓国の方と話したが、皆さん和やかで、非常に気持ちが暖かくなる。

 60歳台の李さん。
「日本は初めての訪問だが、非常に暖かく迎えてくれて、来てよかった。日本人は親切だし礼儀正しく謙虚。
 日本の町は緑が多くきれい。家もきれい。韓国の家は“これだけやっているんだ”と外へアピールするが、日本は自然体で謙虚。ぜひ次回、韓国においでください」
 韓国の方は本当に純真でひと懐っこいと思った。

 立派な体格をした韓国剣士の感想
「我々の剣道はスピードがあるが、日本の剣道は子供も含めて技が綺麗。我々も綺麗な剣道を目指そう」
「日本の剣士は年をとってもやっていて強い。無駄打ちが少ない。勉強になる。我々も年を取ってからも剣道を続けよう(韓国は40歳くらいになると年下に叩かれるのはみっともないと言ってやめてしまうそう)」
日本人剣士も韓国の剣士に刺激をもらった。その意味では良い交流。

 最後に、剣道協会事務局長のミンさんが結婚したてというのでお祝いに「小手」を贈った。ご両親もステージに上がられみんなで拍手。
 暖かい拍手がいつまでも続いた。お互いの真心があれば国境はなくなる。

▲体格のいい韓国人剣士とともに。

▲事務局長のミンさん。スケールの大きい剣道をする。結婚記念に小手を贈られ、ご両親とともにご挨拶。

▲事務局長ミンさんのお父さん(左)と李さん。お二人とも「日本で暖かく迎えてくれてうれしい。来てよかった」真中は吉野六段。

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2012年10月04日

<10月3日 フィンランドの成人教育センター>

今日はフィンランド・ストックホルムの成人教育センターを訪問。手工芸、裁縫、語学、コンピューターなどの授業風景を見学の後、説明を受ける。

 この学校のミッションは「パーソナルグロウス(個人の成長)」
この概念は100年前からあるそうだ。1920年に非公式教育システムとして、法律で決められた。
 歴史的には700年間スウェーデンの統治を受け、100年間ロシア領だった。
もともと貧しい上に、独立戦争の後、国が二つに分かれ戦った(市民戦争)。その苦しみの後、どんな国を作るかの議論の中で「市民は開拓されなくてはならない」という自己学習の概念ができ、社会開発の一環として図書館の整備、子供の教育、職業訓練に合わせて成人学校ができたとのこと。
 
 4300の異なるコースがあり、72500参加者がある(52%の成人が受講)。
内容は語学25%、美術18%、手芸16%、音楽9%,IT8%・・・心理エクササイズは3%。
10%いる移民の人にも開放している。
この他、市民が自分たちで学びたい事があれば希望を言って始める事があるそうだ。 

 印象的なのは
「頭で考えるのではなく手を動かす中で学びがある」「教える事で学ぶことができる。教える方も学ぶ方も平等。大学の先生も掃除のおばさんも同じ。」
 
本当に成熟している。
暖かさの中で一人ひとりが自分の個性を生かすそうとしており、またお互いが支え合っている。


▲手工芸でデキスタイル講座。「楽しく学ぶんだ」という雰囲気が伝わってくる。


▲市民がピアノ演奏やバンドのリサイタルをしたい時、数千円でこのホールが借りられる。聴衆は無料。

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2012年10月03日

<10月2日 セッロ図書館>

 午後からはエスポー市のセッロ図書館を訪問。100万人が訪れ(この国で2番目)た大きな図書館だが、かなり革新的な取り組みに驚いた。
?来場者のニーズに合わせてレイアウトやルールを変えている。
 例えば若者向けの部屋。漫画(日本のワンピースやナルト、コナン)もTVゲームOK。数人で話をしても怒られない。将来、若者が必要とされる図書館にしたいという思い。

 音楽の部屋には、ピアノが弾けたり、バンドが録音できる防音機能付きの部屋が準備されていた。無料で予約制で使えるそうだ。
 移民が9%なので、それに合わせた本を準備。語学教室(ロシア語、中国語、ポルトルガル、スペイン語)をボランティア講師で開催。

?地域のコミュニケーションの場にしている。ステージを作って、発表会やライブができる。読書会、クラフト・編み物サークルなど開く。
 小学生が学校の宿題を作るために来るが、お手伝いもする。

 40人の専門スタッフで回している。若者はじめ利用者と対話できる力を重視。毎朝、朝礼を実施。それが来場者が見える場所で行っている。「ここはオープンミーティングできる場」というメッセージも伝えたいそう。
 マネジャーはきめ細かくスタッフの意見を聞いていた。

「他の図書館から批判も浴びるが、信念を貫いている。
スタッフのアイデアをよく聴く。他なら1年かかって決めるところを1週間で決める。
利用者の満足のため、従来方法にこだわらずどんどん変革していきたい」というマネジャーの言葉には感動した。


▲ミーティングルームの奥にはイベントができるステージが設定されている。

▲幼児のための物語の「読み聞かせルーム」。楽しそう!

▲母親が来やすいように、乳母車のパーキングエリアがセットしてある。


▲有名なセラピー犬。図書館スタッフの発案で、吃音障害の子供がかわいい犬に本を読ませる。
同級生の前だと発声を笑われて引きこもり気味の子供も犬の前なら安心。治療効果は高いそうだ。

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2012年09月11日

<9月11日 大きくて小さな贈り物>

 先般、書いたように中央アジア ウズベキスタンのタシケント剣道クラブでは16人ほどの剣道愛好者がいるが、剣道具が足りない。7体しかない。
稽古の途中,変わり代わり、使いまわしで使っている。「7人の侍」だと強がっているが、衛生上良くないし、学習効率が悪い。稽古は熱心だが、不憫である。
 
というわけで、帰国するなり、滝澤先生(思斉館滝澤道場館長)にご相談して、道場の不要な防具をいただくことしにした。日曜日に搬出して、古い防具を点検、掃除。組み合わせて4体。近所に住む細田姉弟の古い防具2対もご提供いただく。我が家族の防具3体も入れ、計9体が完成。使わない胴着・袴も同封。
 段ボールも調達して、国際小包で8箱、本日発送。「これだけの数を中央アジアに送るのは例がない」と郵便局の方。1箱1万円以上の郵送費の出費は痛いが、ウ国の彼らの喜ぶ顔を想像するとうれしくなる。

 館長夫人からもお気持ちの額をいただいた。『スペインもそうだけど、剣道をしたくても防具がなくてかわいそう。涙がでちゃう』
 日本の有志の善意は3週間後にウ国に届くだろう。

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2012年06月08日

<6月8日 グローバルで活躍する人材>

 今日は人財ラボ主催の講演会。元クリスチャン・ディオール代表取締役社長の小出寛子氏による「グローバルで活躍する次世代リーダー」。
 小出氏は福岡出身、1980年東大文卒、音楽の友社を経てご主人の米国駐在に伴いボストン大学でマーケティングを学び、広告会社へ。ユニリーバでダブを大ヒットさせ、2003年日経ウーマンオブザイヤー賞受賞。数々の外資系企業で外国人ボスを持ちマーケティング担当役員として活躍。元クリスチャン・ディオール代表取締役社長。その経験を語っていただく。

小出氏が語るグローバルリーダーに必要な条件は
「◆語学力より、議論力とぶれない信念
 Self Presentation、傾聴力、Conflict Management(葛藤処理能力)、Critical Thinking、logical Thinkingなど。」
 特にConflict Managementが興味深かった。Conflict(不一致、対立、紛争、葛藤)があるのは当たり前で隠さない。相手を攻撃するのではなく相手を理化しつつ事実ベースで冷静に自分の言葉できっちり伝えていく。
Critical Thinkingもなるほどと思った。従来のやり方や常識に流されない。データを見ながら本当はこうではないかと徹底的に深く考える。批判と否定とは違う。

「◆一人ひとりがリーダーである意識と行動を持つ。」
 まさしくその通り。強い組織は社員上位課題を理解して自分の仕事に結び付けている。

 参加した10人くらいの方々との意見交換したのが面白い。研修講師やコンサルタントが多く、一家言持っている。
 「欧米人がコンセプト化能力が強いのはどうしてか?」「欧米人の個の力が強いのはどうしてか?」「日本人の力が落ちているのはどうしてか?」

 あまり欧米賛歌し自虐的になってもよくないので、小出氏に「日本人として良いと実感したのはどういうことですか?」と聞く。
 
 氏が言われるのは、日々質を上げる工夫。人のトータル、アベレージとしての質の高さ。旅館に着くとスタッフが走ってやってくるサービス心、おもてなしの心。
 職場では信頼して仕事ができる。思いやり。場を見て、気を働かす。
 そこまで気づいてやるか、と思わせる商品のお客様側に立った工夫、改善。

 同感。磨く心が日本の強み。
これらの強みをベースに世界に通じる商品やサービスを日本の会社が提供できるお手伝いをしたいと思う。

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2012年05月20日

<5月19日 心をつなぐー津波支援の感謝からー>

AAGT3日目。
毎日、20いくつかに分かれたプロセスグループのミーティングがある。私は14グループに所属。米国人が10人位で後は日本人4人。メキシコ人、ブラジル人が一人ずつ。全くわからないスペイン語でなく、英語でやり取りするのでホッとする。
毎日、自分の気持ちを率直に分かち合う。ほとんどがセラピスト(治療家)だが、素直に気持ちや感情を出し合う。

 この日はちえさんが、昨夜のバーティーでは日本人として津波に対しての支援を感謝して、二つの歌を披露できて良かった、と言って「兎追いしかの山」「上を向いて歩こう」、と日本語で歌われた。「どんな意味?」とアメリカ人にきかれたので私が英語で意味を説明した。
 
 次いで、歌の背景を説明。
「大地震と津波で東北地方では多くの尊い命が亡くなられた。他の地域から多くの人々が救援にやってきた。水や食糧を供給した。心を慰めるために歌を歌った。
 津波で家や元の自然は今はなくなったけれど、ふるさとは心にある。頑張ってまた元の山や川や家、自然を取り戻そう。
 津波で家族や友人、近所の人、職場の仲間は流された。涙が出るけど、上を向こう。涙がこぼれないように希望をもって上を向いて歩こう、そんな想いがこもっている。」
 話しながら胸がつまり途中で言葉がつまったが、最後まで話した。何人かが泣いてくれた。ちえさんも涙を流しながら感謝を語った。
 10数人のグループの心が一つになった瞬間だった。

▲毎日行われるプロセスグループ。屋外で自由に感じたことを分かち合う。
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▲ノースカロライナ在住のセラピストのアン(右側)。次の開催地に立候補したが、役員会で否定され悲しむ。その気持ちをみんなに聴いてもらって気が晴れた。

▲マスオさんからのプレゼント(絵葉書)を見入るJO。このワークショップでエネルギーがますます湧いてくる68歳ノセラピスト。

▲言葉は多く交わさなくて気持ちは通じる。感激のあまり、熱くハグ。

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2012年01月01日

<1月1日 希望を持って>

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 さて年明け早々からあわただしい。近くに住む娘が産気づき、産院へ。当方も駆け込む。そして0:44分、長男(娘の。私にとっては二人目の孫)誕生。3146g、泣き声が元気な赤ちゃんだ。新生命の誕生に感動する。希望がともる。今年はいいことが起きる予感。日本もよくなるはずだ。

朝眠い目をこすって初詣。毎年お参りする長谷寺へ。手をあわせ、家内安全、商売繁盛、隣人幸福、世界平和を祈る。
 
 夜にはTV番組で「目指せ復活日本(NHK)」を見る。明るいいい話を紹介してくれる。
(1) 海外に出た中小企業が利益が出だしている。事務用品のコクヨがインドの工場をM&Aし好調な実績;中小企業の救世主、山口義行立教大学教授のお話。  

(2) 岡山県の製材屋さんが廃材を活用。発電に利用し、エネルギー料金がゼロに。さらにペレット(粒状)にし町に供給。学校や企業が安価で安全なエネルギーに助かるお話。豊かな暮らしは地方がモデルと説く藻谷浩介(地方振興の伝道師)氏。

(3) 新潟市燕市のアルミの加工技術。ワイングラスに仕上げる。温度が変わりにくい。 パリの高品質展で好評。素材感が日本の味。少し古くなった技術が視点を変えて生きるお話。また米国のホンダが居住性のよいジェット機開発をするお話。日本人技術者が手で考えてイノベーションをつくると説く奥山清行デザイナー。

 欧州の経済危機、円高に振り回され、不安の募る日本経済だが、足元を見れば頑張っている企業、個人がある。希望を持って新しい時代を切り開く1年にしたい。
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▲飯山観音長谷寺でいただいた商売繁盛、安全祈願のお札。今年もいい年になりますように。

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2011年12月15日

<12月15日 経営者セミナー2日目>

ウ国のビジネスクールBコース、経営者向け人材マネジメントの2日目が終わった。
皆さん満足して帰って行かれた。こちらも昨日は皆さん意見は出るものの、ニーズに合っているのか手ごたえがなかったが、今日は何回か「この内容で満足か」と聞き、好反応が出てようやく落ち着いた。
 
今日の講義はリテンションと目標管理。
リテンションとは従業員の退職の引き留め策だ。8月に調査した時は多い会社でで15%/年退職者が出る。特に入社してすぐが多い。日本もIT系の会社を中心に3年で30%が辞めるので共通点がある。
 
お伝えしたのは次の3点。
1.会社の価値観に合う人を取る。特に100人以下の規模の会社では頭の良い人より会社の価値観に合う人、例えば一生懸命やる人とか人にやさしい人とか協調性のある人を採用する。

2.明るい未来を感じさせる。
採用の時を始め、入社してから社長が絶えず我が社はこういう成長戦略を取る。そして君にはこういう仕事をして能力を伸ばしてもらう。給料は現在業界No3だが、頑張って業界No1を目指そう、と熱意を持って語る。

3.人間として大切に扱われている、社長はじめ上司や周りから信頼されていると感じさせる。
 入社しての歓迎パーティは当然だが、私が飲み会が好きだから言うのではないが、クリスマスや新年パーティも重要。面倒見役をつける。
 そして重要な仕事を任せていく。良い点はほめ、不足点は指導する。期待されていると思ったら少し叱っても辞めない。

質問で「給料の要素は?」と聞かれた。
高い給料は払えればいいが、コスト高になるのでいつもそうはいかないでしょう。反対に高給のみ求める人は他の条件が良ければいずれよそへ行く。そういう人は引き留めない方がいいですよ、と回答した。
 旅行社のあるマネージャーは「当社も入社以来ボーナスで冷蔵庫や電化製品を上げていたが、自動車を上げた途端に退職してしまう人が増えたので、やり方を変えたら退職率が減った」というお話を披露いただいた。
給料は重要な要素だが、それ以外の魅力が定着率を良くするということが実感としてわかりあえた。
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▲わが社のミッションとビジョンを熱く語る参加者
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▲評価実習に熱心に取り組む参加者

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2011年10月27日

<10月27日居心地の良い会社>

昨日のサーバントリーダーシップの講演会でコマツ(小松製作所)の人事部長さんの話も印象的だった。 コマツはご存知の通り、この低成長の時代に連続して高収益を上げている有料企業。中国始め新興国でGPS付ブルドーザーが人気商品。社員も半数が外国人のグローバル企業だ。  
 
講演テーマはグローバル化の人事戦略。
グローバルで通用するにはまず専門性。10年くらいで専門性を磨き、海外に出す。語学がその次。日本人を海外に出すという意味でのグローバル化はもう40年以上前の話(駐在員は450人)今は海外の従業員をいかに世界標準とは別のコマツの良き組織文化を伝えるために社内用語(汗をかけなど)を英訳し共有化することが重点。

印象的だったのが、日本人も海外の人もいかに居心地の良い会社にするか、考えておられる。個人よりもチームで戦うという考え方。
抜擢人事はしない、ヘッドハンティングはしない。すべて自前でコツコツ社員を育てて行く。永く会社にいてもらえば社員の専門性があがり会社に貢献できる、という考え方。 
 社内表彰はヒーローを育てるより地道な努力をしている人にスポットを当てる。例えば小集団活動の事務局を長年やった人とか誰も日本人がいない国で機械の保守をコツコツやった人とか。
その甲斐あって、退職率0.7%。ほとんど定年まで務め上げる。

人事部長さんもオープンな方で考え方も色々教えてくれた。「人は人で共通 ヘベレケ共同体(お酒を飲めば皆一緒)」「人はみんな浪花節(義理人情は万国共通)

良い会社だなと思った。

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2011年10月26日

<10月26日 サーバント・リーダーシップ>

 知人からのお誘いがあってサーバントリーダーシップの講演会に出席した。

 サーバントリーダーシップは職場やプロジェクトのメンバーを支援して、目標達成に導く、奉仕型のリーダーシップ。ビジョンを提示したうえで、コミュニケーションや信頼関係の構築を重視する。
 米AT&Tでマネジメント研究センター所長を務めたロバート・グリーンリーフ氏が定義し、1977年に同名の著書を出版。
 日本では資生堂で社長を務めた池田守男氏(現・相談役)の例が有名。「お客様が一番上にいて、それを営業担当者が支え、それを本社がサポートし、最後に会社全体を社長が支える」というビジョンに基づき、店頭起点の経営改革を進めた。
 以上は某社の経営者、部門長研修のテキストでも使わせていただいた。

 さて、大会は途中からの入場だったが、株式会社サンクゼール(http://www.stcousair.co.jp/)の久世社長のお話をお聞きし感銘を受けた。
 久世社長はもともとご夫婦で班尾高原でペンション経営をやられていたが、奥様の作るジャムが好評で、ジャム(後にワイン)の製造販売に特化。今ではレストラン、牧場含め全国に数施設・数店舗、従業員220名、TVや雑誌にも紹介されるの有名企業。自然豊かな田舎をイメージして、お店の紹介を聴いていてほっとする空気が流れる。
 
 
 社長がおっしゃるには順調にビジネスが伸びていたが、途中、資金繰りが悪化。もうこれ以上たちゆかないという時に全従業員を集めて実情を話した。「皆、こういうわけだ、助けてほしい」と涙ながらに伝えたら、従業員も涙も流して、了解。それから何年かして業績収益は回復した。
 「それまではまだプライドがあって他人に正直になれなかった。それ以降、何かが変わった」と淡々と語る久世社長。

 同社の経営理念は
「1.聖書の精神に基づく正しい経営活動により、顧客・株主・取引先・パートナー・及び地域社会に信頼される誠実な企業を目指します。2.お互いの違いを認め合い尊重しあう、豊かな成熟した大人の文化を創造し、居心地のよい楽しい社会の実現に貢献します。」という素晴らしいもの。

 華やかで、理想的警衛を実践されている会社もその背景には語れない苦労もあるということを実感した。

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2011年10月23日

<10月23日 シルビア・クロッカー博士>

日本ゲシュタルト療法学会の第2回学術大会の2日目。午前中は岡田法悦(日本ゲシュタルト療法学会副理事長)さんのセミナー。午後はシルビア博士のワークショップ。

伝統的なゲシュタルトセラピーでは感情に焦点を当てるが、思考(中間領域という)は余り扱わない。企業教育で実績を持つ岡田さんはその中間領域を5層に分ける独自の理論を発表。昨年フィラデルフィアの世界ゲシュタルト大会で発表した英語のパワーポイントを使った発表で来年5月メキシコで発表する自分として参考になった。

午後のシルビア博士のワークショップは感動的だった。
アメリカのゲシュタルトはエンプティチェアは使わないと言うが、丁寧にクライアントの話を聞き、効果的にエンプティチェアを使う。時には生きる意味を話す。それがクラインアトの心に入っていく。
最後にクライアントのハイヤーセルフ(守護神のようなもの)からクライアントセルフ自身にエネルギーを注ぎ込むワークは見ている周りの人まで元気にさせた感動的なものだった。
シルビア先生は大学で東洋哲学を学ばれた。昨日の基調講演も「禅と道教」のお話をされた。自然と一体となって生きていこうという提言もされていた。最初のウォーミングアップも火、水、木、金、天(空気)と東洋的な祈りのようなエクササイズから入って行った。
 
前日の懇親会では「あなたはPrecious(美しく素晴らしい)なんだからそのままでいなさい」とアドバイスを受けた。哲学と愛と自然が一体となっている方だった。

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2011年10月15日

<10月15日 どうしても人を許せない時>

皆さんはどうしても許せない人っていますか?
 今日は10月のTA研究部会、交流分析学会理事長の杉田峰康先生の講演。テーマは『どうしても人を許せない時・・トランスパーソナル心理学への誘い』
 トランスパーソナル心理学とは精神分析、行動療法、人間性心理学に続く第4の最新の心理学。
個人を垂直に超える霊や精神性をも視座に入れた超個の心理学。また個人を横切って他者・集団・社会との協働性、関係性などを考える従来の心理学の枠を超えた視点の心理学だ。

 まずは何故、人は他者を憎み、激しい怒りを出すか、の説明から始まる。幼少時の親との関係がベース。充分甘やかされずに、すなわち愛情たっぷりにでなく育つと情緒が安定せず、ちょっとした事で尋常ではない事に怒りやすくなる。特定の人に対して憎しみをもちやすくなる。レストランでウェイターのちょっとしたミスに激怒し、「店長呼べ」という方はこれに当たる。

 その怒りや憎しみを解消するにはどうするか。まずは心理療法では、空の椅子に想像で相手を座らせて、たまっている自分の怒りを出させる。充分出たところで、自分を守ってくれる偉大なる存在をイメージし、共にいる。
 実際に会場の参加者から希望者を募り、デモンストレーションをして見せていただいた。知人に怒りの感情を持っていたその人は、実は母親に持っていた感情と同じだと気付き、最後は相手を許す。そして上位のもの(神様)をイメージし一体となる。表情が非常に穏やかになられた。他人を許すのは結局、自分を許す事だと思った。

 トランスパーソナル心理学は色々な流派がある。欧米は絶対的な上位的存在の神様に近い。日本は下方の腹から近づき自然と一体になって安らぎを感じる。
 共通するのは、その際、「何か、誰かに必要とされ、愛されている」と感じることにより生きる力が湧いて来る。多くの学者が臨死体験した人、癌になっても進行が止まった患者さんをインタビューした結果、わかった結論とのこと。「愛は憎しみを超える」と言う真実だ。
すがすがしいおおらかな気分を実感した1日だった。

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2011年03月05日

<3月5日 英国王のスピーチ>

久しぶりに映画を見た。
「英国王のスピーチ」昨年のイギリス歴史映画でアカデミー賞4部門受賞の話題作だ。「英国史上、最も内気な王」というのが映画のキャッチコピーで、現在のエリザベス女王の父親にあたるジョージ6世の物語。
期待以上に良かった。派手さはないが、史実に基づいた上質の作品。クライマックスは感動的だった。
 
あらすじは1925年英国のアルバート王子が大英博覧会でのスピーチを失敗し、聴衆が落胆するところから映画は始まる。
その後、オーストラリア出身の言語聴覚士ライオネル・ローグと知り合い、治療を始める。個性的な方法に王子は抵抗するが、だんだん回復する。途中、王位継承の考えが対立して、仲たがいする。
 王子は引退した兄の後を継いで、王(ジョージ6世)となるが、王位継承の議会のイベントのスピーチで散々な目に会う。 またローグを呼び出して、訓練。全国民が注目する戴冠式は無事終了。
ちょうど第2次大戦前夜で、英国がヒットラ―率いるナチスドイツに宣戦布告。王として国民の士気を鼓舞するスピーチをラジオで生で行うと言うところがクライマックス。
 
ローグの役割は自分の仕事とダブった。
王子の吃音は幼少時の心の傷が原因とわかり、ローグは深く受容する。
特殊な訓練。口の筋肉初め全身をリラックスさせる、腹式呼吸、身体を動かしリズムをつかむ、大声の訓練、汚い言葉を出すなどなど。少しずつ身体で覚えて、自信をつける、今でも使える共通のやり方だ。
緊張し自信を失いそうになる王に「私を友達と思え、安心して私に話せ」のローグからのメッセージ。子弟ではなく、1対1の対等の人間としての信頼関係。

そして、感動的なスピーチを終え、国民の前で手を振る王。陰で見守るローグ。
この、ひと仕事を終えて、表に出ないローグのあり方こそ我々の仕事のエッセンス(栄光はクライアントに、我々は黒子で表舞台に出ない)だと思い、深く共感した。

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2011年02月13日

<2月13日 Newライフアドベンチャーセミナー>

 2/11から3日間、湯河原の温泉地でNewライフアドベンチャーセミナー。今回は14名、27歳から70歳までの住所も職業も異なる男女が参加。

 初日は緊張で始まる。どこから来たかを位置で表すマッピングや絵による自己紹介の後、身体を動かし、緊張がほぐれる。
背中を合わせどんな人かを想像しお互いに感想を述べ合う。こんな単純なエクサイズで気づく事がいっぱい。
 夜は模造紙に「自己の目録(自分の人生の棚卸)」を書く。今までの自分、神様が夢をかなえてくれたらどんな自分になりたいかなど8問の質問に答える。全員で発表し「悩んでいるのは自分だけではない」と知り安心。「自分は人前で発表が下手」と思っている人も周りから「そんなことない、よくわかるよ」とフィードバックをもらい安心。
 2日目、3日目と急速にお互いが知り合い、自分を見つめて行く。今回は雨・雪と言う天候なので3日とも屋内だったが、よく身体を動かしよく笑いよく涙を流した。
 人気エクササイズは畳にひっくり返って手足を伸ばし声を出す「ゴキブリの電気ショック」。最後は宇宙語で、たまっているストレスを吐き出す。
 対人関係(職場、対家族、対友人など)、自信の無さ、身体、進路で悩んでいる人がいたが、個別にゲシュタルト・ワークを受けスッキリ。それを見てわが事のように感じてまた気づくと言う充実した3日間だったようだ。

 参加者は「ここに来てよかった」「あなたに会えてよかった」とお互い感想を言って笑顔で会場を後にされた。

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2010年12月10日

<12月10日タシケントのレストラン>

夜が明けた。こちらの日の出は8:00過ぎ。街は7時くらいから動き出す。ホテルが主要道路に面しているので車や路面電車の音が聞こえる。

 朝食をとる。ホテルのレストランのスタッフ数人が次々と挨拶をしてくる。これは驚き。8月に来た時は挨拶をしてくれるのは1人だけだった。4つ星にしてはあまりにひどい。設備はきれいだし、ハープの演奏もあって雰囲気は良いのに。
その時マネジャーに言った。その後、前向きに取り組んでくれたらしくほぼ全員が挨拶をする。スマイルがある。可愛いけど愛想が悪く、仲間と私語ばかりしていたウェイトレスたちはいなかった。今日は控えめだけど良く動くウエィトレスが一人、良く動いていた。配置も悪かったのだと思う。
 帰りにマネジャーに会ったので、「すごく改善されたので驚いた」と伝えたら「あなたが書いてくれたので皆で改善しました」と嬉しそうに言う。

 夜は韓国食堂。韓国の大使館や日本人駐在人が良く使うと地球の歩き方に書いてあったのだが、行ったらこぎれいな大衆食堂。家族連れが多かった。半分が韓国系で半分が金髪などの現地の人。
 カルビ焼肉を頼んだら、前菜が8皿。食べきれない。ようやく白菜キムチとホウレンソウの皿を片づけたら、皿を持って行かれ、お替わりが来て「死にそう」。
 親父さんが韓国人で、覚えたての韓国語「今晩は」「いただきます」「ごちそうさま」を使うと嬉しそうにほほ笑んだ。

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2010年08月09日

<8月9日 黒川温泉>

 黒川温泉に来た。熊本空港から車で1時間ほど。阿蘇山を越えた山の中にある。こじんまりしているが、年間100万人が訪れる日本でトップクラスの人気を誇る温泉。なぜ人気があるか体感した。

 その1、街自体がひとつの大きな宿の様。観光案内所(風の舎)が「母屋」、道が「渡り廊下」、各旅館が「離れ」と位置付けているとのこと。「入湯手形」があれば宿泊以外の旅館の露天風呂に入れる のが魅力。旅館そのものも近くにあって気楽に歩いていける。道はアスファルトだが、ゴムの小片みたいなものが埋めてあり歩きやすい。上質な「温泉のテーマパーク」という言葉が浮かんだ。

 その2;趣向を凝らした旅館。山の中、木々と川の間に位置し落ち着いている。露天風呂も風情があるし、料理もおいしい。部屋もゆったり。宿泊したやまびこ旅館もそうで、また来たい。仙人風呂も解放感あるし、室内風呂も8種類(立ち湯、檜、大理石、くりぬき、寝湯など)以上あって飽きない。

その3;もてなしの心。泊まった旅館の仲居さんもきさくで宿泊客が良い思い出を作るよう手造りのサービスをしてくれる。他の旅館に行っても気軽に自然な挨拶をしてくれる。親戚の村落に行った感じ。
 
 九州の知人によると、泉質は近くの他の温泉の方にいいものがあると言う。でも黒川が良いのはなぜか。街全体にもてなしの心があるからだろう。それに神経を逆立てたりイラつかせるものがない。旅館や飲食店の表示が親切で統一されている。建物が黒か茶色で落ち着いている。
 そういえば「ふるさと」をイメージして村づくりをしたという記事を見たことがあった。
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▲阿蘇の外輪山の一つ。緑がここち良い。ここから30分ほどで黒川温泉。道行のドライブが楽しい。DSCF5566.JPG
▲黒川温泉の宿。山の木々と川の間に20数軒の旅館がある。
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▲宿泊したやまびこ旅館。母屋と宿泊棟の間に川が流れ、木の橋でつながる。そこからの風景。
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▲旅館がそれぞれ露天風呂や屋内風呂に趣向を凝らしている。泉質はやさしい。
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▲町の中の建物。古い日本の田舎(ふるさと)がコンセプトとのことだが、ほっとする風景だ。
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▲入湯手形で他の旅館の露天風呂に入れる。この旅館の露天もよかった

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2010年07月19日

<7月19日 子供が感情を吐き出す日>

 ゲシュタルト大会三日目、午前は我々世田谷勉強会グループのワークショップ。午後は学校教育の発表事例を聞きに行った。
 
 この10年近く学級崩壊のあったクラスの再生として活躍されている、公立小学校の先生Aさんの体験談が面白かった。
「担任になって最初は信頼づくり。小学校2年生の子でも始めは上目遣いで?何やこのおっさん“という感じで見ますからね。前の先生を通じて大人への不信感を持っているので信頼づくりに2ヶ月くらいかかる。
 その後は生活習慣づくり。親御さんにお願いするしかないので緊急集会をやって忘れ物がないように依頼する。親御さんが燃えて毎日学校行く前に子供の持ち物や宿題をチェックするようになった。ところが子供たちが日に日に元気がなくなった。
 
 これはいかんと思いある日、教室で感情を吐き出すことをさせた。椅子を置いて新聞紙をまるめて投げさせる。だんだん乗ってきた。“言いたいことを言ってええで”、と言うと「お母ちゃん、腹立つ、きらい」と言いだした。盛り上がった。
 その後、静かになった。そこで聞いた、“お母ちゃん好きか?”と。子供は答える“お母ちゃん、やっぱり好きや。でも、うるさく言うお母ちゃん、きらいやけど”。“その気持ちを言うてみ”と言うと“お母ちゃん好きや。だけどあんまりうるさく言わんといて”。
 この後子供たちは落ち着いた。忘れ物が減り、授業も落ち着いて聞くようになった」

 「子供は感情で生きているんです。あらゆる感情に従って行動し、身体で感じて学び、そして成長していく。ところが、今の学校教育では、マイナスの感情は理性で抑えるように教育される。これでは子供は生き生きと、ありのままに生きていくことはできない。適度に感情を出すことが必要なんです」
 
 この先生は、子供に押し付けないで、終始「お前はどうしたいんや」と考えさせる問いかけをしていることも参考になった。

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2010年05月01日

<5月1日 エンジェルヒーリング>

 Newライフアドベンチャーセミナーの最終日。皆さん気付きが連続して起きてくる。
朝一番でBさんが昨夜体験したできごとを発表。「勇気を出して行動したら奇跡が起きた。あきらめちゃだめだったんだ」という感動的な内容。深い感動がグループ全体に起きていく。
 
 2日目が心の壁を破るというやや激しいワークだったので、今日は柔らかい癒し(ヒーリング)路線で行った。
 名付けてエンジェルヒーリング。旅人が旅の途中で精根尽きて行き倒れ、それを妖精=エンジェルが見つけ、マジックハンドで癒して蘇らせるというもの。
 6年前に英国スコットランドのスピリチュアルスポット フィンドホーンを訪れた時にこの原形を体験した。あとは私のオリジナル。特に人との軋轢で猜疑心が深くなり他者の行為を受け入れないでますます孤独になるというのは自分の体験を入れた。エンジェルの献身的なタッチで徐々に心と体を開いていくというストーリー。
 40分ほどで終了予定だったが、皆さんに深く入り1時間半ほどかけた。「まだ足りない」という不満もいただいた。もっとだが、いくら時間があっても足りないのであえて時間設定をさせていただく。
このエクササイズは現代人に必要なものだと実感。多くの人は一人で頑張りすぎ、他者に委ねたり甘えることができない。それでますます疲れが心身に来る。
 
 ちなみに昨日壁破りをしたAさんはますます力強くなり積極的に発言行動する。セミナー終了間際に希望者6人に壁破りをしてもらった。「行くぞ」「良し来い」「がんばって」「やったー、すごい」明るい体育系のノリが広がった。
 女性にとっても模造紙を身体やパンチ、キックで破るというのは非日常体験。多くの方がスカッとした顔になられていった。
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▲背中で相手を感じるエクササイズ。この後、お互いを支えるトラスト(信頼)のエクサイズに移る。身体の力を抜き相手を信頼しゆだねる体験をしていく。
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▲思い思いの姿で「5年後のありたい姿、最高の自分」を描く。不思議なことにここで描いたことは実現することが多いので皆さん真剣に考える。この後明るく発表。
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▲よく動き、よく話し、よく笑い、よく泣いた3日間でした。顔の筋肉がずいぶん緩みました。みんなありがとう。

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2010年04月30日

<4月30日 壁を破る>

 昨日からはNewライフアドベンチャーセミナー。総勢16名。男女半々。年齢は24歳から75歳。
 交流分析の人生脚本が理論のベースにありますが、難しい講義は一切なく体験中心のセミナーです。楽しい雰囲気の中で、体を動かしたり声を出したりする中で自然に自分を見つめ気づいていきます。非日常の中で自分の可能性に気づいていきます。好評のうちに今回で8回目を迎えました。

 今回の参加者の共通している特徴の一つは自分に自信が持てないこと。苦手なことがあると逃げたくなるそうです。 それに対してはまず自分の得たいものを書いていただき、次に苦手なものを意識して模造紙に書き、ぶち破るという体験をしていただきました。

ある参加者Aさんは「できっこない不安」を模造紙に書きました。模造紙=壁に挑戦するにあたり、周りから自分の強みを言ってもらい、パワーを手にします。さらに「がんばれ、やればできる」と応援してもらいます。そして「行くぞ」と気合をかけて突破します。紙は意外と堅いので気合いを入れないと跳ね返されます。

Aさんは鋭い気合いをかけて思いっ切って飛び込み、得たい状態の紙に向かってまっしぐら、見事に真っ二つに壁の紙を破ってしまいました。
他の参加者から祝福のハグをもらいながらAさんは「やればできるを実感した」と晴れやかな顔でおっしゃいました。そうです、実は壁は心が作ったもの。周りから見て力はあるのに自らブレーキをかけていたのですね。
 周りの参加者は大きな拍手。むしろ勇気をもらい感動、感涙してしまいました。
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▲身体を使った気づきのエクササイズ。相手の歩き方を真似する。「異性の歩き方を真似るのは初めて。新鮮だった」との感想あり。
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▲相手への感受性を高めるエクササイズ。目をつむって、手だけで相手に親愛の情を表す。相手に対しての親近感が増す。
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▲屋外に出ての目隠し体験。目隠しされた方は自然に対しての聴覚、触覚が鋭くなる。またパートナーに対して「やさしくガイドしてくれたので安心できた」と信頼感が増す。
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▲最初は怖かった目隠しも慣れてきたら遊び心が頭をもたげる。童心に帰ってブランコ、ブラブラ♪

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2010年04月01日

<4月1日 スピード感が大事>

海外から帰るといつも日本人とは何か、何が強みで何が課題かを考える。
そんな中、颯爽とした方に会った。電子機器技術サポートを業務とされる会社の社長T氏。昨年まで大手半導体メーカーのエンジニアだったがこの会社にヘッドハンティングされた。人材育成について情報・意見交換の後、雑談をしたが、面白く、わが意を得たりという気がした。

T氏「次に勉強したいのが中国語。電子機器はますます海外市場が伸びていくので自らアジア人ビジネスマンと商談したい」
「日本人は信用あるんです。台湾人、アメリカ人は日本と商売したがっている。約束を守るし、お金の支払いはキチンとする。他の国の人は本当に約束を履行してくれるかいつも心配しないといけない」
 「日本人に必要なのはスピード感。大手メーカーの部長が海外に行ってお客様と話しても“では次は部下を連れてくる”。次回、部下を連れて来ても“では社内で検討する”と言って2カ月。お客様はあきれてしまう」
「韓国の某企業はマネジャーが一人で来て交渉する。社内での了解が必要だとその場で電話をしてトップの合意を取り付けてしまう」「技術的なサポートも日本じゃ1年かかるのを3カ月でやってしまう。その分、」社内ではご褒美があるのでしょうがね」

 私も言う「日本も戦後すぐの1950年代、60年代はそうだった。ソニーにしてもパナソニックにしてもホンダにしても若い社員が海外に出て行って自分で開拓した。反対する本社に対しても自分の意見を言い決めてきた。高度成長が終わったあたりから日本人がリスクをとらなくなった。失敗を恐れるようになった。
 今後の日本人ビジネスピープルの課題はチャレンジスピリットの回復ではないか」

大前研一さんの受け売りも多いが、アメリカの人を見てそう思う。同じ思いの方とお会いできてうれしかった。

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2010年03月21日

<3月20日 チャペルヒルの人々>

 剣道の稽古のあとはランチに誘われた。学生街の中のアメリカレストランらしい場所。木造りの茶色のインテリアでしゃれている。色々な地元の話を聞いた。

◎この地区はローリーとダーラムとチャペルヒルが合わさってトライアングル(三角地帯)と呼ばれている。それぞれ大学や研究所が集中している他、IBM始めコンピュータや電子機器メーカー、トヨタなどの企業が集約。

◎ランチに付き合って下さった徳永さんは物理の最先端を研究。鶴見さんはIBM。辛さんは電子回路の研究、マイクさんは生物化学専攻で肺の機能の研究をやっておられる。

◎剣道はアメリカ東部地区として他の地区との交流が多い。昨年、一昨年お邪魔したアトランタの新井先生や田中君(富士フイルムアメリカ工場)は良くご存じだった。

◎ちょうどバスケの試合を大型テレビでやっていて観客の大半はそれを見る。大きな歓声とため息。接戦でUNC(ノースカロライナ大学)が勝った。この大学はバスケが強く昨年は全米チャンピオンになったとのこと。ずいぶん上級生までがプロにスカウトされたので、今年はベスト8に行くかどうかとのこと。
マイケルジョーダンもここの卒業生。

 帰りにマイクさんに自宅へ誘われた。森の中の大きな邸宅。マイクさんはお父さんが日本に住まわれたこともあり日本文化好き。日本の写真や民芸品が置いてあった。面白いのはトトロのネコバスのアクセサリーと日本のコスプレの雑誌。若い人に人気があるそう。上のお嬢さんは現在名古屋の南山大学におられるという。着物姿の美しい写真を見せていただいた。

 「剣道にどうして興味をもたれたのか」の質問には「精神文化が魅力的」とおっしゃった。
 私が「剣道は厳しい稽古を通した人格修練が目的。また相手尊重。試合では勝者はガッツポーズなどおごって相手を軽んずことはしない。敗者も卑屈にならない。試合後はお互い淡々と正座して礼をするのみ」と話したら「そういう考えが好きなんだ」とのこと。

 ホテルまで送っていただいた。昨日メールでコンタクトしたばかりなのに、非常に親切にして下さった。感謝とともにこのご縁を大事にしていきたい。
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▲学生街で人気店のスパンキーで。サンドイッチやハンバーガーのボリュームがすごい。
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▲後ろのオブジェは元樹木。昨年、UNCがバスケ全米チャンピオンになった時に学生がいたずらで
彫刻、見事なオブジェを作ったそうだ。
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▲マイクさんのご自宅前で(上)。屋内で奥様とご一緒に写す。お嬢さんは南山大学に留学中。

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2010年02月09日

<2月9日卒琢同時(そつたくどうじ)>

予定日より7日過ぎて女児を出産した娘との会話。
「生まれる前の日、赤ちゃんがおなかから出たい出たい、と言っているようだった。いろいろ手足を動かしていた。私も母親として生まれるよう頑張ったよ」とのこと。
私の言ったことは「それを禅の世界では卒琢同時(そつたくどうじ)と言うんだよ。 
 鳥の場合、ひなが孵化する時に自分で生まれようとして卵の殻を中からつつく。なかなか自分では出られない。そこでまさにこの世に生まれるという絶妙の機会を捉えて「ツンツン」と親鳥が刺激を与え、ひなが内側から自分の力でこの世に誕生する手助けをする。親が気づかずに援助がないとひなは生まれずに死んでしまう。反対にひながその気になっていないのに親が突っつくと卵が割れてひなが死んでしまう。ひなと親鳥の息が合うことが大事。
武道や稽古事の弟子と師匠の理想的な関係もそうだね。お互いの求める気持ちとタイミングが合うことが大事。」
説明しながら、学校教育や企業の教育も同じだと思った。先生がいくら熱心に教えても生徒が学ぶ気にならないと教育効果はない。反対に生徒が学ぶ意欲があっても先生がうまくサポートしないと学びは効果的ではない。
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▲剣道の手拭いに染め抜かれた「啐(卒)琢同時」の文字。相模原で行われた武相大会にかつて出場した時にいただいた。

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2009年12月14日

<12月14日 話しかけは魔法の薬>

昨日はTAとゲシュタルトの自主勉強会の「おちこぼれの会」。そこである女性の参加者Aさんから聞いた話。
80歳台のお父さんが入院した。身体の衰弱以上に意欲が低下して弱気なことを言うし治療にも消極的。病院の入院にあたっては個室は取れずに3人部屋、おまけにベッド同士の間隔が狭い。更に同室のおじいさんがよくしゃべる。お父さんに病状を聞こうとするとそのおじいさんが今日あった出来事、看護師さんから聞いた話を全部教えてくれる。彼は脳梗塞で入院し身体は動けないが、やたら口はよく動かすそうだ。私的な親子の会話にも口を挟むので閉口してAさんは病院を去った。  
 数日経って不思議なことが起きた。入院中のお父さんが元気になったという。Aさんが久しぶりに部屋に行くとお父さんがにこやかに例のおじいさんと話している。おじいさんは調子よくお父さんを「社長」とか「総理大臣」と呼んでお父さんも気持ち良く合わせて話している。気難しくて気弱だったお父さんが朗らかになったそうだ。
看護師さんに聞くと病院ではこういうことは良く起きるそうだ。「医者とか看護師って患者さんと接する時間は短いんですよね。むしろ同じ目線で多く時間を過ごす患者さん同士の方から影響が大きいみたい」とのこと。
どんな相手でも関心をもって話しかけると元気になる(=ストローク)んだな、とAさんは強く思ったそうだ。

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2009年11月15日

<11月15日 砕けたガラスの輝き>

昨日午後はHRインスチチュート社主催のセミナーに出席。1年に2回、教育・医療・社会起業の3つの領域で講演、意見交換会を行う。
今回は医療の分野であり、テーマは「メンタルヘルス」。外部講師として京都文教大学の島教授と映画監督の高橋慎司さんのお話を聞いた。
高橋さんはTV番組の撮影をする傍ら精神病院へ撮影に行く。何かほっとするものがあるという。彼らは無防備である半面、他人を攻撃しない。すぐ受け入れてくれる安心感があるとのこと。
実際にある強迫神経症の患者さんの半日を撮った映画を見せていただいた。自宅にいて水道の蛇口を何回も閉めたか確認する、電子レンジの扉を閉めたか確認する。家を出るときはアパートの鍵を何回も確認する。朝の準備で数時間かかるという。
その方が病院に行くと絵を書く。見事な絵を書く。他の方も油絵を描くというより内面にあるものを置いていくように絵具をキャンパスに塗っていく。求道者が心の世界を探求しているようだ。実際に治療効果もあるし患者さんたちの心の支えになっているそうだ。映画名は「砕けたガラスの輝き」
その後の参加者による振り返りミーティング。いかに「職場でメンタルヘルスを良くするか」企業の人事担当やコンサルタントが出席者。面白かったのはベトナムからコンサルタントの見習いで来ている若い女性がグループにいた。彼女が言うには「うちの国にはうつの病気の人がいない。仕事の事で自死はない。あえて言うとしたら失恋が原因かも」参考になった。
やっぱり「嫌なこと、うまくいかないことがあってもいいじゃないか、気を取り直してまた頑張る」ジャマイカ精神が大事。そして生きていることに感謝して、楽しいことをやり家族・友人と温かい交流をする生活のとバランスが大事という結論になった。
ちなみに日本のトップ・コンサルタントの野口吉昭さんは「飲み会、運動会、慰安旅行」を上げておられた。

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2009年11月14日

<11月14日 批判しない>

 本日はTA研究部会の11月の月例会。今回は柿谷正期先生の「選択理論とカウンセリング実習」。この理論はアメリカのグラッサー博士が提唱し、学校・家庭教育や企業教育に導入されている。
 グラッサー博士によると「人類は科学技術を進化させたが、人間関係は横ばいで進化ささていない。その原因は心理学の理論が外側から変える外的コントロールが中心だったから。内側から変える内的コントロールをしないと人間関係は進化しない」とのこと。
外的コントロールは7つの致命的習慣「批判する、責める、文句を言う、ガミガミ言う、脅す、罰する、褒美で釣る」に代表される。柿谷先生は奥様とは38年ご一緒になるがご夫婦で会話していて「批判で良かったものはひとつはない」経験をご紹介。なるほど。
その代り身につけたい7つの習慣「受け入れる、励ます、尊敬する、耳を傾ける、支援する、信頼する、違いを交渉する」をご紹介。TA(交流分析)で言うストロークだ。
先生は大学で心理学ご担当だが、学生にカウンセリングのロールプレイの際、相互批判させるとへこみやりたがらないそうだ。学生が小中学校に教育実習に行くとさらに批判ばかりされて委縮して帰ってくる。指導の上手な小中学校の先生はこう言われる。「今の実習で自分で良かったところはどういうところ?もしどこを変えたら良くなる?指導役の先生に援助してもらいたい点は?」確かにこれなら自発的に考えるのに役立つ。指導者にとって生徒が違うなと思えば「先生ならこうする」と伝えるそうだ。
この他、人間関係を良くするにはともに相手を意識した良い時間=上質の時間を持つこと。散歩がいいらしい。
皆さん、大切な人と散歩に出かけませんか?

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2009年11月08日

<11月8日 広告も宣伝もしない映画>

知人の勧めで、早稲田大学で映画「降りてゆく生き方」を見た。この映画はエキストラも含め1700人がからんで出来上がった。また長く世に存在させたいので広告も宣伝もせず口コミで広げる方針。上映は熱意ある人が希望者を集めて行う。人と人がつなぎ合って上映しすでに1万人以上動員とのこと。今回は早稲田大学祭の一イベントとして開催された。
内容は武田鉄矢演じる主人公が町起こしをしていく物語 。当初はだんだん第一線から離れていく団塊の世代で、奥様からも見放されてく情けない男を描き「昇るのではなく人生を降りていく、それもよし」がテーマのようだったが、見ていてむしろ、自然を大切にすること、仲間を大切にすることの方が強く印象に残った。
 深く考えさせられたのは、田んぼに入ったり山の中で豊かな自然の中で過ごすことに新鮮な感動を覚え、自然に目指めた小学生たちが熊が殺されることを知りショックを受ける。そこで街へ出て道行く人に立て看板やチラシを配り「熊を殺さないで」、訴えるところ。熊が殺される現実を知って悲しみなく姿と、「私たち子供の未来にはきれいな自然、豊かな自然がないという悲しみ、今の状態を壊さないで、自然を残して」と訴える姿と重なった。 本当に今の大人世代は豊かな安全な自然を子供、孫世代に残す責任がある。
ちなみにこの映画は早稲田の農業サークル米プロジェクトの主催だが、リーダーはこの映画を見て大学院に行くのを止め農業にいそしむことにしたとのこと。上映会場を一歩出たら大騒ぎするお祭りだったが、その一方で真面目に日本の未来を考え行動する若い人たちがいて頼もしかった。

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2009年11月06日

<11月5日 挨拶の気持ちの良い工場>

昨日は千葉県の大手石油会社の製油工場を訪問した。前職の写真フィルム会社ではペレットと呼ぶ白い米粒のような石油精製製品からフィルムベースを作る。今回はその製造の上流工程を見ることができた。
中東からタンカーで原油を運んでくるが、この会社は大きなタンカーを何十隻と持っている。沖合でタンカーはとまり、そこからパイプで精油場まで原油が運ばれる。精油場では高い塔があり、そこで各種の製品に分ける。
 化学工場は何社か見学させていただいたが、この精油場はたいへんきれい。広い敷地に製造装置や貯蔵タンクが雨ざらしで据えられているが、定期的にペンキ塗装されている。中には従業員の方が休日に書かれた漫画のヒーロー(ドラゴンボールやドラえもんなど)が
あり微笑ましい。「これを見るたびに事故は絶対起こさないと気を引き締めるんです」と案内のAさん。
 Aさんには昼食会場(社員食堂)から事務所、工場まで連れていただいた。発見したのはすれ違う皆さん挨拶がいいこと。存在を感じたら必ず声をかけてくださる。笑顔がいいし機械的ではない。すれ違い数mのところからもう顔がゆるんでいる。認められている、という感じがする。
 名刺交換も何人かとさせていただいたが、皆さん本当に感じが良い。Aさんから「創業者が従業員は家族だとよくおっしゃっていた」
(人員整理・希望退職は一度もない)ということをお聞きしそれが生きていると思った。
 工場の生産活動も活発だ。20数年間、省エネルギーで全国レベルの賞を取っている職場におじゃましたが、掲示物を見ても提案や小集団、技術のレベルアップ活動などを熱心に進めているのがよくわかった。ちょうど作業の引き継ぎミーティングの場だったが、ベテランと若い方が熱心に情報交換されているのが印象的だった。
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省エネルギーやTPMの優秀な工場として全国的な表彰を受けている。その記念楯が掲示されている優秀職場。
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ベテランと若手が熱心に情報交換している。
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今までの工場の諸活動の様子が写真付きで掲示されている廊下。圧巻だ。
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全工場の創意工夫のエネルギーを感じさせる掲示物。

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2009年11月03日

<11月3日 日本の強みを見直そう!>

知人の紹介があって代々木に講演を聴き行く。テーマは「大転換期の展望と選択」。平成日本の「五大先見人」が確かな視点で時代を斬るという趣向だ。
講師は思風庵哲学研究所所長の芳村思風氏、林英臣政経塾塾長の林英臣氏、(有)福田純子オフィスの福田純子氏、シンクタンク藤原事務所所長の藤原直也、はる研究所代表の大和信春氏、えにし屋主催の清水義春氏。たいへん新鮮な内容でした。
共通しているのは時代が変わり、予想していた通りになってきた。金融資本主義が崩壊、マネーゲームを中心とした資本主義は根絶される。世界的にも西洋文明の終末を迎え、1600年ぶりにアジアに戻ってくる。その中で中心的な役割を果たすのが日本、という力強く頼もしいお話。
大和信春氏は更に人類前史が終わると言われていた。人類前史は今まで10回前後あったそうだ。最近発表があった興味深い説では4憶5千万年の地層にある岩石から鉄のハンマーが見つかった。魚がいない三葉虫の時にだ。人工物は1千年くらいで風化するのでわからないらしい。前史の後、後史に入るが、今度はずっと続き、ついには宇宙人の仲間入りができる 人類初の境地に達するというまことにスケールの大きなお話だった。
その後のパネルデイスカッションでも林氏と大和氏の話に聴きほれた。
講演後に懇親会があり各先生方ともお話を伺えた。林先生に「なぜ日本が世界を救う役割になるのですか」とお聞きしたら「日本語は発音一つ一つが独立している古来からの言語。力がある。また日本人の発想が個別ではなく全体を理解できる能力を有する」とのお答えだった。
約30名の講演参加者とも意見交換して面白かった。両先生に20年くらいお世話になっている方々も多く、全国から来られた会社経営の方が多い。ある社長の話が面白かった。「大和先生に学んだ。企業は理念さえあったら食っていける。何のための会社か?何をするとよいのか?何をしてはいけないのか?そこを理念によって明確にしていたら判断に迷わない」と自信もって熱っぽく語っておられたのが印象的。
両先生の本を数冊購入したのでしばらく勉強させていただくことになり楽しみだ。

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2009年10月15日

<10月15日>緑の中の温泉の家

 皆さん温泉は好きですか?
昨日は松本駅から車で30分の穂高にある知人の社長宅に泊まりました。
山の中を切り開いた場所に造成したので、家の周りは緑でいっぱいです。ちょうど実りの秋、どんぐりや栗が道に落ちています。果物やきのこも取れるそうです。
 知人が勧めるのはお風呂。温泉です。入って驚きました。浴室だけで6畳以上あります。浴槽はヒノキづくり。タテが130cm以上、ヨコが170cm以上。身長176cmの私が身体をつけて頭を浴槽のへりにつけても足がすぐには届きません。背伸びしてようやく足の先が届く程度。
 浴槽のとなりは出窓で幅は40cm。大きな観葉植物が置いてあり南国ムード。大きな窓からは外の緑が見えます。春は桜がきれいでしょう。温泉は当然流しっぱなしというぜいたくさ。毎日入るというのはこの上ない人生の幸せですね。
 知人は長野で幅広く女性を美しくする品物を販売しています。会社を興すまで、興してから、語りつくせない色々なご苦労があったそうです。それでもがんばってやってきました。
 以前、彼女の会社の本社は市内にありました。彼女の人生の夢の一つは「大好きな温泉に毎日入りたい」でした。ある目標達成をして、彼女は夢を実行しました。本社を穂高に移転させ、その隣に素敵な家を建てました。もちろん温泉つきです。
 
 彼女は今年、私の公開コース「TAベーシック」と「Newライフアドベンチャーセミナー」に来ていただきました。その中で描いた5年後の夢は沖縄の石垣島に家を建て、仲間が来てくれるようなパーテイをすることです。
実行力のある彼女はきっと夢を実現するでしょう。今までの彼女の人生で達成してきたように。私も夢の実現のお手伝いをしたいと思います。
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▲ゆったりとしたヒノキのお風呂。毎朝、毎晩入れるなんて究極の幸せ。
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▲リビング(テーブル)から見る景色。花と緑に囲まれる。
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▲彼女の会社の前の庭。5年前にお邪魔した時はなかったが、代理店の方々や友人たちがボランテイアで素敵な庭に仕上げてくれました。
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▲手作りのバーベキュー広場。代理店の方々や社員がミーテイングや研修の後にバーベキューを楽しむそうです。おいしそう!

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2009年09月24日

9月24日<笑いと涙のワークショップ>

 皆さん、良い笑いをしていますか?良い涙を流していますか?
 昨日の英会話でのことです。現在、国際会議での同時通訳の実績を持ち、同時通訳者の講師を勤めるあや乃さんに個人レッスンをお願いしています。一方で彼女は20年前にゲシュタルトセラピーを学び、外人講師の通訳を務める心理療法に明るい人でもあります。
 9月19日ー21日の3日間のNewライフアドベンチャーセミナーのことを話題にしました。
あや乃さんから「おめでとう、サクシード&サクセッションでしたね。」セミナーは成功したし、先人から継承できましたねという意味で、これはうれしいコメントでした。 故岡野嘉宏先生が89回やられたこのセミナーを引き継ぎ今回が6回目。かなり自分たちカラーを出せた回だと思います。
 今回の特徴は2つ。ひとつは思いっきり体を動かし、童心に帰る色々なゲームをし、大笑いする体験をしていただいたこと。笑うと気持ちが晴れます。
 二つ目は、2日目以降、皆さんかなり個人個人の抱えている悩みをオープンにされたので、心理劇やゲシュタルトセラピーなどの心理療法の手法を導入しました。皆さん翌日はかなり明るい顔で朝を迎えました。内面に抱えたことをオープンにすると涙が出ますが、一度出してしまうと自浄効果が起きるようです。皆さん一様に「心にためていたものを出しすっきりした」とおっしゃいます。
 私もこの半年、バンジョインズ先生や百武先生のセミナー参加や落ちこぼれの会参加でかなりスキルレベルは上がったと思うので、難しい悩みに対しても正面から取り組みました。自分個人のファシリテーターとしていくつか次への課題(時間短縮など)は感じるものの、結果として、お互いの深い内面を知り合っていただくことができました。
 「笑って泣いて、気が楽になりました。自分を取り戻しました。」「3日間だったけど10年来の友人みたいにお互いを知り合った」「こういう深い信頼関係って大事だよね」こういう参加者の声は何よりも疲れた体には励みになります。照ちゃん、あきちゃん、スタッフ同士、一生のライフワークにしようと握手した思いがよみがえりました。DSCF6164.JPG
▲手で相手をポンと押す昔やった遊び。童心に帰ると共に自分の生き方が現れる。
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▲人間と鏡。これも童心に帰る。パートナーがあまりに馬鹿なことをするので、思わず顔が笑いでほころびる。DSCF1026.JPG
▲身体からの気づき。ボデイワーク&マッサージの専門家 照ちゃんがリードする。

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▲5年後の私の夢は・・・。笑って泣いて そして寝っ転がってリラックスしながら明るい未来を考える。

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2009年09月22日

9月22日<自然との語らい>

皆さん、自然は好きですか?
 Newライフアドべンチャーーセミナーのプログラムは毎回違います。今回は参加者から「自然に親しみたい」という声が多かったので2日目、3日目は自然の中を歩いてもらう体験を多くしました。
 部屋の中で自分や他人の考え方や生き方について話したあと、屋外に出るといろいろな発見があるようです。部屋に帰ってきてまた新密度が増しました。

▲近くの公園までいろいろ発見。「川があって滝があるぞ」。目的地まで時には「後ろ歩き」で進む。ちょっと変な集団。SU1HUDE1OTL_rQ.jpg

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▲自然の中の「目隠し探検」。他の行楽のお客さんが道を譲ってくれる。「盲導犬協会の方ですか?ご苦労さまです」と言われることも。
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▲「自然との対話」セッションで。
参加者Aさん「川よおまえはどこへ行くのか?目的地がどこか知っているのか?」 川「どこかわからないけど一生懸命流れているからいいじゃない。たまに流れを止めるけどそこには魚がやってきて気持よさそうだよ」 
参加者Aさん「・・・・(川っていいこと言うなあ)」
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▲女性二人で楽しそうにガールズトーク。カメラマン「何、話してたの?」二人「女性どうしだから決まっているでしょ」と照れくさそうに言う。食べ物や着る物の話ではなさそうだ。

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2009年09月21日

9月21日<可愛い、大好き、愛してるん>

 皆さん、他人から言ってもらいたい言葉は何ですか?
19日から21日まで、湯河原の温泉地で第2回 Newライフアドベンチャーセミナーを実施、15名が参加されました。年齢は21歳から69歳の職業、年齢の違う男女が参加、充実した3日間を過ごしました。
 初日は体を動かし自分の可能性を試します。2日目はペアに分かれて目をつむり後ろに倒れるトラスト。相手を信頼していないとなかなかできません。2回目のトライでようやく全員ができるようになりました。昼前は渓谷の中の自然公園を歩くエクササイズ。ペアになり一人が目隠しをし、もう一人が誘導する「目隠し探検」。無言で行うのがルールなので最初は皆さん戸惑いますが、だんだん慣れていきます。無言でもコミュニケーションすることがわかり、だんだん相手に対しての信頼感・安心感が芽生えていきます。
 2日目の夕方から参加者一人ひとりの解決したいテーマに沿って話が進みます。自分の感情を出すことが苦手な人、親子でコミュニケーションがうまくいかなくて困っている人、などなどが心理劇や空椅子の手法(ゲシュタルトセラピー)などを使ってだんだん気持ちが晴れてすっきりした顔になっていきます。
その中で子供の時に親に甘えられなかった思いを発散します。他の参加者に「かわいい、大好き」と言われやさしくされて顔をクシャクシャにして喜びます。 
 3日目はお互いの「強みの発見」。背中に持った画用紙に自分の強みを他の参加者に書いてもらいます。 最後にみんなの前で「私は正直で頑張り屋さんだ」と宣言し、周りから拍手をもらいます。基本的なことですが、やっぱりいい点をほめられるとうれしい。子供の気持ちに帰って素直な気持ちになります。女性の参加者は休憩時間にお互いの画用紙に「可愛い、大好き、愛してるん」と書いてもらって
目がハート印になっていました。
 感想をお聞きすると「たった3日間だったけどずっと昔から友人だったみたい」「人が信じあうのはいいですね」「特別なことをしないでも私は今のままでいいんだという許可をいただきました」「自信がついた」など率直な喜びの声が聞くことができました。
 人は自分が褒められ「大好き」と言われると本当にうれしいんですね。
皆さん、元気に会場を出て行かれました。

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▲自然の中を歩く「目隠し探検」。ただし無言で行い、一人が目隠しして歩くので聴覚、触覚が敏感になります。相手への信頼のきずなも深まります。慣れると猛スピードで歩くペアも誕生。DSCF1029.JPG

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▲相手の強みをお互いに書きあう「強み発見」。背中に書かれた「強み」を見て皆さんにんまり。自信につながります。休憩時間さらにお互い補足。「Tクン、命。」「K美、愛してるぜい」愛が飛び交います。
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▲「自分の今までの生き方は・・・このセミナーで気づいたことは」ペアでの分かち合い。相手の考え方、悩みを聞いて自分も同じことがあると共感。ますます自己洞察が進みます。

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2009年08月26日

8月26日<海外の日本人>

ようやく日本についた。思えば色々の方々との出会いがあった。
昨夜も日本センターの米田所長と会食。
気さくな方で所長室に収まらず現場にでかけ現地スタッフとよく話をしておられる。
知人の名古屋大学大学院教授の西村先生が同席。農学部で開発国援助にも関心が大きい。所長のご案内で大学生の息子さんとともにタシケント、ブハラを回られた。ウ国は初めて。植物に関する感想をお聞きすると「砂漠の国と思ったが、灌漑(かんがい)をまめにしてあり植物がよく育っている。ただ水をとりすぎてボルガ湖が干上がってしまった」専門家の話は面白い。
天山山脈にも頂上が見えるまで頑張って登られたとのこと。上昇志向の高い日本人がここにもおられ共感。

タシケント空港のロビーでも知人に会った。昨年末のウ国日本人忘年パーティで会ったアジア開発銀行の方。これからソウル経由でマニラの本社に行くとのこと。
フィリピンの経済状態を聞いた。
「ぱっとしないね。東アジアで置いていかれている。第2次大戦後は本社を日本にするか、イランにするか、比国にするかくらいの豊かな国だったのに」こうなった理由を聞くと「優秀な人材が国外に逃げる。汚職や治安がわるくて海外資本が入ってこない。最大財閥の一つの資産がスペイン所属になり比国に富が残らない(スペイン統治時代の名残)」などなど。
この方は中央アジアの各支店、カザフスタン、キルギス、トゥルクメニスタンにも出張する。タジキスタンは移動が大変で車で11時間かけて国境越えをする。この前は4時間かけてトルコへ行きそれからタジキスタンに行ったとのこと。奥さまは比国人で二人のお子さんは英語を話す。そろそろ日本人教育をしたいとのこと。この方には世界は狭いのだろう。
こういう方々が世界で活躍されている。
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▲ウズベキスタン日本センターやJICAの事務所がある国際ビジネスセンター。DSCF6069.JPG
▲日本センターの入り口には日本人形や民芸品、相撲の写真などが展示してある。

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2009年08月24日

8月24日<タシケントの人びと>

 ヒヴァからタシケントに戻る。二時間弱、近いものだ。
 昼食は昨年夏のPMPの受講者だったMさんと。昨年は旅行会社を経営していたが今はフリーランスで活躍中。本で紹介されている有名な方だ。不況の影響はほとんどないとのこと。
 午後はジャパンセンターに採点結果を報告に行く。グルノラマネジャーと会う。
先週の講座は「受講者から内容・進め方とも大変好評」との話を聞きほっとする。
 アシスタントのナターシャさんともご挨拶。彼女はシャイで日本人に気質が似ている。日本語専攻でよくお手伝いしてくれた。
 夜は通訳のエーラさんとその友達のスベータナさんと食事。エーラさんにはこの一週間ずいぶん助けられた。彼女はウ国で日本語を学び(修士)、日本で就職。その後、筑波大学の博士課程(日本語専攻)に進む。
きれいな日本語を話すし、聡明で私の早口で複雑な日本語もよく理解してくれて完璧に訳してくれる。受講者からもわかりやすいと非常に評判が良い。
 スベータナさんはロシア・モスクワで日系企業の秘書をやられている。
お二人ともロシアで育っているのでウ国を冷静に見れるし、日本の滞在経験があるので話が広がり面白かった。
「ウ国は宗教色はだんだん薄くなっているわね。断食する人もだんだん減っている」
私がレストランでウエイトレスにビールのお代わりを聞かれた時には手を振って「いいです」と言ったら、「ホントにその“いいです”って日本語、肯定か否定かわからなかったのよね」なるほど。
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▲左がシャイなアシスタント ナターシャさん、A1クラスの受講者でもある。
右が頼りになる通訳のエーラさん。筑波大学博士課程に在籍。日本語専攻。
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▲左が事務局のグルノラマネジャー。東北大学で農学を学ばれたとのことで日本語、英語、ロシア語が堪能。右はナターシャさん。、目のやり場に困るファッションはこの国の女性に共通。
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▲昨年のアシスタントのビクトリアさん。今は違う部署で働くと共にビジネススクールの上級クラスで学ぶ。廊下でバッタリ会ったら「オー、フジワラさん」と言ってハグしてくれた。一瞬、「私って海外に来るとモテるのかも・・・」と思ったが、この国では親しい人に対して常識。

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2009年08月22日

8月22日<怒りが信頼を生んだ>

 何ということだ。結局彼らに怒って、ぶつかって信頼が増したようだ。
A2クラスが終わって、みんなと握手して別れた後、4人が残った。個人的な相談をしたいとのこと。
一番バッターはいつも自説を主張したAさん。転職の相談だ。「社員は安く使えば良いという会社の方針に共感できない、自分は処遇されていない。この会社にいて成長を感じない」とのこと。10分ほど話を聞いてこう言った「会社を辞めるかどうかはあなたが決めることで私はアドバイスできない。ただ私があなたの立場だったら、辞めるけどね」彼はほっとした。「自分もそう思ったが、判断を確認したかった。ありがとうございます」彼は最後に「先生に教えてもらって本当によかった。昨日は怒ってもらって良かった。自分は昨日は体調が悪かった」「先生は剣道をやられるとのことで最初から強い人という印象があった。そういう人に教えられてよかった」と言った。この5日間、講義をすると一番に反論する彼。説明しても「納得できない」を繰り返した彼。彼だけには感謝されないだろうと思ったのに不思議なことだ。
続いて転職面談でいつもうまくいかないモデルのような美貌のCさん。人事担当の立場で質問に対する回答のコツを教えてあげれば喜んで帰って行った。2人目は会社内の派閥の解消をしたいといったAさん。3人目は会社としてコンサル依頼のあったTさん。来週火曜日に会社を訪問することになった。
 結局、怒りを出して、それを抑えて彼らとまたやっていこうという姿勢を示したことで信頼が増したようだ。強い父親像がこの地では必要だということを実感した。
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▲タシケントの街で。早朝、掃除をしているおばさんや道に水をまく人がいる。清潔にしているので道路は比較的きれい。(本文と写真は関係ありません)

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2009年08月18日

8月17日<庭を造る人2>

 昨日の夜はI氏と食事をする。I氏とは岩谷浩三氏(了解を得て公表)。岩谷氏の造園した日本料理店「いずみ」(名前も岩谷氏が命名)で待ち合わせ。日本庭園の前に
席を取っていただいた。
 結構広い、焦げ茶の板張りの壁が雰囲気ある。雰囲気は良いが、料理人は日本人でないし、そもそも内陸国で刺身は空輸であまり味は期待できない。料理は岩谷氏の御勧めで無難な鉄火、きゅうり、ウナギまきを注文。味はそこそこ、気にならずに食べた。餃子はだめだった。皮が堅いし、具もおいしくない。ビールはサッポロ、日本酒はそこそこいけた。
 お客はそんなに入っていない。着飾った若いカップルが多い。彼女に気に入ってもらうために男性が財布に無理を言わせて誘う店らしい。
「この店をもっとお客様が入るようにするのが、次の自分の仕事」「もっと料理はじめ日本の心を極めるように磨くのが大事と思う」と岩谷氏は言う。
 食事の前に岩谷氏の日本での作品の写真集を見せていただいた。草津、有馬、加賀などの一流温泉旅館の庭が並ぶ。個人のお宅の日本庭園もある。いずれも「ほおお」と声が出る素晴らしさ。
 目の前のいずみの日本庭園もこじんまりした中で味わいがある。「どうやってデザインするのですか」と聞くと「お客様の要望を聞いている内にイメージができる、それをスケッチする」「庭に置く石は自分で山に見に行く。石を見るとまたイメージがわく」「最近のコンセプトは安らぎややわらぎ。あまりとがった戦闘的な雰囲気は出さないようにしている」
ご本人は大学に行けなくて残念とおっしゃる。「それは安藤忠雄さん(一流の建築家。大学を出ていないのに東大教授)と同じですよ。大学に行かないで国内外の一流の作品を見て目を肥やし、ご自分の手で色々な作品を試行錯誤されて作って来られて手(技術)ができて行った。大学に行ってたらその感性は磨かれなかったんじゃないですか」お酒も入って生意気なことを言ってしまった。
岩谷氏は満更でもない顔をしてお酒を注いでくれた。
DSCF0876.JPG ▲和服で現れた岩谷氏。なかなかお似合いである。
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▲岩谷氏設計・製作の和食レストランのいずみの日本庭園。真中の岩から水が湧き出て店の名のいずみを表している。
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▲入口にいる和食レストランのいずみのチーフマネジャー。チャーミングだが、和食にこの服は不似合い。着物にしたらいいのにと思いながら、結構しゃべって握手して写真を撮ってしまった。
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▲キャラバングループのオーナー ティムール氏がイギリスから解体して持ってこさせたスコッチパブ。確かに英国紳士が立ち飲みしおしゃべりするにはふさわしい。
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▲スコッチパブのママさんと。よく気がつきホピタリティ豊か。またこのママさんと会いたいなあ。

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2009年08月16日

8月16日<庭を作る人>

 昨日は夕食は地元のおしゃれな高級レストラン(と言っても一人4千円以内)のキャラバンに行く。2回目。子供を連れた家族連れはいない。客層は、地元の裕福なカップルか、欧米人観光客らしきカップル。食事は地元および欧州料理が選べる。壁に調度用具や昔隊商が使ったようなアンティークが飾ってある。ディズニーランドのカリブの海賊を思わせるが、東京なら間違いなく行列のできる店になるだろう。
 民族衣装を着た可愛いウェイトレスさんに注文をした後はすることがない。周りは楽しそうに語る仲間たちとカップルばかり。久しぶりにさみしく、人恋しくなった。さっさとウオッカを飲んで帰ろうか?

 「あんた、日本人かい?」突然、恰幅のいい年配の日本人から尋ねられた。ええと答えると、「そうだろう、さっきからフォークの使い方が日本人らしいと思っていたんだ」という彼も一人客。すぐ合流した。
 お名前はIさん、造園業で今回はウ国に来て2ヶ月目になり、あと1か月いるという。3年前から訪問しているとのこと。このキャラバングループの日本料理「いずみ」の庭を作っているとのこと。

 お話をお聞きして、その豪胆な生き方そのものに魅かれた。
◎昭和9年生まれ、石川県小松市に育つ。「小学校から宿題はしたことがない。授業は必死に聞いていたので成績はずっとトップ。しょっちゅう先生には殴られるし、居残り勉強はさせられる(戦時下でよく突っ張ったと思う)。家業を継ぎ進学は断念したが、東大か京大の農学部に行っていたらもっと視点は広がり、もっと早く賞や勲章をもらっていただろう。」
◎20歳代のとき、昭和40年にパリで日本庭園を作ったのが認められた。その後も世界で声がかかる。「あの時は最初は月給六万円。よくやったのが認められ次の月に十二万円、その翌月には十八万円。」当時の日本6倍の給与である。「そのお金でスイスにスキーに2週間行った。」スキーは指導員の腕前だそうだ。パリでロマンスのお話もあったがここでは割愛。
◎その後、欧州は当然、南米、アフリカ、アジアで活躍。「現在技能五輪の国際大会の審査員をしている。先日は韓国に2週間滞在。山もやっているのでキリマンジャロも登った。人生に悔いなし。」
◎私が人材開発のコンサルタントで来ウ目的を話すと、顔をゆがめられた。「俺のやり方はシンプル。怒鳴るだけだ。これで20人使っている。あとは自ら実践。今はここから80km離れた山から石を切り出している。300トン分運び出す。今日だって命がけだった。クレーンのあまり技術のない若い者に石を置かせる。位置がずれるので俺が直す。それでやり方を学ばせる」
◎「この店のオーナーは友達だが、しょっちゅう彼も怒鳴っているよ。彼がいうには自分くらい働けばみんな店が持てる」ちなみにこのオーナーは3年間で店を8件に増やしたそうである。

 翌日再会を約して、別れた。日本男児ここにありである。
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▲バンドの隣の好位置で食事。このバンドはビートルズを中心に演奏。他の客が会話に夢中で拍手がない。私だけが拍手。レーダーがサンキュウという。また演奏、拍手、サンキュウ。この繰り返し。ますます孤独感・人恋しさがつのる。
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▲右側がI氏。インターーネットで調べたら茶苑研究家・作庭家とあった。大学でも教鞭をとられている。私の左側がこの店のオーナー。その右がシベリアから来たロシア人。合気道をやっているとのこと。


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2009年07月27日

7月27日<一兵卒の懸命さ>

 今日は某社の役員ミーティング。
実は数か月前に目標管理を統括部課長に受講いただいた。その時も役員の方々に研修時のファシリテーターをお願いした。事前に研修シミュレーションを実施。役員の方々が自ら研修時と同じ様にA3サイズ、A4サイズの2枚の資料を作成して来られる。事業環境や今期の課題、将来課題について発表し議論しあう。本当に熱心に議論された。おかげで本番の研修も中身の濃い意見交換ができ好評をいただいた。
今回は部門長(役員にとって部下層)に変革力を身につけていただくための研修だ。私の案として最新の組織変革システムと言われるポジテイブアプローチとオープン・スペース・ミーティングを行う。その企画ミーティングだ。
最初の導入部部分から今までの研修とは違うやり方を採用。
事前宿題(どんな未来を実現したいか)を壁に貼り付ける。
役職名ではなく、自分が呼ばれたいニックネームを色マジックで名札に書く。「マークン」「ムラちゃん」がその例。役員さんは抵抗するかと思ったら、すぐ「おれは今日はユウちゃんにしよう」「バタヤンだな」「昔よくジャンボと言われた」と皆さん、すぐ記入。
その後、研修の内容シミュレーションにもすぐ着手。多くの意見をいただいた。
あらためておいでいただいた役員さんの偉さに頭が下がった。分析力や構想力はすぐれておられるが、新しいことに抵抗がないしフットワークが良い。この方々は1営業マンだった時のハングリー精神を忘れていないのだと思った。「一兵卒時代の謙虚さ、真摯さ、懸命さ」を忘れていないのだと思った。

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2009年06月09日

6月9日<楽しきかな、同期ツアー>

4日間のツアーから日常生活に戻ったが、余韻が残る。同期と行くと面白い。14年前に会社の同期と南米に行った時も面白かったが、今回も同様。みんな海外経験が豊富で英語も達者。今までの生きざまを聞いても大変興味深いので数点ご紹介。
◎野村先生;
大阪の総合病院に勤務、緊急医療の責任者。剣道六段、今春より母校神戸大学剣道部の監督。トライアスロンが趣味で今も毎日数km走る。食欲も学生時代と変わらず、旺盛。朝・昼のバイキングで五皿平らげる。
 七年前に「国境なき医師団」に参加。内戦の影響で世界で最も平均寿命が短い国のひとつ、西アフリカ・シオラレオネ共和国で昼夜手術を実施。極端に衛生状態が悪い環境での重労働にさすがに体力の限界を感じたそうだ。
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▲スポーツ万能、ダンディな外科医野村先生。比国の病院では脳外科の患者さんの症状を的確(と思う)に説明していた。

◎キクさん;
 アメリカの繊維関係の団体の日本支社の代表。今回、「勢いで参加」。出張は多いが、アジアは未経験。上海の展示会で盗難に会ってすぐの訪比。かなりビビりながらの参加だったが、我々3人優秀なボディガードがつき安心。
 感心したのは同時通訳の経験がある位の語学力があるのに、わからない英単語があると携帯電話ですぐ調べ確認する。
 マニラの剣道の先生が「女優を連れてきたのか」と誤解したほどのルックス。夕食時に酔った勢いで「なんでそんなにいつもきれいなの?」と聞くと笑って「いつも恋してるから」と軽く返す。会話も洒脱で飽きさせない。
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▲キクさんは女性にも人気がある。関氏の事務所の女性スタッフが「日本の女性はみんなあんなに背が高いの?」と質問。
野村先生は「彼女は特別だ」と答えていた。

◎関氏;
 今回ツアーのコーディネーター。農学部農業工学(ダムの土質工学専攻)出身だが、現在は建設コンサルタント会社のプロジェクトマネジャー(総合技術監理、ダム、トンネル、洪水対策)。20数年間、インドネシア、フィリピンで河川などの社会基盤構築に活躍。今回は技術者というよりツアーコンダクターとして全体を見る目、ツボをつかむカンと細かな気遣い、アクションの早さ、交渉力などが光って見えた。異業種のホテルからマネジャーに引き抜きに来るはずだ。ゴルフを通じて得られた業種を問わない幅広い人脈にも驚くが、今回ずいぶんお世話になった。
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▲防具を持って訪問した野村先生を空港に迎えに来てくれた関氏。きめ細やかな対応に感謝(キクさん撮影)

 お互い体形や髪の毛は学生時代と変化はあったが目の輝き・元気さは変わらない。多くの同期を連れてまた来ようと確認し合った。
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▲宿泊したソフィテル・フィリピン・プラザホテル(かつてイメルダ大統領夫人が理事を務めた名門ホテル)のプールサイドで。
 前日までは雨風が強い天候(誰かの日頃の行ないのせい?)だったが、帰国日は気持のよい晴天になった。

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2009年03月07日

<3月7日 「おくりびと」を見る>

 遅ればせながら映画「おくりびと」を見た。
アカデミー賞”外国語映画賞”や日本アカデミー賞など国内外の映画賞を数多く受賞して話題になっている映画。
 面白かった。亡くなった人を清め生前の美しい姿に化粧して送り出す納棺師の物語で、人の死を扱う暗く重くなりがちなテーマだが、随所に笑わせてくれるところがあり救われた。
人間の尊厳と人と人のとの絆がテーマだと思った。
 失業した主人公(本木雅弘)が間違えて納棺師の仕事につく。亡がらを扱うので最初は嫌悪し奥さんや友人からも反対されるので何回も辞めようとする。そのうちに仕事先でご遺族から「生前よりきれいになった」と感謝の言葉をかけられこの仕事の大事さ・重要さを認識していく。日が経つにつれ、一人前になる。愛情を込めて「死」を描きつつ「生」を意識させながらも、それでも重くならずに爽やかに幕引きする。
 納棺師の仕事をやりながら主人公の両親との絆がサブテーマとして進行する。主人公は母に対しては感謝だが、3歳の時に出奔した父を許せない。映画の最後では父が遺体で見つかり迷った末に引き取りに行くが、他の葬儀業者が乱暴に遺体を扱うのにたまりかね自ら納棺する。父が固く握っていた手から自分がかつて渡した小石が見つかり「自分を捨てたはずの父が自分を思ってくれていた」と気づき涙する。見えない絆がはっきりする。
 本木雅弘以外に他の俳優も好演。広末涼子が可愛くけなげな奥さん役をやり好印象をもった。納棺師の師匠役の山崎努もいい味を出していた。「生きている限り、他の動植物を食って生きるしかない。うまく食ってやることが生かすことになる。困ったことにうまいんだなあこれが」は身体にしみるフレーズだった。

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2009年02月15日

<2月15日 デーケン先生講演の舞台裏> 

昨日の特別講演会「アルフォンス・デーケン先生の死生学入門」は成功裡に終わり、研究部会常連の方々、運営委員に加えて、デーケン先生と秘書の木村さんも来ていただき懇親会が盛大に行われました。全体での乾杯の後、運営委員と次々に乾杯。「本当に良かった」「イメージ通りになった」との声々。まさしく美酒に酔いしれました。
舞台裏を御紹介すると、1年前から企画・準備を開始。会場探しから、目標の200人以上集客(ちなみにTA研究部会は非営利団体)のためにポスター・チラシを作って勧誘。心理学部のある大学や「いのちの電話」や教会、医療施設に運営委員が足を運びました。年末になってもまだ50人に達せず心配、家族・親戚・友人も動員。
年末からは会場レイアウト、申込みされた方への返信をどうするか、受付をどうするかの実務ミーティング。当日会場の星陵会館で会議をしイメージを作りました。 1月5日のミーティングでは「2月14日、講演終了時には参加された方は、我々はこうなっている」とポストイットを使ってイメージの共有化を図りました。
2月14日は朝10:00集合。配布物を封筒に詰めたり、掲示ビラを貼ったり。開場2時間前には、プロジェクトリーダーのアキラさん先導で会場の入り口から受付、会場へと歩き、参加される方の動きをシミュレーションしながらの最終確認。これも一体感ありましたね。
旧運営委員数人もお手伝いに来てくれましたが、「今の運営委員はすごいね」と言ってくれました。そうです、誰が指示することもなく、必要と気づいた人が手を上げ、どんどん良くなっている。全員がリーダーの集団リーダーシップ!講演の一番の出し物が運営委員のまとまりでした。
 さて、昨日の懇親会の最後はデーケン先生の音頭で「ユーアー・マイ・サンシャイン」を高らかに気持ちよく歌いました。

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2009年02月14日

<2月14日 デーケン先生講演「死生学」> 

 今日はTA研究部会主催、チーム医療後援の特別講演会「アルフォンス・デーケン先生の死生学入門ーよく生きよく笑い良き死に出会う」。会場の永田町の星陵会館はほぼ満員。目標の200人以上の参加者が来てくださり盛況でした。最初にTA研究部会運営委員会委員長としてご挨拶させていただきました。「岡野先生が生前、“すごい先生だからぜひ呼びたい”とおっしゃられいた。待ちに待った講演会が実現でき本当に嬉しい」旨のお話をしました。そしてTA研究部会及びデーケン先生の御紹介。
 講演が始まりました。先生はドイツ人ですがもう日本に来られて50年経ち日本語はお上手です。ユーモアを交えてお話され数分に一度は会場に笑いが広がります。
珠玉の講演でした。「死生学は死について学ぶ学問があるが、実はよく生きるためにある。良く生きるためにユーモアが大事。ユーモアは相手を思いやる行為で、ジョークとは違う。きついジョークは時には人を傷つけるが、ユーモアは暖かくさせる。自己風刺のユーモアも大切。大変な状況でも笑うことは心を暖かくする」
 1時間の講演後の30分ほどの質疑は特に感銘深いものがありました。
 「毎年3万人が自殺しているが、どう思いますか?」の質問に「ほとんど毎日全国で講演しているが、自殺防止の話題が多い。命の尊さを伝えること、周りが支えることが重要。上智大学で自殺者の父親から学生たちに体験を話してもらった。どれだけ回りに人が悲しむかがとても深く伝わった。それを聞いて何人か自殺を思いとどめた人がいる」
 「ボランテイアで命の電話を受けているが、もう自殺すると言って電話をかけて来る人がいる。心の支えになる言葉はありますか」との問いに「どんなに努力しても、時には無力感を感じることがある。その時は祈る。祈りは効果があると考えている」
 静かに感動が広がり、アンケートには「身近な人を亡くし心の置き所がなかったが、癒された」などの感想が多く見られ、本当に良い講演会が出来てよかったと思った1日でした。

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2008年12月21日

<12月21日 サウナ体験その2>

 「どうして仏教に関心があるのか?」アクバルさん、いわく「自分は軍隊にいた時、町の警備をしていた。1999年にタシケントで複数個所が爆破されるテロがあった。自分は爆弾の至近距離にいたので生死をさまよう重傷を負い長く入院した。2年目から仏教の本を読み、救われる思いがした」
タブーと思いつつ更に訊いた。「イスラム教ではどうなのか?」アクバルさん、いわく「1年目はイスラム教に祈った。イスラム教では絶対的な回答を持つ存在がいて我われはその意思に従うだけ。仏教ではモノでさえ命がある。例えばこのお酒のおつまみのチョコレートにさえ命がある。この考えでずいぶん救われた気がする」
 いい話だなと思っているとロハさんがマッサージをするからサウナ室に来いとのこと。喜んで行った。ウキウキして横になると何と岩塩を背中にすり込む。痛いのなんのって。「いててて」というと「これがいいんだ」と言って更に力強く練りこんでくる。
皮がめくれたに違いない。脈絡なしに因幡の白兎を思い出す。彼は外科医と言うが、麻酔なしの手術のようだ。
ようやくマッサージが始まる。塩をすりこまれたところはズキズキする。次に何をされるかと思うとリラックスできない。ようやく終わった。「良かったか」と聞かれ「もちろん良かった(本当は終わってよかった)」と答える。
 サウナが終わってから食事へ。地元の素敵なレストラン。そこで次々と地元の料理が運ばれる。「お酒は好きか」と訊かれ「ダー(その通り)」と答える。何とウオッカで乾杯が始まる。初めて飲んだがとろーっとしてうまい。中国の高級白酒のようだ。
何かしゃべれというので「あなたたちは優しい心と武の心の両方を持っている。出会えて嬉しい」と言ったら喜んでいた。
 最後別れる時に、かなり酔っ払った外科医のロハさんが「お前が好きだ」と言って熱い抱擁をしてきた。力が強い。昔の異民族同士が仲良くなった時はこういう「兄弟の契り」をするんだなと思った。充実した「民間交流」の1日は終わった。

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2008年11月29日

<11月29日 社会の役に立つ>

今日は六本木東京ミッドタウンでHRインティテュートの半日セミナー。この会社は何冊も本を出し、売れっ子の講師を擁するコンサルタント会社だが、収益の何%かを社会還元している。学校教育、医療、社会起業の3分野を支援しており、例えばベトナムの小学校設立に資金援助している。
今日は(1)アフリカのマダガスカル視察報告、(2)病児保育のNPO、(3)アフリカのザンビアで、現地の方が自立出来るように事業支援が3本柱。
 マダガスカル視察報告では、医療の基盤がない中で日本人が色々な支援をしている姿を紹介。日本人シスターが定年後に働いているアベマリア産院。毎月100人以上がこの産院で生まれている。HRインティテュート社は学校図書や建造物の資金援助をしているが、アベマリア産院で自家発電設備が不足しているので支援金をHRが募集していた。
別の地では低体重児のケアを研究する日本人医師を紹介。この国では新生児の30?40%が未熟児で生まれ、5歳未満の死亡率が40%以上と言う悲惨な状況。保育器が不足のため、母子がSkin to Skinで過ごすことで未熟児のケアをして簡単・安価で死亡率を劇的に下げる効果を上げていた。
 日本の事例では、病気になった幼児を親以外の人が面倒を見るネットワークを仕掛けるNPO法人フローレンスの駒崎弘樹氏が発表。普通の幼稚園では幼児が38.5℃になると預からないので、働いているお母さんは大変困る。仕事をやめざるをえない。そこで、子育てOGのお母さん方を組織し、子供が病気で困った時は、母親の替わりに指定の病院へ連れて行き、良くなるまで預かる「こどもレスキューネットモデル」をつくり現在東京23区で展開中だとの事。発表した駒崎氏はまだ29歳だが、しっかりしていた。社会の役に立つことを職業とする「社会起業家」の存在をアピールしていた。

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2008年10月05日

<10月5日 いつも一緒>

 TAの勉強会仲間の結婚式に招かれた。彼女はバスケの元選手でマラソンはやるし、バイクでのツーリングもやる活発な女性。カラオケでは松田聖子のそっくりさんが十八番。元タレントの卵で、稲盛いずみ似のスレンダー美人だが、下町のべらんめえ言葉がアンバランスなのがまた魅力だ。披露宴も盛り上がった。
 新郎新婦が社内結婚であり、30歳代ということもあり、最初の主賓のご挨拶もくだけたわさびの利いた内容であった。新婦の上司の挨拶も辛口から始まる。「仕事熱心で実力もあるが、上司の言うことをきいてくれない」「お酒が大好きで、まずは右手に泡盛、左手に梅酒。3杯は軽く行く」受けを狙って少しデフォルメ(誇張)も入っているが、良く知っている仲間にはさもありなん。「新郎は学業優秀、新婦は才色兼備」の旧来のパターンから程遠いが(新婦も嫌いだろう)、身内受けはしていた。
 「新婦に“どんな夫婦になりたいか”、と聞いたら、沈黙があった。沈黙の後の発言こそ、本音と思い、発言を待っていると“いつも一緒にいることかな。うちの両親がそうだったから”とのこと。おい、○○君(新郎)、いつも一緒にいろよ」でしめくくられた。営業支援部の部長らしく辛口の中にユーモアと暖かさのあるスピーチだった。
 クライマックスは両親への花束贈呈。新婦からのスピーチ。「とおるチャン(仮名;父親をこう呼んでいるらしい)、今までありがとう。ゆきえチャン(仮名;母親。3年前に他界)がここにいなくて残念だけど、私たちはとおるチャンとゆきえチャンのようないつまでも仲の良い夫婦になります。とおるチャンには娘らしいことを言わなくてごめんね。いつまでも元気でね。」
 涙で一杯の実直な父の前で、普段はおどける新婦も“素直な少女”に戻り、一緒ににいた。

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2008年09月22日

<9月22日アキちゃんのWedding>

  昨日はアキちゃん結婚式。岡野嘉宏先生のお嬢さんでもありTA研究部会の運営委員でもある。TAワークショップの事務局もやっていただいている(包容力ときめ細かい応対に参加者の信頼が高く助かっている)。
 恵比寿のQEDというところで邸宅結婚式。緑が美しい庭園で人前結婚式を挙行。それぞれの友人2人ずつ結婚の承認を行う方式。ちなみに90年代から仲人を立てるやり方はほとんどなくなったらしいが(首都圏で1%、九州で10.8%;ゼクシイ2004年9月調査)こういう形は手作りの暖かさの中での緊張もあっていいなと思った。
純白のドレスに包まれた新婦のアキちゃんの美しいこと。笑顔が光り輝いていた。新郎もスポーツマンで格好いい。
最初に友人の新郎新婦へのインタビューから始まる。このへんも親しみやすい。新婦から新郎への要望を聞かれアキちゃんが「私の家族・友人・勉強仲間を大事にして欲しい」にはジーンときた。
 披露宴はパリの3つ星レストランを思わせる重厚な会場。乾杯のご発声を新郎の上司が行われた。「新郎の優秀なお仕事ぶりに加えて、わが事業部のPR(携帯のコンテンツ通信)」をされた。同じ産業戦士として苦笑いだが、共感。闘う日本のビジネスマンここにあり!
全体でのスピーチはなく、新郎新婦が各テーブルを回り、ご縁を紹介。テーブルの代表が即興で祝辞。これも手作りの面白さがあった。
 バックの音楽は桑田バンドのアップテンポな曲の合間に岡野先生がセミナーでよく使われた曲(カノン、コモ湖など静かな曲)が流れ、新婦の思いを感じた。
今日からカナダに旅たつご夫妻。末永いお幸せを祈ります!

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2008年09月01日

<9月1日 5年後の同窓会>

8月29日(金)から31(日)は湯河原の温泉地で第2回TAワークショップ。体験学習を通じて参加者は自然と自分の生き方に気づき、心身ともにリフレッシュします。
今回、「数年後の目標を決めたい」と言う方が数人おられたので、「5年後の同窓会」というプログラムを実施しました。
 「皆さん、こんにちは。5年ぶりですねえ。あれえ、全然変わらないなあ、その後どうでしたか?一人ずつ近況紹介をお願いします」と最初私が口火を切ります。
さんちゃん「皆さん、お久しぶりです。私やせたでしょう(と、おなかをへこませる)。あれから10kgダイエットしてこんなにスリムになりました。今はカウンセラーとして多くの方の助けになっています」
 ウッチー「あの時は単身赴任だったけど今は家族と一緒。小学生だった娘も高校生、難しい年頃だけど毎日顔を合わせて挨拶はしてくれる。管理職になり忙しい毎日だけど週に何回は家族と夕食を共にしている。」
姫「先ほどアラブあたりの国から帰ったわ。あそこにあるのは我が家のジェット機。誰か乗って行きます?仕事は国際関係のややこしいことに首をつっこんでは仲良くさせること。私のお腹?そう2人目が出来ちゃってね。私の好きなパーテイを毎晩やっているけどドレスでは目立つわね。ちなみに今日は旦那も懇親会に出ます。英語しか話せないけどみんなよろしくね」
皆さん、素晴らしい役者ぶりで5年後の姿を見事に演じます。「5年後の姿が見えたので、今からやることがわかった」「本当に5年後この姿になれる気がしてきた」そう、皆さん本当になれますよお!!

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2008年08月26日

<8月25日 日本人墓地(2)>

 12:40にタシケント駅に着いた。どうしても行きたい、行かねばならない場所に行くことができる。駅から車で20分近く、郊外の大きな共同墓地の一角にある日本人墓地である。第2次大戦終了後ソ連の捕虜になった日本兵が強制労働させられ、タシケントで亡くなった方々が眠っている。その他の地で亡くなった方の墓碑もある。
墓碑に手をあわせた。涙が出てくる。望郷の念空しく遠く異国の地で眠る800余名の若者たち。同朋に対する気持ちは当然ながら、その霊を慰めようと荒れ果てた墓地を整備していくれたウ国の人々に対しての熱い思いに対してである。
中山恭子氏によると、「2000年にある地方の90歳の老人で日本人を良く知っている人と話した。“自分の大切な友人のお墓に参ってくれてありがとう。日本人は凄い人たちだった。几帳面で自分の仕事を大切にする。時間が来ても仕事が終わらなければまだ続ける。うまく行かなければ工夫する。誰かが病気になったら皆が助け合った。日本人が造るものは皆いいものだった。大切な友人だった”おじいさんのいうことを聞いて町の人は日本人のお墓は大事にしなければならないと思い、お墓を整備まではいかないまでもきれいに掃除してくれました。」その後、ウ国と交流を続けている福島県ウズベキスタン文化経済交流会や各種団体が募金を集めて、鎮魂の碑を建てようということになった。
「ウ国の政府にこの話をすると“ウ国で亡くなった方々だから、日本人墓地の整備は友好の証としてウ国政府が行う。これまで出来ていなくて恥ずかしい”との答え。その言葉通り、道にないところには車が通れるように道を作り、小高い丘には階段を造ってくれた。各地の墓地では、それぞれの住民が集まって、石を切り出し、磨き、垣根を作り、墓石の周囲に草が生えないように砂利を敷き丁寧に作業を進めてくれました。
そして2005年5月、鎮魂の碑と抑留者祈念の除幕式には多くの関係者、ご遺族、元抑留者が集まりました。誰ともなくふるさとの歌が始まり、全員で声を合わせて歌いました。どなたの頬にも涙が伝わっていました。」

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2008年08月25日

<8月25日 日本人墓地(1)>

 サマルカンドからタシケントに戻る電車は今日は朝7:05発しかないのでそれに乗った。延々5時間半。おかげで読書が出来た。元ウズベキスタン大使の中山恭子氏が書いた「ウズベキスタンの桜」を読み、感動する。いろいろ知った。以下はその抜粋。
「首都タシケントではナボイ劇場はじめ州や市の庁舎の建物で日本人捕虜がかつて建てたものが多くある。その当時を知る人の話。“子供の頃、日本人が住むラーゲリ(収容所)の近くに住んでいた。日本人は毎朝、挨拶し隊列を組んで仕事場に出かけていく。夕方また隊列を組んで帰ってくる。お腹がすいているだろうと思い、垣根の壊れた隙間からパンと果物を差し入れた。そうしたら3日後に木で作った手作りのおもちゃが置いてあった。親から、日本人は規律正しい人々だ。勤勉で物を作るのがとても上手な人々だ。そしてお返しを忘れない律儀な人々だ。あなたも日本人を見習って大きくなりなさい、と言って育てられた。”
ウ国では日本人抑留者25000人一人ひとりの行動がウ国の人々の心に深い感銘を残し、日本人のイメージを残している。今の日本に対しての信頼を形成する上でどれだけ貢献していることか。苦しい抑留生活の中でも、規律正しく、優しさを失わなかった日本人に心から敬意を表し、心から感謝をしたいと思います。」
「ソ連時代の1955年に1共和国につき日本人墓地は2つまで、それ以外は更地にするように言う指示がありましたが、ウ国の人は墓守を置き大事に守ってくれました。
ただ地方では荒れ果てたままのところもありましたが、多くは整備まではいきかないまでも草刈はしてくれていました。」 以下続く

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2008年08月24日

<8月24日 通訳の青年>

今回のサマルカンドはガイドを雇ったので大変効率的にタクシー・徒歩で回れた。目に見える建物・人についても自由に聞けるので好奇心が満たされた。
 ガイドのヌスッシャー君は20歳の学生。サマルカンド外国語大学で日本語を専攻。実は彼と色々話をしたのが一番面白かった。彼の話によると、日本語に関心を持ったのは親戚のお姉さんがきっかけ。彼女は名古屋大学に留学し日本文化を習った。自分は日本語は勉強して3年、毎日毎日訓練した。漢字の形が好き。意味も好き。
 通訳はアルバイト。通常は学校が終わるとホテルで受付の仕事(320円/日、ガイドは3600円))をやる。お金の用途は通学費と授業料。親は医者と中学校教師でお金に困っていないが、自分のことは自分でやるようにというのが親の教え。日曜日は家族でシュシラク(肉の串刺しのバーベキュー)をやるそうだ。いい家庭で育っているなあ。
 性格は明るく素直、少し控えめ。観光地で基本的なことは教えてくれるが、突っ込むと「それは秘密です」と笑って答える。例えば、「ティムールは中国、インド、トルコ、ヨーロッパに渡る大帝国を作ったがその秘密は何か?」と聞くと「秘密です」。「モスクの手前の建物が砲弾型に彫られるのは何故か」も聞いても秘密。いずれ、自分で調べよう。
 彼はイスラム教徒だそうだが、「酒は飲むか」の質問に「週末は飲む」、とのこと。「ラマダン(絶食)はするか」と聞くと「することはするが適度に食事はする、そうしないと仕事が出来ない」と正直な答え。
今年9月、卒業だが、「しばらくはホテルで受付を体験したい。将来はガイドになりたい。日本にも留学したい」、と目を輝かせて言っていた。「いずれ会社を持つといいぞ。タシケントで教えている学生には20歳代で観光会社の社長がいた」と言ったら、「そうしたいですね」と恥ずかしそうに笑った。

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2008年06月02日

<6月2日アメリカ;ピカソとセザンヌ

ASTD2日目。オープニングセッションのマルコム・グラッドウェル氏の話が感動的。彼はニューヨークタイムズNO1ベストセラーを2冊出している著名な作家。内容は下記の通り。
「世の中には2つのタイプがある。一つはピカソのような概念イノベーター(変革者)。画期的なアイデアを打ち出し、すばやく実現する。その才能は大変目立つ。もう一つはセザンヌの様な実験的イノベーター。コツコツ新しいことをやるが、なかなかうまく行かない。10年、20年以上かかって花開く。面白いのはピカソの絵で高いのは20歳代に描かれたものが多いが、セザンヌは絵を始めて30年以上たった60歳の頃の絵が一番高い(20台の頃の15倍の値段)。
 弁護士の世界も調査すると、ロースクールをトップを出た人の多くが20年後あまり活躍していない。むしろ20年後に活躍していているのは成績が悪かった人が多い。
 会場にいる人事担当の皆さんもこういう人材を発掘するために忍耐を持って人を見て欲しい。長い時間をかけて人を選んで欲しい。
 ある弁護士夫婦がいた。旦那さんが作家になりたいと言い、奥さんが「私がその分働くからいいわ」と言う話になった。彼は次の日から子供の面倒を見て家事をやった。
その合間に原稿を書き、出版社に送った。
1年たち、2年たっても売れなかった。ある出版社には30回以上断れたけれどそれであきらめずに書いた。18年経って48歳の時にようやくヒットした。お祝いのパーティの後で彼は奥さんに言った。“この賞は君のものだ。この18年間、君は一度もお金の事を言わずに支えてくれた”
 会場の皆さんはこの奥さんになれますか?この旦那さんのように時間はかかるが大ブレイクする人を支え、育ててください」

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2008年06月01日

<6月1日アメリカ;ASTD初日>

ASTDとは1944年に設立された非営利団体で、世界中の企業や政府組織における職場学習と、従業員と経営者の機能性向上を支援することをミッションとする。年に一回発表大会が行われ、今年は今日より4日間サンディエゴで行われる。約300のワークショップとセッション、展示も400開設される。2つのセッションに参加した。
◎ワーク・ライフ・ハーモニー
忙しいビジネスマン、専門家が競争率の高い企業社会で成功し、意味のある家族・個人生活を楽しむための実際の時間段取りを紹介。加えて、生活の質を上げるために、態度(楽天的・肯定的な考え方)、交友(楽しい人たちと会う)、生活(食事、水、睡眠、静かな時間を持つ)、運動についての具体的な向上のためのアドバイスを実施。エサレンでヨガ、瞑想をやり安定した気分の自分には違和感ない。講師自身も大学で生命工学を教えながら、空手の道場を持つ先生。
◎「成功しているリーダーを更に良くするには」
  かつてGEのジャックウェルチ氏のコーチをしたカリスマ講師 マーシャル・ゴールドスミス博士によるエグゼクティブ・コーチングのお話。「過去のことは扱わない」「相手の言うことをペットの犬のように全面肯定する」と言う内容(あまり新鮮味はないなあ)。実習が面白い。「自分が自分について改善したいとこを挙げ、相手からアイデアをもらい、批判しないで有難うを言いなさい。5分間で一番多くの人と話した人に本を上げる」という課題。ベルギー、デンマーク、ドイツ、USAなど5人と話した。「人の話をもっと聴きたい」に対し「相手を見つめなさい」「意見を言うまで一呼吸おきなさい」となかなか有益なアドバイスをもらった。反対にこちらがアドバイスし、受け入れられると気持ちがいい。「理屈ではなく実践だなあ」と実感。

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2008年05月30日

<5月29日アメリカ;仲間たち>

エサレンではレストランで、「ハーイ、私はジュデイ、あなたは?」「ボブだ、よろしく」という簡単な挨拶ですぐ仲良くなる。何人かの素敵な仲間たちを紹介する。
◎マーク;ルームメイト。黄色いトレーナーが似合うナイスガイ。集団でいると理論派だが、2人でいるととても愛想のいい人。NASA(米国航空宇宙局)で天文学を研究。星が好き。ヨガの他に、禅に関心あり。
◎ローシャ;ロンドンから来た笑顔が素敵なチャーミングな女性。来年は横浜に来てスキーをやる。今までフランス、スイス、イタリアで経験。「日本の雪はパウダースノーでカナダのウィスラーよりいいんでしょう?」と聞かれたから「もちろん」と答えた(本当?)。仕事は女優だそうだ。サンドラ・ブロックに似ているとは思ったが、まさか本職とは。
◎カラー;ヨガで一緒。「宿題は何だっけ」と聞いたら急に日本語で「100歳になったあなたなら、今のあなたになんてアドバイスするのか考えなさい、と言っているのよ」と言われてびっくり。9年前名古屋の南山大学で日本文学を勉強。生け花は空間利用するのが難しいとの感想。某大手投資会社でのファイナンシャルプランナーをやっている。
◎ラファエル;合気道で一緒。精悍な身体。マーケティングデザイナー。知的話題が豊富。3年前までトヨタ在籍。カンバン方式、改善は素晴らしいとのこと。
◎カフミ;今週、出会った唯一の日本人。日本の会社を1年休職して、あちこち旅する独立心旺盛な女性。知的で礼儀正しくシャイで、日本ブランドを上げるのに貢献。学生に見られてとまどっていた。

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2008年05月28日

<5月28日アメリカ;ヨガを楽しむ>

<5月28日アメリカ;ヨガを楽しむ>
ヨガに没頭しました。2時間みっちり、ヨガをやります。腕立て伏せのポーズからお尻を上げたり、足を開いたり、片足や片手で身体を支えたり。色々な所を伸ばしたり筋肉がぶるぶる震えるくらい伸ばしたり、みっちり身体を鍛えた、という健康な実感があります。身体をひねった後にリラックスする瞬間があるのですが、それがとても心地よい時間です。そして最後は瞑想や呼吸で締めくくります。
 先生に質問しました。「このセミナーはタイトルに”ヨガ・瞑想と幸福“とあるが、どう関係付けられるのか?」と。
先生は「ヨガ・瞑想をすると人間の中心にエネルギーが向かっていく。そこに幸福がある」とおっしゃいました。
更に意味をお聞きしました。イラン人でアメリカで勉強された大学の先生は答えました。「名前を持ち、ビジネスをしていると締め切りがあったり、色々なやるべきことがあって忙しいでしょう。自分を忘れてしまう。ヨガ・瞑想で自分の深い中心に入るとそこは自分自身、名前も肩書きもない“存在しているあるがままの自分”に出会える。あるがままの自分でいられるとは幸福でしょう」
納得しました。頭の中もすっきりしました。
 ヨガの後は感覚が鋭敏になります。エサレンのお花畑の花や野菜畑の野菜が輝いて見え、生命を謳歌しているようです。植物の色色な香りも彼らの存在を感じます。カリフォルニアの風はさわやかで、まぶしい太陽が目の前の海に反射してもキラキラと銀白の光になっていました。


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2008年05月27日

<5月27日アメリカ;ヨガ、人生と幸福>

「ヨガ、人生と幸福」のセミナーに変わった。結果は大正解。ヨガ三昧と覚悟したが、8時間/日のセミナーのうちヨガは2時間程度。あとは色々な瞑想だったり、音楽を聞いたり、絵を描いたり、レクチャーがあったり。
特に昨日の夜の「幸福」と言うセッションが面白かった。なんとパワーポイントでのプレゼン。内容も学術的だし、画像・音楽もフルに使われる。後で聞くと先生は単なるヨガ師ではなく、大学の教授(交渉学)だそうだ。とにかく面白かった。
・世の中の治療で、鬱(うつ)とか不安症、神経症などのネガテイブな研究が87,000件に対して、喜びや幸福になるための研究は2,400。これから幸福になるための研究が盛んになる。幸福な考え方が身体をコントロールする。
・笑いが大事。ある研究で心臓病の患者を2つのグループに分け、同じ治療薬を与えた。一つのグループは喜劇を見せて笑わせ、もう一つは何もしなかった。12ヵ月後の心臓発作再発率は何もしなかったグループが48%に比べ、喜劇組は何と8%。笑うとストレスが減る、血圧値が良化する。
・ここで赤ちゃんが大笑いする画像をみせていただく。TVゲームでこっけいなゲームを見させさらに大人が面白い声を発して笑わせる。会場の参加者もつられて笑う。
その後、参加者は床に横になり、「あ?あ」と声を出した後、笑うトレーニング。先生から8回笑いなさいと指示が出る。「わあはっはははあ」「」会場に幸せな声がこだました。先生が「もっと高く!いーひっひ、うあははああ」会場が狂ったような笑い声がこだました。セミナーが終わって会場を出ても、すぐ「いーひっひ」と笑いたくなる夜だった。

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2008年02月17日

2月17日<話を聴くと部下が変わった>

今日は某販売会社のリーダーシップ研修の半年後のフォローミーティング。それぞれが研修後に職場で実践された結果を報告する。ある地方ブロックのリーダーAさんが報告した。
「部下と話す時に、ありがとう、ご苦労さんをいう計画でしたが、実行しました。部下が変わっていくんですね。より積極的に報告をしてくれるし営業活動も熱心になりました」
Aさんは元々理解力があり、仕事も出来る方だったのですが、いわゆる「こわもてマネジャー」で部下からのリーダーシップ意見調査では「気楽に相談できる雰囲気がない」と言う項目に改善必要な重点マークが集中していました。
他のメンバーからの質問です。「いきなり、ありがとうって言ったら部下はびっくりしなかった?」
Aさん、いわく「びっくりしていました。“契約を取ってきました”と部下が報告した時、今までなら“ああ”ってあっさり返事していたのが、“ありがとう、ご苦労さん”と言ったら目を丸くしていました〔皆、笑い〕。変な顔をして部屋を出て行きましたよ。
違うメンバーから「言ったことのないことを言うのは抵抗なかった?」
Aさんいわく「最初だけですよ。一回言えば後は普通。段々、部下も慣れて来て、色々細かいお客様の情報も報告してくれて、こっちはそれを聞いて更にアドバイスしての良い循環。そういえば自分も管理職の前は上司から無視されたら嫌でしたね。よく考えたら、部下が売ってくれるから自分は助かるのに礼を言うには当たり前ですね。マネジャーになって忙しくてそんな昔のことを忘れていました。」
 この方、こんなに饒舌だったかな、と思いながら嬉しくミーティングを終えました。

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2008年02月06日

2月6日<感動で人は動く>

今日から横浜で日本能率協会主催の能力開発総合大会。4つの会社の事例発表を拝聴したが、特に感動したのがT&Gニーズ社の発表。この会社は邸宅などでの手作り結婚式を手がける会社で、創業9年で一部上場を果たしたという急成長の会社。T&Gはテイク&ギブの略でお客様の本当に望んでいることを聞き出し実現するという意味。こんな仕事をしていますとの仕事の紹介で、DVD上映。感動した。
(第一話)式の打合せにどうも乗り気でない新婦。実はご両親が式を挙げていないので自分だけ豪華なのは気が引けるとの事。「ではご両親もやってしまいましょう」と企画した。映像では、式の中でタキシード姿のお父様がで新婦をエスコートする。新郎がある人をエスコートしてきた。ある人はなんと、新婦のお母様。お顔は50歳代だが白いウェデイングドレスに包まれて恥ずかしそうに現れる。お父様は聞かされていなかったので、驚き、照れる。間があって抱き寄せ、ほっぺにチュ。にこやかな二組のカップルが記念写真に載った。
(第2話)
急遽、式を止めたいという新婦。お母様が
重病で式の日が最悪の日になりそうだとのこと。「では今すぐやりましょう」、でスタート。映像は病院の病室で始まる。ベッドには酸素マスクをしてかすかに目を開けたお母様、そこへ新婦があらわれる。真面目そうなお医者さんから花束を渡されお母さんに見せる新婦。親戚はおじいさん・おばあさんだけ。来賓の代わりに10人くらいの看護婦さんが囲み祝福する。みんな涙は流すが嬉しそう。ベッドを背に記念撮影。
感激的なシーンに会場中で鼻をすする声。私も頬を熱いものが流れたが、隣の某大手製薬会社の人事課長はハンカチで何度も顔を拭く。
この会社、社員はウェデイングのプラン及び料理・サーブ中心の平均年齢28歳の会社だが、感動・共感を会社の価値観においている。こういう会社に入りたいと思ったし、家族や知人が式を上げる場合紹介したくなった。人間行動の原点は感動だと思う。

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2007年12月17日

12月17日<怒鳴る部長>

 皆さんの周りに大きな声で怒鳴る人はいませんか?
ある団体の人事部長と情報交換していました。「部長のAさんが大きな声で部下を怒鳴るものだから全フロアに響き他の部までシンとしてしまう。職員がまじめなのはいいが、何とかもう少し活気のある職場にしたい。」活気ある職場にするためにいくつかプランはご提案しましたが、その怒鳴る部長さんに関心を持ちました。色々聞いてみると、若い部下が遅刻が多く、A部長はつい詰問したり、大きな声を張り上げるそうです。「今時、珍しい、多分根は生真面目で伝え方が苦手なんだろう」と思いました。
 帰りに八重洲ブックセンターに寄り、数冊本を購入、その中の1冊がヒントになりました。一橋大学の伊丹敬之先生の著書「よき経営者の姿」の中で、昭和の名宮大工・名棟梁の西岡常一さんの言葉を紹介されています。
 引用すると「上の者の仕事は人に仕事をしてもらうことです。どんなに腕がよくても,自分一人では建物は立ちません。昔は自分一人でできるような気になるもんですから怒鳴るんです。何でこんなんができんのかと。また頼んだことを全部完全、完璧にしてもらわんと許せんのですな。ところが実際はそないなわけにはいきません。最初は“させたろ”という気持ちでしたが、それが近頃では“してもらう”気になりました。」
「法隆寺の棟梁には語り継がれている口伝がありまして、その一つに“百工あれば百念あり、これを一つに統ぶる。これ匠長の器量なり。百論一つに止まる、これ正なり。百論一つに止める器量なき者は匠長の座を去れ”と言う厳しい教えがある。つまり下の者の意見をまとめられないのは自分の器量がないということですな。建物を建てると言うことは木の癖が読め、腕がよく、計算が出来るだけでは駄目で、工人に思いやりを持って接し、かつ心をまとめなければならんのです。建物を作る前に人の心を作るんですな」 まさしく珠玉の言葉です。
 さて、例のA部長とどう接して、どう気づいて変わっていただくか、私も器量を問われることになりました。

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2007年12月09日

12月9日<厳しく、暖かく、面白く 原田隆史さんの講演>

学校教育のセミナーの続き。元熱血教師の原田隆史さん(原田総合教育研究所 所長)の熱い講演をご紹介する。原田さんは大阪の公立中学の体育の元教師。入学時は普通の生徒を鍛え全国大会優勝13回させたり、いじめで荒れる学校を建て直すので有名だ。著書も数冊、今は教師塾(前日もその日にあたり徹夜)始め企業教育も実施、全国で活躍している。
○北欧は学科を教える人、生徒の心を扱う人、社会マナーを教える人が分業だが、日本は一人の教師が教える。色々問題もあるが、日本の先生は基本的にはよく頑張っている。
○学校崩壊やいじめは学校現場を見ればわかる。職員室のトイレが汚れているなど規律がない、また生徒とのコミュニケーションが欠けている。教師には厳しさと暖かさと面白さが必要。
○普通の子供が全国大会に出るには目標が必要。まず身の回りの整理整頓、清掃。場を清めて、周囲への奉仕。そして大きな目標、経過の目標を立てる。毎日やることを具体的に書く。あとはドド根性。
○企業の教育は最小の投資で最大の成果が求められるが、学校教育は少しの成果のためにあらゆることをやる。
例えば、自分が生活指導をやっている中学に依頼があった。小学校に6年間1回も行かなかった女の子を預かって欲しい。ものすごく頭がいい子だが、小学校1年生の時に父親が交通事故で亡くなるのを見て外へ出なくなった。職員室でこの話をし、校長はじめ全教師が順番で毎日家に迎えに言った。彼女はカサで顔を隠しているので、話だけをして帰って行った。これを3年間続けた。卒業式になった。母親から今日は登校しそうだと連絡があった。彼女が来たらすぐ「彼女だけの式」に変更することに先生、卒業生、父兄に頼んだ。全員、うなづく。式の終了近くに彼女は来た。式を中断し、彼女のために校長先生は泣きながら卒業証書を読み、渡した。全員、涙。この間、5分。わずかこの5分のために我々教師全員は3年間をかけた。これが学校教育なんです。
 話はまだまだ続くが紙面の都合でおしまい。「こういう先生が日本に増えれば日本は元気になる。」涙を拭きながらセミナーに参加した企業戦士たちは思った。

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12月9日<スウェーデンの教育>

 昨日はHRインスティテュート社主催の学校教育のセミナーで感銘することが多かった。同社は富士フイルム時代からお付合いのある大手のコンサル会社だが、ベトナムに小学校を建てるなどの社会活動も展開している。
 いくつかご紹介すると、まず教育先進国の北欧スウェーデンを訪問した結果の報告。
○スウェーデンでは子供は国の重要な資産として認識、1990年より教育改革を進め、巨額な国家予算をかけている。今では学力は世界トップ。日本はかつてはトップだったが、今は21位。
○学校は広く立派な設備。子供は800人に対して教師170人。障害児20人に対し教師71人。児童一人ひとりの教材を教師が手作りで作っている。幼稚園から子供一人ひとりの育成ファイルがあり小学校に引き継がれる。
○自律が最大のテーマ。子供たちは自分で週、毎日のスケジュールを決める。それを教師(ナビゲーター;案内人と呼ぶ)がサポート。始業ベルは無いが、時間は自ら守ると言う。
○先生のサポートする仕組みがある。6人の専門家(哲学者、精神科医、看護師、社会福祉士)がいて毎月相談に乗る。それ以外に、教育の仕方、教師と児童の関係性、子供と家庭の関係性を扱う専属の担当者がいて、教師は子供の学力だけを上げることに集中する。
○塾も部活も無い。地域のボランテイアが盛んで元オリンピック選手がスポーツの指導(無料)をするのでオリンピック級の選手も育つ。PTAもないが、親はよく学校に来る(手当ても出るらしい)。
○財源は税金。この国の出身のアーチスト「アバ」は最大年間400億円稼いだが、手元に残ったのは4億円、後は税金、と言うエピソードがあるくらい税金が高い。でも国民はその政策を支持しているそうだ。
皆さんはこの国に住みたいですか?ちなみにお隣の国デンマークもよく似た教育施策をしているが、国民の幸福度アンケートでは世界一だそうです(米国は23位、日本は91位)。

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2007年10月14日

アンジェラ・アキのコンサート

昨日はアンジェラ・アキのコンサートに行って来ました。41回行う全国ツアーの第1回が厚木文化会館。満員の会場は8割が女性、9割は彼女のライブは初めて。彼女が登場すると大興奮、曲が始まるとほとんどの客が立ち上って手拍子。20数年前の矢沢永ちゃんのファンだった時を思い出す。
 張りのある声、高音時の声量、低音から高音に急に上がり独特の裏声。髪を振り乱し、身体を揺らし足も踏み鳴らし、まるでピアノと格闘しているようだ。
 驚いたのはトークが抜群に面白いこと。「実はねえ、私、めっちゃ、おしゃべりやねん。後で引かれんよう最初にゆうとくわ。」曲や外観(日本人とアメリカ人のハーフ)の印象と違って、ドの着くような関西弁。それがまた聞かせる。彼女は国際的なコメディアンやディスク・ジョッキーになっても成功するでしょう。
エピソード1;コンサート中に英語の歌をみんなで歌うのだが、“Breth(息)をメイク、テイク、ブレイク”というフレイズを説明する。「イクと言う音が続くでしょう、これは韻(いん)ですわ。日本で言うとおやじギャグ。バザールでゴザールと同じ。私が最近好きなのは“読書の秋、食欲の秋、アンジェラ・アキ”」
エピソード2;中学生の時から宮沢りえが大好き。りえちゃんのトレードマークの目の下のホクロを毎日ペンで書いて登校していた。10年後、渋谷のバーで偶然出くわし感動のあまり泣きじゃくってしまった。りえちゃんに慰められるのだが、涙目でよく見ると“何と本人のほくろの位置がギャク!ああ、私は10年間勘違いしていた、ファン失格やあ”という落ち。気取らずざっくばらん、感情たっぷりに話を引っ張っておいて、間を置いて、ストンと落とす。ツボを押さえており、お見事。
 歌の合間にトークをするのだが、歌い終えたばかりで息がハアハア言っている、後半は曲が終わると数秒ピアノに突っ伏す。まさに全力投球。
「今日と言う日は今日しかない」「だって一番大事なのは情熱じゃない」「頑張っても、時が経ってもうまく行かない時があるよね。本当につらいよね、でもやろう」「奪い取れ、やり返せ、ぶち当たれ、私の情熱」これが気取らない、パワフルな彼女のソウルの元だと思いました。パワーをいただきました。

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2007年07月21日

幸運は準備したところに訪れる

今日は2007年第2回のTA研究部会。キャリアカウンセリングで有名な宮城まり子先生(立正大学教授。ねむの木学園の先生と同じ名前ですが別人)に来ていただきました。現在、キャリアカウンセリングの世界では実力・実績No1の先生かと思いますが、相変わらずお話が具体的でわかりやすい。
私は他の会社の研修をやっている別の会場から駆けつけたので聴講はわずか1時間半。でも印象深いものがありました。
先生いわく「キャリアは計画してつくるのは大事、でも偶然に起きたことを生かしていくのも大事。」そうです、希望に反していやいやっていた仕事が後で役に立つことは良くあることです。
「チャンスは流れる川のボートのようなもので、突然やってくる。常日頃、準備している方にはそれにすぐ飛び乗れるが、準備していない人にはチャンスであることさえ気づかないことさえある。まさしく幸運は準備された方にやってくる」「今あなたは一番若い(年を気にせず今からやりたいことを始めなさい)」正しくその通りですね。
先生は講演後の懇親会にも1時間ほどお付き合いただきました。美人でチャーミングで声も優しく一人ひとり大事にされるので男性は当然のこと、女性の受講者も名刺交換したり著書にサインしていただいたり。短い間に心理相談もされるので先生と一言話そうと並ぶ列は長くなります。あっという間に全員がファンに。「若くて幸運の女神」の宮城先生を笑顔でお送りしました。

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2007年06月16日

TAエキササイズ

今日は自主勉強会のTA(交流分析)研究部会の2007年度の第1回。テーマはTAエキサイズです。理論や実例の講義ではなく、色々な実習(エキササイズ)を通して、自分への気づきや人との出会い、生き生きはつらつした自分を取り戻し、新たな挑戦に向かうことを狙いとします。エキササイズの企画・運営は有志ボランテイアがファシリテーターを行います。皆さん、初めての方が多かったのですが、何回か打合せ、リハーサルを行い、本番では見事に運営を行われました。
 演目は4つの質問、人生で得たいもの、人間と鏡、ロボコップ、モチベーションが上る時、私のモデル、お花の瞑想等でした。
 個人的には「モチベーションが上る時」の各人の意見が印象的でした。男女版半々6人くらいが小グループになり、各人の体験を大きなポストイットに書き上げ、体験を発表します。出た意見をまとめると
○家族;「お父さん頑張ってね」と手紙をもらった、子供の寝顔を見る時、
○感謝の言葉:「ありがとう」の言葉で元気で出た、と言う方が数人いました。
○行為を認められたとき;仕事をほめられた(早い、スムーズ、きっちりしている)
○全面的な無条件の承認;会社の人間関係で悩んでいる時、高校の同級生が「私はずっと味方だか
ら」といわれた時、「君の職場は大丈夫だ、君だったらできるよ」と言葉、アトランタで自分のために6
 人が懇親会に来てくれ た(これは私が挙げた)
○好きな音楽を聞いている時
それぞれしみじみとした感じが伝わります。他人の経験を聞くことで自分の体験が広がります。
皆さんはどれがあてはまりますか?

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2007年06月08日

“世界一”を目指すアメリカ工場

皆さんアメリカの工場を見たことがありますか?
昨日、アトランタから車で約3時間のサウスカロライナにある富士フイルムアメリカ工場を訪ねました。ここの代表者の関口社長は富士宮工場時代にお世話になった方です。工場見学が楽しみでした。FF時代にアメリカ工場から研修に来られた方が言うことは共通していて「ここのアメリカ人は性格は最高だが、頭を使わない。物覚えが悪いし、作業ミスが多い。機械側で操作を簡単にし、ミスが出なくする設計をしている。それでも定着率を上げるかが課題」とのこと。
 実際に工場を見せていただきましたが、確かに自動化が進んでおり、最新の技術を入れて商品の競争力を上げていました。
人の活用方はずいぶん進化したようです。
製造部長が言われるには
「・辛抱強く教えて行けば力が付く。アメリカンフットボールのように分業制。日本人は各種目80点をまんべんなく取ろうとするが、ここの人は、ここをやってくれといえば集中力があり体力があるので100点取る。それでいい。
・製品の得率は日本の工場を抜く月も出てきた。特にこの1年力が付いてきた。
・定着率もよくなった。“君たちはよくやった、成果が出ている”と情報を絶えず流す。“次は世界一を目指そう“、と言うと世界一が好きだから乗ってくる。反対に職場が落ち目だとやめていく。絶えずチームがいい状態であること、目指す姿を伝えてモチベーションを上げていくことが必要。」
現場のミーテイングルームに行くとオペレータが白板に“今日の出来事、事実、対策、結果、結果のフォロー”を書いていました。
製造部長が言うには
「ようやく現場情報を書いて共有することが定着した。いくつかアイデアは紹介しあとは彼らに任せた。自分でやろうと思ったものは長続きするもんだ。
 次の課題は自らチャレンジさせること。意外と彼らは保守的。3回ミスすると首になるからだろう、決まったことしかやらない。責任は上が取るからやってみろ、と言って少しずつやらそうとしている」
ASTDでの紹介された「成果を上げる優秀な職場」の実践例を間近に見た思いでした。

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2007年06月07日

キング牧師

皆さん、アメリカの公民権運動って知っていますか?
キング牧師の記念館を見学しました。キング牧師はアメリカの公民権運動の指導者のうちの一人です。公民権運動と言う言葉は聞いたことがありましたが、歴史では習いませんでした。
行ってみてよくわかりました。20世紀のアメリカの闇と光です。人種差別は南北戦争と奴隷解放宣言(リンカーンによる)によっても実質的になくなりませんでした。
学校、レストラン、トイレ、プールや乗り物は「白人専用」と「カラード(有色人種)専用」に別れていました。黒人へのリンチのむごい写真もありました。1903年には暴動が起き大勢の黒人が殺されました。白い頭のとがった覆面をした秘密結社KKK(クー・クルックス・クライン)が黒人へ迫害をしていた写真もありました。本当に暗部ですが、これを公開するアメリカ人は偉いと思います。
第2次大戦後、有色人種(主に黒人)が選挙権や白人と同じ権利を要求した公民権運動が盛んになりました。キング牧師はモンゴメリーのバス・ボイコット運動を指導し有名になりました。
爆弾を仕掛けられたり、ナイフで刺されたり、困難もありましたが、1964年公民権法が施行(キング氏はノーベル賞も受賞)。バスの中で今まで白人専用だった席に黒人が座り復雑そうな顔の白人、黒人がレストランに入っていくと顔をしかめて出て行く白人や、反対に共存を肯定する白人が仲間からリンチを受けている姿が映画で紹介されていました。
それでも、キング牧師は粘り強く仲間に語りかけました。「暴力ではなく魂で応えよ。非暴力は弱者の武器だ」と演説しています。実際に黒人がレスランに入り、まわりの白人に「ニガー(黒ん坊;差別用語です)」と口々に言われ、眼鏡をとられ、煙草の煙をかけられても穏やかな顔をしている姿が映画で紹介されていました。このスタイルは同時代のインドのマハトマ・ガンジーさん(イギリスからの独立のために非暴力・非服従を唱えた)の影響が大きかたようです。
1966年、凶弾で39歳で倒れました。彼の偉大な魂はその後も多くの人に引き継がれています。
記念館には有名な言葉が飾ってありました「私には夢がある。子供たちが皮膚の色ではなくその人となりで判断される世界がいつか来ることを」。


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2007年06月06日

ASTD報告5;私にできること

皆さんは職場で楽しく働いていますか?
いよいよASTDも最終日です。朝は名物講師のケン・ブランチャード氏。「1分間マネジャー」「1分間ファーザー」「ビジョン」などのベストセラー作家でコンサルタントですが、70数歳の「良きおじいさん」でした。足元もよろよろし心配しましたが、話し出すと面白く感動的でした。
大きな成果を出す組織にするには、リーダーは皆が共感できるビジョン・大事にする価値観を出し、最前線を尊重し任せること。バーバラグラウンドという野球場の売店の従業員に研修した時の話が紹介されました。「野球場って夢や楽しい思い出を作るところだよね」って30人の従業員は考えたそうです。買い物の袋詰め専門だったハンディのあるジョニーも「自分に何ができる」か考えました。そして自分は小さい時から人生訓が好きなので、袋の中にお客様の人生が変わる一言を入れました。「今日の格言、・・・・。今日もあなたの一日が楽しくあればいいですね、ジョニー」と言う袋の中のシートが欲しくてお客様はジョニーの袋詰めの列に並ぶようになったそうです。
そして後日談が一つ。花屋も肉屋もレジ係もジョニーに習うようになりました。「これからジョニーする」と言う言葉が出きました。お店でミルクを求められ、ないとわかるとお店の人が近くの外の店に走り、野球場の席に届けるようになりました。観客からほめられるたびに手作りの「そんなに立派でない」バッジをうれしそうに胸につけたそうです。
こんな職場で働きたいですね。

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2007年06月05日

ASTD報告3;心の壁を取り除こう

皆さんは自分の成功を祈ってくれる応援団はいますか?
今日のASTDの基調講演も聞かせました。キース・フェラッチ氏、アメリカのベストセラー「一人で食事をするな」の著者です。
この方も若くてスリム!でも昨日のジム・コリンズ氏に比べると野性味があるものの、若干の違和感を感じました。
講演の途中で違和感の正体がわかりました。家が貧しく大変な苦労をされたそうです。そして金持ちや優秀な人に対してコンプレックスを持っている。それをポジテイブなバネにして這い上がってきた人です。今も時々神経質な表情を覗かせますが、それをオープンにしているところが偉いと思います。実体験に基づいたお話の内容も同感することが多く以下にご紹介します。
・自分は家は貧しかったが、両親はせいいぱい頑張って自分を育ててくれた。いつも自分の応援団だった。周りの人のおかげで今がある。職場でも上司も部下の成功を心から願う応援団であって欲しい。
・誰だって弱みはある。それを太陽に出し消毒しよう。会話をしよう。楽になる。
・一人では頑張れない。色々な人とコネクション(「ご縁」と訳すのでしょうか?)を持とう。心のブレーキを外し、心の壁を取り除こう。困った時は「助けてくれ」と言おう。きっと助けてくれる。
日本語の通訳が途中で感極まり、涙声になるというハプニングもありましたが、しみじみしました。皆さんには応援団はいますか?また誰かの成功を支援する良き応援団になっていますか?

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2007年05月17日

スピードが命

皆さん、優秀な会社の条件とは何だと思いますか?
大連化学物理研究所にご案内いただいたのは海外営業マネジャーのTS氏。彼は世界中の企業を訪れ仕事を取ってくるやり手です。日本も大口顧客で大分、秋田、神奈川にはよく訪れているようです。昼食・夕食をご馳走になりましたが、32歳(落ち着いているので40歳くらいに見えました)と若いのでよく食べよく飲む。最初はお互い片言の日本語と中国語で会話していましたが、英語が共通言語だとわかると彼は機関銃のように話し出しました。時事ネタに強いし、頭の回転も早いので話していて大変面白い。色々質問しました。
質問「世界に通じる優秀な企業の条件って何だと思う?」
回答「(少し考えて)意思決定のスピードだと思う。伸び盛りのミドルクラスの会社は早い。」
質問「スピードが早い基準は?」
回答「2週間で社内の意思決定ができるかどうかだ。投資が必要な提案をしても早い会社は1週間で返事が来る。1ヶ月はギリギリOK。大企業に多いが回答に2ヶ月以上かかると調達する化学材料の相場(価格)が変わる、技術も陳腐化してしまう」
「なるほどな」と感心していると、反対に彼はわが研究所へのアドバイスが欲しい、と要求してきました。プロジェクトマネジメントの基本をレクチャーしました。
最後に見学の御礼と大連の快適さが気に入った旨を伝えると、大連育ちの彼は「サンフランシスコのように海と建物が美しい町だろう」と誇らしげに笑いました。

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2007年05月03日

率先垂範

皆さん、恩師とどんな出会いがありましたか?
福島では富樫先生の地元で2回稽古をしました。初日は鹿島町の中学生と一般、2日目は原町高校の生徒さんと。驚いたことが2つありました。
一つは稽古前に中学生と富樫先生とがあまりにも和気藹々としていること。もう10年以上もいるような錯覚に陥りましたが、実際は半年です。
2つめは準備運動。数百本の素振り(普通は千本やるそうです)の後、「筋トレ」の掛け声で、富樫先生が自ら腕立てを始めました。最初は肩の広さで、次はその半分、3段階目は手を合わせての腕立て。これで終わらず、更に拳骨、指を立てて・・と続きます。20名くらい中学生がいるのですが、号令をかける先生が一番ピシっとしていました。失礼ながら59歳と思えぬ体力、気力。
 稽古が終わった後の懇親会で以上の感想を伝えました。先生は笑って「自分はよそ者だからこそ早く打ち解けないといけない。だから挨拶もするしみんなの中へ入っていく。まあ元々すぐ友達に成ってしまう方だから今まで転勤しても困らなかったけど。
 腕立ては自範(率先垂範のこと)をやっているだけ。口先だけ偉そうにしても子供たちはついて来ない。これは思斉館先代館長の滝澤光三先生(範士九段)の時代に、住み込みで助教をやらせていただいたが、目の当たりで学ばせていただいた。光三先生は剣道は恐ろしく強いが、人を悪く言わない。細かいことは言わず自範する。自分は学んだ事を後輩に返そうとしているだけ。皆さんもぜひ、後輩に返してあげて欲しい。」
剣道をやっていると色々なことを学ぶと実感した夜でした。

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2007年04月28日

できる男は花を生ける

皆さん、生け花をしたことがありますか?
 昨日は数年ぶりにTV局に勤める知人とランチを共にしました。花田英一さん(仮名)は東京大手のTV局でシステム開発の総責任者です。
マスコミの方ですから話題が広く、技術トレンド、国際問題、教育問題、歴史の話、スポーツの話に飛んだ後、最近凝っているものに話が移りました。なんと最近、生け花に凝っているとのこと。花田さんは長身でテニスをやるスポーツマン、意外でした。
「月に2回、仕事が終わって教室に通う。仕事で疲れていても神経は違うところを使うらしく、やっていて疲れない。むしろ終了後、爽快な気分になる。
指導法は特にない。“花の良い点を引き出しなさい”とだけ言われる。自分で生けてみるがしっくりこない。すると先生が花の置く角度を変えて“これでどう”って聞くんだが、これがぴったり来るんだ。
そういえば花火は昔から好きだった。色、形、広がり・変化、音すべてが味わえる。これはいいなあと感じるとゾクゾクする。これはセンスだぜ。生け花はそれに通じるものがある。
 センスでいうとコンピュータのシステム開発も同じ。既存のアイデアの積み重ねでつまらない企画しか出せない人もいるが、とんでもない奇抜なそして美しいコンセプトを出してくる技術者がいる(欧米に多い)。知識・論理も大事だけど、やっぱりセンスだよなあ。」
研修の仕事や新規ビジネスにも共通する点があり、話が盛り上がりました。
ちなみに花田さんの通う家元では全国で男性会員は4人だそうです。これからできる男は花を生けるようになるのでしょう。

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2007年04月26日

猫の励まし

皆さん、動物から励まされたことがありますか?
 前回に続き、サイコドラマのご紹介です。サイコドラマでは色々な配役が登場しますが、私もよく指名され(キャラが濃い?)色々な役をやらされます。男性からは、敵役(昔のいじめっ子など)が多く、女性からは最近は年齢のせいか父親役が増えています。変わったところでは、皿洗いの部品や庭の松、産婦人科の先生(期待したことは起こりませんでした)などです。
一番印象深いのがペットの猫役です。最初、指名された時は驚きました。場面はクライアント(ストーリーテラー)が幼少時に友達からいじめられたりご両親に理解されなかったりした寂しい時に可愛がっていた猫に語りかけるところから始まります。
床に横になって広末涼子似の美人クライアントのひざに寄り添い肩をなでられる役どころです。「これは楽で役得。最近いいことがなかったから神様のプレゼントかもしれない」とくつろいでいると突然場面が変わりました。猫は死んでしまい、大人になった彼女が対人関係でつらい時に相談相手がいないという設定になりました。
 サイコドラマの進行役の先生が「では亡くなった猫に天国から戻ってきてもらい、メッセージを出してもらいましょう。では猫さん、お願いします」といきなり振られました。
 驚いたものの、昇天した猫の魂が私に乗り移りました。
「美代子(仮名)、お前はニャー、もっと自分を出していいんだぞ。間違っていニャーよ。お前は守られているんだから大丈夫だ。俺が天国から見ているよ」
 彼女は励まされ(自分でもそう思っていたそうです)元気になってセミナー室を出て行きました。
 


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2007年04月22日

運命の人との出会い

皆さん、人生で運命の人と出会いましたか?
 昨日は7年前にあるセミナーで知り合った方の結婚披露宴に呼ばれました。彼女はニュージーランドで働いていますが、日本での披露宴をやるからスピーチせよとのご指示でした。明るく元気で人なつっこい彼女はセミナーの中でも人気者でした。そんな彼女にも悩みがありました。なかなか運命の人に出会えないということでした。
セミナーの中ではサイコドラマ(心理劇)の手法で彼女は悩みを解決しようとしました。ありたい姿を描き劇の手法で実現するものです。当然配役が必要です。運命の人の条件は、外人で背が高くてハンサムで優しくてユーモアがあり、白馬に乗ってやってくるというものでした。「そんな人いるわけない」と内心思っていましたが、なんと劇上での相手役に自分が選ばれました。条件のユーモアの項目で選ばれたんでしょう。
外人役なので英語を話さないといけません。愛を語れと言う設定だったので「アイラブユー」と言ったら英語に堪能な彼女は「ハウマッチ」と聞いてきました。給料の額を言うのか、財産を言うのか困りました。彼女が日本語で「どのくらい愛してるのって聞いてるの」言ってくれてようやくわかりました。ロマンチックな筋立てが吉本新喜劇のようなドタバタ。笑いの中で劇は進行しました。クライマックスは両親に彼(私)を紹介する場面です。周りの人も祝福します。彼女は嬉しく泣いていました。
さてこの辺のくだりを披露宴のスピーチで紹介し、彼女に伝えました。
「今のあなたの満面の笑顔、祝福しているご両親はまさしくあの時と同じではないですか。DreamComeTrue!セミナーの劇でやったことが本当に実現しましたね。おめでとう!」
彼女は披露宴の最後で両親への思いを手紙で読みました。「・・本当に長い、長?い間、お待たせしました」あまりにも実感がこもっていたので会場は失笑。「ここは笑うところと違うん!」とアドリブで彼女が言ったので大爆笑。しんみりとした中にも笑いが絶えない、彼女のお人柄があらわれた披露宴でした。

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2007年04月13日

気楽に生きる

 皆さん、考えすぎて仕事が進まないことはないですか?
 昨日は東北のある製薬メーカーにお邪魔して講演会をやらせていただきました。わが家から電車を乗り継いで6時間、あ〜遠い。でも来た甲斐がありました。自然に恵まれ川は透明、緑がみずみずしい。遅咲きの桜が山の命の息吹を感じさせます。
 講演(「元気になる組織」がテーマ)はおかげ様で好評。終了後、以前、自己洞察研修を受講された方々が中心に温泉で懇親会を開いていただきました。
 地酒をお酌してくださるのですが、あたかも研修事後報告会のようになり、皆さんその後「いかに変わったか」を嬉しそうに話してくださいます。
 山中一郎(仮名)さんはその中でも印象的でした。講演で目が合った時も「あれオーラが変わった」と思ったのですが、お話させていただいて明らかに変化がありました。よく笑うしオープンに話す、人なつっこい。
「先生に“もっと気楽にやれ”と言われて本当にそう思いました。心がけてみると確かに楽だし仕事の効率も上がるんですね」と山中さん談。山中さんは優秀な技術者でしたが、几帳面で自分に厳しく部下や関連部門と協働関係を持つのが苦手でした。仕事で達成感をもてないこともありました。「気楽にやる」というのはそういう山中さんの苦しんでいる心境にぴったりだった様ですね。
 おいしいお酒と幸せなお話に酔い「皆さんに元気にしてもらっているのは講師だな」と感じた1日でした。

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2007年04月11日

目線を合わせる

皆さん、「目線を合わせる」って言葉ご存じですか?
今日はある化学メーカーの人事担当者対象の「ヒューマンスキル講師養成コースのフォロー研修」で静岡に来ました。最近、人事の初心者が自分で教育体系を構築し、講師や事務局ができるように支援する仕事が増えているのは年回りかなと思います。
 今回は翌週に迫った中堅社員の研修で講師をやる方々が宿題を持って集まりました。
「自分の人生を振り返る」「目標を持つ」「はつらつと働くには」について20分の持ち時間で講師のロールプレーをやっていただきます。そのあとコンテンツ面(話している内容、表現)とプロセス面(表情・態度・声・話し方など)で気づいた点をフィードバックします。
皆さんなかなかお上手だったのですが、一人目立つ青年がおりました。吉岡良一(仮名)さんは出だしがとてもスムーズで共感を呼びます。「皆さん、食事のあとで眠くなるでしょうが、実習中心に進めますので安心してください」「“やりがいについて考える”って難しく聞こえるけど、皆さんが今後働く上でものすごく大事なことですよね」って、聞く側の気持ちに立っています。「プレゼンの時は相手を見る」ように、とアイコンタクトの重要さは教えますが、吉岡さんは「心の目線」をあわそうとするんですね。私も20歳代の時に師匠から「地べたの目線をあわせよ」と教えられたことを思い出しました。
 今回の「若葉マーク講師たち」は参加者に対するホスピタリーの気持ちはバッチリなので更にプレゼン練習を繰り返したら成功することは間違いないです。来週の研修の成功をお祈りしています。

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2007年04月05日

唄はソウルで歌う!

 皆さん、自分のために人から歌ってもらうことがありますか?最高ですよ!
プロコーチ養成SSPの仲間に「もりP」(団塊の世代;銀行から某自治体に請われ移籍)というナイスミドルがいます。お洒落でスマートで優しいので、コーチ仲間の主婦はペアを組むとき競争になります。そして、もじもじ(私には冷静で、ズケズケ言うのに・・・)。
 彼は昔やっていたバンドを再開し、リサイタルを定期的に開きます。彼はセミナーの最終日、我々のために唄を歌ってくれました。「旅立ちの歌」、「友よ」・・・。ジーンと来ました。
 不思議なことにもりPは落ち込んでいました。「ウォーミングアップが足らず、声が伸びなかった」「暗譜もできず最悪」など自分を責める反省のメールを送ってきました。以下は返信のメールです。
 「もりP、ギターで我々への唄ありがとう。最高のプレゼントでした。ワザワザ家からギターを持って来て唄を準備して下さる。昼食の際のビールも唄があるからと言って断る(私も研修の前のビールは不謹慎と思い断りました。・・・赤ワインにしましたが)。曲も唄も 心づくしも十分です。
  でも落ち込まれたのですね。ある本で読んだのですが、売れない歌手にコーチが“お前の歌は、音程、リズムはあっている。声もいい。だけどソウル(魂のこと;韓国の首都ではありません)がないから伝わらない”と言ったそうです。
 もりPは・・・ソウル(魂)がありました!“一緒に学んで新しい世界に旅立とう”というお気持ちは十二分に伝わりましたよ。」
 もりPは現在更に勉強を重ね、プロコーチとして腕を磨くと同時に傾聴ボランテイアの準備を着々と進めておられます。ライブの予定もかなり詰まっているそうです。

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2007年04月01日

ジャマイカクラブに入りませんか?

皆さん、ジャマイカクラブをご存じですか?
 気づきの研修の一こまです。
「皆さん、これからジャマイカクラブをご紹介します。このクラブは南の島にある、とっても楽しいところです。良い音楽が流れ良い香りがして誰でも幸せな気分になれます。出会う人とはみんな仲良くなれます。このクラブに入ると健康で長生きできます。入会金ですか?実は無料なんです。
 ただ一つだけ入会条件があります。このクラブの名前を口に出して言うことです。小さな声でもいいです。特に失敗した時、がっかりした時に言ってください。“あ〜 まずかった”その時に“ジャマイカ”と言います。“ああ失敗した、じゃ、まあいいか!”ハイ皆さん練習しましょう。」
割とマジメで完ぺき主義の方が多いグループによく使います。最初は真剣な顔をして聞いている方も練習の辺から半分くらいはニヤニヤ笑い始めます。
中には困った方がいます。メモを取るだけでなく、「先生、昼休みにGoogle、Yahooで調べたけど載っていなかったですよ。どこにあるのですか?」と聞く方がいます。
その時は「そうですか?ではこう言いましょう。Googleになかった、じゃ、まあいいか」その方は頭を3cmくらいのけぞらして困った表情をしてみせてくれました。少し笑いながら「じゃ、まあいいか・・」と言ってくださいました。
 皆さんもジャマイカクラブに入りませんか?幸せな気分になれますよ。
(ところで今日はエープリフールです。Googleで調べないように)

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2007年03月29日

ああ、こりゃこりゃ

 皆さんは苦手な人と接しないといけない時どう対応されていますか?
姿美津子さん(仮名)は北海道で理容室のチェーン店を経営されている魅力的なママさんです。スタイルもいいし仕事柄ヘアスタイルもバッチリです。カウンセリングも勉強され、少し下がり気味ですが、吸い込まれるような大きな目でにっこり笑って「大丈夫、大丈夫」と言われるとどんな悩みも飛んでいってしまいそうです。
 こういう素敵な姿さん(注;“すがたさん”と読んでください。“ばあさん”と読んだ友人から“言葉が悪い”とクレームが来ました)ですが、ご自身も悩みがありました。ご主人とお互い忙しくしっくり行っていない時期があったそうです。そういう時は「何気ない一言がカチンと来て顔を見るのもいやになる、ちょっと危機だった」とのことでした。どうやって対応したのか、彼女はこう教えてくれました。
「カウンセリングで気づいたんだけど、突き詰めると視野が狭くなって悩みが深くなるのよね。だけど、ちょっと視点を変え、面白いことをすると気が晴れるのよ。母が、民謡をやっていたので“ああ、こりゃこりゃ”って言ってみようと思ったの。
 実際に旦那から“これ、おかしいじゃないか”と言われても、お腹の中で“ああ、こりゃこりゃ”と言うのよ。また皮肉・いやみを言われても“ハア〜それからどした〜♪”って言っていると馬鹿馬鹿しくなり、腹が立たなくなるのよ」
 再び明るさを取り戻した彼女は多くの人を心身ともに元気はつらつとさせるお仕事をしておられます。
 皆さん、苦手な人と話す時 お腹の中で“ああ、こりゃこりゃ”と言ってみたらいかがでしょうか?

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2007年03月23日

背中を押す

 皆さん、人生で決断迫られた時に背中を押してもらいたいことはありませんか?
 プロコーチ養成コースSSPの仲間にダンデイという某大手マスコミに勤務しているナイスガイがいました。彼は丹念に国内外の人々に取材し良心的な記事を書く信頼できる人です。賞も幾つか取っています。彼は悩んでいました。このまま勤務を続けマネジメントの道に入るか、二度とない人生 退職して好きなことをやるか。半年たっても決まりません。
 お節介をしました。「ダンデイ、前に新しい道があると思ってごらん」と言って背中を押す一種のボデイワークのエキササイズをやってみました。背中を押してその勢いで前に数歩動いてみる感覚を味わっていただきました。何回かやってみると「ああ、何か気持ちいい。ここ(現在)にとどまっているより前に行く方がよっぽどスッキリする」2ヵ月後、彼は会社に辞表を出しました。今ではトップ・プロコーチめざして精進中です。
 組織にとどまって力を出すのも重要ですが、迷った時は思い切って背中を押してもらい未知の世界に飛び込む体験も重要だと思いました。
 皆さんはどうされますか?

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2007年03月16日

人って変わるか?

皆さん、人の性格って変わると思いますか?自己洞察の研修をやっておりますが、参加者の中には最初に「どこまで自分が変われるか不安」という方がおられます。
 私は体験的に人はものすごく変化すると言うことを知っています。毎年自己洞察の研修や合理的思考法、戦略系など各種研修をやらせていただいている会社があります。同じ人が毎年違う種類の研修で会いますが、「この人こんなに明るかったっけ」「この人こんなに積極的だっけ」とその成長振りに目を見張る嬉しい体験をします。今では人の性格も水泳や自転車に乗れるのと同じで、一定のコツと繰り返す訓練で変身が遂げられると確信しています。
 ある技術者の事例です。山田太郎さん(仮名)は有名大学を出てある光学系の研究所で働いていました。頭が良いのですが、新しいことに挑戦しません。与えられた課題遂行は得意ですが、自分で課題を作るのが苦手です。これは日本の大企業に勤める30歳代の方に多い特徴です。
 2泊3日の研修の中で自己分析・自己洞察し、「失敗するのが怖い自分、周囲の評価を気にしていた自分」に気づきました。今後の新しい生き方の決断として「新しいことへの挑戦!目指せ人工EYE(眼)」をスローガンに上げました。なぜ人工EYEかと言うと「小さい時マジンガーゼットが好きだった。ああいうロボットを作りたくて工学を選んだ。光学の技術を生かし人工EYEを作り世の見えない人に貢献したい」とのことでした。
 半年後に山田さんの上司とあるミーティングで会いました。その後の山田さんの状況を聞いたところ「もう日本にいないよ。研修から帰って1ヵ月後に交換海外留学生の話があって、あいつはすぐ手を上げてアメリカの大学に行ってしまったよ。優秀な男が抜けて残念」とのことでした。
 気づく人は行動も早いのでしょうか。こういう嬉しい話をいっぱい聞けるので、講師業は辞められません。

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